JPS5919291Y2 - ア−ク回転形しや断器 - Google Patents
ア−ク回転形しや断器Info
- Publication number
- JPS5919291Y2 JPS5919291Y2 JP8202779U JP8202779U JPS5919291Y2 JP S5919291 Y2 JPS5919291 Y2 JP S5919291Y2 JP 8202779 U JP8202779 U JP 8202779U JP 8202779 U JP8202779 U JP 8202779U JP S5919291 Y2 JPS5919291 Y2 JP S5919291Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- piston
- chamber
- movable contact
- lower space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Circuit Breakers (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本案はアーク回転形しゃ断器の改良に関する。
周知の如く、アーク回転形しゃ断器はしゃ断時アークを
絶縁消弧流体中で回転駆動せしめ狭隘な空間で消弧せし
めるものである。
絶縁消弧流体中で回転駆動せしめ狭隘な空間で消弧せし
めるものである。
而して、この構造は、例えば第1図に示す通りである。
即ち、固定接触子1の外側に磁気駆動コイル2を配設し
両者を電気的に接続している。
両者を電気的に接続している。
前記接触子1とコイル2の間には導電性材料で構成した
円筒状の短絡環3が配設されており、この環3の下端内
周には耐アーク性材料より成るアークランナー4が、又
、下端外周にはコイル支持用円板5がそれぞれ溶接等に
より固定されている。
円筒状の短絡環3が配設されており、この環3の下端内
周には耐アーク性材料より成るアークランナー4が、又
、下端外周にはコイル支持用円板5がそれぞれ溶接等に
より固定されている。
前記円板5若しくは短絡環3の先端は前記コイル2の他
端に電気的に接続されている。
端に電気的に接続されている。
更に前記コイル2の略々中央部には必要に応じ鉄心6が
配設され、これで磁界強化が計られている。
配設され、これで磁界強化が計られている。
そして、この鉄心6はアーク走行部に対向する部分が絶
縁カバー7で覆われ、鉄心6が中間電極となってアーク
ランナー4へのアークの移行を遅らせるのが防止せしめ
られている。
縁カバー7で覆われ、鉄心6が中間電極となってアーク
ランナー4へのアークの移行を遅らせるのが防止せしめ
られている。
前記固定接触子1に対応して可動接触子8が配設され、
これら全体がSF6ガス、圧縮空気等の絶縁消弧流体9
を充填した容器10中に収納されている。
これら全体がSF6ガス、圧縮空気等の絶縁消弧流体9
を充填した容器10中に収納されている。
上述の構成において、閉路状態では両液触子1゜8が接
触しているので、支障なく通電が行なわれる。
触しているので、支障なく通電が行なわれる。
しゃ断に際し、可動接触子8を固定接触子1から開離す
ると、この間にアークが発生し、やがてこれがアークラ
ンナー4と可動接触子8間にアーク11として移行する
。
ると、この間にアークが発生し、やがてこれがアークラ
ンナー4と可動接触子8間にアーク11として移行する
。
このため、磁気駆動コイル2が回路に挿入されて回路電
流が前記コイル2に流れ、これを中心として破線の如く
磁束12が発生する。
流が前記コイル2に流れ、これを中心として破線の如く
磁束12が発生する。
この磁束12の前記アーク11と直交する成分によりア
ーク11はアークランナー4と可動接触子8の間で回転
駆動せしめられる。
ーク11はアークランナー4と可動接触子8の間で回転
駆動せしめられる。
これにより、アーク11は絶縁消弧流体9のうばうエネ
ルギーがアーク11のそれを上まわるとアーク11は消
弧せしめられる。
ルギーがアーク11のそれを上まわるとアーク11は消
弧せしめられる。
上述の構成によれば大電流域におけるしゃ断性能は充分
これを満たすことができるが、小電流域においては、ア
ークの磁気駆動力が不足する。
これを満たすことができるが、小電流域においては、ア
ークの磁気駆動力が不足する。
加えて中小電流域においてはIEC規格にも見られる如
く、最近の要求は再起電圧条件が極めて過酷であり、こ
の様な領域では消弧性能が不足するといった欠点がある
。
く、最近の要求は再起電圧条件が極めて過酷であり、こ
の様な領域では消弧性能が不足するといった欠点がある
。
本案は上述の点に鑑み案出されたもので、隔壁によりし
ゃ新車と下部空間を仕切り開路動作によって前者から可
動接触子の中空部を介して後者に至る吸込み流体流を発
生させることにより小電流域におけるしゃ断性能を安定
化させ、全電流域にわったて充分な消弧能力を保有する
アーク回転形しゃ断器を提供することを目的とする。
ゃ新車と下部空間を仕切り開路動作によって前者から可
動接触子の中空部を介して後者に至る吸込み流体流を発
生させることにより小電流域におけるしゃ断性能を安定
化させ、全電流域にわったて充分な消弧能力を保有する
アーク回転形しゃ断器を提供することを目的とする。
以下、第2図に示す実施例に基づき本案を説明する。
同図において容器10には突状空間をもって構成された
ピストン室21を有する隔壁22が取付けられており、
容器10内をしゃ新車29と下部空間26に仕切ってい
る。
ピストン室21を有する隔壁22が取付けられており、
容器10内をしゃ新車29と下部空間26に仕切ってい
る。
隔壁21の頂部には可動接触子28の挿通する内孔が設
けられてい・る。
けられてい・る。
又前記可動接触子28には中空部23が設けられると共
に、外部に前記ピストン室21の壁面を略々摺動する吸
込み用のピストン24が取付けられており、このピスト
ン24はストローク途中、遅くとも全開離位置において
前記ピストン室21より脱出して隔壁22との間に開口
25を構成し下部空間26とピストン室21の連通を許
す。
に、外部に前記ピストン室21の壁面を略々摺動する吸
込み用のピストン24が取付けられており、このピスト
ン24はストローク途中、遅くとも全開離位置において
前記ピストン室21より脱出して隔壁22との間に開口
25を構成し下部空間26とピストン室21の連通を許
す。
前記可動接触子28には開口27が設けられていて、中
空部23の下端とピストン24の上面部分とを連通せし
めている。
空部23の下端とピストン24の上面部分とを連通せし
めている。
なお、29はしゃ新車で、その化第1図と同一符号は同
−若しくは相当部分を示す。
−若しくは相当部分を示す。
而して、上述の構成では、投入状態において可動接触子
28が固定接触子1に接し、ピストン24が上動し、ピ
ストン室21は狭小となっている。
28が固定接触子1に接し、ピストン24が上動し、ピ
ストン室21は狭小となっている。
しゃ断に際し、可動接触子28が下動を開始すると同時
にピストン24も連動してピストン室21の容積を拡げ
る。
にピストン24も連動してピストン室21の容積を拡げ
る。
すると鉄車21の圧力が減少するので中空部23、開口
27を経由してしゃ新車29の絶縁消弧流体9を吸込み
、可動接触子28の先端部に矢印Aの如き吸込み流体流
を生し、これがアーク11に吹付けられる。
27を経由してしゃ新車29の絶縁消弧流体9を吸込み
、可動接触子28の先端部に矢印Aの如き吸込み流体流
を生し、これがアーク11に吹付けられる。
この吹付けはアーク回転が期待できない中小電流域の消
弧力として極めて有効である。
弧力として極めて有効である。
吸込み用のピストン24、ピストン室21.中空部開口
27等がしゃ新車29のアーク発生部より離隔して下部
空間側に配置されているので、前記アーク発生部におけ
る流体密度の急速な低下を抑止でき消弧能力は低下しな
い。
27等がしゃ新車29のアーク発生部より離隔して下部
空間側に配置されているので、前記アーク発生部におけ
る流体密度の急速な低下を抑止でき消弧能力は低下しな
い。
そのうえ流体流Aは可動接触子28の中心軸方向に吸込
まれるのでアーク11がアーク回転磁界の最も効率的な
中心付近から離れる事がない。
まれるのでアーク11がアーク回転磁界の最も効率的な
中心付近から離れる事がない。
又、大電流域においてはアークエネルギーによりしゃ新
車29の絶縁消弧流体9は加熱昇圧される。
車29の絶縁消弧流体9は加熱昇圧される。
ところで、ピストン24はストローク途中、即ちある距
離以上ではピストン室21から脱出して隔壁22との間
に開口25を形成するので、しゃ新車29の前記昇圧さ
れた絶縁消弧流体9は中空部23、開口27.25を経
由して下部空間26に流出し可動接触子28の先端に強
い流体流を生じ、アーク11は回転駆動に加えて流体吹
付を受けしゃ断性能が一段と向上する。
離以上ではピストン室21から脱出して隔壁22との間
に開口25を形成するので、しゃ新車29の前記昇圧さ
れた絶縁消弧流体9は中空部23、開口27.25を経
由して下部空間26に流出し可動接触子28の先端に強
い流体流を生じ、アーク11は回転駆動に加えて流体吹
付を受けしゃ断性能が一段と向上する。
なお、可動側と固定側を逆転させ可動接触子28に磁気
駆動コイル2を設けた形のものにも同様に本案を適用で
きる。
駆動コイル2を設けた形のものにも同様に本案を適用で
きる。
以上の如く本案によるときは、吸込み流体流による吹付
けが行なわれるうえ、アーク発生部付近の流体密度が急
速に低くなることがないのでしゃ断能力低下のおそれは
なく、前記吸込み流体流は可動接触子の中心軸方向に向
うのでアークが磁界の強い中心付近から離れ去ることは
ない。
けが行なわれるうえ、アーク発生部付近の流体密度が急
速に低くなることがないのでしゃ断能力低下のおそれは
なく、前記吸込み流体流は可動接触子の中心軸方向に向
うのでアークが磁界の強い中心付近から離れ去ることは
ない。
従って小電流域におけるしゃ断能力を改善し安定化させ
ることができる。
ることができる。
小電流から大電流にわたって充分な消弧能力を有するア
ーク回転形しゃ断器を提供し得る。
ーク回転形しゃ断器を提供し得る。
又吸込み流体流発生のためのピストン室は隔壁の一部を
兼用しているので構成が簡単であり部品点数が少なく経
済的であるといった効果を奏する。
兼用しているので構成が簡単であり部品点数が少なく経
済的であるといった効果を奏する。
第1図は従来装置を、第2図は本案の1実施例を、それ
ぞれ示す縦断面図である。 1・・・・・・固定接触子、2・・・・・・磁気駆動コ
イル、9・・・・・・絶縁消弧流体、11・・・・・・
アーク、21・・・・・・ピストン室、22・・・・・
・しゃ新車、24・・・・・・ピストン。
ぞれ示す縦断面図である。 1・・・・・・固定接触子、2・・・・・・磁気駆動コ
イル、9・・・・・・絶縁消弧流体、11・・・・・・
アーク、21・・・・・・ピストン室、22・・・・・
・しゃ新車、24・・・・・・ピストン。
Claims (1)
- 絶縁消弧流体を充填した容器内を隔壁をもってしゃ断室
と下部空間とに仕切ると共に下部空間にピストン室を形
成し、前記しゃ断室にはしゃ断に際し磁気駆動コイルを
回路に挿入しアークを絶縁消弧流体中で回転駆動せしめ
る機構を収納して戊り、前記機構の一部を構成する可動
接触子が前記隔壁を貫通摺動しており、この可動接触子
には前記消弧室に連通した中空部を形成すると共に開路
ストロークの途中から前記ピストン室より下部空間に脱
出するピストンを設けて戊る事を特徴とするアーク回転
形しゃ断器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202779U JPS5919291Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | ア−ク回転形しや断器 |
EP80400845A EP0021951A1 (fr) | 1979-06-14 | 1980-06-11 | Interrupteur à autosoufflage par aspiration |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202779U JPS5919291Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | ア−ク回転形しや断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5634U JPS5634U (ja) | 1981-01-06 |
JPS5919291Y2 true JPS5919291Y2 (ja) | 1984-06-04 |
Family
ID=29315273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8202779U Expired JPS5919291Y2 (ja) | 1979-06-14 | 1979-06-14 | ア−ク回転形しや断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919291Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0645651Y2 (ja) * | 1988-09-20 | 1994-11-24 | いすゞ自動車株式会社 | 排気ガス還流バルブ |
-
1979
- 1979-06-14 JP JP8202779U patent/JPS5919291Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5634U (ja) | 1981-01-06 |
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