JPS5923603Y2 - 車室内暖房性能向上装置 - Google Patents

車室内暖房性能向上装置

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JPS5923603Y2
JPS5923603Y2 JP7041880U JP7041880U JPS5923603Y2 JP S5923603 Y2 JPS5923603 Y2 JP S5923603Y2 JP 7041880 U JP7041880 U JP 7041880U JP 7041880 U JP7041880 U JP 7041880U JP S5923603 Y2 JPS5923603 Y2 JP S5923603Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sub
damper
contact piece
relay
blower
Prior art date
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Expired
Application number
JP7041880U
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English (en)
Other versions
JPS56171316U (ja
Inventor
孝充 松野
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP7041880U priority Critical patent/JPS5923603Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の車室内の空調装置に関するものであり
、エンジンの発熱量の低下時においても、十分な車室内
暖房を行うことができるよう暖房性能を向上させる装置
を提供することを目的とする。
近時、省エネルギの観点がら、自動車用エンジンにおい
ても、アイドリング時におけるエンジン回転数の低回転
化、ガソリンエンジンがらディーゼルエンジンへの転化
等が推進され始めている。
これに伴い、省エネルギ分だけ、低負荷時のエンジン発
熱量は低下するため、従来のエンジン冷却水の熱量のみ
を用いる暖房装置では、ヒータ放熱量が充分に得られず
、この様な場合においては、車室温度が余り上昇せず、
車内に暖房性能が極端に悪い車両も見受けられる。
前記の現象に対しては、従来、下記2種類の対応策が講
じられて来た。
即ち、■ アイドルアップ装置等により低温時において
エンジンの発熱量を増加させる。
■ エンジンブロック等からの低温時における無駄な放
熱量を低減するために、ラジェータシャッタ等を設ける
の2方策がこれである。
然るに■の方策は省エネルギに反するものであり望まし
くなく、■の方策はエンジン温度上昇時にシャッタ等の
開は忘れがあるとエンジンがオーバヒートすることや、
シャッタ等の設備のコストの割にヒータ放熱置場の効果
が少いといった問題があり、よりよい解決策が望まれて
いた。
而して、従来の暖房装置では、ブロワにより車外から外
気を取入れ、ヒータにて加熱し、車内へ吹出し暖房した
後、外気取入れ分だけの車内空気を車体の隙間やクォー
タベンチレータ等がら車外へ排出していたもので゛ある
本考案は、エンジンの低温時において前述の車外排出空
気の有する熱量を回収、再利用することにより、燃料消
費量を増加することなく、エンジンの低発熱量域におけ
る暖房性能を向上させることを自動化するものであり、
エンジン冷却水温を感知し、作動回路を開閉する水温ス
イッチと、ヒータユニットの吹き出し口位置を選択する
手動のモードレバの位置により、作動回路を開閉するモ
ードレバスイッチと、ブロワの送風量を変えるブロワス
イッチの位置により作動するサブダンパ用リレーとが設
けられ、これらスイッチ、リレー等の作動により制御さ
れる大気圧とバキューム圧との選択を行う弁体たるvS
Vと、前記大気圧酸いはバキューム圧により作動するダ
イヤフラム弁により開閉されるサブダンパとからなる装
置であリ、その構成について以下図面により説明する。
先づ図中上半に記載されている電気回路の構成について
述べる。
電源1にイグニションスイッチ2及びヒータリレー3の
接点4の一端が接続され、前記イグニションスイッチ2
の他端には、前記ヒータリレー3のコイル回路5及び゛
サブダンパ用リレー6のコイル回路7が併列して接続さ
れ、また大気口8及びバキューム口9とを切換える切換
弁たるVSVIOの駆動回路の一端が接続されている。
前記VSVIOの駆動回路の他端には、前記サブダンパ
用リレー6の接点11.水温スイッチ接点12及びモー
ドレバスイッチ接点13が直列に接続され、その先はア
ースされている。
ブロワモータ14の回転数を制御するブロワスイッチ1
5にはハイ接片16、中接片17、ロー接片18、アー
ス接片19及びこれら各接片間を接触しつつ移動する移
動接片20が設けられている。
ブロワモータ14はヒータレジスタ21を介してアース
され、前記プロワスイッチ15のハイ接片16はフ゛ロ
ワモータ14とヒータレジスタ21の中間に接続され、
中接片17はヒータレジスタ21の直列の抵抗22.2
3の中間に接続され、ロー接片18は前記併列とされて
いるヒータリレー3のコイル回路5及びサブダンパ用リ
レー6のコイル回路7に接続され、またアース接片19
はアースされている。
図示の如く、プロワスイッチ15の移動接片20はHi
、 Me、 Lo、 Offの4位置を占める如く移動
され、該移動接片20は、Hi位置においてはハイ接片
16、ロー接片18及びアース接片19と接触し、Me
位置においては中接片17、ロー接片18及びアース接
片19と接触し、Lo位置においてはロー接片18及び
アース接片19と接触し、Off位置においてはアース
接片19とのみ接触する。
移動接片20は常にアース接片19と接触しているため
、移動接片20の電位は常にアース電位にあり、従って
移動接片20に接触する位置にある場合、各接片16.
17.18はそれぞれアース電位となる。
図示例では、移動接片20は中接片17、ロー接片18
およびアース接片19に接触したMe位置にある。
次に図中下半に記載されている空調設備について述べる
空調設備は、ブロワモータ14に駆動されるブロワ24
、ダクト25内に設けられるヒータ26及びクーラ27
よりなり、ブロワ24の入口側には外気取入口27、内
外気切換ダンパ28及びサブダンパ29が設けられ、該
サブダンパ29には、VSVIOと配管30を介して連
結されている駆動弁体31が結合されている。
次に本考案の作用、効果について述べる。
エンジンの運転状態がアイドリング状態にあったり、車
両の走行状態が徐行運転状態にあると、エンジンからの
発熱量が少くなるため、冷却水の水温が低下して来る。
これら冷却水水温が低下した状態或は始動時で、冷却水
の水温が上昇しない状態下において、水温が水温スイッ
チの設定温度以下にあると、水温スイッチが作動して水
温スイッチ接点12がオン状態となる。
他方、空調装置のモード切換レバ(図示せず)がHEA
T位置にあると、モードレバスイッチが作動し、モード
レバスイッチ接点13がオン状態となる。
電源1、イグニションスイッチ2、ヒータリレー3、ブ
ロワモータ14、プロワスイッチ15、ヒータレジスタ
21の回路は従来通りである。
イグニションスイッチ2が入れられても、プロワスイッ
チ15の移動接片20がOff位置にあるとヒータリレ
ー3のコイル回路5に通電されず、ヒータリレー3は作
動しない。
同様にサブダンパ用リレー6のコイル回路7にも通電さ
れずサブダンパ用リレー6も作動しない。
前記移動接片20がLo位置に移動すると、ロー接片1
8か゛アースされてヒータリレー3のコイル回路5に通
電され、接点4が接続されるため、ブロワモータ14は
、ヒータレジスタ21の抵抗22゜23を介して通電さ
れ低速回転を始める。
同時にサブダンパ用リレー6のコイル回路7にも通電さ
れ、接点11か接続されるため、前述の如く水温スイッ
チ接点12及びモードレバスイッチ接点13が共にオン
状態にあると、VSVIOの作動回路に通電され、その
結果配管30が大気口8に通電され、駆動弁体31が大
気圧開放となりサブタッパ29が矢印Aの如く開放され
るため、矢印Rに示す如く、内気が空調装置のブロワ2
4へ吸込まれる。
尚図示例においては駆動弁体31はダイヤフラム弁が用
いられている。
内気が吸込まれると、ヒータ26を通過する気温が上昇
するため、その上昇分だけヒータコアからの放熱量が減
少し、エンジンの冷却水の水温の低下を減少せしめる。
前記放熱量がエンジンの発熱量を上回る場合に冷却水温
の温度降下が生ずる。
プロワスイッチ15の移動接片20が、Me色位置はH
i位置にあっても、ロー接片18はアースされているた
め、ヒータリレー3とサブダンパ用リレー6との作動は
継続され、プロワモータ14が増速成は減速されても、
サブダンパ用リレー6は作動しVSV10も作動される
冷却水水温が設定値以上に上昇すると、水温スイッチ接
点12が開かれ、また空調装置のモードレバ位置がVE
NT、DEF、BI−LEVELの各位置にあるとモー
ドレバスイッチ接点13が開かれ、また、プロワスイッ
チ15の移動接片20がOff位置に移動すると、サブ
ダンパ用リレー6のコイル回路7の通電が停止されるた
め、接点11が開かれ、いずれの場合においてもVSV
IOの作動回路に通電されなくなるため、VSVIOが
作動前位置に戻され、バキューム口9と配管30が連通
し、バキュームが駆動弁体31に印加されるため、その
作動により、サブダンパ29が閉ざされる。
その結果、ブロワ24には矢印Bに示す如く外気のみが
吸引され、流通気温が低下する。
尚内外気切換レバ28により、内外気の吸引割合を変化
上しめうるが、吸引割合は固定化されるため、冷却水の
過剰冷却等の現象を生じ必ずしも好ましい結果を来たさ
ない。
また内気吸込量増加による暖房空気中の温度上昇に基く
寒冷時の車両の窓ガラスの曇りの発生の問題に対しては
、サブダンパの全開開度を調整し、内気吸込量を適切に
調節することにより対処する。
本考案は実用新案登録請求の範囲に記載した構成をなす
ものであるから、始動時、アイドリング時及び徐行時の
エンジン冷却水の水温の低下の間、従来排出されていた
車内空気の一部を暖房用に回収することにより、ヒータ
放熱量を低下し、エンジン水温の放熱による低下を防止
し、傍々室内温度の低下を防止することにより車室内暖
房性能を自動的に向上すると共に、暖房のためのみの燃
料消費量の増加を防止し、サブダンパ及び同ダンパ駆動
のための駆動源を設けるという空調装置の僅かな改良で
、アイドルアップやラジェータシャッタの設置等の他の
方法以上の効果が自動的に得られる優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図は実施例の要部の電気回路図兼配管系統略示配置図で
ある。 3・・・・・・ヒータリレー 6・・・・・・サブダン
パ用リレー、8・・・・・・大気口、9・・・・・・バ
キューム口、10・・・・・・VSV、 11・・・・
・・接点、12・・・・・・水温スイッチ接点、13・
・・・・・モードレバスイッチ接点、24・・・・・・
ブロワ、25・・・・・・ダクト、27・・・・・・外
気取入口、29・・・・・・サブダンパ、30・・・・
・・配管、31・・・・・・駆動弁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンの冷却水の熱量を用いる車両の暖房装置におい
    て、ブロワの外気取入ダクトに内気取入のサブダンパが
    別設され、該サブダンパ開閉用の駆動弁体は大気圧及び
    バキューム圧を切換える弁体たるVSVに配管されてお
    り、前記VS■の駆動電気回路はヒータリレーと連動す
    るサブダンパ用リレーの接点、冷却水温の設定温度以下
    においてオン状態となる水温スイッチ接点、及び空調装
    置のヒートモードにおいてオン状態となるモードレバス
    イッチ接点と直列に接続されていることを特徴とする車
    室内暖房性能向上装置。
JP7041880U 1980-05-22 1980-05-22 車室内暖房性能向上装置 Expired JPS5923603Y2 (ja)

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JP7041880U JPS5923603Y2 (ja) 1980-05-22 1980-05-22 車室内暖房性能向上装置

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Publication Number Publication Date
JPS56171316U JPS56171316U (ja) 1981-12-17
JPS5923603Y2 true JPS5923603Y2 (ja) 1984-07-13

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ID=29664279

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