JPS5921784B2 - ゴム成形品の表面に異色の文字、マ−ク等を成形する方法 - Google Patents
ゴム成形品の表面に異色の文字、マ−ク等を成形する方法Info
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- JPS5921784B2 JPS5921784B2 JP52048728A JP4872877A JPS5921784B2 JP S5921784 B2 JPS5921784 B2 JP S5921784B2 JP 52048728 A JP52048728 A JP 52048728A JP 4872877 A JP4872877 A JP 4872877A JP S5921784 B2 JPS5921784 B2 JP S5921784B2
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Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、自動車の泥除は等のゴム成形品の表面に、
本体ゴム成形品と異色の文字、マーク等を肉厚に、かつ
鮮明に成形する方法に関する。
本体ゴム成形品と異色の文字、マーク等を肉厚に、かつ
鮮明に成形する方法に関する。
従来これらのゴム成形品の表面に文字等を成形する方法
としては、ゴム成形品の表面に直接印刷したり、あるい
は塗装したり、または異色ゴムよりなる文字を接着する
方法が行われているが、いずれもゴム製品の使用頻度が
高くなるにつれ、あるいは風雨等の自然現象により、そ
の表示部分が剥落したり、摩耗したりして、単に審美的
効果において劣るのみならず、耐久性に欠くことが致命
的な欠点であった。
としては、ゴム成形品の表面に直接印刷したり、あるい
は塗装したり、または異色ゴムよりなる文字を接着する
方法が行われているが、いずれもゴム製品の使用頻度が
高くなるにつれ、あるいは風雨等の自然現象により、そ
の表示部分が剥落したり、摩耗したりして、単に審美的
効果において劣るのみならず、耐久性に欠くことが致命
的な欠点であった。
一方、異色ゴムをゴム成形品の表面に加硫接着する方法
も実施されてはいるが、加圧加硫に際して接着面におい
て異色ゴムが流れ出したりするなど技術的に困難な問題
が残されていた。
も実施されてはいるが、加圧加硫に際して接着面におい
て異色ゴムが流れ出したりするなど技術的に困難な問題
が残されていた。
そこで近時異色ゴムの表面を本体ゴムと同色の未加硫ゴ
ムによって被覆し加硫成形した後、回転研摩機等を用い
て異色ゴム層を露出させる方法も提案されているが、異
色ゴムの表面を未加硫ゴムによって被覆し加硫成形した
場合、後述するようにゴムの加硫速度によって被覆ゴム
あるいは異色ゴムが成形時に流動し、所定のゴム層が形
成されず、従ってこれを研摩しても美麗な輪郭をもった
異色ゴム層が表われないという欠点を有していた。
ムによって被覆し加硫成形した後、回転研摩機等を用い
て異色ゴム層を露出させる方法も提案されているが、異
色ゴムの表面を未加硫ゴムによって被覆し加硫成形した
場合、後述するようにゴムの加硫速度によって被覆ゴム
あるいは異色ゴムが成形時に流動し、所定のゴム層が形
成されず、従ってこれを研摩しても美麗な輪郭をもった
異色ゴム層が表われないという欠点を有していた。
本発明者らは、これらの欠点を解消するために研究を重
ねた結果、被覆ゴムを伸張等の大きい加硫または半加硫
のゴムシートとすることによって成形時におけるゴムの
流動をたやすく防止することができ、所望のゴム層が形
成され、あわせて該ゴムシートを本体ゴムと相溶性があ
り、それと同色のものを選定することによって、極めて
容易に従来のものよりも一般と肉厚で、かつ審美的に秀
れた異色ゴムの文字表示部を成形することができること
を見出したのである。
ねた結果、被覆ゴムを伸張等の大きい加硫または半加硫
のゴムシートとすることによって成形時におけるゴムの
流動をたやすく防止することができ、所望のゴム層が形
成され、あわせて該ゴムシートを本体ゴムと相溶性があ
り、それと同色のものを選定することによって、極めて
容易に従来のものよりも一般と肉厚で、かつ審美的に秀
れた異色ゴムの文字表示部を成形することができること
を見出したのである。
以下図面に従って本発明の一実施例を説明すると、製品
形状のキャビティを有する金型1,1′内の文字キャビ
ティ3側に、ゴム本体6と同色の加硫又は半加硫のゴム
シート4を配置する。
形状のキャビティを有する金型1,1′内の文字キャビ
ティ3側に、ゴム本体6と同色の加硫又は半加硫のゴム
シート4を配置する。
このゴムシート4は、伸張率の犬なるもの、望ましくは
300%以上の伸張率をもつものが好ましく、また材質
はゴム本体6と同系か、又は相溶性のあるものもしくは
これらの混合物を選ぶ。
300%以上の伸張率をもつものが好ましく、また材質
はゴム本体6と同系か、又は相溶性のあるものもしくは
これらの混合物を選ぶ。
大きさは文字キャビティ3の面積よりも大きいものを用
いる。
いる。
次いで、文字キャビティ3の大きさと略同しか又はわず
か大なる異色(たとえば白色)の未加硫ゴム5を配する
。
か大なる異色(たとえば白色)の未加硫ゴム5を配する
。
この異色ゴム5は、文字部分を形成するものである。
異色ゴム5に次いで、ゴム製品本体となる未加硫のゴム
本体6を配設する。
本体6を配設する。
そして、それら3つのゴム体を一体として金型1.1′
内において加圧する(加圧装置は図示せず)この加圧段
階においては、3つのゴム体は圧着されるとともに、文
字キャビティ側に配置された加硫又は半加硫のゴムシー
ト4は伸張率の大きいものであるから、文字キャビティ
3内に伸延し充溝すると同時に異色ゴム5およびゴム本
体6との接合部周辺を被覆する(第2a図参照)。
内において加圧する(加圧装置は図示せず)この加圧段
階においては、3つのゴム体は圧着されるとともに、文
字キャビティ側に配置された加硫又は半加硫のゴムシー
ト4は伸張率の大きいものであるから、文字キャビティ
3内に伸延し充溝すると同時に異色ゴム5およびゴム本
体6との接合部周辺を被覆する(第2a図参照)。
そして、この加圧段階では金型1,1′に設けられた熱
盤2゜2′によって加熱されているので、キャビティ表
面側よりゴム体の加硫が進行し、3つのゴム体はその接
合部においてそれぞれ加硫接着されることとなる(第2
b図参照)。
盤2゜2′によって加熱されているので、キャビティ表
面側よりゴム体の加硫が進行し、3つのゴム体はその接
合部においてそれぞれ加硫接着されることとなる(第2
b図参照)。
ゴム本体6とゴムシート4は互いに相溶性のあるもので
あるから接合部において乱れを生ずることなく一体に融
合する。
あるから接合部において乱れを生ずることなく一体に融
合する。
なお、この場合において、特筆されるべきことは異色ゴ
ム5表面に被覆されるゴムシート4が伸張率の大きい加
硫又は半加硫のゴムシートであるということである。
ム5表面に被覆されるゴムシート4が伸張率の大きい加
硫又は半加硫のゴムシートであるということである。
このことは、すなわち、ゴムシート4はキャビティ3内
に伸延し充溝するが、未加硫ゴムと異なり流動しないの
で、異色ゴム5をきっちりと被覆して所定のゴム層を正
確に形成させるという効果を有する。
に伸延し充溝するが、未加硫ゴムと異なり流動しないの
で、異色ゴム5をきっちりと被覆して所定のゴム層を正
確に形成させるという効果を有する。
これを図面において対比すると、第3回者図は未加硫ゴ
ム9を用いた場合の例である。
ム9を用いた場合の例である。
未加硫ゴム9の加硫速度等の物性、キャビティ3の大き
さ等にもよるが、通常の成形で、未加硫ゴム9は流動し
て被覆ゴムとじての用をなさないものが半数以上現出し
、これらの表面を研摩しても異色ゴムの輪郭が乱れ不良
品となる。
さ等にもよるが、通常の成形で、未加硫ゴム9は流動し
て被覆ゴムとじての用をなさないものが半数以上現出し
、これらの表面を研摩しても異色ゴムの輪郭が乱れ不良
品となる。
場合によってはゴム本体6までが流出することもある。
このようにして成型された文字部分は、全体がゴム本体
6の地色と同一であるから、該文字部分の表面を、異色
ゴム5層が露出するよう研摩或いは切削等により削除れ
ば、文字部分の表面のみが鮮明に顕出する(第4図参照
)。
6の地色と同一であるから、該文字部分の表面を、異色
ゴム5層が露出するよう研摩或いは切削等により削除れ
ば、文字部分の表面のみが鮮明に顕出する(第4図参照
)。
上述したように、この発明によれば、伸張率の犬なる加
硫又は半加硫のゴムシートを表面層として用いるもので
あるから、加硫に際しても該表面層は流動せずにきっち
りと異色ゴム層を被覆する。
硫又は半加硫のゴムシートを表面層として用いるもので
あるから、加硫に際しても該表面層は流動せずにきっち
りと異色ゴム層を被覆する。
従って被覆ゴム、異色ゴム、本体ゴムは正確に積層成形
され、爾後の研摩等に際しても極めて美麗な輪郭を有す
る文字等を作出することができる。
され、爾後の研摩等に際しても極めて美麗な輪郭を有す
る文字等を作出することができる。
また圧縮成型のように、40〜50kg/iの圧力で加
圧しても、文字部分側面(肉厚部)に、異色ゴムが流れ
出すおそれもなく、しかも初期圧力でもって異色ゴムが
文字キャビティ内に圧入されるため、文字部分の肉厚を
大きくすることが可能となる。
圧しても、文字部分側面(肉厚部)に、異色ゴムが流れ
出すおそれもなく、しかも初期圧力でもって異色ゴムが
文字キャビティ内に圧入されるため、文字部分の肉厚を
大きくすることが可能となる。
肉厚部が大きくなれば、研摩等による表面剤し出し作業
も容易に行なうことができることはいうまでもなく、仕
上りの際異色ゴムの表面のみが文字部分として立体的に
鮮明に成形されて審美的効果に一段と秀れたものとなる
。
も容易に行なうことができることはいうまでもなく、仕
上りの際異色ゴムの表面のみが文字部分として立体的に
鮮明に成形されて審美的効果に一段と秀れたものとなる
。
また、これらの各ゴム体は、それら自体が相互に加硫接
着されているのみならず、相溶性のある前記ゴムシート
によって被覆加硫接着されているので、文字部分が剥落
するおそれはなく耐久性にも富むことになる。
着されているのみならず、相溶性のある前記ゴムシート
によって被覆加硫接着されているので、文字部分が剥落
するおそれはなく耐久性にも富むことになる。
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図は、加
圧加硫状態の変移を示すゴム体の断面図、第3図は、被
覆ゴムに未加硫ゴムを用いた場合のゴム体の断面図、第
4図は、仕上りを示すゴム成形品の斜視図である。 j’、1’・・・・・金型、2,2′・・・・・・熱盤
、3・・・・・・文字キャビティ、4・・・・・・ゴム
シート、5・・・・・・異色ゴム、6・・・・・・ゴム
本体。
圧加硫状態の変移を示すゴム体の断面図、第3図は、被
覆ゴムに未加硫ゴムを用いた場合のゴム体の断面図、第
4図は、仕上りを示すゴム成形品の斜視図である。 j’、1’・・・・・金型、2,2′・・・・・・熱盤
、3・・・・・・文字キャビティ、4・・・・・・ゴム
シート、5・・・・・・異色ゴム、6・・・・・・ゴム
本体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 未加硫のゴム本体の所定位置に文字、マーク等を形
成する未加硫の異色ゴムを配置し、この上面に伸張率が
大きくかつゴム本体と相溶性がありそれと同色の加硫又
は半加硫のゴムシートを被覆し、これらを一体に加圧加
硫成形した後、文字、マーク等の表示部分の表面に被覆
されたゴムシート層を削り取り、異色ゴム層を露出させ
ることを特徴とするゴム成形品の表面に立体的な異色の
文字、マーク等を成形する方法。 2 加硫又は半加硫のゴムシートの伸張率が300係以
上である特許請求の範囲第1項記載のゴム成形品の表面
に立体的な異色の文字、マーク等を成形する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52048728A JPS5921784B2 (ja) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | ゴム成形品の表面に異色の文字、マ−ク等を成形する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52048728A JPS5921784B2 (ja) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | ゴム成形品の表面に異色の文字、マ−ク等を成形する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53133280A JPS53133280A (en) | 1978-11-20 |
JPS5921784B2 true JPS5921784B2 (ja) | 1984-05-22 |
Family
ID=12811341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52048728A Expired JPS5921784B2 (ja) | 1977-04-27 | 1977-04-27 | ゴム成形品の表面に異色の文字、マ−ク等を成形する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5921784B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03128429A (ja) * | 1989-10-13 | 1991-05-31 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | イメージガイドの劣化度測定方法 |
JPH0558148B2 (ja) * | 1985-07-18 | 1993-08-25 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
KR102414388B1 (ko) | 2022-03-24 | 2022-06-29 | (주) 트리노테크놀로지 | Vld 구조의 내압 영역을 가지는 전력 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5106170B2 (ja) * | 2008-02-21 | 2012-12-26 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ加硫方法およびタイヤ加硫金型 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5034069A (ja) * | 1973-07-27 | 1975-04-02 |
-
1977
- 1977-04-27 JP JP52048728A patent/JPS5921784B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5034069A (ja) * | 1973-07-27 | 1975-04-02 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0558148B2 (ja) * | 1985-07-18 | 1993-08-25 | Tokyo Shibaura Electric Co | |
JPH03128429A (ja) * | 1989-10-13 | 1991-05-31 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | イメージガイドの劣化度測定方法 |
KR102414388B1 (ko) | 2022-03-24 | 2022-06-29 | (주) 트리노테크놀로지 | Vld 구조의 내압 영역을 가지는 전력 반도체 장치 및 그 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53133280A (en) | 1978-11-20 |
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