JPS5923085Y2 - 張ブロツク - Google Patents

張ブロツク

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JPS5923085Y2
JPS5923085Y2 JP1978068940U JP6894078U JPS5923085Y2 JP S5923085 Y2 JPS5923085 Y2 JP S5923085Y2 JP 1978068940 U JP1978068940 U JP 1978068940U JP 6894078 U JP6894078 U JP 6894078U JP S5923085 Y2 JPS5923085 Y2 JP S5923085Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
curved surface
blocks
curved
concave
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978068940U
Other languages
English (en)
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JPS54170609U (ja
Inventor
静雄 岡井
真澄 秋川
Original Assignee
住友建設株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by 住友建設株式会社 filed Critical 住友建設株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は地表面に張る張ブロックに関する、さらに詳
しくはブロックの周囲端面が、上下面の間において曲率
のある曲面を有し、隣接するブロック相互は曲面におい
て接合している張ブロックに関する。
従来の張ブロック(以下ブロックと云う)は、一般に第
1図のようにその端面には、上下面に平行あるいは垂直
な平面により段が設けられている。
そして、このブロックの端面ば相互に嵌合して地表面に
敷きつめられる。
ところが、この従来のブロックの嵌合部は平面よりなる
段部であるために、例えば敷きつめた地盤が一部沈下し
変形した場合、地盤の変形に追随することができず、ブ
ロックの嵌合部に上下方向の力が作用しブロックの破壊
の原因となる。
また、地表面に敷かれたブロックの表面温度は夏期には
70℃にも達し、コンクリートは1℃の温度変化に対し
IO×10−6伸縮する。
また、湿度10%の時と100%(降雨時)の変化に対
して伸縮の差は0.022%であると云われている。
(コンクリートハンドブック) 例えば、真夏の晴天時に雷雨等で天候が急変した時のブ
ロックの伸び量は次の計算で0.036cmにも達する
ことが判っている。
温度差50℃(70℃→20℃)、湿度10%→100
%ブロックの辺長50 cmであれば 温度による伸び;50℃Xl0XIO’X50cm=0
゜25 cm 湿度による伸び: 50 cm Xo、022%=0.
011cm温度、湿度両方による伸び: 0.025
cm+0.011cm=0.036cm このような、大きな弾性変形による応力に対し、従来の
ブロックは嵌合面にこれを緩和する部分がないので、そ
の力をまともに受け、ブロックの破損の一因となってい
る。
この考案のブロックは、上記した従来のものの欠点を解
消したもので、地盤の沈下等による地表面の変形に対し
良く追随し、さらに温度および湿度による弾性変形の応
力を打消してブロック自体の破損や、ブロックを張った
地表面の破壊を防止することのできる張ブロックを提案
するものである。
そして、その要旨とするところは、上下面が方形のブロ
ック張で、その周囲側面の隣接する2辺が斜めS状で彎
曲した凹形曲面と凸形曲面が連続し他の隣接する2辺が
逆対称をなして斜めS状で彎曲した凸形曲面および凹形
曲面が連続した曲面部を形成している。
そして、平面上に並べて張ったこのブロックは相互にこ
の曲面部において接合し、曲面部と上面および下面との
間はテーパーをもって開口している。
このため、2つのブロックの接合面は上下方向に移動が
可能となり、2つのブロックのなす表面角および上下方
向の位置関係を変えることができる構造となっている。
この結果、地盤の変形やブロックの弾性変形による上下
および横方向に作用する応力を緩和吸収してブロックや
地表面の破壊を防止することができるものである。
以下図示する実施例によって説明する。
第2図、第3図は、このブロックの平面図および側面図
である。
このブロック1の上面および下面は正方形をなし、下面
は上面に対し45°の方向に平行に移動した位置を占め
ている。
その周囲の側面の上、下縁部は平面部2,3であり、中
間部は隣接する2辺が斜めS状で彎曲した凹形曲面4お
よび凸形曲面5が連続し、他の隣接する2辺が逆対称を
なして斜めS状で彎曲した凸形曲面5および凹形曲面4
が連続しこの曲面4,5は垂直断面形状が曲率の等しい
半円で、向合う2側面で凹形と凸形が上下逆の位置とな
っている。
また、上面には凹陥部6上面端には斜の切欠部7が設け
られている。
第4図は、2つのこのブロック1,1′が一平面上に側
面を接して接合する状態を示すもので、一方のブロック
1の凹形と凸形の曲面4,5の他方のブロック1′の凸
形と凹形の曲面5’、4’とが接して2つのブロック1
,1′は接合される。
そして、凹形曲面と上面あるいは下面との間の平面部2
,2′は上下方向に対して傾きを有し、平面上に2つの
ブロック1.1′を接合した場合、曲面45.45’と
上面および下面との間には側壁平面部23’、32’に
よってテーパーをもった開口部8が形成される。
このブロックを接合して張った地表平面が、地盤の沈下
等によって変形し、ブロックの接合面に上下方向の応力
か゛作用した場合は、第5図のごとく、接合面を移動し
、開口部8のテーパー角の範囲でブロック1,1′のな
す表面角を変えることができる。
このため地表面の変形に追随し、地表面によく馴染んで
上下方向に作用する応力を緩和し、ブロックおよび地表
面の破壊を防止することができる。
また、温度あるいは湿度の差によって、ブロック1.1
′間に横方向の弾性変形の応力が作用する場合は、第6
図で示すごとく、曲面4,5における接合面は移動し、
一方のブロックがせり上った形となって応力を緩和吸収
する。
ところが、このブロックは接合面が移動することができ
るので、例えば、法面等に敷つめた場合、滑動してズレ
等を起す懸念も考えられる。
しかし、下記の計算で明らかなように、ブロックは地表
面との間の摩擦力によって安定しているので、正常の状
態でズレ等を起すことはなく極めて安定している。
計算例(第6図参照)傾き1 ; 2.5の法面(角度
α°) 上にブロックを置いた場合 ブロック重量W=46kg 法面方向重力H=sin a ・W=0.371X46
=17.1g 法面垂直方向重力N=CO8α・W=0,928X46
42.7kg 法面−ブロック下面間摩擦係数f =0.6(港湾構造
物設計基準コンクリートと捨石) f −N=0.6X42.7=25.6 kg>17.
1 kgすなわち、傾きが1 : 2.5程度の法面に
おいては、ブロックは摩擦力によって安定し、接合面の
滑動によってズレを起す恐れは全くない。
なお、第8図は法面にこのブロック1を敷いた施工例で
あって、地表面に接してサンドマット9その上に砕石1
0を配し、その上面にこのブロックを敷つめたものであ
り、極めて安定に法面を保護することか′できる。
第9図はその平面図である。第10図は、実施例の1つ
であって、凹形と凸形の曲面4.5の曲率か′相異し、
2つの曲面4,5の間には平面部が存在し、全体として
滑かな曲面部を形成している。
この形状のブロックによってもこの考案の目的を達する
ことができる。
この考案は以上の通りで、この張ブロックの周囲側面は
縦面でみて斜めS状彎曲した凹形および凸形曲面のある
滑らかな曲面部を有し、これを平面上に並べて張った場
合、張ブロックは相互に2組の凹凸形曲面で接して接合
し、さらに接合した曲面部と上面および下面との間には
テーパーをもった開口部が形成されている。
この構造とすることによって隣接して張ったこの張ブロ
ックは一組の凹凸形曲面を接し、開口部のテーパー角の
範囲内で接合角度をかえることができる。
また、滑らがな曲面部に沿って接合面を移動させ隣接し
た2つのブロックは上下にズレを生じ上下方向位置を移
動させることが可能となる。
このため、地表面の変形に容易に追随し、地表面に馴染
み上下方向に作用する応力を緩和し、また、ブロックの
弾性変形による横方向の応力もブロック間のズレによっ
て吸収緩和し、ブロックおよび地表面の破壊を防止する
ことができる。
仮にこれを法面に張った場合においても、例えば、傾き
が1;2.5程度であるならば法面とブロック間の摩擦
力が大きくブロックの重力によって不安定となリズレを
生じることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の張ブロックの端部断面図、第2図、第
3図は、この実施例の張ブロックの平面図および側面図
、第4図は、この実施例の2つの張ブロックの端面の接
合状態を示す垂直断面図、第5図。 第6図は、この実施例ブロックが地表面の変形および弾
性変形応力に対して接合端面の滑動な状態を示す断面図
、第7図は、このブロックを法面に置いた場合の力の釣
合を示す図、第8図、第9図は、このブロックを法面に
張った場合の断面図および平面図である。 第10図は他の実施例ブロックの接合状態を示す断面図
である。 1.1′・・・・・・張ブロック、2,2′・・・・・
・平面部、3,3′・・・・・・平面部、4.4’・・
・・・凹形曲面、5,5′・・・・・・凸形曲面、6・
・・・・・凹陥部、7・・・・・・切欠部、8・・・・
・・開口部、9・・・・・・サンドマット、10・・・
・・・砕石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地表面に張る表面形状が方形の張ブロックにおいて、周
    囲側面は隣接する2辺が斜めS状に彎曲した凹形曲面と
    凸形曲面が連続した滑らかな曲面を有し、他の隣接する
    2辺が逆対称をなして斜めS状で彎曲した凸形曲面およ
    び凹形曲面の連続した滑らかな曲面を有し、かつこれら
    凹形曲面および凹形曲面はいずれもその垂直断面形状が
    曲率か一等しい士円で形成されてなり、平面上に並べて
    張ったこの張ブロックは相互にこの曲面部において接合
    し、かつ接合した2つのブロックの対峙した側面は前記
    曲面部と上面および下面との間においてテーパーをもっ
    て上面および下面に開口する間隙が形成されていること
    を特徴とする張ブロック。
JP1978068940U 1978-05-22 1978-05-22 張ブロツク Expired JPS5923085Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978068940U JPS5923085Y2 (ja) 1978-05-22 1978-05-22 張ブロツク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978068940U JPS5923085Y2 (ja) 1978-05-22 1978-05-22 張ブロツク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54170609U JPS54170609U (ja) 1979-12-03
JPS5923085Y2 true JPS5923085Y2 (ja) 1984-07-10

Family

ID=28977286

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978068940U Expired JPS5923085Y2 (ja) 1978-05-22 1978-05-22 張ブロツク

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2535123Y2 (ja) * 1989-07-28 1997-05-07 株式会社 ジャパンテクノロジ コンクリートブロック

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5230305A (en) * 1975-09-03 1977-03-08 Sankyo Giken Kk Announcement system in the patchinko (pin ball game) hall

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524172Y2 (ja) * 1976-10-28 1980-06-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5230305A (en) * 1975-09-03 1977-03-08 Sankyo Giken Kk Announcement system in the patchinko (pin ball game) hall

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Publication number Publication date
JPS54170609U (ja) 1979-12-03

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