JPS59226118A - フランジ部を有する薄肉円筒状物品の内周面高周波焼入方法 - Google Patents

フランジ部を有する薄肉円筒状物品の内周面高周波焼入方法

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JPS59226118A
JPS59226118A JP9988383A JP9988383A JPS59226118A JP S59226118 A JPS59226118 A JP S59226118A JP 9988383 A JP9988383 A JP 9988383A JP 9988383 A JP9988383 A JP 9988383A JP S59226118 A JPS59226118 A JP S59226118A
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Yasunori Terada
寺田 保徳
Yuzuru Nichima
日馬 譲
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/08Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes
    • C21D9/14Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for tubular bodies or pipes wear-resistant or pressure-resistant pipes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフランジ部を有する薄肉円筒状物品の内周面高
周波焼入方法に関するものである。
イ、従来技術 一般に肉厚10mm以下の薄肉円筒状物品の内周−画商
周波焼入においては、誘導加熱による温度上昇は物品外
周面までおよび誘導加熱による膨張が無拘束な状態で発
生し、又内部応力による真円度に歪が住し、さらに肉厚
の異なる物品の場合には焼入れにより各部の寸法に変化
を生じ、冷却過程において異常変形を誘起する等の問題
があった。そしてこれらの理由により、薄肉円筒状物品
の内周面高周波焼入を行うと、薄肉円筒状物品に変形、
焼割れ等が生じるといった問題があった。
そこで上記問題を解消するものとして、薄肉円筒状物品
の内周面高周波焼入時、その外側に拘束外環又は外筒を
嵌合設置することにより、加熱時の不均一、冷却時の不
均一を矯正し、誘発せられる変形、焼割れ等を防止する
高周波焼入方法があった。この種の焼入方法としては、
例えば特公昭43−17059号公報に記載された「環
および円筒の高周波内面焼入方法」がある。
又この種円筒状物品の内周面に軸受、等速ボールジヨイ
ント等のように転勤寿命、疲労寿命が要求される場合に
は、内周面所定表層のみを焼入硬化処理し、各寿命特性
をある一定水準以上に維持する必要があるため、この時
には薄肉円筒状物品の外側に拘束外環又は外筒を嵌合設
置すると共に、薄肉円筒状物品の外周面に冷却水を噴射
し、外周面温度上昇を防止させると共に硬化層深さを開
塾する高周波焼入方法が用いられている。
第2図は上記焼入方法を用いて第1図(a)(b)に示
すような内周面(B)に・ボール転送溝、(C)を持ち
、外周面に花びら状のフランジ部(D)を備えた薄肉円
筒状物品(A)の内周面(B)を高周波焼入する装置で
ある。
図中(1)は被焼入物回転主軸、(2)は回転主軸(1
)をベアリング(3)を介して回転自在に支持している
主軸軸受ハウジング、(4)は被焼入物回転主軸(1)
の上部に配置した薄肉円筒状物品(A)の下部外周縁部
(八1)を拘束するための下側コンセントリングである
(5)は下側コンセントリング(4)の上方に配置した
薄肉円筒状物品(A)の上部外周縁部(八2)を拘束す
るための上側コンセントリング、(6)は上側コンセン
トリング(5)の上方に配置した高周波焼入コイルブラ
ケット、(7)は高周波焼入コイルブラケット(6)に
支持された高周波焼入コイルであり、当該上側コンセン
トリング(5)及び高周波焼入コイルブラケット(6)
は、上下方向に昇降自在に配置されている。(8)は上
下コンセントリング(4)(5)によって保持される薄
肉円筒状物品(A)の外周面を冷却するための外周冷却
シャケ7)(9)は薄肉円筒状物品(A)の内周面(B
)を冷却するため、被焼入物回転主軸(1)の軸芯に穿
設した焼入冷却水ノズル、(1o)は焼入冷却水ノズル
(9)から噴出する冷却水を薄肉円筒状物品(A)の内
周面(B)に均一に吹付けるための整流板である。
上記構成からなる高周波焼入装置によって外周面に花び
ら状のフランジ部(D)を備えた薄肉円筒状物品(A)
の内周面高周波焼入を行うには、先ず高周波焼入コイル
ブラケット(6)及び上側コンセントリング(5)を上
方に待機させた状態で、下側コンセントリング(4)の
上面に薄肉円筒状物品(A)を載置し、薄肉円筒状物品
(A)の下部外周縁部(AI)を拘束する(焼入れ前は
物品(A)の外径面と所定のスキマがある)。次に上側
コンセントリング(5)および高周波焼入コイルブラケ
ット(6)を下降させ、上側コンセントリング(5)に
よって薄肉円筒状物品(A)の上部外周縁部(A2)を
拘束する(焼入れ前は物品(A)の外径面と所定のスキ
マがある)と同時に、高周波焼入れコイルブラケット(
6)に支持された高周波焼入コイル(7)を薄肉円筒状
物品(A)の内方に配置する。そしてこの状態で被焼入
物回転主軸(1)を回転させ11.薄肉円筒状物品(A
)を回転させながら、高周波焼入コイル(7)に通電し
、薄肉円筒状物品<A)の内に面(B)に高周波焼入を
行う。尚この時薄肉円筒状部品(A)の外周には外周冷
却ジャケット(8)から冷却水を吹き付け、薄肉円筒状
物品(A)外周面の温度上昇を防止している。このよに
して、薄肉円筒状物品(A)の加熱が終了すると、焼入
冷却水ノズル(9)より整流板(1o)を介して薄肉円
筒状物品(A>の内周面(B)に冷却水を吹き付け、内
周面(B)を急冷する。後は高周波焼入コイルブラケッ
ト(6)及び上側コンセントリング(5)を上昇させた
後、薄肉円筒状物品(A)を高周波焼入装置から取り出
せばよい。
しかし上記した装置により、花びら状のフランジ部(D
)を有する薄肉円筒状物品(A)の内周面(B)に高周
波焼入を行うと、焼割れ及び硬化層深さの面では問題な
いが、焼入れ変形が5/100〜11/ 100と大き
いといった問題があった。この為、花びら状のフランジ
部(D)を有する薄肉円筒状物品(A)の内周面(B)
にボール転送溝(C)等がある場合、ボール転送溝(C
)の高精度研削作業を能率良く行うには、焼入変形が2
/100、大きくても3/100以下に押さえる必要が
あり、従来の方法或いは装置では焼入れ後のボール転送
溝(C)の研削作業の能率低下につながるといった問題
があった。
この花びら状のフランジ部(D)を有する薄肉円筒状物
品(A)の内周面高周波焼入時の焼入変形が大きい原因
は、薄肉円筒状物品(A)の内周面高周波焼入時、薄肉
円筒状物品(A)はほぼ周方向均等に膨張を始めるが薄
肉円筒状物品(A)の周方向肉厚が不均一で周方向各位
置での剛性が異なり、薄肉円筒状物品(A)の周方向各
位置での膨張量が異なると同時に、加熱昇温により物品
(A)の弾性限度が低下しているため、上下コンセント
リング(4)(5)による薄肉円筒状物品(A)膨張時
の外周の拘束力が薄肉円筒状物品(A)外周に不均一に
働き、薄肉円筒状物品(A)が局部的に塑性変形を起こ
すためと思われる。
尚、花びら状をしたフランジ部(D)を有する薄肉円筒
状物品(A)の内周面(、B)を高周波焼入した時、薄
肉円筒状物品(A)が各部位によって異なった膨張、収
縮を行うことを確かめるために行った実験データを第5
図(a)(b)のグラフに示す。尚、この時の焼入条件
は、薄肉円筒状物品の内外周を拘束しない状態で40K
liZで3.5sec加熱した後、8 sec冷却した
時のものであり、第5図(a)は薄肉円筒状物品(A)
の第1図X−X方向の膨張、収縮を、又第5図(b)は
薄肉円筒状物品(A)の第1図X−X方向の膨張、収縮
をそれぞれ電気マイクロメーターによって測定した測定
結果を示しである。このグラフからも判るように、薄肉
円筒状物品(A)は各部位で不均一に膨張、収縮を行う
口8発明の目的 外周面に花びら状のフランジ部を有する薄肉円筒状物品
の内周面を高周波焼入する時、薄肉円筒状物品の焼入変
形を極力小さくすることができる高周波焼入れ方法を提
供することである。
ハ9発明の構成 外周面にフランジ部(D)を有する薄肉円筒状物品(A
)の内周面(B)と嵌合する嵌合部(28a)(29a
)を有するコンセントリング(2B)  (29)によ
り上記円筒状物品(A)を保持しつつ、円筒状物品(A
)の外周面を冷却しながら高周波焼入コイル(24)に
よって円筒状物品(A)の内周面(B)を高周波誘導加
熱すると共に、誘導加熱後内周面(B)を急冷して焼入
を行い、且つ急冷時、誘導加熱前の寸法より収縮した円
筒状物品(A)の内周面(B)を上記コンセントリング
(2B)  (29)の嵌合部(28a)(29a)に
よって拘束を行い、焼入変形が生じるのを防止したもの
である。
二、実施例 第3図は本発明に係る方法によって花びら状のフランジ
部(D)を有する薄肉円筒状物品(A)の内周面(B)
に高周波焼入を行う高周波焼入装置の第1の実施例を示
す図面である。
第3図中(20)は被焼入物回転主軸、(21)は被焼
入物回転主軸(20)をベアンリグ(22)を介して回
転自在に支持する主軸軸受ハウジング、(23)は高周
波焼入コイルブラケット、(24)は高周波焼入コイル
ブラケット(23)に支持された高周波焼入コイル、(
25)は薄肉円筒状物品(A)の外周を冷却するための
外周冷却ジャケット、(26)は被焼入物回転主軸(2
0)の軸芯に設けた焼入冷却水ノズル、(27)は後述
する下側内径コンセントリング(28)内に取付けた整
流板であり、上記各部材は第2図に示した従来の高周波
焼入装置と同様のものでよい。
(28)は被焼入物回転主軸(20)の上部に設置する
下側内径コンセントリング、(29)は下側内径コンセ
ントリング(28)の上方に配置した上側内径コンセン
トリングである。当該上下コンセントリング(2B) 
 (29)の表面には、薄肉円筒上物品<A)の上下内
周縁部(Bl)  (B2)とそれぞれ嵌合する嵌合部
となる段部(28a)(29a)がそれぞれ設けてあり
、当該段部(28a)(29a)によって薄肉円筒上物
品(A)の上下内周縁部(Bl)  (B2)を保持す
るようにしである。尚、当該段部(28a)(29a)
と薄肉円筒上物品(A)の上下周縁部(Bl)  (B
2)との間の隙間は2/100〜4/100程度にする
か、或いは隙間0となるように各部材を構成しておく。
上記構成からなる高周波焼入装置を用いて、花びら状の
フランジ部(D)を有する薄肉円筒状物品(A)の内周
面(B)に高周波焼入をおこなうには、先ず高周波焼入
コイルブラケット(23)及び上側内径コンセントリン
グ(29)を上方に待機させた状態で薄肉円筒上物品(
A)を下側内径コンセントリング(28)上に載置し、
薄肉円筒上物品(A)の下部内周縁部(B1)ヲ下側内
径コンセントリング(28)の段部(28a)に嵌合さ
せる。次に高周波焼入コイルブラケラ) (23)及び
上側内径コンセントリング(29)を下降させ、上側内
径コンセントリング(29)の段部(29a)を薄肉円
筒状物品(A)の上部内周縁部(B2)に嵌合させると
同時に、高周波焼入コイルブラケット(23)に支持さ
れた高周波焼入コイル(24)を薄肉円筒状物品(A)
の内方に配置する。この状態で被焼入物回転主軸(20
)を回転させ0、薄肉円筒状物品(A)を回転させると
同時に、高周波焼入コイル(24)に通電し、薄肉円筒
状物品(A)の内周面(B)に高周波焼入を行う。この
時、薄肉円筒状物品(A)の外周面は外周冷却シャケ7
 ) (25)から噴出する冷却水によって冷却されて
いる。このようにして薄肉円筒状物品(A>内周面(B
)の高周波焼入が終了すると、焼入冷却水ノスル(26
)から整流板(27)を介して薄肉円筒状物品(A)の
内周面(B)に冷却水を吹付け、内周面(B)の急冷を
行う。後は高周波焼入コイルブラケット(23)及び上
側内径コンセントリング(29)を上昇させた後、薄肉
円筒状物品(A)を高周波焼入装置から取り出せばよい
このように、薄肉円筒状物品(A)の内径側を保持した
状態で、薄肉円筒状物品(A)の内周面(B)に高周波
焼入を行えば、薄肉円筒状部品(A)外周各部位の肉厚
の違いによって薄肉円筒状物品(A)の外周各部位での
膨張量が異なっても、薄肉円筒状物品(A)の外周は無
拘束な状態であるため、外的圧縮力による塑性変形は生
じない。
又誘導加熱後、薄肉円筒状物品(A)内周面(B)の急
冷により、薄肉円筒状物品(A)の内径寸法は、誘導加
熱筒寸法より収縮しようとするが、薄肉円筒状物品(A
)の内周面(B)は上下内径コンセントリング(28)
  (29)の段部’(28a)(29a)と嵌合して
いるため、薄肉円筒上物品(A)の内周面(B)は上記
段部(28a)(29a)に組接し、冷却中一時的に型
焼入状態となり、焼入変形が少なくなる。
第6図(a)(b)は、上記した如く薄肉円筒状物品(
A)の内周面(B)冷却時、上下内径コンセントリング
(2B)  (29)の段部(28a)(29a)によ
り、薄肉円筒状物品(A)の内周面(B)を拘束するよ
うにして、その内周面(B)に高周波焼入を行った時の
実験データを示すグラフである。尚、この時の焼入条件
は、40KHzで3.5sec加熱した後−18sec
冷却した時のものであり、第6図(a)は薄肉円筒状物
品(A)の第1図X−X方向の膨張、収縮を、又第6図
(b)は薄肉円筒状物品(A)の第1図X−X方向の膨
張、収縮をそれぞれ電気マイクロメータによって測定し
た測定結果を示しである。
このグラフからも判るように、薄肉円筒状物品(A)内
周面(B)の冷却時、内周面(B)の拘束を行うように
して、薄肉円筒状物品(A)の内周面(B)に高周波焼
入を行えば、焼入変形を極力小さく押さえることができ
る。
第4図は本発明に係る高周波焼入方法によって薄肉円筒
状物品(A)の内周面(B)を高周波焼入する時に使用
する高周波焼入装置に装着する上下コンセントリングの
他の実施例を示す図面である。この図に示す上側内径コ
ンセントリング(29)及び下側内径コンセントリング
(28)は、それぞれ図示の如くリング状をした端面コ
ンセントリング(28b )  (29b )と、端面
コンセントリング(28b )(29b ”)の内周に
スライド自在に挿入したテーパーコーンコンセントリン
グ(28c )  (29c )と、端面コンセントリ
ング(28b)(29b)の一方の開口面を閉塞するた
めの加圧バネ押さえ蓋(28d)(29d)と、テーパ
ーコーンコンセントリング(28C)(29c )の端
面と加圧バネ押さえ蓋(28d )(29d )との間
に圧入された加圧バネ(28e)(29e )とによっ
て構成してあり、当該加圧バネ(28e)(29e)に
よってテーパーコーンコンセントリング(28c)(2
9c)によってテーパーコーンコンセントリング(28
c )  (29c )は常時外方に押圧されている。
又端面コンセントリング(28b ’)  (29b 
)の任意の位置には、テーパーコーンコンセントリング
(28c )  (29c )の位置固定を行うための
クランプボルト(28f )(29f )が装着しであ
る。
そして当該上下コンセントリング(2B)  (29)
によって薄肉円筒状部材(A)の内周面(B)を保持す
るには、テーパーコンセントリング(28c )  (
29c )のテーパ面を薄肉円筒状物品(A)の上下内
周縁部(Bl)  (B2)にそれぞれ接触させた後、
クランプボルト(28f )  (29f )を締めて
テーパーコーンコンセントリング(28C)(29c)
を固定する。
このように、コンセントリングにテーパーコーンコンセ
ントリング(28c)  (29c) を使用し、且つ
当該テーパーコーンコンセントリング(28c)(29
c)を摺動可能にしておけば、コンセントリングによっ
て薄肉円筒状物品(A)の内周面を保持する時、薄肉円
筒状物品(A)の内径寸法のバラツキに関係なく物品(
A)内径面とコンセントリング(28c)(29c)外
径面との隙間を0に確保できる。
尚、上記説明は外周面に花びら状のフランジ部(D)を
備えた薄肉円筒状物品(A)に本発明を適用したf1農
こついて説明したが、本発明は例えば第7図に示すよう
な、外周面に3個のフランジ部(D゛)を有する薄肉円
筒状物品(A″)、又は第8図に示すような外周面に十
文字状のフランジ部(D’″)を有する薄肉円筒状物品
(A” )の内周面(B’)  (B” )等の高周波
焼入にも適用できる。
ホ0発明の効果 上記した如く、花びら状のフランジ部を有する薄肉円筒
状物品の内周面に高周波焼入を行う場合に於いて、内周
面加熱時には薄肉円筒状物品の外周が無拘束な状態とな
るようにし、又内周面急冷時、薄肉円筒状物品の内径寸
法が誘導加熱前号法より収縮しようとした時、当該内周
面を拘束するようにしたから、高周波焼入時の焼入れ歪
みを極力小さく押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は花びら状のフランジ部を有する薄肉円筒
状物品の平面図、第1図(b)はその縦断面図、第2図
は従来の高周波焼入装置を示す断面図、第3図は本発明
に用いる高周波焼入装置の第1の実施例を示す断面図、
第4図は第2の実施例を示す断面図である。第5図(a
)(b)は薄肉円筒状物品内周面を無拘束な状態で高周
波焼入した時の外径寸法の膨張収縮量を示すグラフ、第
6図(a)(b)は薄肉円筒状物品の内周面を拘束した
状態で、その内周面に高周波焼入を行った時の外径寸法
の膨張収縮量を示すグラフである。第7図及び第8図は
薄肉円筒状物品の他の形状を示す平面図である。 (A)  (A”)(A” )・−・−薄肉円筒状物品
、(B)  (B’)  (B” )−m−内周面、(
D )  (D’ )(D“°)−・フランジ部、(2
4)−・・−高周波焼入コイル、(25) −・外周冷
却ジャケット、(2B) −−一一一下側内径コンセン
トリング、(29) −・−上側内径コンセントリング
。 第3図 第4図 第6図 (4ツ マ 貧 職: き II A 441  set  (ItpH! Iff
p i1°Q〕第7図 D′ ρ−′

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  外周面にフランジ部を有する薄肉円筒状物品
    の内周面を高周波焼入する方法であって、該円筒状物品
    の内周面と嵌合する嵌合部を有するコンセントリングに
    より上記円筒状物品を保持しつつ、円筒状物品の外周面
    を冷却しながら高周波焼入コイルによって円筒状物品の
    内周面を高周波誘導加熱すると共に誘導加熱後内周面を
    急冷して焼入を行い、且つ急冷時、誘導加熱前の寸法よ
    り収縮した円筒状物品の内周面を上記コンセントリング
    の嵌合部によって拘束を行い、焼入変形が生じるのを防
    止したことを特徴とするフランジ部を有する薄肉円筒状
    物品の内周面高周波焼入方法。
JP9988383A 1983-06-03 1983-06-03 フランジ部を有する薄肉円筒状物品の内周面高周波焼入方法 Granted JPS59226118A (ja)

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