JPS59221355A - ポリウレタン組成物 - Google Patents

ポリウレタン組成物

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JPS59221355A
JPS59221355A JP58097546A JP9754683A JPS59221355A JP S59221355 A JPS59221355 A JP S59221355A JP 58097546 A JP58097546 A JP 58097546A JP 9754683 A JP9754683 A JP 9754683A JP S59221355 A JPS59221355 A JP S59221355A
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polyurethane
tertiary nitrogen
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diisocyanate
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実 斎藤
Giichi Arimatsu
有松 義一
Katsuya Tani
谷 勝也
Hideyuki Mitamura
三田村 秀幸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、染色性及び染色略字性の改善されたポリウレ
タン組成物に関し、同時に外気条件あるいは燃焼ガス及
び光による変色劣化に対し安定化されたポリウレタン組
成物に関する。
一般にポリウレタン製品5例えばポリウレタン弾性体、
フオーム、エラストマー、合成皮革等は。
その構成している分子中に有効な染着座席を持たないた
め通常染料に対し染tりにくい欠点がある。
ポリウレタンはナイロン、ポリエステル、#L羊毛等や
他の素材と複合して用いられる場合が多いところから、
ポリウレタンの染着率もこれらと同等の高い染着率を付
与することが望まれている。
ポリウレタン製品の染色性を改善するためKは一般に3
級窒素化合物を添加したり、共重合したりすることが行
われている。しかし、ポリウレタンに対する染料の染着
率を大きくすると、染色堅牢性が一般に悪くなる欠点を
有する。例えばポリウレタンの染着率を上げて行くと洗
濯等によって染色物の変退色が起り、また染色されてい
ない他の白地部分への汚染も起り易く実用上問題となる
欠点を有する。
一方、ポリウレタンに対する染料の染着率が小さければ
染色堅牢性は良くなるが、ポリウレタン本体が染まらな
いためナイロン、ポリエステル。
綿、羊毛等と複合した繊維製品、ことにカバード糸、コ
ア糸等を使用した製品においては製品が引き延ばされた
とき染色されていないポリウレタンが現われ製品の品位
を落す欠点となる。
また、ポリウレタン製品の染色性を改善するために用い
られる3級窒素化合物によっては製糸工程、後加工工程
で操業上の問題を発生するものもある。例えば特公昭3
6−19491号公報や特公昭46−2904号公報に
提案されているよりなN、N −ジアルキル−β−アミ
ノエチルメタクリレート系重合体などはウレタン重合体
表面にブリードアウトシ、紡糸工程においてヌカムを生
成し、糸切れ多発の原因を生じること、得られた弾性糸
がガス黄変し易いこと等の欠点を有している。ポリウレ
タンの染色性改良剤として、これまでに数多くの提案が
なされているが、満足すべき性能を有するものが少なく
、また染色性にすぐれていても他の性質を損なったり、
耐久性に乏しいなど実用に供しうるものは少ない。
本発明者等は、このような問題点を考慮し鋭意検討の結
果、本発明に到達した。すなわち1本発明は下記一般式
(I)で表わされる第3級窒素含有ジオールの少くとも
1沖と過剰量の有機ジイソシアネートとの反応生成物の
末端イソシアネート基がモノアミンおよび/またはジア
ルキルヒドラジンで封鎖されてなる第3級窒素含有ポリ
マーを。
ポリウレタンに対し安定化量配合してなることを特徴と
するポリウレタン組成物である。
110−A−OH・・・・・・・・・・・・・・・(I
)(但し、式中人は下記一般式([)または(I[)で
表わされる二価の基を示す。) 3 (式中、R1,R2は同一または相異なる炭素数1〜4
のアルキル基もしくけR1とR2と隣接窒素原子とで複
素環を形成してもよく、R3は炭素数1〜4のアルキル
基を示す。) (式中hR4は炭素数1〜12のアルキル基を示力)5
一 本発明によれば、ポリウレタンの染色性ならびに染色堅
牢性が著しく改善され、鮮明かつ堅牢な染色物が得られ
る以外に耐ガス黄変性も改善される特徴を有する。更に
抗酸化剤、耐光剤等との併用により相乗的に耐光安定性
が改良される特徴を有している。また組成物から成形品
を成形する際。
成形工程中および成形品の後加工中にトラブルが生じな
いこと、物性低下、白皮低下を生じないこと、熱履歴に
より染色むらを生じないこと等多くの特徴も有している
ポリウレタンに対する染料の染着率と3級窒素含有酸分
の関係は1本発明における一般式(II)及び(I[)
で表わされる3級窒素含有基のR1−R4の炭素数、あ
るいはその分子構造によって異なる。
例えばR1−R4の炭素数が大きくなれば、あるいは立
体障害性が大きくなればポリウレタンに対する染料の染
着率は低下する。従ってR,−R4は炭素数が小さい程
あるいは立体障害性が小さい程ポリウレタンに対する染
料の染着率は大きくなる。
したがって、炭素数が大きいものを使用するとき6− け炭素数の小さいものと併用することにより染着率を改
善し、かつ耐ガス黄変性、#光性を改善することができ
る。また、一般式(I)で表わされる第3級窒素含有ジ
オールに対し過剰の有機ジイソシアネートを反応させた
後末端封鎖した改質剤は第3級窒素含有ジオールを有機
ジイソシアネートに対し過剰量を使用し末端を水酸基に
したものに比べて著しく染色堅牢性が同上する特徴を有
する。
一般式(If)におけるR+ + R2s RBの好ま
しい具体例としてはメチル、エチル、プロピル、ブチル
基等が挙げられ、また一般式(l[[)におけるR4の
具体例としてはメチル、プロピル、ブチル基等カ挙ケら
れる。
本発明において、ポリウレタンの改質剤として用いられ
る第3級窒素含有ポリマーけ1通常−役式(I)で表わ
される第3級窒素含有ジオールと過剰量の有機ジイソシ
アネートを反応させて得られる生成物の末端イソシアネ
ート基をモノアミンおよび/またはジアルキルヒドラジ
ンによす末端封鎖して製造することができる。
その際用いられる有機ジイソシアネートとしては、  
4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート。
1.4−フエニレンジイソシアネー)、2.4−1−リ
レンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネ・−ト
のような芳香族ジイソシアネート、1.4−シクロヘキ
サンジイソシアネート、  4.4’−シンクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、インフォロンジイソシアネ
ート、エチレンジイソシアネート、トリメチレンジイソ
シアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、  3.3’−ジメチルペ
ンタンジイソシアネートのような脂肪族ジイソシアネー
ト等が挙げられるが、特に脂肪族ジイソシアネートが好
ましい。一般式(I)で表わされる第3級窒素含有ジオ
ールと有機ジイソシアネートとけ前者1モルに対し1通
常後者が1.02〜2モル、好ましくは前者1モルに対
し、後者が1.05〜1.50の割合で反応が行われる
。後者の割合が過少の場合は染色堅牢性が不十分であり
、また過多の場合は紡糸あるいは後加工工程中にスカム
等が発生する欠点を生じる。
また、末端封鎖剤として用いられるモノアミンとしては
、たとえばジエチルアミン、ジイソブチルアミン、ジ−
n−ブチルアミン、ジイソプロピルアミン、アリルエヂ
ルアミン、ジシクロブチルアミン、ピペリジン、エチレ
ンイミン、プロピレンイミンのような第2級アミン、エ
チルアミン、n−ブチルアミン、ラウリルアミンのよう
な第1級アミン等が例示されるがf41〜2級アミン共
炭素数は合計で20個程度までが好ましい。また、ジア
ルキルヒドラジンとしては、 N、N−ジメチルヒドラ
ジン、 N、N−ジイソプロピルヒドラジン、N−メチ
ルN−エチルヒドヲジン、N−メチルN−ラウリルヒド
ラジン等が例示されるが、炭素数は合計で20個程度ま
でが好ましい。炭素数が多過ぎると第3級窒素含有ポリ
マーにおける末端封鎖剤の占める割合が多くなり安定化
のために多量の配合を必要とするだけでなく、ポリウレ
タンとの相溶性も低下する欠点を生じる。特に好ましい
末端封鎖剤はジエチルアミンおよびN、N−ジメチルヒ
ドラジンである。
9一 本発明における第3級窒素含有ポリマーのポリウレタン
への添加量はことに耐ガス黄変性を得るための安定化量
であり、また要求性能により適量用いることが出来るが
1通常第3級窒素濃度としては10〜400ミリ当量/
 kf・ポリマーが適当である。これ未満では十分な性
能が得られず、400ミリ当量を越えるとことに繊維成
形においてスカム等が発生しやすくなることから繊維用
としては不適当となる。第3級窒素含有ポリマー中の第
3級窒素の濃度が低いと多量の配合が必要となり、ポリ
ウレタンの物性を悪化させることがら第3級窒素含有ポ
リマーの第3級窒素の濃度を高める必要がある。通常第
3級窒素含有ポリマーの配合置け0.1〜20重量%、
特に0.2〜10重量%であるのが好ましく、シたがっ
て混合ポリマーには、このような配合量に見合う量の第
3級窒素を含有させることが好ましい。
本発明に用いられるポリウレタンは4.4/−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、1,4−フエニレンジイソ
シアネー)、2.4−)リレンジイソシア10− ネート、ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、1.4−シクロヘキザンジイソシア
ネート、 4.4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシ
アネート、キシリレンジイソシアネートなどのジイソシ
アネートの1種またはこれらの混合物、好ましくは4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネートと5両末端に
ヒドロキシル基を持つ分子量が600〜7,000の実
質的に線状の重合体。
例えばポリテトラメチレンエーテルジオール、ポリカプ
ロラクトンジオール、およびエチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコールなどのグリコール類の1種または混
合物とコハク酸、ゲルタール酸、アジピン酸、スペリン
酸、アゼライン酸、セパシン酸、ドデカンジカルボン酸
、β−メチルアジピン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸な
どの脂肪族ジカルボン酸の1種または混合物、更に一部
はテレフタル酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボン
酸も含まれてもよいジカルボン酸とから製造される融点
が60℃以下、好ましくは40℃以下のポリエステルジ
オール、あるいはこれらの混合物、および多官能性活性
水素化合物たとえばヒドラジノ、エチレンジアミン、1
,2−プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、
キシリレンジアミン、 4.4’−ジアミノジフェニル
メタンなどのポリアミン、 4.4’−ジフェニルメタ
ンジセミカルバジド、β−アミノプロピオン酸ヒドラジ
ド。
カーポジヒドラジド、水、エチレングリコール。
1.4−ブタンジオールなどの一種または混合物を反応
させて得られる分子内にウレタン結合を有する弾性高分
子重合体である。
本発明の組成物には所望により更にヒンダードフェノー
ル系抗酸化剤、ヒンダードアミン系抗酸化剤のような抗
酸化剤および/またはベンズトリアゾール系紫外線吸収
剤のような紫外線吸収剤を配合することができる。その
際特に耐ガス変色性を低下させない添加剤を選ぶことが
重要である。
耐ガス変色性を低下させないヒンダードフェノール系抗
酸化剤としては特に下記一般式(IV)および/または
(V)で示される化合物が例示され、本発明の第3級窒
素含有ポリマーとの相乗的効果により耐光性を向上する
(但シ1式中R11はアルキル基、シクロアルキル基ネ
オペンチル基またはアラルキル基を示し&R6およびR
7は水素原子、アルキル基およびアルコキシ基から選ば
れた基を示す。) 一般式(IV)で表わされるフェノール系化合物の例と
しては113.5−トリス(4−t−ブチル−3−ヒド
ロキシ−2,6−シメチルベンジル)イソシアタール酸
、 1,3.5− )リス(4−see−ブチル−13
− 3−ヒドロキシ−2,6−シメチルベンジル)イソシア
タール酸、  1,3.5− )リス(4−ネオペンチ
ル−3−ヒドロキシ−2,6−シメチルベンジル)イソ
シアタール酸などが挙げられる。製造上および効果から
特に好ましいのは1,3.5−1− !Jス(4−t−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−シメチルベンジル)
イソシアタール酸である。
また、一般式(V)で示されるフェノール系化合物の特
に好ましい例はRsが分岐した炭素数4〜8のアルキル
基、シクロアルキル基、ネオペンチル基またはアラルキ
ル基である化合物であり、更に具体例としては。
−10−(2’、6’−ジメチル−4′−t−ブチル−
3/−ヒドロキシベンジル) −9,10−ジヒドロ−
9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−10−
オキサイド ・6−メチル−10−(2’、6’−ジメチル−4′−
t−フチルー3′−ヒドロキシベンジル) 9.10−
ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレ
ン−10−オキサイド 14− ・6−メドキシー10− (2’、6’−ジメチル−4
′−t−ブチル−3′−ヒドロキシベンジル) −9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナ
ンスレン−10−オキサイド −10−(2’、6’−ジメチル−4′−シクロヘキシ
ル−3′−ヒドロキシベンジル>−9,1o−ジヒドロ
−9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−10
−オキサイド −10−(2’、6’−ジメチル−4′−(σ、α−ジ
メチルベンジル)−3’−ヒドロキシベンジル) −9
゜10−ジヒドロ−9−オキサ−10−フォスノアフェ
ナンスレン−10−オキサイド ・10− (2’、6’−ジメチル−4′−ネオペンチ
ル−3′−ヒドロキシベンジル) −9,10−ジヒド
ロ−9−オキサ−10−フォスノアフェナンスレン−1
0−オキサイド 等が例示される。
これらのフェノール系化合物の配合量は光に対する安定
化量であり、ポリウレタンに対して通常0.1〜10重
量%、好ましくは0.5〜8重量%である。
本発明の組成物を得るためのポリウレタンへの配合は、
ポリウレタンを製造する任意の段階で添加して行うこと
が出来るが、ポリウレタン重合終了後成形段階の前に混
合するのが好ましい。
更に1本発明の組成物には所望により硫酸バリウム、珪
酸塩、酸化亜鉛、硫化亜鉛のような無機微粒子、ステア
リン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリテ
トヲフルオロエチレン、オルガノポリシロキサンのよう
な粘着防止剤、防黴剤1着色剤、その他配合剤を適宜配
合することができる。
このようKして得られたポリウレタン組成物は乾式、湿
式または溶融成形等により繊維、テープ、フィルム等に
成形できる他、フオーム、エラストマー1合成皮革およ
び塗料などにも利用できるが。
繊維、特に衣料用繊維、およびテープ用途に有用である
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらの実施例の範囲に限定されるものではない。
なお、実施例中の部およびチは重量部および重量%を示
す。また、実施例中の特性値の測定法は以下により行っ
た。
JIS  L  0855−1976  に準じて3ユ
ニツトの強試験を行い、テスト前後のb値を日本重色工
業社製ND−101D型色差計により測定し、その変化
(Δb)で変色の程度を表わした。
40デニールのポリウレタン繊維を精練後5次の条件で
染色し、その染着性、洗濯略字度(JISL−0844
−1976、A−2法、同市汚染、綿汚染。
絹汚染)を調べた。
浴比1:50.100℃×60分染色 40デニール・ポリウレタン繊維をノイゲンHC(第−
工業社製非イオン活性剤)の1f/117− 水溶液中80℃で20分間精練した後、フェード・オ・
メーターで20時間、40時間、60時間および80時
間照射し、テンシロン測定機で測定した強力変化曲線か
ら強力が半減する照射時間(Tl/2)を求めた。
ポリウレタン繊維のスカムテスト チーズ状に捲いた40デニールのポリウレタン繊維をダ
ブルカバリングマシン(片間機械KK)に通す、糸のフ
ィード速度は5 m / *gs hフィードローラと
第10−ラー間の伸長率は100%、第10−ラーと第
20−ラー間の伸長率を250′チとし、16時間連続
運転後の第20−ラーの表面の汚れ度合を調べ、第20
−ラーが全く汚れていない場合を1級、汚れが著しい場
合を5級として5ランクに分類し、目視で判定する。
実施例1゜ 分子鎖が1950のポリテトラメチレンエーテルグリコ
ール1950部と4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート500部とを70℃で60分間反応させ両末端
基がイソシアネート基であるプ18− レポリマーを得た。これにジメチルホルムアミド447
8部を加えて溶解し均一溶液にした。この溶液を0℃に
冷却し、ジメチルホルムアミドに分散させた少量の青味
付は顔料を含む酸化チタン顔料の46%ペースト145
部を加え、更に攪拌しなからジメチルホルムアミド98
3部に溶解した74部の1.2−プロピレンジアミンの
溶液をはじめ早く最後にはゆっくり添加して鎖延長反応
を行ツタ。1.2−プロピレンジアミン溶液の90%を
添加して25℃で2500ポイズに達した。この時点で
ジメチルホルムアミド72部に溶解した12部のモノエ
タノールアミンを加えて重合体溶液中の遊離イソシアネ
ートを消失させ、その後ジメチルホルムアミド72部に
溶解した10部の無水酢酸を加えてポリマー溶液の粘度
を安定化した。
得られた固形分32%、25℃における粘度2200ポ
イズの重合体溶液をAドープとする。
一方、2−エチル−2−ブチルアミノ−1,3−プロパ
ンジオール70部とジメチルホルムアミド164部を窒
業導入ロ、温度計、冷却器、攪拌器。
滴下ロートを備えた4つ目フラスコに仕込んだ。
また滴下ロートには89部の4,41−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネートを入れ、フラスコ内容物を攪
拌しなから油浴にて60〜70℃に加熱した後、70℃
を越えないようにゆっくりと滴下ロート中の4,4′−
ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを2−エチル
−2−ブチルアミノ−1,3ジプロパンジオール、ジメ
チルホルムアミド溶液に加えた。全部を加えた後、更に
70℃で20時間攪拌下に加熱した後5.7部のジエチ
ルアミンを加え、更に70℃で3時間攪拌下加熱して分
子量約4000の第3級窒素含有ポリマー溶液を得た。
得られた第3級窒素含有ポリマー溶液をポリウレタンl
kf当り第3級窒素の含量が80ミリ当量となるように
Aドープに溶解し、更に1,3゜5−トリス(4−1−
ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−シメチルベンジル)
イソンアヌール酸0.32部を上記ドープ100部に対
し加え、これを常法により乾式紡糸し、40デニールの
ポリウレタン弾性繊維を得た。
得られた繊維のガス変色テスト、染色性テストおよび耐
光性テスト結果を実施例2および3、比較例1〜4と共
に表1に示す。
実施例2゜ 2−エチル−2−ジメチルアミノ−1,3−プロパンジ
オール50.4部と200部のジメチルホルムアミドの
混合溶液に99.6部の4,4/−ジシクロヘキシルメ
タンジイソシアネートを滴下ロートより滴下反応せしめ
実施例1記載と同じ条件で分子量約4000の第3級窒
素含有ポリマー溶液を得た。この溶液をポリウレタンl
kf当り第3級窒素の含量が80ミリ当量となるように
実施例1記載のAドープに溶解し、更に10− (2’
、6’−ジメチル−4’−t−ブチル−3′−ヒドロキ
シベンジル)−9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10
−7オスフアフエナンスレンー10−オキサイドをAド
ープ100部に対し0.32部添加し、乾式紡糸により
40デニールのポリウレタン弾性繊維を得た。
実施例3゜ 97.2部の4−メチル−4−アザ−2,6−ヘプ21
− タンジオールを370fのジメチルホルムアミドに溶解
し、これに192.2部の4,4/−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネートを滴下ロートから滴下反応せし
め、実施例1記載と同じ条件で分子量約4000の第3
級窒素含有ポリマー溶液を得た。この溶液をポリウレタ
ン1階当り第3級窒素の含量が80ミリ当量になるよう
に実施例1記載のAドープに溶解し、更に10− (2
’、6/−ジメチル−4’−t−ブチル−3′−ヒドロ
キシベンジル)−9110−ジヒドロ−9−オキサ−1
0−フォスファフエナンスレンー10−オキサイドをA
ドープ100部に対し0.32部添加し、乾式紡糸によ
り40デニールのポリウレタン弾性繊維を得た。
比較例1〜4 実施例1のAドープに添加剤を加えない場合(比較例1
)、添加剤として1,3.5−)リス(4−t−ブチル
−3−ヒドロキシ−2,6−シメチルベンシル)イソシ
アネート酸のみをポリウレタンに対し1%加えた場合(
比較例2)、比較例2に更ニポリ(N−ジエチルアミノ
エチルメタクリレ22− −ト)をポリウレタン1ζ当り第3級窒素量が80ミリ
当量になるよう加えた場合(比較例3)、更に第3級窒
素含有量分として、2−エチル−2−ジメチルアミノ−
1,3−プロパンジオール81.6部(0,555モル
)を212.6部のジメチルホルムアミドに加えて混合
溶液とし、これに131.0部(0,500モル)の4
,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートを滴
下ロートからゆっくりと滴下し1滴下終了後徐々に昇温
させ、70℃で200時間反応せて得られた分子量約3
500の第3級窒素含有ポリマー溶液を、ポリウレタン
1kf当り第3級窒素の含量が80ミリ当量になるよう
に実施例1記載のAドープに溶解し、更に10−(2/
、6/−ジメチル−4′−t−ブチル−31−ヒドロキ
シベンジル) −9,10−ジヒドロ−9−オキサ−1
0−フオスファフエナンスレン−1゛0−オキサイドを
Aドープ100部に対し0.32部添加し九場合(比較
例4)のポリウレタン溶液を用い。
それぞれ実施例1〜3と同様に乾式紡糸して40デニー
ルのポリウレタン弾性繊維を得た。
表        1 表1より1本発明によりすぐれた耐ガス変色性、染色性
及びam堅牢性が得られることがわかる。
また耐光性も良好であった。
実施例4〜7 2−エチル−2−ジメチルアミノ−1,3−フ0パンジ
オール75.6部と300部のジメチルホルムアミドの
混合溶液に149.4部の4,41−ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネートを徐々に加え。
70℃で約20時間反応させた後、更に6.8部のジメ
チルヒドラジンを加えて70℃で3時間反応させ分子量
約3500の第3級窒素含有ポリマー溶液を得た。これ
をポリウレタンに対し第3級窒素含有量として10.4
0.160.320ミリ当量/橡となるように実施例1
のAドープに添加シ、乾式紡糸して40デニールのポリ
ウレタン弾性繊維を得た。これらの繊維のガス変色性、
染色性テスト結果を表2に示す。またポリ(N−ジエチ
ルアミノエチルメタクリレート)を添加した比較例5の
評価結果も示した。
表        2 25−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式(I)で表わされる第3級窒素含有ジオ
    ールの少くとも1種と過剰量の有機ジイソシアネートと
    の反応生成物の末端インシアネート基がモノアミンおよ
    び/またはジアルキルヒドラジンで封鎖されてなる第3
    級窒素含有ポリマーを。 ポリウレタンに対し安定化量配合してなることを特徴と
    するポリウレタン組成物。 HO−A −OH・・・・・・・・・・・・・・・(I
    )(但し1式中Aは下記一般式(I[)または(ffl
    )で表わされる二価の基を示す。) R。 3 (式中* R11R2は同一または相異なる炭素数1〜
    4のアルキル基もしくはR1とR2と隣接窒素原子とで
    複素環を形成してもよく、R3は炭素数1〜4のアルキ
    ル基を示す。) (式中s R4は炭素数1〜12のアルキル基を示?。 )2、 モノアミンがジエチルアミンである特許請求の
    範囲第1項記載のポリウレタン組成物。 3、 ジアルキルヒドラジンがジメチルヒドラジンであ
    る特許請求の範囲第1項記載のポリウレタン組成物。 4、 紫外線吸収剤および/または抗酸化剤の付加的成
    分の安定化量が配合されてなる特許請求の範囲第1項、
    第2項または第3項記載のポリウレタン組成物。
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