JPS5818743Y2 - 二脚式折畳テ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は三脚式折畳テーブルに関するものである。

従来、下部間が連結杆で連結された左右両側の直立脚杆
の上端部にテーブル天板の左右両側後端部が夫々支版に
よって回動自在に枢着され、天板が水平状態となって組
立てられた時に固定ロックされるようにした三脚式折畳
ケーブルが知られているが、この従来の三脚式折畳テー
ブルでは、天板を水平状態に組成した場合の固定ロック
手段として連接リンク式屈伸ステイアーム機構などによ
る筋交い固定またはステイアームの螺締による固定など
の各種手段が採用されているが、いずれも組立時の固定
ロック並に折畳み時の固定ロック解除に面倒な操作手間
やかなりの操作力を要すものが多く、また組立て固定ロ
ックされた後に組成機構部に手や足が触れたり、振動、
衝撃など僅がな外力が付加されただけでも簡単に固定ロ
ックが解除され天板が自重で回動してしまうというたい
へん危険性を伴うものもあった。

この考案は上記に鑑み以下説明する三脚式折畳テーブル
を提供して従来の諸欠点、諸問題を解消するようにした
ものである。

この考案の三脚式折畳テーブルを図面実施例について説
明すると、１は天板で、その下面左右両側に側杆２が夫
々取付けられている。

なお図面実施例では左右側杆２は方形枠体の一部として
形成されている。

そして天板１は左右側杆２後端の支版部３を夫々左右直
立脚杆４上端部に係合して枢軸７によって回動自在に枢
着されている。

なお左右直立脚杆４は下部間が連結杆６で連結され、か
つ下端に座杆７が夫々取付けられている。

８は断面溝形の回動腕框で、夫々一端部を左右側杆２に
枢軸９にて枢着して取付けられている。

そして該左右摺動可能８内に、夫々左右直立脚杆４に一
端部を枢軸１１にて枢着した左右ステイアーム１０の他
端部を係合して枢軸１２にて枢支連結しである。

そして天板１を水平状態に組成した時、ステイアーム１
０と回動腕框８とが直線状となって筋交い状に固定され
るように構成されている。

なお以上の回動腕框８とステイアーム１０とにより筋交
い固定する折畳テーブル構成技術は従来公知である。

そこでこの考案では、上記左右回動腕框８の下部間を連
結管１５で連結すると共に該連結管１５の一端（左端）
が連結された一方側（左側）の回動腕框８壁に連通孔が
、またそれと対応して該回動腕框８内に係合しているス
テイアーム１０に通孔１３が夫々設けられている。

１６は先端が丸み部１７ ａ及び切欠面１７ ｂを有す
る突部１７となった摺動軸で、該摺動軸１６は突部１７
を左側にして上記連結管１５にばね１８を介装して左右
摺動可能に挿入装着されている。

そして上記摺動軸１６と連結管１５の中央部外面に摺動
自在に嵌めた化部１９とは連結管１５中央部に設けた通
孔２０に通人したピン２１によって一体連結しである。

即ち摺動軸１６は化部１９と回わり止め式に連結されて
いる。

そして天板１が水平状態に組成された時、ばね１８の作
用による左方への付勢力で摺動軸１６の突部１７が左方
の回動腕框８内のステイアーム１０の通孔１３に自動的
に突入して固定ロックされるものである。

なお摺動軸１６の突部１７は先端に丸み部１７ａ及び切
欠面１７ｂを有するため、上記組立時にはばね１８作用
で押された摺動軸１６の突部１７がその丸み部１７ ａ
によって上記ステイアーム１０の通孔１３内に自動的に
滑り込み突入するものであり、かつまた上記のように突
部１７がステイアーム１０の通孔１３内に突入ロックさ
れると突部１７の切欠面１７ ｂが通孔１３に係合する
ため化部１９を操作して摺動軸１６を右方摺動させ、突
部１７を通孔１３から脱外させない限りはロック固定は
解除されないものである。

この考案の三脚式折畳テーブルは斜上の構成で、組立て
る際には天板１を回動して水平状態にすることにより自
動的にロック固定されるが、次に折畳みする場合には化
部１９を手で持ってばね１８に抗して右方へ僅か摺動さ
せてロック固定を解除した後、連結管１５を後方へ押せ
ば天板１を第２図鎖線のように簡単に折畳みできるもの
である。

なお１４は左右側杆２の前端下面に取付けた緩衝板であ
る。

この考案の三脚式折畳テーブルは、斜上のように構成さ
れ、天板１が水平状態に組成された時、ばね１８の作用
で摺動軸１６の突部１７が一方の回動腕框８のステイア
ーム１０の通孔１３に丸み部１７ａが滑り込むように突
入して自動的に固定ロックされるから、天板１を水平状
態まで回動するだけの頗る簡単な操作で迅速かつ容易に
組立て固定ロックが行えると共に固定ロック解除、折畳
みも化部１９の僅かな摺動操作と後方への押し操作によ
って頗る簡単容易に行える卓抜した効果がある。

またこの考案では上記摺動軸１６の突部１７がステイア
ーム１０の通孔１３に突入して組立時の固定ロックがな
された場合、突部１７の切欠面１７ｂが通孔１３と係合
するため、組成機構部に手や足が触れたり、振動や衝撃
などの外力が付加されても妄りに固定ロックが解除され
ることがなく、甚だ安定性があり、かつ安全であるなど
の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の三脚式折畳テーブルの実施例を示すも
ので、第１図は正面図、第２図は左側面図、第３図は折
畳み時の要部拡大斜視図、第４図は摺動軸が挿入して設
けられた連結管を示した一部欠截の拡大縦断面図である
。 １・・・・・・天板、２・・・・・・側杆、３・・・・
・・支版部、４・・・・・・直立脚杆、５・・・・・・
座杆、６・・・・・・連結杆、７・・・・・・枢軸、８
・・・・・・回動腕框、９・・・・・・枢軸、１０・・
・・・・ステイアーム、１１゜１２・・・・・・枢軸、
１３・・・・・・通孔、１４・・・・・・緩衝板、１５
・・・・・・連結板、１６・・・・・・摺動軸、１７・
・・・・・突部、１７ ａ・・・・・・丸み部、１７ｂ
・・・・・・切欠面、１８・・・・・・ばね、１９・・
・・・・化部、２０・・・・・・長孔、２１・・・・・
・ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天板１下面の左右両側杆２の後端支版部３を左右直立脚
   杆４上端に回動自在に枢着し、左右両側杆２に夫々一端
   を枢着した断面溝形の回動腕框８内に、夫々直立脚杆４
   に一端部を枢着したステイアーム１０の他端部を、係合
   して枢着し、天板１を水平状態に組成した時、ステイア
   ーム１０と回動腕框８によって筋交い状に固定されるよ
   うにした折畳テーブルにおいて、上記左右摺動可能８の
   下部間を連結した連結管１５内に挿入され、かつ該連結
   管１５の中央部外面に嵌めた化部１９と回わり止め式に
   一体連結された先端が丸み部１７ ａ及び切欠面１７ｂ
   を有する突部１７の摺動軸１６をばね１８を介装して左
   右摺動可能に設け、天板１が水平状態に組成された時、
   ばね１８の作用で摺動軸１６の突部１７が一方の回動腕
   框８内のステイアーム１０の通孔１３に自動的に突入し
   て固定ロックされるようにした三脚式折畳テーブル。