JPS59224598A - 使用済イオン交換樹脂の電解再生法 - Google Patents
使用済イオン交換樹脂の電解再生法Info
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- JPS59224598A JPS59224598A JP58099137A JP9913783A JPS59224598A JP S59224598 A JPS59224598 A JP S59224598A JP 58099137 A JP58099137 A JP 58099137A JP 9913783 A JP9913783 A JP 9913783A JP S59224598 A JPS59224598 A JP S59224598A
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- ion exchange
- cladding
- resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は使用済イオン交換樹脂の電気化学的手法を用い
た再生法に係わシ、特に原子力発電所から出て来る使用
済イオン交換樹脂の再生に好適な方法に関する。
た再生法に係わシ、特に原子力発電所から出て来る使用
済イオン交換樹脂の再生に好適な方法に関する。
従来、原子力発電所から出て来る使用済のイオン交換樹
脂の再生は、次のように実施されている。
脂の再生は、次のように実施されている。
まず、アニオン型イオン交換樹脂(以下アニオン交換樹
脂と略称)とカチオン型イオン交換樹脂(以下カチオン
交換樹脂と略称)に分離し、次に、カチオン交換樹脂は
H2SO4を用いた強酸性溶液で、又、アニオン交換樹
脂はNaOHを用いた強アルカリ性溶液で再生する。こ
れらの再生廃液は互いに中和され、Na2SO4の溶液
の形で排出される。しかし、このプロセスには次のよう
な問題がある。
脂と略称)とカチオン型イオン交換樹脂(以下カチオン
交換樹脂と略称)に分離し、次に、カチオン交換樹脂は
H2SO4を用いた強酸性溶液で、又、アニオン交換樹
脂はNaOHを用いた強アルカリ性溶液で再生する。こ
れらの再生廃液は互いに中和され、Na2SO4の溶液
の形で排出される。しかし、このプロセスには次のよう
な問題がある。
0) カチオン交換樹脂は強酸液で、アニオン交換樹脂
は強アルカリ液で再生するので、カチオン交換樹脂とア
ニオン交換樹脂を分ける必要がある。
は強アルカリ液で再生するので、カチオン交換樹脂とア
ニオン交換樹脂を分ける必要がある。
(2)強酸性溶液及び強アルカリ性溶液を用いるので容
器の腐食の問題がある。そこでステンレス鋼、又はニッ
ケル・クロム鋼等の高価に耐食性のある材料を処理装置
の容器や構造相に用いることが必要となる。
器の腐食の問題がある。そこでステンレス鋼、又はニッ
ケル・クロム鋼等の高価に耐食性のある材料を処理装置
の容器や構造相に用いることが必要となる。
(3)再生溶液として〜4001iLH2SO4/1を
樹脂及び〜180 y−NaOHA1樹脂なる濃度の溶
液を用いるので大量の放射性廃棄物が出てくる。
樹脂及び〜180 y−NaOHA1樹脂なる濃度の溶
液を用いるので大量の放射性廃棄物が出てくる。
(4)主にCo、Mn などの放射性金属イオンを含
む廃棄物が溶液又はスラッジ状で出て来るので、これを
貯蔵に便利なように濃縮固化するプロセスが必要となる
。
む廃棄物が溶液又はスラッジ状で出て来るので、これを
貯蔵に便利なように濃縮固化するプロセスが必要となる
。
以上の問題点は再生時に強酸お・よび強アルカリ溶液を
用いることから生じる。そこで強酸および強アルカリ溶
液を用いなくて済む電解再生法が望まれる。
用いることから生じる。そこで強酸および強アルカリ溶
液を用いなくて済む電解再生法が望まれる。
他省、従来、電解手法を用いて放射性廃液を処理する技
術のフィーシビリテイスタディが行なわれている。この
技術の原理は第1図に示す通シである。図中、1は電解
槽、2は陰極、3は陽極、4はポンプ、5はアニオン交
換膜、6はカチオン交換膜、7は電源、8はアニオン交
換樹脂、9はカチオン交換樹脂、10はイオン交換樹脂
床、11は陽極室、12は陰極室である。
術のフィーシビリテイスタディが行なわれている。この
技術の原理は第1図に示す通シである。図中、1は電解
槽、2は陰極、3は陽極、4はポンプ、5はアニオン交
換膜、6はカチオン交換膜、7は電源、8はアニオン交
換樹脂、9はカチオン交換樹脂、10はイオン交換樹脂
床、11は陽極室、12は陰極室である。
この電解槽の動作原理の概要を以下に説明する。
ここで、Na2SO4水溶液を浄化するケースを考える
。
。
まず、アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂を入れたイ
オン交換樹脂床にNa2SO4水溶液を入れると、溶液
中のNa はカチオン交換樹脂に、又S04 はア
ニオン交換樹脂に吸着する。次にこれらのイオン交換樹
脂に電界を印加すると、この電界に沿ってイオン交換樹
脂中でNa は陰極方向に又so4’ −は陽極方向
に移動する。これらのイオンは各々カチオンとアニオン
交換膜を通過して、Na は陰極室にSO4は陽極室に
濃縮される。
オン交換樹脂床にNa2SO4水溶液を入れると、溶液
中のNa はカチオン交換樹脂に、又S04 はア
ニオン交換樹脂に吸着する。次にこれらのイオン交換樹
脂に電界を印加すると、この電界に沿ってイオン交換樹
脂中でNa は陰極方向に又so4’ −は陽極方向
に移動する。これらのイオンは各々カチオンとアニオン
交換膜を通過して、Na は陰極室にSO4は陽極室に
濃縮される。
)記装置に電流を流しながら廃液を注入すると、電気透
析の現象がおこり、流出後の液は浄化されている。この
手法は給液濃度が約〜10ppmよシ高いと、単純なイ
オン交換樹脂法よシも費用の面で安価であるが、〜10
ppm以下では電流効率が下がシ、有効でないと言わ
れている。ところが上述から明らかなように、この方法
はイオンの除去を目的としたものである。しかるに、7
般−に原子力発電所の実際の使用済イオン交換樹脂には
イオン状物質の他に、不溶性の金属酸化物又は水酸化物
の微粒子(クラッドと称する)が数多く付着している。
析の現象がおこり、流出後の液は浄化されている。この
手法は給液濃度が約〜10ppmよシ高いと、単純なイ
オン交換樹脂法よシも費用の面で安価であるが、〜10
ppm以下では電流効率が下がシ、有効でないと言わ
れている。ところが上述から明らかなように、この方法
はイオンの除去を目的としたものである。しかるに、7
般−に原子力発電所の実際の使用済イオン交換樹脂には
イオン状物質の他に、不溶性の金属酸化物又は水酸化物
の微粒子(クラッドと称する)が数多く付着している。
従って本手法のみを適用してもクラッドの除去は不可能
である。
である。
さらに陰極室12に濃縮された廃棄物は液体状であシ前
記の従来法と同様な問題が残っている。
記の従来法と同様な問題が残っている。
本発明の目的は、使用済のアニオン交換樹脂とカチオン
交換樹脂を予め分ける必要がなく、腐食問題を緩和し、
クラッドばかシでなく金属イオンをも除去することが可
能で、且つ放射性廃棄物の発生が少量であって減容固化
が容易となるような、原子力発電所からの使用済イオン
交換樹脂の再生方法を提供するにある。
交換樹脂を予め分ける必要がなく、腐食問題を緩和し、
クラッドばかシでなく金属イオンをも除去することが可
能で、且つ放射性廃棄物の発生が少量であって減容固化
が容易となるような、原子力発電所からの使用済イオン
交換樹脂の再生方法を提供するにある。
本発明による使用済イオン交換樹脂の再生方法は、原子
カシラントから生じた使用済イオン交換樹脂を、アニオ
ン交換樹脂とカチオン交換樹脂に分けることなく、電解
槽に入れてそれに付着しているクラッドを電解還元する
ことでクラッドを一部溶解作用および剥離作用によシ該
イオン交換樹脂か、ら除去し、次いでこのイオン交換樹
脂を別の電解槽に入れて電場をかけることによシそれに
付着していた金属イオンを除去することを特徴とするも
のである。
カシラントから生じた使用済イオン交換樹脂を、アニオ
ン交換樹脂とカチオン交換樹脂に分けることなく、電解
槽に入れてそれに付着しているクラッドを電解還元する
ことでクラッドを一部溶解作用および剥離作用によシ該
イオン交換樹脂か、ら除去し、次いでこのイオン交換樹
脂を別の電解槽に入れて電場をかけることによシそれに
付着していた金属イオンを除去することを特徴とするも
のである。
この場合、除去されたクラッドは電析により回収し、ま
た除去された金属イーjンは更に別の電解槽に導いて電
析回収するのがよい。まだ、クラッドを溶解させる際に
は錯化剤を添加してもよく、この錯化剤は後にこれを電
解によシ酸化してCO2とH2Oに分解して廃棄物量の
低減を図るのがよく、また同時に・・ロダンイオン等も
酸化してガス化させて放出させるのがよい。
た除去された金属イーjンは更に別の電解槽に導いて電
析回収するのがよい。まだ、クラッドを溶解させる際に
は錯化剤を添加してもよく、この錯化剤は後にこれを電
解によシ酸化してCO2とH2Oに分解して廃棄物量の
低減を図るのがよく、また同時に・・ロダンイオン等も
酸化してガス化させて放出させるのがよい。
実施例1
本発明の方法に関与する各グロセス別に実験結果に基づ
きその有効性を下記に説明する。
きその有効性を下記に説明する。
(1) クラッドの溶解
クラッドとして沸謄水型原子炉(BWR)プラントの代
表的なりラッドであるマグネタイト(Fe504)を取
シ上げ、その溶解性を調べた。すなわち市販のFe3O
4の粉末を約1120Cで焼結して表面積が約ICm2
のベレット状に形成し、これを陰極とし白金を陽極とし
て溶液に浸して通電し、Fe3O4ペレットの電位を種
々に設定して、その溶解量の電位依存性を調べた。溶液
とし″て0.002 mol/ lのEDTA −2a
4溶液およびクエン酸2アンモニウム塩溶液を用いた。
表的なりラッドであるマグネタイト(Fe504)を取
シ上げ、その溶解性を調べた。すなわち市販のFe3O
4の粉末を約1120Cで焼結して表面積が約ICm2
のベレット状に形成し、これを陰極とし白金を陽極とし
て溶液に浸して通電し、Fe3O4ペレットの電位を種
々に設定して、その溶解量の電位依存性を調べた。溶液
とし″て0.002 mol/ lのEDTA −2a
4溶液およびクエン酸2アンモニウム塩溶液を用いた。
第2図に、温度65Cで4時間溶解したときの溶解量を
示す。曲線aはEDTA −2NH4溶液の場合で、曲
線すはクエン酸2アンモニウム溶液の場合である。この
図から明らかなように、Fe3O4の電位を−0,8〜
−1,o vscffi(scgは飽和カロメル電極)
に設定するとこの酸化物Fe3O4の溶解量は最大とな
ることが判った。このときの流した電気量に対する溶解
量の比すなわち、電流効率は20%以上であった。この
電流効率は、溶液中の酸素を除くことによシ向上させる
ことができる。
示す。曲線aはEDTA −2NH4溶液の場合で、曲
線すはクエン酸2アンモニウム溶液の場合である。この
図から明らかなように、Fe3O4の電位を−0,8〜
−1,o vscffi(scgは飽和カロメル電極)
に設定するとこの酸化物Fe3O4の溶解量は最大とな
ることが判った。このときの流した電気量に対する溶解
量の比すなわち、電流効率は20%以上であった。この
電流効率は、溶液中の酸素を除くことによシ向上させる
ことができる。
ところで実際のプロセスとしては、クラッドの電位を下
げる場合、クラッドに電極端子を取9つけることは不可
能であるので、クラッドを上記の如く直接(陰極)分極
することはできない。そこで実際上クラッドの電位を下
げる次の二つの方法を試みた。
げる場合、クラッドに電極端子を取9つけることは不可
能であるので、クラッドを上記の如く直接(陰極)分極
することはできない。そこで実際上クラッドの電位を下
げる次の二つの方法を試みた。
一つは、陽極と陰極の間にクラッドを置き複極現象を利
用してクラッドの電位を下げる方法である。第3図はこ
れに用いた装置の構造を示す。装置は、電解槽31、陰
極32、陽極33、電源34、試料としてのFe5O4
極35、参照電極(飽和カロメル電極)36、電位差計
37よシ成る。溶液としては1mot/lのNa 28
04水溶液を用い、陰極と陽極の間には、100mAの
電流を通電しだ0通電状態で、Fe3O4極35を移動
させてその電位の低下状況を調べた。結果を第4図に示
す。通電しないときの自然電位は、+0.1〜−〇、1
vの範囲にあるが、通電すると図のように電位は変化す
る。陰極から、電極間の約半分(=scrn)のところ
までは、電位の降下が著しい。このように、電極間にク
ラッドを入れるとクラッドの電位が下がシこれを溶解さ
せることができる。
用してクラッドの電位を下げる方法である。第3図はこ
れに用いた装置の構造を示す。装置は、電解槽31、陰
極32、陽極33、電源34、試料としてのFe5O4
極35、参照電極(飽和カロメル電極)36、電位差計
37よシ成る。溶液としては1mot/lのNa 28
04水溶液を用い、陰極と陽極の間には、100mAの
電流を通電しだ0通電状態で、Fe3O4極35を移動
させてその電位の低下状況を調べた。結果を第4図に示
す。通電しないときの自然電位は、+0.1〜−〇、1
vの範囲にあるが、通電すると図のように電位は変化す
る。陰極から、電極間の約半分(=scrn)のところ
までは、電位の降下が著しい。このように、電極間にク
ラッドを入れるとクラッドの電位が下がシこれを溶解さ
せることができる。
もう一つの方法は電解還元液を利用する方法である。こ
の方法には第5図の実験装置を用いた。
の方法には第5図の実験装置を用いた。
本実映装置は、還元用電解槽51、電析用電解槽52、
循環f7f53、試料極を入れる溶解槽54、塩橋55
、参黒電&56、バブラー57、Fe 504の試料極
58、電位差計59よシ成る。還元用電解槽51は、第
6図の構造のものであって、すなわち電解槽夕/り61
、多孔質陰極62、イオン交換膜63,64、陽極65
、陰極室66、中間液室67、陽極室6Bよりs成され
ている。上記実験装置に0.002 mol/LのNa
2SO4水溶液を10を入れて循環し、同時に蔚ガスで
30分脱気した。
循環f7f53、試料極を入れる溶解槽54、塩橋55
、参黒電&56、バブラー57、Fe 504の試料極
58、電位差計59よシ成る。還元用電解槽51は、第
6図の構造のものであって、すなわち電解槽夕/り61
、多孔質陰極62、イオン交換膜63,64、陽極65
、陰極室66、中間液室67、陽極室6Bよりs成され
ている。上記実験装置に0.002 mol/LのNa
2SO4水溶液を10を入れて循環し、同時に蔚ガスで
30分脱気した。
脱気後、各々の電解槽にて、約io〜l mA/cm2
で電解をした。陰極としては多孔質のグラッシーカーボ
ンを用いた。結果は第7図に示すように、Fe 504
の電位が大きく約−1,Ovまで下がった。
で電解をした。陰極としては多孔質のグラッシーカーボ
ンを用いた。結果は第7図に示すように、Fe 504
の電位が大きく約−1,Ovまで下がった。
以上の結果から電解還元は、クラッドの溶解に非常に有
効であることがわかる。
効であることがわかる。
なお、錯化剤を使用する場合には、後で廃棄物処理が容
易になるように酸化分解したときCo2と■(20に分
解するものを使用することが望ましい。
易になるように酸化分解したときCo2と■(20に分
解するものを使用することが望ましい。
(2) クラッドのはく離
イオン交換樹脂に対するクラッドの付着は静電的相互作
用により起る。すなわち、クラッドがプラスに帯電し、
イオン交換樹脂がマイナスに帯電することによ#)電気
的に結合する。ところでクラッドの帯電性はクラッドの
電位に依存する。もしクラッドの帯電量が零又はマイナ
スになれば、クラッドはカチオン樹脂からはずれやすく
なる。
用により起る。すなわち、クラッドがプラスに帯電し、
イオン交換樹脂がマイナスに帯電することによ#)電気
的に結合する。ところでクラッドの帯電性はクラッドの
電位に依存する。もしクラッドの帯電量が零又はマイナ
スになれば、クラッドはカチオン樹脂からはずれやすく
なる。
そこでクラッドの帯電性について第8図に示す実験装置
を用いて実験を行った。実験装置は、ビー力81、クラ
ッド試料としてのFe3O4の試料極82、対極83、
参照電極84、ポテンショスタット85、関数発生器8
6、ロックインアンプ87、および記録計88よシなる
。溶液として1mol/lのNa2SO4水溶液を用い
た。この装置によJ)、Fe3O4のキャパシタンスを
設定電位を変えながら測定した。その結果に基づいて作
成したモット・シwiyトキー・プロットを第9図に示
す。ここで、キャパシタンス自乗の逆数がほぼ零になる
電位つまシ約−〇、4vがフラット電位と呼ばれ、この
電位以下になると、クラッドの帯電性は零又はマイナス
に力るところである。すなわち、クラッドの電位をこれ
よシも下げると、付着クラッドをイオン交換樹脂から剥
離することが容易になる。クラッドの電位をこのように
下げるには、前述の電解還元液を用いる方法が有効であ
る。又クラッドをはずす方法として超音波を当てること
も有効である。
を用いて実験を行った。実験装置は、ビー力81、クラ
ッド試料としてのFe3O4の試料極82、対極83、
参照電極84、ポテンショスタット85、関数発生器8
6、ロックインアンプ87、および記録計88よシなる
。溶液として1mol/lのNa2SO4水溶液を用い
た。この装置によJ)、Fe3O4のキャパシタンスを
設定電位を変えながら測定した。その結果に基づいて作
成したモット・シwiyトキー・プロットを第9図に示
す。ここで、キャパシタンス自乗の逆数がほぼ零になる
電位つまシ約−〇、4vがフラット電位と呼ばれ、この
電位以下になると、クラッドの帯電性は零又はマイナス
に力るところである。すなわち、クラッドの電位をこれ
よシも下げると、付着クラッドをイオン交換樹脂から剥
離することが容易になる。クラッドの電位をこのように
下げるには、前述の電解還元液を用いる方法が有効であ
る。又クラッドをはずす方法として超音波を当てること
も有効である。
(3)金属イオンの除去
次に金属イオンが吸着している使用済イオン交換樹脂の
再生方法、つまシ使用済イオン交換樹脂に吸着している
金属イオンの除去方法について説明する。
再生方法、つまシ使用済イオン交換樹脂に吸着している
金属イオンの除去方法について説明する。
(3,,1) 電気透析を利用する方法これに用いた
金属イオン移動確認のための実験装置は第10図に示す
通電、電解槽タンク101、隔膜102、樹脂注入口1
03、陰極104、陽極(カーゼン電極)105、電源
106、新しいカチオン交換樹脂107 (DOWEX
−50>および使用済カチオン交換樹脂108よりなる
。この使用済樹脂には除去さるべき吸着金属イオンの代
表例としてCo イオン(放射性)を吸着させておい
た。
金属イオン移動確認のための実験装置は第10図に示す
通電、電解槽タンク101、隔膜102、樹脂注入口1
03、陰極104、陽極(カーゼン電極)105、電源
106、新しいカチオン交換樹脂107 (DOWEX
−50>および使用済カチオン交換樹脂108よりなる
。この使用済樹脂には除去さるべき吸着金属イオンの代
表例としてCo イオン(放射性)を吸着させておい
た。
電極間には〜3mA/crn2の電流を通電した。Co
60イオンの移動量は、コリメート付きのGo(Li)
検出器で測定した。第11図に結果を示す。第11図中
の曲線a t b l e #およびdは、各々1時間
後、3時間後、5時間後および8時間後の値を示す。
60イオンの移動量は、コリメート付きのGo(Li)
検出器で測定した。第11図に結果を示す。第11図中
の曲線a t b l e #およびdは、各々1時間
後、3時間後、5時間後および8時間後の値を示す。
このように吸着したCo イオンが電解によシ移動す
ることがわかる。この結果から、電極間距離を大きくす
ると、移動効率が低下することがわかるから、co
イオンの除去効率を上けるためKは、該距離を50填以
下にする方が良い。この距離を大きくする場合には電流
密度を大きくすれば良い。
ることがわかる。この結果から、電極間距離を大きくす
ると、移動効率が低下することがわかるから、co
イオンの除去効率を上けるためKは、該距離を50填以
下にする方が良い。この距離を大きくする場合には電流
密度を大きくすれば良い。
しかし後で述べるように電流密度を20mA/Crn以
上にすると水の電解分解反応が起る。従って電気透析の
みを利用する場合には1〜29 mA/cmが最適であ
る。
上にすると水の電解分解反応が起る。従って電気透析の
みを利用する場合には1〜29 mA/cmが最適であ
る。
(3,2) 水の電解分解を利用する方法上記の電気
透析を利用する方法の他に、次の如く水の電解分解によ
シ、樹脂口シのpHを下げるか又は上げることによシ、
夫々カチオン交換樹脂又はアニオン交換樹脂よ多金属イ
オン又は陰イオンを除去しやすくする方法を試みた。用
いた実験装置を第12図に示す。この装置は、電解槽タ
ンク1201、陽極1202、陰極1203、カチオン
交換膜1204、アニオン交換膜1205、アニオン交
換膜1206、カチオン交換膜1207、陽極濃縮セル
1208、脱塩セル1209、陰極濃縮セル1210、
および電源1211よりなる。
透析を利用する方法の他に、次の如く水の電解分解によ
シ、樹脂口シのpHを下げるか又は上げることによシ、
夫々カチオン交換樹脂又はアニオン交換樹脂よ多金属イ
オン又は陰イオンを除去しやすくする方法を試みた。用
いた実験装置を第12図に示す。この装置は、電解槽タ
ンク1201、陽極1202、陰極1203、カチオン
交換膜1204、アニオン交換膜1205、アニオン交
換膜1206、カチオン交換膜1207、陽極濃縮セル
1208、脱塩セル1209、陰極濃縮セル1210、
および電源1211よりなる。
脱塩セル、陰極濃縮セルおよび陽極濃縮セルには、0−
1mot/lのNaC2水溶液を入れた。
1mot/lのNaC2水溶液を入れた。
第13図に、各セル中の、Hと電流密度の関係を示す。
第13図の曲線a、bおよびCは夫々、脱塩セル中のp
H、陽極濃縮セル中のPH1および陰極濃縮セル中のp
)Iを示す。この図から明らかなように、電流密度が2
0mA/cm2を超えると、イオン交換膜の上で水の電
解分解がおこり、PIIが大きく2以下に低下する。こ
のPH領領域は、カチオン交換膜樹脂1207の再生可
能領域である。加えて電位勾配が存在するために、金属
イオンは、陰極濃縮セルに移動する。更に、電流密度を
60 mA /Cm以上にすると、脱塩室のPHは、ア
ルカリ側に移動する。この結果から、この電流密度にす
るとアニオン交換膜樹脂1206の再生が容易になる。
H、陽極濃縮セル中のPH1および陰極濃縮セル中のp
)Iを示す。この図から明らかなように、電流密度が2
0mA/cm2を超えると、イオン交換膜の上で水の電
解分解がおこり、PIIが大きく2以下に低下する。こ
のPH領領域は、カチオン交換膜樹脂1207の再生可
能領域である。加えて電位勾配が存在するために、金属
イオンは、陰極濃縮セルに移動する。更に、電流密度を
60 mA /Cm以上にすると、脱塩室のPHは、ア
ルカリ側に移動する。この結果から、この電流密度にす
るとアニオン交換膜樹脂1206の再生が容易になる。
以上の結果から電流値を20〜80 mA/cTnにコ
ントロールすることによシ、電気透析に加えて、水の電
解分解に基づく声の変化によシ、効率的に使用済イオン
交換樹脂に吸着していた金属イオンを除去することが可
能となることがわかる。
ントロールすることによシ、電気透析に加えて、水の電
解分解に基づく声の変化によシ、効率的に使用済イオン
交換樹脂に吸着していた金属イオンを除去することが可
能となることがわかる。
(4)金属イオンの回収
使用済イオン交換樹脂から除去した金属イオンは、電析
によシ回収する。この場合主な対象金属イオンはCo
、 Fe y N1およびMn等のイオンである。金属
イオンを効率的に電析回収する方法についての実験結果
を説明する。用いた電解槽は、第6図と同様である。こ
こでは電極としては、多孔質グラッシーカーボンを用い
た。これは、電析効率を上げるためには、水素過電圧が
高く且つ表面積が大きいものが望ましいこと、更には、
電析回収した電極材の処理処分が容易であることが望ま
しいことによる(カーボン材質の電極の場合には焼却処
理が容易でちる)。電解槽は2ヶ直列に用いた。溶液中
の溶存酸素濃度が高いと電析した金属イオンが溶出する
ことがある。従って、効率を向上させるためには、脱気
することが望ましい。
によシ回収する。この場合主な対象金属イオンはCo
、 Fe y N1およびMn等のイオンである。金属
イオンを効率的に電析回収する方法についての実験結果
を説明する。用いた電解槽は、第6図と同様である。こ
こでは電極としては、多孔質グラッシーカーボンを用い
た。これは、電析効率を上げるためには、水素過電圧が
高く且つ表面積が大きいものが望ましいこと、更には、
電析回収した電極材の処理処分が容易であることが望ま
しいことによる(カーボン材質の電極の場合には焼却処
理が容易でちる)。電解槽は2ヶ直列に用いた。溶液中
の溶存酸素濃度が高いと電析した金属イオンが溶出する
ことがある。従って、効率を向上させるためには、脱気
することが望ましい。
このために、電解槽を2個用いて、1個は溶存酸素除去
に用いた。溶液としては、0.1mot/lのNa2S
O4水溶液に0.2 mol/L (D り−c ン酸
第27 :yモニウムの塩を添加し、更に0−02mo
L/Lの金属イオンを添加したものを用いた。以上の装
置および溶液を用いて電解して、各金属イオンの除去効
率を測定した◇その結果、最適の電流密度(又は単位)
は、Co r Nl t Fe r Mnに対して夫々
5〜20 mA/Crn(0,2〜0.15V) 、
5〜30 mA//crn2(−〇−2〜−0,5V)
、 10〜50 mA/crn(−0,6〜−2,O
V)、15〜80mA/crn (−0,7〜−3,o
v)であった。1例として、Niの場合を第14図に示
す。このときの電流密度は20 mA/cmとした。と
の図から、効率的にN1イオンが回収できることがわか
る。また溶液のpl(を4〜6として電解することが適
当である。
に用いた。溶液としては、0.1mot/lのNa2S
O4水溶液に0.2 mol/L (D り−c ン酸
第27 :yモニウムの塩を添加し、更に0−02mo
L/Lの金属イオンを添加したものを用いた。以上の装
置および溶液を用いて電解して、各金属イオンの除去効
率を測定した◇その結果、最適の電流密度(又は単位)
は、Co r Nl t Fe r Mnに対して夫々
5〜20 mA/Crn(0,2〜0.15V) 、
5〜30 mA//crn2(−〇−2〜−0,5V)
、 10〜50 mA/crn(−0,6〜−2,O
V)、15〜80mA/crn (−0,7〜−3,o
v)であった。1例として、Niの場合を第14図に示
す。このときの電流密度は20 mA/cmとした。と
の図から、効率的にN1イオンが回収できることがわか
る。また溶液のpl(を4〜6として電解することが適
当である。
(5) 錯化剤の処理
クラッドの溶解に用いた錯化材の処理をする方法として
は、前述の如く、酸化によシこれをCO2ガスとN20
に分解する方法が最も廃棄物量が少なくなシ、望ましい
方法である。酸化方法として電解酸化法を用いる。これ
を第6図と同じ電解槽を用いて行なった。この場合、錯
化剤を添加した水溶液を陽極の上に流して、陽極上で酸
化する。陽極としては、白金電極を用いた。又該水溶液
として、1 mol/LのNa 2 SO4水溶液にO
−1mol/ !、のクエン酸第2アンモニウム塩を添
加したものを用いた。20 mA /cm通電したとき
のクエン酸の分解除去率を@15図に示す。この図から
明らかなように、80チ以上のクエン酸が酸化分解され
る。
は、前述の如く、酸化によシこれをCO2ガスとN20
に分解する方法が最も廃棄物量が少なくなシ、望ましい
方法である。酸化方法として電解酸化法を用いる。これ
を第6図と同じ電解槽を用いて行なった。この場合、錯
化剤を添加した水溶液を陽極の上に流して、陽極上で酸
化する。陽極としては、白金電極を用いた。又該水溶液
として、1 mol/LのNa 2 SO4水溶液にO
−1mol/ !、のクエン酸第2アンモニウム塩を添
加したものを用いた。20 mA /cm通電したとき
のクエン酸の分解除去率を@15図に示す。この図から
明らかなように、80チ以上のクエン酸が酸化分解され
る。
効率的にクエン酸を分解除去するためには、−が4〜8
で、電流値(又は電位)は、5mA/−〜30mA/C
rn(+0.4V〜+2.0V)であることが都合が良
い。この他に、C02+H20に分解する錯化剤には直
鎖状カルdεン酸類が適当で、例えば、ぎ酸、しゆう酸
、さく酸、等がある。これらのカルボン酸の分解電位は
O〜+1.5vの範囲内にあシ、よシ低い電流密度で分
解出来るので都合がよい。
で、電流値(又は電位)は、5mA/−〜30mA/C
rn(+0.4V〜+2.0V)であることが都合が良
い。この他に、C02+H20に分解する錯化剤には直
鎖状カルdεン酸類が適当で、例えば、ぎ酸、しゆう酸
、さく酸、等がある。これらのカルボン酸の分解電位は
O〜+1.5vの範囲内にあシ、よシ低い電流密度で分
解出来るので都合がよい。
(6)ハロゲンイオンの除去
使用済アニオン交換樹脂は主にハロゲンイオンの除去を
目的として使用されたものである。この使用済アニオン
交換樹脂に伺着し7ているこれらのイオンは酸化すると
ガス化する。第16図にその実験結果を示す。この場合
、1mot/lのNa 2 SO4水溶液中に0.02
mot/LのNaC6を添加して、この溶液を白金上で
電解酸化した。曲線aはNaCLが存在する場合で、曲
線すはNaC1が存在しない場合である。両者の差は2
C,t−→Ctの反応による。C6−の場合電流密度(
又は電位) 1 mA/cn1〜30mA/Crr12
(+0.4〜+2.5v)カ適当であh、I−(D場合
には1 mA/crn〜25 mA/C1n (0〜+
1.5 V )が適当である。但し放射性ヨウ素が放出
される場合にはガス出口に活性炭吸着塔を設ける。
目的として使用されたものである。この使用済アニオン
交換樹脂に伺着し7ているこれらのイオンは酸化すると
ガス化する。第16図にその実験結果を示す。この場合
、1mot/lのNa 2 SO4水溶液中に0.02
mot/LのNaC6を添加して、この溶液を白金上で
電解酸化した。曲線aはNaCLが存在する場合で、曲
線すはNaC1が存在しない場合である。両者の差は2
C,t−→Ctの反応による。C6−の場合電流密度(
又は電位) 1 mA/cn1〜30mA/Crr12
(+0.4〜+2.5v)カ適当であh、I−(D場合
には1 mA/crn〜25 mA/C1n (0〜+
1.5 V )が適当である。但し放射性ヨウ素が放出
される場合にはガス出口に活性炭吸着塔を設ける。
(7)腐食について
最後に本発明の方法が、その実施に用いる装置の構造材
料に及はす腐食の問題について検討した。
料に及はす腐食の問題について検討した。
ここでは、主要構造材料として用いるオーステナイト系
ステンレス鋼について、それも、オーステナイト系ステ
ンレス鋼の中で最も腐食性が大きい鋭敏化SUS 30
4鋼(650t:’で2時間加熱したもの)の腐食性を
検討した。溶液としては、0.1mat/Lのクエン酸
第2アンモニウム塩(pH=4−2)を用いた。80C
における鋭敏化SUS 304のアノード分極曲線を第
17図に示す。鋭敏化5US304の浸漬電位は約−〇
、5 VII、、 (SCEは飽和カロメル電極)であ
った。この曲線によれば、5US304活性溶解現象が
見られず、+0−5Vまで不働態にあることがわかる。
ステンレス鋼について、それも、オーステナイト系ステ
ンレス鋼の中で最も腐食性が大きい鋭敏化SUS 30
4鋼(650t:’で2時間加熱したもの)の腐食性を
検討した。溶液としては、0.1mat/Lのクエン酸
第2アンモニウム塩(pH=4−2)を用いた。80C
における鋭敏化SUS 304のアノード分極曲線を第
17図に示す。鋭敏化5US304の浸漬電位は約−〇
、5 VII、、 (SCEは飽和カロメル電極)であ
った。この曲線によれば、5US304活性溶解現象が
見られず、+0−5Vまで不働態にあることがわかる。
すなわち、クエン酸第2アンモニウム塩溶液中では、鋭
敏化SUB 304は殆んど腐食しない。この傾向はp
l(を12程度に増加しても同様であった。従って−を
4〜12の範囲にする限シは錯化剤が存在しても腐食に
ついては問題がないと言える。又、再生の際に前記の水
の電解分解反応を利用する場合は、ネオプレンなどの耐
酸性のゴム等をライニングすることが必要である。
敏化SUB 304は殆んど腐食しない。この傾向はp
l(を12程度に増加しても同様であった。従って−を
4〜12の範囲にする限シは錯化剤が存在しても腐食に
ついては問題がないと言える。又、再生の際に前記の水
の電解分解反応を利用する場合は、ネオプレンなどの耐
酸性のゴム等をライニングすることが必要である。
実施例2
以上の実施例1で記載した各要素を組み合せた全体とし
ての使用済イオン交換樹脂電解再生法を実施する装置の
一例を第18図に示す。
ての使用済イオン交換樹脂電解再生法を実施する装置の
一例を第18図に示す。
図中、1801は使用済イオン交換樹脂受入タンク、1
802はクラッド除去電解装置で、18o3はその陰極
、1804は陽極、1802′はその電源、1805は
イオン交換膜(カチオン)である。
802はクラッド除去電解装置で、18o3はその陰極
、1804は陽極、1802′はその電源、1805は
イオン交換膜(カチオン)である。
1806はクラッド分離装置である。1807はフィル
ターである。1808はクラッド電析用電解槽、180
9はその電源、1810はその陽極、1811は新しも
イオン交換樹脂、1812は陰極である。1813は使
用済イオン交換樹脂に付着しているイオンを除去する再
生用電解槽で、1814はその陽極、1815は隔膜、
1816は新しいアニオン交換膜、1817は新しいカ
チオン交換膜、1818は陰極、1819は電源である
。1820は放射性イオン電析回収用電解槽で、182
1はその陰極、1822は新しいイオン交換膜、182
3は陽極、1824は電源である。1825は再生され
たイオン交換樹脂受はタンクである。1826はポンプ
である。
ターである。1808はクラッド電析用電解槽、180
9はその電源、1810はその陽極、1811は新しも
イオン交換樹脂、1812は陰極である。1813は使
用済イオン交換樹脂に付着しているイオンを除去する再
生用電解槽で、1814はその陽極、1815は隔膜、
1816は新しいアニオン交換膜、1817は新しいカ
チオン交換膜、1818は陰極、1819は電源である
。1820は放射性イオン電析回収用電解槽で、182
1はその陰極、1822は新しいイオン交換膜、182
3は陽極、1824は電源である。1825は再生され
たイオン交換樹脂受はタンクである。1826はポンプ
である。
本装置の操作手順について説明する。まず使用済樹脂受
入タンク1801からクラッド除去電解装置1802に
使用済樹脂を移送する。この樹脂を直接電解することに
よシ樹脂表面に付着したクラッドを溶解はく離させる。
入タンク1801からクラッド除去電解装置1802に
使用済樹脂を移送する。この樹脂を直接電解することに
よシ樹脂表面に付着したクラッドを溶解はく離させる。
このとき溶液は、フィルター1807に通して大きなり
ラッドはろ過しろ液は、クラッド電析電解装置1809
によシ浄化する。との浄化した液は再びクラッド除去用
電解装置1802に戻す。
ラッドはろ過しろ液は、クラッド電析電解装置1809
によシ浄化する。との浄化した液は再びクラッド除去用
電解装置1802に戻す。
クラッド除去後の樹脂は、クラッド分離装置1806に
よシ最終的にクラッドと分離して、再生用電解槽181
3に入れる。なお、クラッドは前記のクラッド回収装置
の方に移送する。電解槽に入れた樹脂を電解することに
よシ、放射性金属イオンは陰極1818の方に、又Ct
−などの陰イオンは陽If 813の方に移す。前記の
クラッド除去の際錯化剤を用いた場合、錯化剤は、分子
が大きいのでアニオン交換膜を通過しないため、隔膜1
816とアニオン交換膜1815の間に濃縮される。
よシ最終的にクラッドと分離して、再生用電解槽181
3に入れる。なお、クラッドは前記のクラッド回収装置
の方に移送する。電解槽に入れた樹脂を電解することに
よシ、放射性金属イオンは陰極1818の方に、又Ct
−などの陰イオンは陽If 813の方に移す。前記の
クラッド除去の際錯化剤を用いた場合、錯化剤は、分子
が大きいのでアニオン交換膜を通過しないため、隔膜1
816とアニオン交換膜1815の間に濃縮される。
陰極室に濃縮した放射性全屈イオンは、放射性イオン電
析回収用電解槽1820に移送する。移送後陰極182
1の表面に放射性金属イオンを電析させる。又、錯化剤
は、この電解槽1820の陽極1823上で電解酸化さ
してC02ガスとH2Oに分解する。最後に再生した樹
脂は再生樹脂受はタンク1825に移送する。
析回収用電解槽1820に移送する。移送後陰極182
1の表面に放射性金属イオンを電析させる。又、錯化剤
は、この電解槽1820の陽極1823上で電解酸化さ
してC02ガスとH2Oに分解する。最後に再生した樹
脂は再生樹脂受はタンク1825に移送する。
第18図の構成に基づいて作られた小型の実験ルーズを
作シ、実際の使用済イオン交換樹脂を用いて試験を行な
った。使用済イオン交換樹脂は、2:1にカチオン交換
樹脂とアニオン交換樹脂を混合したものである。分析結
果によるとこの使用済イオン交換樹脂に付着しているク
ラッドはFe成分が主であり、1を樹脂尚シ31付着し
ており、また金属イオンである放射性成分は約3μCt
付着していた。この樹脂を約200m採取して実験に供
した。実験はバッチ方式で行々つだ。この樹脂を2つの
クラッド除去用電解装置1802(電極は白金)に入れ
、更に0.02 mat/Lのしゆう酸第2アンモニウ
ムの溶液(P)′I中5)を入れて電解を行なった。電
解電流密度は、10〜15 mA/crnとし、約2時
間電解した。このとき溶液はクラッド電析用電解槽18
08にフィルター1807を通して循環した。この電解
槽1808には、グラクシ−カービンを電極として用い
た。電解電流密度30mA 7cm とした。
作シ、実際の使用済イオン交換樹脂を用いて試験を行な
った。使用済イオン交換樹脂は、2:1にカチオン交換
樹脂とアニオン交換樹脂を混合したものである。分析結
果によるとこの使用済イオン交換樹脂に付着しているク
ラッドはFe成分が主であり、1を樹脂尚シ31付着し
ており、また金属イオンである放射性成分は約3μCt
付着していた。この樹脂を約200m採取して実験に供
した。実験はバッチ方式で行々つだ。この樹脂を2つの
クラッド除去用電解装置1802(電極は白金)に入れ
、更に0.02 mat/Lのしゆう酸第2アンモニウ
ムの溶液(P)′I中5)を入れて電解を行なった。電
解電流密度は、10〜15 mA/crnとし、約2時
間電解した。このとき溶液はクラッド電析用電解槽18
08にフィルター1807を通して循環した。この電解
槽1808には、グラクシ−カービンを電極として用い
た。電解電流密度30mA 7cm とした。
このように、電解処理をした使用済イオン交換樹脂を超
音波をかけながらクラッド分離装置1806を用いて電
解液と樹脂を分離した。分離後の樹脂を再生用電解槽1
813に入れ、更に樹脂間の接触が保てる程に純水を入
れた。この電気槽の樹脂を入れる層の厚さは30 nm
とした。又、陽極1814として白金を、陰極1818
として水素過電圧の高いカービンを用いた。又、この試
幣では、錯化剤としてしゆう酸を用いたがこのような比
較的大きな有機分子は、アニオン交換膜1816中の輸
率は小さい。そこで、焼結ガラスの隔膜1815を用い
て錯化剤濃縮室を設けた。輸率が大きい錯化剤等を用い
る場合には、この濃縮室は不必要である。この濃縮室の
厚さはなるべく小さい方がよく、本試験では、5鰭とし
た。ここで濃縮されたしゆう酸は、放射性イオン電析回
収用電解槽1820の陽極室でCo2とH2Oに酸化分
解する。また、電解槽1813の陰極室に濃縮された金
属イオンは、電解槽1820の陽極1821(グラクシ
−カーボン)の上に電析させる。電解槽1813の電流
密度的I Q mA/crnとして約4時間運転した。
音波をかけながらクラッド分離装置1806を用いて電
解液と樹脂を分離した。分離後の樹脂を再生用電解槽1
813に入れ、更に樹脂間の接触が保てる程に純水を入
れた。この電気槽の樹脂を入れる層の厚さは30 nm
とした。又、陽極1814として白金を、陰極1818
として水素過電圧の高いカービンを用いた。又、この試
幣では、錯化剤としてしゆう酸を用いたがこのような比
較的大きな有機分子は、アニオン交換膜1816中の輸
率は小さい。そこで、焼結ガラスの隔膜1815を用い
て錯化剤濃縮室を設けた。輸率が大きい錯化剤等を用い
る場合には、この濃縮室は不必要である。この濃縮室の
厚さはなるべく小さい方がよく、本試験では、5鰭とし
た。ここで濃縮されたしゆう酸は、放射性イオン電析回
収用電解槽1820の陽極室でCo2とH2Oに酸化分
解する。また、電解槽1813の陰極室に濃縮された金
属イオンは、電解槽1820の陽極1821(グラクシ
−カーボン)の上に電析させる。電解槽1813の電流
密度的I Q mA/crnとして約4時間運転した。
又、電解槽1820の電流密度は30 mA/Cmとし
た。
た。
この結果、電解再生後の樹脂の放射能は約I X 10
””μC1/1を樹脂となシ、かつ樹脂表面のクラッド
状の伺着物は除去されていた。又、除去されたものは、
大部分はクラッド電析用電解槽1808の電極1812
、フィルター1807および、電解槽重820の電極1
821に付着していた。
””μC1/1を樹脂となシ、かつ樹脂表面のクラッド
状の伺着物は除去されていた。又、除去されたものは、
大部分はクラッド電析用電解槽1808の電極1812
、フィルター1807および、電解槽重820の電極1
821に付着していた。
以上の結果よシ、本発明の有効性が確認された。
本鮪貫謔\木別t\〜樹脂内鴨陶9木掩橡昭殊用実施例
3 本発明における、クラッドを除去した後の樹脂の再生装
置に関し、大量に樹脂を処理する場合には、第19図に
示す装置を用いることかできる。
3 本発明における、クラッドを除去した後の樹脂の再生装
置に関し、大量に樹脂を処理する場合には、第19図に
示す装置を用いることかできる。
これは第18図に示す再生電解槽1813を並列に継い
だ形である。
だ形である。
本装置は、大別して、樹脂の再生のだめの再生電解槽1
901、電析用電解槽1908、及び錯化剤の分解に用
いる酸化用電解槽1913に分かれる。
901、電析用電解槽1908、及び錯化剤の分解に用
いる酸化用電解槽1913に分かれる。
本装置の特徴は、再生用電解槽において樹脂再生部を並
列にn個(n>1)並べたことにある。
列にn個(n>1)並べたことにある。
まず使用済樹脂供給ライン1918を用いて樹脂を再生
用電解槽に注入した後、電解を行なう。濃縮した放射性
イオン溶液は、排出ライン1920を介して電析用電解
槽1908に移送する。そこで陰極1911上に放射性
イオンを醒析回収する。又錯化剤は、濃縮されて、排出
ライン1921を介して分解用電解槽1913に移送さ
れ、陽極1916上でC02とH2Oに分解される。
用電解槽に注入した後、電解を行なう。濃縮した放射性
イオン溶液は、排出ライン1920を介して電析用電解
槽1908に移送する。そこで陰極1911上に放射性
イオンを醒析回収する。又錯化剤は、濃縮されて、排出
ライン1921を介して分解用電解槽1913に移送さ
れ、陽極1916上でC02とH2Oに分解される。
なお、電解を行なうと陰極1903および陽極1902
付近のpHは変動し、運転と共、に再生効率が低下する
場合がある。これを回避するために混合ライン1922
を用いて陰極と陽極の液を混合して、pHを一定に保つ
ようにする。
付近のpHは変動し、運転と共、に再生効率が低下する
場合がある。これを回避するために混合ライン1922
を用いて陰極と陽極の液を混合して、pHを一定に保つ
ようにする。
実施例4
更に再生効率を向上させる場合には、第20図のように
単位再生電解槽を直列に継ぐ方式が考えられる。この場
合、再生率が増加するにつれて、樹脂室のt導度が下が
るので樹脂室の厚さを小さくして、各々樹脂室に印加さ
れる電圧が余り、大きく変らないようにすることが望ま
しい。
単位再生電解槽を直列に継ぐ方式が考えられる。この場
合、再生率が増加するにつれて、樹脂室のt導度が下が
るので樹脂室の厚さを小さくして、各々樹脂室に印加さ
れる電圧が余り、大きく変らないようにすることが望ま
しい。
本実bfii例の装置の構成は、実施例2と同様に、再
生用電解槽2001%電析用電解槽2008、及び酸化
用電解槽2013から成る。本装置の特徴は、再生用電
解槽において、樹脂再生部を直列にn個(n>1)操作
できるようにしたことにある0 まず、使用済供給ライン2018を介して、使用済樹脂
を供給する。注入後、電解を行ない樹脂の再生を行なう
。初段の再生部で再生された樹脂は次段の再生部に送ら
れ再生効率が更にアップされる。このようにして所定の
目標値まで効率向上を行なう。
生用電解槽2001%電析用電解槽2008、及び酸化
用電解槽2013から成る。本装置の特徴は、再生用電
解槽において、樹脂再生部を直列にn個(n>1)操作
できるようにしたことにある0 まず、使用済供給ライン2018を介して、使用済樹脂
を供給する。注入後、電解を行ない樹脂の再生を行なう
。初段の再生部で再生された樹脂は次段の再生部に送ら
れ再生効率が更にアップされる。このようにして所定の
目標値まで効率向上を行なう。
次に濃縮した放射性イオン溶液は、排出ライン2021
を介して′中折用電解槽2008に移送する。そこで陰
+t2011上に放射性イオンを電析回収する。又錯化
剤は、濃縮されて、排出ライン2022を通り分解用電
解槽2013に移送され、陽(i2016上でC02ガ
スとH2Oに分解される。
を介して′中折用電解槽2008に移送する。そこで陰
+t2011上に放射性イオンを電析回収する。又錯化
剤は、濃縮されて、排出ライン2022を通り分解用電
解槽2013に移送され、陽(i2016上でC02ガ
スとH2Oに分解される。
なお、電解を行なうと、陰極2003と陽極2002付
近のp′Hに変動し、運転と共に再生効率が低下する場
合がある。これを回避するために混合ライン2020を
用いて陰・晩と1嚇極の、夜を?昆合してpHを−>2
に保つようにする。
近のp′Hに変動し、運転と共に再生効率が低下する場
合がある。これを回避するために混合ライン2020を
用いて陰・晩と1嚇極の、夜を?昆合してpHを−>2
に保つようにする。
実施例5
再生効率を向上させる(では電解槽を直列に継ぐ方式が
望捷しいが、再生率が上がるにつれて樹脂室の電導度が
低下していくので、電解条件が異なって来る。そこで第
21図のように、各々の電解槽に任意の電圧が印加でき
るようにする方式が考えられる。
望捷しいが、再生率が上がるにつれて樹脂室の電導度が
低下していくので、電解条件が異なって来る。そこで第
21図のように、各々の電解槽に任意の電圧が印加でき
るようにする方式が考えられる。
本装置は、独立したn個(n>1)の再生用電解槽21
01、電解電圧調整用可変抵抗21o7、電析用型M槽
2108、及び酸化用電解槽2119よシ構成される。
01、電解電圧調整用可変抵抗21o7、電析用型M槽
2108、及び酸化用電解槽2119よシ構成される。
本装置の特徴は、実施例4と異なシ、各電解再生部を独
立して、各電解電圧を独自調整できるようにしたことに
ある。
立して、各電解電圧を独自調整できるようにしたことに
ある。
まず使用済樹脂をタンク2120から電解槽初段に入れ
電解を行なう。所定の電解が終了したのち次段の電解槽
に入れる。このようにして所定の再生効率を得る。この
とき、樹脂の電清度は、再生効率が向上するにつれて低
下するので必要な電解電圧は増加する。そこで可変抵抗
2107を用いて、電圧を最適値に維持する。再生樹脂
にタンク2121に収納する。
電解を行なう。所定の電解が終了したのち次段の電解槽
に入れる。このようにして所定の再生効率を得る。この
とき、樹脂の電清度は、再生効率が向上するにつれて低
下するので必要な電解電圧は増加する。そこで可変抵抗
2107を用いて、電圧を最適値に維持する。再生樹脂
にタンク2121に収納する。
陰極室に濃縮した放射性イオンは、電析用電解槽210
8に導びき、陰極2109上に電析回収する。又、濃縮
した錯化剤は分解のため酸化用電解槽2119に導びく
。錯化剤は陽極2117上で酸化分解する。
8に導びき、陰極2109上に電析回収する。又、濃縮
した錯化剤は分解のため酸化用電解槽2119に導びく
。錯化剤は陽極2117上で酸化分解する。
又、再生用電解槽の電極室のPHの変動を抑制するため
に混合タンク2113にょシ陰極液と陽極液を混合する
。なお再生用電解槽の電解電圧をなるべく一定に保つた
めには、各々の濃縮廃液は樹脂の流れ方向と逆向きに流
す方が良い。この場合可変抵抗2107を用いて、再生
率が向上するにつれて、印加電圧を上けることが可能で
ある。従って、樹脂室の厚さを変えることは必要ない。
に混合タンク2113にょシ陰極液と陽極液を混合する
。なお再生用電解槽の電解電圧をなるべく一定に保つた
めには、各々の濃縮廃液は樹脂の流れ方向と逆向きに流
す方が良い。この場合可変抵抗2107を用いて、再生
率が向上するにつれて、印加電圧を上けることが可能で
ある。従って、樹脂室の厚さを変えることは必要ない。
実施例6
第13図に示したように、イオン交換樹脂を通過する電
流密度が大きくなると、樹脂表面又は内部で水の電解分
解反応が起る。そこで、樹脂再生用電解槽1813にお
いて、使用済樹脂においてのみ水のIE解分解を起して
再生することが考えられる。第22図はそのだめの水の
電解分解発生用電解槽の構造を示す。
流密度が大きくなると、樹脂表面又は内部で水の電解分
解反応が起る。そこで、樹脂再生用電解槽1813にお
いて、使用済樹脂においてのみ水のIE解分解を起して
再生することが考えられる。第22図はそのだめの水の
電解分解発生用電解槽の構造を示す。
ここでの電解槽2201は、前述の実施例と同様に陰極
2202、陽極2205、カチオン交換膜2203、ア
ニオン交換膜2204およびスペーサ2206よシ成る
。前述と同様に再交換膜の間に錯化剤濃縮のために隔膜
を設けても良い。スペーサ2206のために樹脂部の電
流密度は大きくなる。すなわち、使用済樹脂層の断面積
を小さクシ、樹脂部のみ電流密度が大きくなるようスペ
ーサを入れる。イオン交換膜の面積に比較して、はぼ1
/2〜115にすれば良い。
2202、陽極2205、カチオン交換膜2203、ア
ニオン交換膜2204およびスペーサ2206よシ成る
。前述と同様に再交換膜の間に錯化剤濃縮のために隔膜
を設けても良い。スペーサ2206のために樹脂部の電
流密度は大きくなる。すなわち、使用済樹脂層の断面積
を小さクシ、樹脂部のみ電流密度が大きくなるようスペ
ーサを入れる。イオン交換膜の面積に比較して、はぼ1
/2〜115にすれば良い。
本発明によれば下記効果が得られる。
(1)従来の電解再生法は、使用済イオン交換樹脂と吸
着したイオンを電気透析によシ除去するものであった。
着したイオンを電気透析によシ除去するものであった。
しかし、実際の使用済イオン交換樹脂にはイオンに加え
てクラッドが大量に付着しているので、従来の電解法で
はクラッドの除去ができなかった。これに対し、本発明
を用いるとクラッドを電解還元することにより、クラッ
ドを溶解・はく離することができる。この結果、従来の
電解法に比較して1桁以上のDFが期待できる。さらに
電流密度を上ければ、樹脂表面又は内部での水の電解分
解反応を利用することができ、DFを更に向上させるこ
とが可能である。
てクラッドが大量に付着しているので、従来の電解法で
はクラッドの除去ができなかった。これに対し、本発明
を用いるとクラッドを電解還元することにより、クラッ
ドを溶解・はく離することができる。この結果、従来の
電解法に比較して1桁以上のDFが期待できる。さらに
電流密度を上ければ、樹脂表面又は内部での水の電解分
解反応を利用することができ、DFを更に向上させるこ
とが可能である。
(2) また、再生廃液を電極表面上に析出させるこ
とにより、従来の濃縮同化法に比較して容易に減容固化
ができる。さらに本発明では、強酸、強アルカリを用い
ていないのでNa 2 SO4などの大量の中性塩廃棄
物が出ない。又析出用電極としてカーがンを用いれば、
焼却処理をすることができるので、廃棄物は純粋に樹脂
への付着、吸着物のみとなる。
とにより、従来の濃縮同化法に比較して容易に減容固化
ができる。さらに本発明では、強酸、強アルカリを用い
ていないのでNa 2 SO4などの大量の中性塩廃棄
物が出ない。又析出用電極としてカーがンを用いれば、
焼却処理をすることができるので、廃棄物は純粋に樹脂
への付着、吸着物のみとなる。
第1図は電解によシ放射性廃液を処理する従来の方法に
用いる装置の概略断面図、第2図はマグネタイトの溶解
と電位の関係を示す実験グラフ、第3図は本発明に使用
可能なりラッド電位を低下させる方法に用いた実験装置
の概要図、第4図はその実験結果、第5図は本発明に使
用可能なりラッド電位を低下させる他の方法に用いた実
験装置の概要図、第6図は第5図における還元用電解槽
51の詳細図、第7図はその実験結果、第8図はクラッ
ドの帯電性の実験に用いた装置の概要図、第9図はその
実験結果、第10図は金属イオンの電気透析法による除
去の実験に用いた電解槽の概要図、第11図はその実験
結果、第12図は金属イオンの除去のために水の電気分
解させる方法の実験に用いた電解槽の概要図、第13図
はその実験結果、第14図は除去されたニッケルイオン
の電析回収の実験結果、第15図は添加された錯化剤の
酸化分解による除去の実験結果、第16図は使用済イオ
ン交換樹脂に付着しているハロダンイオンの除去の実験
結果、第17図は鋭敏化5US304鋼の腐食性に関す
る実験結果、第18図は本発明の実施に用いる装置を例
示した系統図、第19図ないし第22図は第18図の装
置の一部の変形実施例を夫々示す概要図である。 32・・・陰極 33・・・陽極35・・・
試料極 36・・・参照電極37・・・電位差
計 51・・・還元用電解槽52・・・電析用電
解槽 54・・・溶解槽55・・・塩橋
56・・・参照電極58・・・試料極 59・
・・電位差計62・・・多孔−質陰極 63.64・・・イオン交換膜 65・・・陽極 66・・・陰極室67・・
・中間液室 68・・・陽極室82・・・試料極
83・・・対極84・・・参照電極 85・・・ポテンショスタット 86・・・関数発生器 88・・・記録計102・
・・隔膜 103・・・注入口104・・・陰
極 105・・・陽極107・・・カチオン交
換膜 108・・・使用済カチオン交換樹脂 1202・・・陽極 12o3・・・陰極120
4・・・カチオン交換膜 1205・・・アニオン交換膜、 1206・・・アニオン交換膜 1207・・・カチオン交瘍膜 1208・・・陽極濃縮セル 1209・・・脱塩セル 1210・・・陰極濃縮セル 1801・・・使用済樹脂受入タンク 1802・・・クラッド除去電解槽 1806・・・クラッド分離装置 1807・・・フィルター 1808・・・クラッド電析電解槽 1813・・・再生用電解槽 1820・・・イオン電析回収用電解槽1825・・・
再生樹脂受はタンク 電1Ω(VSCE) 第3図 試末羽函のイΩ@(陰樋h゛らの距離cm)、)Z
−−−一− 第6図 第7図 時間(分) 電位 (VSCE) 陰樋がらの距離 (ms) 第12図 Z11 第13図 電 流 密 度 (姑/Cデ) 第14図 曲 間 (hr) 第15図 □□□□□□□□− 藺 間 (hr) 第16図 菖配 イΩ (V/SCE)第17図 11 イD (V/SCE )第20
図 第21図 第22図 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式% エンジニアリング株式会社内 0発 明 者 大角克己 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式% @出 願 人 日立エンジニアリング株式会社日立市幸
町3丁目2番1号 ■出 願 人 日立サービスエンジニアリング株式会社 日立市会瀬町2丁目9番1号
用いる装置の概略断面図、第2図はマグネタイトの溶解
と電位の関係を示す実験グラフ、第3図は本発明に使用
可能なりラッド電位を低下させる方法に用いた実験装置
の概要図、第4図はその実験結果、第5図は本発明に使
用可能なりラッド電位を低下させる他の方法に用いた実
験装置の概要図、第6図は第5図における還元用電解槽
51の詳細図、第7図はその実験結果、第8図はクラッ
ドの帯電性の実験に用いた装置の概要図、第9図はその
実験結果、第10図は金属イオンの電気透析法による除
去の実験に用いた電解槽の概要図、第11図はその実験
結果、第12図は金属イオンの除去のために水の電気分
解させる方法の実験に用いた電解槽の概要図、第13図
はその実験結果、第14図は除去されたニッケルイオン
の電析回収の実験結果、第15図は添加された錯化剤の
酸化分解による除去の実験結果、第16図は使用済イオ
ン交換樹脂に付着しているハロダンイオンの除去の実験
結果、第17図は鋭敏化5US304鋼の腐食性に関す
る実験結果、第18図は本発明の実施に用いる装置を例
示した系統図、第19図ないし第22図は第18図の装
置の一部の変形実施例を夫々示す概要図である。 32・・・陰極 33・・・陽極35・・・
試料極 36・・・参照電極37・・・電位差
計 51・・・還元用電解槽52・・・電析用電
解槽 54・・・溶解槽55・・・塩橋
56・・・参照電極58・・・試料極 59・
・・電位差計62・・・多孔−質陰極 63.64・・・イオン交換膜 65・・・陽極 66・・・陰極室67・・
・中間液室 68・・・陽極室82・・・試料極
83・・・対極84・・・参照電極 85・・・ポテンショスタット 86・・・関数発生器 88・・・記録計102・
・・隔膜 103・・・注入口104・・・陰
極 105・・・陽極107・・・カチオン交
換膜 108・・・使用済カチオン交換樹脂 1202・・・陽極 12o3・・・陰極120
4・・・カチオン交換膜 1205・・・アニオン交換膜、 1206・・・アニオン交換膜 1207・・・カチオン交瘍膜 1208・・・陽極濃縮セル 1209・・・脱塩セル 1210・・・陰極濃縮セル 1801・・・使用済樹脂受入タンク 1802・・・クラッド除去電解槽 1806・・・クラッド分離装置 1807・・・フィルター 1808・・・クラッド電析電解槽 1813・・・再生用電解槽 1820・・・イオン電析回収用電解槽1825・・・
再生樹脂受はタンク 電1Ω(VSCE) 第3図 試末羽函のイΩ@(陰樋h゛らの距離cm)、)Z
−−−一− 第6図 第7図 時間(分) 電位 (VSCE) 陰樋がらの距離 (ms) 第12図 Z11 第13図 電 流 密 度 (姑/Cデ) 第14図 曲 間 (hr) 第15図 □□□□□□□□− 藺 間 (hr) 第16図 菖配 イΩ (V/SCE)第17図 11 イD (V/SCE )第20
図 第21図 第22図 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式% エンジニアリング株式会社内 0発 明 者 大角克己 日立市幸町3丁目1番1号株式 %式% @出 願 人 日立エンジニアリング株式会社日立市幸
町3丁目2番1号 ■出 願 人 日立サービスエンジニアリング株式会社 日立市会瀬町2丁目9番1号
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 八 1、 クラッドおよび金属イオンが付着又は吸着してい
る原子カプラントから生じた使用済イオン交換樹脂の再
生方法であって、該イオン交換樹脂を電解槽に入れてク
ラッドの電解還元およびクラッド電位の低下をなさしめ
ることによシ、該クラッドを溶解・剥離させてイオン交
換樹脂から除去し11次いでこのイオン交換樹脂を別の
電解槽に入れて電場をかけることにより金属イオンを該
イオン交換樹脂から除去することを特徴とする使用済イ
オン交換樹脂の再生方法。 2、 クラッドを電解還元する際に電解還元された水溶
液を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項の使
用済イオン交換樹脂の再生方法。 3、 金属イオンを除去する際に上記イオン交換樹脂と
電極の間にイオン交換膜又は隔膜を設けることを特徴と
する特許請求の範囲第1項の使用済イオン交換樹脂の再
生方法。 4、 クラッドを除去する際にクラッドの溶解性を向上
させるために錯化剤を添加することを特徴とする特許請
求の範囲第1又は第2項の使用済イオン交換樹脂の再生
方法。 5、金属イオンを除去する際に前記イオン交換樹脂口シ
において水の電気分解を起させて金属イオンの除去効率
を向上させることを特徴とする特許請求の範囲第1項の
使用済イオン交換樹脂の再生方法。 6、 前記イオン交換樹脂から除去された金属物質を電
析させて回収するようにした特許請求の範囲第1ないし
第5項のいずれかに記載の使用済イオン交換樹脂の再生
方法。 7、 クラッド除去の後に前記錯化剤を電解酸化によシ
分解して廃棄物を減容するようにしたことを特徴とする
特許請求の範囲第4項の使用済イオン交換樹脂の再生方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58099137A JPS59224598A (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 使用済イオン交換樹脂の電解再生法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58099137A JPS59224598A (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 使用済イオン交換樹脂の電解再生法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59224598A true JPS59224598A (ja) | 1984-12-17 |
JPH024880B2 JPH024880B2 (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=14239327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58099137A Granted JPS59224598A (ja) | 1983-06-03 | 1983-06-03 | 使用済イオン交換樹脂の電解再生法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59224598A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013185938A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Ebara Kogyo Senjo Kk | 放射性廃イオン交換樹脂の除染方法及び装置 |
JP2013217801A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Kurita Engineering Co Ltd | 放射性廃樹脂の除染方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2574648B1 (en) | 2002-11-22 | 2017-01-18 | Daikin Industries, Ltd. | An amide group containing resin composition which is a powder coating material |
-
1983
- 1983-06-03 JP JP58099137A patent/JPS59224598A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013185938A (ja) * | 2012-03-07 | 2013-09-19 | Ebara Kogyo Senjo Kk | 放射性廃イオン交換樹脂の除染方法及び装置 |
JP2013217801A (ja) * | 2012-04-10 | 2013-10-24 | Kurita Engineering Co Ltd | 放射性廃樹脂の除染方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH024880B2 (ja) | 1990-01-30 |
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