JPS59217743A - 木粉入り複合樹脂組成物 - Google Patents
木粉入り複合樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS59217743A JPS59217743A JP9216083A JP9216083A JPS59217743A JP S59217743 A JPS59217743 A JP S59217743A JP 9216083 A JP9216083 A JP 9216083A JP 9216083 A JP9216083 A JP 9216083A JP S59217743 A JPS59217743 A JP S59217743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filler
- wood
- wood flour
- resin composition
- composite resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(発明の分野)
この発明は、自動車用内装材のボード芯材等に好適な木
粉入り複合樹脂組成物に関し、特にその耐衝撃性を向上
させたものに関する。
粉入り複合樹脂組成物に関し、特にその耐衝撃性を向上
させたものに関する。
(発明の背景)
自動車用内装材に用いられる芯材の一種に、合成樹脂単
体あるいはこの樹脂単体にフィラーを配合した複合樹脂
組成物が用いられている。
体あるいはこの樹脂単体にフィラーを配合した複合樹脂
組成物が用いられている。
後者は前者に比して安価で、引っ張り強度や曲げ強度あ
るいは熱変形温度が向上するなど全般的に物性が向上J
゛ることがら、樹脂単体のものより多(用いられている
。
るいは熱変形温度が向上するなど全般的に物性が向上J
゛ることがら、樹脂単体のものより多(用いられている
。
樹脂としては工業的に最も安価で入手し易いポリプロピ
レン(以下PPと称する)が用いられ、またフィラーと
してはハードボード等の木屑を粉砕した木粉が用いられ
る。
レン(以下PPと称する)が用いられ、またフィラーと
してはハードボード等の木屑を粉砕した木粉が用いられ
る。
このようなPP複合樹脂において、最も経済的なのはフ
ィラーの配合比を多くし、樹脂量を少なくすることにあ
り、その目安として、現在ではPP50%(重量、以下
同じ):木粉50%を標準的な配合とし、この混合物を
溶融するとともに、Tダイ等により板状に一体押出成形
し、二次加工に供するようにしている。
ィラーの配合比を多くし、樹脂量を少なくすることにあ
り、その目安として、現在ではPP50%(重量、以下
同じ):木粉50%を標準的な配合とし、この混合物を
溶融するとともに、Tダイ等により板状に一体押出成形
し、二次加工に供するようにしている。
な゛お、現在において、これら本粉入り複合樹脂組成物
からなるボード材の板厚は2mw+どなっており、この
ようなボード材を更に軽量化するためには、ソノ厚すヲ
在来(7)2111111より、1゜5’m+n’、
1 。
からなるボード材の板厚は2mw+どなっており、この
ようなボード材を更に軽量化するためには、ソノ厚すヲ
在来(7)2111111より、1゜5’m+n’、
1 。
0III11と薄肉化していくことが必要である。
しかしながら、このように薄肉化した場合には衝撃強度
が極端に低下し、しかも機械的強度の低下も著しく、そ
の対策が必要となる。
が極端に低下し、しかも機械的強度の低下も著しく、そ
の対策が必要となる。
例えば、衝撃強度の低下を防止するためには前記PP:
木粉の配合比が50 : 50から樹脂成分の増量を図
ることや、第3成分としてゴム成分を加えることが考え
られる。しかし、元々PPの場合にはその樹脂単体とし
ても耐衝撃性が低いことがあげられ、樹脂分を増量した
としても耐衝撃強度の増加は顕著でない。
木粉の配合比が50 : 50から樹脂成分の増量を図
ることや、第3成分としてゴム成分を加えることが考え
られる。しかし、元々PPの場合にはその樹脂単体とし
ても耐衝撃性が低いことがあげられ、樹脂分を増量した
としても耐衝撃強度の増加は顕著でない。
また、ゴム成分を添加した場合には、逆に機械的強度の
低下が著しく、トータルバランスの低いボード芯材とな
ってしまう。
低下が著しく、トータルバランスの低いボード芯材とな
ってしまう。
更に、機械的強度の向上に関しては、フィラーどして、
木粉の他に無機質フィラーを添加することが考えられて
いるが、この場合においても上記とは逆に耐衝撃強度が
低下し、しかも軽量化目的に反する比重の上昇を招来す
る。
木粉の他に無機質フィラーを添加することが考えられて
いるが、この場合においても上記とは逆に耐衝撃強度が
低下し、しかも軽量化目的に反する比重の上昇を招来す
る。
(発明の目的)
この発明は、薄肉化した場合における各種要求物性を従
来の厚みのものにほぼ匹敵させると同時に、特に耐衝撃
性を向−トできるようにすることを目的とする。
来の厚みのものにほぼ匹敵させると同時に、特に耐衝撃
性を向−トできるようにすることを目的とする。
前記目的を達成J−るために、本発明では、基本的に樹
脂成分としてポリプロピレン、フィラーとして木粉を混
合し、板状に一体押出成形してなる木粉入り複合樹脂組
成物において、前記樹脂成分に一部にオレフィン系エラ
ストマを配合するとともに、フィラーの一部に粒子が板
状形態である無機質フィラーを配合したことを特徴とす
る。
脂成分としてポリプロピレン、フィラーとして木粉を混
合し、板状に一体押出成形してなる木粉入り複合樹脂組
成物において、前記樹脂成分に一部にオレフィン系エラ
ストマを配合するとともに、フィラーの一部に粒子が板
状形態である無機質フィラーを配合したことを特徴とす
る。
すなわち、本発明においては、従来の串なる第3成分の
添加による一面的な物性向上でなく、これらの向上と低
下をバランス良く調和し、トータルとしては耐衝撃性の
向上を得られ、しかも他の諸物性には殆ど影響を与えな
いようにしたものである。
添加による一面的な物性向上でなく、これらの向上と低
下をバランス良く調和し、トータルとしては耐衝撃性の
向上を得られ、しかも他の諸物性には殆ど影響を与えな
いようにしたものである。
前記複合樹脂組成物を構成する各素材のうち樹脂成分が
50%、フィラーは50%、合計100%になるように
配合するが、樹脂成分中の主要成分は前述のPPとし、
これら適宜量のオレフィン系エラストマを配合すること
によって全量に対し50%となるような配合とする。
50%、フィラーは50%、合計100%になるように
配合するが、樹脂成分中の主要成分は前述のPPとし、
これら適宜量のオレフィン系エラストマを配合すること
によって全量に対し50%となるような配合とする。
また、フィラーも同様に木粉を主要成分とし、その一部
に粒子が板状の形態である無機質フィラーに置換える。
に粒子が板状の形態である無機質フィラーに置換える。
前記オレフィン系エラストマとしては、より詳しくはエ
チレン−ポリプロピレン共重合体ラバー(以下EPラバ
ーと称する)、あるいはEVA等が掲げられるが、EV
Aの場合には、軟化点が比較的低く、耐熱剛性に劣るた
めに、EPラバーを用いることが望ましい。
チレン−ポリプロピレン共重合体ラバー(以下EPラバ
ーと称する)、あるいはEVA等が掲げられるが、EV
Aの場合には、軟化点が比較的低く、耐熱剛性に劣るた
めに、EPラバーを用いることが望ましい。
また、PPに対する前記EPラバーの比としてはEP5
: PP45〜E、Pl、Q : PF’40の範囲
が望ましい。
: PP45〜E、Pl、Q : PF’40の範囲
が望ましい。
すなわち、そのEPラバーの配合比が上)ホした値を越
えると、機械的強度の低下が著しく、またその範囲以下
だと耐衝撃性における効果が現われないので、前記の範
囲内とする。
えると、機械的強度の低下が著しく、またその範囲以下
だと耐衝撃性における効果が現われないので、前記の範
囲内とする。
前記無機質フィラーとしては、より具体的には、タルク
、あるいはマイカなどのようにその粒子の5− 結晶形態が鱗片状をなすもので、これら無機質フィラー
においては、機械強度を向上させる目的で加えられる。
、あるいはマイカなどのようにその粒子の5− 結晶形態が鱗片状をなすもので、これら無機質フィラー
においては、機械強度を向上させる目的で加えられる。
そして、木粉対前記無機質フィラーの比は木粉40:無
機質フィラー10〜木粉20:無機質フィラー30の範
囲が望ましく、その範囲を越えた場合には耐衝撃性の低
下、19よび比重の増大が著しく、以下である場合には
機械強度の向上が望めない。
機質フィラー10〜木粉20:無機質フィラー30の範
囲が望ましく、その範囲を越えた場合には耐衝撃性の低
下、19よび比重の増大が著しく、以下である場合には
機械強度の向上が望めない。
以上総合すると、PP : 40〜45.EP:5〜1
0.木粉:20〜40.無機質フィラー=10〜30が
この発明の好ましい成分組成比の範囲となる。
0.木粉:20〜40.無機質フィラー=10〜30が
この発明の好ましい成分組成比の範囲となる。
以上の構成のものは、ヘンシェルミキサで均一に拡散混
合され、次いで押出成形機にかけられてその内部で溶融
し、Tダイより板状に押出成形される。
合され、次いで押出成形機にかけられてその内部で溶融
し、Tダイより板状に押出成形される。
また、自動車用内装材等の芯材に用いる場合に、その後
冷または熱プレス−成形等の二次加工に供される。
冷または熱プレス−成形等の二次加工に供される。
6−
そして、このように構成される、木粉入り複合樹脂の用
途としては、高剛性が要求される部品として最適であり
、これを自動車用内装材における芯材とした場合には耐
衝撃性能が大幅に向上し、逆に同一性能をもたらすため
に材料の薄肉化を可能にし、軽量化に大きく貢献するこ
とになる。
途としては、高剛性が要求される部品として最適であり
、これを自動車用内装材における芯材とした場合には耐
衝撃性能が大幅に向上し、逆に同一性能をもたらすため
に材料の薄肉化を可能にし、軽量化に大きく貢献するこ
とになる。
また、この高い耐衝撃性をもたらす場合のデメリッ1〜
である他の機械的強度、すなわち曲げ特性や曲げ剛性、
あるいは引っ張り加重9強度、延び等については従前の
ものと大差なく、現行の厚み2I−から薄クシた場合の
それらの機械特性の低下があるのみであることが確認さ
れている。
である他の機械的強度、すなわち曲げ特性や曲げ剛性、
あるいは引っ張り加重9強度、延び等については従前の
ものと大差なく、現行の厚み2I−から薄クシた場合の
それらの機械特性の低下があるのみであることが確認さ
れている。
(実施例の説明)
表1
PP 40
EP 10
木粉 30
タルク 20
計 100 (重量)
以上の組成のものをヘンシェルミキサで良く混合、拡散
し、次いでこの組成物を押出成形機にかけ、厚み21m
5.1 、5mm、 1.Qmmの板状押出成形体を得
た。
し、次いでこの組成物を押出成形機にかけ、厚み21m
5.1 、5mm、 1.Qmmの板状押出成形体を得
た。
この押出成形体の耐衝撃性を比較した結果を以下の表に
示す。
示す。
なお、比較のために掲げた比較例の■はPP単体:木粉
の比が50=50のもの、■は前記■のもの100%に
対し、外割りでオレフィン系エラスト75部および10
部を加えたもの、■はフィラーとしてタルクを木粉40
に対し10%、木粉30に対し20%、木粉20に対し
て30%それぞれ加えたものの特性を示すものである。
の比が50=50のもの、■は前記■のもの100%に
対し、外割りでオレフィン系エラスト75部および10
部を加えたもの、■はフィラーとしてタルクを木粉40
に対し10%、木粉30に対し20%、木粉20に対し
て30%それぞれ加えたものの特性を示すものである。
以上の表2からも明らかなように、本発明に係る組成の
ものにあっては、特に落球衝撃において極端な性能の向
上が見られ、しかも、−20℃下にお(プる性能も従来
の■〜■のものに比して極めて高く、特に耐寒特性に優
れるなどの大きな効果を得た。
ものにあっては、特に落球衝撃において極端な性能の向
上が見られ、しかも、−20℃下にお(プる性能も従来
の■〜■のものに比して極めて高く、特に耐寒特性に優
れるなどの大きな効果を得た。
9−
Claims (1)
- (1)基本的に樹脂成分としてポリプロピレン、フィラ
ーとして木粉を混合し、板状に一体押出成形してなる木
粉入り複合樹脂組成物において、前記樹脂成分に一部に
オレフィン系エラストマを配合するとともに、フィラー
の一部に粒子が板状形態である無機質フィラーを配合し
たことを特徴とする木粉入り複合樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216083A JPS59217743A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 木粉入り複合樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9216083A JPS59217743A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 木粉入り複合樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59217743A true JPS59217743A (ja) | 1984-12-07 |
Family
ID=14046670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9216083A Pending JPS59217743A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 木粉入り複合樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59217743A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2724342A1 (fr) * | 1994-09-12 | 1996-03-15 | Polyfont Sa | Materiau composite a base de polypropylene et son application a des elements de plancher |
WO1996034045A1 (en) * | 1995-04-27 | 1996-10-31 | Aviplast Bv | Plastic-based composite product and method and apparatus for manufacturing same |
US7241484B2 (en) | 2003-03-17 | 2007-07-10 | Tech-Wood International Ltd. | Reinforced profile |
US7713460B2 (en) | 1995-04-27 | 2010-05-11 | Tech-Wood International Ltd. | Method and apparatus for manufacturing of plastic-based composite product |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5221049A (en) * | 1975-08-11 | 1977-02-17 | Idemitsu Kosan Co Ltd | Resin composition with improved coating properties |
JPS5521494A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Bethlehem Steel Corp | Olefin composition having high antiishock and high temperature flow resistance and metal plastic laminate obtained therefrom |
-
1983
- 1983-05-25 JP JP9216083A patent/JPS59217743A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5221049A (en) * | 1975-08-11 | 1977-02-17 | Idemitsu Kosan Co Ltd | Resin composition with improved coating properties |
JPS5521494A (en) * | 1978-07-31 | 1980-02-15 | Bethlehem Steel Corp | Olefin composition having high antiishock and high temperature flow resistance and metal plastic laminate obtained therefrom |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2724342A1 (fr) * | 1994-09-12 | 1996-03-15 | Polyfont Sa | Materiau composite a base de polypropylene et son application a des elements de plancher |
WO1996034045A1 (en) * | 1995-04-27 | 1996-10-31 | Aviplast Bv | Plastic-based composite product and method and apparatus for manufacturing same |
EP1172404A1 (en) * | 1995-04-27 | 2002-01-16 | Tech-Wood International Limited. | Plastic-based composite product and method for manufacturing same |
US6929841B1 (en) | 1995-04-27 | 2005-08-16 | Tech-Wood International Ltd. | Plastic-based composite product and method and apparatus for manufacturing same |
US7713460B2 (en) | 1995-04-27 | 2010-05-11 | Tech-Wood International Ltd. | Method and apparatus for manufacturing of plastic-based composite product |
US7241484B2 (en) | 2003-03-17 | 2007-07-10 | Tech-Wood International Ltd. | Reinforced profile |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3117195B2 (ja) | 高剛性、高熱変形温度特性を有する木質繊維系複合材製品の製造方法 | |
JPS59217743A (ja) | 木粉入り複合樹脂組成物 | |
JP3367142B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPS6365099B2 (ja) | ||
JPS59126446A (ja) | 超高分子量ポリエチレン樹脂組成物 | |
JPS60166337A (ja) | 二次成形用シ−ト材料 | |
JPS59217744A (ja) | 木粉入り複合樹脂組成物 | |
JPH03239754A (ja) | 繊維強化樹脂組成物 | |
JPS5941355A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
US3243478A (en) | Mixture comprising polyamide and styrene acrylonitrile copolymer | |
JP2828808B2 (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物 | |
JPH0217583B2 (ja) | ||
JPH0160058B2 (ja) | ||
US3330788A (en) | Polyvinyl chloride blended with mixture of lignin-butadiene styrene copolymer | |
JPS6231016B2 (ja) | ||
CN108084672A (zh) | 一种纳米粒子复合材料 | |
JPH0892452A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JPH02173052A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPS6345706B2 (ja) | ||
JP2509866B2 (ja) | 焼結フィルム | |
JPS61294702A (ja) | ポリオレフィン系導電性樹脂組成物の製造法 | |
JPS59161454A (ja) | ポリプロピレン複合樹脂組成物 | |
JPS5853663B2 (ja) | 雲母充填成形用樹脂組成物 | |
JPH0348223B2 (ja) | ||
JPH04277542A (ja) | ポリカーボネート樹脂組成物 |