JPH07113383A - 軽量建材パネル - Google Patents

軽量建材パネル

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Publication number
JPH07113383A
JPH07113383A JP28210393A JP28210393A JPH07113383A JP H07113383 A JPH07113383 A JP H07113383A JP 28210393 A JP28210393 A JP 28210393A JP 28210393 A JP28210393 A JP 28210393A JP H07113383 A JPH07113383 A JP H07113383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
synthetic resin
corrugated
decorative sheet
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP28210393A
Other languages
English (en)
Inventor
Taiji Ishii
泰司 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP28210393A priority Critical patent/JPH07113383A/ja
Publication of JPH07113383A publication Critical patent/JPH07113383A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度があって防水性、防湿性にも優れ、しか
も製造コストの低いものを提供する。 【構成】 波形に加工した中芯1を挟んでその両面にラ
イナー2を貼り合わせてなる3枚以上の段ボールシート
3をそれらの波形方向が直交するように貼り合わせ、少
なくともその片面に合成樹脂化粧シートを貼合する。段
ボールシート3と化粧シートシートを貼り合わせるだけ
なので軽量でありながらも製造コストが低く、波形方向
が直交しているのでいずれの方向の曲げに対しても強度
がある。防水性、防湿性は合成樹脂化粧シートにより確
保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材用のパネルに係る
ものであり、詳しくは内装ドア等に好適に用いられる軽
量建材パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の軽量建材パネルとして
は、段ボールを芯材としこれのライナー部分にアルミ箔
をラミネートして強度、耐水性等を付与したものや、ハ
ニカム構造体を芯材としこれに防湿性を付与した表面材
を貼り合わせたものが知られている(例えば、実公平1
−29076号公報、実開昭57−103834号公報
等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた前
者のパネルは、ある程度の強度があって合板、MDF、
パーチクルボード等の基材に化粧シートを貼合したもの
に比べると軽量ではあるが、表面材にアルミ箔をラミネ
ートするのでコストが高く重量が大きくなる傾向があ
る。また、後者のパネルは、高価なハニカム構造体を使
用するのでこれもコストが高く、さらには表面材の貼合
が難しく生産性が悪いという欠点がある。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、強度があ
って防水性、防湿性にも優れ、しかも製造コストの低い
軽量建材パネルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の軽量建材パネルは、波形に加工した中芯を
挟んでその両面にライナーを貼り合わせてなる3枚以上
の段ボールシートがそれらの波形方向が直交するように
貼り合わせられ、少なくともその片面に合成樹脂化粧シ
ートが貼合されてなることを特徴としている。
【0006】中芯としては、一般的な段ボールに用いら
れる中芯原紙をコルゲートマシンにより波形に加工した
ものが使用される。なお、厚みによりA段、B段等があ
るが、各段ボールシート毎に適宜のものを使用する。ま
た、必要に応じて、中芯原紙を有機リン酸系難燃剤によ
り難燃加工してもよく、耐水性を向上させるためにパラ
フィン、塩化ビニリデン、塩化ビニルでの処理を施した
り、強化を目的としてエマルジョン、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂等の含浸、はキュアを行ってもよく、さらには接
着剤も含めた防カビ処理を行うようにしてもよい。ライ
ナーとしては、段ボール一般に用いられる各種ライナ
ー、コートボール紙等に必要に応じて上記と同様な処理
を施したものを使用する。これらの中芯とライナーの貼
り合わせに用いる接着剤は、一般的な段ボールで用いら
れるデンプン系のものは耐水性の点で好ましくなく、本
発明では酢ビ系エマルジョンが適切である。段ボールシ
ート同士の貼り合わせについても同様である。
【0007】合成樹脂化粧シートとしては、塩ビ、PE
T、オレフィン、アクリルなど耐水防湿性のあるシート
が使用される。また、壁紙のような塩ビ/難燃紙、さら
に化粧紙と合成樹脂の複合シート、例えば印刷したコー
ト紙/PE(又はPP)などを使用してもよい。特に木
目調のパネルを形成する場合には、塩ビワイピングシー
トを使用するのが好適である。用途によりさらに強度、
表面強度等を必要とする場合には、合成樹脂化粧シート
にアルミ箔を複合化することが有効である。そして、合
成樹脂化粧シートを段ボールシートに貼り合わせる接着
剤は、塩ビシートの場合は塩酢ビ系エマルジョンが適切
である。
【0008】
【作用】上述の構成からなる本発明の軽量建材パネル
は、3枚以上の段ボールシートをその波形方向が直交す
るように貼り合わせたことにより、いずれの方向の曲げ
に対しても高い強度を備えたものとなる。さらに、温湿
度変化によるソリや捻じれに対しても有効に作用して平
滑性を保つ。また、貼合した合成樹脂化粧シートが防水
性、防湿性を発揮する。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。
【0010】(実施例1)中芯原紙として強化タイプM
MS200g/m2 (本州製紙)を使用し、段ボール用
コルゲートマシンによりB段加工(段の高さ2.5m
m)を施して中芯1を作成する。そして、ライナー2と
して280g/m2 のコートボール紙を使用し、酢ビ系
エマルジョン接着剤(中央理化製、リカボンドAC−3
15)にて中芯1の両面に貼り合わせて図1の如く段ボ
ール化し、厚み3.0mmで幅2mの段ボールシート3
を製造する。
【0011】この段ボールシート3を3枚用意し、それ
らの間に酢ビ系エマルジョン接着剤(中央理化製、リカ
ボンドAC−315)をロールコーターにて50g/m
2 の量で塗工した後、図2に示すように各段ボールシー
ト3の波形方向が順次直交するように重ね合わせ、コー
ルドプレスにて50kg/m2 の荷重をかけて一夜放置
する。これにより厚み5mmのパネルが得られた。
【0012】このようにして得られたパネルの表裏に合
成樹脂化粧シート4として木目柄の塩ビワイピングシー
ト(厚み0.15μm)を貼り合わせる。この場合、接
着剤として塩酢ビ系エマルジョン接着剤(中央理化製、
リカボンドBA−820)を用い、ロールコーターにて
50g/m2 の量で塗工した。十分に乾燥させた後、図
3に示すように木質系基材からなるドア用四方框5に鏡
板として組み込んで内装ドア6を作製したところ、軽量
であって強度的に問題なく、防水性、防湿性にも優れた
ものとなった。
【0013】(実施例2)合成樹脂化粧シート4として
木目を印刷したコート紙(30g/m2 、大日本印刷
製、ダイセック)を使用し、これとライナー2である2
80g/m2 のコートボール紙とをポリエチレンの押出
しラミネーション(ポリエチレンの厚み15μm)によ
り貼り合わせて図4に示す合成樹脂化粧シート付きライ
ナー7を作製する。そして、実施例1で使用した中芯1
に対し、一方の面にこの合成樹脂化粧シート付ライナー
7を、他方の面に280g/m2 のコートボール紙から
なるライナー2を貼り合わせて図5に示す厚み3.0m
mの片面合成樹脂化粧シート貼り段ボールシート8を作
製する。
【0014】この片面合成樹脂化粧シート貼り段ボール
シート8を2枚と実施例1の段ボールシート3を1枚用
意し、表と裏に合成樹脂化粧シート4が露出するように
且つ各段ボールシートの波形方向が順次直交するように
重ね合わせ、実施例1と同様な接着剤により貼り合わせ
てパネルを形成する。このパネルを鏡板として実施例と
同様に内装ドア6を作成したところ、軽量であって強度
的に問題なく、防水性、防湿性にも優れたものが得られ
た。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の軽量建材
パネルは、3枚以上の段ボールシートと公知の合成樹脂
化粧シートを貼り合わせて構成されるので、軽量であり
ながらも従来のものに比べて製造コストを低く押さえる
ことができる。そして、各段ボールシートをそれらの波
形方向が直交するように貼り合わせているので強度があ
り、さらに表面に貼合した合成樹脂化粧シートにより防
水性、防湿性にも心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】段ボールシートの一部断面図である。
【図2】段ボールシートの貼り合わせ方を示す説明図で
ある。
【図3】本発明のパネルを利用した内装ドアを示す正面
図である。
【図4】片面に合成樹脂化粧シートを貼合したライナー
の一部断面図である。
【図5】片面合成樹脂化粧シート貼り段ボールシートの
一部断面図である。
【図6】段ボールシートの貼り合わせ方を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 中芯 2 ライナー 3 段ボールシート 4 合成樹脂化粧シート 8 段ボールシート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形に加工した中芯を挟んでその両面に
    ライナーを貼り合わせてなる3枚以上の段ボールシート
    がそれらの波形方向が直交するように貼り合わせられ、
    少なくともその片面に合成樹脂化粧シートが貼合されて
    なることを特徴とする軽量建材パネル。
JP28210393A 1993-10-18 1993-10-18 軽量建材パネル Pending JPH07113383A (ja)

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JP28210393A JPH07113383A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 軽量建材パネル

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JP28210393A JPH07113383A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 軽量建材パネル

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JPH07113383A true JPH07113383A (ja) 1995-05-02

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JP28210393A Pending JPH07113383A (ja) 1993-10-18 1993-10-18 軽量建材パネル

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JP (1) JPH07113383A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215142A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 レンゴー株式会社 洋上標的用積層シート、及びこれを用いた洋上標的
JP2017512691A (ja) * 2014-03-13 2017-05-25 アベト・ラミナティ・エッセ・ピ・ア 複合板材を製造するための方法

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