JPS5924752B2 - 酸化亜鉛系バリスタの製造方法 - Google Patents
酸化亜鉛系バリスタの製造方法Info
- Publication number
- JPS5924752B2 JPS5924752B2 JP54030827A JP3082779A JPS5924752B2 JP S5924752 B2 JPS5924752 B2 JP S5924752B2 JP 54030827 A JP54030827 A JP 54030827A JP 3082779 A JP3082779 A JP 3082779A JP S5924752 B2 JPS5924752 B2 JP S5924752B2
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- Japan
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- zinc oxide
- sintering
- mol
- manufacturing
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は低融点金属酸化物の粒成長を均一化し立上り電
圧のバラツキと過電圧吸収バラツキの小さい特性の安定
した酸化亜鉛系バリスタの製造方法に関する。
圧のバラツキと過電圧吸収バラツキの小さい特性の安定
した酸化亜鉛系バリスタの製造方法に関する。
従来過電圧吸収バラツキの小さい低圧縁の酸化亜鉛系バ
リスタを得るためにあらかじめグレン組成物を焼結し結
晶粒の成長を行なわせて、その後これを粉砕して結晶粒
を整えこれにバウンダリー組成物を添加し成形、焼結し
てバリスタを製造している。
リスタを得るためにあらかじめグレン組成物を焼結し結
晶粒の成長を行なわせて、その後これを粉砕して結晶粒
を整えこれにバウンダリー組成物を添加し成形、焼結し
てバリスタを製造している。
焼結は1250〜1450℃の所定温度まで100〜b
が、このような製造方法ではつぎのような欠点がある。
すなわち■グレン組成物とバウンダリー組成物の均一な
拡散が困難であり500〜1000℃の昇温過程でB
I 203.5b203、PbO2、■205などの低
融点金属酸化物が液状から気化し成形体の表皮層から成
形体の外部に排出され焼結体内部の組成が不均一となり
過電圧吸収特性のバラツキが大きくなる。
拡散が困難であり500〜1000℃の昇温過程でB
I 203.5b203、PbO2、■205などの低
融点金属酸化物が液状から気化し成形体の表皮層から成
形体の外部に排出され焼結体内部の組成が不均一となり
過電圧吸収特性のバラツキが大きくなる。
■グレン組成物とバウンダリー組成物とが不均一な拡散
で焼結されるためグレン組成物にバウンダリー組成物が
均一に拡散されず制限電圧など非直線性のバラツキが生
じる。
で焼結されるためグレン組成物にバウンダリー組成物が
均一に拡散されず制限電圧など非直線性のバラツキが生
じる。
本発明は上記のような欠点を除去するためにあらかじめ
それぞれ仮焼した過電圧吸収特性を有しないグレン組成
物と過電圧吸収特性を有するバウンダリー組成物とを混
合し成形したのち950〜1150℃の温度で拡散仮焼
結を行ない、放冷し、ついで1250〜1450℃の温
度で焼結することによって低融点金属酸化物の粒成長を
均一化し立上り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツキの
小さい特性の安定した酸化亜鉛系バリスタの製造方法を
提供せんとするものである。
それぞれ仮焼した過電圧吸収特性を有しないグレン組成
物と過電圧吸収特性を有するバウンダリー組成物とを混
合し成形したのち950〜1150℃の温度で拡散仮焼
結を行ない、放冷し、ついで1250〜1450℃の温
度で焼結することによって低融点金属酸化物の粒成長を
均一化し立上り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツキの
小さい特性の安定した酸化亜鉛系バリスタの製造方法を
提供せんとするものである。
以下本発明の一実施例につき詳細に説明する。
すなわち焼結炉において粒成長の均一性を得るために結
晶粒が成長する前の温度で低融点金属酸化物の均一な拡
散を行なったのち1250〜1450℃の温度で焼結す
るものである。
晶粒が成長する前の温度で低融点金属酸化物の均一な拡
散を行なったのち1250〜1450℃の温度で焼結す
るものである。
まずバリスタ組成物のうち酸化亜鉛、酸化マグネシウム
、酸化ビスマスからなるグレン組成物を950〜115
0℃の温度で仮焼し粉砕した組成物にあらかじめ仮焼し
て粉砕したZnO,MgO,Nip、Cub。
、酸化ビスマスからなるグレン組成物を950〜115
0℃の温度で仮焼し粉砕した組成物にあらかじめ仮焼し
て粉砕したZnO,MgO,Nip、Cub。
Cab、PbO1SrO1B203− B i203、
Sb203、MnO2、Co2O3、Cr2O3、Fe
2O3、La2O3、TiO2、SnO2、ZrO2,
5IO2、Al2O3の中の数種類の電圧吸収特性を有
するバウンダリー組成物を20〜80%の割合で配合し
揺潰機で混合したのち1〜3 tSn、/cI?Lの圧
力で成形し焼結用サヤに収納する。
Sb203、MnO2、Co2O3、Cr2O3、Fe
2O3、La2O3、TiO2、SnO2、ZrO2,
5IO2、Al2O3の中の数種類の電圧吸収特性を有
するバウンダリー組成物を20〜80%の割合で配合し
揺潰機で混合したのち1〜3 tSn、/cI?Lの圧
力で成形し焼結用サヤに収納する。
焼結用サヤに収納した成形体を50〜150°C/hの
昇温速度で950〜1150℃の温度で4〜6時間拡散
仮焼結しその後いったん常温まで放冷する。
昇温速度で950〜1150℃の温度で4〜6時間拡散
仮焼結しその後いったん常温まで放冷する。
ついで再び50〜150°C/hの昇温速度で1250
〜1450°Cに昇温し2〜6時間焼結を行なう。
〜1450°Cに昇温し2〜6時間焼結を行なう。
焼結した素体は従来と同様の方法で電極の形成、電極端
子の取着、外装などの工程を経て製品化する。
子の取着、外装などの工程を経て製品化する。
このように本発明は■あらかじめそれぞれ仮焼した電圧
吸収特性を有しないグレン組成物で結晶化を拡大した組
成物と電圧吸収特性を有するバウンダリー組成物とを■
混合し成形したのち、0950〜1150°Cの温度で
拡散仮焼結し、これをいったん常温まで放冷し、ついで
再び1250〜1450°Cの温度で焼結を行ない上記
■■Oの条件を備えたことによってつぎのような効果が
得られる。
吸収特性を有しないグレン組成物で結晶化を拡大した組
成物と電圧吸収特性を有するバウンダリー組成物とを■
混合し成形したのち、0950〜1150°Cの温度で
拡散仮焼結し、これをいったん常温まで放冷し、ついで
再び1250〜1450°Cの温度で焼結を行ない上記
■■Oの条件を備えたことによってつぎのような効果が
得られる。
すなわち■電圧吸収特性を有するバウンダリー組成物の
うち低融点金属酸化物が液化し電圧吸収特性を有しない
グレン組成物の結晶粒界に拡散し焼結素体内部の均一な
拡散がなされ立上り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツ
キの小さい酸化亜鉛系バリスタが得られる。
うち低融点金属酸化物が液化し電圧吸収特性を有しない
グレン組成物の結晶粒界に拡散し焼結素体内部の均一な
拡散がなされ立上り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツ
キの小さい酸化亜鉛系バリスタが得られる。
■成形体を仮焼温度で低融点金属酸化物の均一な拡散を
行なったのち焼結するため低融点金属酸化物の焼結素体
内部における偏析がなく過電圧吸収バラツキがなくなる
。
行なったのち焼結するため低融点金属酸化物の焼結素体
内部における偏析がなく過電圧吸収バラツキがなくなる
。
つぎに本発明の実施例に係る酸化亜鉛系バリスタと従来
の参考例による酸化亜鉛系バリスタとの比較の一例を示
す。
の参考例による酸化亜鉛系バリスタとの比較の一例を示
す。
実症例はあらかじめ1000°Cの温度で仮焼したZn
O88,96モル%−Mg010.85モル%〜B12
030.19モル%からなるグレン組成物とZn074
モル%−Mg017モル%−Bt203Z モル%−
8b2033モル%−Co02モル%−Cr 2031
モル% Mn00.5モル% −F e2030.5
モル%からなるバウンダリー組成物とを混合し成形した
のち1000°Cの温度で拡散仮焼結を行ない、いった
ん常温まで放冷し、ついで1350℃の温度で焼結した
バリスタであり参考例はZn074モル%−Mg017
モル%−B 12032モル%−8b2033モル%−
Co02モル% Cr 2031モル%−Mn00.
5モル% F e2030.5モル%からなるバリス
タ組成物を1350℃の温度で焼結したバリスタである
。
O88,96モル%−Mg010.85モル%〜B12
030.19モル%からなるグレン組成物とZn074
モル%−Mg017モル%−Bt203Z モル%−
8b2033モル%−Co02モル%−Cr 2031
モル% Mn00.5モル% −F e2030.5
モル%からなるバウンダリー組成物とを混合し成形した
のち1000°Cの温度で拡散仮焼結を行ない、いった
ん常温まで放冷し、ついで1350℃の温度で焼結した
バリスタであり参考例はZn074モル%−Mg017
モル%−B 12032モル%−8b2033モル%−
Co02モル% Cr 2031モル%−Mn00.
5モル% F e2030.5モル%からなるバリス
タ組成物を1350℃の温度で焼結したバリスタである
。
実施例、参考例ともに焼結素体の大きさは直径15朋×
厚さ0.5 mmであり、両者の立上り電圧のバラツキ
と過電圧吸収バラツキは下表のとおりであった。
厚さ0.5 mmであり、両者の立上り電圧のバラツキ
と過電圧吸収バラツキは下表のとおりであった。
上表から明らかなように実施例は参考例と比較して立上
り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツキがいちじるしく
小さいことがわかる。
り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツキがいちじるしく
小さいことがわかる。
以上詳述したように本発明によればあらかじめそれぞれ
仮焼した過電圧吸収特性を有しないグレン組成物と過電
圧吸収特性を有するバウンダリー組成物とを混合し成形
したのち950〜1150℃の温度で拡散仮焼結を行な
い放冷し、ついで1250〜1450℃の温度で焼結し
たことによって低融点金属酸化物の粒成長を均一化し立
上り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツキの小さい特性
の安定した酸化亜鉛系バリスタの製造方法を提供するこ
とができる。
仮焼した過電圧吸収特性を有しないグレン組成物と過電
圧吸収特性を有するバウンダリー組成物とを混合し成形
したのち950〜1150℃の温度で拡散仮焼結を行な
い放冷し、ついで1250〜1450℃の温度で焼結し
たことによって低融点金属酸化物の粒成長を均一化し立
上り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツキの小さい特性
の安定した酸化亜鉛系バリスタの製造方法を提供するこ
とができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 あらかじめそれぞれ仮焼した過電圧吸収特性を有し
ない酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ビスマスからな
るグレン組成物と過電圧吸収特性を有するバウンダリー
組成物とを混合し成形したのち拡散仮焼結を行ない放冷
し、ついで、1250〜1450°Cの温度で焼結した
ことを特徴とする酸化亜鉛系バリスタの製造方法。 2 拡散仮焼結温度が950〜1150℃であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酸化亜鉛系バリ
スタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54030827A JPS5924752B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 酸化亜鉛系バリスタの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54030827A JPS5924752B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 酸化亜鉛系バリスタの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55121962A JPS55121962A (en) | 1980-09-19 |
JPS5924752B2 true JPS5924752B2 (ja) | 1984-06-12 |
Family
ID=12314527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54030827A Expired JPS5924752B2 (ja) | 1979-03-15 | 1979-03-15 | 酸化亜鉛系バリスタの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924752B2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-15 JP JP54030827A patent/JPS5924752B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55121962A (en) | 1980-09-19 |
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