JPS5821805B2 - 酸化亜鉛系バリスタの製造方法 - Google Patents

酸化亜鉛系バリスタの製造方法

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JPS5821805B2
JPS5821805B2 JP54055820A JP5582079A JPS5821805B2 JP S5821805 B2 JPS5821805 B2 JP S5821805B2 JP 54055820 A JP54055820 A JP 54055820A JP 5582079 A JP5582079 A JP 5582079A JP S5821805 B2 JPS5821805 B2 JP S5821805B2
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JP
Japan
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zinc oxide
oxide
composition
temperature
sintering
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JP54055820A
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English (en)
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JPS55148402A (en
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三浦範靖
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Marcon Electronics Co Ltd
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Marcon Electronics Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は低融点金属酸化物の粒成長を均一化し立上り電
圧のバラツキと過電圧吸収バラツキの小さい特性の安定
した酸化亜鉛系バリスタの製造方法に関する。
一般に酸化亜鉛系バリスタはグレンおよびバウンダリに
粒成長する各々の組成物を一括して秤量調合し混合して
成形焼結する。
バリスタ特性の均一性を得るため混合方法や仮焼条件、
粉砕後の整粒または焼結条件により種々組合わせた方法
で製造している。
さらに低電圧用バリスタを得るために酸化亜鉛、酸化マ
グネシウム、酸化ビスマス、酸化アンチモンなどのグレ
ン組成物をのみ混合し仮焼して粒成長を均一化する方法
がある。
しかしながら均一な結晶粒成長を得ることが非常に困難
であリグレン組成物とバウンダリ組成物の均一拡散が困
難であり500〜1000℃の昇温過程で酸化ビスマス
、酸化アンチモンなどの低融点金属酸化物が液状から気
化し成形体の表皮層から成形体の外部に排出され焼結体
内部の組成が不均一となり過電圧吸収特性のバラツキが
大きくなり、かつグレン組成物とバウンダリ組成物とが
不均一拡散で焼結されるためグレン組成物にバウンダリ
組成物が均一に拡散されず制限電圧、など非直線性のバ
ラツキが生じるため上記の方法で得られた酸化亜鉛系バ
リスタは過電圧吸収特性や非直線性のバラツキが大きい
欠点があった。
本発明は上記のような欠点を除去するために酸化チタン
を添加してあらかじめ仮焼した過電圧吸収特性を有しな
いグレン組成物と過電圧吸収特性を有する組成物とを混
合し成形したのち950〜1150℃の温度で拡散仮焼
結を行い放冷し、ついで1250〜1450℃の温度で
焼結することによって低融点金属酸化物の粒成長を均一
化し立上り電圧のバラツキと電圧吸収バラツキの小さい
特性の安定した酸化亜鉛系バリスタの製造方法を提供せ
んとするものである。
以下本発明の一実施例につき詳細に説明する。
すなわち焼結炉において粒成長の均一性を得るため酸化
亜鉛、酸化マグネシウム、酸化けい素の過電圧吸収特性
を有しないグレン組成物に酸化チタン5〜20重量%を
添加し混合したのち950〜1150℃の温度で仮焼を
行いこれを粉砕する。
このようなグレン組成物に過電圧吸収を有するZ no
2 MgO、S t 02 、S n022 Z r
02 、La203 tBi203.Sb2032Mn
02CoO2CuO2CaO2NiO,PbO,SrO
,Cr2O3,Fe2O3,At2Q、。
B2O3などの組成物を30〜70重量%の割合で添加
し混合する。
しかるのち該混合粉体を1〜3ton/iの圧力で成形
し50〜b 昇温速度で昇温し950〜1150℃の温度で4〜6時
間拡散仮焼結を行いいったん常温まで放冷する。
ついで再び50〜bで1250〜1450℃に昇温し2
〜6時間焼結を行う。
焼結した素体は従来と同様の方法で電極の形成、電極端
子の取着、外装などの工程を経て製品化する。
このように本発明は酸化チタンを添加した過電圧吸収特
性を有しないグレン組成物で結晶化を拡大した組成物と
過電圧吸収特性を有する組成物とを混合し950〜11
50℃の温度で拡散仮焼結しこれをいったん常温まで放
冷し、ついて再び1250〜1450℃の温度で焼結を
行うことによってつぎのような効果が得られる。
■酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化けい素のグレン組
成物に酸化チタンを添加したことにより仮焼温度で結晶
粒成長を促進させしかも粒径を整えることができ■かか
るグレン組成物に過電圧吸収特性を有する組成物を混合
して成形し950〜 。
1150℃の温度で拡散仮焼結し常温まで放冷したのち
焼結するため低融点金属酸化物が液化し過電圧吸収特性
を有しないグレン組成物に拡散し、かつ該グレン組成物
の酸化チタンが焼結過程で粒成長を整えながら結晶化す
るため立上り電圧のバラツキのないしかも過電圧吸収特
性のバラツキの小さい酸化亜鉛系バリスタが得られる。
つぎに本発明の実施例に係る酸化亜鉛系バリスタと従来
の参考例による酸化亜鉛系バリスタとの比較の一例を示
す。
実施例はあらかじめ1000℃の温度で仮焼したZn0
78.8モル%−Mg020.4モル%−8i0 1.
0モル%とTie212.65重量%からなるグレン組
成物と、ZnO74モル%−Mg017モル%−Bi2
032モル%−8b2033モル%−Co02モル%−
Cr2031モル%−Mn00.5モル%からなる組成
物とを混合し成形したのち1000℃の温度で拡散仮焼
結を行いいったん常温まで放冷し、ついで1350℃の
温度で焼結したバリスタであり、参考例はZn074モ
ル%−Mg017モル%−Bi 0 2モル%−8b
20,3モル%−3 Coo 2モル%−Cr2031モル%−MnOo、5
モル%−F e 2030.5モル%からなる組成物を
1350℃の温度で焼結したバリスタである。
実施例、参考例ともに焼結素体の大きさは直径15朋×
厚さ0.5詣であり両者の立上り電圧のバラツキと過電
圧吸収バラツキは下表のとおりであった。
上表から明らかなように実施例は参考例と比較して立上
り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツキがいちぢるしく
小さいことがわかる。
以上詳述したように本発明によれば酸化チタンを添加し
てありかしめ仮焼した過電圧吸収特性を有しないグレン
組成物と過電圧吸収特性を有する組成物とを混合し成形
したのち950〜1150℃の温度で拡散仮焼結を行い
放冷し、ついで1250〜1450℃の温度で焼結した
ことによって低融点金属酸化物の粒成長を均一化し立上
り電圧のバラツキと過電圧吸収バラツキの小さい特性の
安定した酸化亜鉛系バリスタの製造方法を提供すること
ができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸化チタンを添加してあらかじめ仮焼した過電圧吸
    収特性を有しない酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化け
    い素からなるグレイ組成物と過電圧吸収特性を有する組
    成物とを混合し成形したのち拡散仮焼結を行い放冷し、
    ついで1250〜1450℃の温度で焼結したことを特
    徴とする酸化亜鉛系バリスタの製造方法。 2 拡散仮焼結温度が950〜1150℃であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の酸化亜鉛系バリ
    スタの製造方法。 3 酸化チタンの添加量を5〜20重量%であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の酸
    化亜鉛系バリスタの製造方法。
JP54055820A 1979-05-07 1979-05-07 酸化亜鉛系バリスタの製造方法 Expired JPS5821805B2 (ja)

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JPS55148402A JPS55148402A (en) 1980-11-19
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