JPS5921716A - 吸水性ポリエステル繊維の製造法 - Google Patents

吸水性ポリエステル繊維の製造法

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JPS5921716A
JPS5921716A JP12964882A JP12964882A JPS5921716A JP S5921716 A JPS5921716 A JP S5921716A JP 12964882 A JP12964882 A JP 12964882A JP 12964882 A JP12964882 A JP 12964882A JP S5921716 A JPS5921716 A JP S5921716A
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JP
Japan
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polyester
fibers
water
absorbing
compound
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JP12964882A
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English (en)
Inventor
Tatsuro Yamaguchi
山口 達郎
「峰」村 勲弘
Isahiro Minemura
Motoyoshi Suzuki
鈴木 東義
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は特殊な微&lII孔を有し、且つ耐久性のある
吸水性を有するポリエステル繊Xdkの製−造法に関す
る。 従来吸水性を有するポリエステル繊維を得るべく後加工
技術が種々開発されているが、これらはいずれも加工剤
を単に繊維の表面に付着させたものであるため、洗濯等
により加工剤が脱落し、耐久性に限界があった。このた
め永続的な吸水加工効果を有するポリエステル繊維品の
出現が強く要望されている。 しかしながら、従来の如き繊維表面のみの処理では一時
的な加工効果が得られるだけであり。 又加工効果の向上を目的として、加工剤σ)付着量を増
加させても加工の耐久性向上効果は小さいばかりか風合
硬化等の風合変化が逆に大きくなるという深刻な問題が
生じる欠点がある。 本発明は、ポリエステル繊維の表面に微細な孔を形成せ
しめ、主としてこの孔の中に吸水性を有する化合物を付
与することにより耐久性のある吸水性ポリエステルm#
aを得る方法である。 従来、ポリエステル繊維の表面に凹凸孔を、付与する方
法として、ポリオキシエチレングリ;−ル又はポリオキ
シエチレングリコール゛とスルホン酸化合物を配合した
ポリエステルよりなる繊維をアルカリ水溶液で処理する
こ、とKより繊維軸方向に配列した皺状の微細孔を繊維
表面に形成させる吸湿性I#維の製造法、又は酸化亜鉛
。 リン酸カルシウム等の如き不活性無機物質の微粒子をポ
リエステル反応系内に添加配合せしめてなるポリエステ
ル繊維を、アルカリ水溶液で処理して無機微粒子を溶出
することにより微―孔を形成させる吸湿性繊維の與造法
等が提案されている。しかしながら、これらの方法によ
って得られる繊維は、孔の大きさが大きすぎて、吸水剤
の耐久性を改良するためには適当でなく且つ容易にフィ
ブリル化し、白っぽく見えるようKなると云う欠点を有
していた。 本発明者は、ボーリエステル繊維の表面に微細孔を形成
せしめ、呈として、その孔の中に吸水剤を付与すべく鋭
意検討を行なった結果、ポリエステルに相溶性の大ぎい
特定の低分子化合物を配合せしめたポリエステル組成つ
から溶融紡糸して得たポリエステル繊維をアルカリ処理
することに1つて繊維表面に凹凸微細孔を形成できるこ
とを見出し、本発明に到達したものである。 即ち1本発明は芳香族ポリエステル100重量部に下記
東件(11〜(4)を満足する低分子化合物0.1〜3
0重量部を配合せしめたポリエステル組成物を溶融紡糸
し、得られたポリエステル繊維をアルカリ化合物の水溶
液で処理して該繊維の2重量%以上を溶出せしめた後吸
水性を有する加工剤を付与することを特徴とする吸水性
“ポリエステル繊維σ)輿弊法である。 (A)  芳香族ポリエステルの溶融条件下゛C実質的
に安定で、該ポリエステルと非反応性で、且つ該ポリエ
ステルと相溶性(でアル。 (I3)  該ポリエステル組成物を冷却1IId化・
せしめた際に該ポリエステルと相分離を生じ1gLJ。 (Q 融点が100℃以上である。 0 分子量が1000以下である。 本発明において用いる芳香族ポリエステル屯芳香族ジカ
ルボン酸を主たる醒成分とするものであり、該芳香族ジ
カルボン酸として1まテレフタル酸、イソフタル酸、ナ
フタレンジカルylEン酸、ジフェニルジカルボン酸、
ジフェニルスルボンジカルボン酸、ジフェニルニー1ル
ジカルボン酸* :)フェノキシエタンジカルボン酸、
メチルテレフタル酸、メチルインフタル酸等が例示でき
る。またグリコール成分としては、エチレングリコール
、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール
、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、]゛ククタメチレングリコール、デカメチレングリ
コール如き脂肪族グリコール、1.4−シクロヘキサン
ジメタツール等の如き脂肪族グリコール、及びハイド0
キノン、メイール・・イドロキノン、プチルハイドロキ
/ン、アミルノ\イドロキノン。 レゾルシン、z、2−ビス(4−ヒト四キシフェニル)
ブーパン〔ビスフェノールA)11.1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン〔ビスフェノール2
)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エーテル等の如き
芳香族ジヒド四キシ化合物を用−いることができる。上
記ジカルボン酸成分及びグリコール成分以外忙オキシカ
ルボン酸成分を用いてもよ(、咳オキシカルボン酸とし
ては、オキシ安息#酸、オキシカ7トエ酸、β−ヒドロ
キシエトキシ安息香酸等が例示できる。 また本発明において用いる芳香族ポリエステルは、上記
成分以外に、小割合(通常全酸成分に対して10モル%
以下)でアジピン酸、セバシン酸等の如き脂肪族ジカル
ボン酸、ヘキ+ヒドロテレフタル酸等の如き脂環族ジカ
ルボン酸及び5−ナトリウムスルホイソフタル酸を含有
することができまた少量(通常10Ji(Ji%平下)
のポリオキシ7ノトキレングリコールが共重合されてい
てもよい。更に芳香族ポリエステルが実質的り線状であ
る範囲(通常1モル%以下)でトリメリット酸、ビーメ
リット酸等の如きポリカルボン−酸、グリセリン、トリ
メチロールプ1パン、ペンタエリスリトール等j)如き
ポリオールが共重合されていても差し支えない。 上記芳香族ポリエステルの中で、下記一般式%式%() (mは2〜6の整数を示す) で表わされる繰返し単位を主とするポリエステルが好ま
しく、なかでもy14リエチレンテレ7タレート、ポリ
ブチレンプレフタレートが特に好ましい。 かかる芳香族ポリエステルは任意の方法忙よって合成し
たものでよい。例えばポリエチレンテレフタレート忙つ
いて説明すれば、通常、テレフタル酸とエチレングリコ
ールとをWL接エステル化反応させるか、テレフタル酸
ジメチルの如きテレフタル酸の低級アルキルエステルと
エチレングリコールとをエステル交換反応させるか又は
テレフタル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかし
てテレフタル酸のグリコールエステル及び/又はその低
重合体を生成させる第1段階の反応と、第1R階の反応
生成物を減圧下加熱して所望の重合度になるまで重縮合
反応させる第2段階の反応により
【製造される。 次いで、上記芳香族ポリエステルに配合する低分子化合
物について説明する。 本発明忙お℃ゝ【芳香族ポリエステルに配合する低分子
化合物は、+11芳香族ポリエステルの溶融条件下、例
えばポリエステルの融点+20℃の温度において、実質
的に安定で、芳香族ポリエステルと非反応性で、かつ芳
香族ポリエステルに配合した場合忙相分離を起こさず均
−忙相溶するものであることが必要である。ここで1実
質的忙安定で、芳香族ボIJ エステルと非反応性であ
る”とは、それ自体分解することなく、また芳香族ポリ
エステルを分解せず、あるいは芳香族ポリエステルと反
応しないということを意味する。 低分子化合物は、更K +21芳香族ポリエステルと低
分子化合−物とを溶融混合して得られた均一な溶融物を
冷却固化しても、芳香族ポリエステルと相分離を起こさ
ず、均一に相溶したまま、の状態を保持し得るものであ
ることが必要である。 これは、例えが上記均一透明な溶融物を非品性固体を与
える罠十分な冷却速度で冷却して非品性固体を得る場合
に均一透明な固体を与えるかまたは、相分離を起こして
不透明な固体を与えるかをみること釦より容易に判断す
ることができる。 更に、低分子化合物は(3)融点が100℃以上で、か
つ(4)分子量が1000以下であることが必要である
。低分子化合物の融点が1’OO’C以下であると、芳
香族ポリエステルと一溶融混合した場合に芳香族ポリエ
ステルの二次転移点を著しく低下させるため成形時の耽
扱いが困難となる。 本発明において用いる低分子化合物番よ、上記条件+1
1〜(4)を満足するものであゝればよいが、更忙溶融
混合時の揮散防止の観点から常圧での沸点が250℃以
上、l持[300℃以上のものが好ましく用いられる。 本発明方法において用いるかかる低分子化合物とし【は
上記条件を満足するものであればよいが、例えば、下記
式(I) で表わされるイミド化合物、 下記式(II) 0    0 111 0    0 で表わされるイミド化合物等を挙げることができる。 上記式(I)の化合物としては、上記式(I) [おい
てに又はR1の少(ともいずれか一方が置換されていて
もよ〜)芳香族残基である化合物、特にA1が2価の、
置換されていてもよい芳香族残基である化合物を好ゝま
しく用いる。 また、上記式(n)の化合物としては、上記式(1りに
おいてRfが1価の、置換されていてもよい脂肪族残基
である化合物を好ましく用いる。 上記一般式(1)において、A1を表わす2価の芳香族
残基としては、例えば1.2−フェニレン基、  1.
2 +、  2.3−又は1.8−す7チレン基を挙げ
ることが宅き;2価の脂肪族残基としては、例えばエチ
レンまたはトリメチレンの如き鎖状フルキレン基又は1
.2−シクロヘキシレン基の如きシクロ6アルキレン基
を挙げることができる。 コtt ラ17’)基は、芳香族ポリエステル(A)に
対して非反応性の置換基で111換されていてもよい。 かかる置換基としては、例えばメ牛ル、エチルの如き低
級アルキル基、メトキシ、エトキシの如き低級フルコキ
シ基、塩素、臭素の如きハロゲン原子、ニトロ基、フェ
ニル基、フェノ゛−シ基、メチル基−で置換されていて
もよいシクロヘキシル等を挙げることができる。 R1を表わすn価(n=1または2)の芳、香族残基と
しては、例えばフェニル基、ナフチル基もしくは式Q−
78(ここで2は一〇−1−SO,−または−CH,−
で奔る)の基の如き1価の芳香族残基、または1.2−
フェニレン基、1.2+、  2.3−もしくはl、8
′−ナフチレン基または式ゝ()−20(ここで2は−
o−,−so禦−または−CH,−である)の基の如き
2価の芳香族残基な挙げることができ、n価(n=1ま
たは2)の脂肪族残基としては、例えばメチル、エチル
。 ブチル、ヘキシル、ヘプチール、オクグール、ノニル、
デシル、ドデシル、ミリジチル、ステアリルの如き炭素
数l〜18の鎮状アルキル基またはシクロヘキシルもし
くはシクロペンチルの如き6ハまたは6員の環状アルキ
ル基、またはエチレン、トリメチレン、テトラメチレン
、ヘキサメチレン、オクタメチレン、デカメ千しン、−
ドデカメチレンの如き炭素数2〜】2の鎖状アルキvン
基+  1.3−モt、<は1,4−シクジヘキR1を
表わすこれらσ)基は、A1について記述したと同様の
置換基で置換されていてもよい。 上記式(II)において、A!を表わす4価の芳香族残
基としては、例えば (2は上記定義に同じ) で表わされる単環、縮合環又は多用の4価の芳香族基を
好ましいものとして挙げることができ2)。 R2を表わす1価の鎖状もしくは埋伏の脂肪族残基とし
Cは、上記式(I)のR1について例示したと同様の炭
素数1〜18の鎖状アル片ル基擾たは5員もしくをよ6
員σ)別状アルキル基を挙げ2)ことができ2)。 上記A2オJよびR’[ついて例示した基(ま、AI 
Vrついて記神し7たと同様の置換基で1買換されてい
てもよい。 」二式(I)で表わされるイj l’化合物としては、
例えば式(I)においてn=1の場合の化合物どして、
N−メチルンタールイミド、N−エチルフタールイミド
、N−プチルフタールイミド。 N−エチル−1,8−フタールイミド、N−ブチル−1
,8−ナフタールイミド等;h−2の場合の化合物とし
てN 、N’−エチレンビスフタールイミト、N、N′
−テトラメチレンビスフタールイミド、 N、N’−へ
キサメチレンビスフタールイミド。 N、N’−オクタメチレンビスフタールイミF゛。 N、N’−テカメチレンビスフタールイミド、  N、
N’−ドデカメチレンビスフタールイーミド、  N、
N’−ネオベンチレンビスフタールイ! )’、  N
、N’−テトラメチレンビス(1,8−ナフタールイミ
ド)。 N、N’−へキザメチレンビス(1,8−ナフタールイ
ミド)・ N、N’−オクタメチレンビス(1,8−ナ
フタールイミド)、N、N’−デカメチレンビス(1,
8−fフタールイミド) 、  N、N’−1−’デカ
メチレンビス(]、]8−ナフタールイミド、 N、N
’−ドブカメ千しンビスザクシニイミド、  N、N’
−ドデカメチレンビスへキザヒドロフタールイミド、N
、N’−1,4−シクロヘキンンンビスフタールイミド
、l−7タールイミドー3−7タールイξトメチル−3
,5,5−)リメチルシクロヘキサン、  4.4’−
ビス7タールイミト°フエニルエーテル、  3.4’
−ビス7タールイミト°フエニルエーテル a、R7−
ピスフタールイミドンフエニルスルホン、  4.4’
−ビスフタールイミドジフェニルスルホン、  4.4
’−ビスフタールイミドジフェニルメタン等を挙げるこ
とができる。 上記式(ff)で表わされるイミド化合物としては、例
えハN、N’−ジエチルピロメリットイミド。 N 、N’−ジプチルビーメリットイミド、 N、N’
−ジヘキシルビpメリットイミド、 N、N’−ジオク
チルピロメリットイミド、N、N’−2デシルピロメリ
ツトイミド、  N、N’−ジシクーへキシルピロ′メ
リットイミド、  N、N’−ビス(3,3,Is −
)リメチルシクロヘキシル)ピロメリットイミド、  
N、N’−ジエチル−1,4,5,8−ナフタリンテト
ラカルボン酸1.8 +、  4.5−ジイミド等を挙
げることができる。 上記式(I)及び式(■)で表わされるイミド化合物は
相当する酸無水物と有機アミンとから公知の方法九より
容易に製造することができる。・本発明においては、ま
ず芳香族ポリエステル100重量部に低分子化合物o、
 i〜30重度部を配合せしめることによってポリエス
テル組成物を得る。低分子化合物の配合量が0.1重量
部未満では最終的に得られるポリエステル繊維の色の深
みや鮮明性が不充分になり、この債を多くするに従って
色の深みや鮮明性は増加するが、30重吊線を超えると
最早著しい向上を示さず、かえって耐摩擦耐久性が悪化
し、また得られる組成物の溶融粘度の低下が著しく溶融
紡糸が困難釦なる。低分子化合物の配合量けより好まし
くは3〜20ii景部である。 芳香族ポリエステルと低分子化合物とからなる組成物と
しては、低分子化合物と該ポリエステルの合成が完了す
るまでの任意の段階において、例えばポリエステルの原
料中や重合反応混合物中へ添加混合した後yRIIエス
テルの合成を完了したものでもよいし、またポリエステ
ルのチップと低分子化合物とを単にトライブレンドした
ものでもよく、予め溶融押出眼中で溶融混合したもので
あってもよい。また、融点以上に加熱溶融した低分子化
合物を芳香族ポリエステルのチップと混合後%該融点以
下に冷却することによって得られる低分子化合物が芳香
族ボリエステルのチップ表面上に付着したものも好まし
く用いられる。 上記組成物中には他の成分として、必要に応じて任意の
添加剤、例えば触媒、酸化安定剤。 紫外線安定剤、難燃剤、螢光増白剤、艶消剤。 着色剤等が含まれていてもよく、また溶融紡糸時の高重
合度化または重合度低下を抑制する観点から2.2′−
ビス(2−オキサゾリン)、2.2’−ヒス(3,1−
ベンゾオキサジン−4−オン)等の鎖伸長剤も好ましく
配合することができる。 このようにして得られた7)1リ工ステル組成物を溶酸
紡糸してm維とするには、格別な方法を採用する必要は
なく、通常のポリエステル繊維の溶融紡糸方法が任意に
採用される。ここで紡出する繊維は中空部を有しない中
実繊維であっても、中空部を有する中空繊維であっても
よい。 また、紡出する繊維の横断面における外形や中空部の形
状は、円形であっても異形であってもよい。 かくして得られるポリエステル繊維から、その一部を除
去し【多孔性ポリエステルn11.維とするには必要に
応じて延伸熱処理又は仮撚加工等を施した後、又はg!
、に布帛にした後、アルカリ化合物の水溶液で処理する
ことにより答易iで行なうことができる。 ここで使用するアルカリ化合物としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、デトラメチルアンモニウムノ1
イドロオキサイト°、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
をあげることができる。 なかでも水酸化す) IJウム、水酸化カリウムが特に
好ましい。 かかるアルカリ化合物の水溶液の濃度は、アルカリ化合
物の種類、処η■灸件等によって異なるが、通常0.0
1〜40重J&%の範囲が好ましく、特K O,1〜3
0重鎚%の範囲が好ましい。 処理温度は常温〜100 ’Cの範囲が好ましく、処理
時間は1分〜4時6間の範囲で通常イテなわれる。また
、このアルカリ化α物の水溶液の処理によって溶出除去
する泉は、繊維重威に対して2重量に以上の範囲圧すべ
きである。このようにアルカリ化合物の水溶液で処理す
ることによって特殊な微細孔を繊維表面及びそσ)近傍
に多数形成せしめることができる。 なお、本発明の方法により得られるyI(リエステル繊
維は、必要に応じて有機溶剤で処理することKよって、
該繊維中に残在する低分子化合物を抽出除去することが
できる。かかる有機溶剤としては、例えばトルエン、キ
シレン1プソイドクメン、ジオキサン、クロルホルム、
塩化メチレン、ジクロルエタン、エタノール、酢酸エチ
ル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、りa)レベンゼン等を挙げることができる。こ
れらの有機溶剤は芳香族i(リエステル及び低分子化合
物、特にイミド化合物の種類により適宜選択することが
好まし℃・。 この有機溶剤を用いての抽出処理は、室温で行なうこと
もできるが、ポリエステル繊維σ)形態及び物性を損わ
ない範囲内で加熱、例えを丁有機溶剤の還流東件下で行
なうこと力ζ好まし℃・。 このようにして、ポリエステル繊維σ)表面に微細孔を
形成せしめた後、吸水性を有する加工剤を付与する。 本発明で用いられる吸水性を有する加工剤とは、例えば
ポリオキシエチレングリコールが共重合されたポリエチ
レンテレフタレート、ポリオキジエチレンジ(メタ)ア
クリレート)シリカゲル、ポリビニルアルコール、澱粉
カルボキシメチルセルシース。アクリル酸、メタアクリ
ル酸、アクリル酸及びメタアクリル酸のンーダ塩、ポリ
エチレングリコールなどが挙げられ、特にポリオキシエ
チレングリフールが共重合されたポリエチレンテレフタ
レート、ポリオキジエチレンジ(メタ)アクリレートが
有効である。 従来吸水性付与の方法として、単I#、 Miの表面を
吸水性皮膜で被覆する技術が開発されており例えばポリ
オキシエチレングリコールが共重合されたポリエチレン
テレフタレートのエマルジ日ソを付着せしめたのち熱固
定する方法、ポリオキジエチレンジ(メタ)アクリレー
トをラジカル重合、紫外線重合又は電子線重合せしめる
方法などの表面改質加工が実用化されているがこれらは
疎水性繊維の表面のみに吸水性皮膜を形成させる方法で
あるが、両者の相溶性が不良であるため洗濯耐久性に限
界があった。しかるに本発明の如(特殊微細孔を有する
繊維の織編物に上記の加工を施すこと圧より耐久性が著
しく改良された吸水ポリエステルIIa維が得られる。 これは繊維表面の微細孔の四部まで加工剤が′浸入して
固着されを物理的投錨効果並びに表面積増加圧もとづく
効果によるものと考えられる。 吸水性を有する加工剤を本発明におけるt&維、VC付
与せしめる方法は、従来公知のいかなる方法を用いても
よいが、たとえば、浸漬法(液中吸着)、パッティング
法、スプレー法、:j−ティング法などを適宜用いるこ
とができる。 加工剤を付与する時期としては、最終製品に近い段階で
行なうのがよく、前記多孔化処理以後、染色を施し、し
かる後圧付与するのがとりわけ有効である。硬仕上加工
剤、帯電防止加工剤、撥水撥油加工剤など一般加工剤と
併用することも可能である。 以下、実施例圧より、本発明を具体的に説明する。 尚、実株例におけるウィッキング性(吸水速度)、耐久
性の評価方法は次σ)如くである。 0吸水速度(ウイッキン、グ性) JiH,1G79−66VC準拠したもσ)で15[X
110cmの試に片をわくKだるまないよう忙取り付け
る。次いで蒸留水を入れビユレットを14あたり26〜
27滴の水滴を滴下するように調節した後試験片の表面
がビユレットの先端から2傭になるようにして水滴が試
験片圧滴下したとき、ストップウォッチを動かし試験片
上の水滴が特別な反応をしなくなった時間を測定する。 180秒以上の場合は試験を打ち切り180秒以上とす
る。 0耐 久 性 中性洗剤19/!を含んだ40℃の洗a液中で家烏洗濯
機で洗濯をし、耐久性(耐洗濯性)を検討した。洗濯な
しをり。とし連続100分洗渭した場合なり、。と叫1
、連続300分洗濯した場合をり、。とする。 以下に本発明の実施例により具体的に例示する。なお、
以下の実施側圧おいて%はすべて重1に%を意味する。 実施例1〜6 極限粘度0.64 g 、軟化点211O℃のポリエチ
レンテレフタレートのチップ1o olK:l!xK示
した低分子化合物の所定量をトライブレンドし、次いで
得られた混合物を孔径0.31菖の円形紡糸孔))−3
6個穿設した紡糸口金を使用して275℃で溶融紡糸し
、次いで常法に従って延伸倍率4.5倍で延伸して75
デニール736フイラメントの原糸を得た。 この原糸[8撚2500 ’p /rn及び2撚260
0T々の強撚を施し、続いて該強撚糸を80℃で30分
間蒸熱処理して燃上めを行なった。 該燃上め強撚糸を経密度47木/硼、緯密度32木/硼
でS、Z撚を2本交互に配して梨地ジョーゼット織物を
製織した。 得られた生機をロータリーワッシャーにて沸騰温度で2
0分間リラックス処理な梅し、シボ立てを行ない、常法
によりプリセット後、3.5%や水酸化す) IJウム
水溶液で沸騰温度にて処理し、減Jl率が10%の布帛
を得た。 この布帛を下記組成の処理浴で 浴比 1:30 130℃×60分 なる条件で染色と同時に親水処理を実倫した。 次いで常法に従って還元洗浄を実施し160’C×1分
の処理で仕上セットを施した。 比較例1は低分子化合物無添加の系で同様の処理を実施
した結果である。tR1表よりあきらかな様に本発明の
方法により耐久性のすぐれた吸水ポリエステル繊維が得
ることができた。 実施例 極限粘度0.643 、軟化点260℃のポリエ枡しン
テレフタレートのチップ1001’1lC−1t2に示
した低分子化合物の所定量をトライブレンドし、次いで
得られた混合物を′IL径0.3朋の円形紡糸孔を24
個穿設した紡糸I」金を使用して275℃で溶融紡糸し
、次いで常法に従って延伸倍率4.5倍で延伸して75
デニール/24フイラメントの、原糸を得た。 この原糸KS13z500T/m及び25o o 1′
7mの強撚な施し、続いて1核強撚糸を80゛Cで30
分間蒸熱処理して撚止めを行ζしった。 核燃上め強撚糸な経密度47本/ cm +線密度32
本/αでS、Z撚を2本交互に配して梨地ジョーゼット
ちヒn勿を製織した。 得られた生機をロータリーソツンヤーにて沸111温度
宅20分間リラックス処I!I!なり14シ、シボ立て
を行ない、常法ICよりプリセット後、3.5%の水酸
化ナトリウム水溶液で01騰温度にて処即し、減量率が
10%の布帛を得た。 浴  比  1:  3 0    1 3  +1 
℃× 60分なる条件にて染色した後、常法に従って還
元洗浄を実施した。次いで下記パッド液に浸消しマング
ルにて均一に絞った(ピックアップ1i4s%)。 これを湿潤状態のまブ、ただらに蒸菖装@、に入れ10
0℃飽和蒸気で5分間処理した。熱処理後−法反応加工
剤を除去すべく湯洗を実施した。 比較例2は低分子化合物無添加の系で同様の処理を施し
たものである。 第2表よりあきらかな様に本発明の方法により耐久性の
すぐれた吸水ポリエステル4#、 HI+の得られるこ
とが明らかである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  芳香族ポリエステル100.Jlt繊部に下
    記条件(5)〜(6)を満足する低分子化合物0.1〜
    30重部部を配合せしめたポリエステル組成物を溶融紡
    糸し、得られたポリエステル繊維t維をアルカリ化合物
    の水溶液で処理して該繊維の2重i%以上を溶出せしめ
    た後、吸水性化合物を付与せしめたことを特徴とする吸
    水性ポリエステル繊維の製造法。 囚 芳香族ポリエステルの溶融条件下で実質的に安定で
    ・該ポリエステルと非反応性で、且つ該ポリエステルと
    相溶性である・ (Bl  該ポリエステル組成物を冷却固化せしめた際
    に該ポリエステルと相分離を生じない。 (C)  融点が100℃以上である。 ■) 分子量が1000以下である。
  2. (2)  芳香族ポリエステルが下記一般式%式%) (mは2〜6の整数を示す) で表わされる繰り返し単位を主とするポリエステルであ
    る特許請求の範囲第1項記載の吸水性ポリエステル繊維
    l維の製造法。
  3. (3)  親水処理剤としてポリオキシエチレングリコ
    ールヲ共重合シたポリエチレンプレフタレートを用いる
    特許zlv求の範囲第1項記載の吸水性ポリエステル繊
    維の製造法。
  4. (4)  吸水化合物として、ラジカル重合によって重
    合しつる二重結合を有するアクリル酸及びその誘導体を
    用いる特許請求の範囲第1項記載の吸水性ポリエステル
    繊K(aの製造法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5849733A (ja) * 1981-09-18 1983-03-24 Teijin Ltd ポリエステルの成形方法
JPS5915512A (ja) * 1982-07-13 1984-01-26 Teijin Ltd ポリエステル繊維の製造法

Patent Citations (2)

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