JPS5921721A - ポリスルホン樹脂中空糸の製造法 - Google Patents

ポリスルホン樹脂中空糸の製造法

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JPS5921721A
JPS5921721A JP12938982A JP12938982A JPS5921721A JP S5921721 A JPS5921721 A JP S5921721A JP 12938982 A JP12938982 A JP 12938982A JP 12938982 A JP12938982 A JP 12938982A JP S5921721 A JPS5921721 A JP S5921721A
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JP
Japan
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spinning
polysulfone resin
hollow
water
liquid
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JP12938982A
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JPH026849B2 (ja
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Takeshi Yanagimoto
剛 柳本
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Nok Corp
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Nippon Oil Seal Industry Co Ltd
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリスルホン樹脂中空糸の製造法に関する。
更に詳しくは、乾湿式紡糸法による偏肉のないポリスル
ホン樹脂中空糸の製造法に関スル。
ポリスルホン樹脂は、酸化に強いスルホン結合、強じん
性と熱安定性とを与えるエーテル結合および耐Wb性を
向上させるベンゼンθなどを分子の骨格構造中にそれぞ
れ含んでいるので、バランスのとれたすぐねた性aを持
っている。即ち、機械的強IFはポリフェニレンオキシ
ド樹脂とほぼ同等で、熱変形温度(174℃)はポリプ
ロピレン樹脂に次いで高く、特に高温での耐クリープ性
がすぐれており、耐化学桑品件にすぐれ、酸やアルカリ
に侵されないといった信性を備え、しかもそれは中空糸
への紡糸も容易なところから、分離用膜材料としての中
空糸として、有機溶剤の分離、有機物の回収、排水処理
などに苛酷な条件(1名1品、強酸性または強アルカリ
性など)でも、いずわも有効に使用することができる。
かかる用途に用いられるポリスルホン樹脂からの中空糸
の製へは、ポリスルホン樹脂の高濃度溶液である紡糸原
液(ドープ液)を二重円環ノズルから押出し、数(7)
〜7&10crnの間を自然落下させた後、水またはそ
れを主成分とするゲル化洛中に導き、そこでゲル化成形
させることにより行われ、この際中空部の内部には液体
を注入し、中空部の維持を図っている。これには、紡糸
、原液に対して凝固性の液体、例えば水、アルコール、
アセトンまたはそれらの混合液などが従来用いられてい
る。
ところで、中空糸の中空部を維持するため、その内部に
凝固性の液体を注入する場合、ノズルの外側環状部から
吐出した紡糸原液は、ノズルの内側中空部から注入され
たこの液体と接触すると直ちに中空糸の内側からゲル化
を開始し、その後内側のゲル化層は徐々に発達して行く
が、紡糸された中空糸にドラフトをかけて延伸する際、
中空部に凝固性の液体が注入されるとノズル部からの急
激なゲル化によって、糸切れが多発する現象がみられる
。また、糸切れだけではなく、中空糸が周方向に縮むた
め゛中空糸断面の内壁の形状が円形にはならず、このよ
うな中空糸を分離用膜材料として用いた場合には、口過
性能が低下するといった欠点がもたらされる−0 かかる偏肉現象について更に検討するに、乾湿紡糸法に
限らず、溶融紡糸法その他の紡糸法によって中空糸を製
造する場合、二重円環ノズルから吐出した未硬化(未ゲ
ル化)の中空流を延伸しているので、得られた中空糸の
外径および内径は、ノズルのそれらよりも小さいのが普
通である。
ところで、ポリスルホンW脂肪系原液を乾湿式紡糸し、
延伸によって所望の糸径を有する中空糸を製造する際、
二重円環ノズルの内側から水などのゲル化に関与する液
体を注入液体として流すと、ノズルから吐出した中空流
は、その内部から直ちにゲル化を開始し、この注入液体
と接している部分では、最初ノズルの内径と同じ径を有
する薄い膜が生成し、その膜がその後延伸される。延伸
をかけることによって、中空流の内、外径は次第に小さ
くなるが、膜の厚さが薄いため、内径側が円形のまま縮
小せず、しわの寄った状態でゲル化を完了させる(第2
図巷照)。
ところで、中空糸の内、外径は、紡糸原液量、注入液体
量および巻取速度によってほぼ決まり、それらはそれぞ
れ次式で表わすことができる。
そこで、延伸時に内径側が不拘γに縮小するのを防止す
るという課題を解決するために、延伸をかけても中空糸
の内径がノズルの内径に等しいかあるいはそれよりも大
きくなるような条件を注入液体量を調節することによっ
て設定すべく、前記(2)式を変形すると、注入液体i
tが次式りも大きくなり、内径側も円形にし不偏肉のな
い中空糸が得られることが分った。
従って、本発明は、ポリスルホン中空糸の製造法に係り
、ポリスルホン中空糸は、ポリスルホン紡糸原液を乾湿
式紡糸するに際し、中空部を維持させるための注入液体
として水またはそれを主成分とする液体を用い、かつそ
の注入液体量を前記式(3)で示された値に等しいかあ
るいはそれより大きくなるよ=うな条件下で紡糸するこ
とにより製造される。
即ち、一定の内径を有する二重円環ノズルを用いた場合
、乾湿式紡糸された中q上糸の看取速度と注入液体1■
を調ftiするだけで、内径側が円形で偏肉のない中空
糸を得ることができ(第1図参照)、かかる中空糸は、
一定の厚さを有することから、延伸時に糸切れが発生す
る割合が少なく、また分離用膜材料として用いた場合に
良好な口過性能を示すという効果を奏する。なお、注入
液体量の関節は、例えばギアポンプの回転数を調節する
ことによって行われる。
次に、実施例について本発明を説明する。
実施例 ル)ずれも重用で15%のポリスルホン(UOO社製品
P  1700) 、84%のジメチルホルムアミドお
よび1%のポリビニルピロリドン(増粘剤)カら調製さ
れた紡糸原液を、内径1.Orum、外径2.0mの二
重環状ノズルから14 meA>の1l−1出1■で外
側環状部から吐出させ、その際内側中空部から注入液体
として水を9rnl/分の注入量で同時に送り込み、7
.5 cmの間を自然落下させ、ゲル化浴中に浸漬させ
た後、44ル宏の巻取速度で中空糸を巻取り、外径1.
4 rtvn 、内径1.0111111の中空糸を製
造した。
得られた中空糸は、第1図にその断面の繊維構造(倍率
50倍)が走査型電子顕微銀写真として示されている如
く、中空部が真円に近い、偏肉のない断面を有している
比較例 実施例において、紡糸原液吐出喰を30−7分、注入液
体量を3Q ml/’分、自然落下距f@lニア、5 
onとしてゲル化洛中に浸漬し、また巻取速度を26 
nV分として、外径が0.6−の中空糸を製造した。
得られた中空糸は、第2図にその3本の断面の繊維構造
(倍率50倍)が走査型電子類@鏡写真として示されて
いる如く、中空部が周方向に3個所縮み、偏肉部を形成
していることが分る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例で、また第2図は比較例でそれぞれ得ら
れた中空糸の断面の繊維構造を示す電子顕微鏡写真であ
る。 代理人弁理士 吉 口■ 俊 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリスルホン樹脂紡糸原液を乾湿式紡糸するに際し
    、中空部を維持させるための注入液体として水またはそ
    れを主成分とする液体を用い、かつその注入液体量を次
    式 で示された値に等しいかあるいはそれより大きくなるよ
    うな条件下で紡糸することを特徴とするポリスルホン樹
    脂中空糸の製造法。
JP12938982A 1982-07-23 1982-07-23 ポリスルホン樹脂中空糸の製造法 Granted JPS5921721A (ja)

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JPH026849B2 JPH026849B2 (ja) 1990-02-14

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