JPS59212475A - N−アシルラクタム類の製造方法 - Google Patents

N−アシルラクタム類の製造方法

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JPS59212475A
JPS59212475A JP8556783A JP8556783A JPS59212475A JP S59212475 A JPS59212475 A JP S59212475A JP 8556783 A JP8556783 A JP 8556783A JP 8556783 A JP8556783 A JP 8556783A JP S59212475 A JPS59212475 A JP S59212475A
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JP
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reaction
polyol
acid
lactam
alkali metal
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JP8556783A
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English (en)
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Kengo Tatsuoka
立岡 研吾
Tatsuya Kato
加藤 辰也
Takeshi Kito
鬼頭 竹志
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Mitsubishi Kasei Polytec Co
Original Assignee
Mitsubishi Monsanto Chemical Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、N−アシルラクタム類の製造方法に関するも
のである。更に詳しくは、ジノ・ライド官能性まだはマ
ルチノ・ライド官能性を有する酸ハライド類と、少なく
とも2個のヒドロキシル基をもつポリオール類とから、
ポリオール半エステルを合成し、これに更にラクタム類
のアルカリ金属塩を作用させる、N−アシルラクタム類
の製造方法に関するものである。
従来、ポリアミドセグメントと別の重合体状物質のセグ
メントとを含有する重合体は、この技術分野で知られて
お9、「ナイロンブロック重合体」と称されている。
ポリアミドセグメントと別の重合体状物質のセグメント
とを組み合せることにより、種々の特徴ある性質をもっ
たブロック重合体を得ることができることは、特公昭グ
Z−//乙乙と号公報、特公昭gj−7jJ−タ号公報
、特公昭¥j−223グざ号公報、特公昭4tg−36
367号公報、特公和32−30λ3り号公報、特公昭
タグー70726号公報等に記載され、知られている。
これらブロック重合体の性質は、ブロック重合体中にお
けるポリアミドおよび/または他の重合体状物質の種類
、分子量等を変えることによって、変更するととができ
る。このよう々ブロック重合体は、繊維、布、フィルム
および成形用樹脂として使用するのに特に適している。
特公昭よ一−jθ23り号公報、特公昭タターグO/−
2θ号公報には、ラクタム単量体力・ら誘導されたナイ
ロンセグメントおよびポリオールから誘導された別の重
合体ブロックを含有するナイロンブロック重合体が記載
されている。これら公報に記載されたナイロンブロック
重合体中では、ポリアシルラクタム類がブロック重合体
の重合開始剤の役割を果す。
ポリアシルラクタム類は、酸ハライド類とポリオール類
とを反応させて酸ハライド官能性物質を製造し、次すで
この反応生成物にラクタム類を反応させることによって
製造される。
酸ハライド類とポリオール類とを反応させて常、iリエ
チルアミン、ピリジン等の脱ハロゲン化水素剤(゛以下
単に脱塩酸剤と表示する。)を共存させる。この反応終
了後に得られる生成物中には、脱塩酸剤の塩酸塩が不純
物として混入するので、これを分離除去する必要がある
一般に、脱塩酸剤は高価であるため、反応終了後に得ら
れる生成物中に混入した脱塩酸剤の塩酸塩は、反応目的
生成物から分離したのち、塩基で置換し、精製し、再使
用される。
反応目的生成物から脱塩酸剤の塩酸塩を分離除去するに
は、水洗法や炉別法が採用される。
有機化合物に混入した脱塩酸剤の塩酸塩を、水洗法によ
って分離除去することは、一般に、困難である。炉別法
による場合は、反応目的生成物と脱塩酸剤の塩酸塩の、
ある溶剤に対する溶解度差を利用して分離するのが普通
であるが、溶剤の選択が困難である。たとえ良溶剤があ
ったとしても、反応目的生成物の粘度が高い場合には、
大量の溶剤を使用するか、または高温でP 3EAする
必要があり、実用的ではない。
酸・・ライド官能性物質を製造し、次いでN−アシルラ
クタム類を製造する方法は、上記の諸欠点を内蔵してい
た。
本発明者らは、ナイロンブロック重合体の重合開始剤、
またはンフトセグメントブロックとなるN−アシルラク
タム類を、上記の諸欠点を排除して、工業的有利に製造
する方法を提供することを目的として鋭意検討した結果
、本発明を完成するに至ったものである。
しかして本発明の要旨とするところは% N −アシル
ラクタム類を製造するにあたり、シバライド官能性まだ
はマルチハライド官能性を有する酸ハライド類と、少な
くともλイレ1のヒドロキシル基をもつポリオール類と
を、酸ハライド類の当量数をポリオール類のヒドロキシ
ル基の当量数の7倍以上とし、かつ、酸・・ライド類の
モル数をポリオール類のヒドロキシル基の当量数の7倍
以下の割合とし、20℃以上の温度条件下に反応させる
第一工程、 この第一工程で得られる反応混合物に、ラクタム類のア
ルカリ金属塩を反応させる第二工程、とよりなることを
特徴とするN−アシルラクタム類の製造方法に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において「酸ハライド類」とは、シバライド官能
性またはマルチハライド官能性を有するものをいう。そ
の−例として、一般式%式%(1) 〔(1)式において、R基は炭化水素基であるかまたは
エーテル結合(一般的には2o重量%までのエーテル酸
素)含有炭化水素基である。中でも、炭素数7〜72個
の炭化水素基が好ましい。
更に好ましl、−iR基は、RVc結合された任意の2
個のカルボニル基間に少なくとも3個の連続して結合さ
れた炭素原子を提供する炭化水素基まだはエーテル結合
含有炭化水素基である。Aは1 −C−であり、Xけハロゲンを意味する。yは−以上の
整数であり、好ましくはλである。〕で表わされる酸ノ
・ライドがあげられる。
上記一般式で表わされる酸ノ・ライドの中で好ましい例
としては、セバシン酸クロライド、およびカルボニル基
がメタ位置まだけノくう位置のいずれかで結合されてい
るフタル酸クロライド、すなわちそれぞれインフタル酸
クロライドおよびテレフタル酸クロライドをあげること
ができる。
前記一般式に記載の酸ノ・ライドのほかに、構   O II   II 造X0−0−xを有する酸ノ・ライドがあげられる。こ
の構造において、Xは・・ロゲンを意味する。
上にあげだのとは別の酸ノ・ライドとしては、1 X−c−xの構造を有する酸ノ・ライド、まだは構造 0                01      
   ↓ R,0 〔ここで又はハロゲン、R1はアルキル基、アリール基
、アルアルキル基、ハロゲン基、アルキイドがあげられ
る。
「酸ハライド類」の具体例としては、アジポイルクロラ
イド、テレフタロイルクロライド、トリメゾイルクロラ
イド、トリメリット酸クロライド、オキザリルクロライ
ド、イソフタロイルクロライド、ピロメリトイルクロラ
イド、ピメロイルクロライド、グルタリルクロライド、
ベンゾフェノンテトラカルボン酸クロライド、オキシジ
アセチルクロライド、オキシベンゾイルクロライド、ス
ルフアリルクロライド、オキ酸クロライド、アルキルホ
スホロジクロリデート、アリールホスホロジクロリデー
ト、アルキルホスホロジクロリデート、アルキルホスホ
ノジクロリゾート、アリールホスホノジクロリゾートお
よびアルアルキルホスホノジクロリゾート等があげられ
る。これらは一種でも、二種以上を組み合せて用いでも
よい。
一般弐〇−)7.・表by+rしIVう。
RL (OH)、     ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・(2)〔(2)式において、R′基は
少なくとも/θθの分子量を有する炭化水素基、ポリエ
ーテル基またはポリオキサン基を意味し% 2は一以上
の整数でちシ、λ〜Zが好ましい。〕 一般式(2)で表わされる化合物のR′基になシうシロ
キサン単位)の7個以上の反復単位を少なくとも!θ重
量%含有する基またはセグメントを意味する。シロキサ
ン単位のだめの上記構造において、Aはメチル基または
フェニル基が好ましい。
一般式(2)で表わされる化合物のR′基として好まし
いのは、「炭化水素基」および「ポリエーテル基」であ
る。「炭化水素基」の例としては、例工ばエチレングリ
コールのようなジオールの場合にはアルキレン基であり
、2個以上のヒドロキシル基を含有するために官能性化
されうる化合物、例えばポリブタジェンのセグメントの
ような高分子炭化水素をあげることができる。
ポリオキシプロピレンセグメントは、コ個以上のヒドロ
キシル基を含有するように官能性化されうる「ポリエー
テル基」の−例である。
有用な「ポリオール類」の具体例としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ポリ(オキシブチレ
ン)グリコール、ポリ(オキシエチレン)グリコール、
ポリ&(オキシプロピレン)ジオール、ポリ(オキシプ
ロピレン)トリオール、ポリ(オキシプロピレン)テト
ロール、ポリブタジェンジオール−、ポリ(テトラメチ
レン)グリコール、ヒドロキシル官能性化されたジメチ
ルシロキサン類およびそれらの組み合せ、例えば2個以
上のヒドロキシル基で官能性化されたポリ(オキシプロ
ピレン)、お上びポリ(オキシエチレン)のブロック重
合体があげられる。これらは一種でも、二種以上を組み
合せて用いてもよい。
本発明においては、まず、第一工程において、前記「酸
ノ・ライド類」と「ポリオール類」とを反応させる。
この第一工程では、酸ハライド官能性物質を合成するこ
とを目的とする。
この第一工程での反応の一例は、次の(3)式のように
示すことができる。
+HX  ・・−・・・・・・・・・(3)〔(3)式
において、R′で0H)zは「ポリオール類」でR/、
χは前述の(2)式におけると同じ意味を有し、nけ「
ポリオール類」のモル数を意味する。
述の(1)式におけると同じ意味を有し、mは「酸ハラ
イド類」のモル数を意味する。〕 第一工程で目的とする酸ハライド官能性物質を製造する
には、(イ)「酸・・ライド類」の当量数を「ポリオー
ル類」のヒドロキシル基の当量数の7倍以上とし、かつ
、(ロ)「酸・・ライド類」のモル数を「ポリオール類
」のヒドロキシル基の当量数の7倍以下の割合とする。
この関係を、上記(3)式の例で示すと、 my−≧n2++2 nZ≧m なる関係を満たすように、「酸ハライド類」と「ポリオ
ール類」とを使用する。両原料を、上のような関係を満
たすように使用すると、「ポリオール類」のヒドロキシ
ル基が、「酸ハライド類」の少なくとも7つの酸ハライ
ド基と反応し、反応終了後は、「ポリオール類」のヒド
ロキシル基が全く残らず、かつ、「酸ハライド類」の酸
ハライド基が一個以上残った酸ノ・ライド官能性物質が
得られる。
この第一工程の反応は、2θ℃以上の温度条件下に反応
させる。70℃よシ低い温度では、脱塩酸剤なしでは反
応を進行させることができず、また、脱塩酸剤の塩酸塩
の分離除去も婦かしく、本発明の目的は達成されないの
で好ましくない。7θ℃以上の温度条件であると、反応
は脱塩酸剤なしで進行する。しかし、温度が余り高すぎ
ると原料の「酸ノ・ライド類」が蒸散(昇華)してしま
うので、200℃以下とするのがよい。特に好ましい温
度範囲は、ざ0〜770℃である。
第一工程を遂行する際に、反応系に溶媒を存在させない
方が好ましいが、溶媒を存在させることもできる。使用
可能な溶媒は、テトラヒドロフラン、トルエン等の、原
料化合物および反応生成物等−反応し合わない有機溶媒
から選ぶのがよい。
第一工程では、前記(3)式で示しだように、ハロゲン
化水素が発生するが、このものを適当な方法で捕集し、
反応系外に除去するのがよい。
必要があれば、第一工程終了後、得られた反応混合物に
減圧を適用して、除去する。
第一工程終了後得られた反応混合物は、目的物を分離す
ることなく、そのまま、次の第二工程の反応遂行に使用
するのが好ましい。しかし、必要があれば、反応混合物
から、酸ハライド官能性物質を分離して、第二工程の反
応遂行に使用できる。
本発明においては、次に、第二工程において、第一工程
で得られる反応混合物に、ラクタム類のアルカリ金属塩
を反応させる。
この第二工程では、N−アシルラクタム類を合成するこ
とを目的とする。
本発明において、ラクタム類のアルカリ土属塩とは、一
般式 11 〔(4)式において、1int Lit Na、 Kノ
ようナアルカリ金属、Lけ3〜//の間の整数を意味す
る。〕で表わされる化合物を意味する。このラクタム類
のアルカリ金属塩は、米国特許第3,0/7..3タ一
号明細書に記載されているように、例えばなる反応式に
よシ、容易に製造することができる。
ラクタム類のアルカリ金属塩は、安定性が極めて悪いの
で、使用直前に合成しておくのが好ましい。
「ラクタム類」としては、ε−カプロラクタム、α−ピ
ロリドン、ヒペリドン、バレロラクタム、ε−異性体よ
シ外のカプロラクタム、エナントラクタム、カプリロラ
クタム、ノナラクタム、カブリラクタム、ラウリンラク
タムおよびドデカノラクタムがあげられる。特に好まし
いラクタムは、ε−カプロラクタムである。
第二工程で目的とするN−アシルカプロラクタム類を製
造するKは、第一工程で得られる酸ハシイド官能性物質
の酸ハライド基の当量数と同じ当量数のラクタム類のア
ルカリ金属塩を用いるのが好ましい。
この第二工程の反応は、室温でも進行するが、第一工程
の反応終了後、反応生成物を積極的には冷却しないで、
継続することができる。好ましくは、室温ないしiso
℃の範囲がよく、特に好ましくけ室温ないしと5℃の範
囲がよい。
第二工程の反応は、第一工程で得られた反応混合物を撹
拌しつつ、これにラクタム類のアルカリ金属塩を懸濁液
状に滴下することによ)、速やかに進行する。ラクタム
類のアルカリ金属塩を懸濁させるのに用いられる物質は
、このものと反応し合わない有機溶媒がよく、テトラヒ
ドロフラン、トルエン、アルコールMが1”;れる。第
二工程で存在させる溶媒は、ラクタム類のアルカリ金属
塩を懸濁させるのに用いられるものでよいが、更に、テ
トラヒドロフラン、トルエン等の反応生成物と反応し合
わない物質を、存在させることもできる。第二工程の反
応は、ラクタム類のアルカリ金属塩の滴下終了後/時間
近く撹拌を継続すると、反応率はり7%以上に達し、終
了することができる。
第二工程の反応終了後は、副生ずるノ・ロゲン化アルカ
リ塩を、目的物であるN−アシルラクタムから、炉別し
て除去する。反応混合物の粘度が高いときは、使用した
溶媒の沸点よりlθ℃程低い温度まで加熱して、加圧、
瀘過するのがよい。p液から、常圧まだは減圧下で、溶
媒を留去して、目的物のN−アシルラクタム類を得るこ
とができる。
第二工程の反応終了後に得られるN−アシルラクタム類
は、次のような一般式であられされるものである。
R,R。
〔上の一般式において、2は(1)約/、00θの最低
分子量を有するポリエーテル、(2)約/、θ00の最
低分子量を有するポリエーテルセグメントを含有するポ
リエステルのセグメント、または(3)最低分子量/、
θ0θを有する炭化水素であり、i\ Qは−N−0−=O(ここでYは03〜CI+のアルキ
レンである)であり、aは/、2″!:たは3の整数で
あり、bはコ以上の整数であり、Rは炭化水素基および
エーテル結合を含有する炭化水素基から選択される二価
または多価の基であり、R1はアルキル基、アリール基
、アルアルキル基、アルキルオキシ基、アリールオキシ
基またはアルアルキルオキシ基を意味する。〕 上記一般式で表わされるN−アシルラクタム類は、ラク
タム類のスニオン開環重合の開始剤として使用すること
ができる。更Kまだ、ナイロンブロック重合体中でソフ
トセグメントブロックを形成し、ポリアミド樹脂の物性
改質のだめに活用することができる。
本発明は、次のような効果を奏し、その実用的利用価値
は、極めて犬である。
(1)  本発明は、第一工程の反応遂行の際に脱塩酸
剤を存在させないので、従来のようにこのものの分離除
去、回収、精製等の工程が不要となり、操作が単純化さ
れるばかりでなく、経済的にも極めて有利となる。
(2)本発明の第一工程で、ハロゲン化水素が副生する
が、このハロゲン化水素は原料および反応混合物への溶
解度が小さく、反応系からの分離除去が、極めて容易で
ある。
(3)本発明方法は、第二工程で少量の溶媒を使用する
だけで遂行することができるので、従来法に較べ操作が
単純で、経済的にも極めて有利である。
以下、本発明を実施例にもとづして詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定され
るものではない。
実施例/ 〈第一工程〉 撹拌機、還流冷却器、温度計、窒素ガス導入口およびガ
ス抜き口を備えた、容量/θθθ−のフラスコを準備し
た。このフラスコに、グリセリンをベースとしたポリエ
ーテルトリオール(分子fffr−約s、θ00)をλ
θθ7、テレフタロイルジクロライドを、2 /、/ 
fと、トルエンを340m1それぞれ秤量して入れ、窒
素ガス気流下で、撹拌しながら、110℃まで昇温した
フラスコ中の混合物蒸気を還流冷却器で冷却し還流しつ
つ、この温度で3時間反応を継続した。
この第一工程遂行中に発生する塩化水素ガスは、窒素ガ
スとともに反応系外に除去した。
く第二工程〉 (カプロラクタムのナトリウム塩の合成)撹拌機、窒素
ガス埼大口およびガス抜き口を備えた、容量3θorn
lのフラスコを準備した。
このフラスコに、水素化ナトリウム(ミネラルオイルを
媒体とし、6.2重量%のN・、Hを含む)3、グツと
、トルエン15θmlとを入れ、窒素ガス雰囲気下で、
撹拌しながら20℃に昇温した。
これ(7,100,lのトルエンに/27のε−力に除
去した。カプロ2クタムのトルエン溶液の添加終了後、
更に/時間、70′Cに保持しつつ、撹拌を継続し、目
的物を得た。得られたカプロラクタムのナトリウム塩液
を、滴下ロートに移し、第一工程の反応遂行に用いたフ
ラスコの上に取りつけた。
(N−アシルシフタムの製造) 第一工程の反応によって得られたフラスコ中の反応温合
物を、20℃の温度に保持し、窒素ガス雰囲気下に、撹
拌しながら、上の方法で合成したカプロラクタムのナト
リウム塩液を、灯分間で定速で滴下した。滴下終了後、
更に3時間、20℃で保持しつつ、撹拌を継続した。
反応混合物を呈温まで冷却したのち、副生じた食塩をp
別しだ。ついで、溶媒として使用したトルエ゛′t、始
めに常圧で、続いて減圧下に蒸留して除去した。
得られた反応生成物中に含まれる酸クロライドの残留塩
素を、常法(滴定法)によって定量したところ、3?咽
であった。また、得られた反応生成物中の残留カプロラ
クタムを、常法(ガスクロマトグラフ法)によって分析
したところ、θ、/と重量%であった。
上の分析結果は、本発明方法によるときは、目的とする
N−アシルラクタムが、極めて高収率で得られることを
示して因る。
この例で得られだN−アシルラクタムの数平均分子量(
Mn)け/粘λθθ、重量平均分子量(Mw)は/り、
りθ0、Mw/Mnけ/、りθであった。
比較例/ 実施例/で用いたと同じ容量/、000meのフラスコ
に、グリセリンベースのポリエーテルトリオール(分子
量約5.θθO)を、2ooy、テレフタロイルジクロ
ライドを2/、/ fと、テトラヒドロフランを30θ
mlそれぞれ秤量して入れ、常温で、窒素ガス気流下で
、撹拌しながら、テトラヒドロフランt Ome K 
)リエチルアミン/ 3.97を溶解した溶液を、3θ
分間を要して、定速で滴下した。滴下終了後、引き続き
、このフラスコ内容物を、常温で、3時間撹拌を継続得
られた反応混合物を撹拌しつつ、これに、カプロラクタ
ム/θ、θグ、テトラヒドロフラン/り0m1VCトリ
エチルアミン2.32を溶解した溶液を、ゲタ分を要し
て、定速で滴下した。滴還流しつつ、この温度で3時間
保持した。
反応混合物を室温まで冷却したのち、副生じたトリエチ
ルアミン塩酸塩を戸別した、ついで、ところ、/2θρ
迦であった。また、得られた反応生成物中の残留カプロ
ラクタムを、常法によって分析したところ、’、”Mk
5Nであった。
上の分析結果H,N−アシルヵグロラクタム中に、若干
量の未反応のテレフタロイルジクロライドが混入してい
ることを示している。
この例で得られだN−アシルラクタムの数平均分子量(
Mn)は/ 、2.J−0θ、重量平均分子量(Mw)
は/ 7,000、Mw/Mnは7.31であった。
実施例λ 〈第一工程〉 実施例/の記載に同じ。
〈第二工程ン (カプロラクタムのナトリウム塩の合成)実施例/に記
載の例における水素化ナトリウムの代わりに水素化リチ
ウム(ミネラルオイルλ重期%入り)o、2yを用いだ
は力)は、同例に記載したと同様とした。
(N−アシルラクタムの製造) 実施例/に記載したのと同様とした。
目的物は、実施例/の場合と同様、高収率で得られた。
実施例3 〈第一工程〉 実施例/に記載の例において、グリセリンベースのポリ
エーテルトリオールの代わシに、プロピレングリコール
ベースのポリエーテルトリオール(分子量約グ、0θθ
)/と02を用いたほかは、同例に記載したと同様にし
た。
〈第二工程〉 (カプロラクタムのナトリウム塩の合成)および(N−
アシルラクタムの製造)ともに、実施例/に記載しだの
と同様としだ。
目的物は、実施例/の場合と同様、高収率で得られた。
実施例グ 〈第一工程〉 実施例/に記載の例において、テレフタロイルジクロラ
イドの代わりに、フタロイルジクロライドを2 /、I
 f用すたほかは、同例に記載したと同様にした。
〈第二工程〉 (カプロラクタムの金属塩の合成)および(N−アシル
ラクタムの製造)ともに、実施例/に記載したのと同様
とした。
目的物は、実施例/の場合と同様、高収率で得られた。
実施例j く第一工程〉 実施例/に記載の例において、テレフタロイルクロライ
ドの代わpK、アジポイルクロライド(純度りざ%)を
/ ?、2 f用いたは力)は、同側に記載したと同様
としだ。
く第二工程〉 (カプロラクタムの金属塩の合成)および(N−アシル
ラクタムの製造)ともに、実施例/に記載したと同様と
した。
目的物は、実施例/の場合と同様、高収率で得られた。
実施例6 〈第一工程〉 実施例/の記載に同じ。
〈第二工程〉 (カプロラクタムのナトリウム塩の合成)実施例/の記
載の例におけるε−カグロラクタムに代えて、λ−ピロ
リドンタ、ググを用すだほかは、同側に記載したと同様
とした。
(N−アシルカグロラクタムの製造) 実施例/の記載に同じ。
目的物は、実施例/の場合と同様、高収率で得られた。
実施例7 〈第一工程〉 実施例/の記載に同じ。
〈第二工程〉 (カプロラクタムのナトリウム塩の合成)実施例/の記
載の例における水素化ナトリウムの代わりに、ナトリウ
ムメチラート(メチルアルコールを媒体とし、2?重量
%のナトリウムメチラートを含む) / 、1”、f 
fを用い、同側に記載したと同様に操作した。
反応終了後、メチルアルコールを減圧下ニ蒸留し、除去
した。
(N−アシルラクタムの製造) 実施例/の記載に同じ。
目的物は、実施例/の場合と同様、高収率で得られた。
実施例? 〈第一工程〉 実施例/Vc記載の例において、溶媒のトルエンを存在
させないほかは、原料を同側に記載したと同じ割合で加
え、?θ℃に昇温し、この温度で3時間反応を継続した
この第一工程遂行中に発生する塩化水素ガスは、窒素ガ
スとともに反応系外に除去した。
〈第二工程〉 (カプロラクタムのナトリウム塩の合成)実施例/の記
載に同じ。
(N−アシルラクタムの製造) 実施例/の記載に同じ。
目的物は、実施例/の場合と同様、高収率で得られた。
出 願 人   三菱モンサンド化成株式会社代 理 
人  弁理士 長谷用  − (ほか7名) 手続補正書 昭和jと年g月72−日 特許庁長官若杉和夫殿 1 事件の表示 昭和!r1年特 許 願第13jtt
V 号2 発 明 の名称 N−アシルラクタム類の製造方法 3 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住  所  東京都千代田区丸の内二丁目j番λ号氏 
 名  (&O<2)三菱モンサント化成株式会社4代
理人〒100 (ほか 1 名) 5 補正命令の日付   自発補正 6 補正によシ増加する発明の数   07 補正の対
象  明細書の発明の詳細な説明の欄8 補正の内容

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)N−アシルラクタム類を製造するにあたシ。 シバライド官能性まだはマルチハライド官能性を有する
    酸ハライド類と、少なくとも2個のヒドロキシル基をも
    つポリオール類とを、酸ハライド類の当量数をポリオー
    ル類のヒドロキシル基の当量数の7倍以上とし、力・つ
    、酸ハライド類のモル数をポリオール類のヒドロキシル
    基の当量数の7倍以下の割合とし、20℃以上の温度条
    件下に反応させる第一工程、 この第一工程で得られる反応混合物に、ラクタム類のア
    ルカリ金属塩を反応させる第二工程、 とよりなることを特徴とするN−アシルラクタム類の製
    造方法。
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