JPS59220313A - 集成材の製法 - Google Patents
集成材の製法Info
- Publication number
- JPS59220313A JPS59220313A JP9470383A JP9470383A JPS59220313A JP S59220313 A JPS59220313 A JP S59220313A JP 9470383 A JP9470383 A JP 9470383A JP 9470383 A JP9470383 A JP 9470383A JP S59220313 A JPS59220313 A JP S59220313A
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- JP
- Japan
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- veneer
- laminated
- wood
- dyed
- flitch
- Prior art date
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- Pending
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- Finished Plywoods (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、集成化粧単板等集成材の製法に関する。
従来、人工銘木たる化粧単板は、ロータリー単板等素材
単板を脱脂、脱色したのち染色し、得られた染色単板を
接着剤を介して積層し、加圧成形して集成フリッチを得
、これをスライスすることにより得ていた。そして、上
記染色に当たって、浸透性をよくするため染色液塗布後
に水蒸気を当てること、すなわちスチーミングを行うこ
とが考えられた。
単板を脱脂、脱色したのち染色し、得られた染色単板を
接着剤を介して積層し、加圧成形して集成フリッチを得
、これをスライスすることにより得ていた。そして、上
記染色に当たって、浸透性をよくするため染色液塗布後
に水蒸気を当てること、すなわちスチーミングを行うこ
とが考えられた。
ところで、天然自然の銘木は、春材部や夏材部に色のば
らつきがあるのが普通である。これは、例えば染料を塗
布するときに塗布むらを起こさせたり、濃淡の異なる染
料を部分的に塗布したりすることによって実現できるが
、いずれの方法によっても設備的および手間的に大掛り
となる。
らつきがあるのが普通である。これは、例えば染料を塗
布するときに塗布むらを起こさせたり、濃淡の異なる染
料を部分的に塗布したりすることによって実現できるが
、いずれの方法によっても設備的および手間的に大掛り
となる。
[発明の目的]
そこで、この発明は、春材部や夏材部に色のばらつきが
ある人工化粧単板等集成材を簡易に得ることを目的とす
る。
ある人工化粧単板等集成材を簡易に得ることを目的とす
る。
[発明の開示コ
発明者らの見いだしたところによれば、上記目的は、ス
チーミング染色法実施時に、水蒸気の当たり方が不均一
となるようにすれば達成される。
チーミング染色法実施時に、水蒸気の当たり方が不均一
となるようにすれば達成される。
また、単板の含水率を部分的に変えておくことによって
も達成される。
も達成される。
したがって、この発明は、染色単板を用いて集成フリッ
チを得、これを加工して集成材を得るにあたり、染色単
板として、染料が塗布された素材単板に水蒸気を不均一
に当てることにより得られたものを用いることを特徴と
する集成材の製法をその第1の要旨とし、染色単板を用
いて集成フリッチを得、これを加工して集成材を得るに
あたり、染色単板として、含水率が部分的に異なりかつ
染料が塗布された素材単板に水蒸気を当てることにより
得られたものを用いることを特徴とする集成材の製法を
その第2の要旨とする。以下にこれらを詳しく述べる。
チを得、これを加工して集成材を得るにあたり、染色単
板として、染料が塗布された素材単板に水蒸気を不均一
に当てることにより得られたものを用いることを特徴と
する集成材の製法をその第1の要旨とし、染色単板を用
いて集成フリッチを得、これを加工して集成材を得るに
あたり、染色単板として、含水率が部分的に異なりかつ
染料が塗布された素材単板に水蒸気を当てることにより
得られたものを用いることを特徴とする集成材の製法を
その第2の要旨とする。以下にこれらを詳しく述べる。
素材単板は、スチーミング染色に先立ち、脱脂′、脱色
しておくのが普通であるが、これに限られない。スチー
ミング染色は、通常、素材単板に染料を塗布して水蒸気
を当てることにより行われるが、染料の塗布は、染色液
の塗布あるいは染色液への浸漬によるほか、捺染によっ
てもよい。
しておくのが普通であるが、これに限られない。スチー
ミング染色は、通常、素材単板に染料を塗布して水蒸気
を当てることにより行われるが、染料の塗布は、染色液
の塗布あるいは染色液への浸漬によるほか、捺染によっ
てもよい。
スチーミングの本来の目的は、単板表面上の染料を単板
内部に充分に浸透させることにある。したがって、スチ
ーミング部分では染色が均一でかつ充分となるため、却
って変化に乏しい。ところが・水蒸気の当たり方が不均
一にな9たときには 1、部分により染料の浸透度に
差が生じるため、濃く染まる部分と薄く染まる部分とが
発生し、これらの部分が、集成フリッチを加工したとき
に、その加工面に色のばらつきとなって現われるのであ
る。
内部に充分に浸透させることにある。したがって、スチ
ーミング部分では染色が均一でかつ充分となるため、却
って変化に乏しい。ところが・水蒸気の当たり方が不均
一にな9たときには 1、部分により染料の浸透度に
差が生じるため、濃く染まる部分と薄く染まる部分とが
発生し、これらの部分が、集成フリッチを加工したとき
に、その加工面に色のばらつきとなって現われるのであ
る。
水蒸気が不均一に当たるようにすることは種々の方法に
よって実現できる。例えば、素材単板を反らせたり、う
ねらせたり、部分的にふくらませるかもしくはへこませ
る等したりして、素材単板に凹凸変化をつけ、これに向
けて水蒸気を当てるようにする。そうしたとき、素材単
板の凸の部分では曲率が大きくなればなるほど浸透度が
大き(なり、逆に、凹の部分では曲率が大きくなればな
るほど浸透度が小さくなる。あるいは、凸部は淡色に、
そして凹部は濃色になる。
よって実現できる。例えば、素材単板を反らせたり、う
ねらせたり、部分的にふくらませるかもしくはへこませ
る等したりして、素材単板に凹凸変化をつけ、これに向
けて水蒸気を当てるようにする。そうしたとき、素材単
板の凸の部分では曲率が大きくなればなるほど浸透度が
大き(なり、逆に、凹の部分では曲率が大きくなればな
るほど浸透度が小さくなる。あるいは、凸部は淡色に、
そして凹部は濃色になる。
上記と同様の目的は、素材単板の含水率を、染色の前も
しくは後に部分的に変えるようにすることによっても達
成される。すなわち、染料の浸透度は、低含水率の部分
は小さく、高含水率の部分は大きいというように単板の
含水率によっても変わるからである。
しくは後に部分的に変えるようにすることによっても達
成される。すなわち、染料の浸透度は、低含水率の部分
は小さく、高含水率の部分は大きいというように単板の
含水率によっても変わるからである。
このようにして染色度合が部分的に変化した染色単板を
得たのち、これのみあるいはこれとプリプレグ等信のシ
ート材料を組み合わせて、接着剤を介して積層し、必要
に応じ凹凸変化を持つ型面を有する金型を用いる等して
集成プレスし、集成フリッチを得る。次に、この集成フ
リッチに加工を施す。この加工は、通常、柾目あるいは
板目のスライス加工であるが、場合によっては、のこ引
き、のみ掛け、かんな掛は等地の加工法によってもよい
。このような加工によって加工面に木目が現れ、その木
目の夏材部や春材部などに色のばらつきが生じ、極めて
自然感に富むようになる。
得たのち、これのみあるいはこれとプリプレグ等信のシ
ート材料を組み合わせて、接着剤を介して積層し、必要
に応じ凹凸変化を持つ型面を有する金型を用いる等して
集成プレスし、集成フリッチを得る。次に、この集成フ
リッチに加工を施す。この加工は、通常、柾目あるいは
板目のスライス加工であるが、場合によっては、のこ引
き、のみ掛け、かんな掛は等地の加工法によってもよい
。このような加工によって加工面に木目が現れ、その木
目の夏材部や春材部などに色のばらつきが生じ、極めて
自然感に富むようになる。
(実施例1)
第1図(a)にみるような厚み1mのアガチスロータリ
ー単板を素材単板1とし、これを脱脂、脱色後、その表
面に桜春材色に間色した染色液を塗布し、第1図(b)
にみるように、うねりをつけて積み重ね、水蒸気吹込室
2内でスチーミングを行なった。得られた染色単板を、
第1図(C)にみるように接着剤を介して積層集成して
フリッチ化し、この集成フリッチ3をスライスすること
により、第1図(d)にみるように化粧単板4を得た。
ー単板を素材単板1とし、これを脱脂、脱色後、その表
面に桜春材色に間色した染色液を塗布し、第1図(b)
にみるように、うねりをつけて積み重ね、水蒸気吹込室
2内でスチーミングを行なった。得られた染色単板を、
第1図(C)にみるように接着剤を介して積層集成して
フリッチ化し、この集成フリッチ3をスライスすること
により、第1図(d)にみるように化粧単板4を得た。
このものは木目に色のばらつき5があって、天然感に冨
む桜調突き板となっていた。
む桜調突き板となっていた。
(実施例2)
通常のとおり、松春材色に染色し、積層集成し、スライ
スして得た厚みQ、45mのスライス単板を素材単板と
し、第2図+a)にみるようにロールコータ6を用いて
、この素材単板7の表面に松冬目色に調色した染色液を
塗布したのち、第2図(blにみるように部分的に凸部
8をつけて積み重ね、スチーミングを行なった。このも
のは、第2図(C)にみるように、部分的に濃色部9が
できていた。これを乾燥したのち、松春材色に染色した
厚み1鶴の素材単板と組み合わせ、接着剤を介して積層
集成し、スライスすることによって、第2図(d)にみ
るような化粧単板10を得た。このものは、部分的に濃
色部11があられれ、ヤニ感のある松稠突き板であった
。
スして得た厚みQ、45mのスライス単板を素材単板と
し、第2図+a)にみるようにロールコータ6を用いて
、この素材単板7の表面に松冬目色に調色した染色液を
塗布したのち、第2図(blにみるように部分的に凸部
8をつけて積み重ね、スチーミングを行なった。このも
のは、第2図(C)にみるように、部分的に濃色部9が
できていた。これを乾燥したのち、松春材色に染色した
厚み1鶴の素材単板と組み合わせ、接着剤を介して積層
集成し、スライスすることによって、第2図(d)にみ
るような化粧単板10を得た。このものは、部分的に濃
色部11があられれ、ヤニ感のある松稠突き板であった
。
染色単板に部分的に凹部8′を付けた場合は、第2図(
b′)〜(d′)のようになり、得られた化粧単板10
′には淡色部11′があられれていた。
b′)〜(d′)のようになり、得られた化粧単板10
′には淡色部11′があられれていた。
(実施例3)
第3図(alに示すように素材単板12を捺染機13に
かけて、第3図(b)に示すごとく含水率が周囲より低
い(高い)部分14をもつ単板15を得、これを第3図
(C)に示すごとくスチーミング処理することによって
、第3図(d)にみるごとく周囲より淡色(濃色)とな
った部分16をもつ染色単板17を得、これを積層集成
したのち、スライスすることによって第3図(e)にみ
るごとき化粧単板18を得た。この単板18は、木目の
間に淡色部(濃色部)19をもつきわめて自然感に富む
ものであった。
かけて、第3図(b)に示すごとく含水率が周囲より低
い(高い)部分14をもつ単板15を得、これを第3図
(C)に示すごとくスチーミング処理することによって
、第3図(d)にみるごとく周囲より淡色(濃色)とな
った部分16をもつ染色単板17を得、これを積層集成
したのち、スライスすることによって第3図(e)にみ
るごとき化粧単板18を得た。この単板18は、木目の
間に淡色部(濃色部)19をもつきわめて自然感に富む
ものであった。
この発明にかかる第1の集成材の製法によれば、従来、
スチーミング染色では染色が均一になって変化に乏しか
ったのが、自然感に冨む色変化を持つ化粧単板等集成材
を得ることを可能とさせる ′□。さらに、染色
単板の反りや凹凸変化が大小異なるものをいろいろ組合
わせることにより、多種多用な色のばらつきがあるすぐ
れた化粧単板を得ることを可能とさせるものである。
スチーミング染色では染色が均一になって変化に乏しか
ったのが、自然感に冨む色変化を持つ化粧単板等集成材
を得ることを可能とさせる ′□。さらに、染色
単板の反りや凹凸変化が大小異なるものをいろいろ組合
わせることにより、多種多用な色のばらつきがあるすぐ
れた化粧単板を得ることを可能とさせるものである。
この発明にかかる第2の集成材の製法によれば、素材単
板の含水率を部分的に上下させるだけで、色のばらつき
をもつ自然感のある化粧単板等集成材を簡易に得ること
を可能とさせる。また、単板の含水率を高低変化させた
ものを種々組み合わせることにより、多種多様な色のば
らつきをもつ化粧単板等集成材を得ることを可能とさせ
るのである。
板の含水率を部分的に上下させるだけで、色のばらつき
をもつ自然感のある化粧単板等集成材を簡易に得ること
を可能とさせる。また、単板の含水率を高低変化させた
ものを種々組み合わせることにより、多種多様な色のば
らつきをもつ化粧単板等集成材を得ることを可能とさせ
るのである。
第1図(al〜(dlはこの発明にかかる第1の集成材
の製法の1実施例をあられす工程説明図、第2図は同法
の他の実施例をあられす工程説明図、第3図はこの発明
にかかる第2の集成材の製法の1実施例をあられす工程
説明図である。 1.7.12・・・素材単板 3・・・フリッチ 4゜
10.18・・・化粧単板 (b)(b) (d) (d) 第2図
の製法の1実施例をあられす工程説明図、第2図は同法
の他の実施例をあられす工程説明図、第3図はこの発明
にかかる第2の集成材の製法の1実施例をあられす工程
説明図である。 1.7.12・・・素材単板 3・・・フリッチ 4゜
10.18・・・化粧単板 (b)(b) (d) (d) 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11染色単板を用いて集成フリッチを得、これを加工
して集成材を得るにあたり、染色単板として、染料が塗
布された素材単板に水蒸気を不均一に当てることにより
得られたものを用いることを特徴とする集成材の製法。 (2) 水蒸気を不均一に当てることが、染料が塗布
された素材単板に部分的に凹凸変化をもたせておくこと
によりなされる特許請求の範囲第1項記載の集成材の製
法。 (3)水蒸気を不均一に当てることが、染料が塗布され
た素材単板をうねらせておくことによりなされる特許請
求の範囲第1項記載の集成材の製法(4)集成フリッチ
の加工がスライス加工である特許請求の範囲第1項ない
し第3項のいずれかに記載の集成材の製法。 (5)染色単板を用いて集成フリッチを得、これを加工
して集成材を得るにあたり、染色単板として、含水率が
部分的に異なりかつ染料が塗布された素材単板に水蒸気
を当てることにより得られたものを用いることを特徴と
する集成材の製法。 (4) 集成フリッチの加工がスライス加工である特
許請求の範囲第5項記載の集成材の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9470383A JPS59220313A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 集成材の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9470383A JPS59220313A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 集成材の製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59220313A true JPS59220313A (ja) | 1984-12-11 |
Family
ID=14117524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9470383A Pending JPS59220313A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 集成材の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59220313A (ja) |
-
1983
- 1983-05-28 JP JP9470383A patent/JPS59220313A/ja active Pending
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