JPS5919849A - ガス検知素子の製法 - Google Patents

ガス検知素子の製法

Info

Publication number
JPS5919849A
JPS5919849A JP12949482A JP12949482A JPS5919849A JP S5919849 A JPS5919849 A JP S5919849A JP 12949482 A JP12949482 A JP 12949482A JP 12949482 A JP12949482 A JP 12949482A JP S5919849 A JPS5919849 A JP S5919849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indium oxide
weight
sensing element
gas
oxide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12949482A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigekazu Kusanagi
草薙 繁量
Masayuki Ishihara
政行 石原
Toru Nobetani
延谷 徹
Kazuhisa Fujii
和久 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP12949482A priority Critical patent/JPS5919849A/ja
Publication of JPS5919849A publication Critical patent/JPS5919849A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
    • G01N27/12Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a solid body in dependence upon absorption of a fluid; of a solid body in dependence upon reaction with a fluid, for detecting components in the fluid

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、メタンなどの可燃性ガスを感知したときに
警報を発するガス漏れ警報器の素子などとして用いられ
るガス検知素子の製法に関する。
金属酸化物半導体に可燃性ガスが吸着したときに生じる
抵抗値変化を利用してガス検知を行う素子は、公知であ
る。発明者らは、このような素子としてすぐれた特性を
示すものを種々開発した。
それらの中で、目的のガスを検知する能力(ガス検知能
)を示す成分すなわち有効成分が酸化インジウム、酸化
錫および酸化パラジウムからなるガス検知素子が、きわ
めてすぐれていることを見出した。たしかに−このガス
検知素子は可燃性ガスが吸着したときに生じる実用濃度
域での素子抵抗値変化が大きく−かつガス濃度に対して
素子抵抗値変化が直線関係を有し、ガス感応性に富んだ
実用性の大きいものである。
ところで、警報器の誤報または失報をなくするためには
、メタン、ブタンおよび水素の3種ガスにバランスよく
感応することが必要であると共に一雑ガスとしてのエタ
ノールに対し、では低感度であることが必要である。そ
のような観点からみだとき一前記酸化インジウム、酸化
錫および酸化パラジウムからなるガス検知素子はい寸だ
充分に満足できるものではない。すなわち−従来のもの
は、メタン、ブタンおよび水素の3種ガスのいずれに対
してもガス感度がすぐれていることは勿論であるが、雑
ガスとしてのアルコール(エタノール)に対しても感度
が大きいのである。しかし、その後の研究により、発明
者らは、この点の改善は、酸化インジウムの原料粉末の
結晶化度を配慮するとと一素子のエージングを行なうこ
と一酸化インジウムの結晶型を配慮すること、酸化錫の
結晶化度にも配慮すること等々により達成されることン
を見出しだ。酸化インジウムの結晶化度の及ぼす影響に
ついて簡単に述べれば、酸化インジウムの結晶化度が小
さすぎると、上記3成分ガスにバランスヨく感応する点
は変らないが、アルコ−fivK対する感度が大となる
。他方、酸化インジウムの結晶化度が大きすぎると、ア
ルコールに対する感度は小さくなるが、上記3成分ガス
に対してはバランスよく感応しなくなる。
この発明は、このような経緯を経て完成されたものであ
って、特定の結晶化度を有する原料を使用すること、あ
るいは特定の結晶型態を有する原料を使用すること等に
よってヘメタン、ブタンおよび水素の3種ガスに対する
感度を十分満足させ、かつ雑ガスとしてのエタノールに
対する感度を低くして誤報または失報のほとんどないガ
ス検知素子をつくり得る方法を提供するものである。
この発明は、有効成分が25〜50重量%の酸化インジ
ウム、75〜50重量%の酸化錫および0.06〜5重
計チの酸化パラジウムからなるガス検知素子を得るに当
り、前記酸化インジウムの原料粉末として−X線回折(
ターゲットCu −Kq線)2θ= 45.7度C0,
2,43面ピークの半価巾が0.45度以上のものを用
い−かつ通常の使用条件下、メタン、ブタン、水素およ
びエタノールの混合ガス中でエージングすることを特徴
とするガス検知素子の製法を第1の要旨とし、有効成分
が、25〜50重量%の酸化インジウム、75〜50重
量%の酸化錫および0.06〜5重t%の酸化パラジウ
ムからなるガス検知素子を得るに当り一酸化インジウム
の原料粉末どして、Tl2O3型の結晶のものを用いる
ことを特徴とするガス検知素子の製法を第2の要旨とし
、有効成分が、25〜50重量%の酸化インジウム、7
5〜50重量%の酸化錫および0,06〜5重量係の酸
化パラジウムからなるガス検知素子を得るに当り、前記
酸化インジウムの原料粉末として、X線回折(ターゲッ
トCu −Kq線)2θ=51.08度、面指数[4、
4。
0〕而ピークの半価巾が0.32度以上0.48度以下
のものを用い、かつ前記酸化錫の原料粉末として、X線
回折(ターゲットCu −Kq線)2θ=54.7度、
面指数[:2.2.0]而ピークの半価巾が0.10度
以上、0.70度以下のものを用いることを特徴とする
ガス検知素子の製法を第3の要旨としている。
以下−これについて詳しく述べる。
この発明にかかる製法によって作る検知素子は、各[R
ガスに対する感度の向上とバランスを図るため、それぞ
れに特質を有する酸化インジウノ1.酸化錫および酸化
パラジウムの3種成分0で構成されている。
3種成分の相互割合によ一酸化インジウムが25〜50
重緘チ(以F%と略す)を占め、酸化研が75〜50憾
を占め、酸化パラジウムが0.06〜5俤を占めるよう
に選ぶことが必要である。酸化インジウムが50係を超
えると一素子抵抗値が小さくなりすぎて警報器の回路形
成上問題が生じる。
さらに、メタンに比較して水素やブタンに対する感度が
低くなるという問題も生じる。酸化錫が75係を超える
と一水素の濃度依存性が小さくなり、高濃度での感度が
下がってくる。酸化パラジウムが5チを超えると素子抵
抗値が小さくなり、各ガスに対する感度も下ってくる。
酸化パラジウム量が0.06係未満になると、メタンに
対する感度がなくなるのである。
素子を構成する各酸化物は、複数種類の原子価をもっこ
とに起因し、て種々の酸化形態をとりうろことがあるが
、その種類は問わガい。寸だ、複数種類の酸化形態が存
在する酸化物についてit、いずれかの酸化形態のもの
が噺独で素子中に存在する場合のほか、複数種類の酸化
形態のものが併せて素子中に存在する場合もある。なお
−ここにいう酸化形態には格子欠陥などに起因して非化
学量論的組成をもつものも含まれている。
もつとも−普通、酸化インジウムはIn2O3+酸化錫
は5n02  という酸化形態であり、酸化パラジウム
はPdOという酸化形態である。したがって、この明細
書において、素子を構成する成分の割合(組成比)を考
えるに当たっては、各酸化物はすべて上に表わされてい
る酸化形態のものに換算されることとしている。なお、
In r Sn ; Pd は元素状態で素子中に存在
することもあるが、そのような場合もこれを上記の酸化
物とみなして組成比が計算される。
この発明にかかる第1の方法は、酸化インジウムの原料
粉末として、以下に述べるような結晶化度のものを選択
するのが重要である。この場合、結晶化度はX線回折(
ターゲットCu−にα線)での、特定面指数を持つ面ピ
ークの半価中を角度で表わす。これにより規定したとき
、2θ−45,7度の[0、2、4)面ピークの半価中
が0.45度以上のものを用いることである。半価中が
0.45度未満になると、得られる素子はレベル設定余
裕率E(素子が水素、メタンおよびブタンのいずれに対
1−でも同様に感動しているかどうかを判断する指標)
が小さくなり、信頼性が低下してくる。
前記結晶化度を有する酸化インジウムは、レベル設定余
裕率Eが大きく、前記3種ガスに対する信頼性が高いも
のとなる。しかし、そのままでは、誤報またけ失報の原
因となるアルコール(エタノール)に対する感度も高い
ものとなる(アルコール濃度11000pp以下で警報
を発する)。このため〜雑ガスとしてのエタノールに対
する感度(AL値)を低くする心安がある。この場合、
レベル設定余裕率Eの低下を押えながら、AL値を低下
させることが重装である。そこで−第1の発明では、前
記半価中0.45度以上の酸化インジウムの原料粉末を
用いて得た素子を一通常の使用条件(素子温度1回路電
圧など)下、メタン、ブタン、水素およびエタノールの
混合ガス中でエージングするようにしている。混合ガス
濃度は、メタン0.1 % 。
ブタン0.1 % 、水素0.1% 、およびエタノー
ルo、1〜0.2 % (いずれも容量係)か好ましく
用いられる。エージング時間は24時間〜240時間が
好ましい。この結果、レベル設定余裕率Eの低下を少な
くして、AL値を低下させることがで□きる。
つまり、メタン、エタン、ブタンの3種ガスに対する感
度上満足させ、しかも雑ガスとしてのエタノールによる
誤報または失報がほとんどないガス検知素子を得ること
ができるのである。
この発明にかさる第2の方法は、酸化インジウムの結晶
型として、完全な’r+2o3型を選ぶ。酸化インジウ
ムの結晶型としては、Tl 203型とコランターム型
が存在する。コランダム型結晶またはコランダム型結晶
とTl2O3型結晶の混在した酸化インジウムは−アル
コールに対する感度が高くなり、誤報寸だ−2失報全招
き易い。
こノ]に対し、酸化インジウl、の原料が、完全な゛r
1203型結晶のものである場合tよ、アル:I−ルに
対する感度が低くなり、誤報−またけ失報が少なくなる
。したがって、酸化インジウムの原料の選択に際しては
、完全なTl2O3型結晶の本のを採用することとする
1、これにより、@1のワラ法と同様の性能を持つ素子
が得・らノ1−る。
この発明にかかる第3の方法にt、酸化・rンジウムの
原料粉末および酸化錫の原料粉末とし7て、以下に述べ
るような結晶化度のものを選択使用するのである。すな
わち、酸化インジウムの原料粉末としてr、t=2θ=
51.08の[’4 、4 、0〕而ピークの半価中が
0.32度μ上、0.48度以下のものを用いる。半価
中が0.32度未満になると、得らノ]、る素子はレベ
ル設定余裕率Eが小さくなり一信頼性が低下する。他方
−半価中が0.48を越えると、素子のアルコール(エ
タノール)に対する感度が高くなり、誤報または失報を
招くことになる。
次に一酸化錫の原料粉末として、X線回折(ターゲット
Cu−にα線)2θ= 54.7度、面指数〔2゜2、
OJ而面−クの半価中が−0,30度以上−0,70度
以下のものを用いる。半価中が0.30度未満または0
.70度を越えると、レベル設定余裕率Eが小さくなり
、素子としての信頼性に欠けるようになる。酸化インジ
ウムおよび酸化錫の原料の選択に際して、上述のような
半価中のものを採用することにより、第1の方法と同様
の性能を持つ素子が得られる。
ガス検知素子をつくるに当たっては、この発明の効果を
妨げない範囲において、増量剤として働く成分など他の
成分を添加することもできる。
この発明にかかる可燃性ガス検知素子の形態としては、
良好なガス感度が容易に得られる、経時安定性が良い等
の理由から、焼結体に構成する形態が選ばれる。その製
造原料、製造方法等も、原料の入手の容易さ、コストや
その使用目的等を勘案して適宜に選ばれる。製造用出発
原料としては、素子となったときに酸化インジウムであ
り、酸化ifあり、また酸化パラジウムでありさえすれ
げ種類は問わず(目的の酸化物そのものであってもよい
)、また必要に、しり出発原料に加えられる中間処理の
区別本問わない。
との発明によって得られるガス検知素子は、メタン、ブ
タンおよび水素の3種ガスに対してバランスのとれた満
足すべき感度を示し、しかも雑ガスとしてのアルコール
(エタノール)に対しては感度が低くなるため−アルコ
ールによる誤報または失報が少なくなり、信頼性のすぐ
れたものとなる、 つぎに一実施例について説明する。
〔第1の方法〕 原料粉末としてIn2O3、5nOzkよびPdOを選
び、成分相互割合はIn20329 % 、 5nOz
69%およびPd02. O%とした。
以上の3成分配合物を石川弐捕潰機で充分混合して得た
混合粉末を一定量(15rng)秤量して、白金線電極
(直径0.2 mmf 、長さ15 mm)が2水平行
に埋設された直径2 mm14.長さ2mmで円柱状の
素子形状に圧縮成形(圧力1〜2 t / cm2)L
、−焼成温度600〜800℃、焼成時間1時間、空気
中という焼成条件で焼成して、ガス検知素子をつくった
コノヨうにしてf等だ素子を一メタン0.1%、ブタン
0.1 % 、水素o、lチおよびエタノール0.14
の混合ガス中で、48時間エージングし一試料1〜9の
各ガス検知素子をつくった。
上記で得られた各素子のまわりに、コイル状ヒータを付
設し、さらに防爆のためステンレススチール製の金網キ
ャップで被覆したものをガス検知部とした。
試料1〜9の各素子について、エージングm後のレベル
設定余裕率(E(i&jおよびアルコール不感応値(A
L値)を調べた結果は、刹1表に示すとおりである。な
卦、E値とA L値は、後述のようにして求めた。
酸化インジウム原料の半価値が0.45度以上であった
試料1〜3は、半価値0.45未満であった試料4〜9
に比べ、レベル設定余裕率Eを満足し、しか4AL値は
大きく、アルコール(エタノール)に対する感度が低下
している。
〔第2.第3の方法j 酸化インジウムの結晶型、酸化インジウムと酸化錫の半
価中が第2表にあられされているとおりのものを、原料
として用いた。InzO3,5nzO3゜およびPdO
の成分相互割合は、第3表の通りとし、これら3成分の
混合粉末を前記第1の方法と同様に圧縮成形し、焼成し
て試料10〜23のガス検知素子をつくった。ガス検知
部は前記同様とした。
各素子について、レベル設定余裕率E、AL値および中
間抵抗値を調べた結果は、第3表のとおりである。なお
、これらを調べるために、濃度−抵抗値関係を測定した
結果を第1図〜第14図に示し、これらの図と素子の対
応を第3表に併記した。
各図において、線LHは水素の、線LMはメタンの、線
り、  けブタンのそれぞれ濃度−抵抗値関係をあられ
している。
第  2  表 (注)半価「1】は−X線回折装置(理学電機Rota
flex=Ru−200)を用い〜スリット(DS 1
’ 、 R,S、 0.15 mm 、 5.5゜16
)、管球(ターゲットCu 、 40 kV 200m
A)の条件で酸化インジウム  面指数r4.4,01
而中心角51.08度酸化スズ    面指数[2,2
,0E面中心角54.7 度酸化パラジウム  面指数
(1,1,2J而中心角54.88度において測定。
酸化インジウム原料としてこの発明で特に規定された半
価l〕と結晶型を持つものを選び、かつ−酸化錫原料と
してもやはり特に規定された半価巾を持つものを選んで
つくられた素子(Noll、13゜14.15,16,
17,18.19 )は−E値およびAL値ともに満足
すべきものである。これに対し、半価中の低い酸化イン
ジウム原料を用いて得た素子(No20’)v、l−E
値が低く、コランダム型混在ノ酸化インジウム原料を用
いて得た素子(No 21 ’)け−AL(ltcが低
い。半価巾が高すぎるかまたは低すぎる酸化錫原料を用
いて得た素子(No 10 、12.22゜23)りよ
−E値またはA L値が良い場合もあるが−悪い場合も
あって安定して論ない。
抵抗値の測定は、f記のようにして行なわれた。
すなわち、得られたガス検知素子1に、第15図に示す
ように抵抗測定用の固定抵抗2(抵抗値はR(Ω)を直
列に接続し、これらの両端に5vの一定は圧をかける。
固定抵抗2の両端の電位vc(v)を測定すれば、ガス
検知素子1の抵抗値Rs(Ω)が次の式により求められ
る。ここに−iは回路を流れる電流である。
C ガス検知素子を装入した測定槽内に、湿度管理された精
製空気を送り込み、雰囲気を充分に安定さすたのち、前
記の方法で素r抵抗値イc測定する。
つぎに−水床、メタン、ブタンを順に測定槽内に送り込
み一充分に安定した状態(約2時間経過後)で、そit
ぞハ2のガス雰囲気中における抵抗値を同様な方法で測
定する。この場合−測定の履歴を残さなhよう、それぞ
れの測定の間に1日程度の間隔をあけるのが望ましい。
fx訃、測定に際しては、素子加熱用ヒータに負荷する
′4圧を調整することにより、素子の温度を450℃に
設定保持した。
土のようにしC求められた抵抗値測定結果に基き、素子
が水素、メタンおよびブタンのいずれに対しても同様に
感動しているかどうかを判断するレベル設定余裕率Eを
下式で求めた。
F、?′−□ R2 上式において、R,け爆発限界下限の100分の1であ
る水素0.04LIj、メタン0.05係およびブタン
0.02 %における各素子抵抗値のうちの最小値を、
またーR2は爆発限界下限の4分の1である水素l、0
チ、メタン1.254およびブタン0.45係における
各素子抵抗値のうちの最大値をあられす。
AL値は、上記R1,R2を用いて下式で求めた素子中
間抵抗値を指標とし、アルコール含有雰囲気下での素子
の抵抗値が上記中間抵抗値を示すときのアルコール濃度
(pprn)でもってあられす。
なお、上記検知素子を使用した場合、素子の原料粉末充
填量によっては、各ガスに対する感度のバランスに影響
を受けることがある。
現在の一般的な素子製造工程は一次の通りである。
(1)  混合工程 原料粉末針1gに精製水Z CCを加えて捕潰機で30
分間混合する。
(2)成型工程 混合粉末15mgを、小型ブレスを用いて圧力2 to
n/cm2  で成型するか、このとき白金線2本を埋
設するようにする。
(3)焼成工程 電気炉を使用し一600℃、3時間空気中で焼成する。
(4)取付工程 素子を固定台に溶接し、加熱用のコイルヒータを周囲に
付設する。
このようにして形成される素子は、第16図の如き、コ
イルヒータ3を巻かiした素子4 (0,2mm−の白
金線5が2本埋設されている)となる。
このようにして素子を作成する時に、原料粉末充填量を
変化させて得た素子の各ガスに対する感度および濃度分
離性を比較すると、第17図〜第22図に示す通りであ
る。この結果から一素子の充頃量を増加すると、各ガス
に対する感度が低下することがわかる。特に水素感度の
低下が大きい。
濃度分離性は、メタンでは増加するが〜ブタンおよび水
素では低下する。したがって、後述する参考例にもみら
れるよつに、素子作成時の原料粉末充填量Vよ現在の標
準j&15rngもしくはこれ以下が好ましい。他方、
充填量と素子の破壊強度との関係を検討すると、第23
図に示すように充填量の減少と共に素子強度が低下する
。鎖線を上まわる荷重に耐えるようでないと、実用性は
ない。このため、充填量としては10■以上が好ましい
。この範囲内の原料粉末充填量を保持すると、メタン?
ブタンおよび水素の各ガスに対してバランスのよい感度
を示f。ブタンおよび水素に対しても濃度分離性が十分
となる。しかも、実用的な素子強度を確保できるーとい
った効果を奏する。
〔参考例〕
5nu2+ In20a 、 PdOを58.81 、
39.2% 。
2.0係の素子組成とし、前述の湿式混合法の条件にし
たがって混合を行なった。素子の原料粉末充填量を7.
5〜(試料I)、15■(試料II)および25哩(試
料III )とし−圧力2 ton/cm2 で成型し
た。焼成工程も前述の条件にl−たがった。ガス濃度と
抵抗値の関係を、試料I 、 n 、 IIIの順で第
24図〜第26図に示した。
試料■は、各ガスに対して非常に高感度となり、濃度分
離性も十分持っている。各ガス間のバランスは−イソブ
タンがやや高感度すぎるが大きな問題ではない。しかし
、試料■は素子強度が十分でなく、これが欠点となる。
試料■け、各ガスに対する感度および濃度分離性が十分
に得られている。各ガス間のバランスはメタンが若干高
いが問題ではない。したがって、試料■は好ましく使用
できる。
試料Inは、インブタン、水素に対する感度がメタンに
比べて低い。また−水素の濃度分離性が低いだめ一全体
的なバランスをくずしている。したがって、試料1■け
使用の対象から除外すべきである。
現在、メタンよりもイソブタンや、特に水素の濃度分離
性を大きくしたいという要求がある。このこと全考慮す
ると、原料粉末充填量は、少量側に設定するのが望まし
い。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第14図は一試料lO〜23のガス濃度−
抵抗値関係をあられすグラフ、第15図は、素子の抵抗
を調べるための電気回路図、第16図は、ガス検知素子
の斜視図、第17図〜第19図は一各素子の充填緊−感
度関係をあられすグラフ、第20図〜第22図は、素子
の充填険−濃度分離性関係をあられすグラフ、第23図
は、素子の充填量−破壊荷重関係をあられすグラフ、第
24図〜第26図は、試料■〜1「のガス濃度−抵抗値
関係をあられすグラフである。 特〃1出厘)人 松ド電工株式会社 代理人 弁理士 松 木  武  彦 第1図 第2図 第3図 第5図 第6図 第7図 第 61因 第13図 第23図 第25図 第24図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)有効成分が25〜50重量%の酸化インジウム、
    75〜50重量%の酸化錫および0.06〜5重996
    の酸化パラジウムからなるガス検知素子を得るに当り一
    前記酸化インジウムの原料粉末とじて−X線回折(ター
    ゲットCu −Kσ線)2θ=45.7度[0,2,4
    ]面ビークの半価中が0.45度以上のものを用い、か
    つ通常の使用条件下、メタン、ブタン、水素およびエタ
    ノールの混合ガス中でエージングすることを特徴とする
    ガス検知素子の製法。
  2. (2)素子が、焼結体である特許請求の範囲第1項記載
    のガス検知素子の製法。
  3. (3)混合ガス濃度が、メタン0.1 % 、ブタン0
    .1チ、水素0.1%、エタノール0.1〜0.21で
    ある特許請求の範囲第1項ないし第2項記載のガス検知
    素子の製法。
  4. (4)エージングを24時間〜240時間で行なう特許
    請求の範囲第1項ないし第3項記載のガス検知素子の製
    法。
  5. (5)有効成分が、25〜50重量%の酸化インジウム
    、75〜50重量%の酸化錫および0.06〜5重量%
    の酸化パラジウムからなるガス検知素子を得るに当り、
    酸化インジウムの原料粉末として−T1203型の結晶
    のものを用いることを特徴とするガス検知素子の製法。
  6. (6)有効成分が、25〜50重量%の酸化インジウム
    、75〜50重量%の酸化錫および0.◇6〜5重量%
    の酸化パラジウムからなるガス検知素子を得るに当り、
    前記酸化インジウムの原料粉末として、X線回折(ター
    ゲラ) Cu −Kα線)2θ=51.08度−面指数
    ’[4,4,0〕面ピークの半価巾が0.32度以上0
    .48度以丁のものを用い−かつ前記酸化錫の原料粉末
    として、X線回折(ターゲットCu−にα線)2θ= 
    54.7度−面指数[2、2、0]面ビークの半価巾が
    0.30度以上、0.70度以下のものを用いることを
    特徴とする特ス検知素子の製法。
JP12949482A 1982-07-24 1982-07-24 ガス検知素子の製法 Pending JPS5919849A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12949482A JPS5919849A (ja) 1982-07-24 1982-07-24 ガス検知素子の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12949482A JPS5919849A (ja) 1982-07-24 1982-07-24 ガス検知素子の製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS5919849A true JPS5919849A (ja) 1984-02-01

Family

ID=15010862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12949482A Pending JPS5919849A (ja) 1982-07-24 1982-07-24 ガス検知素子の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5919849A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61137011U (ja) * 1985-02-16 1986-08-26
JPS61257311A (ja) * 1984-08-21 1986-11-14 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置
US5051884A (en) * 1988-05-16 1991-09-24 Diesel Kiki Co., Ltd. Control apparatus for automobile air-conditioners

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61257311A (ja) * 1984-08-21 1986-11-14 Nissan Motor Co Ltd 車両用空調装置
JPH059284B2 (ja) * 1984-08-21 1993-02-04 Nissan Motor
JPS61137011U (ja) * 1985-02-16 1986-08-26
US5051884A (en) * 1988-05-16 1991-09-24 Diesel Kiki Co., Ltd. Control apparatus for automobile air-conditioners

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4314996A (en) Oxygen sensor
US4045764A (en) Gas-sensing material
US5427740A (en) Tin oxide gas sensors
US5497139A (en) Temperature sensor and its manufacturing method
Marucco Thermodynamic study of the system NbO2 Nb2O5 at high temperature
JPS5919849A (ja) ガス検知素子の製法
Blumenthal et al. Thermodynamic study of nonstoichiometric niobium pentoxide
JP6491074B2 (ja) 導電性酸化物焼結体、それを用いたサーミスタ素子及び温度センサ
US4162631A (en) Rare earth or yttrium, transition metal oxide thermistors
US20040164280A1 (en) Ceramic mixture having negative temperature co-efficient, a thermistor containing the ceramic mixture and a process for preparing same
JP2863189B2 (ja) ガラス封入形正特性サーミスタ
JPS58179347A (ja) 可燃性ガス検知素子の製法
JP7281301B2 (ja) 温度センサ
JPS6116931B2 (ja)
JP2007035346A (ja) テルビウム・ビスマス・タングステン酸化物固溶体からなる電気伝導材料及びその製造方法
JPS5950354A (ja) ガス検知素子の製法
JPS5938541B2 (ja) 可燃性ガス検知素子
US4231254A (en) Rare earth or yttrium, transition metal oxide thermistors
JPS623374B2 (ja)
JPS5950353A (ja) ガス検知素子の製法
JPS6138818B2 (ja)
JPS5931006B2 (ja) 可燃性ガス検知素子
JPS6138815B2 (ja)
JPS5950352A (ja) 窒素酸化物検出素子
JPS58198751A (ja) ガス検知素子