JPS59229896A - スライド形キヤビネツトの設置方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 一産業上の利用分野一 本考案は電子装置のキャビネットを軌道走行できるよう
に設置する方法に関する。

−従来の技術− 従来、電子装置のキャビネットを設置する場合、電子装
置の故障や作業性等を考慮して、キャビネットの前後も
しくは左右に人間の出入ができる程度の間隙を設けてキ
ャビネットを床面に固定するか、あるいはキャビネット
の外枠を金具等を介して設置する室内の壁面に接続固定
し、且つ前記した故障や作業性等を考慮して電子機能を
搭載した枠をキャビネットの外枠を支点として回転でき
る様にしたものが一般的である。

一発明が解決しようとする問題点− しかしながら、前者の場合は室内設置スペースをキャビ
ネットの寸法よシも広く取らなければならないという問
題があり、また後者の場合は構造が複雑になると共に、
設置場所で組立てを行う為に設置の工数が増大する等の
問題がある。

本発明はこれらの問題を解決することを目的とするもの
である。

〔発明の構成〕

一問題点を解決するための手段及び作用−上述した目的
を達成するため、本発明はキャビネットを設置する床面
にガイド金具を固定し、キャビネットの底面にはその四
隅に各々旋回自在なキャスタを取付けると共に前記ガイ
ド金具と係合する係合金具を取付けて、前記ガイド金具
と係合金具とを係合させた後、走行方向の一方の側に位
置する２個のキャスタにＵ字形金具を嵌装してキャビネ
ットを直進軌道走行させる方法である。

−実施例一 本発明の一実施例を図面によシ説明すると、第１図は本
発明による設置方法を示す正面図、第２図は第１図の側
面図で、同図において１は例えば交換機機能を搭載した
キャビネット、２はキャスタ、３は床面、４はガイド金
具、５１Ｉ−１：固定用ボルト、６は係合金具、７はＵ
字形金具、８は連結用ボルトである。

前記キャスタ２は前記キャビネット１の底面四隅に取付
けられていて、キャビネット１の重量ニ十分銅え得ると
共に自由自在に回転動作が行なえる様になっており、従
ってキャビネット１は人力によって円滑に走行させるこ
とができ、設置前において所望の方向へ移動、運搬する
ことが可能となっている。

前記ガイド金具４は第３図に示した如く段状に曲折形成
されておシ、一方の水平面を固定用穴９を有する固定面
１ｏとし、他方の水平面を案内面１１として該案内面１
１には設置後のキャビネット１の移動距離を定めたネジ
穴１２ａ、１２ｂが設けである。このガイド金具４は二
本用いられ、前記キャビネット１を設置するに当って予
じめ設置する室の床面３に一端を壁面１３方向に向けて
所定の間隔で平行に並べられ、前記固定用穴９を介して
前記固定用ボルト５で床面３に固定される。

前記係合金具６は前記ガイド金具４の案内面１１に係合
して前記キャビネット１を軌道走行させると共にキャビ
ネット１の横プレを少なくする為のものでキャビネット
１の底面に前記ガイド金具４と対応して予じめ固定され
ている。前記連結用ボルト８はキャビネット１の底面の
所定位置に貫通させてあシ、該連結用ボルト８の先部を
前記ガイド金具４のネジ穴１２ａ又は１２ｂに螺合させ
るとキャビネット１が固定されてキャビネット１の転倒
や自然移動等を防止できる様になっている。

前記Ｕ字形金具７は第４図に示す如くキャスタ２に嵌装
してキャスタ２０走行方向を規制するもので、キャビネ
ット１の直進軌道走行が円滑に行なわれる様に壁面１３
側の二個のキャスタ２に取付けられておシ、従ってこの
Ｕ字形金具Ｉはキャビネツ）１の設置時に取付けられる
。

本発明によるキャビネット１の設置方法は、予じめ床面
３に固定されたガイド金具４の前にキャビネット１を運
搬し、ガイド金具４０案内面１１と係合金具６とを係合
させた後、前記Ｕ字形金具７をキャスタ２に嵌装する。

そしてキャビネット１を第２図に矢印で示した方向に押
して壁面１３側に移動させ、連結用ボルト８をガイド金
具４の壁面１３側のネジ穴１２ａに螺合させてキャビネ
ット１を固定し、その後キャビネット１の前面にカバー
１４を取付ければ設置作業は完了する。

設置後保守、点検等を行なう場合には、前記前面カバー
１４を取外して連結用ボルト８をネジ穴１２ａから外し
、キャビネット１を前記矢印と逆の方向に引出して、今
度は前記連結用ボルト８をガイド金具４の手前のネジ穴
１２ｂに螺合させてキャビネット１を固定する。この様
にして保守、点検等を行なった後はまた元の様にキャビ
ネット１を壁面１３側に移動させて固定しておく。

なお、キャビネット１の背面と壁面１３との間隙中りは
交換機等から発生する熱量に応じて設定する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、キャビネットを設置する
床面にガイド金具を固定し、キャビネットの底面にはそ
の四隅に各々旋回自在なキャスタを取付けると共に前記
ガイド金具と係合す″る係合金具を取付けて、設置前に
はキャスタによってキヤビネットを設置場所まで移動、
運搬し、前記ガイド金具と係合させた後、２個のキャス
タにＵ字形金具を嵌装して直進軌道走行できるようにキ
ャビネットを設置する方法であシ、設置場所での組立て
を殆んど行わず、スライド調整のみですむ為に設置工数
を大幅に削減できる等の効果があシ、従来と比較して極
めて合理的な方法であると共に実用性の高いものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図はその
側面図、第３図は本発明で用いるガイド金具の拡大斜視
図、第４図はキャスタに嵌装するＵ字形金具を示す拡大
斜視図である。 １・・・キャビネット　２・・・キャスタ　３・・・床
面４・・・ガイド金具　６・・・係合金具　７・・・Ｕ
字形金具８・・・連結用ボルト　１０・・・固定面　１
１・・・案内面１２　ａ　、　１２　ｂ−ネジ穴 特許出願人　　沖電気工業株式会社 日本電信電話公社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　キャビネットを設置する床面にガイド金具を平行
   に固定し、キャビネットの底面にはその四隅に各々旋回
   自在なキャスタを取付けると共に前記ガイド金具に係合
   する係合金具を取付けて、設置前には前記キャスタによ
   ってキャビネットを設置場所まで自由に移動、運搬し、
   前記ガイド金具と係合金具とを係合させてキャビネット
   を設置した後は、ガイド金具、係合金具及びキャスタに
   よってキャビネットを直進軌道走行のみを行わせるよう
   にキャビネットを設置するスライド形キャビネットの設
   置方法であって、ガイド金具と係合金具とを係合させた
   後、走行方向の一方の側に位置する２個のキャスタにＵ
   字形金具を嵌装して直進軌道走行を行うことを特徴とす
   るスライド形キャビネットの設置方法。