JPS5924779Y2 - 車両貨物室のドアロツキング装置 - Google Patents
車両貨物室のドアロツキング装置Info
- Publication number
- JPS5924779Y2 JPS5924779Y2 JP1980187020U JP18702080U JPS5924779Y2 JP S5924779 Y2 JPS5924779 Y2 JP S5924779Y2 JP 1980187020 U JP1980187020 U JP 1980187020U JP 18702080 U JP18702080 U JP 18702080U JP S5924779 Y2 JPS5924779 Y2 JP S5924779Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- cargo compartment
- locking cam
- locking device
- end surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両貨物室のドアロッキング装置に関する。
一般に貨物自動車、鉄道車両等の車両貨物室の出入口に
は観音開き式のドアか゛取付けられており、このドアに
はドアロッキング装置か取付けられている。
は観音開き式のドアか゛取付けられており、このドアに
はドアロッキング装置か取付けられている。
例えば、第1図に示すように、貨物自動車1の貨物室2
の後部の出入口3には2枚のドア4,4がそれぞれ側枠
5,5にヒンジ6.6をもって鉛直軸回りに揺動自在に
して取付けられている。
の後部の出入口3には2枚のドア4,4がそれぞれ側枠
5,5にヒンジ6.6をもって鉛直軸回りに揺動自在に
して取付けられている。
この各ドア4をロックするために、ドア4の表面にロッ
キングパー7を支持ボス88を介して鉛直軸回りに回動
自在にして取付け、そしてこのロッキングパー7の上下
端にそれぞれ設けた上部ロッキング用カム9a、下部ロ
ッキング用カム9bをそれぞれ出入口3の上枠10の前
端面に設けた上部ロッキング用カム受け11 aと下枠
12の前端面に設けた下部ロッキング用カム受け11
bに係脱してロックするようにしたドアロッキング装置
を設けていた。
キングパー7を支持ボス88を介して鉛直軸回りに回動
自在にして取付け、そしてこのロッキングパー7の上下
端にそれぞれ設けた上部ロッキング用カム9a、下部ロ
ッキング用カム9bをそれぞれ出入口3の上枠10の前
端面に設けた上部ロッキング用カム受け11 aと下枠
12の前端面に設けた下部ロッキング用カム受け11
bに係脱してロックするようにしたドアロッキング装置
を設けていた。
ところが上記従来のドアロッキング装置は、第2図に示
すように貨物積み降し用のテールゲート13を備えた貨
物自動車1においては、下部ロッキング用カム受け11
bが出入口3の下枠12の前端面12aから前方へ突
出してテールゲート13の上昇軌跡と干渉するおそれが
あり、この干渉を避けるためテールゲート13の後端縁
と床14の前端縁との間に一定の間隙aを形成する必要
があった。
すように貨物積み降し用のテールゲート13を備えた貨
物自動車1においては、下部ロッキング用カム受け11
bが出入口3の下枠12の前端面12aから前方へ突
出してテールゲート13の上昇軌跡と干渉するおそれが
あり、この干渉を避けるためテールゲート13の後端縁
と床14の前端縁との間に一定の間隙aを形成する必要
があった。
この間隙aは車輪付パレット等で荷役する際に車輪が間
隙aにはまってしまい荷役を不可能とする。
隙aにはまってしまい荷役を不可能とする。
そこで従来は第3図に示すように、床14の前端縁より
少しく内側にヒンジ15により折畳式渡し板16を揺動
自在に設け、この折畳式渡し板16をテールゲート13
に渡しく同図実線参照)車輪付パレット17の貨物室2
内への出入を可能としていた。
少しく内側にヒンジ15により折畳式渡し板16を揺動
自在に設け、この折畳式渡し板16をテールゲート13
に渡しく同図実線参照)車輪付パレット17の貨物室2
内への出入を可能としていた。
しかし、折畳式渡し板16を設けると次のような不都合
かあった。
かあった。
即ち、床14の前端縁と折畳式渡し板16のヒンジ1!
−との間の距離りが荷′JIR全積めないデッドスペー
スとなり、その結果貨物室2の積載容量かその分だけ小
さくなり、また荷役は車輪付パレツ1−17の車輪18
を折畳式渡し板16に乗り上げるようにして行なわれる
ためがたつきによる荷物の落下や荷くずれを防止しつつ
行なう必要があり相当困難なものであった。
−との間の距離りが荷′JIR全積めないデッドスペー
スとなり、その結果貨物室2の積載容量かその分だけ小
さくなり、また荷役は車輪付パレツ1−17の車輪18
を折畳式渡し板16に乗り上げるようにして行なわれる
ためがたつきによる荷物の落下や荷くずれを防止しつつ
行なう必要があり相当困難なものであった。
また、ヒンジ15が被損して修理しなければならない等
の不都合が生じていた。
の不都合が生じていた。
このほかに出入口の下枠の前端面に下部ロッキング用カ
ム受は等の突出物を設けないでテールゲートの後端縁を
床の前端縁にぴたりと合致させることか′で゛きるよう
にして出入口のドアをロックで゛きるドアとしてはシャ
ッタ一式ドアとロッキング装置をドア内に内蔵したドア
とか゛ある。
ム受は等の突出物を設けないでテールゲートの後端縁を
床の前端縁にぴたりと合致させることか′で゛きるよう
にして出入口のドアをロックで゛きるドアとしてはシャ
ッタ一式ドアとロッキング装置をドア内に内蔵したドア
とか゛ある。
しかしながらこれらの各ドアは観音開き式のドアに比べ
て次のような欠点があった。
て次のような欠点があった。
即ち、シャッタ一式ドアにおいては、
(1)構造上貨物室内にドア部が若干入りこむため貨物
室内長さが減少する。
室内長さが減少する。
(2)ドアを開けた際にドア自身は貨物室内天井面に格
納されるため貨物室内高さが減少する。
納されるため貨物室内高さが減少する。
(3)積荷の荷くずれ等によりドアに力がかかるとドア
を開けるのが困難となる。
を開けるのが困難となる。
(4)ドアを構成する各ドア板の継ぎ部および出入口の
枠回りの気密、水蜜性を確実に行なうことができず、そ
のため特に保冷車、冷凍車においてはボテ゛イーの断熱
性能低下をまねいていた。
枠回りの気密、水蜜性を確実に行なうことができず、そ
のため特に保冷車、冷凍車においてはボテ゛イーの断熱
性能低下をまねいていた。
(5)構造上シャッタ一式のドアには自動車車体のねじ
れを防止する力がないため、出入口枠強度を大きくする
ため出入口枠を大きく形成しなければならず、出入口の
開口寸法か゛小さくなる。
れを防止する力がないため、出入口枠強度を大きくする
ため出入口枠を大きく形成しなければならず、出入口の
開口寸法か゛小さくなる。
等の不都合があった。
一方、ロッキング装置を内蔵したドアは、(1)構造が
複雑であり、破損時の修理交換が非常に困難で゛ある。
複雑であり、破損時の修理交換が非常に困難で゛ある。
(2)ロッキング装置を内蔵するためにドアおよび゛出
入口枠に切欠を設ける必要があり、水密性、気密性が悪
い。
入口枠に切欠を設ける必要があり、水密性、気密性が悪
い。
という不都合があった。
本考案はこれらの点に鑑みてなされたものであり、観音
開き式のドアをロッキングできるとともに貨物室の床の
前方縁にテールゲート等の積み降し補助具を鉛直方向お
よび水平方向においてぴたりと合致させることができる
車両貨物室のドアロッキング装置を提供することを目的
とする。
開き式のドアをロッキングできるとともに貨物室の床の
前方縁にテールゲート等の積み降し補助具を鉛直方向お
よび水平方向においてぴたりと合致させることができる
車両貨物室のドアロッキング装置を提供することを目的
とする。
以下、本考案を第4〜6図に示す実施例について説明す
る。
る。
第4〜6図において従来と同一部分には同一符号を付し
である。
である。
本考案は第5〜6図に示すように、出入口3の下枠12
の前端面12 aより内方に四人した凹入部19に下部
ロッキング用カム受け11 bをその先端を前記前端面
12 aより内方にへこませるようにして固着し、更に
ロッキングパー7の下端に前記下部ロッキング用カム受
け11 bと係合する下部ロッキング用カム21を腕2
0を介して取付けて形成され、その他の部分は従来と同
様にして構成されている。
の前端面12 aより内方に四人した凹入部19に下部
ロッキング用カム受け11 bをその先端を前記前端面
12 aより内方にへこませるようにして固着し、更に
ロッキングパー7の下端に前記下部ロッキング用カム受
け11 bと係合する下部ロッキング用カム21を腕2
0を介して取付けて形成され、その他の部分は従来と同
様にして構成されている。
また、腕20は凹入部19の凹入長さとされている。
次に本実施例の作用を説明する。
ドア4をロックする場合には、ドア4を第4図のように
閉めた後、ロッキングパー7をハンドル22をもって各
ロッキング用カム9a、21を各ロッキング用カム受け
11 a、11 bに係合する方向に回動させ、第4〜
5図に示すようにカムとカム受けとを係合させ、ドア4
が外へ開かないようにロックする。
閉めた後、ロッキングパー7をハンドル22をもって各
ロッキング用カム9a、21を各ロッキング用カム受け
11 a、11 bに係合する方向に回動させ、第4〜
5図に示すようにカムとカム受けとを係合させ、ドア4
が外へ開かないようにロックする。
そして、ドア4を開いた状態においては、第6図に示す
ように下部ロッキング用カム受け11 bが下枠12の
前端面12 aより内側にあり、かつ前端面12 aが
突出物のない平坦状に形成されているからテールゲート
13の上昇の邪魔にならず、そのためテールゲート13
の後端縁は床14の前端縁にぴたりと着けられる。
ように下部ロッキング用カム受け11 bが下枠12の
前端面12 aより内側にあり、かつ前端面12 aが
突出物のない平坦状に形成されているからテールゲート
13の上昇の邪魔にならず、そのためテールゲート13
の後端縁は床14の前端縁にぴたりと着けられる。
これにより、車輪付パレット17等を従来の折畳式渡し
板を用いることなく、シかもテールゲート13と床14
との平坦な連続面上を往復動させながら貨物の積み降し
ができる。
板を用いることなく、シかもテールゲート13と床14
との平坦な連続面上を往復動させながら貨物の積み降し
ができる。
なお、テールゲート13ではなく適当な移動台等の積み
落し補助具を用いる場合でも、その補助具の端部を床1
4とぴたりと合致させることもできる。
落し補助具を用いる場合でも、その補助具の端部を床1
4とぴたりと合致させることもできる。
また、上記実施例は貨物自動車の後部の出入口を開閉す
るドアをロックする場合を示したが、出入口の取付位置
は車体のどの位置でもよく、また鉄道車両やコンテナ等
にも本考案は適用することができる。
るドアをロックする場合を示したが、出入口の取付位置
は車体のどの位置でもよく、また鉄道車両やコンテナ等
にも本考案は適用することができる。
このように本考案の車両貨物室のドアロッキング装置は
、ドア下方のロックを行なう下部ロッキング用カム受け
を車両貨物室の出入口を形成する下枠にその前端面より
内方にへこませて取付け、更に、下枠の前端面を突出物
のない平坦状に形成し7たから、貨物の積み降し時にテ
ールゲート等の積み降し補助具の台部を貨物室の床とぴ
たりと合致させることを可能とさせ、また、従来貨物室
の床に設けられていた折畳式渡し板を省くことができ、
貨物室の積載容積を増大でき、車輪付きパレット等の荷
役を円滑に行なわせることができる等の効果を奏する。
、ドア下方のロックを行なう下部ロッキング用カム受け
を車両貨物室の出入口を形成する下枠にその前端面より
内方にへこませて取付け、更に、下枠の前端面を突出物
のない平坦状に形成し7たから、貨物の積み降し時にテ
ールゲート等の積み降し補助具の台部を貨物室の床とぴ
たりと合致させることを可能とさせ、また、従来貨物室
の床に設けられていた折畳式渡し板を省くことができ、
貨物室の積載容積を増大でき、車輪付きパレット等の荷
役を円滑に行なわせることができる等の効果を奏する。
第1図は従来のドアロッキング装置を取付けた貨物自動
車の後部出入口を示す斜視図、第2図は従来装置とテー
ルゲートとの関係を示す出入口下部の縦断側面図、第3
図は車輪付パレットの荷役状態を示す出入口下部の縦断
側面図、第4〜6図は本考案の車両貨物室のドアロッキ
ング装置の一実施例を示し、第4図はドアロック状態に
ある貨物自動車の後部の正面図、第5図は第4図のV−
v線断面図、第6図は車輪付パレットの荷役状態を示す
出入口下部の縦断側面図である。 2・・・・・・貨物室、3・・・・・・出入口、4・・
・・・・ドア、7・・・・・・ロッキングバー、9a・
・・・・・上部ロッキング用カム、10・・・・・・上
枠、11 a・・・・・・上部ロッキング用カム受け、
11 b・・・・・・下部ロッキング用カム受け、12
・・・・・・下枠、21・・・・・・下部ロッキング用
カム。
車の後部出入口を示す斜視図、第2図は従来装置とテー
ルゲートとの関係を示す出入口下部の縦断側面図、第3
図は車輪付パレットの荷役状態を示す出入口下部の縦断
側面図、第4〜6図は本考案の車両貨物室のドアロッキ
ング装置の一実施例を示し、第4図はドアロック状態に
ある貨物自動車の後部の正面図、第5図は第4図のV−
v線断面図、第6図は車輪付パレットの荷役状態を示す
出入口下部の縦断側面図である。 2・・・・・・貨物室、3・・・・・・出入口、4・・
・・・・ドア、7・・・・・・ロッキングバー、9a・
・・・・・上部ロッキング用カム、10・・・・・・上
枠、11 a・・・・・・上部ロッキング用カム受け、
11 b・・・・・・下部ロッキング用カム受け、12
・・・・・・下枠、21・・・・・・下部ロッキング用
カム。
Claims (1)
- 車両貨物室の出入口を形成する上枠および下枠にそれぞ
れ設けられた上部ロッキング用カム受けおよび下部ロッ
キング用カム受けと、上下端にそれぞれ前記上部ロッキ
ング用カム受けおよび下部ロッキング用カム受けと係脱
される形状をなしている上部ロッキング用カムおよび下
部ロッキング用カムを備えておりかつ鉛直軸回りに揺動
して前記車両貨物室を開閉するドアの表面部に鉛直軸回
りに回動自在にして取付けられたロッキングパーとを有
する車両貨物室のドアロッキング装置において、前記下
枠の前端面を突出物のない平坦状に形するとともに、前
記下部ロッキング用カム受けをその前端面が前記下枠の
前端面の内側に入るようにして設けたことを特徴とする
車両貨物室のドアロッキング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980187020U JPS5924779Y2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | 車両貨物室のドアロツキング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980187020U JPS5924779Y2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | 車両貨物室のドアロツキング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57109156U JPS57109156U (ja) | 1982-07-06 |
JPS5924779Y2 true JPS5924779Y2 (ja) | 1984-07-21 |
Family
ID=29989477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980187020U Expired JPS5924779Y2 (ja) | 1980-12-25 | 1980-12-25 | 車両貨物室のドアロツキング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924779Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-25 JP JP1980187020U patent/JPS5924779Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57109156U (ja) | 1982-07-06 |
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