JPS5919911B2 - 半絶縁性3−5族化合物単結晶 - Google Patents

半絶縁性3−5族化合物単結晶

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JPS5919911B2
JPS5919911B2 JP51034812A JP3481276A JPS5919911B2 JP S5919911 B2 JPS5919911 B2 JP S5919911B2 JP 51034812 A JP51034812 A JP 51034812A JP 3481276 A JP3481276 A JP 3481276A JP S5919911 B2 JPS5919911 B2 JP S5919911B2
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semi
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chromium
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泰裕 西田
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    • H01L29/02Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/12Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed
    • H01L29/20Semiconductor bodies ; Multistep manufacturing processes therefor characterised by the materials of which they are formed including, apart from doping materials or other impurities, only AIIIBV compounds
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高比抵抗の■−V族化合物結晶、特に砒化ガリ
ウム結晶に関するもので、従来のクロムをドープした半
絶縁性砒化ガリウム、あるいは酸素をドープした半絶縁
性砒化ガリウムよりも、更に酸素とクロムを合わせてド
ープした、本出願人らの先の発明「半絶縁性砒化ガリウ
ム結晶」〔昭和47年4月4日付特願昭47−3364
8号(特開昭48−102570号公報)〕による半絶
縁性砒化ガリウムよりも、非常に再現性よく、高比抵抗
でかつ高い結晶の完全性をもつ半絶縁性砒化ガリウム結
晶を提供するものである。
半絶縁性砒化ガリウム結晶は主としてショットキー・ゲ
ート電界効果トランジスタ(MESFET)などの各種
マイクロ波素子、光集積回路などの光半導体素子等の基
板として使用されるが、上記基板の電気特性および結晶
性が高がいかに再現性よく実現されるかが、特に工業的
な面では重要な問題である。
従来、300°にでの比抵抗が106Ω・α以上の砒化
ガリウム結晶としては大別して、■クロムをドープした
砒化カリウム ■酸素をドープした砒化ガリウム ■酸素トクロームをドープした砒化ガリウムがある。
これらの半絶縁性砒化ガリウムの問題点をエネルギーバ
ンド図を用いて説明する。
第1図、第2図および第3図はエネルギーバンド図で、
それぞれクロム型、酸素型、および酸素−クロム型の半
絶縁性砒化ガリウムの電子状態を示している。
図において、1(ND)は、浅いドナー不純物準位の濃
度、2 (NA )は浅いアクセプター不純物準位の濃
度、3 (NDD )は深いドナー不純物準位の濃度、
4(NAA)は深いアクセプター不純物準位の濃度、5
(EF)はフェルミ準位、6は伝導帯、Tは価電子帯を
示す。
こ5で浅いドナー不純物としてシリコンおよび砒素空孔
、浅いアクセプター不純物として例えば銅などの残留ア
クセプターおよびガリウム空孔、深いドナーとして酸素
、深いアクセプターとして、クロムを考える。
高比抵抗となるためには、フェルミ準位がクロムヌは酸
素の準位の近傍にあることが必要である。
第1図でのその条件はNM> ND−NA>0である。
こ\でNAの一つである例えば銅は原料や石英から混入
すると考えられるが、原料や石英中の銅の濃度のばらつ
きが大きいので、それを用いて製造した砒化カリウム中
の銅の濃度の制御は困難でばらつきが大きく、1〜5
X 1015crn ’である。
またNAの残りの一つであるガリウム空孔の濃度の制御
も現在の工業的製法では非常に困難である。
従ってNM>ND−NA〉0を再現性よく実現させるた
めには、上記NAA(= Nc r )の制御困難性を
考慮してND (−Ns i )を約1016σ−3程
度とし、かつNAA(−Ncr)をNDの約2倍よりも
多い4×1016cTL−3となるようにドーピングし
なければならない。
一方クロムは砒化ガリウム中での偏析係数が約6×10
″と小さく、その上溶解度も(3〜4)×1017cr
rL−3と小さイノテ、結晶成長において組成的過冷却
を起し易く、同時に析出を起しやすい。
そのためクロムを4X1016Cm−3以上ドープする
と、単結晶歩留が低く、また結晶性、特に転位密度が大
きくなる。
次に第2図で高比抵抗が実現される条件ばNDD>NA
−ND>0である。
前述したようにNAは制御が困難でばらつきが大きいの
で、上記条件を満足するためにはNDすなわちシリコン
濃度は1×1015CIrL−3以下に制御しなければ
ならなG)。
一方融液成長法で成長させた砒化ガリウム結晶のシリコ
ン濃度(Nsi)と酸素濃度(NO)との間にはシリコ
ン濃度(Nsi)を増やせば酸素濃度(NO)が減じ、
酸素濃度(NO’)を増やせばシリコン濃度(Nsi)
が減するようになる関:係がある。
従ってNsiは結晶成長時における残留酸素量(真空度
や原料中の酸素濃度等により決まる)に影響されるので
、特に1×1015crIL−3以下での制御は困難で
あると同時に、一般に用いられている石英ボート成長法
の場合にはN’s’iを小さくしようとすればするほど
砒化ガリウム融液と石英ボートとの「ぬれ」が起りやす
くなり、単結晶歩留が低くなり、また結晶性、特に転位
密度が大きくなる。
又第3図で高比抵抗が実現されるための条件はNDD+
ND>NAA+NA>ND (酸゛素型複合半絶縁性結
晶)ヌはNAA+NA>NDD+ N D > N A
(クロム型複合半絶縁性結晶)である。
この第3図のような半絶縁性砒化ガリウムにおいては、
NDD+NAAをND+NAよりも大きく制御すること
により、熱的に安定な半絶縁性砒化ガリウム結晶が得ら
れることが、前記特願昭47−33648号(特開昭4
8−102570号公報に記載されている。
しかしながらこの場合には第1図および第2図に比べる
と、高比抵抗を実現させるためにとりうるNDなとの許
容範囲は確かに広くなるけれども、結晶性の点からNA
A(=Ncr)を減らして約1×1016Crft−3
にするとNDが3 X 1015crrt−3をこれる
と上記NAAの値、との関係から再現性が悪いので3×
1015crIL−3以下にしなくてはならず、また経
験的にN1)=Nsiとすると前述したように「ぬれ」
を起させないためには、Ns i> 7 X 10”C
rIL”としなければならないことがわかった。
しかしながらシリコン濃度を7×1014〜3×101
5CrrL−3の範囲で結晶内の濃度分布を含めて精密
に制御するのは、前述した理由により困難であるため、
高比抵抗の再現性が不充分であることが分った。
次に第3図において、砒化ガリウム結晶が上述の酸素型
複合半絶縁性結晶とクロム型複合半絶縁性結晶のうちい
ずれかになる為の必要充分条件は、NAA>ND−NA
〉NDDであることが証明できるが、深いドナー準位と
深いアクセプター準位の関係は第3図とは逆に第4図の
ように、深いアクセプター準位の方が深いドナー準位よ
りも伝導帯に近い場合があり得る。
ところがこの第4図の場合でも砒化ガリウム結晶が半絶
縁性を示す為の必要充分条件は、やはりNAA>ND−
NA> −NDDとなることが証明できる。
結局、深いドナー不純物と深いアク雪ブター不純物を同
時に含む複合型半絶縁性結晶が得られる条件は、NA、
A>ND−NA>−NDDであることが分る。
ところが従来の複合型半絶縁性結晶ではクロムと酸素を
同時にドープするとともに、残留シリコン濃度(この場
合ND)をほぼ1015crrL−3以下にしていたの
で(上記先願明細書参照)前述したNAであるNcu濃
度の制御困難性と相俟って、NAA>ND−NA〉−N
DDの右辺の不等式が満足されない場合が生じるのであ
る。
このように少いシリコンを結晶内の濃度分布も含めて精
密に制御することは上述のように困難である。
なおこの困難を避ける事はNDを犬としNAAを更に犬
とすれば原理的に可能であるが、クロムの溶解度が(3
〜4)×1017cIrL−3であることを考えると実
用的には利用できない。
本発明は、紙上の難点を解消したもので、非常に再現性
よく、高比抵抗で、かつ高い結晶性をもつ半絶縁性1−
V族化合物結晶、特に砒化ガリウム結晶を提供せんとす
るものである。
本発明は、深いアクセプター不純物の少くとも一種と深
いドナー不純物の少くとも一種を含み、300°Kにお
ける比電気抵抗が106Ω・α以上の半絶縁側砒化ガリ
ウム結晶において、上記深いドナー不純物は少くとも酸
素を含み、上記結晶中のシリコン濃度を、特に5 X
I Q14crfL−”以上で、かつ2×1015cI
rL−3以下の間の値に入るようにすることによって、
上記酸素を、濃度4X10”crn”以上上記結晶中に
含有させるとともに、シリコン以外の浅いドナー不純物
の少くとも一種を、関係式NAA>ND−NA>NDD
を満足するように含むことを第1の特徴とする半絶縁性
砒化ガリウム単結晶を提供するものである。
但しNAAはクロムの濃度、NDDは酸素を含む深いド
ナー不純物の濃度の総和、NDは浅いドナー不純物の濃
度の総和およびNAは電気的に活性な格子欠陥を含むア
クセプター濃度の総和である。
上記シリコン以外の浅いドナー不純物としてはテルル(
Te)、スズ(Sn)、セレン(Se)硫黄(S)のう
ち少くとも一種とすると良い。
ヌ本発明の第2の特徴は、NAA<ND−NA〈−ND
Dの関係式を満足するように、前述のクロムの溶解度な
どを考慮して、上記クロム濃度(Ncr)が3×101
5cIIL−3よりも大きく、3 X 10”cm 3
よりも小さく限定される点である。
この際、当然NDの値は上記関係式を満足するためには
2X1015crrt ” <ND< 3 X 101
7CrrL−3(NDのうちNsiは前述したように5
X 10”crn ’<Ns i <2 XIQ15
cnL−3である)を満足しなければならない。
ヌ、本発明において特に転位密度の小さい高品質の半絶
縁性砒化ガリウム単結晶とするためには半絶縁性を再現
性よく得るために、クロムの量の制御が容易な範囲で、
かつ低溶解度のために発生する転位を少なくするために
、クロムの量の上限値をおさえてクロム濃度を6×10
15crrL−3〈Ncr〈1.2×1016crfL
−3の範囲にすることが好ましい。
本発明の半絶縁性砒化ガリウム(GaAs)単結晶につ
いて、第4図を用いて説明する。
(1)ND=Nsi+Nx(x=Te%Se、S、Sn
)とし、Nx>Nsiと−すると、NxはNo (=N
D1)。
とは独立に制御することが可能であるからs ND ’
(十Nx )とNDDは独立な値をとることができるの
で、NDDを大きくすることにより、例えば処理などに
よってNAが変動することに対して強くなる。
(2)またテルル、セレン、硫黄、スズの濃度はシリコ
ンのように残留酸素量や温度分布により影響されにくい
ので、例えばI X 1015crrL−3程度の濃度
範囲でも再現性よく制御できる。
(3)またテルルとスズの偏析係数は本発明者らのデー
タによるとそれぞれ2X10−2.2X10−3とシリ
コンの1.4 X 10−’にくらべて小さいので、同
じ少量を結晶中に残すために、多量に原料中に添加する
ことができるので、秤量の誤差が小さくなり、より再現
性よくドーピング制御できる。
(4)NDが制御し易いためND−NAの変動範囲を小
さくできるので、NAAをそれだけ小さくできる。
すなわちクロムの添加量が少なくてすむので、単結晶歩
留が向上し、かつ結晶性も向上する。
以下、本発明を実施例により詳述する。
実施例 1 第5図は本実施例において砒化ガリウム単結晶の製造に
用いた三温度型の結晶成長炉の構成図、炉内温度分布図
および結晶成長用容器図である。
製造方法は、図に示す如く、結晶成長炉は約1245℃
〜1270℃(T1)の高温加熱部16と、1080°
C〜1200°C(T2)この実施例1では1100℃
以上とした中間温度加熱部11と、ひ素の蒸気圧かは\
1気圧になる程度の加熱(T3)を行う1氏温加熱部1
8を具備し、砒化ガリウムを収容するボートとして石英
ボート14を用い、石英ボート14を収容する密封容器
8として、ボート14を収容する室とひ素12を収容す
る室とそれらの室の間に設けられたひ素の蒸気の流通は
認めるが、ガリウムの酸化物やシリコンの酸化物の蒸気
の流通を阻害する細孔部13とよりなるものを使用し、
細孔部13の上記ひ素収容室との境界線と上記中間温度
加熱部11の最低温度位置との距離(L2)を石英ボー
ト14の全長(Ll)にほぼ等しくするか又はより長く
構成し、石英ボート14内にガリウム550g(純度9
9.9999%)、クロム500■およびテルル5■と
As2O330m9を収容し、密封容器8内の低温部に
砒素601(純度99.9999%)を収容し、結晶の
成長速度を約2〜10mm/時としてひ化ガリウム単結
晶を成長させた。
得られた結晶は石英ボート14との「ぬれ」が全くなく
、この結晶の長手方向に垂直な(111)Ga面を3H
2S04:lH2O□:lH2Oを用いて室温で約10
分間エツチングしてエッチピット密度を測定した結果、
転位密度が結晶の先端部で約2.000cm−2、後端
部で約3,000cm ”であることがわかった。
また、この結晶をファンデルパラ法によって電気抵抗を
測定した結果、300°にでの比抵抗が2×108Ω・
儒であり、また触針法によりリーク電流を測定した結果
、測定したウェハ全面にわたって1000ボルトに対し
て1μ八以下であった。
また、この結果を質量分析した結果、シリコンが約1×
1015cIrL−3(コノシリコ7バホー ト14(
7)材料の石英から由来し、その量は本実施例1の三温
度法の中間温度加熱部11の温度を1100°C以上に
したことによる)、テルルが約8X1015IZ77L
’、クロムが約1.5 X 1016cm ”、酸素が
約8X 1 ’ O”6crn−3含まれていることが
わかった。
実施1シリ 2 実施例1と同じ様に三温度帯水平ブリッジマン法にて砒
化ガリウム単結晶を製造する際、実施例1においてクロ
ムを250〜およびテルルを3■と変えて、その他の製
造条件は実施例1と全く同様にして砒化ガリウム単結晶
を成長させた。
得られた結晶は、クロムの量が減少したことによりその
転位密度は先端部で約L O00cm−2、後端部で約
2,500crrL−2であることがわかった。
またこの結晶をファンデルパラ法によって電気抵抗を測
定した結果、300°にでの比抵抗が2×108Ω・α
であることがわかった。
またこの結晶中にはシリコンが約I X 1015an
−3、クロムが約8×1015CTL−3、酸素が約1
×1017CrrL−3含まれていることがわかった。
同様に、テルルの代りにスズ、セレンあるいは硫黄を添
加した場合も同様に高抵抗となった。
このようにして、浅いドナーとしてシリコンを2×10
15CrrL−3以下、特に5×1014CrrL−3
〜2×1015crn−3に制御し、その上で、テルル
、スズ、セレンあるいは硫黄の少なくとも1種を2×1
015CrrL−3〜3×1017Crn−3の範囲で
添加することにより、高比抵抗単結晶の歩留は、浅いド
ナー不純物としてシリコンのみを添加する従来のやり方
では約70%であったものが、はぼ100%と大幅に向
上した。
なお上述の実施例では本発明を水平式ブリッジマン法に
て製造した場合について詳述′したが、更に本発明は、
帯域溶融法、グラジェントフリーズ法や液体カプセル引
上法によって製造された砒化ガリウム結晶においても得
られることはいうまでもない。
更にこのようにして得られた半絶縁性砒化ガリウム単結
晶をウェハにして水素ガス中で2時間熱処理を行ない、
室温まで冷却して再び触針法によりリーク電流を測定し
た所、測定したウェハ全面にわたって1000ボルトに
対して5μA以下の結晶が多かった。
以上述べた如く、本発明は、特許請求の範囲に記載の如
く構成することにより、300°Kにおける比電気抵抗
が106Ω・αで、深いドナーと深いアクセプターを含
む半絶縁性砒化ガリウム単結晶を提供するもので、熱処
理や高温におけるエピタキシャル成長などの厳しい使用
環境で使用されても特性の劣化が起り難く、かつ転位密
度などの欠陥の少い高品質単結晶を提供し、前述のME
SFETや光IC用の半絶縁性基板単結晶として工業的
に重要な貢献が期待される。
ヌ従来の半絶縁性結晶に比較して単結晶歩留が大きいの
で、コスト面での効果も大きく量産化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の基本的原理を説明するため
の砒化ガリウム結晶のエネルギーバンド図で、第1図は
従来のクロム型、第2図は従来の酸素型、第3図は本出
願人が先に発明したクロム酸素型を示し、第4図は他の
複合型半絶縁性砒化ガリウムのエネルギー・バンド図を
示している。 第5図は三温度型水平ブリッジマン法により、本発明の
実施例の半絶縁性砒化ガリウムを製造する方法を説明す
る図で、炉内温度分布図と製造装置の断面図を示すもの
である。 図において、1は、浅いドナー不純物準位の濃度、2は
浅いアクセプター不純物準位の濃度、3は深いドナー不
純物準位の濃度、4は深いアクセプター不純物準位の濃
度、5はフェルミ準位、6は伝導帯、7は価電子帯、8
は石英製容器、9は砒化ガリウム融液、10は結晶化し
た砒化ガリウム、11は砒化ガリウム種結晶、12は砒
素、13は細孔部、14は石英ボート、15は炉芯管、
16は高温加熱部、11は中間温度加熱部、18は低温
加熱部、19は温度分布である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 深いアクセプター不純物のクロムと深いドナー不純
    物の少くとも一種を含み、300°Kにおける比電気抵
    抗が106Ω・α以上の半絶縁性砒化ガリウム結晶にお
    いて、上記深いドナー不純物は少くとも酸素を含み、上
    記結晶中のシリコン濃度を特に5×1014cIrL−
    3以上でかつ、2X1015crrL−3以下の間の値
    に入るようにすることによって、上記酸素を、濃度4X
    10 ” (m=以上上記結晶中に含有させるととも
    に、シリコン以外の浅いドナー不純物の少くとも一種を
    、関係式NAA〉ND−NA〉−NDDを満足するよう
    に含み、かつ上記クロムの濃度が3X 1015crr
    t” よりも大きく、3×1017crt′L−3より
    も小さいことを特徴とする半絶縁性砒化ガリウム単結晶
    。 但しNAAはクロムの濃度、NDDは酸素を含む深いド
    ナー不純物の濃度の総和、NDは浅いドナー不純物)濃
    度の総和およびNAは電気的に活性な格子欠陥を含むア
    クセプターの濃度の総和である。 2 クロムの濃度が6 X 1015σ−3よりも大き
    く、l、 2X I Q”CrrL”よりも小さく、転
    位密度の小さい特許請求の範囲第1項記載の半絶縁性砒
    化ガリウム単結晶。
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