JPS5924686Y2 - カ−トリツジタンクの口金着脱用キヤツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はカートリッジタンクのタンク口金に被着して使用
せられるカートリッジタンクの口金着脱用キャップに関
するもので゛ある。

液体燃焼器に於いてカートリッジタンクは、持運びの便
利さ、給油の容易さ等の点から普及率が大きくなってい
る。

しかし、カートリッジタンクの唯一の欠点は、給油時に
油に濡れたキャップを着脱しなければならず、婦女子に
とっては大変わずられしい操作が伴い、手をよごさず給
油することができるようにすることが要望せられていた
。

本案は上記の欠点を改良するために考案せられたもので
、弾力性物質によりカートリッジタンクのタンク口金を
包むように着脱可能に取付け、キャップ自体が口金の受
台にもなるようにしたものであって、以下本案の一実施
例を示す図面につき説明する。

第１図に於て１は金属板にて製したカートリッジタンク
で、内部へ石油等の液体燃料を収納する。

２はタンク１の一端に突出して設けたタンク受金であっ
て、外周には螺系が形成され、端部には油の排出口３が
設けられている。

４はタンク口金で、前記タンク受金２に対して螺入して
着脱し得るようになっており、端部には弁５が弁杆６を
介して取付けてあり、油出ロアを閉塞している。

弁杆６はタンク口金４の内方へ突出して設けてあり、発
条８を介して常時弁５はタンク口金２の油出ロアを閉塞
している。

９は口金着脱用のキャップ本体であって、これはニトリ
ルゴムの如き耐油性を有するゴムで製してあり、帽子型
の形状をなし、その外面には複数の回り止めビード１０
が設けてあり、内面には滑り止め部１１が施しである。

外端は外周方向へ張出して油受は部１２が形成せられて
いる。

上記キャップ本体９の内径はタンク口金４の外径より若
干大に形成せられている。

従って、キャップ本体９をタンク口金４の外側に被せ、
その外面を手でつかみ、タンク口金４を回すことにより
、タンク受金２に対してタンク口金４を容易に着脱せら
れる。

また、カートリッジタンク１の内部へ油を満たし、燃焼
器具等に装着する場合はタンク受金２に対してタンク口
金４を螺入し、タンク１を逆にして持ち、燃焼器具等の
給油口に取付けるのであるが、この時給油口には図示し
ない突起が設けてあり、この突起により弁５は上方に向
って突き上げられ、油は油出ロアより排出せられる。

油の液面が油出ロアに到達すると、カートリッジタンク
１の内外面の空気の置換が停止せられるので、この時点
で油の排出は止まる。

外部油面の高さが油消費により下降すると、油出ロアに
おいて空気の置換が開始せられるがら又排油が開始せら
れる。

上記の如くタンク口金４の油に浸漬せられる部分は、先
端のみである。

従って、給油を行なう場合は、カートリッジタンク１を
正常位置に戻しタンク口金４の上部よりキャップ本体９
をはめ込み、キャップ本体９の外側よりタンク口金４を
にぎり回動してタンク口金４を離脱させる。

この動作時、キャップ本体９の内側面には滑り止め部１
１が設けであるから、タンク口金４は滑ることなく簡単
に螺出することが出来る。

又キャップ本体９の外面には廻り止め用のビード１０が
形成しであるから外側面も滑ることはない。

離脱したタンク口金１４はそのままキャップ本体９を取
付けたまま、第２・図に示す如く逆におけばタンク口金
４に付着していた油は着脱キャップ９の油受は部１２の
存在によって下面へ滴下することなく止められる。

口金着脱用キャップの使用は油の補強時のみであり、燃
焼時は使用しないから不使用時には第５図に示す如く燃
焼器本体１３の裏面等に穴１４等を設けておき、この穴
に口金着脱用キャップを差し込んでおけば紛失する恐れ
もなくなる。

上記の如く本案によれば、カートリッジタンクに対して
油の補給を行う時、手をよごすことなく給油することが
できる。

また、取り外したタンク口金は口金着脱キャップ自体か
口金の置き台として作用するので床をよごす恐れもなく
なる。

また、キャップ本体は耐油弾力性物質で形成したので、
手の押圧力になじむとともに、キャップ本体内面の摩擦
力により、タンク口金を容易に着脱でき、かつタンク側
の口金の径にはほとんど影響されないで使用することが
できる。

また、キャップ本体の外周外端に油受は部を設けたので
、キャップ本体内の油は外部に滴下することなく止める
ことができる。

また、キャップ本体の内側面部に滑り止め部が設けられ
、さらに外側面部に回り止め部が設けられているので、
タンク口金との結合にすぐれ、かつ口金着脱用キャップ
を容易に回すことが゛できるカートリッジタンクの口金
着脱用キャップを提供できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本案カートリッジタンクの着脱用キャップの一実
施例を示すもので第１図はカートリッジタンクに着脱用
キャップをかぶせた要部縦断側面図、第２図は着脱用キ
ャップを受は台とした縦断側面図、第３図は着脱用キャ
ップの要部を断面で示す斜視図、第４図は着脱用キャッ
プの一部縦断側面図、第５図は着脱用キャップの不使用
時の収納状態を示す燃焼器の一部縦断側面図である。 １・・・・・・カートリッジタンク、４・・・・・・タ
ンク口金、９・・・・・・キャップ本体、１０・・・・
・・回り止めビード、１１・・・・・・滑り止め部、１
２・・・・・・油受は部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. カートリッジタンクのタンク口金の外周に着脱自在に被
   着される耐油弾力性物質のキャップ本体と、このキャッ
   プ本体の内側面部に突設した滑り止め部と、前記キャッ
   プ本体の外側面部に突設した回り止め部と、前記キャッ
   プ本体の外周外端に形成した油受は部とを備えたことを
   特徴とするカートリッジタンクの口金着脱用キャップ。