JPS58210132A - 歯科用耐変色性低カラツト黄色強化金合金 - Google Patents
歯科用耐変色性低カラツト黄色強化金合金Info
- Publication number
- JPS58210132A JPS58210132A JP57092380A JP9238082A JPS58210132A JP S58210132 A JPS58210132 A JP S58210132A JP 57092380 A JP57092380 A JP 57092380A JP 9238082 A JP9238082 A JP 9238082A JP S58210132 A JPS58210132 A JP S58210132A
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- JP
- Japan
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- alloy
- low
- discoloration resistance
- intensified
- karat
- Prior art date
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- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は歯冠修復用及び金属床用等の鋳造用合金とし
て使われる歯科用の低カラツト金合金に関するものであ
る。
て使われる歯科用の低カラツト金合金に関するものであ
る。
従来、この種低カラット金合金は、銅を含むものが多く
、その為、鋳造体の鋳肌が黒色化し易く、この除去の為
に多大の時間と労力とを要し、而も、劇薬系洗浄剤類の
使用を要する為危険である上、排液処理等公害防止対策
を必要としている等の欠点を有している。これに対して
、本件の出願者は昭和!i4年6月23日出願の特願昭
!A−?jqA9に示す通り、重り比で金05ニコユチ
迄の低カラツト金合金については銅を除きインノウ9ム
を添加することによって前記欠点を解消しうる事を見出
し、その種合金を特許出願した。
、その為、鋳造体の鋳肌が黒色化し易く、この除去の為
に多大の時間と労力とを要し、而も、劇薬系洗浄剤類の
使用を要する為危険である上、排液処理等公害防止対策
を必要としている等の欠点を有している。これに対して
、本件の出願者は昭和!i4年6月23日出願の特願昭
!A−?jqA9に示す通り、重り比で金05ニコユチ
迄の低カラツト金合金については銅を除きインノウ9ム
を添加することによって前記欠点を解消しうる事を見出
し、その種合金を特許出願した。
しかしそれら合金は、口腔内で自浄作用の及ぶところで
は所期の耐変色性を発揮しているが、自浄作用の及ばな
いところに於ける耐変色性は今一つ不十分であることが
その後の相当期間に亘る多くの実施例調査から明らかに
なった。父一般臨床家から、此の種合金の機械的強さを
更に強くし得る熱処理硬化性をもち且つ黄金色を強化し
た合金が求められている。
は所期の耐変色性を発揮しているが、自浄作用の及ばな
いところに於ける耐変色性は今一つ不十分であることが
その後の相当期間に亘る多くの実施例調査から明らかに
なった。父一般臨床家から、此の種合金の機械的強さを
更に強くし得る熱処理硬化性をもち且つ黄金色を強化し
た合金が求められている。
この発明は以上に述べた事情に鑑みその改善がはかられ
たもので、即ち鋳造体の鋳肌が黒変せず、口腔内におい
て自浄作用の及ぶところと及ばないところとの何れを問
わず、常にすぐねた耐変色性を示し、且つ熱処理を施こ
す事によって、必要な加工性2強靭性とを併せ持つと−
ころの低カラットア銅を含有しない黄色強化金合金を提
供することにある0 以下、この発明の詳細な説明する0第1表はこの発明に
よる合金の成分及びその性質を示したものである。該表
から明らかなように、この発明による合金は熱処理の効
果が明瞭であって、軟化時には加工し易い強さのもので
あり、硬化時には可成りの強さの上昇が認められ、咬合
圧に耐え、ブリッジ等の使用に好−ましい特性のものと
なっている。又、研究室的耐変色性試験の結果も極めて
良好である3、 この発明による合金を使って作られた歯冠修復用の鋳造
体は、肌の黒色化がみられず、従って、該鋳造体の表面
清浄化作業が極めて容易で且つ劇薬類等も使用する必要
がないので安全なものとなり、工程も簡略化された。研
磨仕上後の鋳造歯冠修復物の肌色は、他の此の種低カラ
ット金合金には見られない美麗な黄金色を呈していた。
たもので、即ち鋳造体の鋳肌が黒変せず、口腔内におい
て自浄作用の及ぶところと及ばないところとの何れを問
わず、常にすぐねた耐変色性を示し、且つ熱処理を施こ
す事によって、必要な加工性2強靭性とを併せ持つと−
ころの低カラットア銅を含有しない黄色強化金合金を提
供することにある0 以下、この発明の詳細な説明する0第1表はこの発明に
よる合金の成分及びその性質を示したものである。該表
から明らかなように、この発明による合金は熱処理の効
果が明瞭であって、軟化時には加工し易い強さのもので
あり、硬化時には可成りの強さの上昇が認められ、咬合
圧に耐え、ブリッジ等の使用に好−ましい特性のものと
なっている。又、研究室的耐変色性試験の結果も極めて
良好である3、 この発明による合金を使って作られた歯冠修復用の鋳造
体は、肌の黒色化がみられず、従って、該鋳造体の表面
清浄化作業が極めて容易で且つ劇薬類等も使用する必要
がないので安全なものとなり、工程も簡略化された。研
磨仕上後の鋳造歯冠修復物の肌色は、他の此の種低カラ
ット金合金には見られない美麗な黄金色を呈していた。
更に、この鋳造歯冠修復物を患者の口腔中に装着し、数
ケ月以上に及ぶ実用試験を行った結果は、自浄作用の及
ぶところは勿論のこと、自浄作用の及ばない部位のとこ
ろでも変色は認められず、装着当初と同様の審美的に優
れた美麗な微黄金色を呈していた。
ケ月以上に及ぶ実用試験を行った結果は、自浄作用の及
ぶところは勿論のこと、自浄作用の及ばない部位のとこ
ろでも変色は認められず、装着当初と同様の審美的に優
れた美麗な微黄金色を呈していた。
この発明の金合金の各種成分の範囲限定の割合は次の゛
通りである。金は一ユ〜412チ(以下重量比)とした
が1.2コチ未満は黄金色にやや乏しいものであった。
通りである。金は一ユ〜412チ(以下重量比)とした
が1.2コチ未満は黄金色にやや乏しいものであった。
そこで更に金を増量することによって、目的とする黄金
色の強化されたものが得られた。しかしlIユチを越ゆ
るものは、この発明の目的である低カラツト系金合金の
範囲、即ち物性1色調1価格等を含めた範囲を超ゆる為
除外した。
色の強化されたものが得られた。しかしlIユチを越ゆ
るものは、この発明の目的である低カラツト系金合金の
範囲、即ち物性1色調1価格等を含めた範囲を超ゆる為
除外した。
パラジウムは銅含有低カラツト金合金におけると同様の
必要な範囲として添加し、耐変色性と機械的性質とを併
せて確保した。なお、このパラジウムの%量迄は白金属
の他の元素と置換えることが出来る。
必要な範囲として添加し、耐変色性と機械的性質とを併
せて確保した。なお、このパラジウムの%量迄は白金属
の他の元素と置換えることが出来る。
インジウムは本金合金の融解温度を下げ金とパラジ゛ウ
ムとによる耐変色性、耐食性の向上の不足を補う他、金
−銀−パラジウム系均一固溶相に作用して合金9強さ、
を向上させると同時に、熱処理硬化性をも得せしめて、
軟化時には加工性を容易にすると共に、硬化時には咬合
圧や絞れに耐えたり、ブリッジ、鉤、パー、床等に必要
な強さと硬さとを持たせるのに効果ある範囲とした。又
このインジウムの添加は鋳造体の鋳肌色の黒色化を防ぐ
因と°もなっている。
ムとによる耐変色性、耐食性の向上の不足を補う他、金
−銀−パラジウム系均一固溶相に作用して合金9強さ、
を向上させると同時に、熱処理硬化性をも得せしめて、
軟化時には加工性を容易にすると共に、硬化時には咬合
圧や絞れに耐えたり、ブリッジ、鉤、パー、床等に必要
な強さと硬さとを持たせるのに効果ある範囲とした。又
このインジウムの添加は鋳造体の鋳肌色の黒色化を防ぐ
因と°もなっている。
亜鉛は脱酸剤としての必要量°を添加したが、この亜鉛
の4量迄は錫を以って置換えることが可能である。
の4量迄は錫を以って置換えることが可能である。
以上により、この発明による金合金は口腔内の自浄作用
の及ぶところは勿論のこと、及ばないところでも極めて
優れた耐変色性を有し、且つ低カラツトで、銅を含有し
ないにも拘らず、熱処理硬化性を有する黄色を強化した
金合金であって、而も鋳造体の鋳肌が黒変しないところ
の極めて有用な歯科用合金で、その利用価値は顕著であ
る。
の及ぶところは勿論のこと、及ばないところでも極めて
優れた耐変色性を有し、且つ低カラツトで、銅を含有し
ないにも拘らず、熱処理硬化性を有する黄色を強化した
金合金であって、而も鋳造体の鋳肌が黒変しないところ
の極めて有用な歯科用合金で、その利用価値は顕著であ
る。
特許出願人 日本歯研工業株式会社
手続補正書(オペ)
昭和57年IQ月“ピロ11
特許庁長官若杉和夫 殿
1、事件の表示
2、発明の名称
歯科用耐変色低カラツト黄色強化金合金3、補正をする
者 事件との関係q!i!’+°出願人 名称 日本歯研工業株式会社1 4、代 哩人 〒103 住所 東京都中央区「1本僑2−J−111番1号桜
IL 宗 ビ ル 71 階7゛補
正の内容 (別紙のとおり) 手続補正書 昭イII 、57年6月24[1 特許庁長官 若杉和夫 殿 2、発明の名称 歯科用耐変色性低カラット黄色ヴト化↑合金3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 名 称 日本歯研工業株式会社 4、代理人 〒103 (ム 補正の内容) 明細書中 第g頁第12行の「伸(%)」を次の通り訂正する 「伸び%」
者 事件との関係q!i!’+°出願人 名称 日本歯研工業株式会社1 4、代 哩人 〒103 住所 東京都中央区「1本僑2−J−111番1号桜
IL 宗 ビ ル 71 階7゛補
正の内容 (別紙のとおり) 手続補正書 昭イII 、57年6月24[1 特許庁長官 若杉和夫 殿 2、発明の名称 歯科用耐変色性低カラット黄色ヴト化↑合金3、補正を
する者 事件との関係 特許出願人 名 称 日本歯研工業株式会社 4、代理人 〒103 (ム 補正の内容) 明細書中 第g頁第12行の「伸(%)」を次の通り訂正する 「伸び%」
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 重量比で 金 2−〜qコチパラジウム
5〜35% インジウム 5−tg% 亜鉛 Q、/ 、/ Qチ 銀 残量 を含むことを特徴とする歯科用耐変色性低カラツト黄色
強化金合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57092380A JPS6048579B2 (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 歯科用耐変色性低カラツト黄色強化金合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57092380A JPS6048579B2 (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 歯科用耐変色性低カラツト黄色強化金合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58210132A true JPS58210132A (ja) | 1983-12-07 |
JPS6048579B2 JPS6048579B2 (ja) | 1985-10-28 |
Family
ID=14052811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57092380A Expired JPS6048579B2 (ja) | 1982-05-31 | 1982-05-31 | 歯科用耐変色性低カラツト黄色強化金合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6048579B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4804517A (en) * | 1986-03-06 | 1989-02-14 | Williams Dental Company, Inc. | Gold colored palladium - indium alloys |
US5314109A (en) * | 1993-04-26 | 1994-05-24 | Ormco Corporation | Brazing alloy and method of brazing |
US5372779A (en) * | 1993-05-12 | 1994-12-13 | Handy & Harman | Nickel-free white gold alloys |
JP2013533377A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-22 | ヒュン‐ソク パク | 歯科陶材焼付用金属合金及び歯科補綴物 |
-
1982
- 1982-05-31 JP JP57092380A patent/JPS6048579B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4804517A (en) * | 1986-03-06 | 1989-02-14 | Williams Dental Company, Inc. | Gold colored palladium - indium alloys |
WO1990007018A1 (en) * | 1986-03-06 | 1990-06-28 | Ivoclar North America, Inc. | Gold colored palladium - indium alloys |
US5314109A (en) * | 1993-04-26 | 1994-05-24 | Ormco Corporation | Brazing alloy and method of brazing |
US5372779A (en) * | 1993-05-12 | 1994-12-13 | Handy & Harman | Nickel-free white gold alloys |
JP2013533377A (ja) * | 2010-05-27 | 2013-08-22 | ヒュン‐ソク パク | 歯科陶材焼付用金属合金及び歯科補綴物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6048579B2 (ja) | 1985-10-28 |
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