JPS59197547A - 耐孔食性含Niマルテンサイト系ステンレス鋼 - Google Patents
耐孔食性含Niマルテンサイト系ステンレス鋼Info
- Publication number
- JPS59197547A JPS59197547A JP6843083A JP6843083A JPS59197547A JP S59197547 A JPS59197547 A JP S59197547A JP 6843083 A JP6843083 A JP 6843083A JP 6843083 A JP6843083 A JP 6843083A JP S59197547 A JPS59197547 A JP S59197547A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- stainless steel
- pitting corrosion
- corrosion resistance
- effect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
サイト系ステンレス鋼に関する。
従来より、公称1 2 % Cr f含むAISI 4
1 0および420マルテンサイト系ステンレス鋼は
耐食性を要求される種々の環境において広範囲に使用さ
れている。これらの鋼の特色にマルチ/サイト系である
ので焼戻温度を変えることにより希望する強度が得られ
ることにある。しかしながら低温における衝撃靭性が劣
ることが性能上大きな欠点となっている。これに対しA
ISI4 1 4鋼やASTMA48 7 CA6NM
鋼に代表される含Niマルテノサイト系ステンレス鋼は
強度、靭性ともに優れた性質を有している。しかしなが
らその耐食性i4AIsI430鋼などの高Crフェラ
イト系ステンレス鋼と比較して必すしも満足すべぎもの
ではない。従って、もし何らかの方法によシ、この含N
1マルテノサイト系ステンレス鋼の耐食i% f改善で
きるならは、強度、靭性、耐食性か共に優れた材料とし
てその用途を犬さく拡大できる可能性がある。
1 0および420マルテンサイト系ステンレス鋼は
耐食性を要求される種々の環境において広範囲に使用さ
れている。これらの鋼の特色にマルチ/サイト系である
ので焼戻温度を変えることにより希望する強度が得られ
ることにある。しかしながら低温における衝撃靭性が劣
ることが性能上大きな欠点となっている。これに対しA
ISI4 1 4鋼やASTMA48 7 CA6NM
鋼に代表される含Niマルテノサイト系ステンレス鋼は
強度、靭性ともに優れた性質を有している。しかしなが
らその耐食性i4AIsI430鋼などの高Crフェラ
イト系ステンレス鋼と比較して必すしも満足すべぎもの
ではない。従って、もし何らかの方法によシ、この含N
1マルテノサイト系ステンレス鋼の耐食i% f改善で
きるならは、強度、靭性、耐食性か共に優れた材料とし
てその用途を犬さく拡大できる可能性がある。
従来よりステ/レス鋼の耐食性を改善するためにTiの
添加が実施されている。その一つとして、r% Crフ
ェライト系ステンレス鋼へのT1添加((よる耐孔食性
改善効果はよく知られている所であ)、例えば特開昭4
8−221号公報においてもこのことが報じられている
。一般にTiはCやNをTiC1’]、’ i Nとし
て固定することにより Cr炭化物の析出を防止して耐
孔食性を高めると理解されておシ、通常は(C+N)の
4〜5倍の量のT1ヲ含有させている。全く同様の原理
によJ Nbの添加も効果的であることが知られている
。TIによる耐孔食改善効果は同特開公報の第5図にも
示されているように一般にCr含有量が低下すると減少
する傾向がある。
添加が実施されている。その一つとして、r% Crフ
ェライト系ステンレス鋼へのT1添加((よる耐孔食性
改善効果はよく知られている所であ)、例えば特開昭4
8−221号公報においてもこのことが報じられている
。一般にTiはCやNをTiC1’]、’ i Nとし
て固定することにより Cr炭化物の析出を防止して耐
孔食性を高めると理解されておシ、通常は(C+N)の
4〜5倍の量のT1ヲ含有させている。全く同様の原理
によJ Nbの添加も効果的であることが知られている
。TIによる耐孔食改善効果は同特開公報の第5図にも
示されているように一般にCr含有量が低下すると減少
する傾向がある。
従って12Crステンレス鋼に単にT1を添加してもあ
゛止シ大きな改善効果が認められないのが普通である。
゛止シ大きな改善効果が認められないのが普通である。
Ill iによる12Crステンレス鋼の耐食性改善効
果に関しては特公昭56−14140号公報に述べらi
シている。この発明におけるTIの効果の現れ方は前出
の髄開昭48−221号のものとは根本的に相異し、[
ml溶した1゛1による表面皮膜改善効果に基づくもの
である。それ故、Ti添加を効果あらしめるためには、
’]、”1−40−凄N−3−O−3−8−0なる条件
7 2 2 (この条件は通常Ti/(C+N ) = 4〜5の条
件に一致する)を満足するTi量よりも多量のTi量を
含有させなければならないとしている。即ち、特開昭4
8−221号が発明の対象としているT7チ以上の高C
rフェライト系ステンレス鋼においてはT/(C+N)
=5においてTIの効果が飽和するのに対し特公昭46
−14.140号が対象としている12Crステルス鋼
ではこの程度の111含有量ではソノ効果がほとんど認
められない。
果に関しては特公昭56−14140号公報に述べらi
シている。この発明におけるTIの効果の現れ方は前出
の髄開昭48−221号のものとは根本的に相異し、[
ml溶した1゛1による表面皮膜改善効果に基づくもの
である。それ故、Ti添加を効果あらしめるためには、
’]、”1−40−凄N−3−O−3−8−0なる条件
7 2 2 (この条件は通常Ti/(C+N ) = 4〜5の条
件に一致する)を満足するTi量よりも多量のTi量を
含有させなければならないとしている。即ち、特開昭4
8−221号が発明の対象としているT7チ以上の高C
rフェライト系ステンレス鋼においてはT/(C+N)
=5においてTIの効果が飽和するのに対し特公昭46
−14.140号が対象としている12Crステルス鋼
ではこの程度の111含有量ではソノ効果がほとんど認
められない。
また特開昭57−16154号において、1゛1を含有
するマルテンサイト系ステンレス鋼が開示されている。
するマルテンサイト系ステンレス鋼が開示されている。
この発明は本来630析出硬化型ステンレス鋼に関する
ものであシ、その耐孔食性ta、o、o2〜0.15%
のNを含有させることによシ得られている。Ti添加は
耐粒界腐食性の改善や結晶粒の微細化のために行なわれ
ておシ、+11 iはNを固定するために耐孔食性の観
点からはρ・えって有害であると同特開公報には述べら
れている。
ものであシ、その耐孔食性ta、o、o2〜0.15%
のNを含有させることによシ得られている。Ti添加は
耐粒界腐食性の改善や結晶粒の微細化のために行なわれ
ておシ、+11 iはNを固定するために耐孔食性の観
点からはρ・えって有害であると同特開公報には述べら
れている。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、本発明者らは
含N1マルチ/サイト系ステンレス鋼に関し鋭意研死の
結果、一定のNi含有量の範囲において、/11 iを
適量含有させることによシ、著しくこの系のステンレス
銅の耐孔食性の向上が可能であることを見出した。本発
明は上記従来の発明とはその化学成分範囲も異なり、ま
た主要合金元素の役割も異なる而」孔食性の優れた含N
iマルテノサイト系ステンレス鋼を提供するにあシ、当
然本発明のマルテンサイト系ステンレス鋼はこの鋼特有
の侵れた強度、靭性も兼ね01打えている。
含N1マルチ/サイト系ステンレス鋼に関し鋭意研死の
結果、一定のNi含有量の範囲において、/11 iを
適量含有させることによシ、著しくこの系のステンレス
銅の耐孔食性の向上が可能であることを見出した。本発
明は上記従来の発明とはその化学成分範囲も異なり、ま
た主要合金元素の役割も異なる而」孔食性の優れた含N
iマルテノサイト系ステンレス鋼を提供するにあシ、当
然本発明のマルテンサイト系ステンレス鋼はこの鋼特有
の侵れた強度、靭性も兼ね01打えている。
しかして、本発明の摘取は重量基準で00.1%以下、
Ni 1.5〜6.0%、Cr110〜140%、Iv
l。
Ni 1.5〜6.0%、Cr110〜140%、Iv
l。
03〜15%、Ti 0.01〜050%を含有し、か
ッ’I’i −4C−”N = 0.2 %以下でfJ
、残部がFe、製銅上必要なSi 、 Mnおよび不可
避不純物からなる耐孔食性に優れた含N1マルテノサイ
ト系ステンレス鋼でめシ、また上記鋼にM01係以下、
ZrO2チ以下およびCLJ2,0係以下の中1種ある
いは2種以上を含イ1°ぜしめた鋼でるる。
ッ’I’i −4C−”N = 0.2 %以下でfJ
、残部がFe、製銅上必要なSi 、 Mnおよび不可
避不純物からなる耐孔食性に優れた含N1マルテノサイ
ト系ステンレス鋼でめシ、また上記鋼にM01係以下、
ZrO2チ以下およびCLJ2,0係以下の中1種ある
いは2種以上を含イ1°ぜしめた鋼でるる。
ステンレス鋼の耐孔食性を評価する際によく用いられる
ものに電気化学的方法によって測定される孔食電位かわ
る。本発明でに01%NaC1溶液中にて電流密度が0
.01 mA 1t7n2となる電位をもって孔食電位
と定義し、この値の貴卑をもって耐孔食性を評価してい
る。
ものに電気化学的方法によって測定される孔食電位かわ
る。本発明でに01%NaC1溶液中にて電流密度が0
.01 mA 1t7n2となる電位をもって孔食電位
と定義し、この値の貴卑をもって耐孔食性を評価してい
る。
第1図は12 Cr −I’Ji −Pvio鋼に01
%Q) ’J” i f添加した場合に上昇する孔食電
位の変化分とNi含有量との関係をグラフに示したもの
で、これで見られるようにTiの効果はNi含有量が増
大するほど太き(なシ、Ti添加とN1含有量の間には
強い相互作用力・存在する。本発明鋼の特徴はこのよう
な含Niマルチ/サイト系ステ7レス鋼におけるT1の
特殊な効果によってもたらされたものである。
%Q) ’J” i f添加した場合に上昇する孔食電
位の変化分とNi含有量との関係をグラフに示したもの
で、これで見られるようにTiの効果はNi含有量が増
大するほど太き(なシ、Ti添加とN1含有量の間には
強い相互作用力・存在する。本発明鋼の特徴はこのよう
な含Niマルチ/サイト系ステ7レス鋼におけるT1の
特殊な効果によってもたらされたものである。
Ti添加による耐孔食性改善効果は第2図に見られ4
るようにTi −4C−、−Nで表示されるTi量がO
VCなると飽オ0(7ている。このように含Ni 12
Crマルテノザイト系ステンレス鋼におけるTi添加
の効果はNiを含まない12Crステルス鋼のそれと大
いに異なっている。
VCなると飽オ0(7ている。このように含Ni 12
Crマルテノザイト系ステンレス鋼におけるTi添加
の効果はNiを含まない12Crステルス鋼のそれと大
いに異なっている。
次に本発明鋼の成分限定理由を述べる。
C鋼の強度を高めるのに非常に有効な元素であり、要求
される強度レベルに応じて変化させることかできるが面
1食性の観点からは炭化物の析出全促進するために望ま
しくない元素である。また溶接に際しては熱影響部を硬
化させ、割れの原因となる。C含有量が01%を超える
とこれらの弊害が著しくなるので上限を01%とする。
される強度レベルに応じて変化させることかできるが面
1食性の観点からは炭化物の析出全促進するために望ま
しくない元素である。また溶接に際しては熱影響部を硬
化させ、割れの原因となる。C含有量が01%を超える
とこれらの弊害が著しくなるので上限を01%とする。
j〈l マルテンサイト系ステンレス鋼の低温靭性全
改善するのに非常に有効な元素であシ敏性猿境における
耐食性をも改善する効果がある。またNiには低C&i
iiにおけるデルタフェライトの形成を阻止しマルテノ
サイト組織とする役割もある。第1図に見られるように
TI添加による耐孔食性改善効果に15%以上で顕著と
なるためNi含有量の下限を15%とする。またNIK
よる靭性改善効果は60%以上では飽和するため上限を
60%とする。
改善するのに非常に有効な元素であシ敏性猿境における
耐食性をも改善する効果がある。またNiには低C&i
iiにおけるデルタフェライトの形成を阻止しマルテノ
サイト組織とする役割もある。第1図に見られるように
TI添加による耐孔食性改善効果に15%以上で顕著と
なるためNi含有量の下限を15%とする。またNIK
よる靭性改善効果は60%以上では飽和するため上限を
60%とする。
Cr : Crはステンレス鋼たる特性を具備するため
の必須の合金元素であシ、110襲以下の含有量では充
分な耐食性を確保し難い。しかしながらCri”jフェ
ライト形成元素であるために多量に添加するとデルタフ
ェライトの晶出して耐食性や強度の劣化を招く。また多
量のCrの存在下ではマルテノサイト組織を得るために
必要なNi量が多(なり経済性の点から好ましくないの
で上限を140%とする。
の必須の合金元素であシ、110襲以下の含有量では充
分な耐食性を確保し難い。しかしながらCri”jフェ
ライト形成元素であるために多量に添加するとデルタフ
ェライトの晶出して耐食性や強度の劣化を招く。また多
量のCrの存在下ではマルテノサイト組織を得るために
必要なNi量が多(なり経済性の点から好ましくないの
で上限を140%とする。
1’vfo 強度や靭性の観点からも望ましい元素で
るるが耐孔食性の改善には非常に有効な元素として古く
ρΔら知られている。このため含N1マルテノサイト系
ステンレス鋼では03%以上の添加が普通である。八(
oはフェライト形成元素であるために多量に含有させる
とデルタフェライトの晶出全招き、耐食性や強度の低下
につながる。15%以上のMc+含有量で(2この傾向
が著しくなるのに加えて経済的にも不利になるので上限
を15係とする。
るるが耐孔食性の改善には非常に有効な元素として古く
ρΔら知られている。このため含N1マルテノサイト系
ステンレス鋼では03%以上の添加が普通である。八(
oはフェライト形成元素であるために多量に含有させる
とデルタフェライトの晶出全招き、耐食性や強度の低下
につながる。15%以上のMc+含有量で(2この傾向
が著しくなるのに加えて経済的にも不利になるので上限
を15係とする。
Ti : ’l’rは本発明の特徴である針孔食性の改
善のための重要な元素であシ、その添加(B Ni含有
量との相関において重要な意味をもっている。T1の添
力口は0.01%以下ではほとんど効果が77z (、
’1’1−4c4 一−−N−0にてはyその効果は飽和する。過剰の1゛
皿の添加は低温靭性に悪影響を及ぼすからTi −4C
4 一、N−0.2%を上限とする。また多量の1lljの
添力nは製鋼や造塊段階において粗大な’l”io、や
TiNを形成し、清浄度や低温靭性に悪影響を及ぼす外
耐孔食性をも劣化させる。そこでTI含有量の上限を0
5俸とする。
善のための重要な元素であシ、その添加(B Ni含有
量との相関において重要な意味をもっている。T1の添
力口は0.01%以下ではほとんど効果が77z (、
’1’1−4c4 一−−N−0にてはyその効果は飽和する。過剰の1゛
皿の添加は低温靭性に悪影響を及ぼすからTi −4C
4 一、N−0.2%を上限とする。また多量の1lljの
添力nは製鋼や造塊段階において粗大な’l”io、や
TiNを形成し、清浄度や低温靭性に悪影響を及ぼす外
耐孔食性をも劣化させる。そこでTI含有量の上限を0
5俸とする。
Si 、 Mn これら元素は製鋼上不可欠な元素で
あシ、製鋼法るるいは使用原料等によシその含有量は変
動するが、製鋼上必要な範囲内の含有量においては、本
発明鋼の特性に殆んど影響しないので特に限定しない。
あシ、製鋼法るるいは使用原料等によシその含有量は変
動するが、製鋼上必要な範囲内の含有量においては、本
発明鋼の特性に殆んど影響しないので特に限定しない。
Az : Atは鋼の脱酸の外にAtNを形成して結晶
粒を微細にし低温靭性の向上に効果的である。またNを
固定する/ζめに′1゛1添加全よシ有効ならしむる効
果もある。しかし過剰に添加するとAt203介在物を
発生して銅棟のザク系欠陥の原因となシ、ひいては耐孔
食性を劣化′させるのでその上限を01%とする。
粒を微細にし低温靭性の向上に効果的である。またNを
固定する/ζめに′1゛1添加全よシ有効ならしむる効
果もある。しかし過剰に添加するとAt203介在物を
発生して銅棟のザク系欠陥の原因となシ、ひいては耐孔
食性を劣化′させるのでその上限を01%とする。
Zr : ’l’iと同族元素であシ本質的にTiと同
様な効果をイイするか効果の大ぎさはrll iに及ば
ない。本発明鋼で1−zTiによる耐孔食性改善効果を
よシ効率的ならしむる目的でZrを補助的に添加するこ
とにする。Zrは高価であるので経°済性の観点から0
2係以下の添加とする。
様な効果をイイするか効果の大ぎさはrll iに及ば
ない。本発明鋼で1−zTiによる耐孔食性改善効果を
よシ効率的ならしむる目的でZrを補助的に添加するこ
とにする。Zrは高価であるので経°済性の観点から0
2係以下の添加とする。
Cu:耐孔食性を損なうことなく析出硬′化によって強
度を上昇させるが低温靭性には悪影響がある。
度を上昇させるが低温靭性には悪影響がある。
また多量に添加すると造塊段階において凝固割れが発生
しやすくなるので上限(i720%とする。
しやすくなるので上限(i720%とする。
つぎに本発明の実施例について説明する。第1表におけ
る本発明鋼はNI全略2係含有し、C’t 0.07係
、Titoo7%含有する。この表に示す比較鋼はTl
を含有しないこと以外は殆んど類似の成分である。前述
の特公昭56−14140公報6′C述べられているC
十N<0.04%よシもかなシC含有近:が高く、′1
′I含有量も0.07%であるにも拘らず本発明鋼の孔
食電位は比較鋼よシ1001ηV貝側に移動しておシ耐
孔食性の改善効果が明瞭でるる。
る本発明鋼はNI全略2係含有し、C’t 0.07係
、Titoo7%含有する。この表に示す比較鋼はTl
を含有しないこと以外は殆んど類似の成分である。前述
の特公昭56−14140公報6′C述べられているC
十N<0.04%よシもかなシC含有近:が高く、′1
′I含有量も0.07%であるにも拘らず本発明鋼の孔
食電位は比較鋼よシ1001ηV貝側に移動しておシ耐
孔食性の改善効果が明瞭でるる。
第2表に示す実施例は約3.75%N1を含有する大気
溶解鋼に関するもので、本発明鋼はT1を0.09ない
し0.24%含有し、比較鋼は1゛iを含有しない。
溶解鋼に関するもので、本発明鋼はT1を0.09ない
し0.24%含有し、比較鋼は1゛iを含有しない。
これらはいずれも大気造塊であるため酸化物が多(、第
3表に示す真空溶解鋼に実施例と比較していずれも孔食
電位が低いが、比較鋼の孔食電位は105mV″′Cり
るのに対し本発明鋼のそれは160ないし340rnV
で、Tl添加の効果は明白に現われている。
3表に示す真空溶解鋼に実施例と比較していずれも孔食
電位が低いが、比較鋼の孔食電位は105mV″′Cり
るのに対し本発明鋼のそれは160ないし340rnV
で、Tl添加の効果は明白に現われている。
第3表は約375%Niを含有する真空溶解鋼に関する
実姉例である。この実施例においては本発明鋼はTp
i以外に一部AZ 、 Zr 、 Cuを単独あるいは
複合して含有している。ここでは本発明鋼は比較鋼よシ
も孔食電位か70〜12’5mV貴側シてりって耐孔食
性が優れていることを示している。
実姉例である。この実施例においては本発明鋼はTp
i以外に一部AZ 、 Zr 、 Cuを単独あるいは
複合して含有している。ここでは本発明鋼は比較鋼よシ
も孔食電位か70〜12’5mV貴側シてりって耐孔食
性が優れていることを示している。
231−
第4表は約5%Niを含有する鋼に関する実施例を示す
。この実施例においても本発明鋼はTi以外に一部At
、 Zr 、 Cui含有している。ここでも本発明鋼
は比較鋼よシも130〜165rnV貴な孔食電位を有
している。
。この実施例においても本発明鋼はTi以外に一部At
、 Zr 、 Cui含有している。ここでも本発明鋼
は比較鋼よシも130〜165rnV貴な孔食電位を有
している。
以上の実施例に見られるように、本発明の特徴であるT
Iの添加は精錬法か造塊法の如何を問わず極めて有効で
あシ、かつこの効果はNi含有量の高い場合はど顕著と
なる。またTiを添加した鋼にさらにAt 、 Zr
、 Cu f単独あるいは複合添加することも耐孔食性
向上に有効である。TIの役割はCとNの固定にあるも
のと考えられるがそれを効果的ならしむるには0.01
%以上1、望ましくはTi −40鰭 一、Nを−005〜020の範囲(D Ti k 1.
5〜6.0%Nii含む含N1マルテンサイト系ステン
レス鋼に添加するのがよい。
Iの添加は精錬法か造塊法の如何を問わず極めて有効で
あシ、かつこの効果はNi含有量の高い場合はど顕著と
なる。またTiを添加した鋼にさらにAt 、 Zr
、 Cu f単独あるいは複合添加することも耐孔食性
向上に有効である。TIの役割はCとNの固定にあるも
のと考えられるがそれを効果的ならしむるには0.01
%以上1、望ましくはTi −40鰭 一、Nを−005〜020の範囲(D Ti k 1.
5〜6.0%Nii含む含N1マルテンサイト系ステン
レス鋼に添加するのがよい。
第1図は12 Cr −Ni−Mo鋼に01%のTii
添加した場合に上昇する孔食電位の変化分とNi含有量
との関係を示すグラフ、第2図は120r −3,75
Ni4 0、5 Mo鋼の孔食電位とT i4 C7Nとの関係
を示すグラフでめって、いずれの孔食電位も01%Na
1l溶液にて20℃の温度で50 mV/ 3分間のス
テップで定電位法によシ測定した電位−電流曲線にて0
.01 +ηA/c、n”の電流密度になる電位にょつ
て定義されている。 特許出願人 株式会社日本製鋼所
添加した場合に上昇する孔食電位の変化分とNi含有量
との関係を示すグラフ、第2図は120r −3,75
Ni4 0、5 Mo鋼の孔食電位とT i4 C7Nとの関係
を示すグラフでめって、いずれの孔食電位も01%Na
1l溶液にて20℃の温度で50 mV/ 3分間のス
テップで定電位法によシ測定した電位−電流曲線にて0
.01 +ηA/c、n”の電流密度になる電位にょつ
て定義されている。 特許出願人 株式会社日本製鋼所
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量基準でC0,1%以下、Ni15〜6.0%、
Cr 1 ]、、 0−14.0%、Mo 0.3−1
.5%、’rio、oi冴 〜050%を含有し、かつTl−40−il−N−02
係以下であシ、残部がFe、製鋼上必要なSi 、 M
nおよび不可避不純物からなることを特徴とする耐孔食
性含Niマルチ/ザイト系ステンレス鋼。 2 重量基準でCO,1%以下、N115〜60%、C
r 、1.1.0−14.0%、Mo 0.3〜1.5
%、’l”iQ、o14 〜0.50係全含有し、かつTl−40−fN−02%
以下でメジ、さらにAA 0.1%以下、Zr O,2
%以下、およびCu2.0%以下の中1種あるいは2種
以上を含有せしめ、残部がFe、製鋼上必要なS+ 、
IVlnおよび不可避不純物ρ・らなることを特徴と
する耐孔食性含N1マルテノサイト系ステンレス鋼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6843083A JPS59197547A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 耐孔食性含Niマルテンサイト系ステンレス鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6843083A JPS59197547A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 耐孔食性含Niマルテンサイト系ステンレス鋼 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59197547A true JPS59197547A (ja) | 1984-11-09 |
Family
ID=13373470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6843083A Pending JPS59197547A (ja) | 1983-04-20 | 1983-04-20 | 耐孔食性含Niマルテンサイト系ステンレス鋼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59197547A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105112804A (zh) * | 2015-09-01 | 2015-12-02 | 中原特钢股份有限公司 | 一种阀体用aisi410ss马氏体不锈钢及其制备工艺 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS515611A (ja) * | 1974-07-06 | 1976-01-17 | Sumikin Kiko Kk | Bonbetentosochi |
JPS5614140A (en) * | 1979-07-16 | 1981-02-10 | Omron Tateisi Electronics Co | Detecting method for road-surface condition |
-
1983
- 1983-04-20 JP JP6843083A patent/JPS59197547A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS515611A (ja) * | 1974-07-06 | 1976-01-17 | Sumikin Kiko Kk | Bonbetentosochi |
JPS5614140A (en) * | 1979-07-16 | 1981-02-10 | Omron Tateisi Electronics Co | Detecting method for road-surface condition |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105112804A (zh) * | 2015-09-01 | 2015-12-02 | 中原特钢股份有限公司 | 一种阀体用aisi410ss马氏体不锈钢及其制备工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4946092B2 (ja) | 高張力鋼およびその製造方法 | |
JPS6230860A (ja) | オ−ステナイト系快削ステンレス鋼 | |
US6290904B1 (en) | Welding materials for high-Cr steels | |
JPS6048582B2 (ja) | 熱処理硬さの高いステンレス剃刃用鋼 | |
JPH09195007A (ja) | 耐食性に優れたCr−Mn−N系オーステナイトステンレス鋼 | |
JPS59197547A (ja) | 耐孔食性含Niマルテンサイト系ステンレス鋼 | |
JPS6036466B2 (ja) | フエライト−オ−ステナイト二相ステンレス鋼 | |
JPH07138708A (ja) | 高温強度と熱間加工性の良好なオーステナイト鋼 | |
JPH11256283A (ja) | 熱間加工性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼 | |
JPH06145906A (ja) | 耐凝縮水腐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼 | |
JPH09308989A (ja) | 高Crフェライト系耐熱鋼用溶接材料 | |
JPH01319650A (ja) | 低脱炭ばね鋼 | |
JPH0250937A (ja) | 冷間加工用快削ステンレス鋼 | |
JPS61207552A (ja) | 加工安定性に優れた非磁性オ−ステナイト系ステンレス鋼 | |
JPH0382739A (ja) | 熱間加工性と耐食性に優る2相ステンレス鋼 | |
JP2743765B2 (ja) | 圧力容器用Cr−Mo鋼板及びその製造法 | |
JPS6121304B2 (ja) | ||
JPS6369951A (ja) | 高硬度非磁性オ−ステナイト系ステンレス鋼 | |
JPS63183155A (ja) | 高強度オ−ステナイト系耐熱合金 | |
JPS647127B2 (ja) | ||
JP2551511B2 (ja) | 高Crフェライト系耐熱鋼用溶接材料 | |
JPH0260749B2 (ja) | ||
JPH02141556A (ja) | 冷間加工性に優れた非磁性ステンレス鋼 | |
JPH07188866A (ja) | 耐硝酸腐食性に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼 | |
JP2551512B2 (ja) | 高Crフェライト系耐熱鋼用溶接材料 |