JPS6355551B2 - - Google Patents

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JPS6355551B2
JPS6355551B2 JP27062084A JP27062084A JPS6355551B2 JP S6355551 B2 JPS6355551 B2 JP S6355551B2 JP 27062084 A JP27062084 A JP 27062084A JP 27062084 A JP27062084 A JP 27062084A JP S6355551 B2 JPS6355551 B2 JP S6355551B2
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JP
Japan
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epoxy resin
parts
weight
adhesive strength
summarized
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JP27062084A
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English (en)
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JPS61148280A (ja
Inventor
Hiroyoshi Kuramoto
Kyoshi Watanabe
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TORE CHIOKOORU KK
Original Assignee
TORE CHIOKOORU KK
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Publication date
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Priority to JP27062084A priority Critical patent/JPS61148280A/ja
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Publication of JPS6355551B2 publication Critical patent/JPS6355551B2/ja
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  • Epoxy Resins (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明はエポキシ樹脂接着剤に関するものであ
る。さらに詳しくは、低粘度で、しかもコンクリ
ート湿潤面に強力に接着し、低温で速やかに硬化
するエポキシ樹脂接着剤に関するものである。 [従来の技術] エポキシ樹脂は、優れた接着性や耐薬品性、耐
久性などを有するため、塗料、電気部品、接着剤
などとして広く用いられている。エポキシ樹脂接
着剤は、金属、ガラス、セラミツクス、木材、コ
ンクリート、プラスチツクなどの多くの素材に良
く接着し、電気・電子部品用接着剤、土木・建築
用接着剤、航空機用接着剤などとして使われてい
る。特に、エポキシ樹脂は、耐アルカリ性が良好
で、適当な硬化剤や変性剤を配合すれば、強靭で
可とう性を持つた硬化物が得られ、しかもコンク
リートとのぬれが良いことから、コンクリートの
亀裂注入補修用接着剤、コンクリートの浮き補修
用接着剤、コンクリート床の保護被膜、タイル用
接着剤、新旧コンクリートの打ち継ぎ用接着剤な
どとして使用されている。しかし、従来より市販
されている土木・建築用接着剤は、低温、特に、
5℃以下での硬化が遅く、コンクリート乾燥面に
対しては接着力が強いが、コンクリート湿潤面に
対しては接着力が大きく低下する傾向があつた。 土木・建築用接着剤では、接着剤の粘度が作業
性や接着性に大きな影響を及ぼす。低粘度のエポ
キシ樹脂接着剤は、施工性が良く、コンクリート
の細かな亀裂に浸透して接着性を向上させる。通
常、エポキシ樹脂では、粘度を低下させる方法と
して、反応性または非反応性希釈剤を混合させる
方法が一般的であるが、希釈剤の混合は硬化物強
度、耐水性、耐熱性、耐薬品性などを低下させる
ので好ましい方法ではない。このため、より高性
能のエポキシ樹脂接着剤として、希釈剤を含ま
ず、低粘度で接着力の強いエポキシ樹脂接着剤が
望まれていた。 コンクリートに接着するエポキシ樹脂接着剤と
してエポキシ樹脂とポリアミド樹脂の混合物が知
られている。しかし、ポリアミド樹脂は粘度が高
く、低粘度でコンクリート湿潤面に良く接着する
エポキシ樹脂接着剤を得ることは困難であつた。
しかも、ポリアミド樹脂を配合したエポキシ樹脂
接着剤は、5℃以下での硬化が遅く、ポリアミド
樹脂を冬用のエポキシ樹脂接着剤として用いるの
は問題が多かつた。 また、ポリアミン類を硬化剤とするエポキシ樹
脂接着剤はコンクリート用接着剤として知られて
いる。しかし、ポリアミン系エポキシ樹脂接着剤
は、ポリアミン系硬化剤のエポキシ樹脂主剤への
混合量を厳密にしないと所定の性能を発揮しずら
く、しかも、水分や湿気の影響を大きく受けるの
で、高湿度下で使用すると硬化不良を起こすこと
が多かつた。さらに、ポリアミン系エポキシ樹脂
接着剤も5℃以下での硬化が遅く、ポリアミン系
エポキシ樹脂接着剤を冬用のエポキシ樹脂接着剤
として用いるのは問題が多かつた。 架橋剤の含有量が2モル%のポリサルフアイド
重合体をエポキシ樹脂接着剤組成物として用いる
と、低粘度でしかもコンクリート湿潤面に対する
接着性の良いエポキシ樹脂接着剤が得られること
が知られている。しかし、架橋剤の含有量が2モ
ル%のポリサルフアイド重合体を配合したエポキ
シ樹脂接着剤組成物は、低温での硬化が遅く、厳
寒期に使用すると硬化が遅すぎる欠点があつた。 エポキシ樹脂の硬化速度を速くする方法として
ポリチオール化合物をエポキシ樹脂に配合する方
法が知られている。たとえば、ポリアルキレング
リコール型ポリチオール化合物やエステル型ポリ
チオール化合物をエポキシ樹脂組成物として用い
ると硬化が速くなる。しかし、ポリアルキレング
リコール型ポリチオール化合物を配合したエポキ
シ樹脂接着剤は耐水性接着剤が非常に悪く、コン
クリート湿潤面に対する接着剤として使用するの
は不可能であつた。また、エステル型ポリチオー
ル化合物を配合したエポキシ樹脂接着剤はアルカ
リに非常に弱く、その硬化物はアルカリ溶液に溶
解する。コンクリート表面はPH11以上のアルカリ
性であるので、エステル型ポリチオール化合物を
配合したエポキシ樹脂接着剤はコンクリートの接
着剤として使用することができない。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、低粘度で、しかもコンクリート
湿潤面に強力に接着し、低温で速やかに硬化する
エポキシ樹脂接着剤について鋭意検討を重ねた結
果、5モル%以上の架橋剤で架橋された高架橋度
ポリサルフアイド重合体と一級アミン類または変
性一級アミン類および三級アミン類をエポキシ樹
脂接着剤組成物として用いると、低粘度で、しか
もコンクリート湿潤面に強力に接着し、低温で速
やかに硬化するエポキシ樹脂接着剤が得られるこ
とを見いだし、本発明に到達した。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、次の構成をとる。 (A)分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を
有するエポキシ樹脂、(B)5モル%以上の架橋剤で
架橋された分子中に少なくとも2個以上のチオー
ル基を有する高架橋度ポリサルフアイド重合体、
(C)一級アミン類または変性一級アミン類および、
(D)三級アミン類からなるエポキシ樹脂接着剤。 本発明のエポキシ樹脂は、分子中に少なくとも
2個以上のエポキシ基を有するものであり、たと
えば、ビスフエノールA、ビスフエノールAD、
ハロゲン化ビスフエノールA、ビスフエノール
F、ハロゲン化ビスフエノールF、レゾルシノー
ル、ハイドロキノン、ピロカテコール、4,4′−
ジヒドロキシビスフエノール、1,5−ジヒドロ
キシナフタリンなどの多価フエノールにエピクロ
ルヒドリンを付加させて得られるエポキシ樹脂、
エチレングリコール、プロピレングリコール、グ
リセリンなどの多価アルコールにエピクロルヒド
リンを付加させて得られるエポキシ樹脂、オキシ
安息香酸、フタル酸などにエピクロルヒドリンを
付加させて得られるエポキシ樹脂、ブタジエン誘
導体やシクロヘキセン誘導体などを適当な過酸化
剤で酸化して得られるエポキシ樹脂、アニリン、
キシレンジアミンなどのアミン類にエピクロルヒ
ドリンを付加させて得られるエポキシ樹脂などが
ある。 本発明のポリサルフアイド重合体は、分子中に
合計2個以上のチオール基をもつポリサルフアイ
ド重合体であり、たとえば、ビス(ジクロルエチ
ル)ホルマールと多硫化ナトリウムおよび適当な
架橋剤の反応によつて合成される。 さらに、本発明のポリサルフアイド重合体は、
この重合体に対し5モル%以上の架橋剤で架橋さ
れたものである。架橋剤が5モル%以上ならば接
着剤は低温でも硬化が遅くならず、厳寒期でも自
在に使用できる。架橋剤が5モル%未満ならば、
低温で硬化が遅くなるため厳寒期の使用は好まし
くない。 さらに、本発明で用いられる好ましいポリサル
フアイド重合体としては、一般式 HS−[R−Sx−]nR−SH (ただし、Rはエーテル基を0〜3個含みチオー
ル基を0〜2個含むアルキル基であり、xの平均
は1.0〜3.0、nは1〜20である)で示されるポリ
サルフアイド重合体であり、平均分子量は300〜
7000、架橋剤の含有量は5〜100モル%である。 さらに好ましくは、一般式 HS−[(R−Sx−)m−C2H4OCH2OC2H4−Sx
−R′−Sx]n−C2H4OCH2OC2H4−(Sx−R)
p−SH (ただし、R、R′はチオール基を0〜2個含む
アルキル基であり、xの平均は1.5〜2.5、m、p
は0または1、nは1〜20である)で示されるポ
リサルフアイド重合体であり、通常、平均分子量
は500〜2000、架橋剤の含有量は20〜60モル%の
ものが用いられる。 本発明で使用されるポリサルフアイド重合体で
用いられる架橋剤としては、主として多官能性ハ
ロゲン化アルキルが使用され、3価あるいは4価
の脂肪族炭化水素基または芳香族炭化水素基とし
てポリサルフアイド重合体の架橋点を形成する。 架橋点を形成する炭化水素基としては、 等があげられる。 本発明では、エポキシ樹脂に、高架橋度ポリサ
ルフアイド重合体のほかに、一級アミン類または
変性一級アミン類および三級アミン類が共に配合
される。 本発明で使用される一級アミン類としては、た
とえば、ジエチレントリアミン、トリエチレンテ
トラミン、テトラエチレンペンタミン、メチルア
ミノプロピルアミン、ペンタエチレンヘキサミン
などの脂肪族一級アミン類、イソフオロンジアミ
ン、シクロヘキシルアミン、1,2−ジアミノシ
クロヘキサン、1,3−ビス(アミノメチル)シ
クロヘキサン、ビス(4−アミノ−3−メチルシ
クロヘキシル)メタンなどの脂環族一級アミン
類、m−キシレンジアミン、アニリン、p,p′−
ジアミノフエニルメタン、m−フエニレンジアミ
ン、4,4′−メチレンジアニリン、N−ベンジル
エチレンジアミン、ベンジルアミンなどの芳香環
をもつ一級アミン類などが例示される。 本発明で使用される変性一級アミン類としては
たとえば、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、
m−キシレンジアミン、p,p′−ジアミノジフエ
ニルメタンなどの一級アミン類をグリシジルアリ
ルエーテル、グリシジルブチルエーテル、グリシ
ジルフエニルエーテルなどで変性したエポキシ変
性一級アミン類、または、ジエチレントリアミ
ン、トリエチレンテトラミン、ビスヘキサメチレ
ントリアミン、m−キシレンジアミン、1,2−
ジアミノシクロヘキサン、1,3−ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサン、アニリン、p,p′−ジ
アミノジフエニルメタンなどの一級アミン類とフ
エノール類およびアルデヒド類を反応させて得ら
れる脱水縮合物などが例示される。 本発明で用いられる三級アミン類としては、た
とえば、N,N−ジメチルドデシルアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジア
ミンなどの脂肪族三級アミン類、N−メチルピペ
リジン、N,N′−ジメチルピペラジンなどの脂
環族三級アミン類、ベンジルジメチルアミン、ジ
メチルアミノメチルフエノール、2,4,6−ト
リス(ジメチルアミノメチル)フエノールなどの
芳香族三級アミン類などが例示される。 また、本発明で使用されるアミン類として、同
一分子中に一級アミノ基と三級アミノ基が存在し
ている化合物、たとえば、1−(2−アミノエチ
ル)ピペラジン、N,N−ジメチル−p−フエニ
レンジアミン、N,N−ジメチルアミノ−n−プ
ロピルアミンなどを一級アミン類と三級アミン類
の混合物のかわりに使用することができる。ま
た、同一分子中に一級アミノ基と三級アミノ基が
存在している化合物を一級アミン類のかわりに使
用することもできる。 本発明において、前記エポキシ樹脂に対するポ
リサルフアイド重合体の配合量は、エポキシ樹脂
の種類によつて異なるが、通常、エポキシ樹脂
100重量部に対して5〜100重量部、好ましくは、
10〜70重量部用いられる。 本発明において、アミン類の配合量は、アミン
類の種類によつて異なるが、ふつう、一級アミン
類または変性一級アミン類はエポキシ樹脂100重
量部に対して3〜30重量部、三級アミン類はエポ
キシ樹脂100重量部に対して2〜20重量部用いら
れる。 本発明のエポキシ樹脂接着剤においては、必要
に応じて、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、三
フツ化ホウ素モノエチルアミン錯塩、2−エチル
ヘキサン酸などの酸性化合物は可使時間コントロ
ール剤として配合することができる。これらの酸
性化合物の配合量は、希望する可使時間の長さに
よつて変化するが、通常、エポキシ樹脂100重量
部に対して0.5〜5.0重量部配合される。 本発明のエポキシ樹脂接着剤においては、必要
に応じて、亜鉛末、アルミニウム粉、カーボンブ
ラツク、ガラス繊維、酸化チタン、酸化鉄、シリ
カ、コールタール、タルク、炭酸カルシウム、ベ
ンナイト、ポリエチレン粉末、マイカなどの充填
材増量材、顔料、補強材などを添加することがで
きる。 [発明の効果] 本発明のエポキシ樹脂接着剤においては、エポ
キシ樹脂と高架橋度ポリサルフアイド重合体のほ
かに、一級アミン類または変性一級アミン類と三
級アミン類とを共に配合することを特徴とする。 一級アミン類または変性一級アミン類を単独で
配合したエポキシ樹脂接着剤は、コンクリート湿
潤面ではほとんど硬化せず、コンクリート用接着
剤として使用することは不可能であり、一方、三
級アミン類を単独で配合したエポキシ樹脂接着剤
は、最終的な接着強度はかなり高いが、コンクリ
ート湿潤面に対する接着強度の発現のスピードが
遅く、しかも、コンクリート表面の水分の影響を
大きく受ける傾向がある。 一級アミン類または変性一級アミン類と三級ア
ミン類とを共に配合すると、低粘度で、しかもコ
ンクリート湿潤面に強力に接着し、低温で速やか
に硬化するという優れた接着剤となるという顕著
な効果が生ずる。 本発明の接着剤は、このような優れた性質を有
するため、工業用および土木・建築用接着剤とし
て広く利用することができ、特に、厳寒期のコン
クリート湿潤面接着に好適である。 [実施例] 次に、実施例および比較例をあげて本発明を説
明する。 実施例 1 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(三井石油化
学工業(株)、商品名”EPOMIK R−13O”、エポ
キシ当量:183〜193)100重量部に、架橋剤とし
てトリクロルプロパンを40モル%含むポリサルフ
アイド重合体35重量部、ペンタエチレンヘキサミ
ン10重量部、2,4,6−トリス(ジメチルアミ
ノメチル)フエノール5重量部を混合し、20℃の
水に1日浸せきして十分に水を含んだモルタルを
接着した。接着したモルタルを常温多湿(20℃±
1℃、湿度90〜100%)条件下で所定の時間、養
生をして曲げ接着強さを測定した。結果は表1に
まとめた。さらに、5℃で24時間硬化後の冷間圧
延鋼板に対する引張りせん断接着強さを測定し
た。結果は表1にまとめた。 実施例 2 実施例1において、ペンタエチレンヘキサミン
のかわりに、1,3−ビス(アミノメチル)シク
ロヘキサンを10重量部を混合して、モルタルに対
する曲げ接着強さ(湿潤条件)と5℃で24時間硬
化後の冷間圧延鋼板に対する引張りせん断接着強
さを測定した。結果は表1にまとめた。 実施例 3 実施例1において、ペンタエチレンヘキサミン
のかわりに、m−キシレンジアミンを10重量部を
混合して、モルタルに対する曲げ接着強さ(湿潤
条件)と5℃で24時間硬化後の冷間圧延鋼板に対
する引張りせん断接着強さを測定した。結果は表
1にまとめた。 参考例 1 グリシジルフエニルエーテル100重量部とトリ
エチレンテトラミン100重量部を混合し、室温で
4時間撹拌してグリシジルフエニルエーテルとト
リエチレンテトラミンのアダクト(以下、変性ト
リエチレンテトラミンという)を得た。 実施例 4 実施例1において、ペンタエチレンヘキサミン
のかわりに、変性トリエチレンテトラミンを10重
量部を混合して、モルタルに対する曲げ接着強さ
(湿潤条件)と5℃で24時間硬化後の冷間圧延鋼
板に対する引張りせん断接着強さを測定した。結
果は表1にまとめた。 比較例 1 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(三井石油化
学工業(株)、商品名”EPOMIK R−130”、エポキ
シ当量:183〜193)100重量部に、ジエチレント
リアミン9重量部を混合して、モルタルに対する
曲げ接着強さ(湿潤条件)と5℃で24時間硬化後
の冷間圧延鋼板に対する引張りせん断接着強さを
測定した。結果は表1にまとめた。 参考例 2 フエノール96重量部とm−キシレンジアミン
136重量部を十分混合した後、35%ホルマリン
(ホルムアルデヒドとして30重量部)を滴下して、
80℃で4時間反応させた。滴下終了後、さらに90
℃で4時間反応させた。反応終了後、減圧で脱水
して、フエノール、ホルムアルデヒド、m−キシ
レンジアミンの脱水縮合物(以下、フエノール変
性キシレンジアミンという)を得た。 実施例 5 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(三井石油化
学工業(株)、商品名”EPOMIK R−130”、エポキ
シ当量:183〜193)100重量部に、架橋剤として
トリクロルプロパンを40モル%含むポリサルフア
イド重合体30重量部、フエノール変性キシレンジ
アミン10重量部、2,4,6−トリス(ジメチル
アミノメチル)フエノール10重量部を混合し、20
℃の水に1日浸せきして十分に水を含んだモルタ
ルを接着した。接着したモルタルを常温多湿(20
℃±1℃、湿度90〜100%)条件下で所定の時間、
養生をして曲げ接着強さを測定した。結果は表1
にまとめた。5℃で24時間硬化後の冷間圧延鋼板
に対する引張りせん断接着強さを測定した。結果
は表1にまとめた。 参考例 3 o−クレゾール108重量部と1,3−ビス(ア
ミノメチル)シクロヘキサン142重量部を十分混
合した後、35%ホルマリン(ホルムアルデヒドと
して30重量部)を滴下して、80℃で5時間反応さ
せた。滴下終了後、さらに90℃で5時間反応させ
た。反応終了後、減圧で脱水して、o−クレゾー
ル、ホルムアルデヒド、1,3−ビス(アミノメ
チル)シクロヘキサンの脱水縮合物(以下、クレ
ゾール変性ビス(アミノメチル)シクロヘキサン
という)を得た。 実施例 6 実施例5において、フエノール変性キシレンジ
アミンのかわりに、クレゾール変性ビス(アミノ
メチル)シクロヘキサンを10重量部を混合して、
モルタルに対する曲げ接着強さ(湿潤条件)と5
℃で24時間硬化後の冷間圧延鋼板に対する引張り
せん断接着強さを測定した。結果は表1にまとめ
た。 実施例 7 実施例5において、フエノール変性キシレンジ
アミンのかわりに、N,N−ジメチル−p−フエ
ニレンジアミンを10重量部を混合して、モルタル
に対する曲げ接着強さ(湿潤条件)と5℃*24時
間後の冷間圧延鋼板に対する引張りせん断接着強
さを測定した。結果は表1にまとめた。 実施例 8 実施例5において、フエノール変性キシレンジ
アミンのかわりに、m−フエニレンジアミンを10
重量部を混合して、モルタルに対する曲げ接着強
さ(湿潤条件)と5℃*24時間後の冷間圧延鋼板
に対する引張りせん断接着強さを測定した。結果
は表1にまとめた。 実施例 9 実施例5において、フエノール変性キシレンジ
アミンのかわりに、p,p′−ジアミノジフエニル
メタンを10重量部を混合して、モルタルに対する
曲げ接着強さ(湿潤条件)と5℃で24時間硬化後
の冷間圧延鋼板に対する引張りせん断接着強さを
測定した。結果は表1にまとめた。 参考例 4 フエノール94重量部と1,2−ジアミノシクロ
ヘキサン228重量部を十分混合した後、35%ホル
マリン(ホルムアルデヒドとして60重量部)を滴
下して、室温で4時間反応させた。滴下終了後、
さらに80℃で2時間反応させた。反応終了後、減
圧で脱水して、フエノール、ホルムアルデヒド、
1,2−ジアミノシクロヘキサンの脱水縮合物
(以下、フエノール変性ジアミノシクロヘキサン
という)を得た。 比較例 2 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(三井石油化
学工業(株)、商品名”EPOMIK R−130”、エポキ
シ当量:183〜193)100重量部に、フエノール変
性ジアミノシクロヘキサン40重量部を混合して、
モルタルに対する曲げ接着強さ(湿潤条件)と5
℃で24時間硬化後の冷間圧延鋼板に対する引張り
せん断接着強さを測定した。結果は表1にまとめ
た。 実施例 10 架橋剤としてトリクロルプロパンを40モル%含
むポリサルフアイド重合体75重量部、m−キシレ
ンジアミン15重量部、2,4,6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フエノール10重量部を混合
し、これを硬化剤とした。主剤として、ビスフエ
ノールA型エポキシ樹脂(三井石油化学工業(株)、
商品名”EPOMIK R−130”、エポキシ当量:
183〜193)を使用した。主剤と硬化剤の混合比を
2/1に固定して、実施例1と同様にして、モル
タルに対する曲げ接着強さ(湿潤条件)を測定し
た。結果は表2にまとめた。 実施例 11 実施例10において、m−キシレンジアミンの配
合量を35重量部に変化させ、モルタルに対する曲
げ接着強さ(湿潤条件)を測定した。結果は表2
にまとめた。 実施例 12 架橋剤としてトリクロルプロパンを40モル%含
むポリサルフアイド重合体60重量部、ベンジルア
ミン20重量部、2,4,6−トリス(ジメチルア
ミノメチル)フエノール20重量部を混合し、これ
を硬化剤とした。主剤として、ビスフエノールA
型エポキシ樹脂(三井石油化学工業(株)、商品名”
EPOMIK R−130”、エポキシ当量:183〜193)
を使用した。主剤と硬化剤の混合比を2/1に固
定して、実施例1と同様にしてモルタルに対する
曲げ接着強さ(湿潤条件)を測定した。結果は表
2にまとめた。 実施例 13 実施例12において、ベンジルアミンの配合量を
10重量部に変化させ、モルタルに対する曲げ接着
強さ(湿潤条件)を測定した。結果は表2にまと
めた。 実施例 14 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(三井石油化
学エポキシ(株)、商品名”EPOMIK R−130”、エ
ポキシ当量:183〜193)100重量部に、架橋剤と
してトリクロルプロパンを40モル%含むポリサル
フアイド重合体35重量部、N,N−ジメチル−p
−フエニレンジアミン15重量部を混合し、実施例
1と同様にしてモルタルに対する曲げ接着強さ
(湿潤条件)を測定した。結果は表2にまとめた。 比較例 3 実施例10において、m−キシレンジアミンの配
合量をゼロにして、モルタルに対する曲げ接着強
さ(湿潤条件)を測定した。結果は表2にまとめ
た。 比較例 4 実施例10において、2,4,6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フエノールの配合量をゼロに
して、モルタルに対する曲げ接着強さ(湿潤条
件)を測定した。結果は表2にまとめた。 比較例 5 実施例12において、ベンジルアミンの配合量を
ゼロにして、モルタルに対する曲げ接着強さ(湿
潤条件)を測定した。結果は表2にまとめた。 比較例 6 実施例12において、2,4,6−トリス(ジメ
チルアミノメチル)フエノールの配合量をゼロに
して、モルタルに対する曲げ接着強さ(湿潤条
件)を測定した。結果は表2にまとめた。 比較例 7 ビスフエノールA型エポキシ樹脂(三井石油化
学工業(株)、商品名”EPOMIK R−130”、エポキ
シ当量:183〜193)100重量部に、フエノール変
性キシレンジアミン35重量部を混合して、モルタ
ルに対する曲げ接着強さ(湿潤条件)を測定し
た。結果は表2にまとめた。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (A)分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基
    を有するエポキシ樹脂、(B)5モル%以上の架橋剤
    で架橋された分子中に少なくとも2個以上のチオ
    ール基を有する高架橋度ポリサルフアイド重合
    体、(C)一級アミン類または変性一級アミン類およ
    び、(D)三級アミン類からなるエポキシ樹脂接着
    剤。
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