JPS5920136B2 - 端末装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 データ処理装置には、装置内の内部情報等を画面に表示
するコンソール装置が設けられる。

このコンソール装置の中でも、画面データを遠隔地に設
けられた保守用あるいは監視用の端末装置に伝送する機
能を持つものがあり、本発明は、例えば、このような機
能を実現するデータ伝送装置に関する。〔発明の背景〕 従来におけるコンソール装置のデータ伝送装置において
は、画面中の変化したフィールドの伝送に関し、処理用
制御プログラムでフィールド単位に管理し、フラグ等で
記憶していた。

しかるに画面の変更の要因は種々あり、これら各要因毎
にフラグの処理を実行しなければならないため、制御プ
ログラムが増大し、したがつてメモリの増大と信頼性の
低下等を招来するという問題があつた。また画面を全て
一旦消去し、ついである少量の画面データ以外は消去前
と同一の画面データを表示するような場合であつても、
全画面のデータが変更されたものとして扱かわざるを得
ないという欠点もあつた。〔発明の目的〕 本発明の目的は、叙上の如き問題点を解決することにあ
る。

〔発明の概要〕

しかして本発明によるデータ伝送装置の特徴は、記憶手
段中の記憶データの伝送要求が発生した時に記憶データ
の所定量を単位にＣＲＣ演算する手段と、この手段によ
るある伝送要求時のＣＲＣ演算結果と前回伝送要求時の
ＣＲＣ演算結果とを比較する手段と、この比較で不一致
となつた所定量の記憶データを外部装置に伝送する手段
とを備える構成にある。

〔発明の実施例〕

第１図は、本発明の一実施例であるコンソール装置のブ
ロック図を示す。

画面バッファ４内の画面データは、ビデオ回路２を通じ
てＣＲＴＩに表示され、また伝送制御回路５を通、じて
回線１７上に出力され、遠隔地に設置される保守用ある
いは監視用の端末装置（図示せず）に伝送されるように
なつている。画面バッファ４の内容は外部または内部の
要因発生によつて画面バッファ更新回路３で更新される
。６は公知のＣＲＣ演算回路、７はＣＲＣ演算結果を一
時記憶するレジスタ、９はＣＲＣ演算結果をある期間記
憶するバッファ、８は比較回路である。

本コンソール装置は、その初期設定時に画面バッファ４
をクリアするとともに、画面バッファ４中の画面データ
をフイールド（本例では行）ごとにＣＲＣ演算回路６で
ＣＲＣ演算し、その演算結果をレジスタ７を介してＣＲ
Ｃ記憶バツフア９に書き込んでおく。

今、何らかの要因により、上記画面バツフア更新回路３
によつて画面バツフア４のＮ行目のみ、内容が更新され
たものとする。

その後、回線１７によつて接続される相手側端末装置か
ら画面バツフア４の画面データに対する伝送要求が発生
したとする。本コンソール装置では伝送要求を受けると
、送出すべきデータの編集に先立つて、１行目から最後
行までフイールド（行）単位に画面バツフア４の内容を
ＣＲＣ演算回路６で順次ＣＲＣ演算を行なう。レジスタ
７内に得られる各行のＣＲＣ演算結果７と、ＣＲＣ記憶
バツフア９に記憶されている対応行（フイールド）に対
する旧ＣＲＣ演算結果とは比較回路８にて比較される。
同じデータにそれぞれ同一のＣＲＣ演算を施こした場合
には、それぞれのＣＲＣ演算結果は互いに等しくなるは
ずであるから、比較回路８から不一致信号１４が出力さ
れなかつた場合は、そのフイールド（行）の画面データ
には変化がなかつたものと判定され、そのフイールド（
行）に対する伝送制御回路５によるデータ送出は行なわ
れない。しかし不一致信号１４が出力された場合は、そ
のフイールド（行）の画面データに変化があつたと判定
され、伝送制御回路５によりそのフイールド（行）に対
する編集が行なわれ、その後回線１７に送出される。そ
して、この場合には、新しいＣＲＣ演算結果でＣＲＣ演
算結果バツフア９の対応するフイールド（行）が書替え
られる。伝送制御回路５で編集される送出データは、第
２図に示すように、送出データかどのフイールドの画面
データに相当するかを分別するためのフイールドＩＤ２
２と、当該フイールドのデータ（文字コード）２１と、
回線チエツク用のビツト列２０とを含む。

チエツク用ビツト列２０は、先に演算したＣＲＣ演算結
果にフイールドＩＤ２２等で演算修飾したものを使用す
ればよく、前記伝送制御回路５で容易に作成できる。こ
のようにして編集された送出データは、相手側端末装置
で受信され、さらに例えばプリントされる。

相手側端末装置のオペレータは、それまで同様にして受
信され、かつプリントされた内容を見くらべることによ
り、遠隔地にあるコンソール装置内の画面バツフア４の
内容の変化を知ることができる。以上のように、本コン
ソール装置は変化フイールドのみ画面データを送出する
ものであり、回線上のデータ転送量を減らして回線効率
を高めることができ、また相手側端末装置は受信データ
から変化フイールドを判別してそのフイールドのみ更新
できる。

〔発明の効果〕

本発明は以上に詳述した如くであり、例えば画面データ
を遠隔地に伝送する機能を持つコンソール装置に適用し
て、変化したフイールド（行）の伝送制御が非常に簡単
にできる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すプロツク図、第２図は
同上実施例において回線上に送出されるデータの構成例
を示す図である。 １・・・・・・ＣＲＴ、３・・・・・・画面バツフア更
新回路、４・・・・・・画面バツフア、５・・・・・・
伝送制御回路、６・・・・・・ＣＲＣ演算回路、７・・
・・・・レジスタ、８・・・・・・比較回路、９・・・
・・・ＣＲＣ記憶バツフア。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 記憶手段中の記憶データを外部装置に伝送するデー
   タ伝送装置において、前記記憶データに対する伝送要求
   が発生した時に前記記憶データの所定量を単位にＣＲＣ
   演算を行なう手段と、当該手段によるある伝送要求時の
   ＣＲＣ演算結果と前回伝送要求時のＣＲＣ演算結果とを
   比較する手段と、この比較が不一致である所定量の記憶
   データを外部装置に伝送する手段とを具備することを特
   徴とするデータ伝送装置。