JPS59210911A - メチルメタクリレ−ト系シロツプの連続製法 - Google Patents

メチルメタクリレ−ト系シロツプの連続製法

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JPS59210911A
JPS59210911A JP8715183A JP8715183A JPS59210911A JP S59210911 A JPS59210911 A JP S59210911A JP 8715183 A JP8715183 A JP 8715183A JP 8715183 A JP8715183 A JP 8715183A JP S59210911 A JPS59210911 A JP S59210911A
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加藤 安之
Masahiro Yuyama
湯山 正宏
Masahiko Moriya
森谷 雅彦
Akira Sakuramoto
桜本 朗
Hideaki Matsuura
秀昭 松浦
Toshiya Urano
浦野 俊也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貯蔵安定性に優れたメチルメタクリレート系シ
ロップを重合閉塞を起すことなく製造できる簡便な製造
法に関する。
更に詳しくは、本発明はメチルメタクリレート系単量体
をラジカル重合開始剤の存在下に連続塊状重合して得ら
れる残留開始剤を含有する熱シロップを、外壁面が特定
の温度に加熱された管状区域を液相状態を保持して通過
さぜることにより、残留開始剤を消敏させ、重合閉塞を
防止するメチルメタクリレート系シロップの連続製法で
ある。
メチルメタクリレート系シロップを重合開始剤の存在下
に、二枚のガラス板の間で重合させて製板する回分式の
セルキャスト法、あるいは二つの連続した移動バンド間
で連続重合させて製板する連続キャスト法によるメチル
メタクリレート系樹脂板の製造法は公知である。また、
メチルメタクリレート系里子は体を重合開始剤の存在下
に予備重合するメチルメタクリレート系シロップの製造
法も公知である。このメチルメタクリレート系シロップ
に要求される特性としては、一般に、重合体含有率が高
く重合時間が短縮できると共に品質の低下がないこと、
適度な粘度を保有し作業性が良いこと、残留開始剤濃度
が低く貯蔵安定性が良好であることなどが挙げられる。
更に、ゴム変性シロップにおいてはゴム状41合体が所
望の粒子径を有する粒子状に安定に分散していることが
要求される。このようなシロップの製造においては、メ
チルメタクリレート系単量体の塊状重合の特性に基づく
特有の困難があり、ゲル効果あるいはトロムスドルフ効
果と呼はれる重合速度の加速現象か特に顕著であるため
に反応系が操作的に不安定になり易く、重合反応が暴走
して内容物が急激に固化してしまったり、反応器の内壁
面に重合体が付着し徐々に成長すると共に不溶性の重合
体に変化して器内を閉塞させるに到るなどいずれも安定
な連続運転を不可能にする問題が発生する。
メチルメタクリレート系シロップを管壁反応器を用いて
製造する場合の閉基を防止する改良方法はこれまで種々
開示されている(特公昭47−13869 、特公昭4
7−26+372゜特公昭48−15357.特公昭4
9−10555)が、装置が特殊な構造であったり、煩
雑な切換操作を必要としたり、重合転一方、本発明者ら
は先に、反応器の構成、および反応器内における重合開
始剤濃度、反応温度、滞留時間なとの反応条件を規定す
ることにより前述の要求特性に加えて掃作的に安定に製
造し得ることを開示・した(特開昭54−54188、
特開昭54−54189゜特開昭55−147514)
か、これらに用′いる反応器は後段の押し出し流れの達
成される反応帯域においても付着閉塞を防止するために
は攪拌されるのか通例であった。しかし、これらの方法
では前段の完全混合の達成される反応帯域と合わせて少
くとも2つの攪拌軸を有するため反応器の構成りに制約
があり、また後段の管壁反応器に攪拌器を設!つするこ
と自体複雑な構造になることは避はガ(いなと種々の機
械的制約が加わってスケールアップが困難である欠点を
有していた。
また、重合体の付着開基を防止する方法としては、重合
禁止剤を添加する方法が公知であるが、この方法は本発
明のように重合開始剤か共存する糸においては相互に反
応して消失するため所期の効果が得られず、多量に用い
ると本来の重合反応が阻害されそのL着色が増加するな
ど欠点のみか助長される結果となって有効な方法とは占
い難い。
本発明者らはこれらの欠点を鉋服する方法について鹸意
検討した結果、残留開始剤を含有する熱シロップを、内
壁面か特定の温度に加熱された管状区域を欣相状態を保
持して通過させる111)便な方法により残留開始剤を
効果的に消滅させ、かつ、重合閉塞を防止できることを
見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明はメチルメタクリレートを主成分とす
る単量体100〜80重量%とゴム伏型合体0〜20重
(、:%(但し、両者の合計は100重謔%とする)か
らなる原料液とラジカル重合開始剤とを、実質的に完全
混合が達成される反応区域(以下前段の反応区域と称す
る)と実質的に押し出し流れか達成される反応区域(以
下後段の反応区域と称する)とを順次別J面させて連続
的に重合してメチルメタクリレート系シロップを11ク
フ造するに当り、後段の反応区域の内壁面を150〜2
90℃でありかつ前段の反応区域より流入するシロップ
の温度より低くない温度に加熱し、かつ該区域内のシロ
ップを3〜20気圧の圧力条件下に維持して実質的に液
相状態で通過させることを特徴とするメチルメタクリレ
ート系シロップの連続製法である。
次に本発明について詳細に説明する。
本発明の方法におけるシロップの製造に用いられるメチ
ルメタクリレートを主成分とする単量体としては、メチ
ルメタクリレートが単独で用いられる他、あるいはメチ
ルメタクリレートと共重合可能なエチレン性不飽和単晴
体を単量体の全量に対して一般には40重量%以下、好
ましくは20重位%以下の範囲内において含有するメチ
ルメタクリレート系単hj体混合物か用いられる。
エチレン性不飽和単は体としてはメチlレアクリレート
、エチルアクリレート、フチルアクリレート、2−エチ
ルへキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、アリルアクリレート、エチレンクリコールジア
クリレートなどのアルキルアクリレート類、エチルメタ
クリレート、ラワリルメタクリレート、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート、クリシジルメタクリレート、エ
チレングリコールジメタクリレートなとのアルキルメタ
クリレート類、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などの不飽和ニトリル類、アクリルアミド、ジアセトン
アクリルアミドなどの不飽和アミド類、アクリル酸、メ
タクリル酸などの不飽和カルボン酸類、スチレン、α−
メチルスチレン、核置→碇アルキルスチレン、核置換ク
ロルスチレンなどのビニル芳香族化合物、無水マレイン
酸、N−アリールマレイミドおよび塩化ビニルなどを挙
けることかでき、これらの1種または2種以北か用いら
れる。
これらのエチレン性不飽和化合物はメチルメタクリレー
ト系(至)脂としての特徴を損なわない範囲内で成形性
、酬熱性、耐溶剤性その他の種々の品慣゛を改良するた
め、あるいはゴム状重合体の添加により損われる透明性
を回復するために前記範囲内の量が用いられる。
コム状重合体としてはポリブタジェン、ボリイ“ノプレ
ン、ポリイソブチレンなどの単独重合体、ブタジェン/
スチレン、フタジエン/アクリロニトリル、ブタジェン
/メチルメタクリレート、ブタジェン/アルキルアクリ
レートなとのジエン系共重合体、エチレン/酢酸ビニル
共11合体、エチレン/アルキルアクリレート(アルキ
ル基の炭素敬1〜8個)共重合体、ゴム状ポリアルキル
アクリレートまたはその共重合体、ポリウレタン、塩素
化ポリエチレンおよびEPl)Mなどを挙けることかで
き、これらの1種または2種以上が用いられる。ゴム状
重合体は樹脂に耐衝撃性を付与するために用いられるが
、その添加量は原料液の全量に対して0〜20重量%に
広はれる。この範囲より多いときはメチルメタクリレー
ト系、薗脂の熱的性質、1lF111す性などか損われ
て好ましくない。
ラジカル重合(→(1始剤の種・jllとしては特に制
限はないか、90〜200℃、好ましくは110〜18
0℃において比Iy的急速にラジカルを発生するものか
用いられ、半減Jす1か5秒は下となる温度か180℃
以下であるラジカル1)裏金開始剤か適し、例えは、ア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−2,4−ジメチ
ルバレロニトリル、アゾビス−(4−メトキシ−2,4
−ンメチルバレロニl−リル)、アゾビスシクロヘキサ
ンカルホニトリルなどのアゾ化合物、ペンゾイルパーオ
キザイド、ラウロイルパーオキサイド、デカノイルパー
オキサイド、アセチルパーオキザイド、インブタノイル
パーオキサイド、カプリルパーオキサイド、2.4−ジ
クロルベンゾイルパーオキサイド、アセチルシクロへキ
シルスルホニルパーオキサイド、ターシャリーブチルパ
−オキシピバレート、ターシャリ−ブチルパーオキシ−
2−エチルヘキサノエート、イ〉プロビルパーオギンジ
カーホネート、インフチルバーオキシジカーボネート、
セカンクリーフ゛チルバーオキシジカーポ゛ネート、ノ
ルマルブチルパーオキシジカーボネート、2−エチルへ
キシルバーオキシンカーボネート、シンクロヘキシルパ
ーオキシジカーボネート、ビス−(4−ターン+ ’J
−プチルンクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、
ジェトキシエチルパーオキシジカーボネート、ジノルマ
ルブトキシエチルパーオギシジカーポネート、ジ−3−
メトキシブチルパーオキシジカーボネートなどの過酸化
物を挙けることができ、これらの1種または2種り、L
が用いられる。重合聞始剤の(贋は原料液100重16
部に対して通常0.001〜1市量部、好ましくは00
1〜05重゛辻部である。
前段の反応区域としては実pt的に完全混合か達成され
る限りいかなる反応装置あるいは]τ拌方法を用いても
よいが、例えはダブルへりカルリホン攪拌免またはMI
G型攪拌翼を備えた連続1を伴僧型反応器がこの目的に
使用される。この反応区域は1個であってもよく、2〜
5個を直列に配列して反応帯域を形成してもよい。また
反応!f+M pJ−はランカル屯合開始剤の種類によ
って適虹設定すれはよいが一般に90〜200℃、好ま
しくは110〜780℃である。
後段の反応区域は実質的に押し出し流れか達成され、か
つ、内壁面を規定の温度範囲内に加熱する機能を有して
いればいかなる装置形状であってもよいか、例えは無(
)12件の細長い管状であり、外部に熱媒の流路が設け
られた二重管か適する。管状区域のL / Dは通常5
以上、好ましくは10以りに選ばれ、また該区域内を流
れるシロップの羊肉線速度は通g10 cm /分以り
、好ましくは50 cm /分以上に辺ばれる。この緑
、囲より遅いときは内壁mlに重合体が付着成長し易い
欠点が表われる。
後段の反応区域におけるジローツブの・11均滞留時(
ilは通常02〜30分である。この範囲より短いとき
は411段の反応区域より流入する残響開始剤を十分に
減少させることができす、一方、この範囲より長いとき
はシロップか余分な熱履ハ★を・受けて変質、劣化する
おそれがありいずれも好ましくない。
後段の反応区域の内壁面は150〜290C1好ましく
は180〜250℃であり、がつ、前段の反応区域より
流入するシロップの温度より低くなく、好ましくは残1
イイ1414 恰剤の半減ry1か5秒以下となる温度
に加熱される。
内壁面のi’W Ifかこのf!fl′+囲より低いと
き(オ後段の反応区域の内・・17面に111合体が付
着し、徐々に成しすると共に不f容性の重合体に変化し
て該区域内を閉塞させ、一方、この範囲より蒔いときは
熱による分1)ゲ、着色が生じてシロップを欺質、劣化
させる欠点を有している。また、該反応区」俵の内壁面
の温度が流入するシロップの温度より低いときはシロッ
プの温度が前記範囲内であっても中合閉水の原因となり
易い欠点を有する。加熱されていない箇所への重合体の
付着を回避するため加熱は該反応区域を画する器壁の実
質的に全面積に対して実施されるのが好ましい。従って
、該反応区域か外部のみでなく内部にも隔壁を有する例
えは玉虫も増熱交換器の構造を蒋する場合には該反応区
域から見て内壁IIIに当る内管にも*jij記温度の
熱媒体か流通される。
後段の反応区域に流入するシロップは通常110〜18
0℃の温度を有しており、後段の反応区域ではシロップ
の変質・劣化を避けるためシロップの温度は通常200
℃以下、好ましくは180℃以下に保持される。また、
該反応区域内におけるシロップの蒸気圧は通常大気圧よ
りも高いので、該区域の内壁面上における単量体の蒸発
とこれに伴なう重合体の器壁への付着を抑え、かつ、該
区域におけるシロップの平均滞留時間を新漬の条件に維
持する目的で、該シロップが実質的に液相を保持するに
十分な圧力を加える必・足かあり、この圧力は通常3〜
20気圧、好ましくは4〜10気匪に維持される。
後段の反応区域は[+iJ述の機能を有していればよく
、必すしも別個の反応器としてこれを設置する必要はな
いから、例えば後続する冷却工程への移送配管を兼用す
ることかでき、反応工程と冷却工程との配置上の制約が
実′0的に解除される利点を有している。一方、これを
反応工程のスケールアップの観点から見ると後段の反応
区域は攪拌機なとの設置が不要であるから構造自体が極
めて単純となって機械的制約はなく、また前段の反応区
域か1管拌輔を有する通常の場合も、従来の両反応区」
偉かそれぞれ1ジ”−押軸を有するために生する反応器
構成旧の制約がなくなって、スケールアップトの機械的
制約は事実上解除される利点を有している。
本発明の方法により製造されるシロップ中のU(合体含
有率は通常5〜40重量%、好ましくは10〜300〜
30重量り、25℃における帖jす]は05〜500ポ
イズ、好ましくは1〜100ポイズであり、シロップ中
の重合体の数平均重合ザは300〜6.000、好まし
くは400〜2,000である。ま1こ、シロップ中の
残留開始剤濃度は後段の反応区域に流入する通常1〜1
.000 Pl”n、好ましくは1〜200 ppmの
ものがo、 t ppm以下、好ましくはo、 o i
 ppm以下の無視し得る1着にまで減じられ実質的に
7j′8滅させられる。該反応区域で重合開始剤の分解
に伴なって多い場合には数%に及ぶ無視できない量の重
合体が生成し、かつ、無位拌状態であるにもかかわらす
、該反応区域の内壁面への重合体の付着を完全に防止す
ることかできる。史に、原料液中にゴム状重合体を含有
する場合においても前段の反応区域で生成した\ト均粒
径0.1〜20μ、好ましくは0,2〜10μのゴム状
重合体粒子が後段の反応区域においても安定な分散状l
Hを保持しており、コム状重合体粒子同志のif東や、
後段の反応区域の内壁面へのコム状重合体2よび/また
は向脂状也合体の付青か完全に防止される。
すなわち、本発明の方法によれは、重合体含有率が薗<
ui合待時間短縮できると共に品質低下がないこと、過
度な粘度を保有し作業性が良いこと、残留開始剤a度か
低く貯蔵安定性か良好であること、および/またはゴム
状重合体が粒子状に安定に分散していることなどの要求
性能をMi 、’;iHするシロップを1博造するに当
り、効果的に残留開始剤を消滅さぜ、かつ、重合閉4と
を防止できて長時[1)jの連続運転に献えると共に、
スケールアップ上の制約のない1γ11便で効率的な製
造法が提供される。
本発明の方法により製造されるシロップは通常−担冷却
された後、4【合間始剤を添加化解して重合性液状組成
物となし、セルキャスト法、連続キャスト法による梱詣
板の製造や、力゛ラス繊iII:強化柿脂板の製造に供
され、史にゴム変性シロップの場合には、このほか重合
性液状組1ル1物を懸濁′ゲ定剤の存在下に水性媒体中
に14.%押下に分散させ加熱して重合固化せしめて耐
衝撃性の成形材料を製造する懸濁巾合法にも供される。
シロップのII4途はL記に限定されるものではなく、
申合性接着剤または堂料の上側成分として、あるいは樹
脂コンクリート組成物などポリマー含有組成物の原料と
してなと予1)11”1車合体シロップが用いられる用
途一般に広く用いることかできる。
つきに不発明を実施例によって具体的に説明するが、本
発明はこれらによって限定されるものではない。なお、
実施例中の%は4(吊%であり、部は重;11部である
。また実施例中におけるシロップの粘度はB型粘度計を
用いて25℃で測定し、重合転化率はhスクロマトグラ
フィーにより測定した1、 実施例1 前段にダブルへりカルリボンぢαを設置し列し2てなる
二丞式連続反応装置を使用した。
僧ス(″)反応器の容部は0.55て悄拌速度は8Q 
Q rpmであり、管型反応器は内径13絹、長さ80
αnで、外部に熱媒油をI’liQ環するジャケットを
有する二重賀式のものを用いた。メチルメタクリレート
単量体90$を約80℃に予熱して治型反応器に地続的
に供給し、一方、アゾビスイソブチロニトリル0.04
7部をメチルメタクリレート単量体10市−;イ#部に
溶解してなる20℃の重合開始剤溶液を該反応器(こ連
続的に供給し、反応混合物の該反応器における平均滞留
時間を147秒に維持して1両液状態で重合を行ない、
次いで得られる反応混合物を管渠の内lk撞4160℃
に、管型反応器のジャケットに循環する熱媒油の温度は
220℃に、また両反応器内の圧力は6気圧に維持した
1部型反応器を流れるシロップの平均線速度は160 
cnr /分、平均滞留時間は約30秒であり、シロッ
プの管渠反応器出口での温度は175℃であった。・−
型反応器を出た最終シロップ中における単量体の重合転
化率は25,4%、25℃における粘度は135ポイズ
であり、シロップ中の重合体の数平均重合度は740て
、残留15(4始剤濃度はo、 o i ppm以下で
あり、60℃iこおいて5時間静置加熱しても111合
体含有率および粘度には全く変化かなく、石仏も全く認
められなかった。またこのシロップの貯蔵安定性は極め
て良好で、室温で6ケ月間放lσしても重合体含有率お
よび粘度は全く変化しなかった。L記のシロップ製造条
件で700時間連続運転を行なったが、この間反応温度
は実質的に一定であり、また得られるシロップの重合体
含有率および粘度にも実質的に変化が認められず、他め
で安定な操作ができ、従ってこのシロップを用いて得ら
れる樹脂板の品質も良好で一定していた。
また、連続運転を停止した後、反応器を開放点検したと
ころ、両反応器とも重合体の付石は全く認められなかっ
た。
比較例1 実施例1の二段式連続反応装置を使用し、開型反応器の
ジャケットに循環する熱媒油の温1史を150℃とした
ほかは実施例1と同一の供給液組成および反応条件で重
合を行なった。最終シロップ中におけるiJi j−J
体の重合転化率は261%、25℃における粘度は18
.4ポイズであり、シロップ中の重合体の数平均重合度
は745て、残留15)]]始剤6−ζす”は0.01
 ppm以下であって、シロップの60℃における熱安
定性や、このシロップを用いて得られるtj’fl脂板
の品質には実施例1と比較して格別の差異は認められな
かったが、この条件で連続運転を開始して15時間後よ
り反応器前後の差圧が急速に増大して運転を継続するこ
とができなかった。反応を停止した後、反応器を開放点
検したところ、管型反応器の入口部付近の内ケ1ff、
曲に環状に重合体か付%t L閉ユ“、く寸前の状態で
あった。伸開した重合体はクロロホルム(こ大部分不溶
であり、j”J”を容部の数平均重合度も4,300で
あって、シロップ中の重合体のそれとは全く異なる11
1′!であった。
比較例2 実施例1の二段式反応Si占を便用し、両反応器内の圧
力r、r t o気圧、管イ(ツ反応器のジャケットに
イj占環する熱媒41.+の温度を320℃としたほか
は実力(σ例1と同一の(1!:給液組成および反応条
件で重合を行tSっだところ、管渠反応器出口でのシロ
ップの高度は210℃−Cあった。!・ノ終シロップ中
における’J5− 、lit体の重合転化率は25.3
%、25℃における粘度は129ボイズ、数平均>R今
度は730で実施例1に比へてやや低い程度であったが
、シロップが淡黄色に石色しているほか熱安定性が劣り
、60℃において3時間静ii−:加熱したところ、重
合体含有率は26.1%、25℃における粘度は44.
8ポイズに増大した。なお、この条件で72時間連続運
転した後、反応器を開放点検したところ、重合体の付々
は認められなかった。
実施例 ′実施例1の二段式連続反応装置を使用した。ポリブタ
ジェンゴム(旭化成工業製ジ、−N1、−15A)5%
1.ヶ1.□ケリレート79%およびスチレン16%か
らなる原料液90部と、ベンゾイルパーオキサイド0.
1部をメチルメタクリレート10部(こ溶解してなる開
始剤溶液とを槽ノリ反応器に連続的に供給し、該反応器
における平均F::F留時間全時間0秒、反応高度を1
600、LF力を6゛λ℃圧に維持して重合を行ない、
広いで、ジャケットに220℃の熱媒が循塚され、内圧
が6気圧の条件下にある管渠て 反応器を通過させZ残ヤd開始剤を消滅させた。最終シ
ロップの重合転化率は26.6%、25℃における粘度
は24.9ポイズで、分散ゴム粒子の平均粒径は05μ
であり、このシロップを60℃において5時間静置加熱
しても中介体含有率および粘襲には全く痩化がなく、コ
ム伏型合体粒子も艮好な分散状態を保持していた。この
条件で5001i’Ji間連続連甲ムした後、反応器を
開放点検したところ、両反応器ともゴム状111合体も
含めて11テ合体の伺イ゛・は全く認められなかった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  メチルメタクリレートを主成分とする単量体
    100〜80重量%とゴム状■■合体O〜20重址%(
    但し、両者の合計は100重惜%とする)からなる原料
    液とラジカル重合開始剤とを、実質的に完全混合が達成
    される反応区域(以下前段の反応区域と称する)と実質
    的に押し出し流れが達成される反応区域(以下後段の反
    応区域と称する)とを順次通過させて連続的に11合し
    てメチルメタクリレート系シロップを製造するに当り、
    後段の反応区域の内壁面を150〜290℃でありかつ
    前段の反応区域より流入するシロップの温度より低くな
    い温度に加熱し、かつ該区域内のシロップを3〜20気
    圧の圧力条件下に維持して実質的に欣相状態で通過させ
    ることを特徴とするメチルメタクリレート系シロップの
    連続製法。
  2. (2)後段の反応区域がL/Dが5以上の管状路であり
    、かつ、該区域内のシロップの平均線速度か10 cm
     /分以上である特許請求の範囲第(1)項に記載の方
    法。
  3. (3)後段の反応区域におけるシロップの羊肉滞留時間
    が0.2〜30分である特許請求の範囲第(1)項に記
    載の方法。
JP8715183A 1983-05-17 1983-05-17 メチルメタクリレ−ト系シロツプの連続製法 Granted JPS59210911A (ja)

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