JPS59209213A - シ−ルド線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、主としてオーディオ機器、ＶＴＲ等の電子機
器製品に使用されるシールド線に関するものである。

〔発明の背景〕

従来、遮蔽特性が必要とされる用途、例えばオーディオ
機器、ＶＴＲ等の電子機器に使用される絶縁電線として
、絶縁電線の外側に０．１　ｆｆ１Ｉ＋φ程度の銅素線
を数十本スパイラル状に密に巻き付け、その上に外被を
施したいわゆる横巻シールド線が使用されてきた。

しかし、この横巻シールド線は、端末加工に時１− 間がかかるなどの欠点があった。

一方、端末加工性の優れたシールド線として、導電性プ
ラスチックシールド線が商品化されている。ところがこ
の導電性プラスチックシールド線はシールド材としてカ
ーボンブランクをポリ塩化ビニル樹脂（ｐｖｃ　）に混
練して成る組成物を絶縁体上に押出し被覆したものであ
るが、シールド材の体積固有抵抗が金属に比し、非常に
太きいため、遮蔽特性が良くないという間昭があった。

〔発明の要約〕

電線を提供するもので、その要旨は、導体上に設けられ
た絶縁体上に、剥離層と導電性塗料の塗布硬化層と順次
設けたことを特徴とするシールド線にある。

〔発明の詳細な説明〕

本発明において剥離層は、絶縁体との接着性に乏しい材
料から成るものであって、例えば絶縁体がポリエチレン
、Ｅ　Ｐ　％　ポリプロピレン等のポリ９− オレフィンの場合は、ＰＶＣや剥離し易い程度の酢酸ビ
ニルを含むエチレン酢酸ビニル共重合体、フッ素樹脂等
が用いられ、絶縁体がＰＶＣの場合は、ポリオレフィン
、フッ素樹脂等が用いられる。

導電性塗料としては、銀粉末を含む導電性塗料たとえば
、エポキシ樹脂、多官能性モノマーなどの液状組成物１
００重量部に銀粉２００〜４１００重量部添加した導電
性塗料などが用いられ、本発明においては上記導電性塗
料を剥離層に塗布し、加熱又は放射線などにより硬化す
ることによって塗布硬化層が施される。

実施例 ０．５鴫φの錫メツキ軟鋼線にポリエチレンを押出被覆
して、０．４．５叫厚の絶縁体を設け、その上に剥離層
としてＰＶＣを０．２　ｍｍの厚に押出被覆しその上に
電子線ｋ　２０　Ｍｒａｄ　　照射して硬化し、第１表
に示す銀糸の導電性塗料を厚さ０．２５に塗布し、塗布
硬化層を設け、加熱処理全した後更に０．６謳厚のＰＶ
Ｃ外被を被覆して本発明のシールド線を作成した。

第１表　銀糸塗料 銀　　　　粉　　　　　　２００重量部計　　　　　　
　　３００重量部 比較例として、上記実施例と同様の銅線上に０、４．５
　ｍｍ厚のポリエチレン絶縁体を設け、その上にカーボ
ンブラックを含む導電性ｐｖｃ２厚さ０、２５　観に押
出被覆し、更に０，６謹厚のＰＶＣ外被を被覆し、導電
性プラスチックシールド線を作成した。

上記実施例及び比較例についてシールド特性を測定した
結果は第１図に示す通りとなった。又従来の横巻きシー
ルド線についても同様に測定した。

第１図において（１）は上記実施例に係る本発明のシー
ルド線の、（２）は上記比較例の、（３）は横巻きシー
ルド線のそれぞれのシールド特性を示す。

第１図から明らかな様に、本発明のシールド線は横巻き
シールド線と同等の良好なシールド特性が得られ、比較
例に比べ優れた静電シールド効果を示した。

又、本発明のシールド線の端末加工性は、スパイラル状
に巻かれた銅素線を除去しなければならない横巻きシー
ルド線に比べ、導電性塗料の塗布硬化層とＰｖＣ外被は
単に引き抜くだけで容易に除去でき、導電性プラスチッ
クシールド線と同程度に優れたものであった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のシールド線、導電性プラスチックシ
ールド線及び横巻きシールド線のシールド特性を示すグ
ラフである。 （１１・・・本発明のシールド線のシールド特性、＋２
１・・５− 導電性プラスチックシールド線のシールド特性、（３）
・・・横巻きシールド線のシールド特性。 −〇−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）導体上に設けられた給粉体上に、剥離層と導電性
   塗料の塗布硬化層を順次設けたことを特徴とするシール
   ド線。