JP3518267B2 - Emi抑制ケーブル - Google Patents
Emi抑制ケーブルInfo
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Description
めのケーブル等に関し、特に、電磁波の干渉を抑制する
作用を有するEMI(Electromagnetic
Interference)抑制ケーブルに関するも
のである。
て、特開平6−181012号公報に開示の構造のもの
が知られている。
制ケーブル1は、中心部に備えられた信号線2の外周に
誘電体層3が備えられ、該誘電体層3の外周にシールド
層4が備えられ、該シールド層4の外周に磁性体層5が
備えられ、該磁性体層5の外周を被覆体層6で被覆した
構造とされている。
ラバー等のフレキシブル材よりなる構造とされている。
に流れる不要な高周波電流を抑制し、ケーブル1からの
EMIの発生を抑制している。
造のEMI抑制ケーブル1において、シールド層4は一
般に金属線等で横巻きもしくは編組することにより形成
されており、シールド効果を向上させるために横巻きや
編組等のピッチを細かくすると、加工速度が遅くなり、
またケーブル1自体の可撓性が低下もしくはなくなると
いう問題があった。
向上を図っても可撓性が良好に確保でき、生産性に優れ
るEMI抑制ケーブルを提供することにある。
めの第1の技術的手段は、中心部に備えられた導体の外
周に誘電体層が備えられ、該誘電体層の外周にシールド
層が備えられ、該シールド層の外周に被覆体層が備えら
れてなるEMI抑制ケーブルにおいて、前記シールド層
が内側シールド層と、該内側シールド層の外周に備えら
れた外側シールド層とからなり、前記内側シールド層が
導体により形成され、前記外側シールド層が磁性体およ
び導電性粒子が含有されたシリコーンゴムにより形成さ
れてなる点にある。
性体がフェライト微粉体とされると共に該フェライト微
粉体が全組成中の30〜70vol%含有され、外側シ
ールド層の体積固有抵抗が102 〜10-1Ω・cmとさ
れた構造としてもよい。
の技術的手段は、中心部に備えられた導体の外周に誘電
体層が備えられ、該誘電体層の外周にシールド層が備え
られ、該シールド層の外周に被覆体層が備えられてなる
EMI抑制ケーブルにおいて、前記シールド層が磁性体
および導電性粒子が含有されたシリコーンゴムにより形
成されてなる点にある。
がフェライト微粉体とされると共に該フェライト微粉体
が全組成中の30〜70vol%含有され、シールド層
の体積固有抵抗が102 〜10-1Ω・cmとされた構造
としてもよい。
を図面に基づいて説明すると、図1において、10はE
MI抑制ケーブルで、中心部に備えられた導体としての
信号線11と、該信号線11の外周に備えられた誘電体
層12と、該誘電体層12の外周に順次備えられたシー
ルド層13としての内側シールド層14および外側シー
ルド層15と、該外側シールド層15の外周に備えられ
た被覆体層16とから構成されている。
ばその外径が0.54〜1.5mmとされている。
り、例えばその外径が3.2〜9.2mmとされてい
る。
ロム線等の金属線を巻装する横巻きや24打ち軟銅線編
組等よりなり、例えばその外径が4.6〜11.2mm
とされている。
電性粒子が含有されたシリコーンゴムにより形成され、
例えばその肉厚が1.0〜2.0mmとされている。
C)等からなり、例えばその外径が7.6〜15.2m
mとされている。
ゴム材料としてのシリコーンゴムに含有される磁性体と
しては、マンガン−亜鉛系フェライト粉末やニッケル−
亜鉛系フェライト粉末等のフェライト微粉体が使用さ
れ、その粉体形状は粒状、板状もしくは針状等であって
もよい。
%、MnO 10〜40mol%、ZnO 5〜30m
ol%の範囲にあるマンガン−亜鉛系フェライト粉末
が、飽和磁化が大きく、透磁率が大きく、磁気異方性が
小さく、また低周波特性が良好であり、さらに高い磁気
損失を有しているため、好ましい。
イト粉末の配合量としては、外側シールド層15におけ
る全組成中の30〜70vol%であるのが好ましく、
40〜60vol%がより好ましい。即ち、配合量が3
0vol%未満であれば電波吸収性が不充分で、また7
0vol%を超えると成形性、強度が低下する難点が生
じる。
に含有される導電性粒子としては、カーボン微粉体や銅
微粉体等の微粒子が使用される。例えば、導電性のカー
ボン微粉体として、ファーネスブラック、サーマルブラ
ック、チャンネルブラック、アセチレンブラック等のカ
ーボンブラック微粉体があり、これらの微粉体で、BE
T法でN2 吸着量より測定した比表面積が900m2 /
g以上のものは少量の添加量で組成物に必要な導電性を
付与できるので特に好ましい。例えば、ファーネスブラ
ックとしてAKZO社製商品名「ケッチェンブラック」
がある。また、カーボン微粉体して、カーボンブラック
微粉体と黒鉛または炭素繊維とを併用してもよい。
シールド層15における体積固有抵抗が102 〜10-1
Ω・cmの範囲であるのが好ましく、1〜10Ω・cm
がより好ましい。即ち、102 Ω・cmを超えると電磁
シールド性が不足し、10-1Ω・cm未満であると反射
量が増大する難点が生じる。
り、外側シールド層15としてシリコーンゴムをベース
ゴム材料としているため、磁性体や導電性粒子を高充填
しても押出成形可能で被覆材としての必要特性が得られ
る利点があり、また、内側シールド層14の横巻きピッ
チや編組ピッチ等に関係なく外側シールド層15によっ
てシールド効果の向上が図れ、可撓性が良好に確保でき
ると共に、生産性に優れ、従って経済性に優れる利点が
ある。
導電性粒子の充填量の調整により、シールド性能を容易
に調整できる利点もある。
した場合と、エチレンプロピレンゴムをベースゴム材料
とした場合との比較を示している。この場合、磁性体と
してマンガン−亜鉛系フェライト粉末が50vol%、
導電性粒子としてカーボン微粉体が5vol%含有され
ている。
50未満であり、伸びの目標値は100%以上である。
ム材料がエチレンプロピレンゴムの場合、伸びにおいて
目標値を達成しているが、ムーニー粘度において目標値
を達成しておらず、押出成形に適さないことが理解でき
る。これに対し、ベースゴム材料がシリコーンゴムの場
合、伸びおよびムーニー粘度のいずれも目標値を達成し
ており、押出成形に適することが理解できる。
おり、前記第1発明の実施形態と同様構成部分は同一符
号を付し、その説明を省略する。
心部に備えられた信号線11と、該信号線11の外周に
備えられた誘電体層12と、該誘電体層12の外周に備
えられたシールド層23と、該シールド層23の外周に
備えられた被覆体層16とから構成されている。
実施形態における外側シールド層15と同様に構成され
ており、ベースゴム材料のシリコーンゴムに充填される
磁性体および導電性粒子の充填量の調整により、第1発
明の実施形態における内側シールド層14のシールド効
果を兼ね備えた構成とされ、内側シールド層14を不要
とした構成とされている。
巻きや編組等からなる内側シールド層14がなく、より
可撓性が良好に確保できると共に、より生産性に優れ、
より経済性に優れる利点がある。
ブルによれば、シールド層を磁性体および導電性粒子が
含有されたシリコーンゴムにより形成しているため、磁
性体や導電性粒子を高充填しても押出成形可能で被覆材
としての必要特性が得られ、また、金属線の横巻きピッ
チや編組ピッチ等に関係なくシールド効果の向上が図
れ、可撓性が良好に確保できると共に、生産性に優れ、
経済性に優れるという利点がある。
ェライト微粉体とされると共に該フェライト微粉体が全
組成中の30〜70vol%含有され、シールド層の体
積固有抵抗が102 〜10-1Ω・cmとされた構造とす
ることによって、電波吸収性および電磁シールド性に一
段と優れるEMI抑制ケーブルを提供できるという利点
がある。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 中心部に備えられた導体の外周に誘電体
層が備えられ、該誘電体層の外周にシールド層が備えら
れ、該シールド層の外周に被覆体層が備えられてなるE
MI抑制ケーブルにおいて、 前記シールド層が内側シールド層と、該内側シールド層
の外周に備えられた外側シールド層とからなり、 前記内側シールド層が導体により形成され、前記外側シ
ールド層が磁性体および導電性粒子が含有されたシリコ
ーンゴムにより形成されてなることを特徴とするEMI
抑制ケーブル。 - 【請求項2】 前記外側シールド層に含有された磁性体
がフェライト微粉体とされると共に該フェライト微粉体
が全組成中の30〜70vol%含有され、外側シール
ド層の体積固有抵抗が102 〜10-1Ω・cmとされた
ことを特徴とする請求項1記載のEMI抑制ケーブル。 - 【請求項3】 中心部に備えられた導体の外周に誘電体
層が備えられ、該誘電体層の外周にシールド層が備えら
れ、該シールド層の外周に被覆体層が備えられてなるE
MI抑制ケーブルにおいて、 前記シールド層が磁性体および導電性粒子が含有された
シリコーンゴムにより形成されてなることを特徴とする
EMI抑制ケーブル。 - 【請求項4】 前記シールド層に含有された磁性体がフ
ェライト微粉体とされると共に該フェライト微粉体が全
組成中の30〜70vol%含有され、シールド層の体
積固有抵抗が102 〜10-1Ω・cmとされたことを特
徴とする請求項3記載のEMI抑制ケーブル。
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JP21333197A JP3518267B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Emi抑制ケーブル |
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JP21333197A JP3518267B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Emi抑制ケーブル |
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ID=16637394
Family Applications (1)
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JP21333197A Expired - Fee Related JP3518267B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Emi抑制ケーブル |
Country Status (1)
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1997
- 1997-08-07 JP JP21333197A patent/JP3518267B2/ja not_active Expired - Fee Related
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