JPS59217855A - 不燃天井材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属薄板を使用した不燃で構造の簡単な、し
かも比較的軽惧な天井材に関するものである。

従来天井材としては、合板、繊維板、パーティクルボー
ド、石膏ボード、石綿板、発泡樹脂板、金属板等が使用
されている。これらの中で合板、繊維板、パーティクル
ボード、発泡樹脂板は準不燃あるいは難燃程度の防火性
能しか有しておらず、石膏ボードではＭ量が大きい為に
施工性が悪く、石綿板では強度の点で問題があり、補強
方法、あるいは形状（大型サイズができない）に制約が
あった。

本発明の不燃天井材は、不燃で軽量な天井材とする為に
金属薄板を使用し、その金属薄板と補強板である波形金
属板とからなる構造とすることによって強度を確保した
ものである。

次に図面によって本発明の詳細な説明する。

まず第１図に示すような、長さ方向に沿って端部に孔（
１）を形成した金属薄板（２）を、第２図に示すように
金属薄板（２）の裏面側に１５９曲げて、幅方向の変形
（撓みや折れによる溝状の変形部分が天井材の幅方向に
平行に発生するような変形。以下同様。）に対して強い
構造の金属薄板（２′）とＪる。このとき前記孔（１ン
は図示するように金属薄板（２′）の裏面側において向
かい合うように形成される。

次に第３図にボＪように、天井材の長さ方向の変形（撓
みや折れによる溝状の変形部分が天井材の長さ方向に平
行に発生ずるような変形。以下同様。）を防ぐ為に、波
の山と谷が一定の間隔で逆になるようにした波形金属板
（３）を金属薄板（２′）の裏面側に積層覆る。この波
形金属板の山と谷とが入れ替る部分においでは、該波形
金属板（３）と金属薄板（２）との間には空間が存在し
、しかもその空間は大月材の幅方向と平行になっ−Ｃい
る為に、この空間部分も天井材の長さｌｊ向の変形を防
止りる効果を有している。なお、積層の際に発泡樹脂層
（４）を接着剤として使用すればパネルの断熱性が向上
りる。又波形金属板（３）の全面に適当な大きさの孔く
５）を聞けてお番ノは重量の軽減が可能となり、又、孔
を利用してどこへでも吊り下げることが可能となる。

本発明は以トのように、金属薄板（２′）と波形金属板
（３）からなる極めて簡単な構造で、しがも薄い金属板
が使用できるためト地拐が少くて済み、金属性のパネル
であるにも拘わらず軽量な天井材となる。

金属薄板としては厚さ０．１〜２．Ｑｍｍの防錆処理を
施した鋼板、アルミニウム板、ステンレス板、その他が
使用でき、表面はダイレクトプリント、化粧シートの積
層等によって、木目柄、抽象柄等の化粧を施しておく。

この金属薄板の端部には、長さ方向に吊り金具取りイリ
は用の円形、長円形、四角形去の他の形状の、長径が１
０〜２Ｑｎｕ＋＋の孔を予めＩ＃］　ｔノでおき、又、
幅方向の曲げ強さを強化覆る為に端部は裏面側に折り曲
げるが、又は筒状に加１する。曲げた断面は、図示した
四角形の他に円形や三角形等任意に選択できる。

波形金属板としては、厚さ０．１〜２．Ｏｎ＋ｍの防錆
処理を施した鋼板、アルミニウム板、ステンレス板、そ
の他が使用でき、長さ方向の変形を防止する為に凹凸の
波形に加工したものを使用する。

ただし、波形の山と谷が連続すると谷の部分で長さ方向
の変形に弱くなるので、一定の間隔で山の部分と谷の部
分が逆になるように成形したものを使用する。更に、重
量の軽減と吊り金具取り（＝Ｊけ用の孔を兼ねて波形金
属板の全面に孔を設＆ｊでおく。金属薄板と波形金属板
はエポキシ系あるいはウレタン系の接着剤を用いて接着
させる。特に発泡タイプのウレタン系接着剤を用いた場
合は発泡樹脂層による断熱効果があるので、化粧面の結
露防止に有効である。

本発明は以上の様な構成からなるので、次の様な効果を
有する。

■金属板を使用づ−る為完全な不燃天井材である。

０表面の金属薄板を裏面側に折り曲げるか、又は・筒状
に加１するだ（〕なので、構造が簡単で幅方向の変形に
強く、しかも端部を傷める心配がなく、又、取り扱い中
に作戦をすることがない。

■波形金属板の山と谷が一定の間隔で逆になるので、長
さ方向の変形に強い。

■波形金属板表面に任意の形状の孔が開いているので、
この孔を利用して吊ることが可能であり、しかも孔の分
だけ重量が軽くなる。なお、この天井材を吊る際には、
吊るだけでも完全な施工が可能であり、又他の施工方法
と併用することもできる。

■使用する材料が薄手の金属板等軽いものばかりなので
、石膏ボードの天井材に較べて軽量で取り扱い易い。

■発泡性樹脂を接着剤として用いることによって断熱性
及び防露性能を（ｄ与できる。

■軽量であるので長尺（例えば１２尺、３．６ｍなど）
の天井材が得られる。

（実施例１） 表面に厚さ７０μの化粧塩化ビニルフィルムを貼った幅
０．６１１１．長さ３．６ｍ、厚さＱ、５ｍｍの亜鉛メ
ッキ鋼板の長さ方向に沿って両端に長円形の孔を形成し
た後、両側辺を裏面側に折り曲げて金属薄板を作成し、
次いで厚さ０．５ｍｍの亜鉛メッキ鋼板を用いて長さ３
．６ｎ＋、幅０．３５ｍ、山と谷の高低差が３０ｍｍで
、’４０ｃｍ間隔で山と谷が逆になるように成形された
補強用の波板を作成し、エポキシ系接着剤を用いて前記
金属薄板の裏面に積層して不燃天井拐を得た。

〈実施例２） 表面にダイレクトプリントした厚さｇ、３ｍｍ。

幅０．６１１１、長さ３．６ｍのステンレス板の長さ方
向に沿って両端に長円形の孔を聞１ノだ後、両側辺を裏
面側に折り曲げて金属薄板を作成し、次いＣ厚さＱ、３
ｍｍのステンレス板を用いて長さ３゜６ＩＩ１１幅０．
３５ｍ、山と谷の高低差が３０ｎ＋ｍで、２０ｃｍ間隔
で山と谷が逆になるように成形され、しかもその表面に
は吊り金具取り４＝Ｊけ用の孔を全面に設けた補強用の
波板を作成し、次いで前記金属ａ仮の裏面に発泡ウレタ
ン樹脂を塗イロした上に前記波板を積層し′（不燃で軽
量な天井材を得た。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図【ま金
属薄板とその端部に形成された孔の位置を示す一部切り
欠き平面図、第２図は側辺を裏面側に折り曲げた状態の
金属薄板を示す一部切り欠き斜視図、第３図は金属薄板
と波形金属板とを積層した状態を示す断面図、第４図は
本発明の不燃天井材の一例を示す一部切り欠き斜視図、
第５図はそのＡ−Ａ断面図を各々ボす。 （１）・・・・・・孔 （２）、（２）・・・・・・金属薄板 （３）・・・・・・波形金属板 （４）・・・・・・孔 （５）・・・・・・接着剤 特　　￥１　　出　　願　　人 凸版印刷株式会社 小　　野　　１）　洋　　二 第５「く。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）長さ方向の左右両端に沿って孔を形成し、その両
   端を裏面側に折り曲げるか、又は筒状に加工した厚さ０
   ．１〜２．Ｏｍｍの金属板に、一定の間隔で波の山と谷
   が逆になるように成形された厚さ０．１〜２．０１１１
   １！１の波形金属板を積層してなる不燃大月材。
2. （２）全面に孔を設けた波形金属板を積層したことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の不燃天井材。
3. （３）金属板と波形金属板との間に発泡樹脂層を設けた
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項いす
   ゛れか記載の不燃天井材。