JPS5923554Y2 - 折りたたみテ−ブルにおける支脚の支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は折りたたみテーブルにおける支脚の支持装置に
関する。

すなわち、天板側と折りたたみ自在の支脚との間には連
結ピンより屈折自在となる第１リンクと第２リンクの屈
折リンクを斜めに介装して構成する折りたたみテーブル
において、支脚が展開して起立している状態では直線状
となる屈折リンクを確実良好にロックすることができ、
折りたたみ状態から支脚を展開させる場合には軽くスム
ーズに展開することができて完全に起立してから始めて
ロック状態にすることができ、支脚を折りたたむ際には
操作パイプを少しく回動させるだけで容易にロックを解
除できてスムーズに折りたたむことができ、簡単な構造
にして好適に実施できるよう提供するものである。

次に、図面に示す実施例について説明する。

第１図はテーブル全体の正面図を示し、天板Ａの両端側
両側となる４ケ所の下面には両支持片９ａ、９ｂを屈折
形威した支持板９をそれぞれ固設し、各支持板９の支持
片９ａには各支脚Ｂの上端をピン１０を介して回動自在
に枢着し、支脚Ｂが垂直になるまで回動するとそれ以上
は回動しないように天板Ａの下面側に当接するストッパ
−１１ヲ支脚Ｂの上端部側方に固設し、両側において隣
り合う両支脚Ｂ、Ｂの上部間には連繋杆１２を連結固定
して構成する。

各支脚Ｂの上端部より少しく離れた部分の内側面には細
長板製の第２リンクＤの端部をピン１３を介して枢着し
、該第２リンクＤより少しく長い細長板製の第１ ’Ｊ
ンクＣの端部を前記支持片９ｂにピン１４を介して枢着
し、第１リンクＣの他端部と第２リンクＤの他端側寄り
部分とを連結ピン１により回動自由に連結するが、支脚
Ｂが垂直となって両リンクＣ，Ｄが直線状になると一方
側へはそれ以上回動しないように第１リンクＣの側縁に
係合することができる係合折縁１５を第２リンクＤの先
端側部に屈折形威し、その第２リンクＤの先端には下方
が大きく彎曲する彎曲縁３を形威するとともに、リンク
の横幅方向中央となる彎曲縁３の中間にはリンク長手方
向に構成となる凹部２を形威して構成する。

また、両リンクＣ，Ｄを直線状にすると前記凹部２に合
致するように第２リンクＣの中央部分にはノンク長手方
向に少しく長くなる溝状の長孔８を形威し、横断面がや
や長孔状となる操作パイプ４の上部には両端が操作パイ
プ４の両端よりやや長くなる丸パイプ４ａを一体に固設
し、該丸パイプ４ａ内に嵌挿する支持杆１６を両第１リ
ンクＣ９Ｃの略中間部に嵌挿して固定し、丸パイプ４ａ
の両端には両第１リンクＣ７Ｃの内側面に平行になって
接近する画板体６，６をそれぞれ固設し、前記長孔８に
対応する両板体６，６の部切にはその長孔８に対し傾斜
する溝状の傾斜長孔７，７をそれぞれ形成して構成する
。

Ｅは一本のばね杆で、該ばね杆Ｅを前記操作パイプ４内
に、中央部が丸パイプ４ａ側に接合して撓むように挿入
し、操作パイプ４の両端から外方に延出するばね杆Ｅの
両先端５，５を第９図に示すように屈折延出するよう形
成するとともに、両先端５，５を前記傾斜長孔７，７、
長孔８，８に挿通させて前記凹部２に保合できるように
装設して構成する。

したがって、各支脚Ｂを起立させて展開している状態で
は、第１図ないし第９図に示すように、傾斜長孔７およ
び長孔８の端部側から突出するばね杆Ｅの先端５が第２
リンクＤの凹部２内に係合して、第１リンクＣと第２リ
ンクＤを屈折しないようロックすることになり、各支脚
Ｂは屈折しないよう支持されることになる。

各支脚Ｂを折りたたむ場合には、隣り合う両支脚Ｂ、Ｈ
の間の内方側にまたがる状態となる操作パイプ４を握っ
て第１３図に示すように支持杆１６を中心に矢印イ方向
に少しく回動させると、同時に板体６も同方向に同じく
少しく回動し、そこで、傾斜長孔７と長孔８に嵌合して
いるばね杆Ｅの先端５は、回動する傾斜長孔７に案内さ
れて第１２図に示すように傾斜長孔７および長孔８の他
端側に押されることになり、第１１図に示すようにその
先端５は第２リンクＤの凹部２から抜けることになり、
そのまま操作パイプ４を握って天板Ａ側に押すと、第１
４図に示すように両リンクＣ，Ｄが屈折するとともに支
脚Ｂがピン１０を中心に回動する状態となり、第１５図
なし第１７図に示すように各リンクＣ，Ｄを屈折して各
支脚Ｂを天板Ａの下面にそうよう折りたたんで収納する
ことができる。

また、その収納状態から各支脚Ｂを展開させる場合には
、各支脚Ｂを持ってピン１０を中心に回動させながら展
開すると、両リンクＣ，Ｄも追従して展開される状態と
なり、第１４図に示すように連結ピン１を中心に回動す
る第２リンクＤの彎曲縁３がばね杆Ｅの先端５に接合し
ながら、そのまま押すようにしてすべり、両リンクＣ，
Ｄが直線状となって凹部２と長孔８が合致すると、先端
５が凹部２内に嵌入して前記のようにロックすることに
なる。

このように本考案は、天板側と折りたたみ自在の支脚と
の間には連結ピンより屈折自在となる第１リンクと第２
リンクと屈折リンクを斜めに介装して構成する折りたた
みテーブルにおいて前記第２リンクの端部には中間に凹
部を有する彎曲縁を形成し、隣り合う両支脚の側となる
両第１リンクにまたがって回動自由に連結する操作パイ
プ内にばばね杆を装入し、その操作パイプの端部から延
出するばね杆の先端を、操作パイプとともに回動できる
板体に形成した傾斜長孔、および第１リンクの長手方向
に形成した長孔にそれぞれ挿通して延設し、ばね杆の先
端が前記第１リンクの凹部に係脱自在に嵌合できるよう
に装設して構成したから、支脚が展開して起立している
状態では第１リンクの長孔より突出するばね杆の先端が
第２リンクの凹部に係合して両リンクを直線状のまま確
実良好にロックし支脚が屈折しないよう支持することが
でき、支脚を折りたたむ際には操作パイプを握って少し
く回動させるだけでばね杆の先端を傾斜長孔にそわせて
移動させて第２リンクの凹部から外すことができること
になり容易にロックを解除できるとともに両リンクをス
ムーズに屈折させて支脚を折りたたむことができ、また
、支脚を展開させる場合には屈折リンクが直線状になる
まで支脚を軽くスムーズに回動させることができて、そ
のままばね杆の先端を第２リンクの凹部内に向は彎曲縁
に案内させてスムーズに係合させならがら容易に展開さ
せることができ、簡単な構造にして好適に実施できる特
長を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図はテーブル全体の
正面図、第２図はその一部の拡大図、第３図はその側面
図を示し、第４図は第２図の一部の拡大図、第５図は第
４図のＩ−Ｉ線における視図、第６図は第４図の一部の
拡大図、第７図は第６図の後方部を示し、第８図は第７
図の後方部を示し、第９図は要部の断面図、第１０図は
第９図ＩＩ −ＩＩ線における断面図、第１１図ないし
第１３図は第６図ないし第８図のそれぞれの作動説明図
を示し、第１４図は第４図の作動説明図、第１５図は第
１４図の作動説明図、第１６図は第１５図の断面図、第
１７図は各支脚を折りたたんだ状態の正面図を示す。 Ａ・・・・・・天板、Ｂ・・・・・・支脚、１・・・・
・・連結ピン、Ｃ・・・・・・第１リンク、Ｄ・・・・
・・第２リンク、２・・・・・・凹部、３・・・・・・
彎曲縁、４・・・・・・操作パイプ、Ｅ・・・・・・ば
ね杆、５・・・・・・先端、６・・・・・・板体、７・
・・・・・傾斜長孔、８・・・・・・長孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板側と折りたたみ自在の支脚との間には、連結ピンよ
   り屈折自在となる第１リンクと第２リンクの屈折リンク
   を斜めに介装して構成する折りたたみテーブルにおいて
   、前記第２リンクの端部には中間に凹部を有する湾曲縁
   を形威し、隣り合う両支脚の側となる同第１リンクにま
   たがって回動自由に連結する操作パイプ内には、ばね杆
   を装入してその操作パイプの端部から延出するばね杆の
   先端を、操作パイプとともに回動できる板体に形成した
   傾斜長孔、および第１リンクの長手方向に形威した長孔
   にそれぞれ挿通して延設し、ばね杆の先端が前記第２リ
   ンクの凹部に係脱自在に嵌合できるように装設して構成
   したことを特徴とする支脚の支持装置。