JPS5920450Y2 - 土工車輛用のバケット装置 - Google Patents
土工車輛用のバケット装置Info
- Publication number
- JPS5920450Y2 JPS5920450Y2 JP10819679U JP10819679U JPS5920450Y2 JP S5920450 Y2 JPS5920450 Y2 JP S5920450Y2 JP 10819679 U JP10819679 U JP 10819679U JP 10819679 U JP10819679 U JP 10819679U JP S5920450 Y2 JPS5920450 Y2 JP S5920450Y2
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- JP
- Japan
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- packet
- packet device
- sideboard
- edge
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は土工車輌用のパケット、特にダンプトラック等
の積荷を水平に切取るためのパケット装置に関する。
の積荷を水平に切取るためのパケット装置に関する。
一般に土工車輌用のパケット装置(ショベルローダ)は
、主として建設現場に於ける砂・岩石等の掘削・掬込み
・運搬及びダンプトラックへの積込み等の作業に使用さ
れる。
、主として建設現場に於ける砂・岩石等の掘削・掬込み
・運搬及びダンプトラックへの積込み等の作業に使用さ
れる。
特に、ダンプトラックの積載量等に関して、近年道路及
び車輌に関する法律に基づく規制措置として車輌の保安
面と道路保護の面から過大な積荷に対する法的規制が一
段と厳しくなり、特に最大積載量と積荷高さに対する制
限を厳格に遵守すべき旨の要求がなされている。
び車輌に関する法律に基づく規制措置として車輌の保安
面と道路保護の面から過大な積荷に対する法的規制が一
段と厳しくなり、特に最大積載量と積荷高さに対する制
限を厳格に遵守すべき旨の要求がなされている。
これがため土木・建設業者には、従来からのショベルロ
ーダによる荷台への積込み作業に加えて積込後の土砂等
を荷台最上面附近で水平に均して切取る作業を施すこと
によって当該車輌の最大積載量を守らせているのが現状
である。
ーダによる荷台への積込み作業に加えて積込後の土砂等
を荷台最上面附近で水平に均して切取る作業を施すこと
によって当該車輌の最大積載量を守らせているのが現状
である。
この種の切取り作業を行なうに、従来のパケット装置付
土工車輌ではパケット装置先端部までのリーチが車輌の
大きさによっては荷台の横幅長に不足するものもあり、
これがためダンプトラックを反転しなければ積荷全部の
切取りが行なえないといった不具合が生じていた。
土工車輌ではパケット装置先端部までのリーチが車輌の
大きさによっては荷台の横幅長に不足するものもあり、
これがためダンプトラックを反転しなければ積荷全部の
切取りが行なえないといった不具合が生じていた。
又この不具合を解消するための対策として、例えばパケ
ット装置そのものの形状を大きくするとか、パケットを
保持するリフトアームを延長する等の方法が試みられて
いるが、これら方法は土工車輌の安定性の面から制限を
受けると共に、パケット装置による掘削及び掬込み作業
の能率低下を招来し、且つ又大幅な改造費用を伴うこと
から経済的にみて好ましいものではなかった。
ット装置そのものの形状を大きくするとか、パケットを
保持するリフトアームを延長する等の方法が試みられて
いるが、これら方法は土工車輌の安定性の面から制限を
受けると共に、パケット装置による掘削及び掬込み作業
の能率低下を招来し、且つ又大幅な改造費用を伴うこと
から経済的にみて好ましいものではなかった。
本考案は上記の事情に鑑みなされたもので、その目的と
するところは、土工車輌によるダンプトラック等の積荷
切取り作業を能率的に行なわしめるパケット装置を提供
することにある。
するところは、土工車輌によるダンプトラック等の積荷
切取り作業を能率的に行なわしめるパケット装置を提供
することにある。
本考案の別の目的は、従来からのパケット装置の一部を
改良することで積荷の切取り作業を能率よく行なえると
共にパケットの掘削性能等を何等減少させない経済的な
パケット装置を提供することである。
改良することで積荷の切取り作業を能率よく行なえると
共にパケットの掘削性能等を何等減少させない経済的な
パケット装置を提供することである。
更に本考案の他の目的は、土工車輌の安定性を保証する
ことで極めて安全性に富むパケット装置を提供するもの
である。
ことで極めて安全性に富むパケット装置を提供するもの
である。
本考案の特徴は、下方開放端にカッティングエッジを具
えるメインボードと、該メインボードの両側方端に一対
のサイドボードを固着する土工車輌用パケット装置に於
いて、前記一対のサイドボードの前縁部が前記カッティ
ングエッジの取付位置より稍々前方に突出する位置へく
るように形成するため前縁部の略中央部から斜下方に向
って延在してある前縁突出部を具えるサイドボードと、
該前縁部の外側において固着し前記前縁突出部の形状と
合体するため斜下方に向って帯状に延在した一対の補強
部材と、該サイドボードの底部湾曲部において背面側に
突出した背面エッジ部材とからなる土工車輌用パケット
装置である。
えるメインボードと、該メインボードの両側方端に一対
のサイドボードを固着する土工車輌用パケット装置に於
いて、前記一対のサイドボードの前縁部が前記カッティ
ングエッジの取付位置より稍々前方に突出する位置へく
るように形成するため前縁部の略中央部から斜下方に向
って延在してある前縁突出部を具えるサイドボードと、
該前縁部の外側において固着し前記前縁突出部の形状と
合体するため斜下方に向って帯状に延在した一対の補強
部材と、該サイドボードの底部湾曲部において背面側に
突出した背面エッジ部材とからなる土工車輌用パケット
装置である。
以下添附図面に従って本考案の実施態様を詳述すると、
図1には従来の土工車輌用パケット装置が附号1で示さ
れている。
図1には従来の土工車輌用パケット装置が附号1で示さ
れている。
斯るパケット装置1は、附号3で示される湾曲す乞メイ
ンボード3と、このメインボードの下方端にはボルト等
によって取着自在になしたカッティングエツジ9が装着
してある。
ンボード3と、このメインボードの下方端にはボルト等
によって取着自在になしたカッティングエツジ9が装着
してある。
このメインボード3の両側方端には一対のサイドボード
5,5が溶接等周知の方法で固着しでおり、附号7,7
はサイドボードを補強するためのリブである。
5,5が溶接等周知の方法で固着しでおり、附号7,7
はサイドボードを補強するためのリブである。
斯る公知のパケツト装置1を具える12トン以下の中型
の土工車輛では、前述したように、該パケット装置先端
部までのリーチが不足するため屡々実用に供することが
できない場合があった。
の土工車輛では、前述したように、該パケット装置先端
部までのリーチが不足するため屡々実用に供することが
できない場合があった。
尚ここでリーチとは、荷積体勢にある土工車輌の前輪の
中心からパケット先端のカッティングエツジ迄の長さを
言う。
中心からパケット先端のカッティングエツジ迄の長さを
言う。
図2は本考案に係るパケット装置で、図1と対応する部
分は一位の桁を同じ数にして従来のものと相違をより明
確にしてある。
分は一位の桁を同じ数にして従来のものと相違をより明
確にしてある。
同図においてバケット装置11は、従来同様メインボー
ド13・カッティングエツジ19・サイドボード15.
15を具えるものであるが、該サイドボードの形状が従
来のものと大幅に異なる。
ド13・カッティングエツジ19・サイドボード15.
15を具えるものであるが、該サイドボードの形状が従
来のものと大幅に異なる。
本考案に係るサイドボード15.15は、その前縁部1
5’,15’が略中央部において前方に屈曲し、且つ斜
下方に向って延在しカッティングエツジ19の稍々前方
に突出した前縁突出部15”,15”を具えている。
5’,15’が略中央部において前方に屈曲し、且つ斜
下方に向って延在しカッティングエツジ19の稍々前方
に突出した前縁突出部15”,15”を具えている。
この突出部15”,15”の外側には、前記前縁部15
’,15’と一体形状に形成せられる一対のリブを兼ね
た補強部材17.17が該突出部15”,15”の形状
と合体するため斜下方に向って帯状に延在し、溶接等周
知の方法で固着している。
’,15’と一体形状に形成せられる一対のリブを兼ね
た補強部材17.17が該突出部15”,15”の形状
と合体するため斜下方に向って帯状に延在し、溶接等周
知の方法で固着している。
又サイドボード15.15の底部湾曲部には背面エッジ
部材20.20(図では一方のみ表示)が背面側に突出
している。
部材20.20(図では一方のみ表示)が背面側に突出
している。
これら突起部15”,15“及びエッジ部材20.20
は、後述するように、ダンプトラック等の積荷を略水平
に切取る作用をなすに十分なる寸法を有している。
は、後述するように、ダンプトラック等の積荷を略水平
に切取る作用をなすに十分なる寸法を有している。
上記補強部材17の先端部は掘削面との間で激しい掘削
抵抗を受けるため、焼入れ等の公知の方法によってその
材質硬度を高める必要があるが、一般的にはガヅナイン
グエッジと同等の硬度、具体的にはHB2.7〜3.2
程度の硬度を具有する鋼材であることが好ましい。
抵抗を受けるため、焼入れ等の公知の方法によってその
材質硬度を高める必要があるが、一般的にはガヅナイン
グエッジと同等の硬度、具体的にはHB2.7〜3.2
程度の硬度を具有する鋼材であることが好ましい。
図3及び図4は本考案の作用を示すもので、荷台に土砂
等を載積したダンプトラックDの上方にはリフトアーム
Lによって支持せられるパケット装置11が配置されて
いる。
等を載積したダンプトラックDの上方にはリフトアーム
Lによって支持せられるパケット装置11が配置されて
いる。
該パケット装置11は、図3に示すように、前縁突出部
15”,15“及び背面エッジ20.20を形成するこ
とによって積載した積荷Sを切取るに十分な寸法を有し
ており、先端部までのリーチHが荷台の横幅長に不足す
ることはないので、土砂・岩石等を荷台に積込んだ後、
該パケット装置11を同図のように配置させた状態でダ
ンプト:ラツク25を前進或いは後進させると、積荷S
が前後方向に切取られ、又これと同時にサイドボード1
5.15の底部湾曲部に設けた背面エッジ部材20.2
0も積荷Sを前後方向に切取るので、該積荷は規定の荷
台最上面附近の高さに平均化される。
15”,15“及び背面エッジ20.20を形成するこ
とによって積載した積荷Sを切取るに十分な寸法を有し
ており、先端部までのリーチHが荷台の横幅長に不足す
ることはないので、土砂・岩石等を荷台に積込んだ後、
該パケット装置11を同図のように配置させた状態でダ
ンプト:ラツク25を前進或いは後進させると、積荷S
が前後方向に切取られ、又これと同時にサイドボード1
5.15の底部湾曲部に設けた背面エッジ部材20.2
0も積荷Sを前後方向に切取るので、該積荷は規定の荷
台最上面附近の高さに平均化される。
以上説明したように本考案に係るパケット装置11は、
サイドボード15.15の底面長を十分長く取ることが
できるので、車輌の前輪の中心からパケット先端までの
リーチHを従来のもののリーチhに対し実質的に延長さ
せることができ、ダンプトラック等の荷台の積荷を能率
よく切取ることができるものである。
サイドボード15.15の底面長を十分長く取ることが
できるので、車輌の前輪の中心からパケット先端までの
リーチHを従来のもののリーチhに対し実質的に延長さ
せることができ、ダンプトラック等の荷台の積荷を能率
よく切取ることができるものである。
又本考案のパケット装置は、従来型パケット装置のサイ
ドボードの形状を一部改良させるだけに過ぎないので、
極めて経済的なものであると言うことができる。
ドボードの形状を一部改良させるだけに過ぎないので、
極めて経済的なものであると言うことができる。
更に又本考案に係るパケット装置は、決してパケット装
置そのもののサイズを大きくしたりリフトアームを延長
させるものではないので、パケット付土工車輌の前方部
に過度の負荷が生じ該車輌のバランスが損なわれるとい
った心配もないので、極めて安定性に富むパケット装置
であり、作業を行なうオペレータに十分なる安全を保証
するものである。
置そのもののサイズを大きくしたりリフトアームを延長
させるものではないので、パケット付土工車輌の前方部
に過度の負荷が生じ該車輌のバランスが損なわれるとい
った心配もないので、極めて安定性に富むパケット装置
であり、作業を行なうオペレータに十分なる安全を保証
するものである。
加えて、パケットの掘削性能を何等阻害するものでない
こと多言を要しないであろう。
こと多言を要しないであろう。
第1図は従来のパケット装置の斜視図。
第2図は本考案に係るパケット装置の斜視図。
第3図は本考案に係るパケット装置の作用を示す側面図
。 第4図は同平面図。 附号の説明1.11:パケット装置、3,13:メイン
ボード、5,15:サイドボード、7.17:補強部材
、20:背面エッジ部材、D:ダンプトラック、h,H
・・・リーチ、L:リフトアーム、S:積荷。
。 第4図は同平面図。 附号の説明1.11:パケット装置、3,13:メイン
ボード、5,15:サイドボード、7.17:補強部材
、20:背面エッジ部材、D:ダンプトラック、h,H
・・・リーチ、L:リフトアーム、S:積荷。
Claims (3)
- (1)下方開放端にカッティングエッジを具えるメイン
ボードと、該メインボードの両側方端に一対のサイドボ
ードを固着する土工車輌用のパケット装置に於いて、 前記一対のサイドボードの前縁部が前記カッティングエ
ッジの取付位置より稍々前方に突出する位置へくるよう
に形成するため前縁部の略中央部から斜下方に向って延
在してある前線突出部を具えるサイドボードと、 該前縁部の外側において固着し前記前線突出部の形状と
合体するため斜下方に向って帯状に延在した一対の補強
部材と、 該サイドボードの底部湾物部において背面側に突出した
背面エッジ部材とからなることを特徴とする土工車輌用
のパケット装置。 - (2)実用新案登録請求の範囲第1項に記載したパケッ
ト装置であって、該パケットの前方に突出したサイドボ
ード前縁突出部及び補強部部材と、該パケットの底部湾
曲部に突出した背面エッジ部材とを形成することによっ
て実質的に前輪の中心からパケット先端までのリーチを
延長させたことを特徴とする土工車輌用のパケット装置
。 - (3)実用新案登録請求の範囲第1項に記載したパケッ
ト装置であって、該パケットのサイドボードのリブを兼
ねる補強部材がカッティングエッジと同程度のHB2.
7〜3.2の硬度を具有する鋼材で構成されていること
を特徴とする土工車輌用のパケット装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10819679U JPS5920450Y2 (ja) | 1979-08-06 | 1979-08-06 | 土工車輛用のバケット装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10819679U JPS5920450Y2 (ja) | 1979-08-06 | 1979-08-06 | 土工車輛用のバケット装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5625757U JPS5625757U (ja) | 1981-03-09 |
JPS5920450Y2 true JPS5920450Y2 (ja) | 1984-06-14 |
Family
ID=29340795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10819679U Expired JPS5920450Y2 (ja) | 1979-08-06 | 1979-08-06 | 土工車輛用のバケット装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920450Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-06 JP JP10819679U patent/JPS5920450Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5625757U (ja) | 1981-03-09 |
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