JP2593124Y2 - 天井板 - Google Patents

天井板

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JP2593124Y2
JP2593124Y2 JP1993000683U JP68393U JP2593124Y2 JP 2593124 Y2 JP2593124 Y2 JP 2593124Y2 JP 1993000683 U JP1993000683 U JP 1993000683U JP 68393 U JP68393 U JP 68393U JP 2593124 Y2 JP2593124 Y2 JP 2593124Y2
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JP
Japan
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metal foil
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metal
foil
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嘉明 南部
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、下面が金属箔となり且
つ吸音性能を備えた天井板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から金属調の天井板は厚みの厚い金
属板を加工して形成していた。このような金属板単体の
ものは厚みが厚いため現場で切断する際にハンドカッタ
ーなどで簡単に切断することができなかった。また、保
温や吸音をするには金属板よりなる天井板の施工後に金
属板よりなる天井板の背面側にグラスウールやロックウ
ール等を載せるようにしていたので、現場施工も面倒で
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の従来例
の問題点に鑑みて考案したものであって、その目的とす
るところは、ハンドカッターにより簡単に現場で切断で
き、また、室内から見た場合に金属調であるにもかかわ
らず、吸音性に優れ、保温性にも優れ、また不燃性にも
優れた天井板を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の天井板は上記の
従来例の問題点を解決して本考案の目的を達成するため
に、吸音性及び保温性を有するロックウール板よりなる
基板1の下面部の両端部を上方に段落した段部3とし、
基板1の下面部に厚みが50乃至80ミクロンのステン
レス箔よりなる金属箔2を積層すると共に基板の下面に
積層した金属箔の両端部を段部に沿って積層した構成と
なっている。
【0005】
【0006】
【作用】上記のような構成の本考案においては、基板1
の下面部に厚みが50乃至80ミクロンの金属箔2を積
層した構成とすることで、現場において天井板をハンド
カッターにより切断することが可能となったものであ
る。また、下面が金属調となるように金属箔2を積層し
たにもかかわらず、背面側の基板1は保温性を備えてい
るので保温効果があり、また、基板1は吸音性を備えて
いるので室内で発生する音により金属箔2が振動すると
この金属箔2の振動を基板1で吸収することで、吸音が
なされるものである。また、基板1をロックウール板と
し、金属箔2をステンレス箔とすることで、基板1、製
品とも不燃性に優れたものとすることができる。
【0007】
【実施例】本考案を以下添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。本考案の天井板は基板1の下面部に金属箔
2を積層して構成してある。ここで、基板1としては吸
音性及び保温性を備えたものであり、例えば、でんぷん
をバインダーとした湿式により形成したロックウール吸
音板(密度が300kg/m3 以上、厚さが12mm以
上)や、あるいは、フェノールをバインダーとした乾式
により形成したロックウール吸音板(密度が150kg
/m3 以上、厚さが15mm以上)が用いられる。これ
らはいずれも吸音性、保温性を有し、しかもハンドカッ
ターで切断できる程度で比較的硬く形成してある。ここ
で、ロックウール吸音板を用いているから比較的硬く形
成できるので、平坦性を確保でき、また、図2に示すよ
うに、基板1の端部段落して段部3が形成してあり、
Aで示すエッジ部分をシャープにでき、この段部3に到
るように金属箔2を積層してあるので、エッジ部をシャ
ープにできるものである。金属箔2は厚みが50乃至8
0ミクロンであり、ステンレス箔が用いてある。ここ
で、ステンレス製の金属箔は厚みが50乃至80ミクロ
であるので電動切断機を用いなくてもハンドカッター
により容易に切断できるものである。つまり、50ミク
ロン以下だと、薄すぎて天井板を搬送したり、施工した
りする際に破損し易いものである。また、80ミクロン
以上だとハンドカッターにより容易に切断しにくくな
る。金属箔2を基板1の下面に積層するには接着剤によ
り接着するものである。接着剤としてはウレタン系、エ
ポキシ系、アクリル系等が用いられ、塗布量は150g
/m2 以下とするものである。
【0008】上記のような構成の天井板は金属箔2が下
面となるように施工するものである。そして、現場にお
いては、ハンドカッターにより切断することで施工性を
著しく向上できるようにしている。しかして、施工され
た天井板は下面に金属箔2が露出していることで、金属
天井の外観を呈するものである。一方、室内で発生した
音は金属箔2が振動し、この金属箔2の振動を吸音性を
有する基板1が吸収することで吸音されるものである。
また、この基板1が保温性を有しているので、保温効果
があり、現場施工時に金属製の天井板の背面側に別部材
のロックウール保温材や別部材のグラスウール保温材を
載せる施工を必要としないようになっている。
【0009】
【考案の効果】本考案にあっては、上述のように吸音性
及び保温性を有する基板の下面部に厚みが50乃至80
ミクロンの金属箔を積層してあるので、下面が金属調を
した天井板であるにもかかわらず、基板が保温性を有し
ているので保温効果があり、また、室内で発生する音に
より金属箔が振動すると、この振動を吸音性のある基板
により吸音して吸音効果を発揮できるものであり、しか
も、基板がロックウール板であるので、比較的硬く形成
できて基板の平坦性を確保できると共に基板の端部の段
部のエッジ部分をシャープにでき、ステンレスよりなる
金属箔をこの段部に到るように積層してあるので、金属
箔の段部におけるエッジ部をシャープにできるものであ
り、しかも、金属箔は厚みが50乃至80ミクロンのス
テンレス箔が用いてあるので、搬送や施工の際における
金属箔の破損を防止できるにもかかわらずハンドカッタ
ーにより切断することが可能となり、現場で電動切断機
を使用することなくハンドカッターにより切断できるこ
とで、現場作業が簡便となって、専門施工業者でなくて
も一般の内装工事業者であっても施工が可能となるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図である。
【図2】同上の他の実施例の断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 金属箔 3 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 9/04 E04B 1/90 E04B 9/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸音性及び保温性を有するロックウール
    板よりなる基板の下面部の両端部を上方に段落した段部
    とし、基板の下面部に厚みが50乃至80ミクロンの
    テンレス箔よりなる金属箔を積層すると共に基板の下面
    に積層した金属箔の両端部を段部に沿って積層して成る
    天井板。
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