JPS5922317Y2 - 羽根取付装置 - Google Patents

羽根取付装置

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Publication number
JPS5922317Y2
JPS5922317Y2 JP1976115857U JP11585776U JPS5922317Y2 JP S5922317 Y2 JPS5922317 Y2 JP S5922317Y2 JP 1976115857 U JP1976115857 U JP 1976115857U JP 11585776 U JP11585776 U JP 11585776U JP S5922317 Y2 JPS5922317 Y2 JP S5922317Y2
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JP
Japan
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gap
blade
boss portion
spinner nut
blower
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976115857U
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English (en)
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JPS5333905U (ja
Inventor
義郎 堀田
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は送風羽根の共振を防止するようにした羽根取付
装置に関する。
一般に扇風機や換気扇等ではその送風羽根をモータの回
転軸に一体的に直結しているが、モータ等の振動と送風
羽根自体の振動とが相加わった場合即ち共振現象を生じ
た場合には非常に高い異常音を発生し種々の悪影響を及
ぼす。
このような現象は前記送風羽根の回転速度を制御する場
合に多く発生し、例えばリアクトル線輪を用い、これの
いわゆるタップ切換によって生ずる電圧降下を利用して
速度制御を行う場合、上記タップ切換により電圧波形に
乱れを生じ、その高周波成分によりモータが振動し、こ
れが送風羽根の共振を惹起する主たる原因となる。
特に上記共振時の異常音は純音性であるため他の騒音と
は別異の音を発生し非常に耳ぎわっであると共に不快感
を与えるものである。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成
で送風羽根の共振及び共振による異常音の発生を有効に
防止し得る羽根取付装置を提供することを目的とする。
以下本考案の一実施例を換気扇に適用して説明する。
1は図示しない室の換気用開口部に取付けられる換気扇
本体で、ベルマウス2を有すると共に、モータ取付枠3
を有している。
4は前記モータ取付枠3に取付けたモータで、その回転
軸5は先端部を径小にしてこの径小部分にねじ部6を螺
設すると共に、ねじ部6からやや離れた所定部位には両
端部が該回転軸5の径方向に突出するストッパ部及び保
合凸部兼用のピン7を圧入固着している。
8は例えば前記モータ4の回転軸5に取付けられる送風
羽根で、これは中央に環状鍔部9aを一体に有する羽根
本体9と、これの環状鍔部9aに固着されるボス部たる
ボス体10とから成る。
そして前記ボス体10は詳細には嵌合孔11を形成した
筒部10 aと、これの前部外周囲に一体に延設した径
大な取付周鍔10bとから成り、筒部10aを羽根本体
9の環状鍔部9aに前方から挿入した状態で取付周鍔1
0 bを環状鍔部9aにねじ12により固着している。
13は前記ピン7に係合する係合凹部で、これは前記ボ
ス体10の筒部10 aの後方端部における嵌合孔11
の対応両側縁部に該嵌合孔11に連続して形成しである
14はスピンナーナツトで、これは中央部に一体に突設
した螺着部14aと、外周囲に一体に形成した筒状の摘
み部14bから成り、螺着部14aには先端部側が径大
な段付穴15を形成して該段付穴15の径小部に雌ねじ
16を螺設している。
而して前記送風羽根8のボス体10をその嵌合(Lll
を介して前記回転軸5に挿入し、そしてピン7の両端部
が係合凹部13に係合するようにしてボス体10を挿入
限界位置即ち係合凹部13の奥面13aがピン7に当接
するまで挿入する。
次に前記スピンナーナツト14をその雌ねじ16を介し
て回転軸5のねじ部6に螺合し、そして段付穴15の段
部面15 aが回転軸5の段部面5aに当接するまで螺
進させて強く締付け、以て送風羽根8を回転軸5に抜は
止め状態に取付ける。
この状態においてスピンナーナツト14の螺着部14a
と送風羽根8のボス体10との間及びスピンナーナツト
14の摘み部14bと羽根本体9の環状鍔部9aとの間
には夫々所定量の空隙g1及びg2が形成されていて、
送風羽根8にスピンナーナツト14の締付力が作用しな
いようにしている。
さてモータ4が通電されて起動すると回転軸5の回転力
はピン7と係合凹部13との係合によりボス体10に伝
達され、送風羽根8全体が回転軸5と一体的に回転する
ところで例えば送風羽根8と回転速度を変換すべくモー
タ4のタップ切換えを行うと、これにより電圧波形に乱
れを生じ、その高周波成分によりモータ4が振動する。
しかしながら送風羽根8とスピンナーナツト14との間
には空隙g 1. g 2が設けられ、送風羽根8はそ
の空隙g 1. g 2により許される範囲内で回転軸
5に対し軸方向に動き得るようになっているので、上記
のようにモータ4が振動してもその振動は空隙g1゜g
2により遮断されて送風羽根8に伝わることはない。
従って送風羽根8がモータ4の振動に共振する虞れはな
く、不快な異常音を発生することもない。
尚、送風羽根8が回転軸5に対し軸方向に移動しても空
隙g19g2は小さなものであるため、ピン7と係合凹
部13との係合が外れるようなことはない。
また第3図は本考案の他の実施例を示し、以下第3図に
第2図と同一部分に同一符号を付して異なる部分のみを
説明する。
即ち、17は送風羽根8及びスピンナーナツト14のう
ちの一方例えば送風羽根8に取付けたゴム材等の弾性材
から成る摩擦部材としてワッシャで、具体的にはボス体
10の取付時に該ボス体10の取付周鍔10bと羽根本
体9の環状鍔部9bとの間に挾み込むようにして送風羽
根8に取付けたもので、斯るワッシャ17はボス体10
の取付周鍔10 bよりも径大に形成され、中央部分が
環状鍔部9aと取付周鍔10 bとの間に強く締付けら
れてはみ出るような状態になることにより、取付周鍔1
0bから外方に突出する外周縁部はいわゆる反りを生じ
て前方に向かって傾斜するテーパ状に変形している(尚
予め前記テーパ状に成形しておいてもよい)。
斯るワッシャ17の外周縁部はスピンナーナツト14の
摘み部14bと羽根本体9の環状鍔部9aとの間の空隙
g2内に介在され、そして送風羽根8及びスピンナーナ
ツト14のうちの他方即ちスピンナーナツト14の摘み
部14bに弾性的な撓みに基づく自己の弾力により摩擦
接触している。
即ち、ワッシャ17の肉厚は前記空隙g2よりも小さく
設定してあってワッシャ17を空隙g2内に介在させて
も、その外周縁部と羽根本体9め環状鍔部9aとの間に
は空隙g3が形成されるようにして、ワッシャ17がス
ピンナーナツト14の締付力により圧縮されないように
し、ひいては該締付力が送風羽根8に及ばないようにし
ている。
而してピン7と係合凹部13との間には一般に組立上の
要請から若干の隙間を設けるようにしであるため、送風
羽根8は回転軸5に対して回転方向に若干の遊びを有す
る。
この結果第2図のような構成のものでは、モータ4の起
動時及び停止時並びに回転速度変換時等において、ピン
7が係合凹部13の内面に瞬間的に強く当って衝突音を
発する。
しかしながら第3図の実施例によれば、送風羽根8にワ
ッシャ17を設けてこれの外周縁部をスピンナーナツト
14に摩擦接触させた゛ので、送風羽根8はスピンナー
ナラ斗14に対するワッシャ17の摩擦接触力により回
転軸5の回転速度変化に追従するようになって、ピン7
と係合凹部13内面との衝突音の発生を極力防止するこ
とができ、しかもワッシャ17は空隙g3を存するよう
に介在されているので該ワッシャ17を挟圧した場合の
ようにワッシャ17を介して振動が伝達されるようなこ
とは皆無である。
またピン7と係合凹部13との軸方向における衝突音も
斯るワッシャ17によって緩衝吸収されることはいうま
でもない。
尚、第3図ではワッシャ17を送風羽根8側に固定した
が、これはスピンナーナツト14側に例えば空隙g2内
に介在させるように固定して送風羽根8に摩擦接触させ
るようにしてもよく、この場合には上記空隙g3に相当
する隙間をワッシャ17とスピンナーナツト14との間
に形成するものである。
その他事考案は上記し且つ図面に示す実施例のみに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変更して実施することができる。
本考案は以上説明したように、送風羽根のボス部とスピ
ンナーナツトとの間に所定量の空隙を設けるという簡単
な構成で送風羽根の共振及び共振による異常音の発生を
有効に防止することができる羽根取付装置を提供し得る
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、第1図は
換気扇全体の斜視図、第2図は要部の拡大縦断面図、第
3図は本考案の他の実施例を示す第2図相当図である。 図面中、4はモータ、5は回転軸、6はねじ部、7はピ
ン(保合凸部)、8は送風羽根、9は羽根本体、10は
ボス体(ボス部)、13は係合凹部、14はスピンナー
ナツト、17はワッシャ(摩擦部材)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.モータ等により駆動され先端部にねじ部を螺設した
    回転軸と、この回転軸の所定部位に径方向に突出して設
    けられた係合凸部と、前記回転軸に挿入されるボス部を
    有し該ボス部に前記係合凸部に係合する係合凹部を形成
    した送風羽根と、前記回転軸のねじ部に締付固定され前
    記ボス部の抜は止めをなすスピンナーナツトとを具備し
    、前記ボス部を挿入限界位置に位置させたとき、該ボス
    部と前記スピンナーナツトとの間に所定量の空隙が形成
    されて、ボス部がスピンナーナツトの締付力を受けるこ
    となくその空隙内で移動自在になっていることを特徴と
    する羽根取付装置。 2、送風羽根及びスピンナーナツトのうちの一方に弾性
    材製の摩擦部材が設けられ、該摩擦部材の肉厚を両者間
    の空隙よりも薄く定めて送風羽根及びスピンナーナツト
    のうちの他方に両者間の空隙内において弾性的に摩擦接
    触させたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の羽根取付装置。
JP1976115857U 1976-08-30 1976-08-30 羽根取付装置 Expired JPS5922317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976115857U JPS5922317Y2 (ja) 1976-08-30 1976-08-30 羽根取付装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1976115857U JPS5922317Y2 (ja) 1976-08-30 1976-08-30 羽根取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5333905U JPS5333905U (ja) 1978-03-24
JPS5922317Y2 true JPS5922317Y2 (ja) 1984-07-03

Family

ID=28725452

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1976115857U Expired JPS5922317Y2 (ja) 1976-08-30 1976-08-30 羽根取付装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59111641U (ja) * 1983-01-17 1984-07-27 松下電器産業株式会社 エア−式のポツト

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4529157Y1 (ja) * 1967-04-06 1970-11-10
JPS50127208A (ja) * 1974-03-25 1975-10-07

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4529157Y1 (ja) * 1967-04-06 1970-11-10
JPS50127208A (ja) * 1974-03-25 1975-10-07

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JPS5333905U (ja) 1978-03-24

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