JPS5922918A - 二液型の水中硬化性エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

二液型の水中硬化性エポキシ樹脂組成物

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JPS5922918A
JPS5922918A JP13245682A JP13245682A JPS5922918A JP S5922918 A JPS5922918 A JP S5922918A JP 13245682 A JP13245682 A JP 13245682A JP 13245682 A JP13245682 A JP 13245682A JP S5922918 A JPS5922918 A JP S5922918A
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epoxy resin
epoxy
cement
water
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JP13245682A
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Masahito Shimizu
雅人 清水
Shigeru Katayama
茂 片山
Akira Murakami
村上 陽
Masaru Sato
優 佐藤
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は水中もしくは湿潤条件下とくに水流や水圧の
ある場合でも塗料、接着剤、シーリング材などとして有
効に使用できる施工作業性にすぐれた二液型の水中硬化
性エポキシ樹脂組成物に関する。
エポキシ樹脂を主成分とした配合系と硬化剤を主成分と
した配合系とからなる二液型で室温硬化性のエポキシ樹
脂組成物は、塗料、接着剤、ライニング材、シーリング
材、注型材、積層材などの材料として優れた特性を示し
広く使用されてきた。
一般に、この種の組成物では、清浄なる乾燥条件下で用
いられ、水分の存在や湿潤条件はその優れた硬化物特性
を損なうものとして忌避されていた。
しかるに、土木、防水などの分野においては、水の存在
下や湿潤条件下が一般的な作業条件となるためにこのよ
うな条件下でも使用できる室温硬化性でかつ水中でも硬
化しうる特殊な組成物が望まれ、たとえば樹脂分として
タール変性エポキシ樹脂や酢酸ビニル変性エポキシ樹脂
などを使用し、また水中硬化性硬化剤を使用したものが
種々開発されてきた。
一方、このような水中硬化性エポキシ樹脂組成物は、静
水中や単なる湿潤条件下では樹脂系および硬化剤系の粘
度が比較的低くされたものでも使用可能であるが、水流
もしくは水圧のある水中や漏水場所あるいは枝橋、水門
などの海洋構築物におけるような水中やスブラッシング
ゾーン(飛沫帯)では、とくに樹脂系および硬化剤系の
粘度が高くされたパテ状の組成物となりうるものを選定
使用することが望まれる。これは粘度の低い配合系によ
ると両者を混合してライニング、シーリングなどの施工
を行なうた後これを室温硬化させる間に水力によって流
出したり剥離するおそれがあるためである。
従来、このような高粘度配合系からなる水中硬化性エポ
キシ樹脂組成物においては、その混合に際し低粘度配合
系のような自動混合手段や撹拌治具を用いた混合手段あ
るいはその塗工に際し機械的な施工手段をとりにくく、
専ら手で混合し手で施工するといういわゆるハンド作業
を採用しているのか普通である。とくに複雑な構造で恒
久的足場の設置も困難な作業条件を強いられる海洋構築
物などにおいては、このようなハンド作業法にたよらざ
るを得ない実状にある。
ところか、従来公知のこの種組成物では樹脂系および硬
化剤系の混合時に手に配合物が付着し十分に混合できな
いという問題があった。この問題はたとえば各配合系に
ワセリンなどの油性物質を添加することによりある程度
回避されるものと思われるが、これでは施工に際して上
記の油性物質の撥水作用で施工面にうまく付着させるこ
とが出来ず、本来の目的を達しえなくなる。
また、1.他の解決法として、水中硬化性硬化剤が水に
溶解しに(<シかも硬化反応が水により影響されにくい
性質を有していることに着目して水を付着防止媒体とし
て利用し、常時水で手を濡らしながら作業するウェット
ハンド法が考えられている。ところが、この方法でも次
のような問題が生じ期待したような結果は得られていな
い。
すなわち、水で手を濡らすといってもその水は短時間の
うちに配合物の中に移行してしまうから混合時頻繁に水
で手を濡らさなければならない。
これては実際の施工に当って極めて非能率的となるし配
合物中に移行する水分量も多くなって硬化物特性に悪影
響を与えるおそれがある。また、常時水で手を濡らす手
段として混合操作自体を水中で行なうことも考えられる
が、多量の水の混入による硬化物特性の低下はどうして
もさけられない。
この発明は、ウェットハンド法の上述したような問題を
解消でき、高粘度配合系の混合ないし施工作業を容易に
行なえる新規かつ有用な二液型の水中硬化性エポキシ樹
脂組成物を提供することを目的として鋭意検問した結果
、見い出されたものである。
すなわち、この発明は、1分子あたり平均約1.7個以
」二のエポキシ基を有しかつエポキシ当量が約70〜1
,000の非脂環式エポキシ樹脂を主成分としたエポキ
シ樹脂配合系と、第一級ないし第二級アミ7基を1分子
あたり平均約1.7個以上有するポリアミドアミンを主
成分とした硬化剤配合系とからなり、かつ硬化剤配合系
はこれに含まれる上記第一級ないし第二級アミノ基の活
性水素の量がエポキシ樹脂配合系のエポキシ基に対して
0.2〜2.0当量となるような割合とされていると共
に、両配合系のうちいずれか一方または両方にセメント
を組成物全体の5〜50重量%含有させたことを特徴と
する二液型の水中硬化性エポキシ樹脂組成物に係るもの
である。
この発明の組成物においては、その混合、施工に際して
ウェットハンド法を採用することにより、硬化剤である
ポリアミドアミンが水との親和性にすぐれているため、
界面活性剤的な作用で手に付着させた水によって溶出分
離して平表面に潤滑層を形成し、この潤滑層により配合
物の手離れが良くなり、配合物が手に付着することを防
止する。
さらに、配合物中に添加されたセメントが混合物中に移
行した水および施工に際して施工面に存在する水と反応
して、遊離の水を固定するため水分の移行に起因した硬
化物特性の低下が見られず、硬化物と施工面との接着性
にも好結果が持たらされる。
このように、この発明のもつとも大きな特徴は、硬化剤
配合系の主成分をなすポリアミドアミンが水との親和性
にすぐれている性質を利用してウェットハンド法による
混合ないし施工作業を容易にし、一方上記性質から(換
言すればポリアミドアミンが前述した通常の水中硬化性
硬化剤の一種とはいえないことから)水中への溶出によ
って硬化反応か阻害される欠点をセメントの水固定化機
能によって可及的に阻止し、さらに硬化物中に入り込む
水分の存在に起因した硬化物特性の低下をも上記セメン
トの機能によって阻止できるようにしたことにある。
この発明におけるエポキシ樹脂配合系の主成分をなすエ
ポキシ樹脂は、1分子あたり平均約1.7個以上、望ま
しくは平均約1.7〜8.0個、より望ましくは平均約
1.7〜2.3個のエポキシ基を有し、かつエポキシ当
量(重量)が約70〜1,000、望ましくは約70〜
500の非脂環式エポキシ樹脂が用いられる。エポキシ
基の数が上記より少なかったりあるいはエポキシ当量が
」二記範囲外では機械的強度などにすぐれる硬化物が得
られず、また脂環式のエポキシ樹脂では常温硬化性に劣
り不適当である。
このような非脂環式エポキシ樹脂には、たとえばつぎの
ものがある:エポキシ化環状シラン、エポキシ化大豆油
、ポリカルボン酸のポリグリシジルエステル、エポキシ
化ポリオレフィンおよびグリシジルエーテル樹脂。この
中ではグリシジルエーテル樹脂が望ましい。
ポリカルボン酸ポリグリシジルエステルとしては、例え
ばリルインダイマー等のジグリシジルエーテルペ リル
イントリマー等のトリグリシジ/l/ I 7. テ/
L/ す(!:’がある。グリシジルエーテル樹脂には
、ポリアリルグリシジルエーテル、クロレンドジオール
のジグリシジルエーテル、ジオキサンジオールのジグリ
シジルエーテル、エンドメチレンシクロヘキサンジオー
ルのジグリシジルエーテル、エポキシノボラック樹脂、
アルカンジオールジグリシジルエーテル、アルカントリ
オールトリグリシジルエーテルなどがある。より望まし
いグリシジルエーテル樹脂には次式で表わされるアルカ
ンジオールジグリシジルエーテルがある:(式中、Xは
炭素原子数1〜10、望ましくは炭素原子数2〜6のア
ルキレンまたはアルキリデン、nは1〜20、望ましく
は1〜15である。) 適当なアルカンジオールジグリシジルエーテルは、エチ
レングリコールジグリシジルエーテルプロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ブタンジオールジグリシジ
ルエーテルなどがある。
他のより望ましいグリシジルエーテル樹脂には、炭素原
子数2〜10、特に3〜10のアルカン等をもつアルカ
ントリオールトリグリシジルエーテル、例えはグリセリ
ルトリグリシジエーテル、ト△ リメチロールプロパンのトリグリシジルエーテルなどが
ある。さらに別のより望まい)グリシジルエーテル樹脂
は、次式で表わされるビスフェノールのジおよびポリグ
リシジルエーテルである。
(式中、kはC,O,SおよびNからなる群から選ばれ
た少くとも一種の原子1〜8原子を含む二価ラジカル、
望ましくは炭素原子数1〜8のアルキレンまたはアルキ
リデン基、より望ましくは炭素原子数1〜6のアルキレ
ンまたはアルキリデン基である。) 上記のなかでも適当なビスフェノールには、メチレンビ
スフェノール、インプロピリデンビスフェノール、ブチ
リデンビスフェノール、オクチリデンビスフェノール、
ビスフェノールサルファイド、ビスフェノールスルホン
、ビスフェノールエーテル、ビスフェノールアミンなど
がある。特に、インプロピリデンビスフェノールを用い
て優れた結果が得られた。
好適なジおよびポリグリシジルエーテルには次式で表わ
されるイソプロピリデンビスフェノールのジおよびポリ
グリシジルエーテルがある。
Ct−I3 この発明の硬化剤配合系の主成分をなすポリアミドアミ
ンは、第一級ないし第二級アミン基を1分子あたり平均
的1.7個以上有するもので、一般にアミ2価80〜4
00のものが使用される。
この例としては、リルイン酸、オレイン酸、リノール酸
、エライジン酸、リシルイン酸などのような分子中に不
飽和結合を有する脂肪酸を重合させて得られるダイマー
酸、トリマー酸等の重合脂肪酸とポリアミン、とくに脂
肪族ポリアミンとの縮合反応生成物が挙げられる。
上記のポリアミンとしては、1分子中に少なくとも1個
の活性水素原子を有するアミン基を2個以上有するポリ
アミンであって、その好ましいものとしては、例えば分
子中に環構造を含まない脂肪族ジアミン類、アルキレン
ポリアミン類、分枝を有するポリメチレンジアミン類、
ポリアルキレンポリアミン類、芳香族残基を環構造とし
て含む脂肪族性ジアミン類、脂肪族残基を環構造として
含む脂肪族性ジアミン類、複素環残基を環構造として含
む脂肪族性アミン類などが挙げられる。これらのポリア
ミンは単独もしくは2種以上の混合物として縮合反応に
供せられる。
分子中に環構造を含まない脂肪族ジアミン類としては、
エチレンジアミン、トリメチレンジアミン、テトラメチ
レンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメチレ
ンジアミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジア
ミン、ウンデカメチレンジアミンなどがある。アルキレ
ンポリアミン類としては、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ヘキ
サメチレンへブタミン、ジ(ヘキサメチレン)トリアミ
ン、トリ(ヘキサメチレン)テトラミン、テトラ(ヘキ
サメチレン)ペンタミン、トリプロピレンテトラミン、
テトラプロピレンペンタミンなとがある。分枝を有する
ポリメチレンジアミン類には、2−メチル−2・4−ジ
アミノペンタン、C■]3 H2N(CI12)。CI−■NH2(n;1以上8ま
での整数)などが挙げられる。
ポリアルキレンポリアミン類としては、イミノビスプロ
ピルアミン(1−12N(CH2) 3NH,(CH2
)8 NIJ2)、メチルイミノビスプロピルアミン(
1−I2N(Cl−12)3CI−(3 N (Ct12)、 NO3)、テトラ(アミノメチル
)メタン、テトラキス(2−ア逸ノエチルアミノメチル
)メタン、トリエチレン−ビス(トリメチレン)ヘキサ
ミンなどがある。芳香族残基を環構造として含む脂肪族
性ジアミン類としては、1・3−ジアミンメチルナフタ
レン、1・4−ジアミノメチルナフタレン、4・4−ジ
アミノメチルビフェニル、3・3−ジアミノメチルビフ
ェニル、オルト−、メタ−またはパラ−キシリレンジア
ミン(W・W′−ジアミノキシレン)などがある。
脂肪族残基を環構造として含む脂肪族性ジアミン類とし
ては、1・4−ジアミノシクロヘキサン、1・3−ジア
ミノシクロヘキサン、1・2−ジアミノシクロヘキサン
、1−アミノ−3−アミノメチル−3・5・5−トリメ
チルシクロヘキサン(インホロンジアミン)、1・8−
ジアミノ−8−メンタン、ビス−(4−アミノシクロヘ
キシル)メタン、2・2−ビス−(4−アミノシクロヘ
キシル)プロパン、1・3−ビス−(アミノメチル)シ
クロヘキサン、1・2−ビス−(アミノメチル)シクロ
ヘキサン、ビス−(4−アミノ−3−メチルシクロヘキ
シル)メタンなどがある。複素環残基を環構造として含
む脂肪族性アミン類としては、N−了ミノエチルピペラ
ジン、1・4−ビス−(3−アミノプロピル)ピペラジ
ン、3・9−ビス−(3−アミノプロピル)−2・4・
8・1〇−テトラオキサスピロ(5・5)ウンデカンな
どがある。
ポリアミドアミンのなかでも最も代表的なものは、リル
イン酸のダイマー酸又はトリマー酸と上記各種ポリアミ
ンとの縮合反応生成物である。
その構造は、たとえばリルイン酸のダイマー酸を原料と
した場合、次のようである。
1 tI3 (式中、Rおよび〆はポリアミンの残基であり、互いに
同種であっても異種であってもよい)この発明のエポキ
シ樹脂配合系および硬化剤配合系には、上述したそれぞ
れの主成分のほかに、各種の任意成分を含ませることが
できる。その例としては、カーボンブラック、炭酸およ
び珪酸の金属塩、ガラス、アスベストおよび紙類のよう
な補強充填剤;金属酸化物および金属塩化物などからな
る無機着色剤および有機着色剤;石油、ヒマシ油、グリ
セリン、シリコーン、芳香族およびパラフィン系油、お
よびフタル酸、セバシン酸、トリメット酸などのアルキ
ルおよび芳香族エステルのような滑剤および可塑剤;な
らびにフェニル−β−ナフチルアミン、2・6−ジー【
−ブチルパラクレゾール、2・2′−メチレンビス(4
−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2・2′−チ
オビス(4−メチル−6−(−ブチルフェノール)、4
・4′−・ブチリデンビス(6−【−ブチル−m−クレ
ゾール)、トリス(3・5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)インシアヌレート、ヘキサヒドロ−1
・3・5−トリス−β−(3・5−ジ−t−フチルー4
−ヒドロキシフェニル)プロピオニル・トリアジン、テ
トラキス−メチレン−3(3’・5′−ジー[−ブチル
−4′−ヒドロキシフェニル)プロピオネート・メタン
、ジステアリル・チオジプロピオネート、トリ(ノニル
化フェニル)ホスファイトなどの抗酸化剤および安定剤
である。
“また、ふたつの配合系のうちの一方もしくは両方に、
通常は硬化剤配合系の方に、エポキシ樹脂とポリアミド
アミンとの反応を促進または助ける目的で、硬化助剤な
いし硬化促進剤として、BF3−アミン錯体、無水ヘキ
サハイドロフタル酸、ジシアンジアミド、2〜エチル−
4−メチル−イミダゾールの如きイミダゾール類、トリ
エチレンテトラミン、変性脂肪族ポリアミン、変性芳香
族ポリアミンなどを配合してもよい。
さらに、連鎖延長剤や架橋剤などを配合するこきができ
、このような物質には、アザライン酸、フマル酸などの
二塩基酸および1・6−ヘキサンジチオール、1・8−
オクタンジチオールなどのジメルカプタンがある。さら
に、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタル酸、無
水ヘキサハイドロフタル酸などの酸無水物;4・4′−
ジシクロペンチルメチレンイソシアネート、4・4′−
ジフェニルメチレンジイソシアネート、2・4−トリレ
ンジイソシアネート、2・6−トリレンジイソシアネー
ト、1・4−フェニレンジイソシアネートなどのジイソ
シアネート;エチレンジアミン、1・2−プロパンジア
ミン、1・3−プロパンジアミン、1・4−ブタンジア
ミン、2−メチル−1・2−プロパンジアミン、1・5
−ペンタンジアミン、1・6−ヘキサンジアミン、1・
7−へブタンジアミン、1・8−オクタンジアミン、1
・10−デカンジアミン、1・12−ドデカンジアミン
などの脂肪族アミン類;ジエチレントリアミン、トリエ
チレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ビス(
ヘキサメチレン)トリアミン、3・3−イミノビスプロ
ピルアミンなどの脂肪族ポリアミン類;1・2−ジアミ
ノシクロヘキサン、1 °8−p−メンタンジアミンな
どの脂環式ジアミンおよびポリアミン類;4−(アミノ
メチル)ピペリジン、ピペラジンおよび各アルキル基中
の炭素数が1〜12、望ましくは1〜6であるN−(ア
ミノアルキル)ピペラジン(例えば、N−(2−アミノ
エチル)ピペラジン、N−(3−アミノプロピル)ピペ
ラジ7)、 N −M−ビス(3−アミノプロピル)ピ
ペラジンなどの複素環式ジアミンおよびポリアミン類;
および1・4−ジブロモブタン、1・3−ジブロモブタ
ン、1・4−ジクロロブタン、1・2−ジクロロエタン
、1・4−ジョードブタン、1・6−ジクロロヘキサン
などのような炭素原子数1〜12の脂肪族二ハロゲン化
物、望ましくは炭素原子数1〜8の脂肪族三臭化物およ
び/もしくは二塩化物がある。
その他の連鎖延長剤および/または架橋剤として適当で
ありかつより望ましいものとしては、炭素原子数6〜2
4、特に炭素原子数6〜18のジヒドロキシ芳香族化合
物がある。この化合物には、カテコール、レゾルシノー
ル、3−ヒドロキシベンジルアルコール、4−ヒドロキ
シベンジルアルコール、1・3−ジヒドロキシナフタレ
ン、1・5−ジヒドロキシナフタレン、1・7−ジヒド
ロキシナフタレンなどがある。より一層望ましいものと
して次式で表わされるビスフェノールがある。
(式中、kはC,O,SおよびNからなる群から選はれ
た少くとも一種の原子1〜8原子を含む二価ラジカル、
望ましくは炭素原子数1〜8のアルキレンまたはアルキ
リデン基、より望ましくは炭素原子数1〜6のアルキレ
ンまたはアルキリデン基である。) 適当なビスフェノールには、メチレンビスフェノール、
インプロピリデンビスフェノール、ブチリデンビスフェ
ノール、オクチリデンビスフェノール、ビスフェノール
サルファイド、ビスフェノールスルホン、ビスフェノー
ルエーテル、ビスフェノールアミンなどがある。
この発明においては以上の構成成分からなるエポキシ樹
脂配合系と硬化剤配合系との一方もしくは両方にさらに
セメントを配合することが重要である。このセメントと
しては、たとえば普通ポルトランドセメント、早強ポル
トランドセメント、超早強ポルトランドセメント、白色
ポルトランドセメント、中庸熱ポルトランドセメント、
燐酸セメント、シリカセメント、高炉セメント、フライ
アッシュセメント、アルミナセメント、膨張セメント、
超速硬セメント、耐硫酸塩セメント、油井セメント、コ
ロイドセメントなどがあげられる。
なかでも普通ポルトランドセメント、早強ポルトランド
セメント、超早強ポルトランドセメント、白色ポルトラ
ンドセメントが特に好ましい。
セメントの添加量は、組成物全体つまりエポキシ樹脂配
合系と硬化剤配合系との合計量に対して、5〜50重量
%とすべきである。5重量%未満の添加では、混合ない
し水中硬化に際して遊離の水を固定する作用が十分でな
いため、硬化物の特性が低下する。また、50重量%を
超える添加では、エポキシ樹脂配合系と硬化剤配合系と
を混合する前の保存状態でセメントが空気中の湿気によ
って硬化するため、両配合系の混合が不可能となるため
適当てない。
この発明の二液型の水中硬化性エポキシ樹脂組成物は、
上述のとおり、いずれか一方もしくは両方にセメントを
配合してなる前記エポキシ樹脂配合系と硬化剤配合系と
からなるものであるが、両配合系の混合割合は、硬化剤
配合系に含まれるポリアミドアミンの第一級ないし第二
級アミンの活性水素の量がエポキシ樹脂配合系のエポキ
シ基に対して02〜20当量となる割合とすべきである
この範囲を越えて使用すると、期待した結果を得ること
かできない。すなわち、0.2当量未満では、ウェット
ハンド混合時に手の表面に潤滑層を形成し難く、配合物
が手に付着しやすくなる。また、2.0当量を超える使
用量では、硬化物の物性が悪くなる。
以上詳述したとおり、この発明の二液型の水中硬化性エ
ポキシ樹脂組成物によれば、ウェットハンド法により容
易に混合ないし施工でき、しかも硬化物特性もすぐれた
ものとなるため、水中または湿潤条件下、とくに水流や
水圧のある場所でも塗料、ライニング材、シーリング材
、接着剤などの材料として有効に利用できる利点がある
次に、この発明の実施例を記載する。以下において部と
あるのは重量部を意味するものとする。
実施例 エピコート#828(シェル化学社製ビスフェノールA
型ジグリシジルエーテル;エポキシ当量185〜192
.1分子あたりの平均エポキシ数1.9)、エピコート
#1001(シェル化学社製ビスフェノールA型ジグリ
シジルエーテル;エポキシ当量450〜500.1分子
あたりの平均エポキシ数1.9)、タルクS(朝食粉剤
工業社製充填剤)、普通ポルトランドセメント(徳山ソ
ーダ社製)およびKBM−403(信越化学社製シラン
カップリング剤)を、つぎの第1表に示す混合比率(重
量部)で攪拌混合釜中80°Cで混合して、R−1から
R−6の6種のエポキシ樹脂配合系とした。
第1表 一方、サンマイド#300(三相化学社製ポリアミドア
ミン;アミン価90、活性アミン水素当量550.1分
子あたりの平均アミ7基数8.1)、サンマイド#31
5 (三相化学社製ポリアミドアミン;アミン価310
、活性アミン水素当量125.1分子あたりの平均アミ
7基数5.5)、リアクトCA−101(三洋化成社製
変性脂肪族ポリアミン;アミン価400〜460の水中
硬化性硬化剤)、タルクS(前述)、普通ポルトランド
セメント(徳山ソーダ社製)を、つきの第2表に示す混
合比率(重量部)で攪拌混合釜中60℃で混合して、■
(−1からH−7の7種の硬化剤配合系とした。
第2表 上記のエポキシ樹脂配合系(R−1からR−5)と硬化
剤配合系(H−1からH−7)とを、後記の第3表に示
す如く組み合せて、比較例を含む7種の二液型の水中硬
化性エポキシ樹脂組成物とした。なお、両配合系の混合
比率は等重量とした。
この組成物につき、ウェットハンド法による混合作業性
および硬化物特性(接着性)を、下記の如く調べた結果
は、第3表に併記されるとおりであった。
〈混合作業性〉 二つの配合系から所定量を水道水で濡らした手で取り出
し、混合する。この混合中に配合物が著しく手に付着し
、水道水で手を濡らす頻度が多い場合を不良、配合物の
手離れ性が良く水道水で手を濡らす頻度が非常に少ない
場合を良好とした。
〈硬化物特性〉 図面に示されるようにdコ30 mm、長さ100問、
厚さ08朋のJIS−G−3141冷間圧延鋼板(IA
)に250μのアルミテープをスペーサ(2A、2B)
として貼り、混合作業後の各混合物を水中にてこのスペ
ーサ(2A、2B)間に設け、この上に前記と同様の冷
間圧延鋼板(IB)を重ね合わせて文具用ダブルクリッ
プ2個により加圧状態にし、20℃の水中で72時間放
置して硬化させる。
このようにして試験片を作成した後、テンシロンtrT
M−s OOo B (東洋ボールドウィン社製)によ
り、冷間圧延鋼板(IA、IB)のせん断接着力を、2
0℃、50nm1分の引張り速度で測定した。
第3表 (×)Aはエポキシ樹脂配合系、Bは硬化剤配合系であ
る。
上記の第3表から明らかなように、この発明の実施例に
係るエポキシ樹脂組成物では、ウエットハンド法による
混合作業性が良好でがっ硬化物特性にすぐれていること
がわかる。
【図面の簡単な説明】
図面は二液型の水中硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物
特性に関する試験法を説明するための図である。 昭和58年6月1日 1、事件の表示 特願昭57−132456号 2、発明の名称 二液型の水中硬化性エポキシ樹脂組成物3、補正をする
者 事件との関係  特許出願人 (396)  11束電気工業株式会社代表者土方三部 4、代理人 明細書の「発明の詳細な説明」 7、補正の内容 A:明細書 (1)第23頁の第1表を下記のとおりに訂正いだしま
す。 [ 」 (2)、第24頁の第2表を下記のとおりに訂正いだし
ます。 [ (3)第26頁の第3表における実施例の組合せR−5
,H−5の組成物中のセメントの全量(重量%)の欄に
150」とあるを「49」と訂正いたします。 特許出願人  日東電気工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1分子あたり平均約1.7個以上のエポキシ基を
    有しかつエポキシ当量が約70−1,000の非脂環式
    エポキシ樹脂を主成分としたエポキシ樹脂配合系と、第
    一級ないし第二級アミン基を1分子あたり平均約1.7
    個以上有するポリアミドアミンを主成分とした硬化剤配
    合系とからなり、かつ硬化剤配合系はこれに含ま4する
    上記第一級ないし第二級アミノ基の活性水素の量がエポ
    キシ樹脂配合系のエポキシ基に対して0.2〜2.0当
    量となるような割合とされていると共に、両配合系のう
    ちいずれか一方または両方にセメントを組成物全体の5
    〜50重量%含有させたことを特徴とする二液型の水中
    硬化性エポキシ樹脂組成物。
JP13245682A 1982-07-28 1982-07-28 二液型の水中硬化性エポキシ樹脂組成物 Pending JPS5922918A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61211327A (ja) * 1985-03-18 1986-09-19 Nitto Electric Ind Co Ltd 水中硬化性エポキシ樹脂組成物
US5229438A (en) * 1989-12-01 1993-07-20 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Two-component epoxy resin compositions

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JPS61211327A (ja) * 1985-03-18 1986-09-19 Nitto Electric Ind Co Ltd 水中硬化性エポキシ樹脂組成物
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