JPS59199702A - 表面処理剤 - Google Patents

表面処理剤

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JPS59199702A
JPS59199702A JP7469683A JP7469683A JPS59199702A JP S59199702 A JPS59199702 A JP S59199702A JP 7469683 A JP7469683 A JP 7469683A JP 7469683 A JP7469683 A JP 7469683A JP S59199702 A JPS59199702 A JP S59199702A
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amine
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diene polymer
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は変性低分子量ジエン系重合体に関する0 液状ポリイソプレンのような低分子量ジエン系重合体を
マレイン酸もしくは無水マレイン酸で変性することは公
知である。たとえば特開昭55−133402号公報に
は無水マレイン酸を含水率0.5−以下の液状ポリイソ
プレンに反応させること、および得られた変性ゴムは、
極性ポリマーとの相溶性にすぐれる、種々の架橋剤で架
橋が可能である、ジエン系固形ゴムとブレン   ゛ド
使用することによりその粘着性、接着性を改善できる等
の性質を有する旨、記載されでt)ろ。
4一 本発明による変性低分子量ジエン系重合体は、主鎖を構
成する単量体に基づき2〜40モルチのカルボキシル基
を含有する分子f=il、000〜120.0[1のジ
エン系重合体であって、かつ該カルボキシル基の5〜9
0チが第3アミンの形の窒素原子を有していてもよい第
1アミンもしくは第2アミンとアミド結合を形成してい
るか、または第3アミンの形の窒素原子を有するアルコ
ールとエステル結合を形成しているものであって、固形
ゴム用の無機充填剤、特に炭酸カルシウムおよび炭酸マ
グネシウムの表面処理に適したものである。すなわち本
発明の変性低分子量ジエン系重合体はかかる無機充填剤
の表面処理剤として、その補強性を顕著に改善するもの
である。
ゴム工業やプラスチックス工業では、古くからその補強
用充填剤としてカーボンブラックが大量に使用されてい
る。しかしながら、昨今の原油の厳しい供給状況から、
カーボンブラックは価格的に、そして量的に先行き不安
材料が多い。またカーボンブラックは、黒色のために白
色系や明色力5− ラー系の製品の充填剤としては使用できず、作業環境の
面でも好ましくない。白色系充填剤の中では、ホワイト
カーボンと称されている微粉シリカがモジュラスや強度
等の力学的性質において補強性にすぐれるが、反面、微
粉シリカの使用はゴムの未加硫時における流動加工性を
悪くするし、また加硫物のセットが大きい等の問題をも
生ずる。
一方、炭酸カルシウムは、国内で多量に産出しうる、比
較的安価な充填剤ではあるものの、その補強性が低いた
めに使用範囲は限定されており、補強剤としてよりはむ
しろ増量剤として用いられている場合が多い。
従来から、炭酸カルシウムの補強性を向上させる目的で
、脂肪酸や樹脂酸で炭酸カルシウムの表面を処理するこ
とも行がわれているが、その補強性については必ずしも
十二分には満足しうるものではない。また、炭酸カルシ
ウムの表面処理剤として、従来の脂肪酸や樹脂酸のかわ
りに、特定の構造を有する有機重合体を用いることによ
り、高いレベルの補強性を有する炭酸カルシウムを得よ
6− 9とする試みが、特開昭47−32050号、同51−
1.01049号、同51−142052号および同5
1〜53−147743号公報で提案されているが、と
れ等の表面処理剤はそれなりの効果を有しており、従来
の脂肪酸や樹脂酸に比べるとその補強性は改善されるも
のの、要求性能が多様化し、厳しくなっている昨今、そ
の効果は必ずし、も十分とはいえ庁い。
一方、例えば特公昭55−4(1623号公報において
提示されているように、ゴムの分子構造を改質すること
により、炭酸カルシウム等の白色充填剤との相互作用を
大きくj〜、ゴム物性を向上せしめる技術については公
知であるが、かかる技術は、確かに改質されたゴム側か
らみれば、炭酸カルシウム以外の白色充填剤にも適用で
きるという長所はあるものの、反面、充填剤である炭酸
カルシウム側からみれば、改質されたゴムのみにしか適
用できないという短所があった。
本発明の変性低分子量ジエン系重合体は、粉末状無機充
填剤とくに炭酸カルシウムおよび炭酸マ7一 グネシウムの粒子表面に適用した場合、これらの充填剤
の固形ゴムに対する補強性を顕著に改善するものである
○しだがって本発明によれば、主鎖を構成する単量体に
基づき2〜40モルチのカルボキシル基を含有する分子
−111,000〜120,000の低分子量ジエン系
重合体であって、該カルボキシル基の5〜90%が第3
アミンの形の窒素原子を有していてもよい第1アミンも
しくは第2アミンとアミド結合を形成しているか、また
は第3アミンの形の窒素原子を有するアルカノールとエ
ステル結合を形成している変性低分子量ジエン系重合体
よりなる無機充填剤の処理剤、および該処理剤で表面処
理さねた無機充填剤を配合し7たゴム組成物が提供され
る。
本発明において低分子量ジエン系重合体とは、ブタジェ
ン、イソプレン、1,3−ペンタジェン等の共役ジエン
を単量体成分として、さらにはそれに共重合可能な不飽
和化合物を共単量体成分として含有する重合体であり、
このような重合体は、単量体成分を、さらには共単量体
成分とともに常8− 法により配位アニオン重合、アニオン重合、ラジカル重
合等の手段で重合するか、または天然ゴムの如き固形ゴ
ムを解重合することにより得られる。
かかる低分子量ジエン系重合体の分子量が小さ過ぎると
、本発明でいう変性低分子量ジエン系重合体にして無機
充填剤の表面処理に用いても、処理された無機充填剤の
補強性の改善効果が小さいし、また分子量が太き過ぎる
と粘度が高くなるために変性するだめの反応が困帷とな
るばかりでなく、変性したものを無機充填剤の表面処理
に用いてもその作業効率が低下し、ひいては得られる表
面処理無機充填剤の補強性の改善効果が低下する。
したがって、低分子量ジエン系重合体の分子量は1、n
 Ofl〜120,000とりわけ3,000〜80,
000の範囲にあるのが好ましい。また、低分子量ジエ
ン系重合体のビニル結合量が多過き゛ると、変性する反
応の際に増粘、ゲル化が起りやすく、変性反応自体が煩
雑となるばかりでか<、得られた変性低分子量ジエン系
重合体を無機充填剤の表面処理に供した場合、処理効率
も低下してくる。したがって低9− 分子量ジエン系重合体のビニル結合量は35%以下、と
りわけ25%以下であるのが好ましい0なお、変性反応
時の増粘、ゲル化を抑えるため、低分子量ジエン系重合
体の構成には十分留意する必要があり、例えばブタジェ
ンや1,3−ペンタジェンを用いる場合にはゲル化しに
くいミクロ構造を有する重合体を選択するのが望ましい
本発明において、主鎖を構成する単量体に基づき2〜4
0モルiのカルボキシル基を有する低分子量ジエン系重
合体とは、上記の如き通常のジエン系重合体の主鎖炭素
原子上の水素原子の一部がカルボキシル基で直接置換さ
れているか、もしくは炭素数1〜5のアルキレン基を介
してカルボキシル基で置換されている構造を有し、かつ
重合して主鎖を形成している単量体成分に基づき2〜4
0モルチ好ましくは5〜25モルチのカルボキシル基含
有率のものをいう。ここでカルボキシル基とは酸無水物
基をも包含する用語であり、含有率は酸無水物基1個を
カルボキシル基2個に換算して表示するものとする。該
重合体の分子量が小さ過10− ぎると無機充填剤の補強性の改善効果が乏しく、また分
子量が大き過ぎると無機充填剤の表面処理のための作業
効率が低下し、ひいては充填剤の補強性の改善効果が低
下する。
本発明において、無機充填剤の補強性改善に関して特に
重要なことは、上記のカルボキシル基を有する低分子量
ジエン系重合体に含有されているカルボキシル基の5〜
90チ、好ましくは10〜70チが第3アミン窒素を有
していてもよい第1アミンもしくは第2アミンとアミド
結合を形成しているか、または第3アミン窒素を有する
アルカノールとエステル結合を形成していることである
。かかる結合は、カルボキシル基に対してアミンまたは
アルコールを反応させることによって形成するのが実際
的であるが、結果として該結合を有するジエン系重合体
が得られる限り、本発明では形成手段は特に限定されな
い。またアミド結合は、第1アミンが2個のカルボキシ
ル基と同時にアミド結合を形成した形のイミド結合をも
包含するものである0 本発明において好適なアミンとして言及しうる第3アミ
ンの形の窒素原子を有していてもよい第1アミンおよび
第2アミンは下記一般式(1)、(2)、(81および
(4)で示される。
上記式(1)、(2)、(8)および(4)においてA
1およびA2は酸素原子で炭素−炭素連鎖が中断されて
いてもよい炭素数1〜12、好ましくけ1〜8の炭化水
素鎖、とくに好ましくは炭素数1〜6アルキレン基であ
り、R1およびRAは炭素数1へ・20、好ましくは1
〜10の炭化水素基とくに軽重【7くは炭素数1へ・6
のフルキル基を表わし、R2とR3、R4とR5および
R7とR8は相互に同−甘だけ累々り、それぞれ炭素数
1〜]2、好ましくは1〜8の炭化水素基とくに好1し
くけ炭素数1〜6のアルキル基を表わすか、またはそれ
らが結合している窒素原子と一緒になってピペリジノ基
、ピペラジノ基、モルホリノ基もしくはピロリジノ基の
構成員であることを表わす。これらのアミンのうち、式
(1)および(8)で示される第1アミンおよび第2ア
ミンよりも、式(2)および(4)で示される第3アミ
ンの形の窒素原子を有する第1アミンおよび第2アミン
が、無機充填剤の補強性改善の点で一層好捷しい。本発
明において使用されるアミンを以下に例示する。
(ジメチルアミノ)エチルアミン、(ジエチルアミン)
エチルアミン、(ジメチルアミノ)プロピルアミン、(
ジエチルアミノ)プロピルアミン、(ジ−ミープロピル
アミノ)プロピルアミン、(ジブチルアミノ)プロピル
アミン、(ジメチルアミノ)エトキシエチルアミン、ピ
ロリジノエチルアミン、ピロリジノプロビルアミン、ピ
ペリジノエチルアミン、ピペリジノプロビルアミン、モ
ルホリノエチルアミン、モルホリノプロピルアミン、ジ
エチルアミン、ジインプロピルアミン、ジブチA・アミ
ン、エチルアミン、ブチルアぐン、13 プロピルアミン。
第3アミンの形の窒素原子を含有するアルカノールとし
て本発明において好適なものは下記一般式(6)で示さ
れるものである。
式(6)中R9およびR10は同一または異なり、それ
ぞれ炭素数1〜15好ましくは1〜1oの炭化水素基と
くに好ましくは炭素数1〜6のアルキル基を表わすか、
またはこれらが結合している窒素原子と一緒になってピ
ペリジノ、ピペラジノ、モルホリノもしくはピロリジノ
基の構成員であることを表わし、nは1〜20好ましく
は1〜6の数を表わす。本発明が使用可能なアルカノー
ルの例としては次のものを挙げることができる。
(ジメチルアミノ)エチルアルコール、(ジエチルアミ
ン)エチルアルコール、(ジメチルアミノ)プロピルア
ルコール、(ジェ−f−A/アミノ)プロピルアルコー
ル、ピロリジノエチルアルコール、  ヒOIJ シ、
/ フロビルアルコヘル、ヒベリ−1,4− ジノエチルアルコール、ピペリジノプロビルアルコール
、モルホリノエチルアルコール、モルホリノプロピルア
ルコール、1.3−ビス(ジメチルアミノ)−2−ヒド
ロキシプロパン。
前述したように、上記アミン類もしくはアルカノールと
カルボキシル基とが反応した形のアミド結合もしくはエ
ステル結合が所定量存在する低分子量ジエン系重合体が
結果として得られる限り、本発明の変性重合体はどのよ
うな方法で製造されてもよいが、代表的な製造法につい
て説明すれば次のとおりである。
カルボキシル基を有する低分子量ジエン系重合体ハ、 
無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸モノエステル
、チオグリコール酸等を常法により、例えばポリブタジ
ェン、ポリイソプレン、ポリペンタジェン、イソプレン
−ブタジェン共重合体、イソプレン−スチレン共重合体
、イソブレy−7クリロニトリル共重合体、イソプレン
−ペンタジェン共重合体、ブタジェン−スチレン共重合
体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、イソブチ
レン−イソプレン共重合体まだはエチレン−プロピレン
−ジエン共重合体等の低分子量重合体に付加することに
より調製される。また、ブタジェン、インブレンまたけ
1,3−ペンタジェン等の共役ジエン単量体とアクリル
酸、メタクリル酸寸たけ無水マレイン酸等のカルボキシ
ル基を有する単量体、すなわちα、β−不飽和モノ″1
.たけジカルボン酸単量体とを共重合することによって
も製造することができる。カルボキシル基の含有量は、
反応成分の量および/または反応条件によって容易に調
節しうる。得られたカルボキシル基含有低分子量ジエン
系重合体に前記の第1アミン、第2アミンもしくけアル
カノールを反応させることにより本発明の変性低分子量
重合体が得られる。反応は常温千゛なされる場合もある
が、一般には40−220℃に加熱して行なわれる。必
要ならば、ヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の有機溶媒が使用される。無水マレイン酸を付加した低
   j分子量ジエン系重合体と一般式(1)または(
91で示される第1アミンを反応させると、アミドカル
ボン酸構造となるが、第1アミンによるアミドカルボン
酸は、さらに高温で処理し、脱水反応すれば閉環しイミ
ド環に変換する。低分子量ジエン系重合体に付加したカ
ルボキシル基と第1アミンまたは第2アミンとを反応さ
せる際に、その温度が比較的低温であり穏やか彦場合は
酸とアミンとの結合力はイオン結合のために弱く、容易
に加水分解されてしまう。17たがって、との反応の際
には、例えば比較的温度の高い条件で反応させ、酸とア
ミンとの間で脱水反応を十分おこさしめ、目的とするア
ミド構造を形成させる必要がある。形成されるアミド結
合またはエステル結合のfは反応させる第1アミン、第
2アミンオたけアルカノールの址によってコントロール
するのが実際的である。
本発明の変性低分子量ジエン系重合体を製造する方法と
しては、第3アミンの形で9素原子を有していてもよい
第1アミンもしくは第2アミンとα、β−不飽和カルボ
ン酸とのアミド化生成物、または第3アミンの形で窒素
原子を有するアルカノールとα、β−不飽和力ルボン酔
とのエステル=17− 化生成物を、直接低分子量ジエン系重合体に付加させる
方法がある。その際、カルボキシル基を有する化合物を
も付加させる必要があれば、またカルボキシル基を有す
る化合物を付加をせた方がよい場合には、前記アミド化
生成物もしくはエステル化生成物に加えて、アクリル酸
、メタクリル酸、無水マレイン酸、マレイン?’iH,
L<Hマレイン酸モノエステル等のα、β−不飽和カル
ボン酸を共に付加させる手段がとられる。前記アミド化
生成物とは、前記一般式(1)〜(4)で示されるアミ
ンとアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸もしく
けマレイン酸等のα、β−不飽和カルボン酸とのアミド
化による反応生成物で、好斗しく使用される例としては
、l゛J、N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミ
ドもしくはN、N−ジエチルアミノプロピルメタクリル
アミド等の(メタ)アクリルアミド、N−ジメチルマレ
アミド酸、N−ジエチルマレアミド[、N (N’、 
N’−ジメチルアミノ)エチルマレアミド酸、 N(N
’、N’−ジメチルアミノ)プロピルマレアミド酸、N
(N’、N’−ジエチルアミ18− ノ)エチルマレアミド酸もしくはN (N’、 N’−
ジイソプロピルアミノ)エチルマレアミド酸等のマレア
ミド酸、寸たはN (N’、 N’−ジメチルアミノ)
エチルマレイミド、 N(N′、N’−ジエチルアミノ
)エチルマレイミド、 N(N’、N’  ジインプロ
ピルアミノ)エチルマレイミド、N(N’、N’−ジメ
チルアミノ)プロピルマレイミドもしくはN’ (N’
、 N’ −シxチルアミノ)プロピルマレイミド等が
挙げられる。
またエステル化生成物とは、前記一般式(5)で示され
るアルカノールとアクリル酸、メタクリル酸、無水マレ
イン酸もしくはマレイン酸とのエステル化による反応生
成物で、その例としてはN、N  −ジメチルアミンエ
チルアクリレ−)、N、N−ジエチルアミノエチルアク
リレ−)、N、N−ジメチルアミノプロピルアクリレ−
)、’N、N−ジエチルアミンプロピルアクリレート、
N、N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、N、N
−ジメチルアミノプロピルメタクリレートも17〈はN
、N−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート等の(メタ)アクリレートが挙げられる。これ
らの、第3アミンの形で窒素原子を有していてもよい不
飽和カルボン酸のアミド化生成物またはエステル化生成
物のなかでも、第3アミンの形で窒素原子を有している
マレアミド酸またはマレイミドが好ましく使用される。
これらのマミド化生成物またはエステル化生成物の低分
子量ジエン系重合体への付加反応は、不飽和カルボン酸
外たはその誘導体の低分子量ジエン系重合体への付加反
応と同様に行々うことができる。溶媒まだはラジカル触
媒は用いても用いなくともよく、60〜230℃に加熱
反応することにより付加反応が行なわれる。
反応の際にはゲル化防止剤が使用される場合があるが、
反応時の増粘、ゲル化を抑えることを考慮すると、反応
に供される低分子量ジエン系重合体としては、イソプレ
ン系重合体が好捷しい。
また、ブタジェン、イソプレンまたは1,3−ペンタジ
ェン等の共役ジエン単量体を重合する際に■■第3アミ
ンの形で窒素原子を有していてもよい不飽和カルボン酸
のアミド化生成物またはエステル化生成物を共重合させ
ることによっても、本発明の変性低分子猪ジエン系重合
体が得られる。
ここで用いる第3アミンの形で窒素原子を有していても
よい不飽和カルボン酸のアミド化生成物またはエステル
化生成物は前述したとおりのものでよいが、なかでも第
3アミンの形で窒素原子を有する(メタ)アクリアミド
もしくは(メタ)アクリルレートが好ましく用いられる
。共重合するにあたっては、必要に応じてα、β−不飽
和カルポン酸を共重合成分として用いてもよい。このよ
うな共重合は、単量体成分が官能基を有するのでその成
分の導入量の制御の難易度からみてラジカル重合法が好
オしい。
こうして得られた変性低分子量ジエン系重合体は、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、クレー、ケ
ルク、シリカ、マイカ、硫酸バリウム、硫酸カルシウム
または硫酸アルミニウム等の無機充填剤の補強性を改善
するのに極めて有用である。前記重合体を用いる無機充
填剤の処理および処理された充填剤の固形ゴムへの配合
について、以下に説明する。
21−− 変性低分子量ジエン系重合体は、そのまま、または水、
有機溶剤もしくは有機溶剤/水の混合溶媒に溶解または
分散せしめた状態で無機充填剤の表面処理に供してもよ
いが、無機充填剤の表面処理の効率の面から、前記の変
性低分子量ジエン系て腸いるのが好ましい。ここで塩基
性化合物とは、低分子量ジエン系重合体中のカルボン酸
と中和反応し、イオン結合を形成しつる化合物であり、
具体的なものとしては水酸化ナトリウムや水酸化カリウ
ム等の1価のアルカリ金属の水酸化物、アンモニア、ジ
アルキルアミン、n−ブチルアミン等の1価のアミンが
挙げられる。この中和反応は、水媒体中、有機溶剤媒体
中、または水/有機溶剤混合溶媒中で行なわれる。とこ
で使用される有機媒の例としては、酢酸ブチル、酢酸エ
チレングリコールモノメチルエーテル、酢酸エチレンク
リコールモノエーテル−3−メトキシブタノール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、ジオキサン、メチ
ルイソプロノルケトン、メチルエチルケトン、アセトン
、ギシレンまたバドルエンカ挙ケられる。有機溶剤の使
用は、後処理の点で問題を生じる場合があるので水媒体
中での処理が最も好ましい。この場合、水中での分散性
の点から中和反応前の変性低分子址ジエン系重合体は8
モル係以上カルボキシル基を含有しているのが望まれる
中和反応は必ずしも付加しているカルボキシル基または
酸無水基の全部に対して実施する必要はないが1.カル
ボキシル基換算で(酸無水物基1個はカルボキシル基2
個で計算する)、少くともlOチ、より好オしくけ50
%以上が中和されるように実施するのがよい。
本発明の変性低分子量ジエン系重合体は、特に炭酸カル
シウムの表面処理に用いられた場合に好ましい結果を与
えるので、炭酸カルシウムの表面処理について以下説明
する。
一般に、粒子径の小さい炭酸カルシウムは、例えば「プ
ラスチックおよびゴム用添加剤実用便覧」(化学工業社
、昭和45年8月10日発行)第589頁に記載されて
いるように、石灰石を焼成して得られた生石灰に水を加
えて水酸化カルシウムスラリーとし、該スラリーに炭酸
ガスを接触させルコとにより、微粒子状の炭酸カルシウ
ムとして析出させ、それを乾燥することに得られるが、
本発明の変性低分子量ジエン系重合体を表面処理剤とし
て使用する場合には、変性低分子量ジエン系重合体の添
加は、炭酸ガスを吹込む直前でも、炭酸ガスの吹込みと
同時でもよいし、炭酸ガスの吹込んだ直後であってもよ
い。場合によっては、炭酸ガスの吹込みと変性低分子量
ジエン系ゴムの添加とを数回にわけて交互に繰り返えす
という方法をとってもよい。典型的な例としては、炭酸
ガスが水酸化カルシウムスラリーに吹込んだ後、変性低
分子量ジエン系重合体を添加し、よく攪拌混合後、さら
に炭酸ガスが吹込み、続いて次の脱水・乾燥工程に供す
る方法が挙げられる。この際、変性低分子量ジエン系重
合体は、表面処理の効率の点および排水の後処理の点か
ら考えれば、有機溶剤または有機溶剤/水混合溶媒を用
いた溶液またけ分散液の状態で添加するより、水溶液ま
たは水分散液の状態で添加する方が好ましい。なお、本
発明の低分子量ジエン系重合体を用いる炭酸カルシウム
の表面処理においては、従来から表面処理剤として使用
されている脂肪酸や樹脂酸、さらには、各種界面活性剤
、リグニン、シラン化合物、有機チタネート、ポリアク
リル酸、カルボキシメチルセルロース等の水溶性重合体
、単にカルボキシル基のみを官能基として有する低分子
量ジエン系重合体、単にアミン基のみを官能基として有
する低分子−ジエン系重合体が併用されていてもよい。
このよう々表面処理は炭酸マグネシウムの表面処理にも
適用できる。
このように1〜で得られた変性低分子量ジエン系を有し
でいる。極度に微粉になると充てん剤としての取扱い作
業性で間頭となる場合があるし、また粒子径が大きい補
強性は低くなってくるので、炭酸カルシウムまたは炭酸
マグネシウムの粒子径25− としでは、0.005〜5μがより好ましい。他の無機
充填剤の場合もほぼ同様である。
変性低分子量ジエン系重合体による表面処理無機充填剤
、特に炭酸カルシウムまたは炭酸マグネシウム(粒子)
において前記重合体は一般に無機充填剤100重量部に
対して0.05〜20重量部付着される。変性低分子量
ジエン系重合体の付着量がシウムが得られにくくなるし
、充填剤として使用した場合にかえって物性上で問題が
でてくるし、無機充填剤のコスト上昇をまねき、工栗的
技術と填剤100重量部に対して0.5〜10重量部の
範囲が好ましい。
とのような、変性低分子量ジエン系重合体で表面処理さ
れた無機充填剤、特に炭酸カルシウムまたは炭酸マグネ
シウムは、天然ゴム、合成ポリイソプレンゴム、ポリブ
タジェンゴム、ポリペンタ26− ジエンゴム、イソプレン−ブタジェン共重合ゴム、スチ
レン−ジエン(ブタジェンまたはイソプレン)共重合ゴ
ム、アクリロニトリル−ジエン(ブタジェンまたはイソ
プレン)共重合ゴム、クロロブレンゴム、エチレン−プ
ロピレン−ジエン共重合ゴム等のジエン系ゴム廿た(は
ぞれらの混合物、エチレン−アクリル共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体等のエチレン系ゴム捷たけそれらの混合物の補強性充
填剤として1史用した場合に補強効果が大きいので、極
めて有用である。もちろん、ポリウレタンゴム、シリコ
−ンゴム、フッ素ゴム、ポリエステルゴム、エピクロル
ヒドリンゴム等の前記以外のゴムにも適用できることは
いうまでもない。ゴム配合)場合に(d、ゴムに本発明
の変性低分子用ニジエン系ゴムで表面処理した無機充填
剤以外に、イオウ、バーオギサイドまたけキノンオキシ
ム等の加硫剤、加硫促進剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、
老化防1ヒ剤、可塑剤等のゴノ、配合薬品が適宜添加さ
れる。
また必要に応じて未処理の充てん剤(例えば、カーボン
ブラック、シリカ、クレー、マイカ)や従来の表面処理
光てん剤を添加してもよい。かかるゴム配合において、
本発明の変性低分子量ジエン系重合体を用いて表面処理
した無機充填剤、特に炭酸カルシウムや炭酸マグネシウ
ムは、通常、ゴム]、 O0重量部に対して5〜500
重量部、補強性発現効果等を考慮すれば20へ一300
’i量部の割合で使用される。このようにして得られる
ゴノ、配合物ハ二−ダー、ロールミル、バンバリーミキ
サ−1押出機カどで混合され、加硫成形され、タイヤ、
ベルト、ゴムロール、防振材、ゴムホース、各種工業用
品さらには履物等のゴム製品に用いられる。
かお、本発明の変性低分子量ジエン系重合体を用いて表
面処理した無機充填剤は、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−ブ
タジェン共重合体、ポリアクリレート等のプラスチック
ス(熱可塑性樹脂)の補強性充填剤としても有用である
。丑だポリエチレンやポリプロピレン等の無極性のプラ
スチックスに適用した場合、その接着性、塗装性さらに
は印刷特性の改善に効果があり、有用である。
以下、実用物によって本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものでは
ない1) 以下余白 29一 実施例1および比較例1.2 数平均分子量が13,000で、ビニル結合量10チで
ある低分子量ポリイソプレンに無水マレイン酸(以下、
MANと略記する)を180℃で反応させることにより
、MANが18モルチ付加した低分子量ポリイソプレン
(LMP−A>を得た。なお、このMAN変性低分子量
ポリイソプレンのMANの付加量は適定法による酸価の
測定により求めた。
次いで付加したIVl[ANと当モル量の(ジエチルア
ミノ)エチルアミンを添加し、100℃で反応させた。
反応生成物の赤外線スペクトルを測定すると、アミンを
添加する前に存在していた酸無水物基に基づ<’179
0および1865cln”付近の吸収が、アミンを添加
し反応した後では全く消失し、新たに1700m’にア
ミドカルボン酸に基づく吸収が現われており、前記アミ
ンがほぼ100%反応したことが確められた。すなわち
、前記アミンを反応させることによj5N(N’、N’
−ジエチルアミノ)エチルマレアミド酸(以下、MA[
相]と略記す)が18モルチ付加した変性低分子量ポリ
イソプレン30− (LMP−B)が得られていることが判った。。
次に、前記のN (N’ 、 N’−ジエチルアミノ)
エチルマレアミド酸変性低分子量ポリイソプレンを水酸
化ナトリウム水浴液に溶解し、完全に中和し、10重敞
多の水溶液を調製した。
生石灰に水を添加して調製した15MN%の水酸化カル
シウムスラリーに炭酸ガスを吸込み、炭酸カルシウムの
生成がはじまると同時に上記のN(N’ 、 N’−ジ
エチルアミン)エチルマレアミド酸変低分子哨ポリイソ
プレンが固形分で5jlt部になるよう添加し、攪拌混
合下に混合液の…が9.0になる寸で炭酸ガスを吹込み
続けた。次いで炭酸カルシウムの水分散体を脱水し、乾
燥して粒子径0.04〜0.1μのMAo変性低分子量
ポリイソプレンによる表面処理炭酸カルシウムを得た。
なお、上記炭酸カルシウム水性分散体より脱水した水を
分析したところ、脱水のなかに添加量の約8重量%の変
性低分子量ポリイノブレンが検出され、添加量の約92
重量係が炭酸カルシウムの表面に消費、付加されている
ことが判った。
N(N’、N/−ジエチルアミノ)エチルマレアミド酸
変性低分子量ポリイソプレンを用いて表面処理した炭酸
カルシウムを用い、表1に示しだ合成シス−1,4−ポ
リイソプレンゴム配合によりロール混合し、145℃で
プレス加硫し、得られた加硫ゴム物性をJISに基いて
調べた。その結果を表2に示した。
第   1   表 表面処理炭酸カルシウム       75酸化亜鉛 
              4ステアリン酸    
         3イオウ            
    2加硫促進剤D M 21         
 1f)’r3)            0.3一方
、比Hのために、MAN変性低分子量ポリイソプレンの
水酸化ナトリウム水溶液を用いて表面処理しプr炭酸カ
ルシウム、および市販の脂肪酸で表面処理した炭酸カル
シウムを用いる他は上記と同様にして加硫ゴムを作製し
たところ、表2に示した結果が得られた。なお、MAN
変性低分子量ポリイソプレンの水酸化ナトリウム水溶液
を用いて表面処理した炭酸カルシウムは、前記のVAN
変性低分子量ポリイソプレン(LM” )k 前記方法
と同様にして水酸化ナトリウム水溶液とし、前記方法と
同様に表向処理することにより調製した。MAN変性低
分子量ポリイソプレンの炭酸カルシウムへの付加量は+
VI A[相]変性低分子量ポリインプレンの伺加猶と
同様約92重量%であった。
また炭酸カルシウムの粒子径は、前記と同様0.04〜
0.1μであった。
以下余白 33− 表     2 〈加硫物々性〉 300チモジユラス(吟〆一)     46    
   30      19破断強度 (/l)  2
29   203   212破断伸度  (チ)  
 720   750   780硬   度(JIS
−Al    59     52     47表2
より明らかなように、 N(N/、N/−ジエチルアミ
ノ)エチルマレアミド変性低分子量ポリイソプレンで表
面処理した炭酸カルシウムは、MAN変性低分子量ポリ
イソプレンで表面処理したものに比較して、著しくすぐ
れた補強性を示す。特に加硫ゴムの300%モジュラス
、硬度および引裂き強度の向上が顕著である。
以下余白 34− 実施例2および比較例3 数平均分子量が5,500で、ビニル結合量カ62チの
低分子量ポリイソプレンに無水マレイン酸(MAN)を
200℃で反応することによりMANが133モル%付
加た変性低分子量ポリイソプレン(LIvfP−C)を
得た。次に、このMAN変性低分子量ポリイソプレンに
ジブチルアミンを付加MANの0.7モル当量添加し、
80℃で加熱攪拌することにより、付加MANの一部に
アミンを反応させ、最終的にuMANが3.9モルチと
N−シフチルマレアミド酸(MA@lと略記す)が9,
1モル%付加した変性低分子量ポリイソプレン(LMP
−1)) を得り。前i(3M A N変性低分子量ポ
リイソプレン(LMP−C)およびMAo変性低分子量
ポリイソプレン(LMP−D)を各々水酸化カリウム水
喀液に溶解し、完全に中和し、10重量%の水溶液を調
製した。
生石灰を水に添加して調製した15重量%水酸化カルシ
ウムスラリーに炭酸ガスを充分吹込み、炭酸カルシウム
を析出させた後、炭酸カルシウム100重量部あたシ固
形分で3.5重量部に相当するよう量のMAN変性低分
子量ポリイソプレンの水酸化カリウム水溶液およびMA
o変性低分子量ポリイソプレンの水酸化カリウム水溶液
を、各々添加し、激しく攪拌した後、脱水し、乾燥し、
粒子径が0.05〜0.09μの低分子量ポリインプレ
ン表面処理炭酸カルシウムを得た。上記の脱水の際に生
じた水を分析したとζろ、各々、添加量の約80重量%
の変性低分子量ポリイソプレンが炭酸カルシウムに付着
していることが判った。
実施例1における表1に示した配合により、合成シス−
1,4−ポリイソプレンゴムの配合物をつ〈シ、実施例
1と同様に加硫し、その加硫物々性を測定しく表3)、
表面処理炭酸カルシウムの加硫物々性の効果上の寄与を
調べた。
以下余白 表     3 300チモジユラス(吟/i)      31   
     21破断強度 (II)   249   
 213破断伸度  (%)   740    77
0表から明らかなようにIMA@変性低分子量ポリイン
プレン表面処理炭酸カルシウムを用いたゴム組成物は、
MAN資性資性低分子量ポリイソプレ面表面処理炭酸カ
ルシウムいたゴム組成物に比べてすぐれた物性を有して
いる。
実施例3および比較例4,5 数平均分子量が9,000で、ビニル結合量が23饅の
低分子量ポリブタジェンと無水マレイン酸(’MAN)
とを反応させることにより、MANが155モル%付加
た変性低分子量ポリブタジェン37− (LMP−E)を得た。このMAN変性低分子量ポリブ
タジェンと(ジメチルアミノ)エチルアルコールとを1
00℃で加熱攪拌することにより、付加MANを半エス
テル化し、マレイン酸モノ(ジメチルアミノ)エチルエ
ステル(MA■と略記ス)の付加した変性低分子量ポリ
ブタジェン(LMP−F)を調製した。一方、前記のM
AN変性低分子量ポリブタジェン(LMP−E)とエチ
ルアルコールとを反応させ、付加MANを半エステル化
し、マレイン酸モノエチルエステル(MM E ト略記
−t−)の付加したMME変性低分子量ポリブタジェン
(LMP−G)を得た。次いで前記のMA■変性低分子
量ポリブタジェン(LMP−F)およびMME変性低分
子量ポリブタジェン(LMP −G )を各々アンモニ
ア水に溶解し、完全に中和し、10重量%の水溶液を調
製した。
このようにして得られた変性低分子量ポリブタジェンの
アンモニア水溶液を用いる以外は、各々、実施例2と同
様に水酸化カルシウムスラリーを処理したところ、添加
した変性低分子量ボリブタジ38− エンの約70重量%が付着した炭酸カルシウム(粒子径
0.02〜0.07μ)が得られた。
前記変性低分子量ポリブタジェン表面処理炭酸カルシウ
ムおよび市販の脂肪酸異面処理炭酸カルシウムとを充填
剤とし、表4に示したスチレン−ブタジェン共重合ゴム
配合をバンバリー混合機で行ない、145℃で熱プレス
加硫し、その加硫物々性を測定した。その結果を表5に
示した。
表     4 スチレン−ブタジェン共重合ゴム     100表面
処理炭酸カルシウム      100酸化亜鉛   
          5ステアリン酸        
   1イオウ              2加硫促
進剤1〕M1 tt   I)T           O,3表  
   5 〈加硫物々性〉 300%モジュラス(胤/i)     69    
 35     17破断強度 (#)  123  
 97    ss破断伸度  (%’)   620
  640  660硬   度[JIS−A]   
 67    62     55引裂き強度(v勺)
   38   25   19実施例4および比較例
6 実施例1および比較例1で各々調製したMA■変性低分
子量ポリイソプレンおよびMAN変性低分子量ポリイン
プレンを用い、実施例1と同様にして水酸化ナトリウム
水溶液とした。
水酸化マグネシウムに水を添加して得られた炭酸マグネ
シウムの10重量%スラリーに炭酸ガス   ノを吹込
むと同時に上記変性低分子量ポリイソプレンの水酸化ナ
トリウム水溶液を最終的に得られる炭酸マグネシウム1
00重量部に対して変性低分子量ポリイソプレンの固形
分で5重量%になるよう添加した。変性低分子量ポリイ
ソプレンの添加終了後も充分炭酸ガスを吹込み、重炭酸
マグネシウムをi!lfi裂した。得られた重炭酸マグ
ネシウムを加熱分解し、変性低分子量ポリイソプレンで
表面処理された炭酸マグネシウム(粒子径0,05〜0
.7μ)を調製した。
このようにして得られた表面処理炭酸マグネシウムを表
面処理炭酸カルシウムの代シに同量用いる他は表1に示
した合成シス−1,4−ポリイソプレンゴム配合によシ
ゴム組成物をつくり、実施例1と同様にして加硫ゴムを
作成した。その加硫物々性を表6に示した。
以下余白 41− 表     6 実施例4   比較例6 〈加硫物々性〉 300%モジュラス(聯/d)       57  
     32破断強度 (rt )    203 
  173破断伸度  (チ)    610   6
50硬   度 [JIS −A、:l     61
      57引裂き強度(k−)    49  
  41特許出願人 株式会社 り ラ し 代理人 弁理士本多 堅 42−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 主鎖を構成する単量体に基づき2〜40モルチの
    カルボキシル基を含有する分子(41,000〜120
    ,000の低分子量ジエン系重合体であって、該カルボ
    キシル基の5〜90%が第3アミンの形の窒素原子を有
    していてもよい第1アミンもしくけ第2アミンとアミド
    結合を形成しているか、または第3アミンの形の窒素原
    子を有するアルカノールとエステル結合を形成している
    変性低分子量ジエン系重合体。 2、第1アミンが下記一般式(1) %式%(1) 〔式(1)中、R1は炭素数1〜20の炭化水素基を表
    わす〕で示されるアミンである特許請求の範囲第1項記
    載の変性低分子量ジエン系重合体。 =1− 〔式(2)中、A1は酸素原子で炭素−炭素連鎖が中断
    されていてもよい炭素数1〜12の炭化水素鎖を表わし
     R2およびR3は同一または異なり、それぞれ炭素数
    1〜12の炭化水素基を表わすか、またはこれらが結合
    している窒素原子と一緒になってピペリジノ、ピペラジ
    ノ、モルホリノもしくはピロリジノ基の構成員であるこ
    とを表わす〕で示される第3アミンの形の窒素原子を有
    する第1アミンである特許請求の範囲第1項記載の変性
    低分子量ジエン系重合体。 4、第2アミンが下記一般式(8) 〔式(8)中、R4およびR5は同一または異々りそれ
    ぞれ炭素数1〜12の炭化水素基を表わす〕で示される
    アミンである特許請求の範囲第1項君己載の変性低分子
    量ジエン系重合体。 56  第2アミンが下記一般式(4)〔式(4)中、
    A2は酸素原子で炭素−炭素連鎖が中断されていてもよ
    い炭素数1〜12の炭化水素鎖を表わし、R6は炭素数
    1〜20の炭化水素基を表わし R7およびR8は同一
    または異なりそれぞれ炭素数1〜12の炭化水素基を表
    わすか、またはこれらが結合している窒素原子と一緒に
    なってピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノもしくはピ
    ロリジノ基の構成員であることを表わす〕で示される第
    3アミンの形の窒素原子を有する第2アミンである特許
    請求の範囲第1項記載の変性低分子量ジエン系重合体。 6、第3アミンの形の窒素原子を有していてもよい第1
    アミンが2個のカルボキシル基と同時にアミド結合を形
    成している特許請求の範囲第1項記載の変性低分子量ジ
    エン系重合体。 7、第3アミンの形の窒素原子を有するアルカノールが
    下記一般式(5) 〔式(5)中 R9およびR10は同−捷たは異なシ、
    3− それぞれ炭素数1〜15の炭化水素基を表わすか、また
    はこれらが結合している窒素原子と一緒になってピペリ
    ジノ、ピペラジノ、モルホリノもしくはピロリジノ基の
    構成眞であることを表わし、nは1〜20の数を表わす
    〕で示されるものである特許請求の範囲第1項記載の変
    性低分子量ジエン系重合体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6160731A (ja) * 1984-08-22 1986-03-28 インペリアル・ケミカル・インダストリーズ・ピーエルシー 充填剤及び充填剤を含有する重合体組成物
JP2009287018A (ja) * 2008-04-28 2009-12-10 Bridgestone Corp 変性低分子量共役ジエン系重合体
JP2010196004A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The ジエン系ゴム組成物
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WO2022224686A1 (ja) * 2021-04-20 2022-10-27 デンカ株式会社 樹脂組成物及び成形品

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