JPS59217782A - 熱可塑性樹脂用帯電防止剤 - Google Patents

熱可塑性樹脂用帯電防止剤

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JPS59217782A
JPS59217782A JP9145783A JP9145783A JPS59217782A JP S59217782 A JPS59217782 A JP S59217782A JP 9145783 A JP9145783 A JP 9145783A JP 9145783 A JP9145783 A JP 9145783A JP S59217782 A JPS59217782 A JP S59217782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antistatic agent
antistatic
component
thermoplastic resin
alkanediol
Prior art date
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Pending
Application number
JP9145783A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Yoshida
和久 吉田
Kazuo Obe
大部 一夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は速効性があシ、しかも効果が長期間持続し、熱
安定性が高く樹脂を着色することのない練込用の熱可塑
性樹脂用帯電防止剤に関する。
従来よシ熱可塑性樹脂用帯電防止剤として非イオン界面
活性剤が使用され、特に帯電防止効果の点から含窒素化
合物が多く使用されている。しかし、含窒素化合物は熱
安定性に劣るため、熱度■性樹脂に練込む際に劣化を起
して樹脂を着色させる傾向がある。
一方、脂肪酸多価アルコールエステル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル等の窒素を含まない非イオン界面
活性剤は帯電防止効果が低く、実用上改良が望まれてい
る。特公昭48−32769号公報には長鎖アルキレン
オキシドに水等を反応させて得うれるアルカンジオール
又はその誘導体が樹脂に対し適度な相溶性を有し、熱安
定性が良好で帯電防止効果も良好であると述べられてい
る。
本発明者らはこのアルカンジオールの練込用帯電防止剤
としての性能を評価したところ、使用量が多い場合、練
込稜短期間は良好な帯電防止効果を示すが、経時により
帯電防止効果が低下し、又、通常の使用量では帯電防止
効果が小さいこと、及びとのアルカンジオールを脂肪族
アルコールド併用すると通常の使用量の範囲においても
、速効性と持続性をともに満足する帯電防止効果を示す
ことを見出し本発明を完成した。
本発明の熱可塑性樹脂用帯電防止剤は一般式%式% (式中、R1はアルキル基であシ、R2は水素又はアル
キル基であり、R1とR2の炭素数の和は10〜28で
ある0)で示されるアルカンジオールと、0炭素数io
〜22の脂肪族アルコールとを重量比でA/B−2/8
〜8/2の範囲内で含有することを特徴とする。
本発明の帯電防止剤は熱可塑性を有する樹脂であれば、
任意に適用するととができる。そのような熱可塑性樹脂
の例としては、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エステル共重合体、エチレンー不飽和カルボン酸共
重合体、A8樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリアセタール樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリアミド樹脂などが挙げられ、ポリブタジェン、
ブタジエンー不飽和モノマー共重合体麦どのゴム系樹脂
にも適用できる。好ましい熱可塑性樹脂はエチレン又は
プロピレンを主要構成成分とするオレフィン系熱可塑性
樹脂である。
本発明の熱可塑性樹脂用帯電防止剤はN成分とB成分を
特定割合で含有する。N成分は一般式%式% で示されるアルカンジオールであり、式中のR1はアル
キル基であり、R2は水素又はアルキル基であり、R1
とWの炭素数の和は10〜28、好ましくは12〜22
である。このようなアルカンジオールの例として1.2
−ドデカンジオール、1.2−テシ゛ トラデカンジオール、1.2−ヘキサデカンジオール、
1.2−オクタデカンジオール、1.2−エイコサンジ
オール及びこれらの混合物が挙げられるO 本発明において使用するB成分は炭素数10〜22、好
ましくは炭素数12〜18の脂肪族アルコールである。
このよう、な脂肪族アルコールの具体例として、ラウリ
ルアルコール、ミリスチルアルコール、七千ルアルコー
ル、ステアリルアルコール、オレイルアルコールなどが
挙げられる。
本発明においては上述のN成分とB成分をA/B−2/
8〜8/2の重量比で用いそことが重要である0内部用
帯電防、止剤は熱可塑性樹脂の成形加工時に、他の添加
剤とともに混練された後、時間の経過により徐々に樹脂
表面に移行し、樹脂表面に水利層を形成しやすくするこ
とによって帯電防止効果を発揮する。従って一一に帯電
防止剤は樹脂に対する適度の相溶性と水和しやすさが要
求され、そ、の程度により帯電防止効果は大きく影響さ
れる。
本発明において使用するN成分のアルカンジオールは1
分子中に2個の水酸基を有するため、樹脂表面に移行し
やすく、帯電防止効果?速効性を有するが、通常の使用
量よりもかなり多量に使用する必要があり、しかも効果
を長時間持続するとと 5− ができない。一方、脂肪族アルコールは単独では帯電防
止効果を有しないが、アルカンジオールに対し、特定の
割合で用いることにより、通常の使用量で良好な帯電防
止効果を発揮し、しかもその効果は速効性と同時に長期
間の持続性を示す。との予想外の効果はN成分とB成分
を重量比でA/B−2/8〜8/2の範囲内で使用した
ときに顕著に発揮される。N成分がとの割合より少ない
場合は帯電防止効果そのものが低下し、一方、N成分が
この割合より多い場合は帯電防止効果の持続性が不十分
であり、本発明の目的を達成できない。N成分とB成分
の好ましい割合は人/B−3/7〜7/3の範囲である
本発明の帯電防止剤は熱可塑性樹脂100重量部当り、
0.1〜2重量重量部側用されるが、特にこの範囲に限
られるものではなく、N成分とB成分の割合や価格、使
用される熱可塑性樹脂の種類や製品用途、帯電防止効果
の要求水準などを考慮し、最適量が選択される。
本発明の帯電防止剤はアルカンジオールと脂肪 6− 族アルコールを必須成分とするが、これを用いて熱可塑
性樹脂に帯電防止性を付与するに際し、これら2成分を
混合物の状態で使用してもよく、各成分を別個に樹脂に
添加してもよく、さらには予めマスターバッチを調製し
た後、このマスターバッチを樹脂と混練してもよい。本
発明の帯電防止剤を熱可塑性樹脂に添加するに当り、樹
脂用添加剤として公知の慣用成分を、本発明の効果に影
響しない限度において任意に使用することができる。
このよう々慣用成分の例として、充填剤、着色剤、滑剤
、酸化防止剤、紫外線吸収剤にどを挙げるととができる
。また、本発明の効果を損わない限り、他の帯電防止剤
を併用してもよい。
本発明の帯電防止剤を熱可塑性樹脂に練込む方法は、公
知の方法が何ら制限されるととガく適用できる◇そのよ
うな方法は例えば、ヘンシェルミキサー、インターミッ
クス、バンバリーミキサ−1二本ロール、エクストルー
ダーなどの各種の混合あるいは混線機械を用いる方法で
ある。本発明の帯電防止剤を含有する熱可塑性樹脂は種
々の成形加工法により、フィルム、シート及び種々の形
状の成形品に加工され、速効性及び持続性にすぐれた、
しかも帯電i止効果が大きいという特徴を示す0 次に本発明を実施例を挙げてさらに詳細に説明する。な
お、帯電防止効果は試料を温度20℃、湿度65チの恒
温恒湿に所定の時間保持した後、試料にl0KVの電圧
を印加し、帯電圧半減期をスタチツクオネストメーター
□により測定し、評価した。
実施例1 メルトインデックス5.0のポリプロピレン樹脂(三菱
油化(株)製、三菱ノーブレンMA−4)100重量部
に1.2オクタデカンジオール(6)とステアリルアル
コール(ハ)を種々の比率で合計0.4重量部添加し、
バンバリーミキサ−を用いて200°Cで混練し、次い
で2本ロールで170 ”Cで3m角のペレットを作り
、さらに射出成形機を用いてシリンダ一温度230°C
で、76■X 761111X 1,6鱈の板状試料に
成形し、帯電防止効果の測定に用いた。
用いた帯電防止剤の重量比(A/B ’)及び帯電防止
効果を第1表に示す。
第  1  表 実施例2 帯電防止剤として第2表に示す物質を種々の重量比で用
いて実施例1を繰返した。
結果を第3表に示す。
−9= 第  2  表 第  3  表  10− 実施例3 メルトインデックス2.0のポリエチレン樹脂(住友化
学(株)製、スミカセンF 210−6 ) 100重
量部に、帯電防止剤として1.2−ヘキサデカンジオー
ルと1.2−オクタデカンジオールの重量比で6/4の
混合物(6)及び硬化牛脂アルコール0とを種々の重量
比で合計0.3重量部添加し、バンバリ−ミキサーを用
いて150℃で混練し、次いで2本ロールで130℃で
3w角のベレットを作シ、さらに押出機を用いてダイス
温度180℃でインフレーション成形し、厚さ20μの
フィルムを作製し帯電防止効果を測定した。
用いた帯電防止剤と重量比(A/B ’)及び帯電防止
効果を第4表に示す。
11− 第5表に示す。
第  4  表 実施例4 ポリ塩化ビニル樹脂(日本ゼオン(株)製、ゼオンPV
C103BP )100重量部に、ジオクチルフタレー
ト60重量部、エポキシ化大豆油5重量部、安定化剤(
カルシウム/亜鉛系)1.5重量部及び帯電防止剤とし
て、実施例3で用いたアルカンジオール混合物(へ)と
硬化牛脂アルコール■とを合計0.3重量部添加し、バ
ンバリーミキサ−を用いて155℃で混練し、カレンダ
ーロール機にかけて厚さ100μのフィルムを作製し、
帯電防止効果を測定した。
用いた帯電防止剤の重量比及び帯電防止効果を12− 第  5  表 13−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、囚一般式 %式% (式中、Wはアルキル基であシ、R2は水素又はアルキ
    ル基であシ、R1とR2の炭素数の和はlO〜28であ
    る。)で示されるアルカンジオールと、(ハ)炭素数1
    0〜22の脂肪族アルコールとを重量比でA/B−2/
    8〜8/2の範囲内で含有することを特徴とする熱可塑
    性樹脂用帯電防止剤。
JP9145783A 1983-05-26 1983-05-26 熱可塑性樹脂用帯電防止剤 Pending JPS59217782A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6248741A (ja) * 1985-08-28 1987-03-03 Nisshin Rubber Kk 明色導電性ゴム組成物
IT201700047751A1 (it) * 2017-05-03 2018-11-03 Bridgestone Corp Mescola in gomma per porzioni di battistrada

Cited By (4)

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