JPS5923836A - 耐変色性黄色低カラツト金合金 - Google Patents
耐変色性黄色低カラツト金合金Info
- Publication number
- JPS5923836A JPS5923836A JP57130285A JP13028582A JPS5923836A JP S5923836 A JPS5923836 A JP S5923836A JP 57130285 A JP57130285 A JP 57130285A JP 13028582 A JP13028582 A JP 13028582A JP S5923836 A JPS5923836 A JP S5923836A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gold
- discoloration
- gold alloy
- resistance
- alloy
- Prior art date
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- Granted
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- Dental Preparations (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、歯冠修復・金属床製作等の歯科用、各種美
術用、装飾及び装身具(時計側、同バンド、スプーン、
茶器等の食器類を含む)として用いられる耐色性黄色低
カラツト金合金に関するもので、従来のこの種低カラツ
ト金合金の欠点であるところの鋳造体の鋳肌の黒色化を
防ぎ、その除去のための操作と、それに必須とされる劇
薬系洗浄剤類の使用とを不要とする方策に関するもので
ある。
術用、装飾及び装身具(時計側、同バンド、スプーン、
茶器等の食器類を含む)として用いられる耐色性黄色低
カラツト金合金に関するもので、従来のこの種低カラツ
ト金合金の欠点であるところの鋳造体の鋳肌の黒色化を
防ぎ、その除去のための操作と、それに必須とされる劇
薬系洗浄剤類の使用とを不要とする方策に関するもので
ある。
以下の説明ではこの種金合金の代表的な使用例である歯
科用の低カラツト金合金について述べるが、この発明の
金合金はこのような用途に限定されるものではなく、一
般装飾品及び装身具等に広く使用しうろことは勿論であ
る。
科用の低カラツト金合金について述べるが、この発明の
金合金はこのような用途に限定されるものではなく、一
般装飾品及び装身具等に広く使用しうろことは勿論であ
る。
従来の歯科用の低カラツト金合金は、殆んどのものが銅
を含み、しかも、銀白色であって、銅を多量に加えるこ
とにより黄色を呈するものが一部見られるに過ぎなかっ
た。この場合、銅は機械的強さを増し、加工性を上げ、
場合によっては量を多くすることによって黄色味を生ず
るものとして添加されているが、逆にこの銅のために鋳
造体の鋳肌に強固な黒色皮膜を生ずる原因となっている
。そのため、この強固な黒色皮膜の除去には多大な労力
と時間が必要であバしかも、強酸等の劇薬系洗浄剤類の
使用が不可避となっているため、作業が極めて危険でも
あり、その上排液処理における公害防止対策を必要とす
るなど多くの問題が指摘され、その改繕が切望されてい
るのが現状である。
を含み、しかも、銀白色であって、銅を多量に加えるこ
とにより黄色を呈するものが一部見られるに過ぎなかっ
た。この場合、銅は機械的強さを増し、加工性を上げ、
場合によっては量を多くすることによって黄色味を生ず
るものとして添加されているが、逆にこの銅のために鋳
造体の鋳肌に強固な黒色皮膜を生ずる原因となっている
。そのため、この強固な黒色皮膜の除去には多大な労力
と時間が必要であバしかも、強酸等の劇薬系洗浄剤類の
使用が不可避となっているため、作業が極めて危険でも
あり、その上排液処理における公害防止対策を必要とす
るなど多くの問題が指摘され、その改繕が切望されてい
るのが現状である。
この発明は、上記事情に鑑みなされたもので、銅を除き
インジウムを添加することにより鋳造体鋳肌の黒色化を
防止し、しかも、口腔中の耐変色性を得ることができ、
更に低カラツト金合金の範囲において全含量をよシ増量
させなくともインジウムを増量させれば、金を増量させ
たのと同等若しくはそれ以上に黄色味が顕著となり、し
かも、大気中、人体皮膚接触下あるいは口腔中等各種の
条件下でも耐変色性に極めて優れた効果を有し、しかも
、機械的にも用途に適した機械的強さを有する上、鋳造
体の鋳肌が黒変しないなどの特徴を有する低カラツト金
合金を提供しようとするものである。
インジウムを添加することにより鋳造体鋳肌の黒色化を
防止し、しかも、口腔中の耐変色性を得ることができ、
更に低カラツト金合金の範囲において全含量をよシ増量
させなくともインジウムを増量させれば、金を増量させ
たのと同等若しくはそれ以上に黄色味が顕著となり、し
かも、大気中、人体皮膚接触下あるいは口腔中等各種の
条件下でも耐変色性に極めて優れた効果を有し、しかも
、機械的にも用途に適した機械的強さを有する上、鋳造
体の鋳肌が黒変しないなどの特徴を有する低カラツト金
合金を提供しようとするものである。
以下にこの発明の実施例について説明する。
上記第1表はこれまで使用され、かつ、現存する合金の
成分例と、それらの鋳造体の鋳肌の色を示したものであ
る。この表から明らかなように、これまでの合金はいず
れも相当多量の銅を含んでおり、これによって実用に要
する機械的特性が得られているものの、鋳造時の鋳造体
の肌色や、耐変色性や、耐食性等がかなり劣ったものと
なっている。
成分例と、それらの鋳造体の鋳肌の色を示したものであ
る。この表から明らかなように、これまでの合金はいず
れも相当多量の銅を含んでおり、これによって実用に要
する機械的特性が得られているものの、鋳造時の鋳造体
の肌色や、耐変色性や、耐食性等がかなり劣ったものと
なっている。
上記第2表はこの発明の実施例の一部を示すもので、こ
の表から明らかなように、実施例合金は黄色味が14〜
18 Kに匹敵する程顕著であり、しかも、耐変色性に
優れ、用途に適した機械的強さを有している。また、埋
設拐から取り出したままの鋳造体の肌色も第2表の如く
鈍い黄白色で、表面粗さを別にすれば、伺も表面洗浄操
作を必要としないと思われる程であった。
の表から明らかなように、実施例合金は黄色味が14〜
18 Kに匹敵する程顕著であり、しかも、耐変色性に
優れ、用途に適した機械的強さを有している。また、埋
設拐から取り出したままの鋳造体の肌色も第2表の如く
鈍い黄白色で、表面粗さを別にすれば、伺も表面洗浄操
作を必要としないと思われる程であった。
更に、研摩表面はJIS Z 8721による標準
色票の2.5Y 9/4又は8/6前後のきれいな淡黄
色を示し、変色試験結果は上記第2表の如くで、変化が
なかった。
色票の2.5Y 9/4又は8/6前後のきれいな淡黄
色を示し、変色試験結果は上記第2表の如くで、変化が
なかった。
この発明の金合金の各種成分の範囲限度の根拠は次の通
りである。
りである。
金の範囲は0.5〜42%(重量比、以下同じ)としだ
が、これは低カラツト金合金の範囲とするためのもので
あり、審美的、美術的、装飾的価値を持たせるに適当な
範囲である。パラジウムは金−銀糸合金における強度を
上げ、しかも、耐食性を向上させるものであるが、余り
多量となると融解温度が上昇し、機械的並びに加工上の
特性が低下するので、妥当な範囲として5〜35チとし
た。なお、このパラジウムの1/2量までは白金属の他
の元素と置き換えることができる。インジウムは本番金
合金の機械的強さを維持しながら鋳造体の肌色の黒色化
を防ぐ主要素であり、しかも、融解温度を下げ、耐変色
性及び面1食性をより向上させるのに役立つものである
が、18〜37%の添加は黄色味を顕著ならしめるに効
果ある範囲のもので、この範囲以上になると実用上の上
述の諸物件の低下をきたす原因となる。亜鉛の添加量0
1〜1−01は脱酸剤としての必要量であり、かつ、機
械的強さへの好ましい効果を期待しうる範囲のものであ
る。なお、この亜鉛の1/2量1では錫に、+、、5+
き換えることが可能である。
が、これは低カラツト金合金の範囲とするためのもので
あり、審美的、美術的、装飾的価値を持たせるに適当な
範囲である。パラジウムは金−銀糸合金における強度を
上げ、しかも、耐食性を向上させるものであるが、余り
多量となると融解温度が上昇し、機械的並びに加工上の
特性が低下するので、妥当な範囲として5〜35チとし
た。なお、このパラジウムの1/2量までは白金属の他
の元素と置き換えることができる。インジウムは本番金
合金の機械的強さを維持しながら鋳造体の肌色の黒色化
を防ぐ主要素であり、しかも、融解温度を下げ、耐変色
性及び面1食性をより向上させるのに役立つものである
が、18〜37%の添加は黄色味を顕著ならしめるに効
果ある範囲のもので、この範囲以上になると実用上の上
述の諸物件の低下をきたす原因となる。亜鉛の添加量0
1〜1−01は脱酸剤としての必要量であり、かつ、機
械的強さへの好ましい効果を期待しうる範囲のものであ
る。なお、この亜鉛の1/2量1では錫に、+、、5+
き換えることが可能である。
上記各元素の添加による合金の肪性変化傾向を、これら
各元素間の相互作用をも含めて勘案検討し、そのデータ
をもとに歯冠修復用合金として要求される緒特性、就中
、操作性と理工学的性質、靭性と硬さ等の釣り合いから
、各成分の限界値を定めたものであって、実用上/1゛
容される範囲のものである。
各元素間の相互作用をも含めて勘案検討し、そのデータ
をもとに歯冠修復用合金として要求される緒特性、就中
、操作性と理工学的性質、靭性と硬さ等の釣り合いから
、各成分の限界値を定めたものであって、実用上/1゛
容される範囲のものである。
一ト述の諸事項にわたる説明は、主として1′!i旧用
鋳進用鋳造ついて述べたものであるが、この状況は一般
装飾品等についても同様である。すなわち、これら装飾
品等においても、鋳造体の鋳造直後における表面状態は
、その作業性、安全性、公害対策処置等に大きく影響し
、延いては経済性にも重大な関連を示すことはよく知ら
れた事実である。一般に、上記各用途に使用される低カ
ラツト金合金は銅を含み、鋳造体の鋳肌色が黒色系にな
ることは歯科用合金の場合と同様である。したがって、
それら黒色系酸化物の除去には同じく強酸類の洗浄剤が
使用され、合金の工業的利用においては、製造合金量も
多いだけに洗浄剤の使用量も膨大であり、その対策は極
めて重要視されている。
鋳進用鋳造ついて述べたものであるが、この状況は一般
装飾品等についても同様である。すなわち、これら装飾
品等においても、鋳造体の鋳造直後における表面状態は
、その作業性、安全性、公害対策処置等に大きく影響し
、延いては経済性にも重大な関連を示すことはよく知ら
れた事実である。一般に、上記各用途に使用される低カ
ラツト金合金は銅を含み、鋳造体の鋳肌色が黒色系にな
ることは歯科用合金の場合と同様である。したがって、
それら黒色系酸化物の除去には同じく強酸類の洗浄剤が
使用され、合金の工業的利用においては、製造合金量も
多いだけに洗浄剤の使用量も膨大であり、その対策は極
めて重要視されている。
この発明の合金をそれらの用途に用いる時は、装〆II
品等に要求される諸物件を満足するのみならず、製造工
程が極めて簡略、短縮化され、洗浄廃液処理等も簡易と
なり、大きな経済的効果を生むことが期待できるもので
ある。
品等に要求される諸物件を満足するのみならず、製造工
程が極めて簡略、短縮化され、洗浄廃液処理等も簡易と
なり、大きな経済的効果を生むことが期待できるもので
ある。
以上に説明したように、この発明の合金によれば、鋳造
体の肌色が黒変せず、14〜18I〈に匹敵する黄色味
の著しい無銅低カラツト金合金として、歯科修復用、美
術用、装flli及び装身具等に利用でき、しかも、大
気中放置の場合は勿論口腔中白においても耐変色性に優
れ、かつ、機械的強さも噛合圧に十分酬え得るなど用途
に適した強度を有するので、その利用価値は顕著である
。
体の肌色が黒変せず、14〜18I〈に匹敵する黄色味
の著しい無銅低カラツト金合金として、歯科修復用、美
術用、装flli及び装身具等に利用でき、しかも、大
気中放置の場合は勿論口腔中白においても耐変色性に優
れ、かつ、機械的強さも噛合圧に十分酬え得るなど用途
に適した強度を有するので、その利用価値は顕著である
。
特許出願人 日本歯研工業株式会社
Claims (1)
- 金05〜42%、パラジウム5〜35%、インジウム1
8を越え30%まで、亜鉛01〜10チ及び銀残量を含
むことを特徴とする耐変色性黄色低カラツト金合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57130285A JPS5923836A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 耐変色性黄色低カラツト金合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57130285A JPS5923836A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 耐変色性黄色低カラツト金合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5923836A true JPS5923836A (ja) | 1984-02-07 |
JPH0219178B2 JPH0219178B2 (ja) | 1990-04-27 |
Family
ID=15030655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57130285A Granted JPS5923836A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 耐変色性黄色低カラツト金合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923836A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013533377A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-22 | ヒュン‐ソク パク | 歯科陶材焼付用金属合金及び歯科補綴物 |
-
1982
- 1982-07-28 JP JP57130285A patent/JPS5923836A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013533377A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-22 | ヒュン‐ソク パク | 歯科陶材焼付用金属合金及び歯科補綴物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0219178B2 (ja) | 1990-04-27 |
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