JPS5920177B2 - カセツト型リ−ル駆動磁気テ−プ移送装置 - Google Patents

カセツト型リ−ル駆動磁気テ−プ移送装置

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JPS5920177B2
JPS5920177B2 JP52013611A JP1361177A JPS5920177B2 JP S5920177 B2 JPS5920177 B2 JP S5920177B2 JP 52013611 A JP52013611 A JP 52013611A JP 1361177 A JP1361177 A JP 1361177A JP S5920177 B2 JPS5920177 B2 JP S5920177B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカセット型リール駆動磁気テープ移送装置に関
し、更には詳細には、供給側リールモータをバックテン
ション付与用として駆動する際に供給電圧の一部を断続
することによつて磁気テープ走行特性、特に瞬時速度変
動(ISV)を小さくしたリール駆動磁気テープ移送装
置に関する。
磁気テープの移送方式には、キヤプスタンとピンチロー
ラとを利用してテープを定速走行させるキヤプスタン駆
動方式と、リールの回転のみによつてテープを定速移送
するリール駆動方式との2つがある。前者のキヤプスタ
ン駆動方式ではキヤプスタンを定速回転させれば、テー
プを定速走行させることが出来るので、テープ走行速度
検出をキヤプスタンの回転によつて検出し、キヤプスタ
ンモータを定速回転するように制御すればよい。従つて
このキヤプスタン駆動方式に於けるテープ走行速度検出
は比較的容易である。これに対して後者のリール駆動方
式では、リールの回転数が一定であつても、リールに対
する磁気テープの巻装量が異なればテープの巻取速度が
異なるため、テープ巻装量に応じてリールモータの回転
速度を変化させ、テープの定速走行をさせなければなら
ない。しかし、リール駆動方式は装置の構成を簡略化す
ることが可能であるので、しばしば利用される。ところ
で、リール駆動方式では一般に巻取側と供給側との両方
にリールモータを設け、供給側のリールモータを巻取側
のリールモータと逆の方向に弱く付勢することによつて
テープにバツクテンシヨンを付与し、テープ走行の安定
を図る。
更にサーボ出力電圧に反比例した電圧をバツクテンシヨ
ン付与電圧として印加することもある。これにより、テ
ープ走行の安定性はある程度向上する。しかし、更にテ
ープ走行を安定させることが要求されている。そこで、
本発明の目的は、簡略化された構成によつてテープを安
定的に走行させることが可能なテープ移送装置を提供す
ることにある。
上記目的を達成するための本発明は、理解を容易にする
ために、実施例を示す図面の符号を参照して説明すると
、供給側リールと巻取側リールとの間で走行する磁気テ
ープの走行速度を検出し、前記走行速度に対応した速度
検出信号を出力する例えば実施例の速度検出器35から
F−Vコンバータ64までのようなテープ速度検出装置
と、直流電源の一端に接続された速度制御用トランジス
タ71を含み且つ前記速度検出装置の出力を入力として
前記磁気テープを定速走行させるように前記速度制御用
トランジスタ71を制御してその出カライン73に単一
極性のサーボ出力電圧を発生する速度制御回路と、前記
サーボ出力電圧で駆動されるように前記速度制御回路の
出力ライン73と前記直流電源の他端との間に接続され
た直流モータから成る巻取側リールモータ59と、前記
磁気テープにバツクテンシヨンを付与するような極性を
有して前記速度制御回路の出力ライン73にその一端が
接続された直流モータから成る供給側リールモータ58
と、そのコレクタが前記供給側リールモータ58の他端
に結合されたバツクテンシヨン制御用トランジスタ76
と、前記バツクテンシヨン制御用トランジスタ76のエ
ミツタと前記直流電源の他端との間に接続されたエミツ
タ抵抗79と、前記速度制御回路の出力ライン73に入
力抵抗81を介して接続された一方の入力端子と基準電
圧回路88に接続された他方の入力端子と前記一方の入
力端子の電圧と前記他方の入力端子の電圧との差に対応
した電圧を出力する出力端子とを有し、前記サーボ出力
電圧が増大した時には前記供給側リールモータ58のバ
ツクテンシヨン付与電圧を低下させ、これとは逆に前記
サーボ出力電圧が減少した時には前記供給側リールモー
タのバツクテンシヨン付与電圧を増大させるように前記
バツクテンシヨン制御用トランジスタ76を制御するた
めに前記バツクテンシヨン制御用トランジスタ76のベ
ースに前記出力端子が接続されている差動増幅器82と
、前記バツクテンシヨン制御用トランジスタ76のエミ
ツタと前記差動増幅器82の前記一方の入力端子との間
に接続された帰還用抵抗108と、前記エミツタ抵抗7
9に並列に接続され且つ短い周期で断続制御される断続
制御用トランジスタ80とを具備していることを特徴と
する磁気テープ移送装置に係わるものである。
上記発明によれば、バツクテンシヨン制御用トランジス
タ76のエミツタと直流電源の他端(例えばグランド)
との間にエミツタ抵抗79を接続したので、差動増幅器
82に対する帰還電圧が大になへ差動増幅器82のダイ
ナミツクレンジが大きくなり、バツクテンシヨン制御を
安定的に行うことが出来る。
また、エミツタ抵抗79を接続することにより、バツク
テンシヨン付与電圧が低下するが、エミツタ抵抗79に
並列接続された断続制御用トランジスタ80を断続する
ことにより、バツクテンシヨン付与電圧が断続的に高め
られる。従つて、単一の直流電源でリールモータ58,
59を駆動する構成とし、且つ速度制御のサーボ出力電
圧に基づいてバツクテンシヨンを制御する構成とし、こ
れにより回路を簡略化しても、必要なバツクテンシヨン
付与電圧を得ることが可能になり且つ安定したバツクテ
ンシヨン制御が可能になり、テープの瞬時速度変動(I
S)を低くすることが出来る。以下、図面を参照して本
発明の実施例に係わるデジタルカセツト型磁気テープ移
送装置に付いて述べる。
本実施例の磁気テープ移送装置で使用されるテープカセ
ツト1は第1図及び第2図に示す如く力セツトケース2
の中に一対のリール3,4及び磁気テープ5を収容した
ものであり、更に両主面6,7に夫々2つのガイドピン
挿入孔8a,8b及びキヤプスタン1駆動方式に於いて
キヤプスタンが挿入される孔9a,9bを有し、またそ
の前面10に5つの窓11,12,13,14,15を
有するものである。
前面10に形成された5つの窓11〜15の内、第1番
目の窓11はキヤプスタン駆動方式でテープをリバース
走行させるときにピンチローラを挿入させるためのもの
であり、第2番目及び第4番目の窓12,14は例えば
光学的に磁気テープの始端及び終端を検出するためのも
のであり、第3番目の中央の窓13は磁気ヘツドを挿入
するためのものであり、第5番目の窓15はキヤプスタ
ン1駆動方式でテープをフオワード走行させるときにピ
ンチローラを挿入させるためのものである。第3図〜第
6図は磁気テープ移送装置の機械的構成を示すものであ
る。
理解を容易にするために上蓋を取り除いて示す第3図及
び上蓋を装着した状態の側面図である第4図と第5図を
参照すれば、鎖線で示す力セツト1の上に位置する左右
の上面板16と力セツトの下に位置する下面板17と力
セツトの両側に位置する側面板18と上蓋19とによつ
て力セツトホルダ20の力セツト収容部が構成されてい
る。上面板16の下面には力セツト抑えバネ(図示せず
)が固着され、カセツ口はこのバネで下方に押圧されて
上下方向のガタツキが生じないように装着される。力セ
ツトホルダの下面板17には力セツトの前後方向の位置
決めをする一対のピン21が配設されている。また一対
のリール軸22,23の挿入孔24,25及び一対のガ
イドピン26,27の挿入孔28,29が夫々設けられ
ている。ホルダの下面板17には記録又は再生用磁気ヘ
ツド30及びテープ位置検出用のフオトセンサ一31が
固着され、更にゴム製のテープ速度検出用回転ローラ3
2が回転自在に装着されている。
従つて、この装置には磁気ヘツド移動機構が設けられて
おらず、またピンチローラやキヤプスタンも設けられて
おらず、一般のカセツトデツキと全く異なつた構成にな
つている。磁気ヘツド30、フオトセンサ一31、及び
速度検出用回転ローラ32はこれ等の夫々の一部が力セ
ツト1に設けられた?13,12,15を通つてケース
内に夫々挿入されるように夫々取付けられている。磁気
ヘツド30は力セツトホルダ20に力セツト1がピン2
1に当るまで挿入されたときに第7図に示す如く磁気テ
ープ5に接するように位置決めされている。テープ速度
検出用回転ローラ32には第6図に示す如く回転軸33
が固着されており、この回転軸33がホルダ下面板17
に固着された軸受34によつて回転自在に保持されてい
る。
また回転軸33の下部には回転速度検出器35の回転円
板36が結合されている。円板36には多数の光透過孔
が設けられており発光素子37からの光を光透過孔を介
して受光素子38が感知する毎に電気的出力を発生する
。速度検出器35はローラ32の回転に対応した出力を
発生するものであればどのようなものでもよく、例えば
回転数に対応した電圧を発生する発電機又は回転数に対
応した周期でパルスを発生する磁電変換器でよい。この
実帷例に於いて発光素子37と受光素子38は固定され
ており、これに相対的に回転円板36が回転する。装置
の基板39にはホルダ支持部材40が固着され、この支
持部材40に力セツトホルダ20が支軸41で枢着され
ている。
42は硬質ゴムで形成されたストツパであつて、力セツ
トホルダの下面板17がここに衝合してホルダの下方の
位置決めがなされる。
力セツトホルダの側面板18にはピン43が固着され、
これがホルダ回動リンク機構を構成する回動リンク44
の長孔45に挿入されている。リンク44は基板39に
固着された支持部材46に支軸47で枢着されている。
基板39の上面には第3図に示す如く、スライド板即ち
摺動板48が配設され、ここに力セツト抑えバネ49と
力セツト装填検出スイツチ50と誤消去防止爪検出スイ
ツチ51とが設けられている。
この摺動板48は長孔52に挿入されたガイドピン53
にガイドされて第1図で垂直方向に移動可能である。こ
の磁気テープ移送装置での力セツトの装填は、第4図に
示すようにホルダ20が力セツト着脱可能位置に回動し
ている状態で力セツト1を右上から左下に向つて斜めに
挿入し、力セツト1の前面が第3図に示すピン21に衝
合させることによつてなす。
第3図で鎖線で示す位置に力セツト2が挿入されると、
ヘツド30、及び速度検出用ローラ32が窓13及び1
5を介して力セツト1内のテープ5に接する。即ち第7
図に示す如く力セツト内のパツド54に磁気テープ5が
磁気ヘツド30で圧接された状態となり、またローラ3
2に磁気テープ5が巻付角120度以下で巻付いた状態
となる。磁気ヘツド30及びローラ32に対するテープ
の巻付量は、磁気ヘツド30及びローラ32の挿入量と
、力セツトケースに設けられたこれ等を挿入する部分を
区画する部分の縁55,56の位置とで決まる。回転ロ
ーラ32は磁気ヘツドと同様に力セツト内に僅かに挿入
されるのみであるので、テープ巻付角は小である。力セ
ツト装着後、ホルダ20を第4図で時計方向に回動させ
るためにホルダ上面を押圧すれば、ホルダ20は支軸4
1を中心に回動し、リール軸22,23が力セツト1内
に挿入されてリール3,4に係合し、またガイドピン2
6,27も力セツト内に挿入される。
ガイドピン26の中には光源が挿入されており、ガイド
ピン26に設けられた窓からセンサー31に向つて光を
投射する。ホルダ20を第5図の位置まで回動すれば、
摺動板48が第4図の位置から第5図の位置に移動し、
即ち右から左に移動し、力セツト抑えバネ49によつて
カセツ口が左方向に押圧された状態となり、力セツトの
位置決め及びガタツキ防止が完全に達成される。イジエ
クト釦57の操作でホルダ20を第5図の位置から第4
図の位置に移動する際には、摺動板48が右側に移動し
た後にホルダ20の回動が開始する。尚ホルダ20の回
動機構及び摺動板48の移動機構は基板39の下側に配
設されている。第1のリール軸22と第2のリール軸2
3とには第3図で点線で示し、第7図でプロツク的に示
すように第1のリールモータ58と第2のリールモータ
59とが夫々結合され、第1のリールモータ58は時計
方向に回転するように接続され、第2のリールモータ5
9は反時計方向に回転するように接続されている。
速度検出器35の出力に基づいてモータ速度制御回路6
0で制御信号を形成し、これによつて第2のリールモー
タ59を巻取側として駆動し、第1のリールモータ58
をバツクテンシヨン付与として駆動すれば、磁気テープ
5は第7図で矢印61で示す如くフオワード走行し、ま
たこの逆に第1のリールモータ58を巻取側として駆動
し、第2のリールモータ59をバツクテンシヨン付与と
して駆動すれば、矢印62で示す如くリバース走行する
。この時、回転ローラ32は磁気テープ5の走行速度に
対応した回転状態となり、速度検出器35からテープ走
行速度に対応した電気信号が得られる。第8図はモータ
58,59の制御回路をプロツク的に示すものである。
この制御回路に於いて、速度検出器35の出力には波形
整形回路63が結合され、速度検出器35から得られる
回転に応じた交流信号が所定のパルスに整形される。波
形整形回路63の出力に結合された周波数一電圧コンバ
ータ即ちF−コンバータ64は、テープ走行速度に対応
した周期又は周波数を有する信号を電圧信号に変換する
ものである。従つて、このコンバータ64の出力にはテ
ープ走行速度に対応した電圧が発生する。F−Vコンバ
ータ64の出力は演算増幅器で構成された差動増幅器6
5の反転入力端子66に結合され、増幅器65の非反転
入力端子67には基準電圧回路68が結合されている。
従つて増幅器65の出力端子69には、非反転入力端子
67に付与されている基準電圧よりも反転入力端子67
に入力されるコンバータ出力の方が大きいときに両者の
差に対応して出力端子69の電圧は低下し、他方前記基
準電圧よりも前記コンバータ出力が小さいときには両者
の差に対応して出力して出力端子69の電圧は上昇する
。この結果、増幅器65の出力にそのベースが結合さぺ
そのコレクタが+12ボルトの電源端子70に結合され
、そのエミツタがモータ回路に結合されたパワー増幅用
のトランジスタ71は、コンバータ64の出力が大きく
なつたときにコレクタ・エミツタ間の抵抗値が大きくな
るように動作し、またコンバータ64の出力が小さくな
つたときにコレクタ・エミツタ間の抵抗値が小さくなる
ように動作する。従つて、点線で囲んで示す増幅回路7
2は比較機能、増幅機能及び制御機能を有した回路であ
り、この増幅回路72の出力即ちトランジスタ71のエ
ミツタラインは、サーボ出力ライン73であり、この出
力ライン73の電圧によつてモータ58,59が制御さ
れる。
但し、第8図に於いては増幅回路72の理解を容易にす
るため、多くの回路部品が省略されている。トランジス
タ71のエミツタとグランドとの間には第1のリールモ
ータ58とこのドライブ回路を構成するスイツチングト
ランジスタ74が接続され、更に第2のリールモータ5
9とこのドライブ回路を構成するスイツチングトランジ
スタ75が接続されている。
またいずれか一方のモータをバツクテンシヨン付与用と
して駆動するために、バツクテンシヨン制御トランジス
タ76のコレクタとモータ58,59との間に夫々ダイ
オードJモV,78が順方向に接続されている。即ちモー
タ58,59は2つのダイオードJモV,78による0R
回路を介してトランジスタ76のコレクタに接続されて
いる。バツクテンシヨン制御用トランジスタ76のエミ
ツタは抵抗79を介してグランドに接続されている。抵
抗79に並列接続されたトランジスタ80は断続的即ち
間欠的にオン・オフするものであつて、バツクテンシヨ
ンの強さを断続的に変えるものである。サーボ出力ライ
ン73は抵抗81を介してバツクテンシヨン用差動増幅
器82の反転入力端子83に結合されている。
また抵抗81の一端とグランドとの間には抵抗84が接
続され、+12V電源端子85と抵抗81の一端との間
には抵抗86が接続されている。オペアンプで構成され
た差動増幅器82の非反転入力端子87には基準電圧回
路88が接続され、差動増幅器82に於いては基準電圧
回路88から付与される基準電圧と反転入力端子83に
入力されるサーボ出力電圧とがアナログ比較され、両者
の差に対応した出力が出力端子89から得られる。出力
端子89はツエナーダイオード90を介してトランジス
タ76のベースに結合されているので、サーボ出力ライ
ン73の電圧が高くなると、増幅器82の出力電圧は低
下し、トランジスタ76のベース電流も減少し、そのコ
レクタ・エミツタ間の抵抗値が増加する。他方、サーボ
出力電圧が低くなると、増幅器82の出力電圧は上昇し
、トランジスタ76のベース電流も増大し、そのコレク
タ・エミツタ間の抵抗値が小さくなる。従つて、巻取側
リールのテープ巻径が大きくなるか又は何んらかの変動
でテープ速度が大になり、これに応答してサーボ出力電
圧が小さくなると、供給側即ちバツクテンシヨン側のモ
ータの電圧が大きくなる。
この場合、巨視的には、供給側りールのテープ巻径の減
少によるバツクテンシヨンの減少を補うようにバツクテ
ンシヨン付与電圧が変化し、バツクテンシヨンの大幅な
変動が阻止され、テープのテンシヨンが一定範囲に収め
られ、安定したテープ走行が可能になる。尚実帷例の装
置では巻取側リールのテープ巻径の増大に応じてサーボ
出力電圧が減少し、これに応じてフオワード走行時にテ
ープテンシヨンが一定に保たれずに徐々に少し増大する
が、極めてゆつくり変化し且つ変動幅が少ないので、問
題がない。一方、微視的には、テープ走行速度の変化に
対応したサーボ出力電圧の変化で、バツクテンシヨン付
与電圧がサーボ出力電圧に対して反比例的に変化し、こ
れがテープの瞬時速度変動(IS)の減少に寄与する。
今、テープをフオワード走行させるために、トランジス
タ75がオンで第2のリールモータ59が巻取側モータ
として駆動されているとすれば、ダイオード78は非導
通であつて、バツクテンシヨン回路と第2のリールモー
タ59との間は遮断されている。この時トランジスタ7
4はオフであるので、ダイオードJモVは導通状態にあり
、サーボ出力ライン73一第1のリールモータ58−ダ
イオードJカメ[バツクテンシヨン制御トランジスタ76
一抵抗79又はトランジスタ80から成る回路が形成さ
れ、供給側の第1のリールモータ58はトランジスタ7
6で制御された状態でバツクテンシヨン駆動される。こ
の際、サーボ出力ライン73一第2のリールモータ59
−トランジスタ75から成る回路も構成されているので
、巻取側となる第2のリールモータ59は磁気テープを
定速走行させるようなサーボ出力電圧で,駆動される。
次に、供給側となる第1のリールモータ58に印加され
る電圧について更に詳しく説明する。今、サーボ出力ラ
イン73の電圧が12であると仮定すれば、巻取側の第
2のリールモータ59には12の電圧が実質的にそのま
ま印加されるが、供給側の第1のリールモータ58には
サーボ出力電圧に基づいて設定されたバツクテンシヨン
付与電圧が印加されるのみである。即ち、第1のリール
モータ58の上端とグランドとの間に12の電圧が印加
されているが、第1のリールモータ58の両端には、1
2から抵抗79とトランジスタ80とトランジスタ76
とダイオードJモVとに於ける電圧降下を差引いた電圧が
印加される。理解を容易にするために抵抗79とトラン
ジスタ80とダイオードJモVとの電圧降下を無視し、ト
ランジスタ76の電圧降下を9と仮定すれば、第1のリ
ールモータ58の印加電圧は3である。ところで、例え
ばテープ巻径の増大に応じて出力ライン73のサーボ出
力電圧が12V,11V,10のように順次に変化した
とすれば、増幅器82の出力電圧に対応するトランジス
タ76のベース電圧が例えば3,5,7Vのように順次
に変化し、トランジスタ76のコレクターエミツタ間電
圧V。Eは例えば9,7,5のように変化し、第1のリ
ールモータ58の両端の電圧は例えば3V,4,5Vの
ように変化する。
即ち巻取側の第2のリールモータ59に印加されるサー
ボ出力電圧が減少すると、供給側の第1のリールモータ
58の電圧は増大し、これとは逆に第2のリールモータ
59の電圧が増大すると、第1のリールモータ58の電
圧が減少する。このように供給側の第1のリールモータ
58の電圧を巻取側の第2のりールモータ59に印加す
るサーボ出力電圧に対して反比例的に変化させれば、磁
気テープの巻取状態即ち巻径の変化に関係なく磁気テー
プのテンシヨンの大幅な変動を防ぐことが可能になり、
テープ走行が安定すると共に記録又は再生を良好に行う
ことが可能になる。また微視的には、テープ速度の微視
的変動に対応するサーボ出力電圧に反比例的にバツクテ
ンシヨン付与電圧が変化するので、テープの瞬時速度変
動が小さくなる。尚、増幅器82とトランジスタ76の
ベースとの間に接続されたツエナ一・ダイオード90は
、増幅器82の出力電圧をシフトするためのものであり
、例えば約4Vの定電圧が得られるものである。
今、増幅器82が例えば3〜9Vの範囲の電王を出力す
るものであるとすれば、増幅器82の出力電圧からツエ
ナ一・ダイオード90の電圧を差し引いた電圧がトラン
ジスタ76のベース電圧となり、トランジスタ76を0
Vから制御することが可能になる。即ち、供給側の第1
のリールモータ58に印加するバツクテンシヨン付与電
圧を極めて小さくすることが可能になり、バツクテンシ
ヨンを広い範囲に渡つて制御することが可能になる。こ
れとは逆にテープをリバース走行させるために、トラン
ジスタ74をオンにし、トランジスタ75をオフにすれ
ば、ダイオードJモVがオフ、ダイオード78がオンにな
り、第1のリールモータ58にサーボ出力電圧がほぼそ
のまま印加され、これがテープ巻取側として駆動される
またこの時、サーボ出力ライン73一第2のリールモー
タ59−ダイオード78−トランジスタ76一抵抗79
又はトランジスタ80の回路が形成されるので、供給側
となる第2のリールモータ59の電圧は、前述したフオ
ワード走行時に於ける第1のリールモータ58の電圧変
化と同様な原理で、サーボ出力電圧の増大時に低下し、
サーボ出力電圧の減少時に増大するように変化する。従
つて、フオワード走行時と同様な効果が得られる。第1
のリールモータ58にそのコレクタが接続さへそのエミ
ツタがグランドに接続されたトランジスタ74のベース
は、リバーステープ走行指令信号入力端子91に接続さ
れ、また第2のりールモータ59にそのコレクタが接続
され、そのエミツタがグランドに接続されたトランジス
タ75のベースはフオワードテープ走行指令信号入力端
子92に接続されている。
夫々の走行指令信号入力端子91,92にはテープ走行
指令時に高レベルの入力信号が印加され、テープ走行停
止指令時に低レベルの信号が印加される。サーボ出力ラ
イン73と増幅器65の反転入力端子66との間に接続
された帰還回路93は、サーボ系を安定的に動作させる
ためのものであり、この装置では積分要素を含んだ帰還
回路になつている。
またサーボ回路のループゲインをフオワードに比べてリ
バースで小さくするために、この帰還回路93には帰還
切換回路94が結合されている。この切換回路94の入
力はリバーステープ走行指令入力端子91に結合されて
いるので、リバーステープ走行指令信号が発生中は帰還
切換回路94が動作し、帰還回路9.3の抵抗値が小さ
くなり、リバース走行時にフオワード走行に比べてルー
プゲインが小さくなる。従つて、回転ローラ32にフオ
ワード走行時よりも悪い状態で磁気テープ5が接触した
としても、サーボ回路を安定に保つことが出来る。サー
ボ出力ライン73と反転入力端子66との間に接続され
ている低電圧サーポリミツト回路95は、サーボ出力ラ
イン73に得られるサーボ電圧が所定値以下になること
を制限する回路である。
この実帷例では入力端子66の電位よりもサーボ出力ラ
イン73の電位が低くなつたときに導通する回路構成に
なつているので、何んらかの原因でサーボ出力ライン7
3の電圧が低下すると、この低下した電圧が差動増幅器
65の反転入力端子66に帰還され、この増幅器65の
出力電圧及びサーボ出力ライン73の電圧を上げるよう
な制御がなされる。これにより、サーボ出力電圧は所定
のサーポリミツト低電圧値より低下することがなく、サ
ーボ系全体の個有周波数で発振を起すという異常事態を
防止することが出来る。もし、この装置のようにサーボ
電圧で巻取側リールモータを駆動し、サーボ電圧に反比
例したバツクテンシヨン付与電圧で供給側リールモータ
を1駆動する場合に於いて、低電圧サーポリミツト回路
95が無ければ、発振を起して磁気テープを切るような
異常事態を生じる恐れがある。例えば、起動直後にテー
プ走行速度のオーバーシユート及びアンタンエートのた
めにサーボ電圧のアンタンエートも生じたり、これに加
えてテープ継ぎ目等に一致してローラ32とテープとの
接触がふらついたり、更にモータのトルクが所望のもの
よりも大きいためにモータ印加電圧が普通の状態よりも
低い状態になること等が一致すると、サーボ出力電圧が
零になり、サーボ系全体の個有周波数で発振を起すこと
がある。これに対して、本装置ではサーボ出力電圧が所
定低電圧値より低下しないので、上述の如き現象を除去
することが出来る。このサーポリミツト低電圧値は、通
常のサーボ状態下では起り得ない程度に低い電圧であり
、且つ前述の如き致命的な発振状態を起さない程度に高
い電圧である。もし、このサーポリミツト低電圧値を高
く設定しすぎると、通常のテープ走行状態に於いてサー
ボが完全に動作しなくなり、テープ速度が早くなり過ぎ
てしまう。この実帷例では帰還回路によつてサーポリミ
ツトを行つているが、別の回路の構成でサーボ出力電圧
が所定値以下になるのを制限してもよい。サーボ出力ラ
イン73と増幅器65の反転人力端子66との間に結合
された高電圧サーポリミツト回路96は、サーボ出力ラ
イン73の電圧が所定値より高くなるのを制御する回路
であり、この実施例では異常検出回路97で異常が検出
されたとき、即ちサーボ出力ライン73の電圧が高くな
り過ぎるような状態が検出されたときに作動し、このサ
ーボ出力ライン73の高い電圧を反転入力端子66に帰
還し、サーボ出力電圧を所定値に抑えるように働く回路
である。
もし、この高電圧サーポリミツト回路96がなければ、
何んらかの原因で走行中に回転ローラ32による速度検
出信号が得られなくなると見かけ上速度が低下したこと
を検出した出力状態となり、速度を上げるためにサーボ
出力電圧が上昇し、テープが暴走する恐れがある。また
停止信号がない状態でテープ終端に至ると、走行指令が
出ているがテープが走行していない状態となり、リール
モータに高い電圧が印加される。これに対し、本装置の
ように高電圧サーポリミツト回路96を設ければ、制限
された電圧が印加されるので、上述の如き問題は解決さ
れる。この実施例ではサーポリミツト高電圧値を帰還回
路によつて制限しているが、別の手段で行つても差支え
ない。例えばサーボ電圧を制限する状態が生じたときに
基準電圧回路68から付与する基準電圧のレベルを低下
させるようにしてもよい。又はサーボ電圧を制限すると
きに速度検出信号に速度が高い状態を検出したと等価の
信号を重畳してサーボ出力電圧を低下させてもよい。ま
たサーボ出力ライン73とグランドとの間にリミツト回
路を設け、異常検出回路97で異常が検出されたときに
リミツト回路を作動させてサーボ出力電圧が一定値以上
になるのを抑えるようにしてもよい。その出力が高電圧
サーポリミツト回路96に結合されている異常検出回路
97の入力には波形整形回路63の出力と0R回路98
の出力とが結合されている。0R回路98の一方の入力
はリバーステープ走行指令入力端子91に結合され、他
方の入力はフオワードテープ走行指令入力端子92に結
合されているので、異常検出回路97にはテープ走行信
号が入力されることになる。
この異常検出回路97は、テープ走行信号が入力されて
いるにも拘らず、波形整形回路63から一定速度以下に
対応した信号が得られるのみであるときに異常検出信号
を発生する。増幅器65の反転入力端子に結合されたス
タートコントロール回路99は、テープ走行開始時にサ
ーボ出力電圧が急激に上昇するのを抑えるための回路で
あり、0R回路98からテープ走行指令信号が入力され
ると、基準電圧回路68から付与されている基準電圧よ
りも充分に高い電圧を反転入力端子66に付与し、サー
ボ出力電圧を低く抑え、しかる後、所定の時定数で徐々
に入力電圧を低くし、サーボ出力電圧を高めるように働
くものである。
このようなスタートコントロール回路99を設ければ、
テープ走行速度がオーバシユート及びアンタンエートの
殆んど生じない状態になる。この実施例では反転入力端
子66の電圧レベルをスタートコントロール回路99で
変えたが、この代りにスタート時に基準電圧を下げて、
徐々に所定の基準電圧まで上昇させることによつて走行
の立上りを制御してもよい。波形整形回路63の出力に
結合されたスイツチ回路100は波形整形出力を選択的
に通過させるものであり、その制御端子とフオワードテ
ープ走行指令入力端子92との間に接続されたインバー
タ101の出力で制御される。
即ち、走行指令入力端子92から走行指令信号が発生し
なくなり、低レベル状態となると、インバータ101の
出力が高レベル状態となり、この高レベルの信号で制御
されてスイツチ回路100はオンになり波形整形出力を
通過させる。換言すればスイツチ回路100はAND回
路である。スイツチ回路100の出力端子とトランジス
タ74のベースとの間に増幅器102が接続されており
、スイツチ回路100がオンのときに波形整形出力はス
イツチ回路100と増幅器102を介してスイツチング
トランジスタ74のベースに付与され、トランジスタ7
4は波形整形回路63から得られる断続的パルス信号に
応答して断続的にオン・オフ動作する。今、第1のリー
ルモータ58が供給側として駆動さ八第2のリールモー
タ59が巻取側として駆動されている状態で、停止信号
が送出されたとすれば、即ちフオワードテープ走行指令
入力端子92が低レベルに転換したとすれば、インバー
タ101の出力でスイツチ回路100がオン状態となり
、波形整形回路63の断続的波形信号がトランジスタ7
4に付与され、トランジスタ74が断続的にオン・オフ
する。トランジスタ74がオンの期間にはダイオードJ
モVが非導通となり、第1のリールモータ58は点線で
囲んで示すバツクテンシヨン増幅制御回路103を介し
てグランドに接続されず、トランジスタ74を介してグ
ランドに接続される。これにより、例えば第19図に示
す如く、時点t1で走行指令信号が低レベルとなれば、
t1゛以後で発生する第19図Cの単安定マルチバイブ
レータ出力(波形整形出力)に応答してトランジスタ7
4がオン・オフする。停止する時にトランジスタ74が
オンするということはトランジスタ76の回路と無関係
に第1のリールモータ58が一層強いバツクテンシヨン
をテープに付与することを意味する。即ち、停止に転換
するときには、後述で明らかになるように高電圧サーポ
リミツト回路96が動作するので、サーポリミツト高電
圧値で第1のリールモータ58が付勢され、強いバツク
テンシヨンが付与されることになる。しかし、この第1
のリールモータ58の強い駆動は、連続的ではなく、走
行速度に応じて断続的である。即ち走行速度が低下する
と波形整形回路63の出力(第9図に示すりトリガ単安
定マルチバイブレータの出力)が第19図Cに示す如く
長い周期で発生するようになるので、結果としてバツク
テンシヨンの付与が走行速度の低下に伴なつて弱くなる
。いずれにしても、今迄供給側として弱く駆動していた
第1のリールモータ58を強く駆動するので、磁気テー
プは急速に停止に向う。デジタル信号を記録又は再生す
る装置では走行と停止を頻繁に行わなければならないの
で、停止時に上述の如く供給側リールモータで制動する
ことは短時間で停止させるために極めて有効である。第
8図に於いて波形整形回路63のクリア端子104にそ
の出力が結合された不感帯突入点検出回路105は、前
述したスイツチング回路100を通してトランジスタ7
4を動作させ、停止時に強いバツクテンシヨンを付与す
るようにモータ58を駆動することを遮断する時点を検
出し、トランジスタ74へ波形整形出力を送ることを停
止するように波形整形回路63を制御するものである。
従つて、この不感帯突入点検出回路105の2つの入力
には波形整形回路63の出力と0R回路98の出力とが
結合され、0R回路98の出力が低レベルの状態下で、
波形整形回路63の出力パルスの周期が所定周期より低
下したこと即ちテープ走行速度が所定値より低下したこ
とを検出し、所定値より低下した時点(例えば第19図
のT2時点)で波形整形回路63をクリアし、出力が発
生しないように構成されている。このようにして波形整
形回路63がクリアされると、トランジスタ74をオン
にすべき断続的信号が付与されなくなるので、第1のリ
ールモータ58は強い付勢から解放され、実質的に不感
帯動作即ちサーボされない動作となる。尚この実施例で
は定常テープ速度の約5%になつたときを不感帯突入時
点として検出している。この不感帯突入時点は定常速度
の30%以下が好ましい。このように不感帯を設ければ
、サーボ回路が遮断されるために、供給側リールモータ
の駆動で制動を付与してテープが逆方向(供給側モータ
方向)に走行するような状態が生じたとしても、サーボ
出力が発生しないので、逆方向に暴走するようなことは
生じない。この実施例では不感帯突入時点を検出して波
形整形回路をクリアしているが、これに限ることなく、
例えば、発光素子37を消すか、又はスイツチ回路10
0をオフにするか、又はモータの駆動電源回路を遮断す
る等の手段を講じてもよい。この実施例では不感帯突入
後に完全に無制卿状態とならず、0R回路98の出力と
バツクテンシヨン用差動増幅器82の入力端子83との
間にダイオード106が接続されているので、0R回路
98の出力が停止状態で低レベルとなると、このダイオ
ード106が導通し、入力端子83が低レベルとなり、
この結果、増幅器82の出力電圧が高くなつて、トラン
ジスタ76が飽和動作となり、そのコレクタ・エミツタ
間抵抗値が小となり、高電圧サーポリミツト回路96で
制御された電圧が、第1のリールモータ58−ダイオー
ドJカメ[トランジスタ76一抵抗79の回路に印加され
ると共に、第2のリールモータ59−ダイオード78−
トランジスタ76一抵抗79の回路にも印加され、左右
のリールモータ58と59とが同一条件で駆動されるこ
とになる。
これにより、磁気テープを互に逆の方向に引張られ、磁
気テープのたるみのない停止状態が得られる。テープの
たるみのない停止状態が得られるということは、次のス
タートを円滑に行うことが出来ることを意味する。その
出力がトランジスタ80のベースに結合され、その一方
の入力が0R回路98の出力に結合され、その他方の入
力が波形整形回路63の出力に結合されたAND回路1
07は、0R回路98からテープ走行指令信号が送出さ
れている期間のみ波形整形出力をトランジスタ80のベ
ースに付与するものである。トランジスタ80がオンす
れば、抵抗79が短絡された状態となり、例えば第1の
リールモータ58に付与されるバツクテンシヨン付与電
圧が高くなる。第20図は供給側のリールモータのバツ
クテンシヨン付与電圧を説明的に示すものであり、この
装置ではトランジスタ76で制御されて電圧1が印加さ
れると共に、トランジスタ80のオンの期間にのみ電圧
2が加算されて印加される。ところで、本実帷例では、
トランジスタ80を断続的にオン・オフすることによつ
て大きなバツクテンシヨン付与電圧を得ている。
もし、第1及び第2のリールモータ58,59の制御を
共通のサーボ出力に基づいて行わずに、独立のサーボ出
力によつて行い、且つ負の電源を有する場合には、本実
帷例以外の方式で安定したバツクテンシヨン制御が可能
である。しかし、本実施例では装置を簡略化するために
、共通のサーボ出力電圧に基づいて一対のモータ58,
59を制御し、且つ+12の正の電源のみでモータ制御
回路を構成しているので、種々の配慮が必要である。以
下、これを詳しく説明する。第8図の回路で、増幅器8
2がサーボ出力電圧に完全に応答してバツクテンシヨン
制御を安定的に行うためには、増幅器82のダイナミツ
クレンジが大きくならなければならない。
ダイナミツクレンジを大きくするためには抵抗79の値
を大きくすることが必要である。しかし、抵抗79の値
を大きくすると、モータ58に供給するバツクテンシヨ
ン付与電圧が低下し、大きなバツクテンシヨン付与電圧
を得ることが不可能になる。そこで、本実施例の装置で
は、抵抗79の値を比較的大きくし、これにトランジス
タ80を並列に接続し、このトランジスタ80のオン・
オフによつて所望のバツクテンシヨン付与電圧を平均値
的に得ている。抵抗79の値を大きく設定しているので
、トランジスタ80がオフの期間には、増幅器82のダ
イナミツクレンジが大きくなり、サーボ出力電圧に対し
て反比例的に対応したバツクテンシヨン付与電圧を得る
ことが可能になり、テープの瞬時速度変動の低減が可能
になり、安定したバツクテンシヨン制御が可能になる。
一方、トランジスタ80がオンの期間には抵抗79がト
ランジスタ80のオン抵抗で短絡されるために、バツク
テンシヨン制御の安定性という点では不利になる。しか
し、トランジスタ80は波形整形回路63から出力され
る例えば数KHz〜数10kHzの高周波パルス信号で
断続さべ等しいオン期間とオフ期間とを有して交互にオ
ン・オフ動作しているので、トランジスタ80のオフ期
間に於ける効果がテープの瞬時速度変動(IS)に対し
て有効に作用し、巻取側リールに於けるテープ巻径が大
きい領域に於いて上記1Sが2.5%程度となる。尚ト
ランジスタ80を断続させない方式の上記1Sは約5%
である。以下第8図の各部を詳細に説明する。
第9図は第8図の波形整形回路63を詳細に示す回路図
であり、第10図は第9図の回路の各部の説明的波形図
である。
速度検出器35に接続するためのライン109には増幅
器110が接続され、この増幅器110の出力がコンパ
レータを構成する演算増幅器111の反転入力端子11
2に結合されている。演算増幅器111のもう一方の非
反転入力端子113と出力端子114との間には帰還抵
抗115が接続され、更に抵抗116とコンデンサ11
7とから成る微分帰還回路が接続されている。また非反
転入力端子113と2.5ボルト端子118との間に抵
抗119が接続され、更に端子113とOボルト端子1
20との間に抵抗121が接続されている。また増1陽
器111の出力端子114と5ボルト電源端子121′
との間には抵抗122が接続され、また出力端子114
には更に微分回路用コンデンサ123が接続されている
。コンデンサ123の出力端と5ボルト電源端子124
との間には微分回路用抵抗125、また出力端と5ボル
ト電源端子126との間に半ZU波除去用ダイオード1
27が接続されている。
演算増幅器111を含むコンパレータは交流信号の零に
相当する2.5のレベルを交流信号が横切る時点を検出
するためのものであり、コンデンサ123と抵抗125
とから成る微分回路はコンパレータ出力パルスの後縁を
検出するためのものである。従つて速度検出器35の出
力信号として第10図Aに示すテープ走行速度に対応し
た周波数信号が反転入力端子112に入力されると、こ
れが第10図Bに示す非反転入力端子11,3のヒステ
リシスTを有する基準電圧と比較され交流成分が2.5
−T以下になつた時点で5の比較出力を発生し、交流成
分が2.5Vを横切る時点で再び比較出力が0Vに転換
する。従つて、演算増幅器111の出力からは第10図
Cに示す比較出力が発生する。第10図Cの比較出力は
次段の微分回路で微分され、第10図Dに示す如く比較
出力パルスの後縁の微分パルスのみが取り出される。こ
の微分パルス列の周期(周波数)は第10図Aの速度検
出信号の周波数に対応している。第9図に於いて微分回
路の出力点即ちD点は公知のりトリガ単安定マルチバイ
ブレータ128のトリガ入力端子129に結合されてい
る。従つて、第10図Dに示す微分パルスがトリガ信号
として単安定マルチバイブレータ128に入力されると
、この出力端子130に第10図Eに示すパルス列が出
力される。このパルス発生の周期(周波数)はテープ走
行速度に対応している。尚この実施例では定速送り状態
に於いて単安定マルチバイブレータ128の出力のデユ
テイ比が第50%になるように設定されている。従つて
、起動時又は停止時にはデユテイが500/oより小さ
くなる。例えばT2で停止操作をしたとすれば、テープ
走行速度の低下と共に第10図Eのパルス発生の周期も
大になり、ついにパルスが発生しなくなる。この実施例
の場合、不感帯突入点検出回路105が設けら瓢テープ
速度が所定値まで低下すると、波形整形回路63のクリ
ア端子104即ち単安定マルチバイブレータ128のク
リア端子にクリア信号が入るので、テープ走行が完全に
停止するT4時点より前のT3時点でクリアされ、T3
以後は単安定マルチバイブレータ128から出力パルス
が発生しない。第9図の単安定マルチバイブレータ12
8の出力ライン131即ち波形整形回路63の出力ライ
ンには、F−Vコンバータ64、異常検出回路97、ス
イツチ回路100、不感帯突入点検出回路105、及び
AND回路107が接続される。132はパルス幅切換
回路であつて、端子133から与えられる低速走行信号
又は高速走行信号によつて選択的にりトリガ単安定マル
チバイブレータ128の出力パルスの幅を切換える回路
である。
この装置では端子133に高速走行信号が入力されると
、マルチバイブレータの時定数の切換がなされ、パルス
幅が小になり、テープ速度が上る。第11図は周波数一
電圧コンバータ64を示し、第12図は第11図の回路
の各部の説明的波形図である。
第9図のライン131に接続されるライン134には反
転増幅器135が接続されている。従つて波形整形回路
63から供給される第12図Aの波形は第12図Bの波
形に変換される。反転増幅器135の出力は抵抗136
を介してNPNトランジスタ137のベースに結合され
ている。トランジスタ137のコレクタは抵抗138を
介して+12の電源端子139に接続されている。トラ
ンジスタ137のエミツタと零ボルトライン即ちグラン
ドとの間にはPNPトランジスタ140と抵抗141と
が順次に接続されている。また12の電源端子139と
トランジスタ137のベースとの間に抵抗142が接続
され、トランジスタ137のベースとトランジスタ14
0のベースとの間に抵抗143が接続されている。従つ
て、トランジスタ137がオンの期間にはトランジスタ
140がオフとなり、この逆にトランジスタ140がオ
ンの期間にトランジスタ137がオフになる。トランジ
スタ137,140にはダイオード144,145が夫
々並列接続されている。また一方のダイオード144に
並列に抵抗146を介してコンデンサ147が接続さべ
他方のダイオード145に並列に抵抗148を介してコ
ンデンサ149が接続されている。抵抗146とコンデ
ンサ147との接続点Eと増幅器65の反転入力端子6
6との間には抵抗150が接続され、抵抗148とコン
デンサ149の接続点Fと反転入力端子66との間には
抵抗151が接続されている。従つてコンデンサ147
と149の出力は合成されて反転入力端子66に入力さ
れる。+12V端子139とグランドとの間に順次に接
続された抵抗152と153とは基準電圧回路68を構
成するものであつて、その接続点154はアナログ比較
用差動増幅器65の非反転入力端子67に接続され、ま
たトランジスタ137,140の夫々のエミツタに接続
されている。上述の如く構成された回路のライン134
に第12図Aに示す信号が入力されれば、t1からt゛
2までの期間に於いてトランジスタ137がオン、トラ
ンジスタ140がオフになる。
従つて、電源端子139一抵抗138−トランジスタ1
37−ダイオード145一抵抗141−グランド(零ボ
ルトライン)の回路で電流が流れ、一方のトランジスタ
137のコレクタ回路のC点の電位cは、点154の基
準電圧(VR)に対してトランジスタ137のコレクタ
・エミツタ間電圧CEIだけ高くなり、他方のトランジ
スタ140のコレクタ回路のD点の電位Dは点154の
基準電圧(VR)に対してダイオード145の順方向電
圧VF2だけ低くなる。次に、T2からT3の期間にな
ると増幅器135の出力が低レベルになるので、一方の
トランジスタ137はオ人他方のトランジスタ140は
オンになる。従つて、+12端子139抵抗138−ダ
イオード144−トランジスタ140一抵抗141−グ
ランド(零ボルトライン)から成る回路で主として電流
が流れ、C点の電位cは点154の基準電圧VRに吋し
てダイオード144の順方向電圧VElだけ高くなり、
D点の電位Dは点154の基準電圧Rに対してトランジ
スタ140のコレクタ・エミツタ間電圧CE2だけ低く
なる。今、CEl=VCE2=CE)またVFl=VF
2=VFl更にVF>VCEであるとすれば、C点に第
12図Cに示す如く、増幅器135の出力が高レベルの
ときにR+CEl増幅器135の出力が低レベルのとき
にVR+Fのレベルとなる矩形波列が発生し、またD点
に第12図Dに示す如く増幅器135の出力が高レベル
のときにR−VFl増幅器135の出力が低レベルのと
きにR−VCEのレベルとなる矩形波列が発生する。こ
のようにして得られたC点の矩形波列によつて抵抗14
6を介してコンデンサ147が充電され、これが抵抗1
50を介して反転入力端子66に放電されるので、抵抗
146,150及びコンデンサ147の値を適当に選定
しておくと、E点に第12図Eに示す如く基準電圧VR
よりも高く且つ矩形波列の(VR+VCE)期間と(R
+F)期間との比に応じて変化する平滑された電圧Eが
得られる。他方、D点の矩形波列によつて抵抗148を
介してコンデンサ149が充電され、これが抵抗151
を介して反転入力端子66に放電されるので、抵抗14
8,151及びコンデンサ149の値を適当に選定して
おくと、F点に第12図Fに示す如く基準電圧。より低
く且つ第12図Dの矩形波列の(VB,一F)期間と(
R−VCE)期間との比に応じて変化する平滑された電
圧Fが得られる。尚理解を容易にするために第12図E
及びFではE及びVFを直線で示したが、実際にはリツ
プルがある。E点の電圧VEとF点との電圧VFとは合
成されて反転入力端子66に入力される。従つて差動増
幅器65の出力に(E+VF)−VRに対応した信号が
得られる。例えばテープ速度が基準速度よりも遅くなつ
て、第12図A(7)T,〜T2の期間が長くなつたと
すれば、T2〜T3の期間は単安定マルチバイブレータ
128で一定に設定されているので、矩形波列の電圧の
低い期間が電圧の高い期間より大になり、反転入力端子
66の入力信号の電圧が低下し、差動増幅器65の出力
電圧が上昇し、テープ速度を上げるサーボ出力が生じる
。本装置では、F−Vコンバータ64を対称的に形成し
、電源電圧及び外囲温度の変動の影響を受けにくいよう
にしているが、これに限ることなく、例えば第11図の
下半分の回路を省いた構成としてもよい。第13図は比
較及び制卸機能を有した増幅回路72と、ゲインコント
ロール可能な帰還回路93と、帰還切換回路94と、低
電圧リミツト回路95と、高電圧リミツト回路96との
詳細を示す回路図である。第13図に示されて演算増幅
器から成るアナログ比較用差動増幅器65は第8図及び
第11図に示されているものと同じであり、この出力端
子69はトランジスタ155のベースに接続されている
。またこの増幅器65の電源端子は+12電源端子70
とグランド(零ボルトライン)に接続されている。トラ
ンジスタ155のエミツタとグランドとの間にはツエナ
ダイオード156と抵抗157とが順次に接続され、そ
のコレクタは次段のトランジスタ158のベースに接続
されている。尚ツエナダイオード156のカソードは抵
抗159を介して+12電源端子70にも接続されてい
る。トランジスタ158のエミツタは+12V端子70
に接続され、そのコレクタは次段の制御トランジスタ7
1のベースに接続されている。またトランジスタ71の
エミツタとツエナダイオード156のアノードとの間に
抵抗160が接続され、更にトランジスタに逆並列に保
護用ダイオード161が接続されている。従つて差動増
幅器65の出力の大小に応じたトランジスタ155,1
58及び71の導通状態が得られ、例えば、反転入力端
子66の入力電圧が低くなれば、出力端子69の電圧が
高くなり、最終段のトランジスタ71のベース電流が増
加し、このトランジスタ71のコレクタ・エミツタ間の
抵抗値及び電圧値が小さくなり、このエミツタに於ける
サーボ出力電圧が上昇し、モータの回転速度も上昇する
。サーボ出力ライン73と反転入力端子66との間には
抵抗162、コンデンサ163及び164が順次に接続
されて積分要素を含んだ帰還回路93が形成されている
また帰還量を変えてサーボ回路のループゲインを小さく
するために、抵抗162に並列に抵抗165と電界効果
トランジスタ166とから成る回路が接続されている。
電界効果トランジスタ166のゲートは抵抗167を介
してリバーステープ走行指令入力端子91に接続されて
いる。従つて高レベルのリバーステープ走行指令入力信
号が端子91に入力されると電界効果トランジスタ16
6がオンし、抵抗162に抵抗165が並列接続され、
サーボ回路のループゲインが小さくなり、サーボ系が安
定に動作する。本装置ではフオワード走行時に比ベリバ
ース走行時に於ける回転ローラ32に対するテープ5の
接触が悪くなるので、もし、リバース走行でサーボ回路
のループゲインを小さくしなければ、サーボ系が不安定
になる恐れがあり、前述したエラーの発生したデータプ
ロツク分だけ巻戻す動作(バツクスペース動作)が不可
能になる恐れがある。しかし、本装置ではフオワードと
リバースでゲインの切換を行つているので、上述の欠陥
は生じない。第13図に於いて、電界効果トランジスタ
166のドレインと反転入力端子66との間に抵抗16
8とダイオード169,170とが順次に接続され、低
電圧リミツト回路95が形成されている。この低電圧リ
ミツト回路95に於けるダイオード170,169のア
ノードは反転入力端子66に接続されているので、サー
ボ出力ライン73の電圧が反転入力端子66の電圧より
も低くなつたときのみダイオード169,170が導通
する。またフオワード走行で電界効果トランジスタ16
6がオフの期間には、抵抗165と162とを介して低
電圧サーポリミツト回路95がサーボ出力ライン73に
接続されることになるので、フオワード走行時には低電
圧サーポリミツト回路95は実質的に動作しない。前述
したように本装置ではフオワード走行時に回転ローラ3
2にテープ5が良好に接触するので、フオワード走行時
に低電圧サーポリミツト回路95をリバース走行時と同
様に動作させる必要はなく、サーポリミツト低電圧値は
極めて小さくしている。リバース走行で電界効果トラン
ジスタ166がオンになれば、ここを介して低電圧サー
ポリミツト回路95がサーボ出力ライン73に接続され
るので、フオワード走行よりも高い値のサーポリミツト
低電圧値とすることが出来る。即ちサーボ出力ライン7
3の電圧が所定値(低電圧サーポリミツト値)よりも低
下しようとすると、ダイオード170,169が導通し
て低い電圧が反転入力端子66に帰還され、サーボ出力
電圧が上昇するような動作となり、サーボ出力電圧は所
定値よりも低下しない。これによりサーボ系の発振等を
防止することが出来る。尚低電圧サーポリミツト値を変
更したいときには例えばダイオード169,170の数
を増減すればよい。本装置では上述の如く電界効果トラ
ンジスタ166による切換によつて、リバース走行時に
ループゲインが小さくなり、且つ低電圧リミツト回路9
5による制限電圧がフオワード時より高くなるので、こ
れ等の相乗効果でリバース走行であつてもサーボ系が不
安定になることはない。サーボ出力ライン73と反転入
力端子66との間にトランジスタ171とダイオード1
72とが順次に接続さべ高電圧サーポリミツト回路96
が形成されている。
このトランジスタ171のベースは抵抗173を介して
異常検出回路97の出力に結合され、また抵抗174を
介して+12V電源端子175にも接続されている。従
つて、この実施例では異常検出回路97から低レベルの
異常検出信号が検出されたときにトランジスタ171が
オンになり、サーボ出力ライン73の電圧がトランジス
タ171とダイオード172を介して反転入力端子66
に帰還され、サーボ出力電圧が所定値(高電圧サーポリ
ミツト値)に制限される。第14図は高電圧サーポリミ
ツト回路を作動させるための異常検出回路97の詳細を
示し、第15図は第14図の回路の各部の波形を説明的
に示す。波形整形回路63の出力即ちりトリガ単安定マ
ルチバイブレータ128の出力にその入力が結合される
オープンコレクタ型TTL構成のインバータ176の出
力に抵抗177が接続され、抵抗177の出力端とグラ
ンド(零ボルトライン)との間に積分用コンデンサ17
8が接続されている。従つて、波形整形回路63から第
15図Aのパルス列が与えられると、これが反転されて
第15図Bのパルス列となり、このパルス列によるコン
デンサ178の充放電が生じ、C点の電位は第15図C
に示す如く変化する。即ちB点の高レベル期間にコンデ
ンサ178が充電され、低レベル期間に放電する。C点
は公知のシユミツトTTL構成の符号反転型シユミツト
・トリガ回路179の入力端子に結合されているので、
C点の電位が第15図Cでトリガレベル180以下にな
ると第15図Dに示す如くシユミツト・トリガ回路17
9の出力は高レベルとなる。例えば、第15図において
t1でテープ走行指令信号が第15図Fに示す如く入力
され、テープ走行の開始と共に波形整形回路63から第
15図Aのパルス列が入力され、コンデンサ178の放
電でT2時点で第1のトリガレベル180以下になると
第15図Dに示す如くシユミツト・トリガ回路179の
出力は高レベルに反転する。起動直後のテープ走行速度
の低い範囲ではC点の電位が次のパルスが発生するまで
のT3でヒステリシス動作で決まる第2のトリガレベル
1805に戻るのでシユミツト・トリガ回路179の出
力は再び低レベルになるがテープ速度の上昇により波形
整形パルスの発生周期が小になるT4以後即ち低い第1
のトリガレベル180を横切つた以後ではレベル180
″以.上にならず、シユミツト・トリガ回路179の出
力は高レベルを保つ。しかし、回転ローラ32又は速度
検出器35の故障等の原因で速度検出信号が得られなく
なり、例えばT5で波形整形回路63からパルスが発生
しなくなつた場合、又は何んらかの原因でテープが完全
に一方のリールに巻取られてもテープ走行指令信号が付
与されている場合には、T,からコンデンサ178の充
電が進み、ついにT6で第2のトリガレベル180′に
達し、シユミツト・トリガ回路179の出力は低レベル
となる。本装置では積分回路が2段になつているため、
これが直ちに異常検出信号とはならない。シユミツト・
トリガ回路179の出力にはインバータ181が結合さ
れているので、インバータ181の出力には第15図E
の波形が得られる。インバータ181の出力は保護抵抗
として働く抵抗182の一端に接続されている。抵抗1
82の他端と零ボルトラインとの間にはコンデンサ18
3が接続され、これがインバータ181の出力で充電さ
れる。但し、テープ走行指令信号を出力する0R回路9
8にその入力が結合され、その出力が抵抗182の一端
に結合された増幅器184が設けられているので、テー
プ走行指令信号が発生中であつて更にインバータ181
から高レベル信号が発生しているときのみコンデンサ1
83の充電が開始される。抵抗182とコンデンサ18
3との接続点GはシユミツトTTL構成の符号反転型シ
ユミツト・トリガ回路186の入力端子に結合されてい
るので、コンデンサ183の充電電圧がシユミツト・ト
リガレベル185に達すれば、シユミツト・トリガ回路
の出力は低レベルに反転する。コンデンサ183の充電
は第15図Gで示すようにT,及びT,でも開始するが
、充亀時間が短いので、トリガレベル185には達しな
い。しかし、T6以後においては再び波形整形パルスが
発生しないので、シユシツト・トリガレベル185まで
充電され、第15図Hに示す如くシユミツト・トリガ回
路186の出力がT7に於いて低レベルに反転する。本
装置では、T7に於けるこの低レベルへの反転が異常検
出信号として利用されている。シユミツト・トリガ回路
186の出力は0R回路187の一方の入力に結合され
、この0R回路187の他方の入力は第8図に示す0R
回路98のテープ走行指令信号出力に結合されているの
で、テープ走行指令信号が無くなつたとき即ち停止指令
状態となつたときにも低レベル信号が0R回路187の
出力ラインに付与される。即ち、シユミツト・トリガ回
路186で異常状態が検出された時と停止指令状態の時
との両方で高電圧サーポリミツト回路96を動作させる
信号が発生し、第13図に示したトランジスタ171が
オンになる。第16図はスタートコントロール回路99
の詳細を示し、第17図は第16図の回路の各部の波形
及びテープ走行速度を説明的に示す。テープ走行指令信
号を出力する0R回路98の出力に接続されたライン1
89には抵抗190,191及びダイオード192の夫
々の一端が結合されている。抵抗190の他端はトラン
ジスタ193のベースに結合されているので、ライン1
89から高レベルのテープ走行指令信号が入力されると
PNP形トランジスタ193はオフとなる。このトラン
ジスタ193のエミツタは抵抗194を介して+12の
電源端子195に接続され、そのコレクタは抵抗196
を介してグランド(零ボルトライン)に接続されている
。また抵抗191の他端は+12V電源端子195に接
続されている。またトランジスタ193のエミツタは次
段のPNP形トランジスタ197のベースに接続されて
いる。トランジスタ197のエミツタは+12電源端子
195に接続され、そのコレクタはコンデンサ199と
抵抗198との接続点200に接続されているので、前
段のトランジスタ193がオフのときは後段のトランジ
スタ197もオフである。前段のトランジスタ193の
ベースと接続点200との間にはコンデンサ199の他
にコンデンサ201も接続されている。抵抗198の出
力端は抵抗202に接続され、抵抗202の出力ライン
203は第8図及び第13図に示した差動増幅器65の
反転入力端子66に接続されている。尚ダイオード19
2は抵抗202と入力ライン189との間に接続されて
いる。上述の如く構成された回路で、入力ライン189
にテープ走行指令信号が付与されておらず、入力ライン
189が低レベルであるとすれば、トランジスタ193
及び197がオンし、+12電源端子195−トランジ
スタ197−コンデンサ199,201一抵抗190一
低レベル入力ライン189の回路でコンデンサ199,
201の充電が行われ、接続点200の電位は約12ボ
ルトとなる。
差動増幅器65の非反転入力端子67に付与される基準
電圧は約3ボルトでありJ通常、反転人力端子66に付
与される電圧も基準電圧に近い電圧であるので、接続点
200の12ボルトはこれに比較して極めて高い電圧で
ある。この停止状態には入力ライン189が低レベルで
あるので、ダイオード192が導通し、接続点200の
高い電位が反転入力端子66に印加されず、反転入力端
子66には前述した高電圧サーポリミツト回路96で制
限された電圧が印加されている。コンデンサ199,2
01が上述の如く充電された状態で高レベルのテープ走
行指令信号即ちスタート信号が第17図Aに示すように
t1で入力ライン189に付与されると、トランジスタ
193及び197がオフとなり、またダイオード192
が非導通となり、コンデンサ199,201が抵抗19
8と202を介して放電しつつ逆充電され、接続点20
0の電圧は徐々に低下し、同時にライン203から反転
入力端子66に付与する電圧も徐々に低下する。即ち、
t1時点で第17図Aに示す高レベル走行指令信号が入
力されると、接続点200の電圧に対応した高い電圧が
第17図Bに示す如く反転入力端子66に付与され、第
8図及び第13図のサーボ出力ライン73の電圧の急激
な上昇が抑えられる。従つてモータ58又は59は低い
電圧で起動され、スタートコントロール回路99から反
転入力端子66に付与される入力信号のレベルが低下す
るのに従つてモータ58又は59に高い電圧が印加され
、テープ走行速度は第17図Cに示す如く徐々に上昇し
、T2で所望速度となる。このため、円滑な起動が達成
される。第17図のT3でテープ走行指令信号が無くな
ると、前述した如く再びトランジスタ197を介しての
コンデンサ199,201の充電が行われる。この実施
例では反転入力端子66のレベルを起動時に制御してい
るが、基準電圧を付与する非反転入力端子67のレベル
を起動時に下げてもよい。第18図は不感帯突入点検出
回路105の詳細を示し、第19図は第18図の各部の
波形を説明的に示す。
第18図に於いて波形整形回路63の出力即ち単安定マ
ルチバイブレータ128の出力に接続されたライン20
4にインバータ205が結合され、インバータ205の
出力に抵抗206が接続されている。また抵抗206の
出力端と零ボルトライン(グランド)との間には積分用
コンデンサ207が接続されている。抵抗206とコン
デンサ207との接続点Dにその入力端子が結合された
シユミツトTTL構成の符号反転型シユミツト・トリガ
回路208は、コンデンサが所定のレベルに充電された
ときに低レベル出力を発生するものである。シユミツト
・トリガ回路208の出力にその入力が結合されたイン
バータ209はシュミツト・トリガ回路208の出力を
符号反転して次段のNAND回路210の一方の入力端
子に入力させる。NAND回路210の他方の入力端子
には、0R回路98から付与されるテープ走行指令信号
がインバータ211で符号反転されて入力される。従つ
て、NAND回路210の出力ライン212には2つの
入力が共に高レベルになつたときのみ低レベル出力を発
・生する。出力ライン212は第8図に示す波形整形回
路63のクリア端子104更に詳しくは第9図のりトリ
ガ単安定マルチバイブレータ128のクリア端子104
に接続される。今、第19図Aに示す如く走行指令信号
が発生し、第19図Bに示す如くテープ速度がほぼ一定
であるT,以前であるとすれば、入力ライン204に第
19図Cに示すパルス列が波形整形回路63から入力さ
れる。テープが定速走行を保つてデユテイ比約5001
0でパルスが発生しているT,以前ではコンデンサ20
7の充電と放電との繰返しにより、D点の電位はシユミ
ツト・トリガ回路208のトリガレベル213に達しな
い。しかし、t1で走行指令信号が無くなり、例,えば
、第8図で今迄供給側として駆動されていた第1のリー
ルモータ58がスイツチ回路100を介して付与される
波形整形回路63の出力で強く駆動され、且つ制御され
た状態で駆動されれば、テープ走行は比較的早く停止す
る。この場合、テープ速度の低下と共に、第19図Cに
示す如く波形整形回路63から発生するパルス列のパル
ス間隔が徐々に大になる。第19図では説明的にわずか
のパルスしか書いてないが、実際は多数のパルスが発生
している。パルス間隔が徐々に大になるに従つてD点の
電位は第19図Dに示す如く徐々に上昇し、T2でつい
にレベル213に達し、シユミツト・トリガ回路208
の出力が第19図Eに示す如く低レベルに反転する。尚
このT2時点はテープ速度が定常テープ速度の約5%に
なつた時点にほぼ対応している。T2以後になると、イ
ンバータ209の出力が高レベル、インバータ211の
出力が高レベルであるので、NAND回路210の出力
は第19図Fに示す如く低レベルとなり、この低レベル
信号が波形整形回路63のクリア端子104にクリア信
号として付与され、T2以後は波形整形回.烙63から
パルスが発生しなくなる。即ち、もしクリア信号が入力
されなければ、第19図Cで点線で示すパルスが発生す
るが、クリア信号でクリアされてこの点線のパルスは発
生しない。従つて、スイツチ回路100を介してトラン
ジスタ74にスイツチング制御信号が付与されなくなり
、第1のリールモータ58は停止サーボから解除され、
第1のリールモータ58は不感帯動作に突入し、実質的
に非付勢状態となる。第1及び第2のリールモータ58
及び59を不感帯動作とせずに完全な非駆動(非付勢)
状態としてもよいが、この実施例では、磁気テープの弛
みをとるために、第1及び第2のリールモータ58及び
59を共にバツクテンシヨン制御トランジスタ76を介
して同一条件で付勢し、磁気テープを両方のリールで互
に逆方向に弱い力で引張るように構成されている。この
ようなテープの弛みに対する配慮をしない場合には、不
感帯突入点検出回路105の出力に基づいて第1及び第
2のリールモータ58,59を駆動電源から切り離すよ
うに構成してもよい。モータ58及び59が実質的に,
駆動されなくなれば、慣性でわずかに巻取側リールに向
つてテープが走行した後の第19図のT3で完全にテー
プ走行及びモータの回転が停止する。上述の実施例から
明らかなように本発明によつて、供給側の直流リールモ
ータ58又は59のバツクテンシヨン駆動を、サーボ出
力電圧に反比例した電圧に高周波断続電圧(数1dIz
〜数10kHzの電圧)を重畳した電圧でなせば、瞬時
速度変動が小さくなり、テープ走行が安定する。
以上本発明を1実施例に基づいて説明したが、本発明は
上述の実帷例に限定されるものではなく、更に変形可能
なものである。
例えばサーボ回路に於いてF−コンバータ64の出力と
基準電圧とのアナログ比較をせずに、波形整形回路63
の出力と基準発振器から得られる基準周波数信号とを位
相又は周波数比較し、この出力を平滑して制御信号とし
、これに基づいてサーボ出力電圧を得てもよい。即ちフ
エーズ・ロツクループ(PLL)によつて速度制御を行
つてもよい。また実施例では、第14図及び第18図の
インバータ176,181及び205がオープンコレク
タ形のトランジスタ回路で形成されており、従つてこの
出力で5Zコンデンサ178,183及び207が直接
に充電されるように構成されておらず、C構成のシユミ
ツト・トリガ回路179,186及び208の電源を利
用してコ巧シサ178,183及び207が充電される
ように構成されており、第15図C,G及び第19図D
に示す如く高いトリガレベル180′,185,213
と同電位までしか充電されないが、第14図の接続点C
及びG1第18図の接続点Dに抵抗を介して例えば+5
ボルトの電源を接続し、第14図のインバータ176,
181及び第18図のインバータ205の出力が高レベ
ルの期間のみ前記+5ボルトの電源でコンデンサ178
,183及び207を充電するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実帷例に係わる磁気テープ移送装置で
使用されるテープカセツトの平面図、第2図は第1図の
力セツトの正面図、第3図は本発明の実施例に係わる磁
気テープ移送装置を力セツトホルダのカバーを取外した
状態で示す平面図、第4図は第3図の磁気テープ移送装
置を力セツト着脱可能状態にして示す側面図、第5図は
第3図の磁気テープ移送装置をテープ移送可能状態にし
て示す側面図、第6図は第3図の磁気テープ移送装置の
回転ローラと力セツトとの関係及び速度検出器を示す一
部切断正面図、第7図は第3図の磁気テープ移送装置の
回転ローラ、磁気ヘツド等とテープとの接触状態を説明
的に示す平面図、第8図は第3図の磁気テープ移送装置
のモータ速度制御回路を示すプロツク図、第9図は第8
図の波形整形回路を詳細に示す回路図、第10図は第9
図の回路の各部の説明的波形図、第11図は第8図のF
−コンバータを詳細に示す回路図、第12図は第11図
の回路の各部の説明的波形図、第13図は第8図の比較
及び制御機能を有する増幅回路、帰還回路、帰還切換回
路、低電圧リミツタ回路、及び高電圧リミツタ回路の詳
細を示す回路図、第14図は第8図の異常検出回路の詳
細を示す回路図、第15図は第14図の各部の説明的波
形図、第16図は第8図のスタートコントロール回路の
詳細を示す回路図、第17図は第16図の各部の状態及
びテープ速度を説明的に示す波形図、第18図は第8図
の不感帯突入時点検出回路を詳細に示す回路図、第19
図は第18図の各部の状態及びテープ速度を示す波形図
、第20図は第8図の回路に於けるバツクテンシヨン電
圧を示す波形図である。 尚図面に用いられている符号に於いて、1はテープカセ
ツト、3,4はリール、5は磁気テープ―11,12,
13,14,15は窓、32は回転ローラ、35は速度
検出器、58は第1のリールモータ(DCモータ)、5
9は第2のリールモータ(DCモータ)、63は波形整
形回路、64はF−Vコンバータ、65は差動増幅器、
66は反転入力端子、67は非反転入力端子、68は基
準電圧回路、71はトランジスタ、72は増幅回路、7
3はサーボ出力ライン、74はトランジスタ、75はト
ランジスタ、76はバツクテンシヨン制御トランジスタ
、77,78はダイオード、79は抵抗、80はトラン
ジスタ、81は抵抗、82はバツクテンシヨン用差動増
幅器、91はリバーステープ走行指令信号入力端子、9
2はフオワードテープ走行指令信号入力端子、93は帰
還回路、94は帰還切換回路、95は低電圧サーポリミ
ツト回路、96は高電圧サーポリミツト回路、97は異
常検出回路、98は0R回路、99はスタートコントロ
ール回路、100はスイツチ回路、101はインバータ
、103はバツクテンシヨン増幅制御回路、104はク
リア端子、105は不感帯突入点検出回路、106はダ
イオード、107はAND回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 供給側リールと巻取側リールとの間で走行する磁気
    テープの走行速度を検出し、前記走行速度に対応した速
    度検出信号を出力するテープ速度検出装置と、直流電源
    の一端に接続された速度制御用トランジスタ71を含み
    且つ前記速度検出装置の出力を入力として前記磁気テー
    プ定速走行させるように前記速度制御用トランジスタ7
    1を制御してその出力ライン73に単一極性のサーボ出
    力電圧を発生する速度制御回路と、前記サーボ出力電圧
    で駆動されるように前記速度制御回路の出力ライン73
    と前記直流電源の他端との間に接続された直流モータか
    ら成る巻取側リールモータ59と、前記磁気テープにバ
    ックテンションを付与するような極性を有して前記速度
    制御回路の出力ライン73にその一端が接続された直流
    モータから成る供給側リールモータ58と、そのコレク
    タが前記供給側リールモータ58の他端に結合されたバ
    ックテンション制御用トランジスタ76と、前記バック
    テンション制御用トランジスタ76のエミッタと前記直
    流電源の他端との間に接続されたエミッタ抵抗79と、
    前記速度制御回路の出力ライン73に入力抵抗81を介
    して接続された一方の入力端子と基準電圧回路88に接
    続された他方の入力端子と前記一方の入力端子の電圧と
    前記他方の入力端子の電圧との差に対応した電圧を出力
    する出力端子とを有し、前記サーボ出力電圧が増大した
    時には前記供給側リールモータ58のバックテンション
    付与電圧を低下させ、これとは逆に前記サーボ出力電圧
    が減少した時には前記供給側リールモータのバックテン
    ション付与電圧を増大させるように前記バックテンショ
    ン制御用トランジスタ76を制御するために前記バック
    テンション制御用トランジスタ76のベースに前記出力
    端子が接続されている差動増幅器82と、前記バックテ
    ンション制御用トランジスタ76のエミッタと前記差動
    増幅器82の前記一方の入力端子との間に接続された帰
    還用抵抗108と、前記エミッタ抵抗79に並列に接続
    され且つ短い周期で断続制御される断続制御用トランジ
    スタ80と、を具備していることを特徴とする磁気テー
    プ移送装置。
JP52013611A 1977-01-31 1977-02-10 カセツト型リ−ル駆動磁気テ−プ移送装置 Expired JPS5920177B2 (ja)

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JPS59177047U (ja) * 1983-05-13 1984-11-27 クラリオン株式会社 テ−プの張力制御装置

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