JPH0626899Y2 - 被写体側からのフレーミング確認カメラ - Google Patents

被写体側からのフレーミング確認カメラ

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JPH0626899Y2
JPH0626899Y2 JP1988162014U JP16201488U JPH0626899Y2 JP H0626899 Y2 JPH0626899 Y2 JP H0626899Y2 JP 1988162014 U JP1988162014 U JP 1988162014U JP 16201488 U JP16201488 U JP 16201488U JP H0626899 Y2 JPH0626899 Y2 JP H0626899Y2
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light
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JP1988162014U
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Inventor
悦郎 西尾
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、被写体側からフレーミングを確認できるカメ
ラに関する。
「従来技術およびその問題点」 従来、セルフタイマー撮影やリモート撮影等、カメラ側
に撮影者がいない状態で行なう撮影(以下遠隔撮影とい
う)では、LEDの光や圧電素子の音等によって、シャ
ッタレリーズのタイミングを知らせる方法がとられてき
た。しかしこれは単にシャッタがいつ切れるかを知らせ
るだけであり、記念写真などで画面一杯に複数の人を写
し込む場合、被写体となる人、特に端の人は、画面内に
入っているか否かを確認できないという問題がある。
特に最近セルフタイマ使用時に複数回レリーズする機能
を備えたカメラが実用化されているが、このカメラでレ
リーズとレリーズの間に人物の配置やポーズを変えて撮
影しようとするとき、被写体側から画面内に入っている
か否かを確認できることは重要である。
この問題点を解決するために、カメラ側に画角に対応し
た照射角の発光器を設けてフレーミング範囲を知らせる
装置が提案されているが、この装置は、焦点距離が変化
する多焦点(ズームを含む)カメラには適用できない。
勿論理論上は、焦点距離の変更に伴い照射角を変更する
照射角変更機構を設ければよいが、構造が複雑化して、
コンパクト化が進む現在のカメラには適用が難しい。
「考案の目的」 本考案は、このような技術背景に基づき、より簡単な構
造で被写体側からフレーミングを確認できるカメラを得
ることを目的とする。
また本考案は、特に多焦点カメラにも簡単に適用できる
フレーミング確認カメラを得ることを目的とする。
さらに本考案は、ファインダ内部に被写体輝度測定用の
受光素子を設けるカメラにおいて、接眼窓側から受光素
子に至る逆入光による誤測光のおそれのないカメラを得
ることを目的とする。
「考案の概要」 本考案は、被写体像を観察するファインダ光学系を利用
して、被写体側からフレーミングを確認するという着想
に基づいて完成されたものである。すなわちファインダ
光学系は、画面範囲を確認するものであるから、これを
逆に利用して、ファインダ光学系の適当な位置において
発光素子を発光させれば、この発光素子の光が見える位
置にいる人は画面内にいることとなり、被写体側からフ
レーミングが確認できる。そしてこの構成によれば、撮
影光学系およびファインダ光学系が多焦点であっても、
その焦点距離に無関係にフレーミングの確認ができる。
以上の着想に基づく本願考案は、撮影光学系と、この撮
影光学系の撮影範囲に対応するファインダ視野を有する
ファインダ光学系とを備えたカメラにおいて、ファイン
ダ光学系の接眼窓の後部を開閉する遮光板を設け、この
遮光板に、接眼窓を閉じたとき、ファインダ視野から外
れた被写体側の位置からは見えない位置に発光体を設け
たことを特徴としている。
この構成によれば、撮影光学系およびファインダ光学系
がともに、ズームを含む多焦点光学系であっても、ファ
インダ接眼窓を遮光板で覆うことにより、同様にフレー
ミングの確認ができ、構造の複雑化を招くことがない。
発光体は、遮光板に設けられていて、遠隔撮影の際に
は、遮光板により接眼窓が閉じられるので、逆入光によ
る誤測光の問題も生じない。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第1図は本
考案によるフレーミング確認カメラのファインダ光学系
の原理を示す図である。ファインダ光学系20はズーム
光学系からなっていて、第1固定レンズL1、第2変倍
レンズL2、第3固定レンズL3、および第4固定レン
ズL4を備えている。第4固定レンズL4の後方に接眼
窓21があり、前面に視野枠22が設けられている。こ
のファインダ光学系20は、第2変倍レンズL2を光軸
方向に移動させると、ズーミングされ、ファインダ視野
が変化する。
このファインダ光学系20においていま、撮影者が通常
目を置く位置に発光素子18を置いて発光させ、これを
ファインダ光学系20の被写体側から観察したとする。
すると、角度θのファインダ視野に入っている人は、こ
の発光素子18の光を見ることができ、入っていない人
は、この発光素子18の光が見えない。すなわち、ファ
インダ光学系20を通して発光素子18の光が見えるか
否かで、被写体であるその人が画面に入っているかいな
いかの確認ができる。
第2図ないし第6図は以上の原理による本考案カメラを
より具体的にした実施例である。本カメラは第2図に全
体構成を示すように、ズーム鏡筒ブロック1の上方にズ
ームファインダブロック2が配置され、その左右に測距
装置の発光部3と受光部4が配置されている。ズーム鏡
筒ブロック1のカム環5には、ギヤ環がビス6aによっ
て固着されている。5a、5bは撮影レンズ系の変倍レ
ンズを駆動するためのカム溝であり、カム環5が回動す
ると、このカム溝5a、5bに従って、ズーム撮影光学
系の焦点距離が変化する。
ギヤ環6には、ズームモータ8と連結した歯車7および
ズームファインダブロック2と連結した歯車9が噛み合
っており、歯車9は歯車10、11を介してカム板12
を駆動する。このカム板12には、上記第2変倍レンズ
L2の支持枠に設けた連動ピン13が嵌まるカム溝14
が設けられており、カム板12が左右に駆動されると、
第2変倍レンズL2が光軸方向に移動する。
ズームファインダブロック2の後部に設けた上記接眼窓
21のさらに後部には、第3図、第5図に示すように、
上下に一対のガイドレール16が設けられ、この上下の
ガイドレール16に遮光板17がスライド可能に支持さ
れている。遮光板17には、その接眼窓21側に発光素
子18が固着されている。遮光板17には、その上下に
クリック突起17aが設けられており、ガイドレール1
6には、このクリック突起17aと係脱して、遮光板1
7を非遮光位置(通常撮影位置)と遮光位置(遠隔撮影
位置)に保持するクリック溝16a、16bが設けられ
ている。17bは、クリック突起17aに可撓性を与え
るために遮光板17に形成したブリッジ部である。19
は、可動接片19aと固定接片19bとを有するセルフ
タイマ撮影(遠隔撮影)検出スイッチで、可動接片19
aと固定接片19bは常時は開き、遮光板17が遮光位
置に移動すると、突起17cに押されて接触する。
上記構成の本カメラは、ズームモータ8が回転すると、
歯車7、ギヤ環6を介してカム環5が回転し、撮影光学
系の変倍が行なわれる。またギヤ環6、歯車9、10、
11を介してズームモータ8の回転はカム板12の直線
運動に変換され、カム板12の直線運動により、カム溝
14に係合した連動ピン13によって第2変倍レンズL
2が光軸方向に移動し、ファインダの変倍が行なわれ
る。勿論ファインダ視野は撮影範囲に対応する。
遮光板17は、撮影者が接眼窓21を通してファインダ
視野を確認する際には、第3図、第4図のように、接眼
窓21を開放した非遮光位置に保持される。これに対
し、遠隔撮影を行なう際には、第5図、第6図に示すよ
うに、遮光板17を接眼窓21を閉じる方向にスライド
させて遮光位置とする。すると、遮光板17の突起17
cに押された可動接片19aが固定接片19bと接触
し、カメラはセルフタイマ(遠隔撮影)モードに設定さ
れる。ここでレリーズスイッチ(図示せず)をオンする
と、発光素子18が発光する。この発光素子18の光
は、ファインダ光学系20の視野内にいる被写体である
人、つまりズーム撮影光学系の撮影範囲にいる人からは
目視できるが、撮影範囲の外にいる人は目視できない。
よって発光素子18の光が見える位置に移動すれば、そ
の人は確実に画面内に写し込まれる。そしてこの作用
は、ズーム撮影光学系、およびファインダ光学系20の
焦点距離に無関係に得ることができる。なお発光素子1
8は連続発光、間欠発光のいずれでもよいが、例えばレ
リーズを発光間隔が変化する間欠発光、本フレーミング
を連続発光とすることができる。
「考案の効果」 以上のように本考案によれば、遠隔撮影時に、ファイン
ダ接眼窓を遮光板で閉じその発光体を発光させることに
よって、被写体側からフレーミングを確認することがで
きる。この作用効果は、撮影光学系およびファインダ光
学系がともにズームを含む多焦点光学系であっても得ら
れ、構造が複雑化することがない。特にリモコンによっ
て焦点距離の変更ができるカメラの場合、被写体側から
フレーミングを確認しながら、焦点距離を変更すること
ができる。またファインダ内部に受光素子を配置して被
写体輝度を測光するカメラでは、遠隔撮影時に接眼窓が
遮光板で遮光されるので、接眼窓側から受光素子に至る
逆入光を遮ることができ、適正な露出を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフレーミング確認カメラの実施例を示
す光路図、第2図は同全体の構成例を示す斜視図、第3
図、第4図は発光素子を有する遮光板がファインダ光学
系の接眼窓を開放した状態を示す、ファインダ光学系の
背面図と、前方から見た斜視図、第5図、第6図は発光
素子を有する遮光板がファインダ光学系の接眼窓を閉塞
した状態を示す、ファインダ光学系の背面図と、前方か
ら見た斜視図である。 2……ファインダブロック、5……カム環(ズーム撮影
光学系)、5a、5b……カム溝、9〜11……歯車、
12……カム板、13……連動ピン、14……カム溝、
16……ガイドレール、17……遮光板、18……発光
素子、20……ファインダ光学系、21……接眼窓、2
2……ファインダ視野枠、L1、L3……固定レンズ、
L2……変倍レンズ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影光学系と、この撮影光学系の撮影範囲
    に対応するファインダ視野を有するファインダ光学系と
    を備えたカメラにおいて、 上記ファインダ光学系の接眼窓の後部を開閉する遮光板
    を設け、 この遮光板に、上記接眼窓を閉じたとき、ファインダ視
    野から外れた被写体側の位置からは見えない位置に発光
    体を設けたことを特徴とする被写体側からのフレーミン
    グ確認カメラ。
  2. 【請求項2】請求項1において、撮影光学系およびファ
    インダ光学系はともに、ズームを含む多焦点光学系であ
    るカメラ。
JP1988162014U 1988-12-14 1988-12-14 被写体側からのフレーミング確認カメラ Expired - Fee Related JPH0626899Y2 (ja)

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JPH0283534U JPH0283534U (ja) 1990-06-28
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JPS5616579Y2 (ja) * 1975-11-11 1981-04-17
JPS5317789Y2 (ja) * 1977-04-14 1978-05-12

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JPH0283534U (ja) 1990-06-28

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