JPH045624Y2 - - Google Patents

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JPH045624Y2
JPH045624Y2 JP1989054675U JP5467589U JPH045624Y2 JP H045624 Y2 JPH045624 Y2 JP H045624Y2 JP 1989054675 U JP1989054675 U JP 1989054675U JP 5467589 U JP5467589 U JP 5467589U JP H045624 Y2 JPH045624 Y2 JP H045624Y2
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slate
roofing material
bottom plate
slate roofing
longitudinal direction
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JP1989054675U
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JPH02144918U (ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D1/00Roof covering by making use of tiles, slates, shingles, or other small roofing elements
    • E04D1/36Devices for sealing the spaces or joints between roof-covering elements
    • E04D1/365Sealing strips between lateral sides of roof-covering elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はスレート屋根葺設技術に係るスレート
屋根材用継部材と継部材を使つたスレート葺屋根
の構造に関するものである。
[従来の技術] 従来より屋根材としてスレート平板瓦を使用し
て屋根を葺く場合は、第5図に示すように屋根下
地材50の上に敷設した耐水シート51の上に、
勾配方向に屋根材の三分の二づつ重積してスレー
ト平板瓦52を取り付けている。
従つて葺設が完了すると一箇所につき三枚のス
レート平板瓦52が重積した構造になつている。
[考案が解決しようとする課題] 即ち、従来のスレート屋根葺設ではスレート平
板瓦の重ねを多く取ることにより、この多重積自
体で漏水を防止しようとしており、3寸5分以下
の緩勾配(35/100)では使用することができな
いものであつた。
また近年、使用する屋根材の高級化に伴って玄
昌石を使用した天然スレート屋根材による葺設が
行われてきているが、上記勾配問題だけでなく、
玄昌石自体の重量が大きいため三枚重積構造では
単位荷重が嵩み屋根構造を強固にする必要が生じ
ていた。
更に、上記構成では天然スレート屋根材の重ね
代が大きく使用材料の量が多くなり、材料費が高
騰する問題も有していた。
本考案は上記問題に鑑みて成されたものであつ
て、緩勾配でも漏水の心配がなく、軽量かつ低コ
ストで葺設することができるスレート葺屋根の構
造を提供すると共に、該スレート葺屋根の構造に
使用するスレート屋根材用瓦板継部材を提供する
ことを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るスレート屋根材用継部材は、平面
形状矩形の扁平状をなし、底板部の上面にはそれ
ぞれ同一高さの水案内突条を複数本長手方向に条
設すると共に、長手方向の両縁に上面方向に屈折
し且つ内側に屈曲した円弧状断面の水返し縁を構
成した構造に成ることを要旨とするものであり、
上記底板部中央には長手方向に延びる中心線マー
クを設けることが好ましい。
また上記スレート屋根材用継部材は耐候性樹脂
によつて成形され、底板部が硬質、水返し縁が軟
質樹脂によつて成形されることが好ましい。
更に該水返し縁は徐々に肉厚を薄くすると共
に、該水返し縁の内側に上記底板部と連続し且つ
長手方向に延びる微小溝を構成することが好まし
い。
また本考案に係る継部材を使つたスレート葺屋
根の構造は、上記スレート屋根材用継部材を下側
のスレート屋根材と上側のスレート屋根材間にお
いて、下側のスレート屋根材の上面に、上側に重
積葺設するスレート屋根材の継目位置に対応して
固定し、その上に該上側のスレート屋根材を略三
分の一重積して葺設固定することを要旨とするも
のである。
[作用] 従つて、下側のスレート屋根材と上側のスレー
ト屋根材間にスレート屋根材用継部材を介在した
ことにより、継目間からの漏水を流下する流路が
形成されるため、緩勾配でも漏水の心配のない屋
根を葺設することができる。またスレート屋根材
の重ね代が少ないため、屋根材総重量の軽量化を
達成することができるので屋根構造を補強する必
要がない。
[実施例] 以下、本考案に係るスレート屋根材用継部材と
継部材を使つたスレート葺屋根の構造の一実施例
を図面に従い説明する。
第1図はスレート屋根材用継部材1の斜視図、
第2図は同構造の詳細を示すものであり、平面形
状矩形の扁平状をなし、長期耐候性を有する硬質
樹脂(一部軟質樹脂)によつて成形してなる。
該スレート屋根材用継部材1の長さは使用する
スレート平板瓦の勾配方向幅より若干長く(約30
cm程度)、並設したスレート屋根材を跨ぐ適当な
幅(約10cm程度)を有する。
底板部2は板厚0.8mmの硬質樹脂からなり、底
板部2の上面にはその中央において長手方向に突
出条設した山形状断面を呈する微小高さ(0.4mm)
の中心線マーク3と、該中心線マーク3を線対称
として略等間隔に複数本(実施例では各3本)平
行に条設したそれぞれ同一高さ(1.7mm)の水案
内突条4,4……を長手方向に構成してなる。
上記底板部2の両縁には底板面に連続する微小
溝5,5(深さ0.2mm)と、該両微小溝5の縁か
ら上面方向に屈折し且つ内側に屈曲した円弧状断
面の水返し縁6,6が軟質樹脂により一体成形し
てあり、該水返し縁6,6は徐々に肉厚が薄くな
つた構造を呈しており、上面方向からの荷重によ
り該樹脂材の弾性に抗して内方に傾倒する構造に
なる。
上記構成のスレート屋根材用継部材1は、第3
図に示すスレート葺屋根の葺設に使用するもので
ある。スレート平板瓦7,7……は屋根下地材8
の上に敷設した耐水シート9の上に、構方向には
重積することなく並設し、勾配方向には下側のス
レート平板瓦7に上側の三分の一づつ重積した状
態で葺設する。
このとき、下側のスレート平板瓦7の上面に、
上側に重積葺設するスレート平板瓦7,7間の継
目10位置下に中心線マーク3が位置し、且つ該
瓦材の下端と下端が略一致するようにスレート屋
根材用継部材1を固定し、その上に上側のスレー
ト平板瓦7を三分の一重積して葺設固定する。
該スレート平板瓦7及びスレート屋根材用継部
材1の固定は従来なされていると同様、屋根下地
材8に釘11等を打ち込んで葺設するものであ
る。
上記のように葺設したスレート葺屋根の構造で
は、第4図に示すように、下側のスレート平板瓦
7aと上側のスレート平板瓦7b,7b間にスレ
ート屋根材用継部材1が介在した構造になつてい
る。そして該スレート屋根材用継部材1の両縁に
構成されている水返し縁6,6は上側のスレート
平板瓦7bの荷重により該樹脂材の弾性に抗して
内方に傾倒すると共に上側のスレート平板瓦7b
の下面に密接してなり、同時に各水案内突条4,
4……も上側のスレート平板瓦7bの下面に密接
する。
この下側のスレート平板瓦7a、スレート屋根
材用継部材1及び上側のスレート平板瓦7bの重
積葺設により、上側のスレート平板瓦7b,7b
間位置下面には、中心線マーク3の両側に水案内
突条4,4……によつて構方向に分断された流路
12,12……と水返し縁6,6によつて最終的
に漏れを防止している微小溝5をもつた流路1
3,13が形成され、上側のスレート平板瓦7
b,7b間当接位置から侵入した雨水aは、中央
部の流路12を流下して下側のスレート平板瓦7
aの上面に流出する。従つて、屋根勾配を小さく
(3寸=30/100)しても漏水の心配がない。
また上側のスレート平板瓦7bと下側のスレー
ト平板瓦7aの重ね代が屋根材の三分の一である
ため、屋根材の総重量が従来の工法の半分にな
り、軽量であつて、該スレート平板瓦7として重
量材である玄昌石を使用した天然スレート屋根材
を格別屋根構造の補強を図ることもなく従来の構
造のまま施工することができる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案に係るスレート屋根
材用継部材と継部材を使つたスレート葺屋根の構
造によれば、下側の屋根材と上側の屋根材間にス
レート屋根材用継部材を介在したことにより、3
寸の緩勾配でも漏水の心配のない屋根を葺設する
ことができる。
また本考案によれば、軽量化を達成することが
できるため屋根構造を補強する必要が特になく、
加えて屋根材の使用量を少なくすることにより葺
設コストの引き下げを図ることができる等の特徴
を有するものであり、本考案実施後の実用的効果
は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るスレート屋根材用継部材
の一実施例を示す斜視図、第2図aは同正面図、
bはaにおける中央部拡大図、cはaにおける縁
部拡大図、第3図aは本考案のスレート葺屋根の
葺設構造を示す平面図、bは同側断面図、第4図
は葺設時のスレート屋根材用継部材の作用を示す
説明図、第5図は従来のスレート葺屋根の葺設構
造を示す側断面図である。 1……スレート屋根材用継部材、2……底板
部、3……中心線マーク、4……水案内突条、5
……微小溝、6……水返し縁、7,7a,7b…
…スレート平板瓦、8……屋根下地材、9……耐
水シート、12,13……流路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 耐候性樹脂によつて成形した平面形状矩形の
    偏平状をなす底板部と、 前記底板部の上面に対して、それぞれ同一高
    さに長手方向に条設してなる複数本の水案内突
    条と、 前記底板部の長手方向の両縁に設けられ、上
    面方向に屈折し且つ内側に屈曲した円弧状断面
    になり、端部肉厚を徐々に薄くした水返し縁
    と、 前記底板部の上面中央に位置して長手方向に
    設けられた中心線マークと、 前記両水返し縁の内側に位置して底板部の上
    面にそれぞれ設けられた長手方向に延びる微小
    溝と、 からなり、前記底板部が硬質樹脂、前記水返し
    縁が軟質樹脂によつて一体成形されることを特
    徴とするスレート屋根材用継部材。 2 前記請求項1のスレート屋根材用継部材を下
    側のスレート屋根材と上側のスレート屋根材間
    において、下側のスレート屋根材の上面に、上
    側に重積葺設するスレート屋根材の継目位置に
    対応して固定し、その上に該上側のスレート屋
    根材を略三分の一重積して葺設固定してなる継
    部材を使つたスレート葺屋根の構造。
JP1989054675U 1989-05-11 1989-05-11 Expired JPH045624Y2 (ja)

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JPH02144918U JPH02144918U (ja) 1990-12-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2528796Y2 (ja) * 1990-09-14 1997-03-12 松下電工株式会社 瓦板接続用水切りシート

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61290153A (ja) * 1985-06-17 1986-12-20 株式会社サンシュウ 瓦屋根の施工方法、並びにそれに用いられる屋根瓦及び下敷部材

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JPS62121330U (ja) * 1986-01-27 1987-08-01

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