JPS59227534A - 自動車用サイドモ−ルの端部構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用サイドモールの端部構造に関する。

一般に自動車の側部には、第１図に示すようにサイドド
ア１，２の下縁およびフェンダパネル３，４の前記下縁
の延長線上にドアロアモール５が装着されると共に、サ
イドドア１，２の下部に位置するサイドシル６の外表面
にも上記ドアロアモール５と略平行にシルモール７が装
着されている。これらのサイドモールは装飾用として、
また走行時に路面上の小石がサイドドア１，２の下部や
サイドシル６に飛散して衝突し、サイドドア１，２やサ
イドシル６が損傷したり、塗装が剥離してしまうのを防
止する車体保護用として用いられている。そしてこれら
のサイドモールは、第２図に示すように中間部と端部と
が夫々別体で構成された断面略Ｃ字状の金属製部材で形
成され、中間部としてのドアロアモール本体８およびシ
ルモール本体９は、第３図に示すように、ドアアウタパ
ネル１０の下端部およびシルアウタパネル１１の上端部
に夫々クリップ１２．１３止め手段により装着される。

また上記サイドモールの端部を、第２図に示すようにサ
イドモールの後側端部で説明すれば、ドアロアモール５
の一部となるドアロア端部モール１４は、ドアモール本
体８と略同−断面形状に形成され、その後端部に平板状
の固定片１５′ｆ：有している。一方、シルモールＴの
一部となるシル端部モール１６は、上記シルモール本体
９より若干断面形状が大きく形成され、その後端部に平
板状の固定片１７ヲ有している。ぞして、これらドアロ
ア端部モール１４およびシール端部モール１６を車体側
に取付ける場合には、第２図に示すようにリヤフェンダ
パネル４のホイル側端部に谷モール１４．１６を夫々配
置し、リヤホイルオープニングに沿って立設したフラン
ジ１８に各モール１４．１６の固定片１５．１７金ビス
１９．２０止め固定すると共に、シル端部モール１６は
、更にシルモール本体９の木端に嵌め込み１足すること
によりシル端部モール１６の浮き上がυを防止していた
。尚、第３図中符号２１ａ　、　２１ｂ、２１ｃ、２１
ｄは夫々緩衝部材としてのエンドカバー、２２はドアイ
ンナパネル、２３はシルインナパネルである。

しかしながら、このような従来のサイドモールの端部構
造にあっては、ドアロア端部モール１４およびシル端部
モール１６が夫々別部材で構成されていたために、車体
には各モール１４．１６’を別々に取付けなければなら
ない。その結果、特にドアロア端部モール５側では、リ
ヤサイドドア２側のドアロアモール本体８とドアロア端
部モール１４とが離れた状態で取付けられているために
、上記固定片１５のビス１９止め手段だけでは、ドアロ
ア端部モール１４の先端部がリヤフェンダパネル４から
浮き上がり易くそれに引っ掛けるなどして危険であった
。また、この問題を解決する手段として、例えば第４図
に示すように両面接着テープ２４ヲ介して固定したり、
又はりャフエンダパネル４およびホイルハウスアウタパ
ネル２５の当接部にボルト挿通孔２６を開設し、ホイル
ハウスアウタパネル２５の裏面側でナツト２７締めする
ことにより固定したものがある。しか＼ し、上記接着手段による場合、モールの接着面積が小さ
いため接着効果が必ずしも充分とはいえず、浮き上がり
現象を確実に防止することができなかった。捷だ後者の
ようにナツト２７締めする場合には、浮き上がりを防止
することができるもののホイルハウス内からのナツト２
７締め作業のため、作業しすらいといった問題があった
他、ボルト挿通孔２６からリヤフェンダパネル４とホイ
ルハウスパネル２５との間に漏水する虞れがあり、発錆
の原因となる等の問題があった。

本発明は上記従来の問題点に着目してなされたものであ
って、その目的とするところはドアロアモール端部の浮
き上がりを、簡易な手段で、かつ確実に防止できるよう
にしたサイドモールの端部構造にめる。そして本発明の
安旨とするところは、サイドドアのアウタパネル下縁お
よびその延長線上の車体パネルにドアロアモールを装着
すると共に、サイドドアの下部に位置するサイドシルの
アウタパネルに上記ドアロアモールと略平行にシルモー
ルを装着してなる車体側部のサイドモール構造において
、上記車体パネルに装着されるドアロア端部モールとシ
ルモールの端部とを一体的に形成したことにある。

以下添付図面に示す寅流側に基づいて本発明の詳細な説
明する。

第５図および第６図に示す本発明の一実施例において、
サイドドア１．２の下端およびサイドシル６の夫々に装
着されるドアロアモール５およびシルモール７は、従来
と同様中間部と端部とが夫々別体で構成された断面略Ｃ
字状の金属製部材であって、中間部としてのドアロアモ
ール本体８およびシルモール本体９は、第３図に示した
のと同様のクリップ１２．１３止め手段によシ装着され
る。

一方、サイドモールの端部としてのドアロア端部モール
およびシル端部モールは、従来とは異なり両者が一体的
に結合された端部モール２８として形成されている。即
ち、この端部モール２８は、第５図および第６図に示す
ように、ドアロア端部モール片２９とシル端部モール片
３０とが所定形状に折曲形成した一部パネルによって一
体的に形成されており、各モール片２９　、３０はその
中間の溝部３１を介して接続されている。またドアロア
端部モール片２９耘よびシル端部モール片３０の後端に
は両者の断面形状に合わせた固定片３２が溶接されてお
り、この固定片３２の上下端部には止着孔３３．３４が
設けられている。尚、シル端部モール片３０の上下端部
には、従来と同様、シルモール本体９の後端外表面に嵌
め込み固定される保合片３５　、３６が折曲形成されて
いる。

従って、このような楢成からなる端部モール２８全車体
に取付ける場合には、リヤフェンダパネル４のホイル側
端部に上記端部モール２８を配置し、リヤホイルオープ
ニングに１行って立設したフランジ１８に端部モール２
８の固定片３２ヲビス３７　、３８止め固定すると共に
、シルモール本体９の後端外表面にシル端部モール片３
０の先端部を嵌め込み、保合片３５．３６によって両者
を固定する。

その結果、シル端部モール片３０は前後端部が固定され
ることとなシ、従来と同様、車体にしつかυと固定され
ると共に、ドアロア端部モール片２９は前記シル端部モ
ール片３０と一体的に形成されているので、後端固定片
３２のビス３７止めだけでも車体にしっかりと固定され
、取付面から外ｎたす、又は先端が浮き」二がるといつ
たことはない。まだ両者は折曲断面を有する溝部３１を
介してその上下端縁が接続されているので、端部モール
２８自体の剛性を上げることができる。

尚、上記実施例ではサイドモールの後側端部の構造につ
いて説明したが、フロントサイドドア１とフロントフェ
ンダ３との間におけるサイドモールの前側端部について
も適用できることは勿論である。

以上説明したように本発明に係る自動車用サイドモール
の端部構造によれば、ドアロアモールの端部の浮き上が
９や離脱全簡易な手段でありながら確実に防止すること
ができるといった効果がある。そして、従来のように車
体パネルにはモール取付用の孔が設けられていないので
、水蜜性および防錆性を向上させることができる他、ド
アロアモールの端部とシルモールの端部とを一工程で車
体に取付けることができるので、互いに曲がった状態で
取付けられるといったことがなく、取付精度が向上する
他、取付作業性も良くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はサイドモールを装備した車両の側面図、第２図
はサイドモール後端部の従来の構造を示す斜視図、第３
図は第２図中ト」線断面図、第４図は第２図中ＩＶ　−
ＩＶ線断面図、第５図は本発明に係るサイドモールの端
部構造を示す斜視図、第６図は端部モールを車体に取付
けた状態における第５図中Ｖｌ　−Ｖｌ線断面図である
。 １．２・・・サイドドア ３．４・・・フェンダパネル（車体パネル）５・・・ド
アロアモール　６・・・サイドシル７・・・シルモール
　　　１０・・・ドアアウタハネル１１・・・シルアウ
タハネル １４・・・ドアロア端部モール １６・・・シル端部モール　２８−・・端部モール２９
・・・ドアロア端部モール片 ３０・・・シル端部モール片 特許出願人　日産自動車株式会社 代理人弁理士土橋　皓 第　２　図 第３図 す 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. サイドドアのアウタパネル下縁およびその延長線上の車
   体パネルにドアロアモールを装着すると共に、サイドド
   アの下部に位置するサイドシルのアウタパネルに上記ド
   アロアモールと略平行にシルモールを装着してなる車体
   側部のサイドモール構造において、上記車体パネルに装
   着されるドアロア端部モールとシルモールの端部とを一
   体的に形成したことを特徴とする自動車用サイドモール
   の端部構造。