JPS59216895A - アルコキシ基を有するホスホニトリル化合物の製造法 - Google Patents

アルコキシ基を有するホスホニトリル化合物の製造法

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JPS59216895A
JPS59216895A JP58091453A JP9145383A JPS59216895A JP S59216895 A JPS59216895 A JP S59216895A JP 58091453 A JP58091453 A JP 58091453A JP 9145383 A JP9145383 A JP 9145383A JP S59216895 A JPS59216895 A JP S59216895A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルコキシホスホニトリル化合物+7)新規な
製造法に関するものであり、さらに詳しくは所望の物性
を有するアルコキシホスホニトリルオリゴマーとポリ(
アルコキシホスホニトリルオリゴマー〕との混合物を良
好な再現性をもって製造する方法に関する。
環状または綜状に結合した構造を有するホスホニトリル
クロライドオリゴマー t 千N−廿       (T) t (式中nけ3以上の整数である)、とくにnが3またけ
4である環状のホスホニトリルクロライドオリゴマー あるいはそれらを主成分とするホスホニトリルクロライ
ドオリゴマー混合物をアルコキシ化して得うれるアルコ
キシホスホニドIJ /l/オリゴマー類、あるいはそ
nらの縮合によって生成するポリ(アルコキシホスホニ
トリルオリゴマー)はそのすぐれた耐熱性、耐寒性、潤
滑性、電気絶縁性あるいは化学的安定性の故に各種工業
材料としての用途開発が広く行われているものであるが
、アルコキシホスホニトリルオリゴマー類トポリ(アル
コキシホスホニトリルオリゴマー〕との混合物はとくに
多くの有機高分子物質に対する難燃剤として注目されて
いる物質である。
ホスホニトリルクロライドオリゴマーに金属アルコキシ
ドを反応させ、あるいは脱酸剤としてピリジン、トリエ
チルアミンがどの第3級アミン類の存在の下にアルコー
ル類を反応させてホスホニトリルオリゴマーの核になお
塩素が結合残存しているアルコキシホスホニトリルオリ
ゴマーを製造し次いでこれを縮合させてアルコキシホス
ホニトリルオリゴマーとポリ(アルコキシホスホニトリ
ルオリゴマー)との混合物を製造する方法が特開昭49
−109320号あるいけ特開昭50−35300号各
公報によって知られている。
これらの方法によれば例えばレーヨンに使用してすぐれ
た性能を示す難燃剤を得ることが出来るが、ここに開示
されている方法では過度の縮合を抑制することが難しく
その結果所望の粘度あるいけ分子量分布を有する製品を
得るための反応条件の設定が困難であって、生成物の物
性において再現性を得ることが容易でない。
金属アルコキシドあるいけ第3級アミン類は高価である
ので、それらの代りに脱酸剤として安価なアルカリ金属
炭酸塩を使用する方法すなわち、ホスホニトリルクロラ
イドオリゴマーに 5 − アルコール類をアルカリ金属炭酸塩の存在下で反応させ
(第1工程)、次いで反応によって生成する水を留去(
第2工程)したのち、アルカリ金属アルコキシドを反応
させる(第3工程)ことによってアルコキシホスホニト
リルオリゴマーとポリ(アルコキシホスホニトリルオリ
ゴマー)との混合物を製造する方法が特開昭58−41
889号公報によって知られている。しかしながらこの
方法においては第1工程において生成する水が、ホスホ
ニトリルオリゴマーの核になお結合残存している活性塩
素原子と第1工程の反応中および第2工程において反応
し、あるいはすでにホスホニトリル核に結合したアルコ
キシ基を加水分解するなどの副反応が起るために反応生
成物中にはホスホニトリル核に結合したOH基を有する
ホスホニトリルオリゴマーならびにポリ(ホスホニトリ
ルオリゴマー)の混在 6 − が避けられない。そしてこのようなOH基を有する物質
は水に対する溶解性が犬であるためにそれが混在する生
成物を例えばレーヨンの製造に際してビスコース溶液中
に加えて難燃性レーヨンを製造しようとする場合には、
これらOH基を有するホスホニトリルオリゴマーあるい
はポリ(ホスホニトリルオリゴマー)の一部は結糸浴中
に溶出し、レーヨンに所期の難燃性を与えることができ
ず、またそのこのような物質を含有するレーヨンは洗清
を繰り返し行った場合難燃性の低下が著しいのである。
本発明はホスホニトリルクロライドオリゴマーを、それ
が有する塩素の一部を残してアルコキシ化する部分アル
コキシ化反応(第1工程反応)、ホスホニトリルオリゴ
マー中になお結合残存している活性塩素(以下「残存活
性塩素」と称する)と既にホスホニトリルオリゴマーに
結合しているアルコキシ基との間で脱塩化アルキル反応
を起させて例えば R ■ R のようなホスホニトリルオリゴマー間の縮合全所望の程
度に起させる反応(第2工程反応)、および第2工程反
応の終了時点でなお存在する残存活性塩素を実質的に完
全にアルコキシ基によって置換する第3工程反応からな
るものである。
すなわち本発明は (A)  ホスホニトリルクロライドオリゴマーに、該
ホスホニトリルクロライドが有する活性塩素1当量に対
して0.2〜0.8当量のアルコールを該アルコールに
対して当量以上の量の有機第3級アミンの存在下に20
℃以下の温度で反応させて該活性塩素の34〜75チを
アルコキシ基にて置換する第1工程、 (B)  次いで昇温しで塩化アルキルの離脱による結
合を起させる第2工程、 (C)  第2工程終了時に残存する活性塩素に対して
当量以上の景のアルコールを反応系に加えて反応を行い
該残存活性塩素を実質的に完全にアルコキシ基にて置換
するwc3工程 からなる、アルコキシ基を有するホ子ホニトリル化合物
の製造法である。ここに活性塩素とは式I、■あるいは
■に示されるようにホスホニトリルオリゴマー中の燐原
子に結合している塩素原子を指すものである。
本発明の特徴の要点を列挙すわば次のとおりである。
1)第1工程において使用するアルコールの量をホスホ
ニトリルクロライドオリゴマーの活性 9− 塩素1当量に対してα2〜0.8当量の範囲内において
選択することにより、且つ第1工程の反応温度を20℃
以下に抑えて塩化アルキルの離脱を防止することにより
、第1工程終了時における残存活性塩素の量を任意に設
定することができる。そして第1工程においては活性塩
素のアルコキシ基による置換のみが起り、縮合反応は起
らない。とのことは本発明の全反応を制御しつつ段階的
に進めることに対して極めて便利である。
2)塩化アルキルの離脱による縮合を既知の方法にくら
べて低温で行うので縮合の度合を制御しやすい。塩化ア
ルキルの離脱を低温で行うことができるのは第1工程終
了時の残存活性塩素量が多いからである。ちなみに、ホ
スホニトリルクロライドオリゴマーの有する活性塩素の
34〜75チをアルコキシ基で置換したホスホニトリ1
0− ル化合物中の活性塩素の残存量°は、アルコキシ基がプ
ロポキシ基である場合16〜40重量係である。
3)第3工程においては縮合は実質的に起らず、残存活
性塩素のアルコキシ化のみがほとX7ど定量的に進行し
、最終生成物中の残存活性塩素は実質的に存在しない(
およそ0.5重量嗟以下)。
以上のように本発明の方法によれば反応の各段階の制御
が容易であるために所望の縮合度ならびに分子量分布を
有し、実質的に残存活性塩素が存在しないアルコキシホ
スホニトリル化合物を高度の再現性をもって製造するこ
とが可能である。
本発明において出発原料となるホスホニトリルクロライ
ドオリゴマーとしては五塩比隣と塩化アンモニウムとの
反応で常法に従って得られる一般式(1)で表わされる
各種の物質の混合物を最終製品の使用目的に応じてその
まま使用でき、あるいはそのような混合物から適当な方
法(例えば特願昭57711765号明細書に記載した
方法)で単離した式(II)または式(■)で表わされ
るホスホニトリルクロライドオリゴマーを単独でかある
いけ混合して使用してもよい。
本発明に使用するアルコール類としては例えばメタノー
ル、エタノール、プロパツール、ブタノール、ハンタノ
ール、オクタツール(各種異性体を含む)あるいけトリ
フルオロエタノールなどの飽和脂肪族アルコール、アリ
ルアルコールのような不飽和脂肪族アルコール、フェノ
ール、クレゾール、ブロモフェノールなどのフェノール
類、ベンジルアルコールなどのアラルキルアルコール、
シクロヘキサノールなどの脂環式アルコールをあげるこ
とができるが、これらのみに限定されるものではない。
これらのアルコール類けi1工程において使用するもの
と第5工程において使用するものとが必ずしも同一でな
くてもよく、また場合によっては第1工程と第3工程と
のそれぞれにおいて211!以上のものを混用すること
ができる。
本発明において使用する有機第3級アミンとしては例え
ばトリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピル
アミン、トリブチルアミン、トリオクチルアミン、N−
メチル−N−エチルプロピルアミン、JN−ジエチルプ
ロピルアミン、N、N−ジメチルシクロヘキシルアミン
、N、N −シ/ fルアニリン、N、N−ジエチルア
ニリン、N、N−ジエチルトルイジン、N、N−ジメチ
ルベンジルアミン、トリエチレンジアミン、キヌクリジ
ン、N−メチルピロリジン、N−メチルビはリジン、N
、N’−ジメチルピはラジン、ピリジン、α−1β−お
よびγ−ピコリン、5−エ13− チル−2−ピコリン、トリメチルピリジンなどをあげる
ことができるが、これらのみに限定されるものではない
。これらの第3級アミンは2種以上を混用することがで
きる。
第3工程において使用される金属屑アルコキシドは前記
したアルコールに例えばカリウム、ナトリウム、カルシ
ウム、マグネシウム、アルミニウムなどの金属を反応さ
せて得られるが、カリウムあるいはナトリウムの使用が
一般的である。またアルコールがフェノール類である場
合にはフェノール類に水酸化金属(例えば水酸化カリウ
ムあるいは水酸化ナトリウム)を反応させたのち水分を
除去しても得ることができる。
本発明は不活性な有機溶媒中で行うのが有利であり、そ
のような溶媒としては例えばベンゼン、トルエン、キシ
レン、モノクロロはンゼン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンなどをあげる14− ことができるが、これらのみに限定されるものではない
本発明の反応は例えば次のようにして行なわれる。まず
第1工程は適当な溶媒中で、所定量のアルコールおよび
有機第5級アミンを加え、攪拌しつつ20℃以下の温度
好1しくけ10℃以下、さらに好寸しくけ0℃付近ある
いはそれ以下の温度においてホスホニトリルクロライド
を適当な溶媒に溶解した20〜40%溶液を滴下する。
20℃以上の温度では塩化アルキルの脱離による縮合反
応も同時に起こりゃすく好ましくない。滴下に要する時
間は特に限定されないが1〜2時間が適当である。第1
工程に使用されるアルコールの量は最終製品に要求され
る縮合度あるいは分子量分布に応じて、ホスホニトリル
クロライドオリゴマーの有する活性塩素1当量に対して
0.2〜0.8当量の範囲に選定される。
添加したアルコールは確実にアルコキシ化反応のみに消
費される。!lた第3級アミンの量は使用するア」・コ
ール1当量に対して1当量以上であり、それを過剰量使
用することは反応を速めるのに有効である。
第2工程は第1工程終了にひきつづき、反応温度を上昇
させて行われるが、本工程は脱塩化アルキルによる縮合
反応を行うのが目的であるために反応温度、反応時間は
所望の縮合度あるいは分子量分布に応じて適宜設定すれ
ばよい。
20〜60℃の温度で1〜10時間反応させるのがよく
、さらに好ましくけ30〜35℃の温度で6〜8時間反
応させるのがよい。反応は反応物をケルパーミェーショ
ンクロマトグラフィー(GPC)にかけ、所望の分子量
分布が得られ次時点を終) 点とする。
第3工程は第2工程終了時の残存活性塩素にアルコール
を反応させるのであるが、その方法として(イ)有機第
3級アミンを脱酸剤として使用してアルコールを反応さ
せる方法と(ロ)アルコール=を金JijSアルコキシ
ドにして反応させる方法とがある。(イ)の方法におい
てはアルコールおよび有機第3級アミン、そしてまた←
)の方法においては金属アルコキシドを第2工程終了時
に測定した残存活性塩素の量の1当量に対して1当量以
上使用することを必要とし、1.5当量以上の量の使用
が打着しい。(イ)の方法においては第1工程において
加えた有機第3級アミンが有能塩基のまま充分量残って
いる場合には第3工程においてそれを追加する必要はな
い。第3工程において副反応として起り得る縮合反応を
抑えるには反応を20〜50℃の範囲で長時間(例えば
40時間)行ってアルコキシ化を完結させるのが理想的
であるが、例えば20〜50℃で6〜10時17− 間反応させたのち80℃前後に昇温してアルコキシ化を
完結させても縮合反応は実質的にほとんど起ら々い。
第3工程終了後は過剰のアルコール、有機第3級アミン
および有機溶媒を減圧下に蒸留E7て回収しくアルコキ
シ化剤として金属2アルコキシドを使用する場合には予
め水で金属アルコキシドを分解しておくことは勿論であ
る)、蒸留残に改めて水非混和性不活性溶媒を加えてそ
れを溶解し、希酸、希アルカリおよび純水で洗浄し念の
ち乾燥剤を加えて乾燥し、次いで溶媒を減圧下に完全に
留去する。このようにして本発明の目的物であるアルコ
キシホスホニトリル化合物が通常微黄色の粘稠な液体と
して得られる。
このようにして得られるアルコキシホスホニトリル化合
物はレーヨンの難燃剤として優れた性能を有するもので
ある。
18− なお、回収した第3級アミン、アルコール、有機溶媒は
そのままかあるいけ適当な方法で精製して再度の使用が
可能であることは勿論である。
実施例 1 五塩比隣と塩化アンモニウムとの反応により常法に従っ
て合成したホスホニトリルクロライドオリゴマーの混合
物(環状トリホスホニトリルクロライド54.6%、環
状テトラホスホニトリルクロライド15.1%、その他
のホスホニトリルクロライドオリゴマー30.3%の含
有物)116.0yをモノクロルベンゼン302.89
に溶解してホスホニトリルクロライドオリゴマーの混合
物の27.7係モノクロルはンゼン溶液を調製した。攪
拌機、還流冷却器、温度計および滴下F斗を備えた1を
四頚フラスコにn−プロピルアルコール60. Of 
(活性塩素に対して15当量)とピリジン237.0f
(n−プロピルアルコールに対して31.0当量)とを
仕込み、攪拌しながら温水浴で一5℃に冷却した。滴下
炉斗から先に調製しておいたホスホニトリルクロライド
オリゴマー混合物のモノクロルベンゼン溶液を9′D分
をかけて滴下した。滴下終了時の反応液の温度#′i1
0℃であった。滴下終了後さらに30分間同温度におい
て反応を続け(以上第1工程〕、次いで温水浴を用いて
徐々に加温し、35±2℃の温度で?時間給合反応を行
った。この縮合反応生成物の残存活性塩素を測定したと
ころ197係であった(以上第2工程)。
上記の反応液にn−プロピルアルコール120.Of(
残留活性塩素に対して2.5当景)を35+2℃の温度
を保ちながら約1時間をかけて滴下し、滴下開始から6
時間同温度で攪拌を続けたのち昇温し、80±2℃でさ
らに6時間反応を続けた。
このときの残存活性塩素量は0.50チであった。
反応を中止し、減圧下に内温60〜70℃で過剰のn−
Pr0T(ピリジン/モノクロルばンゼン混合液350
f?留去し、残留物にモノクロルベンゼン100−と水
50ゴを加えた後、水層のpHを塩酸で1.0に調整し
、水層を分離した。分取した有機層をさらに5%重曹水
10〇−次いで水10〇−で洗浄した後、50fの無水
硫酸す) IJウムを加夕て脱水し、濾過した。このF
液よりlmmHgの減圧下でモノクロルベンゼンを完全
に留去し、微黄色の粘稠性液体122.3fを得た。収
率は75チ、粘度は25℃で五750 cps、残存活
性塩素量はo、sosであった。また、得られた生成物
のIRより1,000〜870cIn−’付近に−F−
0−P−結合の吸収が認められたことより反応生成物は
ポリ(アルコキシホスホニトリルオリゴマー)を含む、
アルコキシホスホニトリルオリゴマー21− である。
実施例 2 第1工程において1を口頚フラスコ内にあらかじめ仕込
んでおくn−プロピルアルコールの量を84.0f(1
,4mol )に、1fc縮合反応終了後に滴下するn
−プロピルアルコールの量を969 (1,6mol 
)に変化させた以外は実施例1と同様にして微黄色の粘
稠性液体124.2Fを得た(収率76.2%)。表1
に得られた生成物の物性を示す。
実施例 3 第1工稈において1を口頚フラスコ内にあらカシめ仕込
んでおくn−プロピルアルコールのJE)11’!i6
.O,Q 0.6 mo’l )に、また縮合反応終了
後に滴下するn−プロピルアルコールの量を144.0
f(2,4mol)に変化させた以外は実施例1と同様
にして微黄色の粘稠性液体107.3Fを得た(収率6
5.8L)。表1に得られた生成物の物性を示す。
22− 実施例 4 実施例3において縮合反応時間を3.5時間に変化させ
た以外は実施例3と同様にして微黄色の粘稠性液体11
2.3fを得た(収率6B、、9%)。
表1に得らnた生成物の物性を示す。
実施例 5 実施例3において縮合反応時間を2.0時間に変化させ
た以外は実施例3と同様にして微黄色の粘稠性液体12
0.6Fを得た(収率74.0チ)。
表1に得らnた生成物の物性を示す。
実施例 6 1を口頚フラスコ内にあらかじめ仕込んでおくn−プロ
ピルアルコールの量を24.Of(14m01)に、縮
合反応時間を2.5時間に、そしてオた縮合反応終了後
に滴下するn−プロピルアルコールの量を156.0f
(2,6mol )に変化させた以外は実施例1と同様
処して微黄色の粘稠性液体124.Orを得た(収率7
6.1φ)。表1に得られた生成物の物性を示す。
表1 2  1.2000.46 3 100.000  0.50 4  7.960  0.49 5  1.680  0.48 6  1.095  0.43 実施例 7 実施例1で用いたと同様の装置をもつ500ゴの口頚フ
ラスコにn−プロピルアルコール1 aof (0,3
mol )とピリジン71.1F(0,9mol )と
を仕込み、攪拌しながら温水浴で一5℃に冷却した。滴
下ν斗よシ環状トリホスホニトリルクロライド34.8
F(0,1mol、この中の活性塩素に対して上記n−
プロピルアルコールけ0.5当量である)を溶解した1
50−のモノクロルベンゼン溶液?−5’〜0℃で滴下
し、同温度において滴下開始時より2時間反応を継続し
た。ついで温水浴を用いて徐々に昇温し、35±2℃に
おいて6時間給合反応を行った。この縮合反応の終了時
点での残存活性塩素を測定したところ18.71であっ
た。さらにこの反応液中に残存活性に対して2.7倍当
量である3 6. Of(Q、6mol)のn−プロピ
ルアルコールを一時に添加し、35+2℃で2時間アル
コキシ化反応を行った移、さらに昇温し、80℃±2℃
において6時間反応させて終了した。その後実施例1と
同様の後処理を行い微黄色の粘稠性液体26.22を得
た。粘度は25℃で10,000cpθ残存活性塩素分
は0.49チであった。
実施例 8 500−口頚フラスコ内にあらかじめ仕込んで25− おくn−プロピルアルコールの量を10.8f(0,1
8mol )に、そして縮合反応終了後に滴下するn−
プロピルアルコールの量を43.2 f (0,72m
ol)に変化させた以外は実施例7と同様にして微黄色
の粘稠性液体1a7fを得た。表2に得られた生成物の
物性を示す。
実施例 ? 500−口頚フラスコ内にあらかじめ仕込んでおくn−
プロピルアルコールの量を25.2tC0,42mol
 )に、そして縮合反応終了時に滴下するn−プロピル
アルコールの量を2a8F(0,48mol)に変化さ
せた以外は実施例7と同様にして微黄色の粘稠性液体2
95tを得た。表2に得られた生成物の物性を示す。
実施例 10 実施例フにおいて原料を環状テトラホスホニトリルクロ
ライドに変化させた以外は実施例726− と同様に行い微黄色の粘稠性液体46.69を得九表2
に得られた生成物の物性を示す。
実施例 11 実施例8において原料を環状テトラホスホニトリルクロ
ライドに変化させた以外は実施例8と同様に行い微黄色
の粘稠性液体45.6 tを得た。
表2に得られた生成物の物性を示す。
実施例 12 実施例9において原料を環状テトラホスホニトリルクロ
ライドに変化させた以外は実施例9と同様に行い、微黄
色の粘稠性液体46.89を得た。表2に得られた生成
物の物性を示す。
表  2 8 120.000  0.15 9  350  0.50 10  61  0.17 11  680  0.02 12  58  0.16 実施例 13 実施例1で用いたのと同じ1を口頚フラスコにn−プロ
ピルアルコール6[LOf(1,Omo’l)とトリエ
チルアミン303.6f(五〇mol)とを仕込み、攪
拌しなから塩氷浴で一5℃に冷却した。
滴下炉斗より実施例1で用いたホスホニトリルクロライ
ドオリゴマー混合物の217%モノクロルはンゼン溶液
41a8fを滴下1.た。滴下中の反応液の温度は10
℃以下に保った。滴下開始時より同温度で2時間反応を
行った。ついで温水浴を用いて徐々に加温し、35±2
℃において9時間給合反応を行った。縮合反応終了後、
減圧下で過剰のトリエチルアミンを留去し、残留物に水
50−を加えた後、水層のpT(を塩酸で1.0にvA
整し、水層を分離した。この分取した有機層をさらに5
チ重曹水100−そしてついで水100−で洗浄したの
ち、50fの無水硫酸ナトリウムを加えて脱水した。上
記処理をした後に、反応液中の残存活性塩素を測定[ま
たところ20.1チであった。この反応液に94.8F
(1,2mol )のピリジンを加え、次いで残存活性
塩素に対して2.0倍mo’l量である87.2f(1
,5mO]−)のアリルアルコールを35±2℃の温度
を維持しながら約1時間かけて滴下し1、滴下開始より
同温度で1.5時間反応を行った後、さらに昇温して6
0±2℃で8時間反応させて終了とした。ついで減圧下
に内温50〜60℃で過剰のアリルアルコール、ピリジ
ンおよびモノクロルベンゼンを留去した後、残留物に再
びモノクロルベンゼン100−および水5QgdQ加え
、塩酸を用いて水層のpHを1.0に調整し、水層を分
離した。分取した有機層をさらに5%重曹水100−そ
して次いで水100ゴで洗浄した後、50fの無水硫酸
ナトリウムを加えて脱水し、濾過した。このr液より2
9− 1 mmHgの減圧下にモノクロルベンゼンを完全に留
去し、微黄色の粘稠性液体115.2fを得た。
この生成物はより分析により炭素−炭素二重結合および
−P−0−P−結合の存在が確認され、またNMR分析
によって生成物中のプロ、ドキシ基/アリロキシ基の比
率は約1=1であることがわかった。また粘度は25℃
で2.120 cpsで、残存活性塩素は0.2%であ
った。
実施例 14 第1工程反応および第2工程反応を実施例1と同様に行
い、第2工程反応終了後水100dを加えた後、水層の
pHf塩酸を用いて1.0に調整し、水層を分離した。
分取した有機層を5%重曹水10M、ついで水100−
で洗浄した後、50tの無水硫酸ナトリウムで脱水、濾
過した。このF液からピリジンおよびモノクロルベンゼ
ンを留去して微黄色の粘稠性液体の第2工程反応30− 生成物f得た。この生成物の残存活性塩素置を測定した
ととろ194%であった。ついでこの中間生成物にナト
リウムn−プロポキシドの204n−プロパツール溶液
41[]、Ofを添加し、還流下(約95℃)で2時間
反応させた。次いで減圧下に温度50〜70℃で過剰の
n−プロアぐノールを留去した。次に反応器内にモノク
ロルベンゼン200dおよび水300−を加え、50℃
に加熱して残留分を溶解した後静置し、水層を分離除去
した。有機層に水200df加えて充分に攪拌し、溶酸
で水層のpHf7とした後、有機層を5チ重曹水100
−で洗浄し、ついで水20〇−で洗浄した。さらに有機
層f50fの無水硫酸す) IJウムで脱水し、濾過し
た。このろ液から減圧下でモノクロルベンゼンを留去し
て微黄色の粘稠性液体127.5f(収率7a29りを
得た。
粘度は25℃で2,890cpθ、残存活性塩素置は0
.35チであった。
特許出願人 新日曹化工株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ホスホニトリルクロライドオリゴマーとアルコール
    とを原料としてアルコキシ基を有するホスホニトリル化
    合物を製造するにあたり、(A)  ホスホニトリルク
    ロライドオリゴマーに該ホスホニトリルクロライドオリ
    ゴマーが有する活性塩素1当量に対して0,2〜0.8
    当量のアルコールを該アルコールに対して当量以上の量
    の有機第3級アミンの存在下に20℃以下の温度で反応
    させて該活性塩素のおよそ34〜75チをアルコキシ基
    にて置換する第1工程、 03)  次いで昇温しで塩化アルキルの離脱による縮
    合金起させる第2工程、および (C)  第2工程終了時に残存する活・性塩素に対し
    て当量以上の量のアルコールを反応系にカロえて反応せ
    1しめて該残存活性塩素を実質的に完全にアルコキシ基
    で置換する第3工程 からなる、アルコキシ基を有するホスホニトリル化合物
    の製造法。 2)第3工程が残存活性塩素1当量に対して1当量以上
    の量のアルコールと1当量以上の量の有機第3級アミン
    とを反応系に加えて反応を行うことからなる特許請求の
    範囲第1項記載のアルコキシホスホニトリル化合物ノ製
    造法。 3)第3工程がアルコールを金属アルコキシドの形態で
    使用することからなる特許請求の範囲第1項または第2
    項記載のアルコキシホスホニトリル化合物の製造法。
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