JPS59203475A - 練成食品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は主に山間地で採れるものを利用して製造する
蒲鉾とか竹輪に類する練成食品に関する。

従来の蒲鉾・竹輪類の練成食品は海の魚を主材料として
製造されたもので、海産物加工食品であった０ 蒲鉾や竹輪が魚肉を主材料とするものならば淡水魚を材
料として使用できるのは当然であるが、本発明は単に淡
水魚による蒲鉾や竹輪といったものでなく、これに山間
地特有の味を持たせた珍しい練成食品を得ようとするも
のである。

すなわち、鯉の摺り身１０に対して山芋のおろしたもの
を２〜１５の割合に合わせたものに、適量の塩・グルタ
ミン酸ソ、−ダ等の調味料を加え、必要に応じて適当量
の誠粉を加えて混練したものを、適宜に成形して蒸すま
たは焼いたものである。

尚これに防腐剤を入れることもある。

さらにわらびや竹の子等の山菜を混入しても面白い製品
が得られる。

製品の形状は自由であるが、山村の情緒を現わすため、
例示図に示す如く鯉の形にして蒸すか焼いて熊笹の葉に
乗せ、如何にも田舎の素朴な状況を連想させるように趣
向し、山村の名物として販売するのも有力な方法である
。

こうして出来た練成食品は、鯉特有の淡白な味に山芋の
味が加わって非常に美味しく栄養価も高く、シかも粘り
があって舌ざわり、喉の通りもよくて食べ易く、従来の
海産魚を主体としたものとは全く風味の異なった雅趣溢
れる練成食品が得られるものである。

さらに、防腐剤等の化学品を一切使用せず、純粋な自然
材料のみによる健康食品として供給することもできる。

次に配合実施の一例を示す。

鯉の摺り身　　　　　　　　１０００　ｆ山芋おるし　
　　　　　　　８ｏｏ　ｙかたくり粉　　　　　　　　
２００ｆ 食　　　　　塩　　　　　　　　　　　　　５０　　ｆ
グルタミン酸ソーダ　　　　　２５　’１上記配合をよ
く練り合わせて板付の浦鉾状に成形し、蒸したものと、
オープンで焼いたものを試作して試食した結果、従来の
海産物蒲鉾とは全く異なった、淡白な味で山芋の持つ独
得の風味をそなえ、粘りもあって素晴しい蒲鉾が得られ
た。

この発明は以上の通りであるから、従来の海産魚を主材
料とする練成食品と異なり、味覚・風味ともに山間地の
産物としての特徴を備えた練成食品を提供し得るもので
ある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例として鯉の形をした練成食品
を熊笹の葉に乗せたものを示す図である。 特許出願人須澤真澄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鯉の摺り身１０に対して山芋のおろしたものを２〜１５
   の割合に合わせたものに、適量の塩・グルタミン酸ソー
   ダ等の調味料を加え、必要に応じて適当量の澱粉を加え
   て混練したものを、適宜に成形して蒸すまたは焼いたこ
   とを特徴とする、練成食品。