JPS5924961B2 - エアゾ−ル農薬組成物 - Google Patents
エアゾ−ル農薬組成物Info
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- JPS5924961B2 JPS5924961B2 JP52148500A JP14850077A JPS5924961B2 JP S5924961 B2 JPS5924961 B2 JP S5924961B2 JP 52148500 A JP52148500 A JP 52148500A JP 14850077 A JP14850077 A JP 14850077A JP S5924961 B2 JPS5924961 B2 JP S5924961B2
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエアゾール農薬組成物に関する。
エアゾール農薬には、大別すると、空中を飛び交う害虫
例えばハエ、蚊を殺滅するために殺虫成分を空中に適用
する、いわゆる空間エアゾールと、例えばゴキブリ、白
蟻等を殺滅するために殺虫成分をその棲息場所に適用す
る、いわゆる局所適用型エアゾールとがある。
例えばハエ、蚊を殺滅するために殺虫成分を空中に適用
する、いわゆる空間エアゾールと、例えばゴキブリ、白
蟻等を殺滅するために殺虫成分をその棲息場所に適用す
る、いわゆる局所適用型エアゾールとがある。
しかして、−坪菜園、花壇、植込み等小規模の農薬使用
場面では、エアゾールの使用、保管上の簡便さもあって
、植物保護のためのエアゾールの使用が普及しつつある
が、この種エアゾールも局所適用型エアゾールの範ちゅ
うに属するものといえよう。
場面では、エアゾールの使用、保管上の簡便さもあって
、植物保護のためのエアゾールの使用が普及しつつある
が、この種エアゾールも局所適用型エアゾールの範ちゅ
うに属するものといえよう。
エアゾール農薬組成物は、一般に、有効成分を製品内容
物中０．０５〜５部（重量部。
物中０．０５〜５部（重量部。
以下「部」は、製品内容物全量対比の重量割合を示す）
となるよう不活性溶剤に溶解させ増量せしめた原液に、
噴射剤を加圧充填して製剤されるのであるが、実用上は
、更に爆発性や引火性にも細心の注意が払われ、通常は
弱燃性区分（昭和４０年ｌＯ月１５日付通産省告示第５
５７号）に属するエアゾールが製造されている。
となるよう不活性溶剤に溶解させ増量せしめた原液に、
噴射剤を加圧充填して製剤されるのであるが、実用上は
、更に爆発性や引火性にも細心の注意が払われ、通常は
弱燃性区分（昭和４０年ｌＯ月１５日付通産省告示第５
５７号）に属するエアゾールが製造されている。
植物保護用でないエアゾールの場合には、溶剤としてケ
ロシンとかメチルナフタレン等タール系若しくは石油系
溶剤を繁用しているが、この種溶剤は、植物保護用エア
ゾールとしては薬害のため実用的でない。
ロシンとかメチルナフタレン等タール系若しくは石油系
溶剤を繁用しているが、この種溶剤は、植物保護用エア
ゾールとしては薬害のため実用的でない。
使い方に馴れていない人がエアゾールを噴射すると、ど
うしても局部的に適用することになりがちなために、殊
に植物保護用エアゾールに用いる溶剤は、有用植物に対
して安全性の高いものでなければならないと同時に有効
成分に不活性なものでなければならない。
うしても局部的に適用することになりがちなために、殊
に植物保護用エアゾールに用いる溶剤は、有用植物に対
して安全性の高いものでなければならないと同時に有効
成分に不活性なものでなければならない。
炭素原子数１ないし３のアルコール類は、植物に安全で
有効成分に不活性であるため、植物保護用エアゾールの
溶剤として適当である。
有効成分に不活性であるため、植物保護用エアゾールの
溶剤として適当である。
しかしながら、この種溶剤を用い、噴射剤として、公知
の液化石油ガス（ＬＰＧという）やジメチルエーテル（
ＤＭＥという）を用いて充填すると、弱燃性区分のエア
ゾールは得られず、爆発性や引火性が増大する。
の液化石油ガス（ＬＰＧという）やジメチルエーテル（
ＤＭＥという）を用いて充填すると、弱燃性区分のエア
ゾールは得られず、爆発性や引火性が増大する。
エアゾールの爆発性や引火性を抑制するために、メチレ
ンクロライド、クロロフルオロカーボン等ハロゲン化炭
化水素類が使用されているが、人畜毒性とか大気汚染の
面から歓迎できない。
ンクロライド、クロロフルオロカーボン等ハロゲン化炭
化水素類が使用されているが、人畜毒性とか大気汚染の
面から歓迎できない。
本発明者等は、植物に安全で弱燃性区分に属するエアゾ
ール処方について種々研究した結果、ここに新しい知見
を得た。
ール処方について種々研究した結果、ここに新しい知見
を得た。
ここに本発明は、炭素原子数１ないし３のアルコール１
に対して、炭素原子数２ないし６のアルキレングリコー
ル、炭素原子数１ないし４のアルキル−セロソルブ、炭
素原子数１ないし４のアルキル−カルピトールから選ば
れる少くなくとも一種を、１／３〜４の割合（重量比）
で混合し、これに農薬主剤を溶解させてなるエアゾール
用原液を製品内容物中４０〜７５部、そしてこれに液化
石油ガスを２５〜３５部（但しこのとき炭素原子数１な
いし３のアルコールは３５部以下とする）またはジメチ
ルエーテルを３０〜６０部加えて全量を１００部とした
ことを特徴とするエアゾール農薬組成物に関する。
に対して、炭素原子数２ないし６のアルキレングリコー
ル、炭素原子数１ないし４のアルキル−セロソルブ、炭
素原子数１ないし４のアルキル−カルピトールから選ば
れる少くなくとも一種を、１／３〜４の割合（重量比）
で混合し、これに農薬主剤を溶解させてなるエアゾール
用原液を製品内容物中４０〜７５部、そしてこれに液化
石油ガスを２５〜３５部（但しこのとき炭素原子数１な
いし３のアルコールは３５部以下とする）またはジメチ
ルエーテルを３０〜６０部加えて全量を１００部とした
ことを特徴とするエアゾール農薬組成物に関する。
本発明に於いては、溶剤として炭素原子数１ないし３の
アルコールを使用する。
アルコールを使用する。
炭素原子数４ないし５のアルコールは異臭を有しエアゾ
ール溶剤としては適当でない。
ール溶剤としては適当でない。
また、炭素原子数６以上のアルコールは有用植物に有害
であり、適当でない。
であり、適当でない。
本発明に於いては、特定のグリコール類を爆発性抑制の
ために使用する。
ために使用する。
即ち、炭素原子数２ないし６のアルキレングリコール、
炭素原子数１ないし４のアルキル−セロソルブ、炭素原
子数１ないし４のアルキル−カルピトールの少くなくと
も一種ヲ、炭素原子数１ないし３のアルコールの１に対
してｌ ／ ３〜４の割合（重量比）で混合して、これ
に農薬主剤を溶解させてエアゾール用原液とする。
炭素原子数１ないし４のアルキル−セロソルブ、炭素原
子数１ないし４のアルキル−カルピトールの少くなくと
も一種ヲ、炭素原子数１ないし３のアルコールの１に対
してｌ ／ ３〜４の割合（重量比）で混合して、これ
に農薬主剤を溶解させてエアゾール用原液とする。
上記グリコール類の代表例としては、エチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、メチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ、エチルカルピトール、ブチルカルピトール
等を示すことができる。
ル、ヘキシレングリコール、メチルセロソルブ、ブチル
セロソルブ、エチルカルピトール、ブチルカルピトール
等を示すことができる。
グリコールの配合量が上記範囲を超えて多くなると薬害
の危険があり、一方少くなると爆発性の問題を解決でき
なくなる。
の危険があり、一方少くなると爆発性の問題を解決でき
なくなる。
農薬主剤は、常法に従い０．０５〜５部となる量を、原
液に溶解させればよい。
液に溶解させればよい。
農薬の種類は、本発明では特に限定されない。
本発明は農薬として、植物保護のために用いる農薬例え
ば殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤そのほか植物栄養素、植物
の生育を調節する性質を有する物質をも包含する、と同
時に、白蟻、黒蟻、ゴキブリ、蚊、バエ、アブ、ノミ、
ダニ等の殺滅剤、抑制剤、その補助剤（例えば協力剤）
等をも包含する。
ば殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤そのほか植物栄養素、植物
の生育を調節する性質を有する物質をも包含する、と同
時に、白蟻、黒蟻、ゴキブリ、蚊、バエ、アブ、ノミ、
ダニ等の殺滅剤、抑制剤、その補助剤（例えば協力剤）
等をも包含する。
本発明に於いては、エアゾール用原液４０〜７５部に対
して、噴射剤ＬＰＧを２５〜３５部またはＤＭＥ３０〜
６０部を加えて全量を１００部としてエアゾール農薬を
組成する。
して、噴射剤ＬＰＧを２５〜３５部またはＤＭＥ３０〜
６０部を加えて全量を１００部としてエアゾール農薬を
組成する。
噴射剤の割合を上記範囲を超えて多くすると、爆発性、
引火性に問題が残り、一方少くすると噴射性能に不満が
残る。
引火性に問題が残り、一方少くすると噴射性能に不満が
残る。
ＬＰＧを使用する場合、炭素原子数１ないし３のアルコ
ールの使用量は、引火性の点から３５部以下でなければ
ならない。
ールの使用量は、引火性の点から３５部以下でなければ
ならない。
ＤＭＥを使用する場合には、その１０部までをＬＰＧで
置き換え使用することができる。
置き換え使用することができる。
実施例
農薬主剤を溶媒及びグリコール類の混合液に溶解させ、
噴射剤を常法により充填するものとして、各配合成分及
びその配合割合は第１表の通りである。
噴射剤を常法により充填するものとして、各配合成分及
びその配合割合は第１表の通りである。
上記処方のエアゾールについて、内圧、燃焼性、農薬主
剤の安定性、薬害の程度をそれぞれ調査し、綜合評価し
た。
剤の安定性、薬害の程度をそれぞれ調査し、綜合評価し
た。
結果を第２表に示す。内 圧： ２に’ｉ／ｃｙｙ以上
を○として表示燃焼性二弱燃性を○ 強撚性を×として表示 安定性：４０℃、１ケ月虐待試験で分解認めずを○とし
て表示 薬 害：異常なしを○ 薬害ありを×として表示。
を○として表示燃焼性二弱燃性を○ 強撚性を×として表示 安定性：４０℃、１ケ月虐待試験で分解認めずを○とし
て表示 薬 害：異常なしを○ 薬害ありを×として表示。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 炭素原子数１ないし３のアルコール１に対して、炭
素原子数２ないし６のアルキレングリコール、炭素原子
数１ないし４のアルキル−セロソルブ、炭素原子数１な
いし４のアルキル−カルピトールから選ばれる少くとも
一種を、１／３〜４の割合（重量比）で混合しこれに農
薬主剤を溶解させてなるエアゾール用原液を、製品内容
物中４０〜７５部（重量部。 以下「部」は製品内容物全量対比の重量割合を示す）、
そしてこれに液化石油ガスを２５〜３５部（但しこのと
き炭素原子数ｌないし３のアルコールは３５部以下とす
る）またはジメチルエーテルを３０〜６０部加えて全量
を１００部としたことを特徴とするエアゾール農薬組成
物。 ２ 植物保護のために用いる特許請求の範囲第１項記載
のエアゾール農薬組成物。 ３ 弱燃性区分に属する特許請求の範囲第１項または第
２項記載のエアゾール農薬組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52148500A JPS5924961B2 (ja) | 1977-12-10 | 1977-12-10 | エアゾ−ル農薬組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52148500A JPS5924961B2 (ja) | 1977-12-10 | 1977-12-10 | エアゾ−ル農薬組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5495733A JPS5495733A (en) | 1979-07-28 |
| JPS5924961B2 true JPS5924961B2 (ja) | 1984-06-13 |
Family
ID=15454136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52148500A Expired JPS5924961B2 (ja) | 1977-12-10 | 1977-12-10 | エアゾ−ル農薬組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5924961B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0322544Y2 (ja) * | 1985-06-07 | 1991-05-16 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09295902A (ja) * | 1996-04-30 | 1997-11-18 | Nippon Nohyaku Co Ltd | 起泡性エアゾール農薬組成物及び防除方法 |
| JP5194219B2 (ja) * | 2006-12-20 | 2013-05-08 | 住化エンビロサイエンス株式会社 | エアゾル殺虫剤 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4887017A (ja) * | 1972-02-22 | 1973-11-16 |
-
1977
- 1977-12-10 JP JP52148500A patent/JPS5924961B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4887017A (ja) * | 1972-02-22 | 1973-11-16 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0322544Y2 (ja) * | 1985-06-07 | 1991-05-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5495733A (en) | 1979-07-28 |
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