JPS5921012B2 - ネガ・ポジ法カラ−写真における標準プリントの製作法 - Google Patents

ネガ・ポジ法カラ−写真における標準プリントの製作法

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JPS5921012B2
JPS5921012B2 JP49121135A JP12113574A JPS5921012B2 JP S5921012 B2 JPS5921012 B2 JP S5921012B2 JP 49121135 A JP49121135 A JP 49121135A JP 12113574 A JP12113574 A JP 12113574A JP S5921012 B2 JPS5921012 B2 JP S5921012B2
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JP
Japan
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negative
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illumination light
subject
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リギオ 脇
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  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はネガ・ポジ法カラー写真における標準プリント
の製作法に関わる。
現在通常におこなわれているネガ・ポジ法カラー写真は
次に詳細に説明するように、標準プリントを得ることが
きわめて困難もしくは不可能であり、プリントは依頼す
るたびに色が異な、り撮影者の意図する効果を得ること
がきわめて困難である。そのためプリントのムダが多く
、撮影者とカラーラボとのトラブルがたえないが、本発
明は上記した欠点を排除し、自動プリントにおいても手
焼プリントにおいても容易確実に色再現を可能としよう
とするものである。現行のネガ・ポジ法を分析してみる
と、現行では、撮影光源から放射された照明光1が被写
体である物体色各部2を照明し、これを反射または透過
した光がカラーフィルム3に記録され、現像処理により
カラーネガ原板4を作成して、これをカラーペーパー5
に焼付けてカラープリント6が作成される。したがつて
、カラーネガ原板4は1と2と3のそれぞれの相関関係
により異なる色特性を示すが、これは4から5に焼付け
る際に色補正がおこなわれる。
その色補正法はカラーネガ原板4の画面の全体色調を基
準にする方法(A)と、ネガに写された物体色各部2を
基準にする方法(B)とがある。
自動カラープリント法はAを、また手焼プリントでは主
として(B)を用いて色補正が行なわれている。(A)
においては、一般的な被写体における全体色調が大体に
おいて中性灰色になるので、一般的なネガに関してはネ
ガの全体色調を中性灰色にする条件でプリントすること
により大体ノーマルな色再現が期待できる。
しかし、花のクローズアップとか背景に強い色を用いる
など全体色調が中性灰色ではないネガを全体色調が灰色
になる条件でプリントを行うと当然のことながら被写体
色が抑えられて色が補色方向に偏るというカラーフエリ
アが生じる。そして、これを補正するには人為操作を要
するため、カラープリントの仕上りはプリントマンの感
覚的判断により左右されることになるので必ずしもノー
マルなプリントは得られない〜 また、(B)による方法では手元に撮影した物体色各部
2の見本があれば、それを色見本として色補正をおこな
うことができるが、一般にはやはリプリントマンの判断
にゆだねられるため、結局、現状ではいずれの場合もプ
リントマンの感覚により仕上りが異なるので、標準プリ
ント(対象物の中性灰色が中性灰色として再現されたプ
リント)を得ることはきわめて困難でプリントするたび
に色や濃度が異なるという欠点がある。
そのためカラープリントの完全自動化も不可能とし、ま
た手焼プリントではかなりの経験とガンを要するので誰
しもが容易にカラープリントがつくれない。そのため一
般写真界のみならず、色彩の記録が重要な鑑識、医学、
その他産業界における色彩学的応用を困難としていると
いう学術上また産業上きわめて重要な問題を生じさせて
いる。本発明は、上記したネガ・ポジ法カラー写真の欠
点を排除するために次のごとき手段を講じることにより
これを解決している。
〈本発明の原理と方法〉 現状のネガ・ポジ法の上記した問題を生じさせている根
本原因を分析すると、撮影・現像によつて得られたカラ
ーネガ原板4においては、そのネガの色特性が、1、2
、3のいずれによるものであるか、とりわけ1または2
の色特性が如何なる割合に記録されているかを分析困難
または不可能であるという理由による。
つまり現行の方法では、極端なる場合は、果して物体そ
のものが赤いのか、あるいは物体は無色であつて、照明
光線が赤いのかの区別がつかないというところに人為的
色補正を必要とし、かつ人為的判断によるために色の偏
りが避けられないという決定的な欠陥を有している。そ
こで本発明では、第1図Aに示すように照明光1の色特
性を同一撮影フィルム上に撮影画面とは別個に記録し、
これを撮影画面の色補正の基準として与えることにより
上記問題を解決しようとしている。
この方法により、容易確実に標準プリントが得られる理
由を次にのべよう。いまのべたようにして撮影フィルム
上に照明光記録部(第1図B)を作成したとき、その部
分は物体色各部2を除いた照明光と使用フィルムの色特
性を示すことになるが、これをカラーベーパー上にプリ
ントすれば、そのプリントの色は各部2を除外した1か
ら5までのすべての色特性が綜合された色特性を示す。
そこでカラープリントをおこなうとき、その照明光記録
部の色特性がプリント上(第1図C)においてゼロつま
り中性灰色を示すように色補正をおこなうとプリント露
光が正常であれば撮影画面内の中性灰色は中性灰色とし
て再現されることになる。何故なら、被写体となる中性
灰色は1よりの分光特性を変化させないでフィルムに記
録される。つまり有彩色変化を与えないからである。カ
ラー写真の色再現は使用フィルム及びカラーベーパー、
露光、現像その他の条件により変化するとはいえ、被写
体の中性灰色が中性灰色として正常に発色したとき、被
写体各部が正常な色再現をなしたという考え方を必要と
する。
これを標準プリントとしたとき、上記方法によれば、ネ
ガ・ポジ法により標準プリントが可能になる。次に本発
明の具体的実施例について説明する。
〈通常のカメラによる方法〉通常のカメラを使用する場
合は、第2図のように撮影レンズ面に乳白拡散板4を用
いて撮影光源からの照明光を拡散光としてフィルムに適
正露光を与えたのちに通常の被写体撮影を行なう。
そして現像後はプリント時に被写体撮影ネガ(被写体ネ
ガ)Bの前にあるその照明光記録部(照明光ネガ)Aが
カラーベーパー上で中性灰色になるように焼付装置を調
節してその条件で被写体ネガBのプリントを行うことに
より標準カラープリントを得ることができる。くカメラ
に組込んだ場合の方法〉 次に、上記方法をカメラに組込んだ場合の実施例につい
てのべる。
この場合はカメラボデー、レンズ部等に第1図Dのよう
に光拡散部材を用いた照明光受光窓をもたらし、これを
撮影フィルムの一部に適正露光を与えるようなす。その
照明光記録部に与える露光量の制御は別個にもたらすも
、また例えば画面撮影用のシャッターをそのまま利用す
ることもできる。タイミングは画面撮影と同時的または
それを解除可能とし別個となせば、被写体位置とカメラ
位置の照明光に相異が生じている場合に便である。一方
、自動カラープリント露光装置にはフィルムのこの部分
を基準に画面の色補正を可能となせば、カラーフエリア
が防止でき従来不可能な標準プリントを自動的または半
自動的に得ることができる。
本発明によつて生じる効果は従来なかつた色補正及び濃
度補正の基準を明確に与えることになるので、すでにの
べたごとく現状ではほぼ不可能とされるネガ・ポジ法に
よる標準プリントが容易に得られ、しかもその自動化が
可能となり、カラープリント(カラースライドも同様)
の著しい質的向上をはかり、従来のムダやトラブルの過
半をなくすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図であり、図中1は照明光、
2は被写体、3はカラーフィルム、4は現像ずみネガフ
ィルム、5はカラーベーパー、5はカラープリントを示
す。 またAはカメラ内フィルムに作用する照明光を、B及び
Cは照明光記録部、またDは照明光を受光する光拡散部
材をあられす。第2図は通常カメラで実施する場合の説
明図であり、図中1は照明光、2は被写体、3はカラー
フィルム、4は乳白拡散板、5は現像ずみネガフィルム
、Aは照明光ネガ、Bは被写体ネガをあられす。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被写体撮影にあたり、被写体像とは別個に被写体を
    照明する撮影光源からの照明光を光拡散部材を用いて同
    一フィルムに適正露光なし、プリント時にその照明光記
    録部がカラーペーパー上にて中性灰色になるよう焼付装
    置を調整したその条件のもとで被写体像を焼付けること
    を特徴とするネガ・ポジ法カラー写真の製作法。
JP49121135A 1974-10-21 1974-10-21 ネガ・ポジ法カラ−写真における標準プリントの製作法 Expired JPS5921012B2 (ja)

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JPS5194922A JPS5194922A (en) 1976-08-20
JPS5921012B2 true JPS5921012B2 (ja) 1984-05-17

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ID=14803728

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JPS63177611U (ja) * 1987-05-06 1988-11-17
JPH01105720U (ja) * 1987-12-30 1989-07-17

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