JP2013533377A - 歯科陶材焼付用金属合金及び歯科補綴物 - Google Patents

歯科陶材焼付用金属合金及び歯科補綴物 Download PDF

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Abstract

歯科陶材焼付用金属合金及び歯科補綴物が提供される。歯科陶材焼付用金属合金は、0超過35重量%以下の金(Au)と、5ないし35重量%の銀(Ag)と、6ないし40重量%のインジウム(In)と、30ないし70重量%のパラジウム(Pd)と、合計0超過5.0重量%以下であり、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)、及び鉄(Fe)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、を含む。

Description

本発明は、金属合金に係り、特に、歯科で補綴用として使われる陶材焼付用金属合金及びそれを利用した歯科補綴物に関する。
陶材焼付用金属合金は、人体内で温度、酸度、圧力などの多様な環境変化が起こる口腔内で使われるために、優れた機械的性質だけではなく、化学的安定性と審美性とを要する。例えば、陶材焼付用金属合金は、口腔内で使われるために、腐蝕や変色などがあってはならず、人体有害性があってはならない。また、陶材焼付用金属合金は、食べ物を噛む圧力に耐えなければならないので、高い機械的性質を要する。
このような点で、金の含量が高い金系合金が陶材焼付用として広く使われている。しかし、金系合金は、高価であるために、金系合金と諸性質が類似していながらも、経済性に優れた代替合金が開発されている。例えば、金−パラジウム合金、銀−パラジウム合金、ニッケル−クロム合金などが研究されている。
しかし、このような代替合金で陶材焼付用として適した物理的性質、化学的性質、及び審美性を得ることは容易ではない。例えば、ニッケル−クロム合金は、価格面で有利であるが、アレルギー反応を誘発するか、体内重金属の蓄積を誘発するという問題点を有する。他の合金は、変色物を発生させるか、細胞毒性を誘発するか、陶材と結合力が低いか、または鋳造性が低い問題がある。これにより、本発明は、前述した問題点を解決するために案出されたものである。前述した課題は、例示的に提示され、本発明の範囲が、このような課題によって制限されるものではない。
本発明の一形態による歯科陶材焼付用金属合金は、0超過35重量%以下の金(Au)と、5ないし35重量%の銀(Ag)と、6ないし40重量%のインジウム(In)と、30ないし70重量%のパラジウム(Pd)と、合計0超過5.0重量%以下であり、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)、及び鉄(Fe)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、を含む。
前記金属合金の一側面によれば、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、ガリウム(Ga)、セレニウム(Se)、炭素(C)、アンチモン(Sb)、及び銅(Cu)からなる群から選択された少なくとも1つの元素が、合計0超過重量10.0%以下さらに含まれうる。
前記金属合金の他の側面によれば、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、ランタン(La)、オスミウム(Os)、及びビズマス(Bi)からなる群から選択された少なくとも1つの元素が、合計0超過2重量%以下さらに含まれうる。
前記金属合金のさらに他の側面によれば、クロム(Cr)、ニオビウム(Nb)、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、及びタングステン(W)からなる群から選択された少なくとも1つの元素が、合計0超過10.0重量%以下さらに含まれうる。
本発明の他の形態による歯科陶材焼付用金属合金は、0超過35重量%以下の金(Au)と、5ないし35重量%の銀(Ag)と、12.0ないし35.0重量%のインジウム(In)と、合計0超過重量10.0%以下であり、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、ガリウム(Ga)、セレニウム(Se)、炭素(C)、アンチモン(Sb)、及び銅(Cu)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、合計0超過10.0重量%以下であり、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)、及び鉄(Fe)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、合計0超過10.0重量%以下であり、クロム(Cr)、ニオビウム(Nb)、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、及びタングステン(W)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、合計0超過2重量%以下であり、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、ランタン(La)、オスミウム(Os)、及びビズマス(Bi)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、残部のパラジウム(Pd)及び不可避不純物と、からなる。
前記陶材焼付用金属合金の一側面によれば、前記インジウム(In)の含量は、12.0ないし26.0重量%であり、前記金属合金の溶融温度は、1030ないし1200℃であり得る。
前記陶材焼付用金属合金の他の側面によれば、前記インジウム(In)の含量は、20.3ないし30.0重量%であり、前記金属合金の溶融温度は、920ないし1040℃であり得る。
本発明のさらに他の形態による歯科陶材焼付用金属合金は、0超過85重量%以下の金(Au)と、0超過35重量%以下の銀(Ag)と、6ないし40重量%のインジウム(In)と、5ないし70重量%のパラジウム(Pd)と、合計0超過5.0重量%以下であり、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)、及び鉄(Fe)からなる群から選択された少なくとも1つの第1元素と、合計0超過10.0重量%以下であり、クロム(Cr)、ニオビウム(Nb)、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、及びタングステン(W)からなる群から選択された少なくとも1つの第2元素と、を含みうる。
前記金属合金の一側面によれば、前記少なくとも1つの第1元素は、0超過ないし1.0重量%未満のシリコン(Si)を含み、そして/または前記少なくとも1つの第2元素は、0ないし5.0重量%範囲のコバルト(Co)を含みうる。さらに、前記金属合金とセラミック陶材の焼成温度は、900ないし980℃範囲を有しうる。
前記金属合金の他の側面によれば、合計0超過10.0重量%以下であり、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、ガリウム(Ga)、セレニウム(Se)、炭素(C)、アンチモン(Sb)、及び銅(Cu)からなる群から選択された少なくとも1つの第3元素がさらに提供されうる。
前記金属合金のさらに他の側面によれば、前記少なくとも1つの第1元素は、0超過ないし1.0重量%未満のシリコン(Si)を含み、前記少なくとも1つの第2元素は、0ないし5.0重量%範囲のコバルト(Co)を含み、前記少なくとも1つの第3元素は、0超過ないし5.0重量%以下の銅(Cu)を含みうる。
本発明の一形態による歯科補綴物は、前述した歯科陶材焼付用金属合金のうちの少なくとも1つを用いて製造可能である。
本発明の一形態による歯科補綴物の製造方法が提供される。前述した歯科陶材焼付用金属合金を提供する。前記金属合金を前処理して表面の金属酸化物を除去する。前記金属合金上にセラミック陶材を900ないし980℃範囲の焼成温度範囲で接合する。
本発明の一部の実施形態による歯科陶材焼付用金属合金は、パラジウム及びインジウムの含量を高めて経済性を高め、同時に、他の追加元素を通じて優れた機械的性質、化学的安定性、及び高い体内適合性を確保することができる。
本発明の一部の実施形態による歯科陶材焼付用金属合金は、パラジウム−インジウム−金−銀系合金において、合金成分を適切に調節することによって、セラミック陶材との高温焼成時、合金の変形を防止することができる。
比較例によって前処理を経ずに焼成して製造した歯科補綴物を示す写真である。 実験例によって前処理を経た後に焼成して製造した歯科補綴物を示す写真である。
以下、本発明による望ましい実施形態を説明することによって、本発明を詳細に説明する。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現され、単に本実施形態は、本発明の開示を完全にし、当業者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。
本発明の実施形態で、重量%(wt%)は、全体合金の重量で当該成分が占める重量を百分率で表示したものである。重量%に対する範囲は、超過または未満である場合には、その境界値を含まず、単に範囲に指定されるか、以上または以下に指定された場合には、その境界値を含むものと理解されうる。
本発明の実施形態で、不可避不純物は、金属合金または補綴物の製造時に意図しないように流入されうる通常の不純物を指称することができる。
本発明の一実施形態による歯科陶材焼付用金属合金は、パラジウム(Pd)に、金(Au)、銀(Ag)、及び第1添加元素を混合して形成しうる。パラジウムは、主元素として金及び白金の相当部分を代替して提供され、人体に害がないと知られている。パラジウムの含量は、金、銀、及び添加元素の含量によって変わり、これらと共に適切な歯牙陶材焼付用合金性能を発揮するように選択されうる。例えば、コストの節減のために、パラジウムは、合金の残部を成し、30ないし70重量%範囲で含有されうる。他の例として、金の含量が高くなった場合、パラジウムは、5%以上の範囲で適切に選択されることもできる。このような陶材焼付用金属合金には、各元素自体の不純物から起因して、または合金段階で意図しないように含有される不可避不純物が含まれうる。
金銀の腐蝕抵抗、変色抵抗及び軟性向上のために添加され、その含量は、他の元素、例えば、パラジウムの含量を考慮して変わり、特別に制限されるものではない。但し、価格競争力が必要な場合、金の含量は、40重量%、特に、35重量%以下に制限され、特に、代替元素の含量が高い場合、25重量%以下に制限されうる。同時に、金の一部が白金(Pt)に代替されることもある。この場合、金と白金の全体含量は、35重量%以下であり得る。さらに、白金は、高価で、溶融温度が高くて、鋳造用合金で20重量%以下に制限されうる。しかし、価格競争力が重要ではない場合、パラジウムの含量を低め、金の含量が約85%内外まで増大しうる。
銀(Ag)は、パラジウムと共に、変色物の発生、破折、水素脆性、鋳造性の低下などの問題を解決するために添加されうる(0%超過範囲)。さらに、銀は、変色物の発生を抑制し、延伸率の向上のために、最小5重量%は添加され、黄変現象を考慮して、35重量%以下に制限されうる。より厳格な条件下で、合金の色相の保持のために、銀の含量は、13ないし31重量%範囲に制限されうる。
インジウム(In)は、陶材との結合力を向上させ、審美性を保持するために添加されうる。例えば、陶材との最小結合力を確保するために、インジウムの最小含量は、3重量%であり得る。但し、インジウムの含量が、最小6重量%以上である場合、合金の色相が黄色を帯び、インジウムの含量が高くなるほど黄色が鮮明になる。一方、インジウムの含量が高くなれば、合金の溶融温度が低くなり、その熱膨張係数が増加するので、インジウムの含量は、40%以内に制限され、同時に、合金の焼成温度によって適切に選択されうる。さらに、硬度の過度な上昇及び陶材結合時、変形を抑制するために、インジウムの含量は、35重量%以内にさらに制限されうる。
例えば、本発明の実施形態で、焼成温度の範囲は、セラミックパウダーによって異ならせて選択されうるが、概略的に低温焼成の範囲は、約800℃以下の焼成温度を指称し、高温焼成の範囲は、約900ないし980℃の焼成温度を指称することができる。
第1添加元素は、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)、及び鉄(Fe)からなる群から選択された少なくとも1つの元素を含みうる。第1添加元素は、インジウムの増加による合金の溶融温度の低下及び熱膨張係数の上昇を相殺させることができる。第1添加元素の含量は、過度な合金の溶融温度の上昇及び熱膨張係数の減少を考慮して、合計0.1重量%以上、最大10.0重量%以内に制限され、より厳格な条件下では、硼砂のような酸化物生成及びそれによる合金の変色を抑制するために、最大6.0重量%以下に制限されうる。
本発明の他の実施形態による歯科陶材焼付用金属合金は、パラジウム(Pd)に、金(Au)、銀(Ag)、第1添加元素、及び第2添加元素を混合して形成しうる。前述したように、このような陶材焼付用金属合金には、各元素自体の不純物から起因して、または合金段階で意図しないように含有される不可避不純物が含まれうる。本実施形態で、パラジウム(Pd)、金(Au)、銀(Ag)、及び第1添加元素についての説明は、前述した実施形態を参照することができる。
第2添加元素は、クロム(Cr)、ニオビウム(Nb)、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、及びタングステン(W)からなる群から選択された少なくとも1つの元素を含有することができる。第2添加元素は、第1添加元素と同様に、インジウムの増加による合金の溶融温度の低下及び熱膨張係数の上昇を相殺させることができる。これにより、第2添加元素は、合金内のインジウムの含量を高めることによって、合金の色相をさらに黄色に作るように助けることができる。
さらに、第2添加元素は、金属合金上にセラミック陶材と焼成時、インジウムの増加による合金の変形率の増加を抑制することができる。金属合金内のインジウムは、セラミック陶材との高温焼成時、セラミック陶材のように流れ出すことができる。このような理由で、金属合金内のインジウムの含量が高い場合、このような金属合金は、高温焼成用として利用されにくい。しかし、第2添加元素は、インジウムと結合して高温焼成時、インジウムの変形を抑制することによって、高温焼成用金属合金内にインジウムの含量を増加させるように助ける。
例えば、第2添加元素は、インジウムの変形を抑制するために、0.l重量%以上含有されうる。第2添加元素は、焼成温度が高いほど必要性がさらに増大しうる。但し、第2添加元素の含量は、合金の色相変化及び鋳造性の減少などを考慮して、合計で10.0重量%以内に制限し、さらに、過度な合金の溶融温度の上昇及び熱膨張係数の減少などをさらに考慮して、5.0重量%以内に制限しても良い。
本発明のさらに他の実施形態による歯科陶材焼付用金属合金は、パラジウム(Pd)に、金(Au)、銀(Ag)、第1添加元素、及び第3添加元素を混合して形成しうる。前述したように、このような陶材焼付用金属合金には、各元素自体の不純物から起因して、または合金段階で意図しないように含有される不可避不純物が含まれうる。本実施形態で、パラジウム(Pd)、金(Au)、銀(Ag)、及び第1添加元素についての説明は、前述した実施形態を参照することができる。
第3添加元素は、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、ガリウム(Ga)、セレニウム(Se)、炭素(C)、アンチモン(Sb)、及び銅(Cu)からなる群から選択された少なくとも1つの元素を含みうる。第3添加元素は、インジウムによる合金の黄色発現を妨害する元素、例えば、第2添加元素による影響を保全するために添加されうる。さらに、第3添加元素は、第1添加元素による変色の発生を防止することができる。但し、第3添加元素の増加は、合金の鋳造性を減少させ、さらに、細胞毒性の増加、溶融温度の低下、腐蝕抵抗性などを減少させることができて、10.0重量%以下に制限され、銅の場合、5.0重量%以下に制限されうる。
本発明のさらに他の実施形態による歯科陶材焼付用金属合金は、パラジウム(Pd)に、金(Au)、銀(Ag)、第1添加元素、及び第4添加元素を混合して形成しうる。前述したように、このような陶材焼付用金属合金には、各元素自体の不純物から起因して、または合金段階で意図しないように含有される不可避不純物が含まれうる。本実施形態で、パラジウム(Pd)、金(Au)、銀(Ag)、及び第1添加元素についての説明は、前述した実施形態を参照することができる。
第4添加元素は、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、ランタン(La)、オスミウム(Os)、及びビズマス(Bi)からなる群から選択された少なくとも1つの元素を0超過2重量%以下含有することができる。第4添加元素は、鋳造性を向上させるか、または合金の結晶粒を微細化して、その強度を向上させ、このような点で、その含量が制御される。例えば、第4添加元素は、その含量が2重量%を超えば、結晶粒微細化の効果が弱くなるので、その含量を2重量%以内に制限することができる。
本発明のさらに他の実施形態による歯科陶材焼付用金属合金は、パラジウム(Pd)に、金(Au)、銀(Ag)、及び第1添加元素を添加し、付加的に、第2ないし第4添加元素のうち2つ以上を混合して形成しうる。前述したように、このような陶材焼付用金属合金には、各元素自体の不純物から起因して、または合金段階で意図しないように含有される不可避不純物が含まれうる。各元素の機能は、前述した実施形態の説明を参照することができる。
前述した本発明の実施形態による陶材焼付用金属合金は、高価の金及び白金の含量を低め、代わりにパラジウム及びインジウムの含量を高めて経済性を高め、同時に、他の追加元素を通じて優れた機械的性質、化学的安定性、及び高い体内適合性を確保することができる。
本発明の一実施形態による歯科補綴物は、前述した陶材焼付用金属合金を用いて製造可能である。例えば、歯科補綴物は、前述した金属合金上にセラミック陶材を接合して形成されうる。このような歯科補綴物は、金属合金の優れた機械的/化学的性質とセラミック陶材の審美性とを融合して高い商品性を有しうる。
以下、本発明の理解を助けるために、比較例及び実験例を提供する。但し、下記の比較例及び実験例は、本発明の理解を助けるためのものであり、本発明が、下記の比較例及び実験例によって限定されるものではない。
本発明者は、高価の金及び白金を代替しうる候補としてパラジウム−インジウム系合金に注目した。これにより、まず、パラジウム−インジウム系合金の組成比による物理的性質を調査した。表1は、実験例Iによるパラジウム−インジウム系合金の組成及び物理的性質を表わす。表1の試片は、合金成分を溶解した後、黒煙鋳型に注入して鋳造体を形成した後、圧延機を用いて鋳造体を伸ばした後、それを刻印及び切断して作ったものである。
Figure 2013533377
表1を参照すると、インジウムの含量が高くなるほど合金の溶融温度が低くなることが分かる。これは、インジウムの溶融温度が、金及び銀に比べて遥かに低いためである。歯科補綴物の製造時、焼成温度を考慮すれば、陶材焼付用金属合金の溶融温度は、920℃ 以上にならなければならず、したがって、インジウムの含量は、40重量%以内に制限されうる。一方、陶材焼付用合金の色相を黄色に保持するためには、インジウムの含量は、最小6重量%以上にし、特に、黄色をより濃くするためには、12重量%以上に保持する。このような結果から、引き続き実験例でインジウムの含量は、12ないし40重量%範囲で添加された。
表2は、本発明の実験例IIによる合金組成(重量%)及び物理的性質を表わす。
Figure 2013533377
表2を参照すると、実験例II−1ないし実験例II−4を参照すると、シリコン(Si)が添加されることによって、金属合金の熱膨張係数が大きく減少することが分かる。シリコンが増加することによって、相対的に銀が減少した。例えば、実験例II−1は、低温焼成用として利用され、実験例II−2は、高温焼成用として利用されうる。実験例II−3及び実験例II−4は、追加的な合金元素がない場合、あまりにも熱膨張係数が低くて、陶材焼付用合金として適しないこともある。これに基づいて、シリコンの含量は、1次的に1重量%未満に制限することができる。但し、他の合金元素を添加することによって、シリコンの含量をさらに高めることもできる。
実験例II−5ないし実験例II−8を参照すると、ゲルマニウム(Ge)が添加されることによって、金属合金の熱膨張係数が減少することが分かる。但し、シリコンに比べて、ゲルマニウムが添加された場合が、相対的に熱膨張係数の減少程度が低いことが分かる。実験例II−5及び実験例II−6は、低温焼成用として利用され、実験例II−7は、高温焼成用として利用されうる。実験例II−8は、追加的な合金元素がない場合、あまりにも熱膨張係数が低くて、陶材焼付用合金として適しないこともある。これに基づいて、ゲルマニウムの含量は、1次的に2重量%未満、例えば、1重量%またはそれ以下に制限することができる。但し、他の合金元素を添加することによって、ゲルマニウムの含量をさらに高めることもできる。
実験例II−9ないし実験例II−12を参照すると、ジルコニウム(Zr)が添加されることによって、金属合金の熱膨張係数が減少することが分かる。但し、ゲルマニウムに比べて、ジルコニウムが添加された場合が、相対的に熱膨張係数の減少程度が少し低いことが分かる。実験例II−9ないし実験例II−11は、低温焼成用として利用され、実験例II−12は、高温焼成用として利用されうる。これに基づいて、ジルコニウムの含量は、1次的にほぼ2重量%またはやや上回る範囲まで許容されうるということが分かる。さらに、高温焼成のためには、ジルコニウムの含量は、1重量%超過で添加されうる。但し、他の合金元素を添加することによって、このような含量は変化されることもできる。
実験例II−13ないし実験例II−16を参照すると、コバルト(Co)が添加されることによって、前述した金属合金の熱膨張係数がほとんど保持されるか、または微量減少するということが分かる。したがって、シリコン、ゲルマニウム及び/またはジルコニウムを添加し、付加的にコバルトを添加することによって、金属合金の熱膨張係数を低めながら、同時にインジウムによる高温焼成変形を抑制することができると期待される。
表3は、本発明による実験例IIIによる金属合金の組成(重量%)を表わす。
Figure 2013533377
表3の試片は、合金成分を溶解した後、黒煙鋳型に注入して鋳造体を形成した後、圧延機を用いて鋳造体を伸ばした後、それを刻印及び切断して作ったものである。合金成分の溶解は、適切な反応炉、例えば、流導炉を用いて行われ、酸化防止のために、真空雰囲気、不活性ガスを注入しながら行われる。例えば、反応炉内の圧力は、10−4〜10−3torrにポンピングされ、この状態で、アルゴン、窒素などのガスが注入されうる。
実験例III−1ないし実験例III−17による陶材焼付用金属合金は、第1ないし第8群元素の一部または全部で構成することができる。前記実験例で、第1群元素として前記金以外に白金がさらに添加されても良い。前記実験例で、第5群元素として前記元素以外に、錫(Sn)、セレニウム(Se)、炭素(C)、アンチモン(Sb)、または銅(Cu)が、類似した機能として付加されうる。第7群元素としては、前記に提示された元素以外に、バナジウム(V)またはタングステン(W)が、類似した機能として付加されることもできる。第8群元素としては、前記に提示された元素以外に、レニウム(Re)、ロジウム(Rh)、ランタン(La)、オスミウム(Os)、またはビズマス(Bi)が、類似した機能のために付加されうる。
前述した実施形態で、第1添加元素は、第6群元素から選択され、第2添加元素は、第7群元素から選択され、第3添加元素は、第5群元素から選択され、第4添加元素は、第8群元素から選択されうる。
以下、表2の実験例による合金の物理的/機械的性質、生体適合性及び接合力についての結果を説明する。
(物理的/機械的性質の評価)
表4は、表3の実験例に対する機械的/物理的性質を表わす。このような結果は、表3の実験例によって製造された合金を技工所で使う電気炉または酸素−プロパンガストーチを用いて溶解した後、ISO9693号の規格に基づいて試験を行って得られた。
Figure 2013533377
表3及び表4を共に参照すると、実験例III−1ないし実験例III−17で、合金の色相は、いずれも黄色であった。同時に、合金の溶融温度は945ないし1047℃範囲であり、その熱膨張係数は12.1ないし17.2 10−6−1範囲であって、これら合金は、低温または高温焼成に適した範囲を表わした。実験例III−1ないし実験例III−17で、パラジウム(Pd)の含量は、例示的に39〜45重量%添加された。しかし、パラジウムの含量は、金(Au)及び銀(Ag)の含量を減らす場合に増加しうる。
実験例III−1ないし実験例III−17で、金(Au)の含量は約2〜20重量%範囲であり、銀(Ag)の含量は約13〜31重量%であり得る。このような金及び銀の含量範囲内で、合金の物理的及び機械的性質は、歯牙用陶材焼付用として適した。しかし、金及び銀の含量は、前述したように、さらに拡張されうる。
合金の溶融温度と熱膨張係数は、1次的にインジウム(In)の含量に大きく依存する。このようなインジウムの1次的な影響は、他の合金元素によって弱化または強化されうる。低温焼成用の陶材焼付用合金の場合、熱膨張係数が比較的大きいとしても、溶融温度が比較的低いことが要求される。一方、高温焼成用の陶材焼付用合金の場合、溶融温度が比較的高いとしても、熱膨張係数が比較的低いことが要求される。
例えば、低温焼成用合金は、その溶融温度が920ないし1040℃範囲であり、その熱膨張係数が15.5x10−6〜17.5x10−6−1範囲であり得る。このような点で、実験例III−1ないし実験例III−9による合金が、低温焼成用として利用されうる。この場合、インジウムの含量は、約20.3ないし30.0重量%、具体的に、20.5〜29.5重量%であり得る。
さらに、溶融温度を1000℃以下に制限した場合、実験例III−6ないし実験例III−9のように、インジウムの含量は、約23.0ないし30.0重量%であり得る。さらに、溶融温度を1000℃以下に制限し、熱膨張係数を16.0x10−6〜17.2x10−6−1範囲に厳格に制限する場合、実験例III−6、実験例III−7、及び実験例III−9のように、インジウムの含量は、約24〜30重量%であり得る。
実験例III−8及び実験例III−9は、実験例III−1〜実験例III−7に比べて、第7群元素(第2添加元素)をさらに含んでおり、これにより、インジウムの含量が比較的低いにもかかわらず、実験例III−1〜実験例III−7に比べて、その溶融温度が比較的低いということが分かる。このような点で、第7群元素は、低温焼成用合金でインジウムの含有範囲を広げながら、合金の溶融温度を低めるのに寄与するということが分かる。
高温焼成用合金は、その溶融温度が、広くは1030〜1200℃範囲、狭くは1030〜1050℃範囲であり、その熱膨張係数が、広くは12.0x10−6〜16.0x10−6−1範囲、狭くは13.0x10−6〜15.5x10−6−1範囲、さらに狭くは13.9x10−6〜15.5x10−6K−1範囲であり得る。このような点で、実験例III−10ないし実験例III−17による合金は、広く見る時、高温焼成用として利用され、この場合、インジウムの含量は、約12.0ないし26重量%であり得る。一方、このような高温焼成合金で、インジウムの含量は、他の添加元素、例えば、金、白金または第7群元素(第2添加元素)を増やすことで拡大しうる。金、銀または白金は、合金の溶融温度を高めるのに寄与することができる。第7群元素は、合金の溶融温度の減少とインジウムの増加による合金変形の縮小に寄与することができる。
第3添加元素(第5群元素)は、前述したように、合金の強度、腐蝕防止特性などを考慮して、10重量%以下、具体的に、7重量%以下に添加された。
第4添加元素(第8群元素)は、前述したように、合金の結晶粒微細化の程度を考慮して、2重量%以下、特に、0.5重量%以下に添加された。
(生体適合性の評価)
表3の実験例III−1ないし実験例III−17によって製造された試片の生体適合性の実験は、ISO/TR7455−1984の規格に基づいて行われた。
<1>急性毒性試験
試片を粉末化した後、水溶性メチルセルロースに多様な濃度で懸濁させた後、白ラット(Albino rat)の経口に投与した後、2週間毎日毒性効果を記録した。その結果、LD50は、8g/kgであって、生体安定性が高いと表われた。
<2>寒天重層実験
白ラットの繊維芽細胞L−929細胞をEagle MEM培養液(10%FBS)に1mL当たり510の細胞濃度で接種した後、37℃で24時間培養した。培養後、培養皿の液体成分を吸入除去後、Eagle培養液に寒天を1.0%w/v入れたものを約12mLずつ培養皿に重層した。前記寒天平板上に、0.02%w/vニュートラルレッド・リン酸緩衝生理食塩注射液3mLを入れた後、5%炭酸ガス装置を使って、37℃で2〜3時間培養した。培養後、過量の染色液を除去し、再び5%炭酸ガス培養装置を使って、37℃で4時間培養した。培養後、細胞が十分に色素を吸収した平板を6個ずつ使って、平板上に実験例III−1ないし実験例III−5で製造した試片10100.1mmの薄片で製造した後、寒天平板上に載せた。平板の1つは、陰性対照群として使った。以後、前記平板を5%炭酸ガス培養装置を用いて、37℃で24時間培養した。培養細胞の反応は、培養皿を白色の背景で観察する時、赤色に染色された細胞が検体の下部及び周辺で染色性が低下しているか否かによって判定した。判定の結果、細胞死滅の程度が陰性対照群と大差なくて、非常に優れた生体適合性を有するということが分かった。
(陶材との結合力の評価)
表3の実験例III−1ないし実験例III−17によって製造された試片と陶材との結合力に対する検査は、ISO9693の規格に基づいて行った。検査の結果、検体いずれもが中央1/3に陶材が50%超えるように保持されていて、非常に優れた結合力を表わした。
表5は、本発明による実験例IVによる金属合金の組成(重量%)及び物理的特性を表わす。
Figure 2013533377
前述した実験例で、第1添加元素は、第6群元素から選択され、第2添加元素は、第7群元素から選択され、第3添加元素は、第5群元素から選択されうる。
表5を参照すると、インジウムの含量が約21%内外であり、第5群元素が添加された実験例IV−1は、低温焼成用として利用されうるということが分かる。しかし、実験例IV−1は、実験例IV−2に比べて、黄色発現が弱く、これは、相対的にインジウムの含量が低いためであると理解される。しかし、実験例IV−2のように、インジウムの含量のみを高めば、熱膨張率が急激に高くなって、低温焼成が不可能となる。
このような点で、実験例IV−3ないし実験例IV−19から見えるように、第6群元素の添加は、インジウムの追加による熱膨張率の上昇を相殺させるのに効果的であるということが分かる。このような点で、実験例IV−3及び実験例IV−4は、低温焼成用として利用されながら、黄色の色相を中間程度発現することができると把握される。
一方、インジウムの含量が30重量%以内であり、第6群元素(第1添加元素)のうち、シリコンの含量が0.5重量%以上である実験例IV−5ないし実験例IV−19が、高温焼成用として利用されうるということが分かる。商業的なセラミック陶材の約80%以上が、高温焼成に適するという点を勘案すれば、高温焼成用として利用される本実験例の金属合金は、陶材焼付用として適する。
但し、第7群元素(第2添加元素)であるコバルトがない実験例IV−5の場合、陶材焼付時、インジウムの流れ出すことによって、焼成変形が発生するということが分かる。したがって、高温焼成のためには、金属合金内に適切な含量の第6群元素の添加が必要であり、さらに、高温焼成時、焼成変形を抑制するために、適切な含量の第7群元素の添加が必要であるということが分かる。例えば、コバルトは、5重量%以下の範囲で制御される。
しかし、第7群元素、例えば、コバルトの添加によって、実験例IV−6ないし実験例IV−8から見るように、金属合金の黄色発現程度が中下または下級に落ちた。このような問題を考慮して、実験例IV−9ないし実験例IV−16では、第2群元素及び第5群元素、特に、銅(Cu)を追加するか、またはその含量を増やすことによって、金属合金の黄色発現程度を中級に上向させうるということが分かる。但し、金の含量が相対的に低い実験例IV−17で、金属合金の黄色発現程度は、中下級に低かった。例えば、銅は、5重量%以下の範囲で制御される。
特に、実験例IV−9、実験例IV−10、実験例IV−18、及び実験例IV−19のように、第2群元素、特に、金の含量を高め、第5群元素として銅を添加し、相対的にパラジウムの含量を低めた場合、金属合金の色相を上級の黄色に作ることができるということが分かる。したがって、高温焼成用金属合金で、金の含量は、約85%内外まで増大しうるということが分かる。但し、この場合、金の含量が増大してコストが増加することができて、金の含量は、コストを考慮して適切に調節する必要がある。
前述した実験例による歯科用金属合金は、セラミック陶材と結合して、歯科用補綴物として利用されうる。選択的に、前述した歯科用金属合金は、セラミック陶材と結合時、適切な前処理を通じてセラミック陶材と結合力を高めうる。通常、セラミック陶材と金属合金の焼成時、過度な酸化膜が介在されてセラミック陶材と金属合金との結合を妨害しうる。特に、高温焼成時、金属合金内のインジウムが酸化されうる。
このような点で、高温焼成前に、金属合金を前処理して金属合金の表面から金属酸化物を除去することによって、セラミック陶材と金属合金との間で過度な酸化物の形成を防止して、2つの間の化学的結合を向上させることができる。また、表面エッチングを通じて金属合金の表面に気孔を作ることによって、金属合金とセラミック陶材との物理的結合を誘導して、結合力を向上させることができる。例えば、このような前処理は、金属酸化物を除去するための湿式エッチングを含みうる。例えば、フッ酸と硝酸との水溶液を用いて湿式エッチングを行うことができる。エッチング時間は、金属合金内の金属酸化物の含有量によって、数ないし数十分の範囲で適切に選択されうる。
図1は、比較例によって前処理を経ずに焼成して製造した歯科補綴物を示す写真である。図2は、実験例によって前処理を経た後に焼成して製造した歯科補綴物を示す写真である。実験例で、金属合金は、歯牙形状に鋳造され、セラミック素材と焼成温度は、約900ないし980℃範囲であり得る。
図1に示したように、前処理を経ていない場合、セラミック陶材の相当部分が歯牙形状の金属合金から分離されたことが分かる。しかし、図2に示したように、適正時間の前処理を経た場合、セラミック陶材が、歯牙形状の金属合金から分離されるか、壊れずによく張り付いていることが分かる。
発明の特定の実施形態についての以上の説明は、例示及び説明を目的として提供された。したがって、本発明は、前記実施形態に限定されず、本発明の技術的思想内で、当業者によって、前記実施形態を組み合わせて実施するなどのさまざまな修正及び変更が可能であるということは明白である。
本発明は、歯科陶材焼付用金属合金及び歯科補綴物関連の分野に利用されうる。

Claims (20)

  1. 0超過35重量%以下の金(Au)と、
    5ないし35重量%の銀(Ag)と、
    6ないし40重量%のインジウム(In)と、
    30ないし70重量%のパラジウム(Pd)と、
    合計0超過5.0重量%以下であり、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)、及び鉄(Fe)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、
    を含む歯科陶材焼付用金属合金。
  2. 前記インジウム(In)の含量は、12.0ないし35重量%である請求項1に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  3. 合計0超過10.0重量%以下であり、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、ガリウム(Ga)、セレニウム(Se)、炭素(C)、アンチモン(Sb)、及び銅(Cu)からなる群から選択された少なくとも1つの元素をさらに含む請求項1に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  4. 合計0超過2重量%以下であり、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、ランタン(La)、オスミウム(Os)、及びビズマス(Bi)からなる群から選択された少なくとも1つの元素をさらに含む請求項1に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  5. 合計0超過10.0重量%以下であり、クロム(Cr)、ニオビウム(Nb)、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、及びタングステン(W)からなる群から選択された少なくとも1つの元素をさらに含む請求項1に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  6. 前記インジウム(In)の含量は、12.0ないし26.0重量%であり、
    その熱膨張係数が、13.0X10−6ないし16.0X10−6−1である請求項1に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  7. 前記インジウム(In)の含量は、20.3ないし30.0重量%であり、
    その熱膨張係数が、15.5X10−6ないし17.5X10−6−1である請求項1に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  8. 前記金(Au)の含量は、2ないし20重量%以下であり、
    前記銀(Ag)の含量は、13ないし31重量%である請求項1に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  9. 0超過35重量%以下の金(Au)と、
    5ないし35重量%の銀(Ag)と、
    12.0ないし35.0重量%のインジウム(In)と、
    合計0超過10.0重量%以下であり、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、ガリウム(Ga)、セレニウム(Se)、炭素(C)、アンチモン(Sb)、及び銅(Cu)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、
    合計0超過10.0重量%以下であり、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)、及び鉄(Fe)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、
    合計0超過10.0重量%以下であり、クロム(Cr)、ニオビウム(Nb)、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、及びタングステン(W)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、
    合計0超過2重量%以下であり、イリジウム(Ir)、レニウム(Re)、ロジウム(Rh)、ルテニウム(Ru)、ランタン(La)、オスミウム(Os)、及びビズマス(Bi)からなる群から選択された少なくとも1つの元素と、
    残部のパラジウム(Pd)及び不可避不純物と、
    からなる歯科陶材焼付用金属合金。
  10. 前記インジウム(In)の含量は、12.0ないし26.0重量%であり、
    その溶融温度が、1030ないし1200℃である請求項9に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  11. 前記インジウム(In)の含量は、20.3ないし30.0重量%であり、
    その溶融温度が、920ないし1040℃である請求項9に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  12. 0超過85重量%以下の金(Au)と、
    0超過35重量%以下の銀(Ag)と、
    6ないし40重量%のインジウム(In)と、
    5ないし70重量%のパラジウム(Pd)と、
    合計0超過5.0重量%以下であり、ホウ素(B)、ゲルマニウム(Ge)、ジルコニウム(Zr)、シリコン(Si)、及び鉄(Fe)からなる群から選択された少なくとも1つの第1元素と、
    合計0超過10.0重量%以下であり、クロム(Cr)、ニオビウム(Nb)、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、アルミニウム(Al)、バナジウム(V)、タンタル(Ta)、モリブデン(Mo)、及びタングステン(W)からなる群から選択された少なくとも1つの第2元素と、
    を含む歯科陶材焼付用金属合金。
  13. 前記少なくとも1つの第1元素は、0超過ないし1.0重量%未満のシリコン(Si)を含む請求項12に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  14. 前記少なくとも1つの第2元素は、0ないし5.0重量%範囲のコバルト(Co)を含み、前記金属合金とセラミック陶材の焼成温度は、900ないし980℃範囲を有する請求項12に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  15. 前記少なくとも1つの第1元素は、0超過ないし1.0重量%未満のシリコン(Si)を含み、前記少なくとも1つの第2元素は、0ないし5.0重量%範囲のコバルト(Co)を含む請求項12に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  16. 合計0超過10.0重量%以下であり、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、ガリウム(Ga)、セレニウム(Se)、炭素(C)、アンチモン(Sb)、及び銅(Cu)からなる群から選択された少なくとも1つの第3元素をさらに含む請求項13に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  17. 前記少なくとも1つの第1元素は、0超過ないし1.0重量%未満のシリコン(Si)を含み、
    前記少なくとも1つの第2元素は、0ないし5.0重量%範囲のコバルト(Co)を含み、
    前記少なくとも1つの第3元素は、0超過ないし5.0重量%以下の銅(Cu)を含む請求項16に記載の歯科陶材焼付用金属合金。
  18. 請求項1ないし請求項17の何れか一項に記載の歯科陶材焼付用金属合金を用いて製造された歯科補綴物。
  19. 請求項1ないし請求項17の何れか一項に記載の歯科陶材焼付用金属合金を提供する段階と、
    前記金属合金を前処理して表面の金属酸化物を除去する段階と、
    前記金属合金上にセラミック陶材を900ないし980℃範囲の焼成温度範囲で接合する段階と、
    を含む歯科補綴物の製造方法。
  20. 前記金属酸化物を除去する段階で、前処理は、硝酸及びフッ酸の水溶液で湿式エッチング法で進行する請求項19に記載の歯科補綴物の製造方法。
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