JPS5923732B2 - 発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法 - Google Patents

発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法

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JPS5923732B2
JPS5923732B2 JP1976581A JP1976581A JPS5923732B2 JP S5923732 B2 JPS5923732 B2 JP S5923732B2 JP 1976581 A JP1976581 A JP 1976581A JP 1976581 A JP1976581 A JP 1976581A JP S5923732 B2 JPS5923732 B2 JP S5923732B2
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styrenic resin
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particles
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は発泡性スチレン系樹脂粒子の製造方法に関する
スチレン系樹脂粒子にプロパン、ブタン、ペンタン、塩
化メチルジクロロフルオロメタン等の易揮発性の発泡剤
を1乃至20重量部含有させたものは発泡性スチレン系
樹脂粒子として公知である。
この発泡性スチレン系樹脂粒子は一般に水性懸濁重合で
作られるが、このものを水蒸気等で加熱するとその中に
多数の小気泡(セル)が生成し、予備発泡粒子となる。
そしてこの予備発泡粒子を閉鎖型の型窩中に充填して加
熱すると、上記予備発泡粒子が互いに融着し、型通りの
多泡性スチレン系成形体を容易に製造することができる
。このようにして作られた成形発泡体は食品容器、緩衝
材、断熱材、漁函、浮子等に使用されるが、このものの
成形時間、強度、表面状態等の製品特性は発泡時の気泡
数に大きく左右される。したがつて使用目的に適した特
性を成形体に付与するには発泡体の気泡数を任意に調節
する必要が生じる。しかし気泡数を支配する因子は発泡
剤の種類、含有量および含浸温度以外にスチレン系樹脂
の重合度その他の要因による影響を受けるものであり、
このような要因の中には明確にされていないため、気泡
数を任意に調節することは甚だ困難である。そのため一
般に従来の発泡性スチレン系樹脂粒子には次に示す欠点
がある。(1)樹脂粒子を製造直後に発泡させると気泡
体の断面の気泡数が少なく、その大きさが不均一である
このため製造後、気泡の大きさが均一化するまで長期の
熟成期間が必要である。(2)熟成後に発泡させた場合
、気泡の大きさは均一化するが気泡数が少ない(約60
倍のカサ倍数の場合、発泡粒子切断面における1md当
りの気泡数は50個以下)。
また気泡が粗大であるために気泡膜が厚く、成形時には
気泡内の残ガスの逸散が遅く、完全に冷却しないで成形
品を取り出すと膨張、変形を引起こす。そのため冷却に
長時間を要し、作業効率が悪い。更に気泡が粗犬である
ために、成形体表面のなめらかさにかけ、カツト物成形
体の切断面も粗悪なものになつてしまう。(3)製造後
の樹脂粒子を夏季気温程度の温度に保管した後発泡させ
ると、発泡体の切断面の気泡が粗くなるため、夏季気温
以下の保冷庫に貯蔵する必要がある。
本発明者は通常の方法で得られた発泡性スチレン系樹脂
発泡体の気泡数と製造後の熟成期間および成形品特性(
成形時間、強度、表面状態等)の関連について調べた結
果、発泡時のカサ倍数が約60倍で比較すると発泡粒子
の切断面における1m!L中の気泡数が50〜300個
程度の範囲のものが製造後の熟成期間が短い成形時間が
短い、成形体の強度が強い。
表面がなめらかで美しく、カツト面はきれい等、成形体
としてすぐれた特性を持つことを確かめた。そこで発泡
体の気泡数を任意に調節する方法を見い出し、1miL
中の気泡数を50〜300個の範囲で調節できれば、す
ぐれた成形体特性を持つ発泡性スチレン系樹脂を得るこ
とができると考え鋭意研究を積み重ねた結果、水性懸濁
重合を行なう際に、水溶性高分子分散剤を使用し、気泡
調節剤としてオキシエチレン鎖を有する塩を用いること
により、従来の発泡性スチレン系樹脂粒子の欠点を改良
し、所期の目的を達成するに至つた。すなわち、第一の
発明はスチレン系樹脂の存在下または不存在下にスチレ
ン系単量体を水性媒体中で懸濁重合し、有機発泡剤を該
重合工程中に添加するかまたは該重合工程終了後に該重
合工程で得られたスチレン系樹脂粒子に有機発泡剤を含
浸して発泡性スチレン系樹脂粒子を製造する方法におい
て、(1)上記水性媒体中に難溶性無機物質を得られる
スチレン系樹脂粒子に対して0.01〜3重量%と陰イ
オン界面活性剤を得られるスチレン系樹脂に対して1×
10−4〜0.01重量%存在させた状態で上記懸濁重
合を行ない、(11)上記懸濁重合工程中任意の時点で
上記水性媒体中に、分子中にオキシエチレン鎖を有する
塩を得られるスチレン系樹脂粒子に対して0.01〜2
重量%添加することを特徴とする発泡性スチレン系樹脂
粒子の製造法に関する。
本発明におけるスチレン系単量体とは、スチレン、α−
メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン等の
スチレン誘導体を50重量%以上含有するビニル系単量
体であり、その他、アクリロニトリル等シアン化ビニル
単量体、メチルメタクリレート等のメタクリレート単量
体、ブチルアクリレート等のアクリレート単量体、酢酸
ビニル、塩化ビニルのスチレンまたはスチレン誘導体と
共重合可能な単量体を含んでいてもよい。
これらの単量体を二種以上使用する場合、必ずしも混合
して使用するとは限らず、別々に使用してもよい。スチ
レン系樹脂は、このスチレン系単量体の重合体であり、
その製造法および形状には制限はない。例えば懸濁重合
で得られるものなどがあり、樹脂の形状としては球形粒
子状、ペレツト状等がある。第1の発明において、水性
媒体中に難溶性無機物質、陰イオン界面活性剤および分
子中にオキシエチレン鎖を有する塩が存在するものであ
り、このときに本発明の効果である発泡体の気泡数を多
くするという効果を達成することができる。
難溶性無機物質としては、一般によく知られたものが使
用できる。例えば、燐酸カルシウム、ヒドロキシアパタ
イト、燐酸マグネシウム、ピロ燐酸マグネシウム等があ
る。難溶性無機物質分散剤は、水性媒体中に、得られる
スチレン系樹脂粒子(仕込時のスチレン系単量体または
仕込時のスチレン系単量体とスチレン系樹脂の総量を意
味する。
以下、同様)に対して0.01〜3重量%の範囲で使用
される。0,01重量%未満の使用では分散剤として機
能しにくい。
また3重量%を越えると分散剤としての効果が出すぎる
ため、生成される粒子は小さく、必要な粒子径(0.1
〜4m77!)を収率よく得ることは困難となるばかり
ではなく、場合によつては乳化することもあるので好ま
しくない。また難溶性無機分散剤と同時に陰イオン界面
活性剤を存在させることが必須条件であり、陰イオン界
面活性剤が存在しないと分散剤として機能しない。
陰イオン界面活性剤としては、一般に知られたものが使
用できる。
例えばアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、α−オ
レフインスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホン酸ナ
トリウム等である。陰イオン界面活性剤は水性媒体中に
得られるスチレン系樹脂粒子に対して1×10−4〜0
.01重量%の範囲で使用される。
この範囲外の使用では分散剤として機能しにくい。気泡
調節剤として使用するオキシエチレン鎖を有する塩は一
般式A+−CH2CH2O+NBで示される構造のもの
でnはオキシエチレン基の分子数を現わしn−1〜20
00の範囲のものが好ましい。
Aはポリオキシエチレン基につく親油性の基であればよ
く、その制限はない。Bは水性媒体中℃?イオンを生成
する基である。オキシエチレン鎖を有する塩として(4
)列えばポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテル硫酸塩、
ポリオキシエチレンスチリルフエニルエーテル硫酸塩、
ポリオキシエチレンゾルビタンエーテル硫酸塩、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル硫酸塩、ポリオキシエチレ
ンゾルビタン脂肪酸部分エステル硫酸塩、ポリオキシエ
チレンソルビトール脂肪酸部分エステル硫酸塩、ポリオ
キシエチレングリセリン脂肪酸部分エステル硫酸塩、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンプロツクポリマ
一の硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン硫酸塩
等、同様のリン酸塩、チオリン酸エステル塩、スルホン
酸塩、亜硫酸エステル塩、亜リン酸塩、ホスホン酸エス
テル塩などがあり、これらの塩としては、カリウム、ナ
トリウム等のアルカリ金属、マグネシウム等のアルカリ
土類金属の塩、アンモニウム塩などがある。
オキシエチレン鎖を有する塩の使用量は得られるスチレ
ン系樹脂粒子に対して0.01〜2重量%の範囲であり
、特に0.03〜0.5重量%の範囲が好ましい。
0.01重量%未満の使用では本発明の効果は期待でき
ず、2重量%を越えると粒子の分散性が悪化するため、
発泡剤の添加時又は添加後に粒子の合一が起こり、異形
粒子が発生し易くなり、場合によつては全ての粒子が合
一する、いわゆる餅化現象が起こつてしまうので好まし
くない。
気泡調節剤の添加時期は重合が完了する前であれば特に
制限はなく、添加方法も特に制限がないが、発泡剤を添
加する前に加えるのが好ましい。重合転化率が低いとき
に添加するときは、分散系を不安定にするので分散剤の
量を増すなどの配慮が必要であり、重合転化率が50重
量%以上のとき添加するのが好ましい。なお、重合開始
前に添加してもよい。本発明に用いる重合開始剤として
は過酸化ベンゾイル、ターシャリブチルパーベンゾエー
トのような有機過酸化物、アゾビスイソブチルニトリル
、アゾビスジメチルバレロニトリル等のアゾ化合物など
、一般にスチレン系単量体のラジカル重合に用いられる
重合開始剤が使用できる。
重合開始剤はスチレン系単量体に対して約0.1〜4重
量%使用される。また、水性媒体は得られるスチレン系
樹脂粒子に対して約80〜300重量%、好ましくは約
100重量%以下で使用される。
つぎに本発明に使用される有機発泡剤は生成されるスチ
レン系重合体を溶解しないか又は僅に膨潤させるだけの
性質を持つたもので、その沸点が上記生成重合体の軟化
点よりも低いもので常態で液状のもの又は気体状のもの
が使用できる。
例えばプロパン、ブタン、ペンタン等の脂肪族炭化水素
類、シクロブタン、シクロペンタン等の環式脂肪族炭化
水素類などである。かような発泡剤の添加時期はスチレ
ン系単量体の重合反応途中であつても、重合反応終了後
であつてもよい。上記発泡剤のうち、プロパン及びブタ
ンが単独又は併用で用いられるときはスチレン系樹脂を
多少軟化させるに必要な溶剤を少量用いることが好まし
ぃ。
かかる溶剤の例としてはエチルベンゼン、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、エチレンジクロライド、トリクロロ
エチレン、テトラクロロエチレン、シクロヘキサン等を
挙げることができる。その使用量は得られるスチレン系
樹脂粒子に対して0.1〜4重量%である。発泡剤の添
加時期は、重合工程中に行なうときは、スチレン系単量
体の重合転化率が50重量%以上で、特に70重量%以
上で水性媒体中に圧入して行なうのが好ましい。
重合完了後、添加する場合は、重合工程に引きつづいて
水性媒体中に圧入してもよいし、一たん分離したスチレ
ン系樹脂粒子を改めて水性媒体中に懸濁させ、これに圧
入するかその他の方法で行なうことができる。なお、本
発明において、重合転化率とは、スチレン系樹脂の存在
下にスチレン系単量体を重合するとき、これらの総量に
対するスチレン系樹脂とスチレン系単量体の重合分の総
量の割合を意味する。第2の発明はスチレン系樹脂粒子
を水性媒体に懸濁させ、これに有機発泡剤を添加して発
泡性スチレン系樹脂粒子を製造する方法において、上記
水性媒体中に(1)難溶性無機物質を上記スチレン系樹
脂粒子に対して0.01〜3重量%と陰イオン界面活性
剤を得られるスチレン系樹脂に対して1×10−4〜0
.01重量%存在させ、(4)分子中にオキシエチレン
鎖を有する塩を上記スチレン系樹脂粒子に対して0.0
1〜2重量%添加することを特徴とする発泡性スチレン
系樹脂粒子の製造法に関する。
第2の発明において用いられるスチレン系樹脂粒子とは
第1の発明で用いられるのと同じスチレン系樹脂の存在
下または不存在下に第」の発明で用いられるのと同じス
チレン系単量体を重合して得られた樹脂の粒子であり、
特に水性媒体中で懸濁重合して得られた球形粒子状の樹
脂が好ましい。
この場合、懸濁重合法としては、特に制限はない。第2
の発明において、有機発泡剤、難溶性無機物質、陰イオ
ン界面活性剤、分子中にオキシエチレン鎖を有する塩は
、第1の発明と同じである。また、第2の発明において
も、第1の発明と同様、難溶性無機物質およ切雲イオン
界面活性剤と分子中にオキシエチレン鎖を有する塩が水
性媒体中に存在することが重要であり、それらの使用割
合およびその理由も第1の発明と同様である。分子中に
オキシエチレン鎖を有する塩および発泡剤の添加時期は
任意であるが、分子中にオキシエチレン鎖を有する塩を
先に添加する方が好ましい。なお、発泡剤の使用量も第
1の発明と同様である。第1および第2の発明で製造さ
れた発泡性スチレン系樹脂粒子には次に示す特長がある
。(1)製造直後に発泡させた発泡体の断面のセル数は
多く、その大きさは均一である。
そのため熟成期間は短くてすむ。(2)熟成後に発泡さ
せた場合のセル数は多く(約60倍のカサ倍数の場合、
発泡粒子の切断面における1md当りのセル数は50〜
300個)したがつて成形時における冷却期間が短くて
すみ作業効率がよい。
更に成形体表面のなめらかさがあつて美しく、カツト物
成形体の切断面もきれいである。つぎに本発明の実施例
を示す。
実施例 1 41の回転撹拌機付オートクレーブにイオン交換水11
007、リン酸三カルシウム227、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウムの1%水溶液を3.3y、スチレ
ン10007、過酸化ベンゾイル3.0y、過安息香酸
ブチル0.57を仕込み攪拌しながら1時間後に90℃
になるように昇温する。
以後90℃に保ちつつ重合を進める。ときどき懸濁液の
1部をサンプリングし、油滴の比重を比重液法で測定し
、重合転化率を調べる。重合転化率が95%以上となつ
た時点で気泡調節剤としてポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩〔ニツサントラツクスK−40(日本油
脂(株)商品名)、ナトリウム塩〕0.57とエチルベ
ンゼン207を加えて、さらに20分後にブタンガス1
80mjを窒素ガスで圧入する。ブタンの圧入終了後再
び昇温を始め、1時間後に105℃とした以後この温度
で6時間撹拌を続ける。この後30゜Cまで冷却し、系
内の余剰ガスを排出し、沢別、乾燥後、分級して粒子径
(0.84〜1.19mm径)の揃つた発泡性スチレン
樹脂粒子を得る。このものを4臼間冷所にて熟成したの
ち、カサ倍数60倍に予備発泡し、24時間後に金型に
充填し、スチーム成型機で一定の条件のもとで成形を行
なつた。実施例 2 気泡調節剤としてポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテル硫酸塩〔エマールNC(花王石けん(株)商品
名)、ナトリウム塩〕を0.57使用する以外は実施例
1と同じ。
実施例 3 気泡調節剤として一般式 〔ROCC2CH2O〕。
〕2−P−0M(R:アルキル基、M:金属)で示され
るポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩〔ニツ
コールDOP8(日本サーフアクタント製(株)商品名
)、アルキル基の炭素数18、.ナトリウム塩〕を0.
57使用する以外は実施例1と同じ。実施例 4 回転攪拌機付オートクレーブにイオン交換水12007
、リン酸三カルシウム247、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムの1%水溶液を3.6y1スチレン10
007、過酸化ベンゾイル3.07、過安息香酸ブチル
0,57を仕込み、攪拌しながら1時間後に90℃にな
るように昇温する、以後90℃に保ち、重合を進める。
実施例1に記載した方法で重合転化率をチエツクしつつ
重合を進め、重合転化率50%の時点で気泡調節剤とし
てポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩〔パーソ
フトEK(日本油脂(株)商品名)、ナトリウム塩〕0
,57を仕込み、更に重合を進める。以後の実施方法は
実施例1と同様とする。実施例 5 気泡調節剤としてポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテル硫酸塩〔サンノールNES(ライオン油脂(株
)商品名)、ナトリウム塩〕を0.57使用する以外は
実施例4と同じ。
実施例 6 41の回転攪拌機付オートクレーブにイオン交換水18
007、リン酸三カルシウム367、ドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウムの1%水溶液を5.47と比較的
粒径の揃つた水性媒体中の懸濁重合で得られたポリスチ
レン粒子(0,71〜1.0mm径のもの)1500y
及び気泡調節剤として一般式RO(CH2CH2O)N
SO3Mで示されるポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩〔エマール20C(花王石けん(株)商品名)
、アルキル基の炭素数12、ナトリウム塩]1.57を
仕込み、撹拌しながら80℃に昇温する。
80℃に保ちつつ10分後に可塑剤としてのスチレン3
7.57を添加し、さらに20分後にブタンガス220
m1を窒素ガスで圧入する。
ブタンガスの圧入後、再び昇温を始め、1時間後に10
0℃とし、以後この温度に保ちつつ5時間撹拌を続ける
。この後30゜Cまで冷却し、系内の余剰ガスを排出し
沢別乾燥して粒子径(0.84〜1.19mm径)の揃
つた発泡性スチレン粒子を得る。このものを4日間冷所
に熟成したのち、カサ倍数60倍に予備発泡し24時間
後に金型に充填し、スチーム成型機で一定の条件下で成
形を行なつた。実施例 7 気泡調節剤として一般式 RO(CH2CH2O)。
SO3M(R:アルキル基、M:NH4)で示される、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩の一種であ
るハイテノール08(第一工業製薬(株)商品名)を0
.757使用する以外は実施例6と同じにした。実施例
8 気泡調節剤としてポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテル硫酸塩の一種であるニツサントラクスH−45
(日本油脂(株)商品名)、ナトリウム塩〕を1.57
使用する以外は実施例6と同じにした。
実施例 9 気泡調節剤としてポリオキシエチレンアルキルフエニル
エーテル硫酸塩〔センカノールEB(日本染化偕商品名
)、アルキル基の炭素数9、オキシエチレン基の繰返し
数8〜101アンモニウム塩〕を1.57使用する以外
は実施例6と同じにした。
実施例 10 気泡調節剤として一般式 〔RO(CH2CH2O)n〕2−P−0Mで示される
ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩〔ニツコ
ーノレDLP−10(日本サーフアクタント(株)商品
名)、アルキル基の炭素数12、ナトリウム塩]を0.
757使用する以外は実施例6と同じにした。
実施例 11 気泡調節剤として一般式 RO(CH2CH2O)n−P−(0M)2(R:アル
キル基、M:金属)で示されるポリオキシエチレンアル
キルエーテルリン酸塩〔エマロツクスLEP−3(吉村
油化学製(株)商品名)、アルキル基の炭素数12〜1
4、カリウム塩〕を0.757使用する以外は実施例6
と同じ。
実施例 12 発泡性スチレン粒子を実施例6の方法により製造し、そ
の後、熟成温度を40℃、熟成期間を4日間として実施
例6に準じ試験した。
実施例 13 41?の回転撹拌機付オートクレーブにイオン交換水1
100y1リン酸三カルシウム227、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸塩〔ニツサントラツクスK−
40(日本油脂(株)商品名)ナトリウム塩〕の1%水
溶液を3.37、スチレン10007、過酸化ベンゾイ
ル3.0y、過安息香酸ブチル0.57を仕込み、撹拌
しながら1時間後に90℃になるように昇温する。
以後90℃に保ちつつ重合を進める。ときどき懸濁液の
1部をサンプリングし、油滴の比重を比重液法で測定し
、重合転化率を調べる。重合転化率が95%以上となつ
た時点で上記と同じポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩0.5yとエチルベンゼン207を加えて、更
に20分後にブタンガス180m1を窒素ガスで圧入す
る。以後実施例1と同じに操作した。比較例 1 気泡調節剤を使用しないこと以外は実施例1と同じ。
比較例 2 気泡調節剤のかわりにポリオキシエチレン基を分子中に
含まない一般式ROSO3M(R:アルキル基、M:金
属)で示されるアルキル硫酸塩〔シノリンUS−7(新
日本理化(株)商品名)、アルキル基の炭素数16−1
8、ナトリウム塩〕を1.07を使用する以外は実施例
1と同じ。
比較例 3 気泡調節剤のかわりにオキシエチレン鎖を分子中に含ま
ない一般式RCOOCHSO3Mで示されるジアルキル
スルホこはく酸エステル塩(R:アルキル基、M:金属
)〔ペレツクス0TP(花王石けん(株)商品名)、ア
ルキル基の炭素数8、ナトリウム塩〕を1.07使用す
る以外は実施例4と同じにした。
比較例 4 気泡調節剤を使用しないこと以外は実施例6と同じにし
た。
比較例 5 気泡調節剤のかわりにオキシエチレン鎖を分子中に含ま
ない一般式ROSO3Mで示されるアルキル硫酸塩(R
:アルキル基、M:金属)〔ニツサンシントレツキス(
日本油脂(株)商品名)、アルキル基はまつこうアルコ
ール残基、ナトリウム塩〕を1.57使用する以外は実
施例6と同じにした。
比較例 6気泡調節剤のかわりにオキシエチレン鎖を分
子中に含まない一般式R(CH2)n(0H)(CH2
)RrlSO3Naで示されるα−オレフインスルホン
酸塩(R:アルキル基)〔ソフトデタージエントW(ラ
イオン油脂(株)商品名)、ナトリウム塩]を1.5f
7使用する以外は実施例6と同じ。
比較例 7 気泡調節剤のかわりにポリオキシエチレン基をI分子中
に含まない一般式RCOOCHSO3Mで示されるジア
ルキルスルホこはく酸エステル塩(R:アルキル基、M
:金属〔ニツサンラピゾールB3O(日本油脂銖商品名
)、アルキル基の炭素数7、ナトリウム塩〕を1.5y
使用する以外は実施例6と同じにした。
比較例 8 気泡調節剤のかわりにオキシエチレン鎖を分子中に含ま
ないN−ラウロイルサルコシンナトリウムCllH23
cO−N−CH2cOONa(ニツサンフイレツトL、
日本油脂(株)商品名)1.57を使用する以外は実施
例6と同じ。
比較例 9 気泡調節剤を使用せず、又熟成条件を夏季気温以上(4
『C)とし、熟成期間を4日間とする以外は実施例6と
同じにした。
上記の各実施例および比較例で得られた発泡性スチレン
樹脂粒子の特性値をまとめて表1に示す。
第1および第2の発明により、発泡体としたときに気泡
数の多い発泡性スナレン系樹脂粒子を製造することがで
きる。従来技術で造られた発泡性スチレン系樹脂粒子は
約60倍のカサ倍数の場合、発泡粒子切断面における1
−当りの気泡数は50個以下であつたが、本発明により
気泡数は50〜300個に増加した。気泡数の増加によ
り発泡性粒子および発泡成形品に次の特長が付加される
。(1)発泡性粒子の熟成期間の短縮ができる。(2)
成形時間が短縮できる。(3)発泡成形体の強度が増す
(4)発泡成形体表面がなめらかで美しい。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スチレン系樹脂の存在下または不存在下にスチレン
    系単量体を水性媒体中で懸濁重合し、有機発泡剤を該重
    合工程中に添加するかまたは該重合工程終了後に該重合
    工程で得られたスチレン系樹脂粒子に有機発泡剤を含浸
    して発泡性スチレン系樹脂粒子を製造する方法において
    、(i)上記水性媒体中に難溶性無機物質を得られるス
    チレン系樹脂粒子に対して0.01〜3重量%と陰イオ
    ン界面活性剤を得られるスチレン系樹脂に対して1×1
    0^−^4〜0.01重量%存在させた状態で上記懸濁
    重合を行ない、(ii)上記懸濁重合工程中任意の時点
    で上記水性媒体中に、分子中にオキシエチレン鎖を有す
    る塩を得られるスチレン系樹脂粒子に対して0.01〜
    2重量%添加することを特徴とする発泡性スチレン系樹
    脂粒子の製造法。 2 スチレン系樹脂粒子を水性媒体に懸濁させ、これを
    有機発泡剤を添加して発泡性スチレン系樹脂粒子を製造
    する方法において、上記水性媒体中に、(i)難溶性無
    機物質を上記スチレン系樹脂粒子に対して0.01〜3
    重量%と陰イオン界面活性剤を得られるスチレン系樹脂
    に対して1×10^−^4〜0.01重量%存在させ、
    (ii)分子中にオキシエチレン鎖を有する塩を上記ス
    チレン系樹脂粒子に対して0.01〜2重量%添加する
    ことを特徴とする発泡性スチレン系樹脂粒子の製造法。
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