JPS59193572A - カセツト移送装置 - Google Patents

カセツト移送装置

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JPS59193572A
JPS59193572A JP58065578A JP6557883A JPS59193572A JP S59193572 A JPS59193572 A JP S59193572A JP 58065578 A JP58065578 A JP 58065578A JP 6557883 A JP6557883 A JP 6557883A JP S59193572 A JPS59193572 A JP S59193572A
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JP
Japan
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cassette
carrier
gear
chassis
shaft
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Keitarou Ozawa
小澤 継太郎
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Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B15/16Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing presence, absence or position of record carrier or container
    • G11B15/17Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing presence, absence or position of record carrier or container of container

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、カセット式ビデオテープレコーダに好適なカ
セット移送装置に関する。
〔発明の背景〕
近年、ビデオテープレコーダが家庭用として著しく普及
するようになった。かかる家庭用のビデオテープレコー
ダにおいては、操作の容易性、特に、テープの着脱の簡
略化は重要な課題であった。この課題を達成するために
、カセット、カセット移送装置、オートローディング機
構の開発が進められ、従来、非常に手間がかかったテー
プの着脱作業が、単に、テープが収納されたカセット式
ビデオテープレコーダに設けられたカセット挿入口から
挿入するだけで、自動的にテープの装着が行なわれると
いう極めて簡単な操作でもって行なうことができるよう
になった。
これは、カセットをカセット挿入口から挿入すると、カ
セット移送装置がこのカセットを所定の位置まで移送し
、オートローディング機構がその所定の位置に設定され
たカセットからテープを引き出し、テープ走行系機構に
装着するものである。カセット挿入口は、従来、ビデオ
テープレコーダの上部に設ける場合と前部に設ける場合
とがあり、前者の場合には、ビデオテープレコーダの上
方にカセット挿入のだめのスペースが必要であることか
ら、特に、据置型のビデオテープレコーダにおいては、
カセット挿入口がビデオテープレコーダの前部、すなわ
ちフロントパネル側に設けるのが通常である0テ〜プは
テープ走行系機構に無理なく装着されなければならない
。このために、カセット移送装置は、カセットがカセッ
ト挿入口から正しい姿勢で挿入されたときのみこのカセ
ットを移送し、所定の位置に正しい姿勢で設定しなけれ
ばならない。このために、カセット挿入口がビデオテー
プレコーダのフロントパネル側に設けられたカセット移
送装置は、不正な姿勢で挿入されたカセットの搭載を阻
止し、正しい姿勢で挿入されたカセットを水平に保ちつ
つ水平方向に搬送し、次いて、水平に保ちつつ垂直方向
に搬送して所定の位置に設定し、この所定の位置でカセ
ットが常に水平に置かれるように作動する。オートロー
ディング機構は、カセットの姿勢にかかわらず、常に水
平方向にテープをカセットから引き出すように動作し、
このために、カセットが所定の位置に水平に置かれてい
る限り、テープはカセットから無理なく引き出される。
次に、かかる従来のカセット移送装置の一例を第1図な
いし第7図を用いて説明する。
第1図はカセットキャリアの搬送部を示す要部斜視図で
あって、1はカセットキャリア、13はフロア部、1b
は右側壁、1cは突出部、 1d1e、1fは突起、2
は右側シャーシ、2a。
2b、2cは折線ガイド側である。
同図において、カセットを搭載するカセットキャリア1
は、フロア部1a、右側壁1b、左側壁(第4図)、押
えバネ支持部(第4図)からなる。右側壁1bはフロア
部1aより上方の部分とフロア部1aより下方に突出し
た突出部1cとからなり、前者には突起1d、1eが設
けられ、後者には突起1fが設けられている。
一方、右側シャーシ2には、夫々が水平方向に延長した
部分溝(以下、水平部分溝という)と垂直方向に延長し
た部分溝(以下、垂直部分溝という)とからなる折線状
のガイド溝(以下折線ガイド溝という)2a、2b、2
cが設けられ、折線ガイド溝2aKは突起1dが、折線
ガイド溝2aKは突起1eが、さらに、折線ガイド溝2
cには突起1fが夫々摺動自在に嵌合している。
折線ガイド溝2a、2b、2cは、それらの水平部分溝
の長さが互いに等しく、まだ、それらの垂直部分溝の長
さも等しく設定され、折線ガイド溝2aに対する折線ガ
イド溝2b、2cのずれ量、ずれ方向は、突起1dに対
する突起1e、ifのずれ量、ずれ方向に等しい。この
ために、突起1d、1e、1fが夫々折線ガイド溝2a
、2b、2cの水平部分溝に嵌合しているときにけ、突
起1d、1eにより、あるいは、突起1d、1fにより
、カセットキャリア1は右側シャーシ2に垂直な軸に関
して回動するのが阻止され、寸だ、突起1d116,1
fが夫々折線ガイド溝2a、2b、2cの垂直部分溝に
嵌合しているときには、突起1e、1fにより、やはり
、カセットキャリア1が右側シャーシ2に垂直な軸に関
して回動するのが阻止され、結局、カセットギヤリア1
は、折線ガイド溝2p、、2b、2cに沿って水平方向
および垂直方向に移動中、水平に保たれることになる・
しかし、このように、カセットキャリアの回動をできる
限り阻止するためには、突起1d。
1e、if間の間隔が充分大きくなければならない。通
常、カセットは奥行き(カセットキャリア1の移動方向
)の寸法が大きいから、突起1dに対する突起1e、1
fの間隔は充分大きくすることができる。しかし1、カ
セットの厚さく伏その奥行き寸法に比べて小さいから、
右側壁1bの高さも小さく、このために、右仰壁1bに
突出部1cを設けてこれに突起1fを設け、突起1e、
if間の間隔を充分大きくしなければならない。
ところが、カセットキャリア1は折線ガイド溝2a+ 
2b、2cの垂直部分溝に沿って降下し、カセットをテ
ープ走行系機構(図示せず)の所定の位置に設定するも
のであるから、かかるテープ走行系機構は、必然的に、
第1図の搬送部の下方に設けられることになる。このた
めに、右側壁1bに突出部1cがあると、右側シャーシ
2の折線ガイド*icが設けられた部分は、カセットを
所定の位置に設定したときのカセットキャリア1のフロ
ア部1aの下方に存在するから、この部分と突出部1c
とは、ビデオテープレコーダをその上下方向の寸法を増
大させて大型化するとともに、テープ走行系機構のスペ
ースを制限し、その構成を複雑にすることになる。
なお、第1図はカセットキャリア1の右側部分について
示しているが、右側部分にも同様の搬送部が設けられて
いる。
第2図はカセットキャリアの駆動部を示す斜視図であっ
て、6け左側シャーシ、4は駆動モータ、5はウオーム
、6はウオームホイル、7は平歯車、8は駆動腕、9は
同期シャフトであり、第1図に対応する部分には同一符
号をつけている。
第2図において、カセットキャリア1は右側シャーシ2
.左(ill:シャーシ3間に支持され、水平方向およ
び垂直方向に移動可能であることは先に第1図を用いて
説明した。
右側シャーシ2側には、駆動モータ4と、ウオーム5.
ウオームホイル6、平歯車7などからなる減速機れキと
、平歯車7と一体に回動する駆動腕8とが設けられてい
る。駆動B’ia aにはガイドFl’aが設けられ、
このガイド溝8aに突起1dが摺動可能に嵌合している
□ 図示しない刀セットが図示しないカセット挿入に1から
挿入され、カセットキャリア1に搭載さ珪ると、カセッ
トを押すことによって力士ットキャリア1は折線ガイド
溝2aに沿って水平方向に移動し、これとともに、駆動
腕8と平歯車7は回動する。カセットキャリア1が所定
の位置に達すると、図示しない起動スイッチが作動して
駆動モータ4は回転する。この駆動モータ4の回転によ
り、減速機構を介して!vY*す腕8け回動し、カセッ
トキャリア1はさらに水平方向に移動し、次いで、垂直
方向に降下し、てカセットを所定の位置に設定する。
かかる駆動部の配信によると、右側シャーシ2側に駆動
部のだめのスペースが必要となり、このために、ビデオ
テープレコーダはその横幅が増大して大型化することに
なる。
なお、左側シャーシ5側にも、同様の減速機構や駆動腕
が設けられており、同期シャフト9を介して駆動モータ
4の回転が伝達埒れる。このことからも、横方向のスペ
ースが必要となる。
第6図は第2図の駆動部の動作を示す説明図であって、
6aはバネ掛け、6bは扇状溝、10は平歯車、10a
はバネ掛け、11は捩りコイルバネ、12はフロントパ
ネル、13はカセット挿入口14はカセットであり、第
2図に対応する部分には同一符号をつけている。
第6図において、カセット14がカセットキャリア(図
示せず)に搭載されていないときには突起1dは折線ガ
イド溝2aの水平部分溝の端部に当接し、カセットキャ
リアはカセット挿入口13側の限界位置にある。
駆動モータ4(第2図)に直結したウオーム5にウオー
ムホイル6が噛合し、また、ウオームホイル6に同軸状
に配置されている平歯車10は、駆動腕8と一体化され
た平歯車7と噛合している。ウオームホイル6と平歯車
10とは、夫々バネ掛け6B、10aが設けられ、また
、ウオームホイル6には扇状溝6bが設けられてこの扇
状溝6bを通してバネ掛け10aがウオームホイル6か
ら突出し、捩りコイルバネ11がバネ掛け6a、10a
に引掛けられている。
図示するように、突起1dが折線ガイド溝2aの水平部
分溝の端部に当接している状態では、駆動モータ4は停
止しており、ウオームのセルフロック機能により、ウオ
ームホイール6は回転することができない。また、この
状態で捩りコイルバネ11は捩じられた状態にあり、こ
のために、平歯車10は紙面上時計方向に回転しようト
スるが、ウオームホイル6の扇状溝6bの一端がストッ
パーとして作用し、平歯車10のバネ掛け10aが扇状
溝6bのこの端部に当接して平歯車10は回転しない。
次に、カセット14をカセット挿入口16から挿入して
矢印A方向に押すと、まず、カセット14の先頭部はカ
セットキャリアの奥壁に当接し、さらに、カセット14
を矢印入方向に押すと、カセットキャリアも矢印A方向
に移動する。これとともに、突起1dは、折線ガイド溝
2aの水平部分溝に沿って移動し、同時に、駆動腕8の
ガイド溝8aに沿って摺動する。このために、駆動腕8
、したがって、平歯車7は矢印C方向に回動し、平歯車
7に噛合する平歯車10は反時計方向に回動する。バネ
掛け10aは扇状溝6bの端部から離れて扇状溝6bに
沿って回動し、これとともに、捩りコイルバネ11はさ
らに捩じられて付勢力が増大することになる。
そこで、途中でカセット14を矢印A方向に押すことを
止めると、捩りコイルバネ11の付勢力によってバネ掛
け10aが扇状溝6bの端部に当接するまで平歯車10
は時計方向に回動し、したがって、平歯車7.駆動腕8
が矢印Cとは逆方向に回動してカセットキャリアは元の
位置まで戻り、カセット14を引き出すことができる。
一方、カセット14に対する矢印A方向への抑圧を止め
ないと、カセット14の背面がフロントパネル12の面
に達したとき、図示しない駆動スイッチが作動して駆動
モータ4は回転を開始する。そこで、ウオームホイル6
はウオーム5を介して反時計方向に回転し始め、バネ掛
け10aは扇状溝6bの元の端部に引掛かって平歯車1
0も反時計方向回転する。このため(こ、平歯車10に
噛合した平歯車7は矢印C方向に回動し、駆動腕8も矢
印C方向に回動してカセットキャリアは水平方向に移動
し、さらに、折線ガイド溝2aの垂直部分溝に沿って降
下する。
また、装着されたカセット14を取り出すときには、駆
動モータ4は逆方向に回転し、駆動腕8は矢印Cとは逆
方向に回動してカセットキャリアは垂直方向に上昇し、
次いで、水平方向矢印Aとは逆方向に移動する。この場
合、ウオームホイル6は時計方向に回転し、このために
、平歯車10はバネ掛け10aが扇状溝6bの他端部に
当接することによってウオームホイル6とともに回転す
る。このために、捩りコイルバネ11はさらに捩じられ
た状態にある。
カセット14の背面がフロントバネ/I/12の面に達
する一点鎖線14aの位置に力士ットキャリアが来ると
、駆動モータ4は停止する。そこで、大きな捩り状態に
ある捩りコイルバネ11け、この捩りを解くためにバネ
掛け10aを扇状溝6bに沿って移動させ、このために
、平歯車10はバネ掛け10aが扇状溝6bのもう一方
の端部に当接するまで回動する。この平歯車10の回動
は、平歯車7.したがって、駆動腕8を矢印Cとは反対
方向に回動せしめ、突起1dが折線ガイド溝2aの水平
部分溝の端部に当接することによって停止し、このため
に、カセット14の一部がフロントパネル12から突出
することになって、カセット14を容易に取り出すこと
ができるようになる。
このようにして、カセットを自動的に所定の位置に移送
し、また、カセットの挿入、取り出しを容易にしている
が、捩りコイルバネ11を介してウオームホイル6と平
歯車10とを結合しているものであるから、常時、捩り
コイルバネ11の作用が働き、このことによって、次の
ような問題点が生ずることになる すなわち、1ず、第1に、駆動モータ4の起動直後にカ
セット14から手をはなすと、カセットキャリアに急激
なバックラッシュが生ずることである、カセット14ヲ
矢印A方向に押してその背面がフロントパネル12の面
に達したとき、駆動モータ4が回転を開始するが、この
瞬間においては、平歯車10のバネ掛け10aはウオー
ムホイル6の扇状溝6bの端部から離れており、ウオー
ムホイル6が駆動モータ4によって回転し、扇状溝6b
の端部がバネ掛け10aに当接して始めて平歯車10は
ウオームホイル6とともに回転する。
そこで、駆動モータ4の起動直後、平歯車10のバネ掛
け10aが扇状溝6bの端部に当接する前にカセット1
4から手を離すと、捩りコイルバネ11はその捩れを解
きほぐすために、バネ掛け10aを扇状溝6bに沿って
ウオームホイル6の回転方向とけ逆方向に回動せしめ、
キャリッジは矢印A方向とは逆方向に移動する。しかし
、バネ掛け10aが一瞬のうちに扇状溝6bの端部に当
接し、平歯車10は回転方向を逆転し2てウオームホイ
ル6とともに回転し始め、これとともに、カセットキャ
リアも矢印入方向に移即ノ方向を逆転する。
このように、カセットキャリアは一瞬矢印Aとは逆方向
に移動して、突然矢印A方向に移動方向を逆転してバッ
クラッシュが生じ、このために、カセット14はカセッ
トギヤリアに対して矢印Aとは逆方向に変位し、カセッ
トギヤリアに対する位置に狂いが生じて折線ガイド溝2
aの垂直部分溝に沿う降下が不能となる。
第2に、突起1dが折線ガイド溝2aの垂直部分溝にあ
り、カセットキャリアが垂直方向に移送しているときに
、カセットやカセットギヤリアの自重により、捩りコイ
ルバネ11に撓む方向の力が作用することである。本来
、捩りコイルバネ11が作用するのけ、駆動モータ4が
回転しないときのカセット14の背面を手で押すときだ
けでよいのであるが、カセットキャリアの垂直移送時、
上記のように、捩りコイルバネ11に撓む方向の力が作
用すると、カセットギヤリアが水平方向から垂直方向へ
、あるいは、垂直方向から水平方向へ移送方向を転換す
るときには、駆動腕8の分力の変化とともに、駆動部に
急激な負荷変動が生ずることになる。
そこで、もし、捩りコイルバネ11の弾性力が小さい場
合には、この負荷変動により、捩りコ□f /I/ ハ
ネ11に撓みと戻りが生じてカセットキャリアの動作に
円滑さを欠くことになる。逆に、上記の負荷変動に耐え
得る程度に=+a リコイルバフ11の弾性力を大きく
すると、カセット14を押してカセットキャリア全移送
させるために、大きな力が必要とlす、カセット操作の
感触を悪化させることになる。また、先に説明したバッ
クラッシュも大きくなる。
従来のカセット移送装置においては、駆動モータ4が停
止しているときのカセット14に対する押圧力は、12
〜1.8(k17重)に設定されており決して操作感触
が良いとは言えな(へ。
第4図はカセットキャリアの要部を示す斜視図であって
、1g17を左側壁、1h、1iけ押えバネ取付部材、
1jは不正挿入防止用突起、1に1mは切込部、 15
.16は押えバネであり、第1図に対応する部分には同
一符号をつけている。
第4図において、カセット(図示せず)が搭載されるフ
ロア部1aの両側には、フロア部1aと一体に右側壁1
b、左側壁1gが設けられ、さらに、右側壁1bにはフ
ロア部1a側に突出した押えバネ取付部材1hが、寸だ
、左側壁1gにはフロア部1a側に突出した押えバネ取
付部材11が夫々設けられ、これら押えノ・ネ取付部材
1h、iiには、夫々板バネから疫る押えバネ15.1
6が取りつけられている。
また、フロア部1aには、カセットキャリアがテープ走
行系機構の所定の位置に設定されたときに、テープリー
ル台が依り込むほぼ半円状の切込部1に+1mが設けら
れ、この切込部1に+1mの中間位置に不正挿入防止用
突起1jが設けられている○ かかる構成のカセットキャリアにおいで、カセットは矢
印り方向から挿入され、カセットが正17い姿勢で挿入
されている場合には、カセットの底面に設けられた溝部
が不正挿入防止用突起1jに嵌より込んでカセットは円
滑に矢印り方向に進み、カセットキャリアの図示しない
奥壁に当接して正しくカセットキャリアに搭載される。
このとき、押えバネ15.16は搭載されたカセットを
フロア部1aに押圧し、カセットはカセットj・ヤリア
に安定して保持さり、ることになる。
ところが、かかる構成のカセット・■ヤリアによると、
第1の欠点として、押えバネ15.16を用いているこ
とから、カセットキャリアの高さ方向に多少の余裕が生
じてしまい、カセットをカセットキャリアに多少傾けて
挿入しても、押えバネ15.16のいずれか一方が圧縮
され、第5図に示すように、カセット14が不正挿入防
止用突起1jに乗った状態でカセットキャリアに搭載さ
れてしまうこともある。通常は、押えバネ取付部制御り
、1iにさらに押えバネ15.171+の撓む範囲を制
限する部利を設けて、カセット14が過度に傾いて挿入
されるのを防止しているがカセット14の寸法のバラツ
キやカセットキャリアの剛性の点でカセット14の傾き
を充分には防止することができない。
このように、カセットキャリアにカセットが傾いて搭載
されると、カセットキャリアがテープ走行系機構の所定
の位置に水平を保って設定されたとしても、カセット1
4は水平に保たれずテープは無理な状態で引き出されて
痛められることになる。
次に、第2の欠点として、かかるカセットキャリアがテ
ープ走行系機構の所定の位置に設定されたとき、このカ
セットキャリアがテープ走行系機構のスペースに制約を
加えることである。
すなわち、第6図に示すように、カセットキャリア1が
所定の位置に設定されると、押えバネ15.16により
、カセット14をテープ走行系機構シャーシ(図示せず
)上に植立した位置決めボス17.18上に押圧し、カ
セット14の位置決めを行なう。この場合、カセット1
4の底面はカセットキャリア1のフロア部1aよりも距
離dだけ浮き上がるようにし、カセット14が位置決め
ボス17.18上に押圧されていることを保証している
このことは、逆に、カセットキャリア1が距離dだけ下
方にオーパース)ローフしていることになり、このオー
バーストロークとカセットキャリア1のフロア部1aの
厚さとによってテープ走行系機構のスペースが制限され
ることになる。もし、テープ走行系機構に充分なスペー
スを取ろうとすると当然のことながら、ビデオテープレ
コーダの高さ方向の寸法が増大する。
さらに、第6の欠点として、カセット挿入口のドアとの
関連から、カセットキャリアに制約が加わることである
すなわち、第7図に示すように、カセット挿入口13に
ドア19が設けられている。このドア19は回動軸20
に関して内側に回動する。カセットキャリア1は、カセ
ット挿入口1ろから挿入されるカセットが円滑にカセッ
トキャリア1に搭載され得るように、カセット挿入口1
3にできるだけ近づいていなければならないし、しかも
、ドア19の回動に支障をきたしてはならない。
そこで、カセットキャリア1がカセットを搭載してない
ときのカセット挿入口13に最も近い位置は、カセット
挿入口13から充分に離れているようにし、しかも、カ
セット移送装置の奥行き方向の占めるスペースをできる
だけ小さくしてビデオテープレコーダの奥行き寸法を小
さくするようにしている。このために、カセットキャリ
ア1の奥行き寸法は必然的に制約され、第4図に示すよ
うに、フロア部1aの奥行き寸法は小さくなってテープ
リール台が嵌合する部分が半円状の切込部1に、1mと
して形成されることになる。
この結果、第4図において、フロア部の1に1mが形成
された部分は非常に幅が狭くなり、フロア部1aの機械
的強度は著しく損われることになる。この機械的強度を
補うために、フロア部1aの厚さを増加させることが考
えらねるが、このようにすると、第6図で説明したよう
に、カセットキャリア1のテープ走行系機構のスペース
に対する制約がさらに増大することになる。
また、第7図において、カセットキャリア1のフロア部
1aの先端部は、カセットが円滑にカセットキャリア1
に搭載され得るように、下方に曲折したカセット導入ガ
イド部1nが設けられているが、このカセット導入ガイ
ド部1nも、テープ走行系機構のスペースに制約を加え
ている。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除きカセットが
カセットキャリアに不正な姿勢や不正な向きで搭載され
ていることを確実に検知し常に、正しい姿勢、正しい向
きでカセットがテープ走行系機構に装着することができ
るようにしたカセット移送装置を提供するにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するために、本発明は、カセットキャリ
ア上に、該カセットギヤリアに正しい姿勢、正しい向き
で搭載されたカセットにょつて作動する第1の部材と、
非作動状態の該第1部材と当接する第2の部材とを設け
、前記カセットキャリアに前記カセットが不正な姿勢。
不正な向きで搭載されたときに、前記第1の部6″と前
記第2の部材とが当接して前記カセットキャリアを移動
することができないようにした点を特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面について説明する0 第8図は本発明によるカセット移送装置の一実施例を示
す斜視図であって、1はカセットキャリア、2は右側シ
ャーシ、2a、2bは折線ガイド、2dは突出部、3は
左側シャーシ、ろdは突出部、4は駆動モータ、9は同
期シャフト21は右駆動主腕、22は右駆動接読、25
は連結板24は右腕歯車、25は左腕歯車、26は右駆
動歯車27は左部iib歯車、28は前シャーシ、29
は伝達部材、30は連結部材、31はテープ走行系機構
シャー7であり、第2図に対応する部分には同一符号を
つけている。
第8図において、連結部材30によって連結された右側
シャーシ2と左側シャーシ5とは互いに平行に設けられ
、右側シャーシ2には2つの折線ガイド溝2a、2bが
設けられているとともに、図示しないが、左側シャーシ
3にも同様の2つの折線ガイド溝が設けられている。
右側シャーシ2と左側シャーシろとの間にはカセットキ
ャリア1が配置されており、カセットキャリア1に設け
られた、後述する支持シャフトが右側シャーシ2の折線
ガイド溝2a、2bと、左側シャーシ6の図示しない折
線ガイド溝とに夫々摺動可能に嵌合され、かかる支持シ
ャフトを介してカセットキャリア1は右側シャーシ2と
左側シャーシ5とに移動可能に支持されている。
右駆動主腕21.右駆動接読22.連結板25.右腕歯
車24は、カセットキャリア1の右側の駆動部材を形成
して右側シャーシ2に取りつけられており、図示し々い
が、左腕歯車25を含めた同様の構成の左側の駆動部材
が左側シャーシ3に取りつけられている。また、カセッ
トギヤ1ノア1の水平方向移送路の下方、かつ、テープ
走行系機構(図示せず)が取りつけられるテープ走行系
機慣シャーシ31の前方(カセット挿入口但11)ニf
4tJシャーシ28が設けられ、この前シャーシ2B上
に、駆動モータ4と、同期シャフト9.右扉ス動歯車2
6.左駆動歯車27を含む伝達部材29力;取りつけら
れている。
なお、右側シャーシ2と左側シャーシ6との夫々の頂部
には、カセットキャリア1側に突出した突出部2d、3
dが設けられ、後述するように、連結部材ろ0とともに
、カセット(1凹示、、ltず)が不正な姿勢で搭載さ
れたカセ′ント=t’ヤ1ノア1の移動を禁止する作用
をなすものである。
右側ンヤーシ2に設けられた折線ガイド溝2+1.,2
bと、左側シャーシ6に設けられた図示しない2つの折
線ガイド溝とは、第1図に示した従来のカセット移送装
雅における折線ガイド溝2a、2b、2cと同様に、水
平部分溝と垂直部分溝とからなり、したがって、ツlセ
ットキャリア1は、水平方向および垂直方向に移動可能
であって、垂直部分溝に沿って垂直方向に降下すること
によって、図示し力いテープ走行系機構の所定の位置に
設定される。
第9図は第8図の右側シャーシ2側からみた側面図であ
って、右側の駆動部材を示し、2eは回動軸支持部、1
4はカセツ) 、 21a 、 22aはS字形ガイド
溝、ろ2.33.34.35は回動軸、3637は支持
シャフト、68はテープ走行系機構であり、第8図に対
応する部分には同一符号をつけている。
第9図において、カセットキャリア1には、支持シャツ
)36.37が設けられ、これら支持シャツ)36.+
7は右側シャーシ2に設けられた折線ガイド溝2a、2
bに夫々回動可能に嵌合している。支持シャツ)36.
37は水平方向および垂直方向に互いにずれて配装置さ
れ、これら支持シャツ)36.37のずれ方向、ずれ賭
に等しく折線シャーシ2a、2bがずらされていること
は先に説明した従来技術の場合と同様である。
右101]シヤーシ2上には、2つの回動軸32,33
が設けられ、回Hr軸32は折曲部を介して設けらtだ
回動軸支持部2eに植立している。回動軸52には右駆
動主I!1i121が、回動軸只には右駆動径)薊22
が夫々回動可能にルリつけられている。右駆動主腕21
に(寸回動軸64が、右駆動接読22には回動軸65が
設けられ、これら回動@34.35に連結板26が回動
可能に取りつけられて、右駆動主jifi 21と右駆
動接読22とが連結されている。さらに、右1駆動主腕
21にはS字形ガイド溝21aが右駆動従軸22に1d
S字形ガイド(l121aと形状。
寸法が等しいS字形ガイド溝22aが夫々設けられ、S
字形ガイド満21aには支持シャフト36がS字形ガイ
ド溝22aには支持シャフト37が夫々摺動可能に嵌合
している。したがって、支持シャフト36は折線ガイド
溝2aとS字形ガイド溝218との交点にあり、支持シ
ャフト37は折線ガイド溝2bとS字形ガイド溝22a
との交点にあることになる。
そこで、連結板2ろにより、右駆動主腕21と右駆動接
読22とは連動して回動するが、回動軸6234、35
.33は夫々平行四辺形の頂点をなすように配置されて
おり、このだめに、右;枢動主腕21と右部jIrIl
接読22とは、常に回動角が互いに等しく、いわゆる、
平行リンクを形成している。寸だ、右駆動主腕21にお
ける回ftjh軸321回動軸348字形ガイド溝2I
a間の位置関係と、右犯動従1118122における回
動軸369回動軸、!+5.S字形ガイド溝22.間の
位置関係とけ互いに等しく、さらに、折線ガイド溝2a
、回動軸32間の位置関係と折線ヲjイド溝2b、回動
軸長間の位1d関係と(d互いに等しく、さらにまた、
回動軸52.?+3間の位置関係と支持シャツ)36,
57間の位置関係とけ互いに等しく設定されている。し
たがって支持シャツ)56.57を結ぶ直線、圓勧th
+I32,3己を結ぶ直線1回動軸54.35を結ぶi
Th線は互いに平行状態が維持され、この状態でカセッ
トキャリア1が水平を保つように、支持/倉ント66゜
37が設けられている。
右腕歯車24は回動軸62に同軸に設けられて右駆動主
腕21と連結されるとともに、同期シャフト9(第8図
)に固定した右駆動歯車26と噛合している。
以上と同じ構成の駆動部が、左側シャーシ3にも取りつ
けられている。
そこで、カセット14を矢印方向に押すことにより、カ
セットキャリア1が移動して支持シャツ)3(S、37
が夫々折線ガイド溝2a、2bに沿って移動するときに
は、右駆動主腕21.右駆動接読22は回動し、逆に、
右駆動主腕21に駆動モータ4(第8図)の回転が伝達
部材29(第8図)を介して伝達され、右駆動主腕21
.右駆動接読22が回動すると、支持シャツ)36.3
7が夫々折線ガイド溝2a、2bに沿って摺動し、カセ
ットキャリア1が移動する。そして、この場合、支持シ
ャフト36.37が夫々折線ガイド溝2a。
2bの水平部分溝を摺動してカセットキャリア1が水平
移動しているときには、支持シャフト36.57が夫々
折線ガイド溝2a、2bの水平部分溝に嵌合しているこ
とにより、カセットキャリア1は右側シャーシ2に垂直
な軸に関する回動が阻止されて水平が保たれる。また、
支持シャフト5(S、37が夫々折線ガイド溝2a、2
bの垂直部分溝を摺動してカセットキャリア1が垂直移
動しているときには、先に説明した回動軸32、33.
34.35やS字形ガイド溝21a、22aの位置関係
、S字形ガイド溝21a 、 22aの形状。
寸法が互いに同一であることから、折線ガイド溝2aの
垂直部分溝、S字形ガイド溝21a間の交点と折線ガイ
ド溝2bの垂直部分溝、S字形ガイド溝22a間の交点
とを結ぶ直線と、回動軸32.33間を結ぶ直線とは平
行となり、したがって、支持シャツ)36.37を結ぶ
直線と回動軸5233を結ぶ直線とは互いに平行であっ
てカセットキャリア1は水平に保たれることになる。換
言すれば、右駆動主腕21と右駆動接読22とは、カセ
ットキャリア1の駆動部を形成している以外に、カセッ
トキャリア1を水平に保持する機能も兼ね備えているこ
とになる。
このために、右側シャーシ2や左側シャーシ3(第8図
)には、夫々2つの折線ガイド溝を設けるだけで充分で
あり、しかも、2つの折線ガイド溝2a、2bを垂直方
向にずらす必要はなく、右側シャーシ2や左側シャーシ
乙の機械的強度の許容範囲内において、折線ガイド溝2
a、2bを、上下方向に関して、近接して設けることが
できるものである。したがって、第9図において、一点
鎖線で示すように、カセットキャリア1を降下させてテ
ープ走行系機構38中の所定の位置に設定したときに、
下方に配置された折線ガイド溝2aの下端部を、カセッ
ト14の底面よりも上方に位置づけさせることができ、
右側シャーシ2や左側シャーシ3を上記所定位置に設定
されたカセットキャリア1よりも下方に突出する部分を
設ける必要がなく、右側シャーシ2や左側シャーシ3は
テープ走行系機構38のスペースを制約することがない
また、第9図に示すように、右駆動主腕21の支点、す
なわち、回動軸32はカセット14のカセット挿入口(
図示せず)に近い位置に設けておりす、マた、カセット
キャリア1の水平方向の移送路の下方かつ垂直方向の移
送路の前方(カセット挿入口側)には、テープ走行系機
構が設けられない余白のスペースであって、この余白の
スペースに前シャーシ28を設けて駆動モータ4や伝達
部材29を取りつけている(第8図)。
したがって、右側シャーシ2や左側シャーシ3には、右
駆動主腕21のような右側シャーシ2や左側シャーシ6
の面に垂直な方向のスペースを必要としない板状の駆動
部材が取りつけられるだけであって、ビデオテープレコ
ーダの横幅が大幅に削減されるし、また、駆動部と伝達
部材29との結合には、複雑な手段を必要としない。
なお、第9図において、支持シャツ)37S、37と折
線ガイド溝2a、2bやS字形ガイド溝21F1. 、
22Bとの摺動抵抗を減少させるために、支持シャフト
ろ6,37に、折線ガイド溝2 a、 2bS字形ガイ
ド溝21a 、 22aに緩やかに嵌合するカラーある
いはローラを回転自在に取りつけることが望ましい。
第10図は第9図の右駆動主腕21と右腕歯車24との
連結手段を示す平面図であって、17は位置決めボス、
21bは突起、24aは突起、24bは扇形溝、ろ9は
捩りコイルバネであり、第9図に対応した部分には同一
符号をつけている。
第10図において、右駆動主腕21の右腕歯車24に対
向した部分に突起21bが設けられ、右腕歯車24iC
設けられた扇形溝24bを通して右腕歯車24の右、駆
動主腕21側とは反対の面より突出している。また、右
腕歯車24にも突起24aが設けられ、回動軸32に取
りつけられた捩りコイルバネ39の一端が突起21bに
、他端が突起24aに掛けられている。
捩りコイルバネ39ケ、突起21bを介して右駆動主腕
21f:矢印E方向に付勢しており、この付勢力によっ
て突起211)は扇形溝′24bの一端に当接して右駆
動主腕21の右腕歯車24に対する矢印E方向の回動限
界が規定されている。勿論、右腕歯車24は、捩りコイ
ルバネ39により、矢印Eとは逆方向に付勢されるが、
後述するように、伝達部材29(第8図)によって矢印
Eとは逆方向の回動が規制されている。このために、カ
セットキャリア1がテープ走行系機構の所定の位置に設
定され、カセット14が位置決めボス17に当接する以
外は、捩りコイルバネ69の付勢力により、右駆動主腕
21と右腕歯車24とは一体に回動する。
カセットキャリア1がテープ走行系機構の所定の位置に
設定されてカセット14が位置決めボス17に当接する
と、右駆動主腕21はもはや矢印E方向へ回動すること
ができないが、伝達部材29からは、右腕歯車24にさ
らにほんのわずかな期間回転力が与えられ、このために
、捩りコイルバネ′59がさらに撓んでカセットキャリ
ア1の支持シャフト66に大きな押圧力Fを与え、カセ
ット14は位置決めボス17に大きな力で押えつけられ
て安定した位置決めがなされる。
駆動モータ4(第8図)は、カセット14が位置決めボ
ス17に当接した後に停止するようにし捩りコイルバネ
69は、駆動モータ4の停止時の急激な負荷の増大をも
防止していることになる。
なお、右駆動主腕21に設けたガイド溝21aや右駆動
接読22に設けたガイド溝22aをS字形としたのは、
カセット14を位置決めボス17に押圧したときの効率
を増加させ、かつ、垂直移送時の必要な駆動トルりをで
きるだけ小さくするように、回動角と分力との関係を配
慮したことによるものであり、カセット14が位置決め
ボス17に当接したときの支持シャフトろ6に加わる押
圧力Fが、支持シャフト36に垂直に加わる。
なお、左側ンヤーシ3(第8図)に設けられた左駆動主
腕と左腕歯車25 (i 8図)との間にも、同様の連
結手段が設けられていることはいうまでもない。
第11図は第8図の前シャーシ部分を示す平面図であっ
て1.駆動モータ4.伝達部材29の配置第4成を示し
ている。同図において、28a、、 28b28cは7
ヤフト受け、I40は圧入部材、41はウオーム、41
aはシャフト、42はストッパ、43はシャ7 ) 、
 44はウオームホイル、45は平歯車、46はシャフ
ト、47は平歯車、 48.49は傘歯車、 511は
捩りコイルバネ、51は平歯車、52は圧縮コイルバネ
、53はクラッチカム、54はビン、55uクラッチ歯
車、56はシャフト、57はアイドラ歯車58はシーソ
一部材、59はシャツ) 、 60は起動スイッチ、 
60aは突起、61はスライダ、62は搬出完了スイッ
チ、62aは突起であって、第8図に対応する部分には
同一符号をつけている。
さて、第11図において、先に第8図に述べたように、
カセットキャリア1の水平移動領域の下部かつ垂直移動
領域の前方(カセット挿入口(til+ )、すなわち
、テープ走行系機構シャー731の前方の余白部に前シ
ャーシ28が設けられ、この前シャーシ28に、1駆動
モータ4と、減速部材とクラッチ部材とからなる伝達部
月29が取りつけられている。前シーV−シ2Bの下i
は、テープ走行系桟構58(第9図)の下線を基準に設
定されており、駆動モーフ4や伝達部材29を取付ける
に必要な上下方向のスペースは充分大きくとれる。駆動
モータ4はスペースファクタを考慮して上下方向に対し
て傾斜して取りつけられ、その出力軸には圧入部材40
が圧入固定され、この圧入部材40;でウオーム41が
互いに滑り合わないように嵌合している。ウオーム41
のシャフト41aは、前シーV−シ28に設けられたシ
ャフト受け28aによって回転自在1(支持され、また
、Eリングなどからなるストッパ42がシャフト41a
に取りつけられていて、ウオーム41の駆動モータ4側
へのスラスト力が駆動モータ4に作用しないようにして
いる。
前シャーシ28にはシャフト46が設けられ、このシャ
フト46に回転自在に大径のウオームホイル44と小径
の平歯車45とが取りつけられている。
ウオームホイル44と平歯車45とは一体に回転しウオ
ームホイル44はウオーム41と噛合している。
前シャーシ2Bには、さらに、シャフト46が設けられ
、このシャフト46に、平歯車45 より大径の平歯車
47とこの平歯車47より小径の傘岨車48とが一体に
回転自在に取りつけられており、平歯車47は平歯車4
5と噛合している。
かかるウオーム41.ウオームホイル44.平歯車45
,47.傘歯車48が減速部材を構成しておりウオーム
41のセルクロック機能により、この減速部材は、駆動
モータ4が回転しない限り動作しない。
なお、ウオーム41.ウオームホイル44は回転方向変
換?行なうために設けられたものであって、同様の機能
を有するものであれば、ネジ歯車類などの他の手段でも
つ−C置換することができる。
次に、同期シャフト9には、回転自在に回動自在に傘歯
車49が設けられており、この傘歯車49は傘歯車48
に噛合している。捩りコイル/くネ50は、一端が傘歯
車49に固定され、他端が同期シャフト9に固定されて
おり、最期状態としては撓まされて同期シャフト9を、
矢印■の回動力向に付勢している。
傘歯車49は、長溝(図示せず)を有し、同期シャフト
9に沿うJIi司部49a’r治し、かかる胴部49a
に、固定されて平歯車51が、同期/ヤフト9の長手方
向に摺動可能にクラッチカム53が、また、摺動かつ回
転可能にクラッチ歯車55が設けられ、クラッチカム5
ろは圧縮パ坏52によって矢印ト1方向に付勢されてい
るとともに、クラッチ歯車55は、シーソ一部材58を
介し、図示しない引張りコイルバネによって矢印G方向
に付勢されている。
′また、前シャーシ28に設けられたシャフト受け28
b 、 28c間にシャフト56が回動自在に架設され
、このシャフト56に゛アイドラ歯車57が取りつけら
れている1、ア・イドラ歯車57は平歯車51とクラツ
′9−歯車55とに噛合しており、クラッチ歯車55は
平歯車51よりもピッチ円径が大きい。したがって、ク
ラッチ歯車55は平歯車51、丁なわぢ、傘歯車49よ
りも小さな回動角で回動する。
同期シャフト9にはピン54が植立しており、クラッチ
カム56.クラッチ歯車55には、夫々このピン54に
係合する切欠(図示せず)が設けられている。そこで、
クラッチカム53がピン54に係合すると、クラッチカ
ム53ヲ介して同期シャフト9が傘歯車に直結され、ま
た、クラッチ歯車55がピン54に係合すると、同期シ
ャフト9はクラッチ歯車55.アイドラ歯車57を介し
て傘歯車49に結合される。したがって、同期シャフト
9は、傘歯車49と前者の状態で結合すると、傘歯車4
9と同じ回動角で回動することができ、寸だ、後者の状
態で結合すると、傘歯車49よりも小さな回動角で回動
する。
シーソ一部材58はシャフト59に回動可能に支持され
、一方の端部はクラッチ歯車55の側面に当接し、他方
の端部は起動スイッチの突起60aに当接可能となって
いる。また、シーソ一部材58は、図示しない引張りコ
イルバネによって、クラッチ歯車55が矢印G方向に付
勢されるように、回動付勢されており、クラッチ歯車5
5が矢印H方向の変位限界位置にあるときは、起動スイ
ッチ60は、シーソ一部材5Bの端部によって突起60
aが押圧されて非作動状態にあり、駆動モータ4は停止
している。しかし、クラッチ歯車55が矢印G方向に変
位してピン54に係合すると突起60aが抑圧状態から
開放されて起動スイッチ60は作動し、駆動モータ4は
起動する。
捷た、前シャーシ28には、上方に付勢されたスライダ
61が設けられ、このスライダ61の下端部は、通常、
搬出完了スイッチ62の突起62aを押圧し、この搬出
完了スイッチ62を非作動状態に保持している。しかし
、カセット搬出時、駆動モータ4により、傘歯車49が
所定の回動角だけ回動し、第9図に示すように、カセッ
トキャリア1がテープ走行系機構6Bの所定の位置から
移動し、支持シャツ)36.37が夫々折線ガイド溝2
a、2bの水平部分溝の端部に達するだけ傘歯車49が
回動すると、スライダ61は付勢力に抗して下方に摺動
し、このために、突起/i2aは押圧状態から解放され
て搬出完了スイッチ62は作動し、駆動モータ4は停止
する。
なお、同期シャフト9け、シャフト受け28bに回転可
能に支持され、その端部に右腕歯車24(第9図、第1
0図)に噛合した右駆動歯車26が固定されている。同
様に、同期シャフト9の他方の端部も、図示しないシャ
フト受けで回転可能に支持され、左腕歯車25に噛合し
た左駆動歯車27が固定されている(第8図)。
第12図は第11図のクラッチ部材の構成を示す分解図
であって、9aはバネ掛け、9bは嵌め込み部、28d
はバネ掛け、 49a’は大胴部、 49a″は細胞部
、49bは長溝、49Cはバネ掛け、49dは突起、4
9eは歯部、 50a 、 5Dbは端部、51aは歯
部、51bは切欠、55aは切欠、55bは突起53c
は肉厚部、53dは肉薄部、53eは側面、55aは切
欠+ 57a + 57bは平歯車+ 58a + s
8bは穴部、 58c 、 58dは当接部、58eは
バネ掛け、58fは抑圧部、65.64は引張りコイル
バネ、65がガイド突起、66がストッパであり、第1
1図に対応する部分には同一符号をつけている。
第12図において、同期シャフト9は一方の端部がシャ
フト受け28bに回動可能に支持され、嵌め込み部9b
に右駆動歯車26が取りつけられている。
同期シャフト9には、大胴部49a′と細胞部49a“
からなる胴部を有す傘歯車49が回動可能に嵌め込まれ
、細胞部49a“の端部がシャフト受け28bの近傍に
あるように、傘歯車49が配置されるとともに、Eリン
グ々どのストッパ66により傘歯車49は同期シャフト
?上を摺動しないようにしている。
傘歯車490大胴部49a′と細胞部49 a”とには
、同期シャフト9に沿う長溝49bが設けられ、また、
大胴部498′の端部に歯部49eが設けられている。
大胴部49a′には、捩りコイルバネ50が取りつけら
れ、その一方の端部50aは傘歯車49の歯車部の側面
に設けられたバネ掛け49cに掛けられ、他方の端部5
0bは大側部49a′部分の長溝49bを通して同期シ
ャフト9の穴状のバネ掛け9aに固定されている。
細胞部49a″には、平歯車51.圧縮コイルバネ52
、クラッチカム55.クラッチ歯車55が設けられてい
る。平歯車51は、その内面に設けられた歯部51aが
大胴部49a′の歯部49eに噛合して傘歯車49に固
定される。クラッチカム55とクラッチ歯車55とは、
同期シャフト9に植立したピン54金鉱さんで配置され
、クラッチカム53は長溝49bに嵌合する突起55b
を有して傘歯車49と一体に回動し、また、同期シャフ
ト9に沿って摺動可能に取りつけられているとともに、
圧縮バネ52によってピン54側へ付勢されている。ク
ラッチカム56には、さらに、切欠56a、肉厚部55
c、肉薄部53d、側面56e1および、第13図(A
) 、 (B) 、 (C)で示すように、傾斜部53
fを有している。切欠F+5aはピン54に係合可能で
ある〇 一方、前シャーシ28(第11図)にはガイド突起65
が設けられ、切欠55aがビン54に係合したときに、
クラッチカム53の肉厚部53cに当接可能に配置され
ており、ガイド突起65が回転するクラッチカム53の
肉厚部53cに傾斜部53f側から当接すると、クラッ
チカム53は圧縮バネ52の付勢力に抗して摺動し、切
欠53aけビン54の係合から解除される。クラッチカ
ム53は、肉厚部53cがガイド突起65に当接してい
る最も平歯車51側の位置と、ピン54が切欠53aに
係合した最もクラッチ歯車55側の位置との6つの位置
をとり得るものである。
シーソ一部材5Bは、穴部58a、58bを通るシャフ
ト59(第11図)に回動可能に取りつけられている。
シーソ一部材58にはバネ掛け58eが設けられ、これ
と前シャーシ28(第11図)に設けられたバネ掛け2
8dとの間に引張りコイルバネ64が掛けられている。
この引張りコイルバネ64は、シーソ一部材58を、そ
の当接部58c 、 58dがクラッチ歯車55をピン
54側に押圧するように付勢している。
クラッチ歯車55は、傘歯車49の細胞部49a’に関
して摺動かつ回動可能であって、引張りコイルバネ64
の伺勢力により、その側面がピン55に当接していると
きには、シーソ一部材58の抑圧部58fが起動スイッ
チ60の突起60aを押圧し、起動スイッチ60は非作
動状態にある。しかし、クラツナ歯車55の切欠55a
がピン54に係合すると、クラッチ歯車55はさらにク
ラッチカム55側に移動し、このために、シーソ一部材
58の押圧部58fによる突起60aの押圧は解除され
、起動スイッチ60は作動状態となる。
なお、圧縮コイルバネ52がクラッチカム50ヲピン5
4の方向に付勢する付勢力は、引張りコイルバネ64が
クラッチ歯車55ヲビン54の方向に伺勢する付勢力よ
りも大きく設足されており、このために、クラッチカム
53とクラッチ歯車55とが当接すると、クラッチ歯車
55けクラッチカム55によって押される。
アイドラ歯車57は、平歯車51と噛合する平歯車57
aとクラッチ歯車55と噛合する平歯車57bとからな
り、平歯車57aのピッチ円径はクララ 、チ歯車55
のピッチ円径に等しく、平歯車571〕のピッチ円径は
平歯車51のピッチ円径に等しい。
また、傘歯車49の歯車部の側面に突起49dが設けら
れ、カセット搬出時に傘歯車49の回動によって突起4
9dがスライダ61ヲ押すと、スライダ61は引張りコ
イルバネ66の伺勢力に抗して下方に摺動し、搬出完了
スイッチ62の突起62aの抑圧状態を解除する。
次に、第14図ないし第19図を用いて第12図のクラ
ッチ部利の動作を説明する。なお、第14図ないし第1
9図において、(A) 、  (B)はクラッチカム5
5.ビン54.クラッチ歯車55間の関係を示す状態図
、(C)は右側シャーシに対するカセットキャリアの位
置関係を示す状態図であって、位1iiA、B、C,D
、Eは第14図ないし第19図について同一位置を表わ
す。
さて、第14図(C)に示すように、カセットキャリア
にカセット14が搭制されず、支持シャフト36が折線
ガイド溝2aの水平部分溝の端部(位置A)にあるとき
について、捷ず、説明するO この状態では、駆動モータ4は停止しており第12図に
おいて、傘歯車49け停止状態にロックされている。第
9図に示す右駆動主腕210回動角状態から、同期シャ
フト9のバネ掛け9aに固定された捩りコイルバネ50
の端部50bは、傘歯車49の大用部49a′の長溝4
9bの一方の壁面(第12図では、上方の壁面)に当接
しており、このために、循りコイルバネ50は若干撓ん
でいるが、同期シャフト9は回動しない0 また、クラッチカム56の切欠5!+a、+ ビン54
゜クラッチ歯車55の切欠578の位置関係は、切欠5
3aはピン54と同期シャフト9の長手方向に対向して
いるが、クラッチ歯車55の切欠55aは角度αだけづ
わ、ている。このために、クラッチ歯車55はその側面
でビン54に当接し、シーソ一部材50の抑圧部58f
は起動スイッチ60の突起60aを押圧している。カイ
ト突起65はクラッチカム53の肉厚部53Cに当接し
ており、このために、クラッチカム53は平歯車51側
に霊位されて切欠53a、!dビン54に係合していな
い。
次に、カセット14を押してカセットキーヤリアが移動
し、支持シャフト56が折線ガイドp 2 aを水平方
向に移動するとともに、第12図において、同期シャフ
ト9は矢印J方向に回i1+ l〜、これとともに、ビ
ン54も矢印J方向にji]J 勤し、また、捩りコイ
ルバネ50の端部50bは長溝49b内を回動して捩り
コイルバネ5oはさらに撓わむ。
そして、第15図(C)に示すように、カセット14の
背面がフロントパネル(図示せず)の面に達して、支持
シャフト36が位置Bに達すると、同期シャフト9は角
度、αだけ回」ノ1しており、第15図(B)に示すよ
うに、ピン54とクラッチ歯車55の切欠55aとが対
向する。そこで、引張りコイルバネ64の付勢力により
、第15図(A)に示すように、クラッチ歯車55はピ
ン54側に変位してピン54が切欠55aに係合する。
このために、シーソ一部材58はシャフト59に対して
回動し、押圧部58fが突起60aの押圧を解除し、起
動スイッチ60け作動し7て駆動モータ4(第11図)
は起動する。
すなわち、同期シャフト9は、ピン54.クラッチ歯車
55.アイドラ歯車57.平歯車51を介して傘歯車4
9に結合され、同時に、駆動モータ4が回転を開始する
なお、支持シャフトろ6が、第15図(C)に示すよう
な位置Bに達する前に、カセット14から指を離すと、
第12図の捩りコイルバネ50の撓みに伴なう付勢力に
より、支持シャフト56は位置Aに戻り、第14図(C
)の状態となってカセット14を手でつかむことができ
る。
駆動モータ4が回転し始めると、第12図において、先
に、第11図で説明した減速部材を介して傘歯車49が
回動し、これと同じl0IQ)J角速度でクラックカム
56も回動し、また、アイドラ歯車57で減速されてク
ラッチ歯車55も回動する。そして、クラッチ歯車55
に11:l:ピン54が係合しているから、クラッチ歯
車55と同じ回動角速度で同期シャフト9も回動し、支
持シャフト66Bg15図(C))は折線ガイド溝2a
に沿って水平方向に移動する。
なお、駆動モータ4の起動時では、第15図(B)に示
すように、同期シャフト9がピン54i介してクラッチ
歯床55に係合するから、もはや捩りコイルバネ50に
よる付勢力1は同期シャフト9には作用せず、このため
に、(収/動モータ4の起動直後カセット14から指を
は々しても、カセットキャリアにはバックラッシュは生
じない。
クラッチ歯車550回転とともに、支持シャフト56は
折線ガイド溝2aを水平方向に移動する。
クラッチカム53は、回動とともに肉厚部53cがガイ
ド突起65から解放され、圧縮コイルバネ52の付勢力
により、その側面53eがピン54に当接する。そして
、クラッチカム53はクラッチ歯車55よりも回動角速
度が大きいから、クラッチカム56の切欠53aとクラ
ッチ歯車55の切欠55aとの角間隔は次第にせばまっ
てくる。
そこで、第16図(C)に示すように、支持シャフト3
6が位置りに達すると、第16図(B)に示すように、
クラッチカム53の切欠53aとクラッチ歯車55の切
欠55aとが互いに対向し、クラッチカム53は圧縮コ
イルバネ52の付勢力によってクラッチ歯車55ヲ押し
、このために、第16図(A)に示すように、クラッチ
歯車55はピン54から解除され、切欠53aがピン5
4に係合する。この結果、同期シャフト9はクラッチカ
ム55を介して傘歯車49に結合し、傘歯車49と同一
回動角速度で回動する。
また、切欠53aがピン54に係合する以前、同期シャ
フト9に対して傘歯車49は大きい回動角速度で回動し
ているから、切欠53aがピン54に係合するまでに、
第14図(C)の状態から第15図(C)の状態へ移行
する過程で生じた捩りコイルバネ50の撓みは解放され
る。したがって、クラッチ歯車55の切欠55aの壁面
とピン54との摺動抵抗が最小になったときに、クラッ
チ歯車55はクラッチカム53によって押され、摺動損
失が最小となってピン54はクラッチカム5ろの切欠5
3aに円滑に係合する。
以後、同期シャフト9は、ピン54とクラッチカム5′
5を介して傘歯車49に結合し、細管バネを介在するこ
となしに、カセットキャリアは移送される。したがって
、カセットキャリアが水平方向から垂直方向へ方向転換
するときに、急激な負荷変動があっても、また、カセッ
トキャリアなどの自重に影響されることなく、カセット
キャリアの移動は円滑に行なわれる。
第17図(C)に示すように、カセットキャリアの支持
シャフト56が、折線ガイド溝2aの垂直部分溝の端部
に達すると駆動モータ4は停止する。ビン54はクラッ
チカム53の切欠53aに係合した状態にあり、寸た、
この切欠53aより、クラッチ歯車55の切欠55aは
角度βだけづれている(第17図(A) 、 (B) 
)。
この場合、第10図で説明したように、捩りコイルバネ
ろ9によって右駆動主腕21を矢印E方向に付勢し、支
持シャフト36に押圧力Fを加えてカセット14を位置
決めボス17に押圧するように同期シャフト9は、カセ
ット14が位置決めボス17に当接した瞬間よりも、さ
らに若干回動している。
なお、この状態では、第12図において、傘歯車49の
大用部49a′の長溝49bの壁面が、捩りコイルバネ
50の端部50bと当接することにより、同期シャフト
9に、右腕歯車24を矢印E方向に付勢する(第10図
)トルクを与えており、このために、このトルクを発生
させるだめの負担はクラッチカム56にはかからない。
次に、カセットの搬出動作について説明する。
第17図の状態において、図示しない搬出起動スイッチ
を操作すると、駆動モータ4(第11図)は逆方向に回
転する。このために、第12図において、傘歯車49は
矢印Jとは逆方向に回動し、クラッチカム55とビン5
4とが係合した状態が保持されたitで、同期シャフト
9も、矢印Jとは逆方向に、傘歯車49と同じ回動角速
度で回動する。これとともに、カセットキャリアの支持
シャフト36も折線ガイド溝2aの垂直部分溝。
水平部分溝に沿って移動するが、この場合も、同期シャ
フト9はビン54.クラッチカム55金介して傘歯車4
9に結合しているから、何らバネの作用を受けておらず
、カセットギヤリアの垂直方向から水平方向への移動方
向の転換時における負荷変動があっても、その影響を受
けることなく、カセットキャリアの移動は円滑に行なわ
れる0 カセット14の搬出開始時では、第17図(B)に示す
ように、クラッチカム56の切欠53aとクラック歯車
55の切欠55aとは、角度βだけづれていたが、傘歯
車49の回動とともに、とのづれは次第に小さくなり、
ついには、切欠53aが切欠55aを追い越してしまう
そして、第18図(C)に示すように、支持シャフト3
6が、カセット搬入時に駆動モータ4が起動開始する位
置Bとクラッチカム5!Iの切欠538とビン54に係
合する位置りとの間の位置Cに達すると、第18図(B
)に示すように、クラッチカム5!Iの切欠53aはク
ラッチ歯車55の切欠55aより角度rだけ先行し、こ
の時点から、ガイド突起65がクラッチカム56の傾斜
部56f(第16図)に当接し始める。このために、傘
歯車49がさらに回動し続けると、ガイド突起65は徐
々にクラッチカム56を平歯車51方向に変位させ、第
19図(C)に示すように、支持シャフト36が折線ガ
イド溝2aの水平部分溝の端部に当接する位置Aに達し
たとき、ガイド突起65はクラッチカム56の肉厚部5
5cに当接して切欠5釦をビン54から解除する。この
場合、クラッチ歯車55は、その切欠55aがクラッチ
カム53の切欠53aとは角度r以上ずれているから、
その側面がビン54に当接しているから、ビン54と係
合しない。
第19図(A) 、 (B)はこの状態を示すものであ
って、第14図(A) 、 (B)に示す状態に等しく
切欠55a 、 55aは角度αだけづれており、この
状態で、傘歯車49の歯車部の側面に設けた突起49d
はスライダ61を下方に摺動させ、したがって、搬出完
了スイッチ62が作動して駆動モータ4は停止する。
第191ffi(C)に示す状態になって、クラッチカ
ム56の切欠53aがビン54から保合解除するときに
は、第12図において、捩りコイルバネ50の撓み状態
は最小の状態にある(すなわち、先に説明したように、
第16図(B)の状態から捩りコイルバネ50は最小の
撓み状態に保持されている)から、摺動負荷が最小の状
態で切欠53aがビン54から離れる。
以上のように、クラッチ部材は、カセット搬入時のカセ
ットを手で押すときだけバネ(すなわち、捩りコイルバ
ネ50)の付勢力が作用し、これ以外のカセット搬入過
程および全カセット搬出過程では、バネの作用は全く生
じない。したがって、カセットキャリアの移動は円滑に
行なわれる。
また、駆動モータ4の起動時においては、同期シャフト
9が、ピン54.クラッチ歯車55.アイドラ歯車57
を介して傘歯車49、したがって、減速部材に結合され
るから、駆動モータ4の起動直後、カセット14から手
をはなしても、カセットキャリアには全くバックラッシ
ュは生ぜずカセットがカセットキャリアに正しく搭載さ
れると、もはや、カセットのカセットキャリアに対する
位置づれけ生じない。
さらに、クラッチカム5ろの切欠53a トピン54と
の係合、解除およびクラッチ歯車55の切欠55aとピ
ン54との係合、解除は、捩りコイルバネ50が最小の
撓み状態で行なわれるから、衝撃が生ずることなく円滑
に行なわれる。
さらに、捩りコイルバネ50は、カセットキャリアの垂
直方向移動特例等負荷を受けないし、また、駆動モータ
4の回転を伝達する部材から切り離されているから、カ
セット搬入時の駆動モータ4が起動するまでのカセット
キャリアを戻す方向に付勢するための手段としてのみ用
いることができ、このために、捩りコイルバネ50の弾
性を充分に小さくすることができて、カセット挿入時の
抑圧感触が大幅に改善される。
第20図はカセットの搬入完了検知手段を示す平面図で
あって、3bは折k /’jイド溝、66は左駆動径線
、67は連結板、68は支持シャフト、69は搬入完了
スイッチであり、第8図に対応する部分には同一符号を
つけている。
第20図において、カセットキャリア1(第8図)がテ
ープ走行系機構5B (第q図)の所定の位置に設定さ
れたことを検知する搬入完了スイッチ69が、左側シャ
ーシろに設けられた折線ガイド溝6bの垂直部分溝の端
部の一ト方に設けられ、左駆動径線66によって作動す
るように配置されている。
なお、折線ガイド溝31)は、第9図に示した右側シャ
ーシ2の折線ガイド窮2)1に対応し、左駆動径線66
、連結板67は同じく、夫々、右駆動接読22.連結板
23に対応し、さらに、支持シャフトは同じく支持シャ
フト57に対応フ−る。
支持シャフト68が折線ガイド溝6bの垂直部分溝に沿
って降下し、カセット14が位置決めボス17(第1n
図)に当接する直前に、左駆動径線66は搬入完了スイ
ッチ69を作動させる。搬入完了スイッチ69が作動し
ても一定時間駆動モータ4(第8図)は回転し1、この
時間経過すると、駆動モータ4は停止する。この間、カ
セット14は位置決めボスに当接し、さらに、駆動4τ
−タ4の回転により、第10図で説明したように、右腕
歯車24がさらに矢印E方向に回動し、捩りコイルバネ
ろ9の付勢力によって、カセット1Aを位置決d)ボス
17に押しつける。左側シャーシろ側の左腕歯車25(
第8図)についても同様であって、カセット14は、図
示しない他の位置決めボスにも押しつける。
なお、搬入完了スイッチ69の作動後、駆動モータ4の
停止時期を遅らせる手段としては、たとえば、コンデン
サを用いるなどの遅延回路でもって電気的に容易に構成
することができる。
ところで、第8図から明らかなように、伝達部材29は
同期シャフト9の右側シャーシ2寄りに設けられている
。したがって、同期シャフト9の捩れなど釦よって、右
側シャーシ2側の駆動部材よりも、左側シャーシ3の駆
動部材の方が動作が多少遅れる可能性がある。また、第
2θ図において、連結板67が介在するだけ、左駆動主
腕(図示せず)に対して左駆動径線66け動作が遅れる
ことになる。すなわち、右駆動主腕21右、駆動径#2
2(第819i’l ) 、左駆動主腕、左駆動径線6
6のうち、左駆動径線66が最も動作に信φcI性が低
い。
したがって、信頼性が最も低い左駆動径線66によって
搬入完了ス・rフチ69を作動させるようにすることに
より1左駆動従腕66がカセット装着完了位置に達すh
ば、右駆動主腕21.右枢動従腕22.左、駆動主腕は
完全にカセット装着完了位置に達していることになるか
ら、カゼットは正確に位置決めボス上に位置づけられる
ことになる○ もちろん、伝達部材29(第81列)が、左側シャーシ
3寄りに設けられる場合には、第9図の折線ガイド溝2
bの垂面部分溝の端部の下方に右属動接読22によって
作動するように、搬入完了スイッチが設けもれる1、 この実施例の搬入完了検知手段によると、搬入完了スイ
ッチは1個用いるだけで、確実にカセットの搬入を検知
することがで炒る1、右141シヤーシ2や左側シャー
シ乙の夫々の駆動主腕や駆動接読毎に搬入完了スイッチ
を設けることも考えられ、これによって確実なカセット
搬入完了の検知が可能であるが、これは、コストの点で
問題であるし2、控ノ(、その検知精度もこの実施例の
場合と格別差異はない。
また、カセット搬入完了検知手段として、傘歯車49(
第11図)の回動角を検知するようにするもの、右腕歯
車24あるいは左腕歯車25(第11図)のいずれか一
方の回動角を検知するようにするもの、駆動モータ4(
第11図)の駆動電流値を監視し、負荷トルクが増加し
たことを検知するようにしたものなどが考えられる。し
かしこれらの検知手段は、何らかのトラブルによりカセ
ットが降下しきれなかった場合にも、カセット搬入完了
と誤認することもある。たとえば傘歯車49や右腕歯車
24あるいは左腕歯車25の回動角を検知する手段を用
いると、これらの部材とカセットとの間に捩りコイルバ
ネ39が介在するから、何らかの原因でカセットが降下
しきれなくとも、捩りコイルバネ59が傘歯車49など
の回動を吸収して所定の回動角に回動してし1いカセッ
トが搬入完了したと誤認してし甘う。また、駆動モータ
4の駆動電流を監視するようにする場合には、何らかの
原因でカセットが降下しきれずに停止してしまうと、駆
動モータ4に過負荷が生じてカセットが搬入完了したも
のと誤認してし捷うことになる。
これに対し、この実施例におけるカセット搬入完了検知
手段は、カセットキャリアに植立17た支持シャフトに
連結し、信頼性が最も低い駆動径腕の回e角を検知する
ようにしたものであるから、カセットが実際に搬入完了
したことを直接検知することができ、この検知精度は、
カセット、駆動部材の構成上の精度や搬入完了スイッチ
の配置精度のみに依頼するだけであり、第14図におい
て、支持シャフト68が折線ガイド溝3bの垂直部分溝
の端部直前に達したときに搬入完了スイッチ69が作動
し、これから一定時開運れて駆動モータが停止するもの
であるから支持シャフト6Bが上記垂直部分溝の端部の
直前に達するまでは、カセットが搬入完了したことはみ
なさないし、搬入完了スイッチ69が作動すれば、駆動
モータの回転により、カセットは確実に搬入完了する。
搬入完了スイッチ69が作動する時点での支持シャフト
6Bの位置と上記垂直部分溝の端部との間の距離は、0
5〜1 mm程度に設定することができ、かかる距離設
定は、上記のカセット、駆動部材の機械的精度や搬入完
了スイッチの配置精度に依存するものであり、かかる精
度誤差を駆動モータの停止時間の遅延でもって吸収して
いるのである。この精度誤差の駆動モータの停止時間の
遅延による吸収は、第10図に示すように、右腕歯車2
4と右駆動主腕21とを捩りコイルバネろ9でも結合し
たことによって可能となるものである(右腕歯車と左駆
動主腕についても同様である)。
第21図は第8図のカセットキャリアを示す斜視図であ
って、70はカセットホルダ、703は連結板、70b
は右側壁部、 70cは左側壁部、70dはストッパ、
70eはバネ掛け、71はカセットフロア、71aはカ
セット支持板、71bは右側壁部71c 、 71dは
リール台挿入孔、71eは不正挿入防止用突起、71f
はバネ掛け、71g 、 71h、71iはフック、 
72.73はカセット上面押え、74は支持シャフト、
 75.76はシャフト、77は引張りコイルバネ、7
8はスライダ、78aはバネ掛け。
78bは傾斜部、78cは傾斜部、79はスライダ。
80は引張りコイルバネであり、36.37.68は第
9図や第20図に示した支持シャフトである。
第21図において、カセットキャリアは、カセットホル
ダ70.カセットフロア71およびカセットキャリア移
動阻止部材とからなる。
カセットホルダ70は、右側壁部70b、左側壁部70
cとこれらを連結する連結板70aからなる。
右側壁部70bには、支持シャツ)36,37.シャフ
ト75.76が植立し、また、後方(カセット挿入口か
らみて奥方)にバネ掛け70eが形成されている。左側
壁部70cも同様であって、支持シャツ)68.74が
植立している。連結板70aにはその両端部に夫々カセ
ット上面押え72.73が取りつけられている。
カセットフロア71ハ、カセット支持板71aとその両
側に一体に形成された右側壁部71bと左側壁部(図示
せず)とからなる。カセット支持板71aには、リール
台が入り込むリール台挿入孔7ic 、 71dと不正
な姿勢で挿入されるカセット(図示せず)を阻止する不
正挿入防止用突起71eが形成されている。右側壁部7
1bには、カセットホルダ70の右側壁部70bに植立
したシャフト75.76に当接可能なフック71g、7
1hと、ストッパ70dに当接可能なフック71iと、
バネ掛け71fとが形成されている。以上の構成は、図
示しない左側壁部についても同様である。
カセットホルダ70の右側壁部70bと左側壁部70c
とは、カセットフロア71の右側壁部/1b。
左側壁部(図示せず)間に挿入されており、カセットホ
ルダ70の右側壁部70bとカセットフロア71の右側
壁部71bに形成されたバネ掛け71fとの間に、引張
りコイルバネ77が掛けられている。カセットホルダ7
0の左側壁部7ocとカセットフロア71の図示しない
左側壁部との間にも、同様にして引張りコイルバネが掛
けられている。
したがって、カセットフロア71ハ引張りコイルバネ7
7および左側壁部70c側の上記引張りコイルバネによ
って釣り上げられており、このために、カセットフロア
71はカセットホルダ70に対して回動かつ揺動可能で
あるが、その範囲はシャフト乃、76とフック71g 
、 71hとによってその一方が制限され、ストッパ7
0dとフック71iとによってその他方が制限される。
、カセットキャリア移動阻止部材は、カセットホルダ7
0の右側壁部70bの後方部に、矢印K。
L方向に摺動可能なスライダ78からなる。このスライ
ダは、上端部に傾斜部78cとバネ掛け78aと傾斜部
78bとを有し、このバネ掛け78aと右側壁部70b
に形成されているバネ掛り70eとの間に引張りコイル
バネ80が掛けられて矢印に方向に付勢されている。
カセットキャリアにカセットが搭載されず、第9図に示
すように、支持シャツ)36.37が折線ガイド溝2a
、2bの水平部分溝の端部にあるときには、引張りコイ
ルバネ80の付勢力により、スライダ78の上端部がカ
セットホルダ70の連結板70aよりも上方に突出して
おり、また、このとき、スライダ78は、第8図におい
て、突出部2dよりもカセット挿入口側に配置され、そ
の上端部が突出部2dに当接するように持ち上げられて
いる。
カセットホルダ70の左側壁部70cの後方に設けたス
ライダ79も同様であって、カセットキャリアにカセッ
トが搭載されていない場合、スライダ79は、第8図の
突出部3dよりもカセット挿入口側に配置され、その上
端部が突出部3dに当接するように持ち上げられている
スライダ78.79は、カセットキャリアに正しい姿勢
で完全に搭載されると矢印り方向に降下し、スライダ7
8.79の上端部が、第8図の突出部2d、3dに当接
しなくなり、カセットキャリアは水平方向に移動可能と
なる。カセットキャリアにカセットが搭載されたとして
も、カセットの姿勢が不正な場合には、少なくとも、ス
ライダ78.79の一方が矢印り方向に降下することが
できず、したがって、カセットギヤリアは移動しない。
次に、第22図(A) 、  (B) 、  (C)を
用い、第21図のカセットキャリアの動作について説明
する。
ここでは、第21図の右側壁部70b、71b側がらみ
た動作であって、左側壁部7Dc側がらみだ動作も同様
である。
第22図(A)はカセットキャリアにカセットが搭載さ
れていない状態を示すものであって、2dは右側シーV
−72(第8図)の突出部、12はフロントパネル、+
2!Aidカセツト挿入ガイド、13はカセット挿入口
、14はカセッ)、14aは前方下縁部、19はドア、
20は回動軸、 71に、 7111 。
71mはフックであり、第21図に対応する部分には同
一符号をつけている。
この状態では、支持シャツ)36.37は、夫々第9図
に示すように、右側シャーシ2の折線ガイド溝2a12
1)の水平部分溝の端部にあり、カセットキャリアはカ
セット挿入口1ろに最も近い位置にある。
カセットキャリアのカセットフロア71(第21図)は
引張りコイルバネ77によってカセットボルダ70(第
21図)に釣り上げられているが、カセットホルダ70
の右側壁部71’lbにおける引張りコイルバネ77が
引掛けられた部分1は、右側壁部70bと連結板71]
aとが結合した部分近傍である。
カセットフロア71の右側壁部7ibに形成されている
パネルけ71fハ、カセットフロア71のカセット支持
板71FLに形成された不正挿入防止用突起71eより
も前方、すなわち、カセット挿入[113側にある。
カセット支持板71aは、引張りコイルバネ77シヤフ
ト75.76、および、フック71h、71kにより、
前方に角度θだけ傾斜して保持されている。
すなわち、引張りコイルバネ77は、連結板70aに取
りつけられたカセット上面押え72とカセット支持板7
1aとの間隔が、カセッH4の厚さよりも小さくなるよ
うに、カセットフロア71を釣り上げている。これに対
1.7で、シャフト75はフック71kに当接(7、カ
セット支持板711が持上るのを阻止し、ている。ンヤ
フト75がカセット支持板71aの持上りを阻止すると
、引張りコイルバネ77の付勢力により、カセット支持
板71aけ、シャフト75ヲ中心として反時計方向に回
動しようとするが、シャフト76がフック71hに当接
することにより、この回動が阻止される、このために、
カセット支持板71aは角度θだけ前方に傾斜する。こ
の傾斜角Oは、カセット支持板71aの先端部71、]
がカセット挿入ガイド12aの表面と同一平面上かある
いはこの表面よりも下方に位置するように設定される。
先に説明したように、スライダ78は、引張りコイルバ
ネによって上方に付勢され、その上端部が突出部2dに
当接可能に突出している。
次に、カセット14をカセット挿入口13から挿入し、
押していくと、ついには、カセット14の前方下縁部1
4aがカセット支持板71pに当接する。このカセット
14の前方下縁部14aがカセット支持板71aに最初
に当接する位置は、引張りコイルバネ77によってカセ
ット上面押え72とカセット支持板71aとの間隔がカ
セット14の高さよりも狭く、かつ、カセット支持板7
1aの先端N 71 Jがカセット挿入ガイド128と
同じ高さまたは下方に設定されているから、引張りコイ
ルバネ77が掛けられたバネ掛け71fよりも前方、す
なわち、カセット挿入口13側である。
さらに、カセット14f押すと、カセット14のカセッ
ト支持板71aに当接した部分はカセット支持板71a
を下方に押すことになる。この押圧力は、引張りコイル
バネ77の付勢力に抗してカセット支持板71aを下方
に移動させようとするが、シャフト76がフック71h
に当接することにより、カセット支持板71aは、全体
と17では下方に移動することができず、シャフト76
を中心として時計方向に回動する。この結果、第22図
(、B)に示すように、カセット支持板71aは水平の
状態になってくる。
さらに、カセット14が押されると、シャフト76を中
心としてカセット支持板71aが時計方向に回動してカ
セット上面押え72とカセット支持板7iaとの間隔が
拡がり、カセット14の先頭部がカセット上面押え72
とカセット支持板71aとの間に嵌り込む。
カセット14の前方下縁14aがバネ掛け71fを通り
過ぎると、カセット支持板71aはカセット14の前方
下縁14aを中心として時針方向に回動する1、 そして、カセット14の先頭部は、不正挿入防止用突起
71eの位fitにまで達するが、カセット14が正し
い向きで、かつ、正しい姿勢で挿入されていると、カセ
ット14の底部に設けられた溝(図示せず)に不正挿入
防止用突起71eが嵌り込み、カセット14はさらに円
滑に押し適寸れる。
さらに、カセット14は押し適寸れ、カセット14の前
方下縁14aがスライダ78の傾斜部78bに当接し、
スライダ78を引張りコイルバネ80付勢力に抗して下
方へ摺動させる。そして、カセット14の先端部がスト
ッパ71iに当接すると、カセット14はもはや進むこ
とができず、同時に、カセット支持板71aは水平にな
る。この状態を第22図(C)に示す。この状態では、
シャフト75はフック71g、71kから離れており、
また、シャフト76はフック71hから離〜れている。
カセット14はカセット支持板71aとカセット上面押
え72との間を押し拡げており、フック71iはストッ
パ70dに当接してカセット支持板71aの時開方向の
回動を阻止している。
このことにより、カセット14は、引張りコイルバネ7
7の付勢力が作用してカセット支持板71a 、!:カ
セット上面押え72とにより挾持され、また、スライダ
78は、その上端部が突出部2dに当接しないように、
下方に押圧されている。
したがって、カセット14を水平に保持した!!まカセ
ットキャリアは、折線ガイド溝2a、2b(第9図)に
沿って移動することができる。
このように、カセットキャリアが構成されることにより
、次のような効果が得られる。
捷ず、第1に、カセットキャリア、特に、カセット支持
板71aの機械的強度が増大することである。
第22図(A)に示すように、カセット14が搭載され
ないときには、カセット支持板71aは前方に傾斜して
おり、その先端部71jはカセット挿入ガイド12aと
同一平面またはその下方に位置する。このことは、カセ
ット支持板71aを一点鎖線で示すドア19の回動経路
を避けることができるものであり、その分力セット支持
板71aの幅を拡張することができる。
しだがって、第21図に示すように、カセット支持板7
1aには、完全に円形のリール台挿入孔71c 、 7
1dを設けることができる。換言すればリール台挿入孔
71c 、 71dの全周にわたってカセット支持板7
1aが閉じており、この結果、カセット支持板71aの
機械的強度が大きくなる。
このことから、カセット支持板71aの厚さを薄くする
ことができるし、また、撓みも非常に小さくなるから、
カセット支持板71aが撓むことによって不正挿入防止
用突起71eが働かなくなるというようなことは、回避
することができるO 第2に、カセットキャリアによるテープ走行系機構のス
ペースの制約が緩和されることである。
これは、引張りコイルバネ77の作用により、カセット
支持板71aがカセット14ヲ力セツト上面押え72に
押しつけるように構成したことによるものであって、カ
セット支持板71aは板状のものでよいし、また、引張
りコイルバネ77の付勢力によって、カセット上面押え
72はカセット14の上面に密着し、カセット支持板7
1aはカセット14の底面に密着している。
また、第26図に示すように、カセットキャリアがテー
プ走行系機構の所定の位置に設定されカセット14が位
置決めボス17.81に達している搬入完了時には、支
持シャツ)32.55.74.68(第21図)が、先
に説明したように、右駆動主腕21.右駆動接読22(
第9図)や左駆動主腕。
左駆動接読によって下方に押しつけられる。これらの押
圧力は、カセットホルダ70(第21図)からカセット
上面押え72.73(第21図)を介してカセット14
に加えられ、カセット14は位置決めボス17.81な
どに安定に圧着される。カセット14が位置決めボス1
7.81などに当接すると、カセットホルダ70は停止
し、上記駆動主腕や駆動接読による押しつけでもって、
カセットホルダ70はさらに下方へ移動することはない
しかも、カセットホルダ70は、右側壁部70b左側壁
部70cを有するが、これらの下辺部はカセット14の
底面より下方に突出することはない。
したがって、カセット14の底面より下方になるのは、
カセット支持板71aのみであり、しかも、カセット支
持板71aはカセット14の底面に密着しているから、
テープ走行系機構の上下方向のスペースは、充分に大き
くとれることになるO なお、カセット搬入完了時、スライダ78がカセット1
4の底面から下方に突出するが、これが占めるスペース
はわずかなものであって、テープ走行系機構の配置上格
別支障をきたすものではない。
また、先に述べたように、カセット支持板71aは機械
的強度が大きいから、その板厚全薄くすることもでき、
その分だけさらにテープ走行系機構のスペースを拡張す
ることができる。
第6に、カセットの不正挿入、誤挿入を?+?M実に検
知することができ、カセットを正しい姿勢でテープ走行
系機構に装着することができることである。
第22図(A)において、カセット支持板71aは前方
に傾斜しており、引張りコイルバネ77で釣り上げた部
分でのカセット支持板71aとカセット上面押え72と
の間隔はカセット14の高さよりも狭く、かつ、不正挿
入防止用突起71eは、引張りコイルバネ77が掛けら
れたバネ掛け71fよりも後方にある。
したがって、カセット14がカセット挿入口13から挿
入されると、必ず、カセット14の前方下縁14+1は
バネ掛け71fの前方でカセット支持板71aに当接す
る。このために、カセット14がさらに押され、その前
方下縁14aが不正挿入防止用突起71eの位置に達し
たときは、少なくともカセット14の前方下縁14aは
カセット支持板71aに当接している。
そこで、カセット14が正しい姿勢、正しい向きで挿入
されていれば、カセット14の底面に設けられた溝に不
正挿入防止用突起71eが確実に嵌り込むし、カセット
14が正しい姿勢、正しい向で挿入されてい々ければ、
カセット14の先頭部が不正挿入防止用突起71eに突
き当り、カセット14ヲカセツトキヤリア内でそれ以上
進めることができない。
また、カセット14を無理に押したとしても、スライダ
78は引張りコイルバネ80によって上方に付勢されて
いるので、スライダ78の上端部が突出部2dに当接し
、カセットキャリアは移動することができない。
さらに、カセット14fc無理に押した結果、カセット
14が不正挿入防止用突起71aを乗り上げてカセット
キャリアに搭載された場合でも、カセット14は傾くか
、あるいは、カセット支持板71aから浮き上がってし
まうから、スライダ7879の少なくとも一方は下方に
押圧されず、やはり、突出部2d、3d(第8図)によ
り、カセットキャリアは移動することができない。
このようにして、カセットキャリア1ハ、カセットが正
しい姿勢・、正しい向きで搭載されない限り移動するこ
とができず、テープ走行系機構へのカセットの不正な装
着は防止される。
なお、カセット支持板71aに初期撓みがない限り、不
正な向きで挿入されたカセットは、不正挿入防止用突起
71eとは、その根元から突き当たるので、カセット支
持板71aには、撓みが生ずるような力が生じない。こ
のことから、カセット支持板71aとしては、板厚が薄
く、剛性が小さくともより0 第41(、カセット支持板71aの先端部71jを変形
させることなしに、カセット14の挿入、排出を円滑に
行なうことができることである。
第22図(A)において、カセット14をカセット挿入
口16から挿入するときに1ri、、カセット支持板の
先端部71jはカセット挿入ガイド12aの表面と同一
平面あるいはその下方にあるから、カセット14はカセ
ット支持板71aに円滑に乗る。
また、カセット14を排出するときには、カセット14
がカセットキャリアに完全に搭載された状態でカセット
挿入口15の方向に運ばれてきており、カセット支持板
71aは水平状態に保たれている。したがって、力でッ
ト支持板71aの先端部71jはカセット挿入ガイド1
2aの表面よりも高く、カセット14はカセット挿入ガ
イド12aに突き当たることなく、円滑にカセット挿入
口13から排出される。
なお、カセット14の排出時には、ドア19は開いた状
態にあるが、この点については後述する。
このようにして、カセット支持板71aの先端部71j
には、第7図に示すような曲折部1nを設ける必要がな
く、シたがって、この点からもテープ走行系機構のスペ
ースに制約が加わらない0 ところで、カセットキャリアにスライダ78゜79を設
け(第21図)、右側シャーシ2と左側シャーン3とに
夫々突出部2d、3dを設け(第8図)、カセットの不
正装着を防止するようにしたにもかかわらず、カセット
を不正な姿勢。
不正な向きで非常に乱暴に挿入すると、その挿入動作の
勢いでもって、カセットが不正な状態でカセットキャリ
アに搭載されAから、カセットキャリアが急激に移動し
、スライダ78.79が下方に摺動して突出部2d、5
dを通過してしまうことがある。また、乱暴な起動操作
などのビデオテープレコーダ全体の揺れかもとで、起動
後にカセットキャリア上のカセットの姿勢が狂ってしま
うこともある。
第8図に示す連結板50は、このような姿勢に狂いがあ
るカセットを搭載したカセットキャリア1の移I+1を
阻止する機能を有する。
すなわち、第24図において、連結板ろ0け突出部2d
と同じ高さにある。そこで、スライダ78が上方に付勢
され、その上端部が突出部2dに当接すれば、連結板3
0にも当接可能である。また、支持シャツ)36.57
が折線ガイド溝2a。
2hの垂直部分溝に達したときには、スライダ7日は連
結板1の後方(紙面上右方)にあるよう((、連結[5
0は配置されている。っ寸り、スライダ78が、述結枦
30に当接する位置(78’)にあるときには、支持シ
ャフト36.3774折線ガイドi’# 2a + 2
 bの水平部分溝にある(56’ 、 37’ )。
したがって、カセットキャリア1にカセットが不正な状
態で搭載されたにもかかわらず、スライダ78.スライ
ダ79(第21図)とが突出部2d、突出部3d(第8
図)を通過すると、あるいけまた、正しい状態でカセッ
トがカセットキャリア1に搭載されたか、スライダ78
.79力突出部2d、3dを辿過後、何らかの原因でカ
セットの姿勢が狂ってしまったとすると、スライダ78
.79の少なくともいずれか一方は、カセットによる下
方への抑圧はなく、シたがって、上方に付勢されて上端
部が突出しており、これが連結板30に当接しても1は
や力術ットキャリア1は7[!動することができない、 /Cとえは゛、スライダ78が連結板60に当接する時
点では、カセットキャリア1は駆動モータ4(第8図)
の駆動力によって駆動される状態にあり、駆動モータ4
の起動後、一定時間経過しても、搬入完了スイッチ69
(第20図)によって搬入完了が検出されないときには
、トラブルが生じたとして搬出動作Kkするように、電
気回路が設けられている。搬出動作が開始すると、スラ
イダ78は突出部2dに当接し、傾斜部78cが押され
てスライダ78は降下し、突出部2dff:通過してカ
セットの排出位置までカセットギヤリア1は移動する。
このようにして、カセットキャリアは、カセットが正し
い姿勢、正しい向きで搭載されていないかぎり、折線ガ
イド溝2a、2bの垂直部分溝に沿って降下することが
々く、し、たがってカセットは常に正しい状態でテープ
走行系機構に装着される。
なお、スライダ78.79が連結板3oに当接し、カセ
ットキャリアの移動方向が搬入方向から搬出方向に転す
る位置は、クラッチ歯車55がらピン54がf’!4 
除し、クラッチカム5ろにビン54が係合する第16図
に示す位置よりも、カセットキャリア1が垂直降下位置
開始位置寄りであって、上記のように、連結板600作
用によってカセットを搬出する場合と、テープ走行系機
構に装着されたカセットを搬出する場合とは、クラッチ
部材は同じ状態にある。
また、連結板50に・代えて、右側シャーシ2゜左ll
l1i7′ヤー73に同等の機能を有する突出部を設け
てもよい。
第25図(A) 、  (E)は第22図(A−)に示
すドア19の開閉機構を示す平面図、側面図であって、
3aは折線ガイド溝、19aは駆動部、81は連結腕。
81aは平歯軍部、82は平歯車、 133v′r、ド
ア駆動腕85aは平歯車部、8ろl〕は円柱状突起、 
84.85゜86はシャフト、8ノは突出部であり、第
8図、第21図に対応する部分には同一符号をつQすて
いる。
第25図CA ) 、 (B)  において、左(11
,11シヤーシ6のカセットキャリア側には、シャフト
20の一端が固定され、その他端は右側シャーシ2(第
8図)に固定されている。シャフト20には、ドア19
が回動可能に取りつけられている。ドア19の左側シャ
ーシ3側には、ドア19の面よりも段差を有する駆動部
19aが形成されている。
さらに、左側シャーシ3には、カセットキャリア側にシ
ャフト84.85.86が設けられ、夫々に連結腕81
.平歯車82.ドア駆動腕8ろが回動可能に取りつけら
れている。連結腕81の一端には平歯車部81aが形成
されて平歯車82と噛合し、また、ドア駆動腕83にも
シャフト85に取りつけられた平歯車部83aが形成さ
れて平歯車82と噛合している。ドア駆動腕83の先端
には円柱状突起83bが形成されており、この円柱状突
起83bは、ドア19の駆動部19aに前方、すなわち
、カセット挿入口側から当接することができるように配
置されている。
一方、カセットキャリアのカセットホルダ70の左側壁
部70c(第21図)には、突出部87が設けられ、連
結腕81に当接している。
以上の構成のドア開閉機構は、右側シャーシ2(第8図
)にも設けられており、また、カセットホルダ70の右
側壁部70b(第21図)にも、突出部87に相凸する
突出部が設けられているが第21図では、かかる突出部
は省略している。
なお、ドア19は、図示しない捩りコイルバネによって
時計方向に回動付勢されているが、垂直に閉じた状態で
安定するように、図示しないストッパにより、時計方向
の回動限界が設定されている。
いま、カセットキャリアにカセットが搭載されず、支持
シャ7 )74.68が夫々折線ガイド溝3a、3bの
水平部分溝の端部にあるときにはカセットキャリアに植
立した突出部87は、シャフト84よりも前方、すなわ
ち、ドア19側にあって連結腕81に当接し、このため
に、連結腕81の平歯車部81aは持上げられて実線で
示す状態にある。また、ドア駆動腕83の円柱状突起8
3bは、実線で示す垂直に閉じたドア19の駆動部19
a当接し7がいよつな状態にある。
この状態において、カセット(図示せず)をカセット挿
入口16(第22図(A))から挿入すると、ドア19
はカセットの先頭部に押されてシャフト20を中心に反
時計方向に回動し、さらに、カセットが押し込まれると
、ドア19の先端がカセットの上面に乗った状態になる
カセットがカセットキャリアに完全に搭載され、先に説
明したように、カセットキャリアが折線ガイド溝3a、
3bに沿って水平方向に移動すると、突出部87も水平
方向に移動する。突出部87がシャフト84に対向する
位置を通り過ぎると、支持シャフト68は連結腕81の
下方に折曲する部分に当接し、このために、連結腕81
はシャフト84を中心に反時計方向に回動し、これとと
もに、平歯車84が時計方向に、また、ドア駆動腕86
が反時計方向に回動する。このドア駆動腕83の回動に
より、円柱状突程83bはドア19の駆動部19aに当
接し、連結腕81が一点鎖線の状態になると、カセット
の上面からドア19の先端部を離なして、一点鎖線で示
すように、ドア19を水平に開いた状態とする。
支持シャツ)74.68が折線ガイド溝3a、ろbの垂
直部分溝を摺動してカセットキャリアが垂直方向に降下
すると、連結腕81は、その折曲部も降下することによ
り、時計方向に回動し、したがって、ドア駆動腕83も
時計方向に回動し、ドア19は図示しない捩りコイルバ
ネの付勢力によって閉じる。
次に、カセットを搬出するときには、カセットキャリア
の上昇とともに、支持シャフト68は連結腕81の折曲
部を持ち上げて連結腕81を反時計方向に回動させ、こ
のために、ドア駆動腕83が反時計方向に回動して円柱
状突起83bがドア19を反時計方向に回動させる。
支持シャフト74.68が折線ガイド溝3a、3bを摺
動し始めると、連結腕81は一点鎖線で示す状態にあり
、ドア19も一点鎖線で示すように水平に開いた状態に
ある。
カセットキャリアが水平方向に搬出移動とともに、連結
腕81の支持シャフト6Bに当接する部分が移動し、こ
れとともに、連結腕81は時計方向に回動し始めてドア
駆動腕83も時計方向に回動し始める。このために、ド
ア19も時計方向に回動し始めるが、カセットの上面に
ドア19の先端部が乗ってドア19は閉じることができ
ない。
一方、突出部87は連結腕81のシャフト84よりも、
平歯車81a側に当接し、カセットキャリアの移動とと
もに連結腕81を時計方向に回動する、このために、ド
ア駆動腕8ろは時計方向に回動してカセットキャリアの
停止とともに、円柱状突起83bがドア19が垂直に閉
じても駆動部19aに当接しないような塗舊となってド
ア駆動腕83は停止する。そこで、カセットを引き抜く
と、ドア19は図示しない捩りコイルバネによって垂直
に閉じる。
以上のように、このドア開閉機構は、左側シャーシや右
側シャ゛−シの折線ガイド溝の余白部に設けているから
、ドア開閉機構のための格別のスペースを必要としない
また、このドア開閉機構は、カセットキャリアの移動に
直接依存し、他の機構からは独立しているものであるか
ら、伝達部月29(第8図)や駆動部材の配置等には何
ら制約を加えるものではない。
さらに、第25図(A)において、連結腕81の平歯車
部81aは、連結腕81が一点鎖線の状態になったとき
、折線ガイド溝6aをふさぐことになるが、カセットキ
ャリアの水平移動とともに、突出部87が連結腕81の
シャフト84に対して平歯車部81a側を持上げるので
、平歯車部81aが支持シャフト74の折線ガイド溝5
aの水平部分溝の摺動を妨げることはない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、カセットキャリ
アへのカセットの搭載状態の良否を確実に検出すること
ができ、かつ、該搭載状態が不良の場合には、該カセッ
トキャリアは移動が不可能となって該カセットの移送は
行なわれず、該カセットを常に正常な状態でテープ走行
系機構に装着することができるものであって、上記従来
技術にない優れた機能のカセット移送装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は従来のカセット移送装置の一例を
示し、第1図はカセットキャリア移送部を示す要部斜視
図、第2図はカセットキャリアの駆動部を示す斜視図、
第6図は第2図の駆動部の動作を示す説明図、第4Ji
ii代カセットキャリアの要部を示す斜視図、第5図は
カセツ1、トキャリアにカセットが搭載されたー状態を
示す説明図、第6図はカセットのテープ走行系機、構へ
の位置決め状態を示す説明図、第7図はカセット挿入口
のドアの動作を示す説明である。 第8図ないし第25図は本発明によるカセット移送装置
の一実施例を示し、第8図はカセット移送装置の全体を
示す斜視図、第9図は第8図の右側シャーシに取りつけ
られた駆動部材を示す平面図、第10図は第9図の右駆
動主腕と右腕歯車との連結手段を示す平面図、第11図
は第8図の前シャーシ部分を示す平面図、第12図は第
11図のクラッチ部材の構成を示す分解図、第13図(
A) 、 (B) 、 (C)は第12図のクラツナカ
ムを示す構成図、第14図ないし第19図は第12図の
クラッチ部材の動作を示す説明図、第20図はカセット
の搬入完了検知手段を示す平面図、第21図は第8図の
カセットキャリアを示す斜視図、第22図(A) 、 
(B) 、 (c)は第21図のカセットキャリアの動
作を示す説明図、第23図はカセットがテープ走行系機
構に位置決めされたときのカセットキャリアの状態を示
す説明図、第24図は第21図のカセットホルダの連結
板のカセットキャリア移動阻止機能を示す説明図、第2
5図CA’) 、 (B)は第22図(A)に示すドア
の開閉機構を示す平面図、側面図である。 1・・・カセットキャリア 2・・・右側シャーシ2a
、21)・・・折紳ガイド溝 2d・・・突出部3・・
・左側シャーシ 3d・・・突出部 50・・・連結部
材78.79・・・スライダ 78p、・・バネ掛け7
8b 、 78c・・・傾斜部 80・・・引張りバネ
あ  4  旧 第  ワ  Pコ 0 第 2 図 3A l+ t q 図 徳11  図 毘 12  図 一一ノ ー46( 第13  図 ン 遣 14国 第 11 +A)(B)(CI B  CD 第  16 圓 (AI     ’−”ゝ             
((−)BOD あ  1ワ 回 (AI     L13)             
 (c)鷺 13(¥1 (A)(巳)              (C)第 
20 図 第23  図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水平部分溝と垂直部分溝とからなる折線ガイド溝
    を有する右側シャーシおよび左側シャーシと、該折線ガ
    イド溝に嵌合する支持シャフトを介して該右側シャーシ
    および該左側シャーシ間で移動可能に支持されたカセッ
    トキャリアを具備したカセット移送装置において該カセ
    ットキャリアへのカセットの正常な状態での搭載によっ
    て作動し該カセットキャリア上に配置した第1の部材と
    、非作動状態の第1の部材に当接可能に配置され前記カ
    セットキャリアの移動を阻止する第2の部材とを設け、
    前記カセットが前記カセットキャリアに不正な状態で搭
    載されたときに、前記カセットキャリアが移動すること
    ができないように構成したことを特徴とするカセット移
    送装置。
  2. (2)  特許請求の範囲第(1)項において、前記第
    1の部材は、上端部のカセット挿入口側に傾斜部をかつ
    下端部にカセット当接部を有し上下方向に摺動可能なス
    ライダと該スライダを上方向に付勢する引張りバネから
    なり、該スライダは、前記カセットキャリアへの前記カ
    セットの正しい状態での搭載により、該引張りバネの付
    勢力に抗して前記第2の部材との当接可能な位置から当
    接不能な位置に移動することができるように構成したこ
    とを特徴とするカセット移送装置。
  3. (3)特許請求の範囲第(1)項または第(2)項にお
    いて、前記第2の部材は、前記右側シャーシおよび前記
    左側シャーシの夫々に一体に形成さし前記カセットキャ
    リア側に突出させる第1゜第2の突出部材からなること
    を特徴とするカセット移送装置。
  4. (4)特許請求の範囲第(1)項または第(2)項にお
    いて、前記第2の部材は、前記右側シャーシと前記左側
    シャーシとの夫々に一体に形成され前記カセットキャリ
    ア側に突出せる第1.第2の突出部材と、前記右側ンヤ
    ーシと前記左側/ヤーンとを連結する連結部材とからな
    ることを特徴とするカセット移送装置。
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