JPS592022A - 撮影範囲観察装置付カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は被写体側から撮影範囲を観察するための被写体
範囲観察用反射鏡を有するカメラに関する。

従来技術 従来、カメラを壁等に立てかけたり、撮影者自身のみが
被写体となってセルフタイマー撮影を行なう場合、撮影
される被写界の範囲を観察できず撮影を失敗することが
あった。これを解消するため撮影範囲内にいる人物から
見えるように発光表示部利を設けたカメラも提案されて
いるが、この装置に於てはスペース的制約から発光表示
部材として発光ダイオードのような小型のものが使用さ
れるために明るい場所では発光表示を確認しづら□く、
また撮影者が撮影範囲内にいることは確認できてもその
背景についての確認は不可能であるという欠点がある。

本出願人はこうした従来の欠点を解消するため特願昭５
７ｒ−ｒｒｔ　Ｏ６３；号に於いて、カメラ前面に比較
的大きな反射鏡を設けその反射鏡に撮影者自身が映って
いることを確認することでその撮影者が撮影範囲内にい
ることが判るようにするとともに、同時に撮影者の背景
も確認できるようにしたカメラを先に提案している。こ
のカメラによって撮影者が反射鏡に映る反射像を観察し
て撮影範囲の確認を行なおうとした場合、撮影者が撮影
範囲外の位置にいる時には反射鏡には実際の撮影範囲と
は大きく異なる像が映っている。このためこの像を観察
した撮影者がかかる像が撮影範囲であると誤認して撮影
を行なうことがある。

目的 本発明の目的は特願昭５７−７７０６３号により先に提
案したように被写体側から撮影範囲を観察するための被
写体範囲観察用反射鏡をカメラに設置した場合に於て、
カメラの撮影範囲外の位置からは反射鏡に映る像の観察
が不可能であるようにし、撮影範囲のより正確な観察を
可能としたカメラを提供することにある。

要旨 本発明は被写体範囲観察用反射鏡と、該反射鏡の前方に
該反射鏡の反射角度を規制するために多数の短冊状の板
を備えた反射角度規制部材を設けたことを特徴とする。

実施例 以下、図面に従って本発明の実施例を述べる。

本実施例は特開昭５６−９９３３８号等により知られて
いるディスク状フィルムカートリッジを使用するカメラ
に本発明を適用したものである。第１図に示すカメラ（
１）に於て該ディスク状フィルムカートリッジはカメラ
（１）の上面（１ａ）に設けられたカートリッジ室開閉
蓋ロック解除部材（２）を操作し、カメラ（１）後面の
カー）　ＩＪッジ室開開閉蓋３）を開放することにより
カメラ（１）のカートリッジ室に装填し、又は取出すこ
とができる。該力゛−トリツジ室開閉蓋ロック解除部材
（２）の一端部（２ａ）はカメラ」二面（１ａ）に設け
られた四部（１ｂ）に嵌入し、他端部（２ｂ）はカメラ
（１）の撮影レンズの光軸々平行な不図示の軸によって
回動可能にカメラ（１）に軸支されている。

前記の四部（１ｂ）に嵌入している端部（２ａ）を持ち
該ロック解除部材（２）を時計方向に回動させることに
よりカートリッジ室開閉蓋（３）の口・７り状態が解除
されて同開閉蓋（３）の開放が可能となる。

（４）はカメラ（１）に内蔵された閃光装置の発光部、
（５）は該閃光装置（４）の電源スイツチ操作部材、（
６）はシャッターレリーズ釦であり、（７）はファイン
ダー用窓、（８）は測光用受光窓、（９）は撮影レンズ
用窓である。＋１０１は上記各室＋７１　＋８１　＋９
１を覆つ−Ｃ遮光する開閉可能な遮光部材（印を操作す
る遮光部材用操作部材である。同操作部材（１０１を第
１図に示す如く指標（１２）に合致させると遮光部材（
１１）が前記各室＋７１　＋８１（９）を覆って遮光し
、操作部材（１０）を操拝してｎイ憚（１３）に合致さ
せると、遮光部材（］】）が退避して各室（７）　１８
＋　１９）を開放する。（１４）はセルフタイマー撮影
設定部材で、第１図に示す位置から図の左方向へ移動さ
せることによりセルフタイマー撮影に設定される。（１
５）は撮影範囲を被写体側から観察するために設けられ
た反射鏡（１６）の凸面鏡反射面（１，６ａ）の反射角
度を後述の如く規制するための規制部材である。尚、撮
影範囲はカメラの露光量１１周壁（２１）によってディ
スクフィルム（３１）の露光コマ部が規制されて決定さ
れている。規制部材（１５）は表面が吸光性をもつ多数
の薄い短冊状の板（１５ａ）がその短辺が撮影レンズの
光軸と平行となる方向で一定間隔をもってそれぞれの面
が順次対向するように平行に埋入された透明材料からな
り、カメラの正面位置から短冊状の板（１５ａ）の長辺
に対して直角方向に大きくはずれた位置からは同短冊状
板（１５ａ）に妨げられて反射鏡（１６）を見ることは
できない。

反射鏡（１６）の反射面（１６ａ）に映る像を見ること
ができる位置の範囲は短冊状の板（１５ａ）の短辺の長
さ七同板（１５ａ）Ｉが透明材料に埋入される間隔によ
って決定されるので、この範囲がカメラの撮影範囲とほ
ぼ一致するように短冊状の板（１，５ａ’）の短辺の長
さと埋入される間隔が設定されてい゛る。第１図及び第
□２図に示す実施例に於ては前記の短冊状の板（１５ａ
）の長辺がカメラの露光開口周壁（２１）の短辺上平行
な方向、即ちカメラ（１）に対し」二下方向に設置され
ているため、その長辺に対して直角方向、即ちカメラ（
１）に対して左右方向の撮影範囲外の位置からは反射像
を見ることができない。

第３図に示す実施例は反射角度規制部材（１５）の後面
（］、５　ｂ）を凹面形状とし同面上に反射層を形成し
て同後面（１，５ｂ）が該規制部材（１５）の前方より
見て凸面鏡として作用するように成し、該規制部材（１
ｈ）が反射鏡の機能をあわせもつようにしたものであり
、該規制部材（１５）の前面（１５Ｑ’）から入った光
は後面（１５ｂ）で反射して再び前面（１５Ｇ）から出
る。従って別に反射鏡を設ける必要がな（、構造を簡単
にする仁とができる。

第４図に示す例は反射角度規制部材（１５）の透明材料
中に埋入されている薄い短冊状の板（１５ｄ）の長辺が
カメラの露光開口周壁（２１）の長辺と平行な方向、即
ちカメラに対して左右方向となるように構成されたもの
で、その長辺に対して直角方向、即ちカメラに対して］
―下方向の撮影範囲外の位置から反射像が見えないよう
に構成されたものである。

第５図は反射角度規制部材の別の例で、長辺がカメラに
対し上下方向となる簿い短冊状の板（１５ａ）と左右方
向となる同様の板（１５ｄ）を前後に配設して反射角度
規制部材（１５）の透明材料中に埋入したものである。

同規制部材に於ては、カメラに対して上下左右いずれの
方向であってもカメラの撮影範囲からはずれた位置から
は反射像を見ることができない。

第６図及び第７図に示す実施例は、反射角度規制部材に
反射鏡（１６）の前面を覆う遮光部材としての機能をあ
わせもたせるように構成したものである。本実施例に於
ては多数の薄い短冊状の板（１５ａ）はその一方の長辺
の両端の延長にそれぞれ軸（１５ｅ）が設けられこの軸
（１５ｅ’）が反射鏡取付枠の内壁に設けられた軸受孔
に嵌入することによって回動可能な如く反射鏡の前方の
位置に軸支されている。また同じ短冊状の板（１５ａ）
の他方の長辺の端部にも軸（１５ｆ）が設けられ、この
軸（１５ｆ）が゛反射鏡取付枠の外側に位置している操
作部（２４ａ）によって操作可能な操作板（２４）に設
けられた軸受けに嵌入している。

操作部（２４ａ）は反射鏡取付枠に設けられた弧状スリ
ツー−（ｌｃ）を貫通するピン（２４ｂ）を介して反射
鏡取付枠の内側の操作板（２４）に固設されていて、該
操作部（２４ａ）を操作することにより操作板（２４）
が動き、操作板（２４）の動作によって短冊状の板（１
５ａ）が夫々軸（１５θ）を中心として回動する。第６
図に示す状態の場合、短冊状の板（１５ａ）は、その短
辺が撮影レンズ光軸と平行になるように位置しており、
第１図及び第２図に示す実施例と同様に、被写体側から
反射鏡（］６）を見る時撮影範囲内の位置からのみ反射
像を見ることができる。操作部（２４ａ）を操作し、ピ
ン（２４ｂ）を弧状スリットに従って移動させると、こ
のピン（２４ｂ’）の動作に従って操作板（２４）が移
動し、操作板（２４）の動作に従って短冊状の板（１５
ａ）がカメラの反射鏡取付枠の軸受けに嵌合されている
軸（］　５　ｅ）を中心としてそれぞれ反時泪方向に回
動し、第７図に示される様に短冊状の板（１５−ａ）が
反射鏡（１６）の前方を覆って遮光する。セルフタイマ
ー撮影を行なわない時には第７図に示す状態として反射
鏡を遮光、保護しセルフタイマー撮影時には操作部（２
４ａ）を操作して第６図に示す状態とし、被写体側から
反射面（１６ａ）に映る像を観察して背景について確認
をし、又被写体となる人物の位置を決め撮影に備える。

効果 前述のように本発明に於てはカメラに被写体側から撮影
範囲を観察し背景について確認可能な反射鏡を設置する
とともに、同反射鏡の前方に撮影範囲外の位置からは同
反射鏡に映る反射像を見ることができないようにするた
めの反射角度規制部材を設けたため、撮影範囲外の位置
から同反射鏡に映る撮影範囲外の像を観察してかかる像
が撮影範囲の像であるように誤認することを防ぐことが
でき撮影範囲のより正確な観察が可能となる。−！：た
、該反射角度規制部材をカメラ外部から操作可能な可動
部材によって構成することにより、反射鏡不使用時には
該反射角度規制部材を反射鏡を覆う遮光部材として機能
させるこ゛とができ、反射□鏡が不必要な反射光を作っ
たり、反射鏡に映る像が被写体となる人物に不快感を与
えることを防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を示す外観斜視図、第２
図は同上実施例の横断面図、第３図は第２の実施例を示
す横断面図、第４図は第１の実施例の応用例を示す正面
図及び縦断面図、第５図は＠１の実施例の別の応用例を
示す正面図及び縦断面図、第６図は第３の実施例を示す
横断面図、第７図は同上実施例の遮光状態を示す横断面
図である。 １・・・カメラ　１４・・・セルフタイマー撮影設定部
材１５・・・反射角度規制部材　１５ａ１１．５ｄ・・
・短冊状の板１６・・・反射鏡　１６ａ・・・凸面状反
射面１９・・・撮影レンズ　２０・・・撮影レンズ光軸
２１・・・露光量日周壁 出願人　ミノルタカメラ株式会社 第１　図 Ｈｚ図　　　第３図 １１４−図　　　第５図 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　被写体側から撮影範囲を観察し背景について確認
   するための被写体範囲観察用反射鏡と、該反射鏡の前方
   に該反射鏡の反射角度を規制し、該反射鏡の反射像観察
   位置を限定する多数の短冊状の板を有する反射角度規制
   部材を備えたことを特徴とする撮影範囲観察装置付カメ
   ラ。 ２、」＝記反射角度規制部材に設置される多数の短冊状
   の板はその短辺がカメラの撮影レンズ光軸に平行であり
   、その長辺がカメラの露光開口周壁の長辺もしくは短辺
   に平行であるように設けられ、かつ、一定・間隔に平行
   に並べられたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の撮影範囲観察装置付カメラ。 ３、上記反射角度規制部材は、上記の多数の短冊状の板
   の長辺に対してその長辺が垂直方向であり、その短辺が
   カメラの撮影レンズ光軸に平行であるような多数の短冊
   状の板が更に設けられたことを特徴とする特許請求の範
   囲第２項記載の撮影範囲観察装置付カメラ。 ４、　上記反射角度規制部材に設置される多数の短冊状
   の板は外部操作によってそれぞれ回動じて上記反射鏡の
   前方を覆って遮光するよう構成されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項記載の撮影範囲観察装置付カ
   メラ。