JPS59194950A

JPS59194950A - シ−ト分離装置

Info

Publication number: JPS59194950A
Application number: JP6530483A
Authority: JP
Inventors: Noboru Mizunuma; 水沼　昇
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1983-04-15
Filing date: 1983-04-15
Publication date: 1984-11-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は複写機、特に転写材の両面に画像を形成する両
面画像形成装置に設けられるシート分離装置に関する。

画像形成装置は転写材の省資源化、ファイリングスペー
スの増大防止の為両面画像形成装置が要求されている。

又事務作業の省力化の為コピー終了後の転写材の処理と
して自動線じが要求され、これと対応する為に循環式自
動原稿送り装置が用いられて来た。循環式自動原稿送り
装置においては、積載された原稿から一枚づつ分離して
送り出した後再び積載し何回も送り出しを可能とするも
のであり、これを可能とする為には原稿を積載された最
下部から順に送り出すものである。両面画像形成装置に
おいては、第１面に画像形成の終了した転写材を収納積
載する中間トレイ手段を有して、第２面画像形成時には
中間トレイ手段から収納されている転写材を一枚づつ分
離して送り出すものである。上記の循環式自動原稿送り
装置の原稿送りの順番と中間トレイから送り出す転写材
の順番とを一致させる為には、中間トレイの最下部から
送り出す必要がある。この様に循環式自動原稿送り装置
においても、それに対応した自動両面画像形成装置にお
いても積載された原稿又は転写材の最下部から分離して
送り出す必要がある。積載されたものの最下部から分離
するものにおいては積載されている量によって最下部の
ものにかかる荷重が変化する為に安定した送り出しが困
難であった。

従来上分離の手段としては空気の吸引を利用したもの、
互いに逆転するローラーをオーバーラツプしたもの、互
いに逆転するベルトを利用したものが知られている。し
かしながら空気の吸引を利用したものにおいては、転写
材の積載量が大きい場合も確実に分離する為には強い吸
引力を必要とし、又吸引力が小さくてもすむ為には積載
されたものの間に空気を送り込んで転写材を浮かせる必
要があり、いずれにしても装置の大型化、騒音の発生の
原因となっている。逆転ローラーを利用したものは、下
側に搬送方向に回転するローラーと、その上部に搬送方
向と逆方向に回転するローラーをそれぞれ櫛歯状に構成
し、その櫛歯部をずらせて径方向で少しオーバーラツプ
させることにより分離するものである。この場合同時に
多数のシートがローラー間に侵入すると負荷が増大し給
紙不良が発生し、又、積載枚数が多い場合に複数枚のシ
ートがローラー間に侵入した場合は、上方の逆転ローラ
ーで最下部以外のものを戻そうとする力は作用するが、
その上にさらにシートが多数積載されていると戻すため
の負荷が大きい為に戻すことが出来ず結局重送されてし
まうという問題がある。又逆転ベルトを利用したものは
、下側に搬送方向に回転するベルトとその上方で逆方向
に回転するベルトを櫛歯状に配置したものであり、ロー
ラ一式と同様にそれぞれ複数本のベルトから構成し、そ
れらを少しオーバーラツプさせることにより分離させる
ものである。このベルト式の場合は摩擦力の差を利用す
る分離要素が大きい為にオーバーラツプ量は少なくても
分離性能はあるものであり、多数枚のシートが同時にベ
ルト間に侵入しても負荷とはなりにくく給紙不良は発生
しない。

しかしながら摩擦力による分離要素が大きいためにベル
トの汚れ等によりその摩擦力が変化すると重送が発生し
やすい。また逆転ローラ一式と同様にシートの積載枚数
が多い場合、複数のシートがベルト間に侵入すると、そ
れより上の積載荷重に３− よって戻すことができず、結局は重送されてしまうとい
う問題が発生する。

さらに、ローラ一式にしてもベルト式にしても分離側の
ローラーやベルトが複数枚のシートの先端部と絶えず接
触して、それらシートの重送を防止しているため、ロー
ラーやベルトの表面が極めて傷付き易く、耐久上の問題
があり、従ってそれらローラー、ベルトの交換は必然的
なものになっている。

本発明は上記の欠点を克服するものであって、またロー
ラ一式やベルト式との併用も可能となるシート分離装置
である。また本発明はシート先端部を規制するガイド板
を弾性体のローラーやベルトで構成したシート搬送部材
に対して、上方から櫛歯状にオーバーラツプ量を持たせ
て配設したものであって、従来のものと比較して、紙送
り信頼性を高めると同時に機構の簡易化と小型化を可能
としたシート分離装置を提供することを目的とするもの
である。

以下本発明を実施例に従って図面を参照しなが４− ら説明する。

第１図は本発明の一実施例を利用した両面画像形成シス
テムを示し、ここでは画像形成装置としては複写機、転
写材としては用紙が用いられる。

第１図において、このシステムは複写機１、両面用紙搬
送径路および補給紙台よりなる複写機１の下部に配置さ
れ複写機１を支える自動両面部２、循環式自動原稿送り
装置（以下ＲＤＦという）３、および自動とじ装置（以
下ステブラ−と云う）４より構成される。

複写機１は公知の技術により画像形成を行なうもので、
原稿載置台５、光学６、感光体７、感光体７の周辺に配
置された画像形成手段８〜１５、用紙供給搬送手段１６
〜２０．２２．２４、定着手段２１、および−面複写済
の用紙を両面画像部へ切換える手段２３より構成されて
いる。

両面部２は補助給紙部２５．２６、複写機１への用紙供
給径路２７、複写機１からの用紙受取り径路２８、用紙
搬送手段２９．３０．３３．３４、中間トレイ３１、お
よび分離装置３２より構成される。

ＲＤＦ３は原稿載置台３５、分離装置３６、原稿搬送ベ
ルト３７、原稿を原稿載置台３５へ戻す手段３８より構
成される。

ステブラ−４は用紙排出手段３９、用紙積載台４０、ス
テラプル手段４１、ステラプル後のコピー束を受は取る
台４２より構成される。

上記各部２．　３．　４はそれぞれ複写機１に対し着脱
可能に構成されている。

本発明は上記第１図で説明したシステムの自動両面部２
および循環式原稿自動送り装置（ＲＤＦ）３における原
稿またはコピーの分離機構に関するものであり、いずれ
においてもシート状部材を取扱うので、原稿等はシート
と表現する。

第２図は本発明の分離装置の一実施例で、ここでは上記
における自動両面部２の分離装置３２において使用する
分離装置の一実施例について説明する。

第２図において、一対のローラ３０ａ、３０ｂは中間ト
レイ３１へ一面コピー終了シートを搬送し排出する搬送
ローラを示し、中間トレイ３１に連らなって補助送りロ
ーラ５０、シート残量検知部材４５ａ１シート前規制板
４５が配置される。さらに搬送側ブーＪ　　４４ａ、４
４ｂに支持された弾性体よりなる搬送ベルト４８、この
搬送ベルト４８の上部に分離側ブー！Ｊ−４３ａ、４３
ｂに支持された分離ベルト４９が配置され矢印Ｘ、Ｙに
示すように搬送ベルト４８、分離ベルト４９とは互に逆
転する。さらにその下流側に搬送ローラー５１ａ。

５１ｂが配置される。第４図（ａ）に示すように搬送ベ
ルト４８は縦方向に複数に分割されて配置され、またシ
ート前規制板４５は下端部が櫛歯状に形成されオーバー
ラツプ量ｄだけ搬送ベルト４８が規制板４５の櫛歯部分
４５ｂに食い込ませて配置される。

両面コピーモード時、設定された枚数の第１面（片面）
コピー終了シートがローラ対３０ａ、３０ｂを介して中
間トレイ３１に第１図の用紙搬送路部を通って順次送り
込まれる。最終コピーシートが中間トレイ３１へ搬入、
積載されると同時に、それまで待機位置にあったシート
残量検知部材４５ａは最終シート上に図示されない嬬ト
ヌプリング部材あるいは自重等により軽く圧接した状態
で停止させられ、最終シートが送り出された時に、再び
前記待機位置へ戻り、図示されない検知手段（二より、
中間トレイ３１上にシートがない事を本体コントローラ
あるいはユーザーへ知らせるシート残量検知部材として
使われる。

第３図は第２図の装置において最下位のシートが分離し
ている様子を表わしたものであるが、この図に見るよう
に、中間トレイ３１上に積載されたシート束はシート先
端をシート前規制板４５に突き当てた状態で停止されて
いる。第４図（Ｒ）　、　（ｂ）は第２図のＡ−Ａ断面
で、前述のように、シート前規制板４５は搬送ベルト４
８と第４図（ａ）のようにオーバーラツプｄだけ櫛歯状
に食い込ませて配置されている。２面目複写開始と同時
に、シート束の最下位紙Ｐ、　（第２図）が補助送りロ
ーラ５０により搬送され、シート前規制板４５によって
搬送を遮断される力がシート側に働くが、その反作用と
して、弾性体である搬送ベルト４８をシートＰ１が押し
下げ（第３図）、第４図（ｂ）のようにシー）Ｐ＋は波
形状断面５４を作りながら搬送される。

すなわちシートＰ１は搬送ベルト４８を押し付けた形に
なるため確実に搬送される。Ｐｌよりも上位のシートに
ついては、第３図におけるようにシート前規制板４５に
より先端部を遮断された状態で停止させられており、重
送は完全に防止される。しかし、環境条件やシート同志
の吸着状態（たとえば、静電吸着やトナー融着など）に
より最下位のシートに引きずられて、シート前規制板４
５を通過したとしても、その直後に配置しである、ベル
トタイプ分離手段により、二度目の分離が行なわれる。

この場合、最下位のシートは搬送ベルトに強く接触して
搬送が確実に行なわれると同時に重なった上側のシート
は分離ベルト４９に接して逆方向に送られるので、この
二度目の分離は確実になる。このように、正常な一枚毎
の分離を達成出来、従来にない信頼性の高い装置を提供
出来る。

また、第５図に示すように、本発明のシート前規制板４
５表面に摩擦部材５２を接着しておけば、搬送されるべ
きシート以外のシートを停止させる停止力をさらに増す
事が可能であり、紙送り信頼性を高めると同時に、従来
のローラやベルト分離方式との併用を必要とせず、分離
装置のコンパクト化を推進し、組立て性、交換性を改善
出来る。

上記実施例の説明は自動両面部２（第１図）において使
用する分離装置３２により説明したが、循環式原稿自動
送り装置（ＲＤＦ）３　（第１図）における分離装置３
６に使用する場合も、略同様の構成であり作用効果も同
様である。この場合第２図を参照して説明したシート残
量検知部材４５ａは原稿枚数を複写まえに自動的にカウ
ントする枚数カウント部材として使われる。

また上記実施例による説明では、両面複写装置に使用す
る場合について説明したが、本発明の分離装置は両面複
写に限らず、複数枚を積載したシートの最下部から順に
１枚づつ分離して送り出す場合に適用可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を利用するシステムの概略図、
第２図は本発明の一実施例の側面（一部所面図）図、第
３図は第２図の実施例における作用説明図、第４図（ａ
）　、　（ｂ）は第２図のＡ−Ａ断面図、第５図は本発
明の他の実施例の側面（一部所面）図である。３２・・・・・・・・・分離装置　　４５・・・・・・
規制板４５ａ・・・・・・・・・検知部材　　４８・・
・・・・搬送ベルト４９・・・・・・・・・分離ベルト
５０・・・・・・補助送りローラ＊５１ａ、５１ｂ・・
・搬送ローラ　５２・・・・・・摩擦部材特許出願人　
キャノン株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

（１）積載されたシートの最下部から順に１枚づつ分離
して送り出す装置において、該積載されたシート先端部
を規制するガイド板と、シート搬送用弾性部材とを有し
、該ガイド板が該シート搬送用弾性部材に対し上方から
櫛歯状にオーバーラツプ量を持って配設されていること
を特徴とするシート分離装置。
（２）該ガイド板表面のシート先端部が突き当る面に摩
擦部材を装着したことを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載のシート分離装置。